JP2015031988A - 非接触情報表示媒体 - Google Patents

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Daisuke Arizono
大輔 有薗
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Abstract

【課題】非接触通信が可能であるとともに情報を表示する非接触情報表示媒体において、非接触通信のみを行う場合に非接触通信のためだけの電力を得るだけで済み、かつ、非接触通信と表示制御とを同時に行う場合に、非接触通信と表示制御とで必要となる電力をそれぞれ確実に得る。
【解決手段】非接触通信を行う処理部24を駆動させるための電力を、送受信部10aにて取得された交流電流から生成し、情報の表示を行う表示制御部40及び制御部50を駆動させるための電力を、送信部10aとは別個の送受信部10bにて取得された交流電流から生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、非接触通信が可能であるとともに情報を表示する非接触情報表示媒体に関し、特に、情報を表示するために必要となる電力による非接触通信における弊害を回避する技術に関する。
近年、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。このような情報管理や決済等に用いられるカードは、ICチップが内蔵されたICカードや、磁気により情報が書き込まれた磁気カード等があり、専用の装置を用いて情報の書き込みや読み出しが行われる。
さらに、ICカードにおいては、情報の書き込みや読み出しを専用の装置に接触させることにより行う接触型ICカードと、専用の装置に近接させるだけで情報の書き込みや読み出しを行うことができる非接触型ICカードとがある。これらのICカードは、磁気カードと比較してセキュリティ性が高いとともに書き込み可能な情報量が多く、また、1枚のカードを多目的に使用できるため、市場における普及度は増加の一途を辿っている。また、その中でも、非接触型ICカードにおいては、情報の書き込みや読み出しを行う際、カードを取り出して専用の装置に挿入する必要がなく取り扱いに便利なため、そのカード及び該カードに書き込まれた情報を読み取るための装置の急速な普及が進みつつある。
非接触型ICカードとしては、電磁誘導方式や電波方式によってリーダ/ライタから電力を取得して非接触通信を行うものがあり、リーダ/ライタから送信された搬送波に乗せられた電力によって起動し、搬送波に乗せられた情報を受信して処理を行う。この際、搬送波に乗せられた電力を、整流回路及び定電圧制御回路等を介して安定した直流電源に変換し、この直流電源を用いて、搬送波に乗せられた情報を受信して変復調回路にて復調したり、変復調回路にて変調した情報を搬送波に乗せて送信したりする処理を行う。なお、通信距離は一般的に、電磁誘導方式が数十cm、電波方式は数mであるが、電波方式は電磁誘導方式に比べて得られる電力は極めて微弱である。
近年、このような非接触型ICカードに情報表示機能を付加した非接触情報表示媒体が考えられている。非接触型ICカードに情報表示機能を付加した非接触情報表示媒体は、情報を受信して処理するための電力の他に、情報を表示するための電力が必要となる。
そこで、表示機能付きのICカードにおいて、電源を内蔵し、情報を表示するための電力をこの電源から得るものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。このICカードでは、アンテナを介して受信した搬送波から通信用の電力を取り出す一方、表示用の電力を、内蔵した電源から得ることにより、情報を受信して処理するための電力の他に、情報を表示するための電力を得ることができる。ところが、電源を内蔵した場合、電源の寿命を考慮する必要が生じてしまう。
また、表示情報を無線で受信する表示装置において、2つのアンテナを設け、一方のアンテナにて表示情報を無線で受信するとともに、他方のアンテナにて電力を受け、この電力によって、一方のアンテナにて受信した表示情報を、復調処理や復号化処理を行うことによって復元するとともに、復元された表示情報に基づいて表示を行う構成が考えられている(例えば、特許文献2参照)。
また、非接触通信用の第1のアンテナと、この第1のアンテナにて受信した情報に基づく表示を行うLCD等の表示装置を駆動させる電力を得るための第2のアンテナとを設け、第1のアンテナにて得た電力によってICチップを駆動させ、このICチップにおいて、第1のアンテナにて受信した情報に基づいて、第2のアンテナにて得た電力によって駆動した表示装置の制御を行う構成が考えられている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献2,3に記載のような構成とすることにより、電源の寿命を考慮する必要がなく、情報を受信して処理するための電力の他に、情報を表示するための電力を得ることができる。
特開2012−118831号公報 特開2013−20059号公報 特許第4854914号公報
しかしながら、特許文献2に記載されたものにおいては、表示情報を受信するアンテナとは別のアンテナにて、受信した表示情報の復調処理や復号化処理を行うための電力と、復調処理や復号化処理によって復元された表示情報に基づいて表示を行うための電力とを得ているため、表示情報に基づいた表示を行わずに、表示情報の復調処理や復号化処理を行うだけの場合であっても、表示情報に基づいた表示を行うために十分な電力を得ることになる。ここで、一般的には、情報を受信してその復調処理や復号化処理を行うための電力よりも、情報を表示するための電力の方が多大である。そのため、表示情報に基づいた表示を行わずに、表示情報の復調処理や復号化処理を行うだけの場合であっても、多大な電力を送信側から送信しなければならないという問題点がある。また、1つのアンテナにて得られた電力によって、受信した表示情報の復調処理や復号化処理を行うとともに、復調処理や復号化処理によって復元された表示情報に基づいて表示を行うことになるため、情報を受信してその復調処理や復号化処理を行うための電力と、情報を表示するための電力とのどちらか一方が多大なものである場合、多大な電力を必要とする方に全ての電力がとられてしまい、なおかつ、その全ての電力が、多大な電力を必要とする方にて必要となる電力に満たないと、情報を受信して処理することも情報を表示することもできなくなってしまうことになる。一般的には、上述したように、情報を受信してその復調処理や復号化処理を行うための電力よりも、情報を表示するための電力の方が多大であるため、得られた電力の全てが、情報を表示するための電力として用いられてしまい、情報を受信して処理することができなくなってしまう場合がある。上述した情報を表示するもののように、消費電力が比較的大きな部品を搭載した場合、その部品に電力がとられてしまい、非接触通信における信頼性及び安定性が低下してしまうことになる。
また、特許文献3に記載されたものにおいては、第1のアンテナにて得た電力によってICチップを駆動させ、このICチップにおいて、第1のアンテナを介して非接触通信を行うとともに、第1のアンテナにて受信した情報に基づいて表示制御を行うため、第1のアンテナにて得た電力が、非接触通信と表示制御とのうちいずれかに多く使われた場合、上記同様に、多大な電力を必要とする方に全ての電力がとられてしまい、なおかつ、その全ての電力が、多大な電力を必要とする方にて必要となる電力に満たないと、情報を受信して処理することも情報を表示することもできなくなってしまう虞れがある。得られた電力の全てが、表示制御の電力として用いられた場合、非接触通信を行うことができなくなってしまう場合があり、非接触通信における信頼性及び安定性が低下してしまうことになる。また、非接触通信と表示制御とを同時に行う場合に、非接触通信と表示制御とのそれぞれに電力が分散してしまい、これら非接触通信と表示制御にて必要となる電力を供給できなくなる虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、非接触通信が可能であるとともに情報を表示する非接触情報表示媒体において、非接触通信のみを行う場合に非接触通信のためだけの電力を得るだけで済み、かつ、非接触通信と表示制御とを同時に行う場合に、非接触通信と表示制御とで必要となる電力をそれぞれ確実に得ることができる非接触情報表示媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
第1の周波数を具備する搬送波による交流電流を非接触状態にて取得して非接触通信を行うための第1の通信手段と、
前記第1の周波数とは異なる第2の周波数を具備する搬送波による交流電流を非接触状態にて取得する第2の通信手段と、
前記非接触通信によって受信された情報を表示する表示手段と、
前記表示手段における表示を制御する表示制御手段と、
前記第1の通信手段にて取得された交流電流から、前記非接触通信によって受信された情報について所定の処理を行うための電力を生成し、該電力を用いて前記処理を行う通信情報処理手段と、
前記第2の通信手段にて取得された交流電流から、前記表示制御手段及び前記表示手段を駆動させるための電力を生成する電源生成手段とを有し、
前記表示制御手段は、前記電源生成手段にて生成された電力によって駆動し、前記通信情報処理手段にて前記処理が行われた情報を前記表示手段に表示させる。
上記のように構成された本発明においては、リーダ/ライタ等の外部装置から送信された第1の周波数を具備する搬送波には、非接触通信のための情報と、この情報について非接触情報表示媒体が所定の処理を行うための電力とが乗せられている。第1の通信手段においてこの搬送波が受信されることにより、非接触状態にて交流電流が取得されて非接触通信が行われる。第1の通信手段にて交流電流が取得されると、通信情報処理手段において、第1の通信手段にて取得された交流電流から、非接触通信によって受信された情報について所定の処理を行うための電力が生成され、非接触通信によって受信された情報について、生成した電力を用いて所定の処理が行われる。また、リーダ/ライタ等の外部装置から送信された第2の周波数を具備する搬送波には、非接触情報表示媒体が所定の処理を行った情報を表示するための電力が乗せられている。第2の通信手段においてこの搬送波が受信されることによって交流電流が取得されると、電源生成手段において、第2の通信手段にて取得された交流電流から表示制御手段及び表示手段を駆動させるための電力が生成される。そして、電源生成手段にて生成された電源によって表示制御手段及び表示手段が駆動し、表示制御手段の制御によって、通信情報処理手段にて所定の処理が行われた情報が表示手段に表示される。
このように、第1の通信手段にて取得された交流電流から、非接触通信によって受信された情報について所定の処理を行うための電力が生成され、また、第2の通信手段にて取得された交流電流から、非接触情報表示媒体が所定の処理を行った情報を表示する表示手段とこの表示手段における表示を制御する表示制御手段とを駆動させるための電力が生成されるので、情報を表示せずに非接触通信のみを行う場合は、第1の通信手段にて交流電流を取得するだけで済み、情報を表示する表示手段とこの表示手段における表示を制御する表示制御手段とを駆動させる電力を生成するための交流電流を第2の通信手段にて取得する必要がない。また、非接触通信によって受信された情報について所定の処理を行う電力を生成するための交流電流と、情報を表示する電力を生成するための交流電流とが、別個の通信手段にて取得され、これら別個の通信手段にて取得された交流電流から、非接触通信によって受信された情報について所定の処理を行う電力と、情報を表示する電力とが別個に生成されるので、非接触通信と表示制御とを同時に行う場合に、非接触通信と表示制御とで必要となる電力をそれぞれ確実に得ることができる。
本発明によれば、非接触通信によって受信された情報について所定の処理を行う電力を生成するための交流電流と、情報を表示する電力を生成するための交流電流とが、別個の通信手段にて取得され、これら別個の通信手段にて取得された交流電流から、非接触通信によって受信された情報について所定の処理を行う電力と、情報を表示する電力とが別個に生成される構成としたため、非接触通信のみを行う場合に非接触通信のためだけの電力を得るだけで済み、かつ、非接触通信と表示制御とを同時に行う場合に、非接触通信と表示制御とで必要となる電力をそれぞれ確実に得ることができる。
本発明の非接触情報表示媒体の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は内部構造を示す図である。 図1に示したICカードの機能ブロック図である。 図1及び図2に示したICカードが非接触通信を行う状態を示す図である。 図3に示した状態における図1及び図2に示したICカードの動作を説明するためのシーケンス図である。 図1及び図2に示したICカードにて表示部に表示される情報の更新時の動作を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の非接触情報表示媒体の実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は内部構造を示す図である。
本形態は図1に示すように、情報が表示される情報表示領域2を有するICカード1である。ICカード1は、ベース基材上に2つのアンテナ3a,3bが形成され、ICチップ4がアンテナ3aに接続されて搭載されている。また、アンテナ3bには、表示電源部6が接続されており、表示電源部6にはCPU8を介して表示ドライバ7が接続され、この表示ドライバ7によって、情報表示領域2にて情報を表示するための情報表示部5が駆動する。
アンテナ3aは、ベース基材上に2つの帯状の導体が直線状に並んで形成されたダイポールアンテナであって、外部に設けられたリーダ/ライタから送信された、第1の周波数となる極超短波(UHF)帯の交流からなる搬送波を受信することによって交流電流を取得し、この搬送波に乗せられた電力によって電流が流れ、この電流がICチップ4に供給される。
アンテナ3bは、ベース基材上にコイル状に形成されており、外部に設けられたリーダ/ライタから送信された第2の周波数となる13.56MHz帯の交流からなる搬送波を受信することによって交流電流を取得し、この搬送波に乗せられた電力によって電流が流れ、この電流が表示電源部6に供給される。
なお、アンテナ3a,3bとしては、上記のようなものに限定されず、互いに異なる周波数を具備する搬送波による交流電流を取得するものであればよい。
ICチップ4は、アンテナ3aを介してリーダ/ライタとの間にて非接触通信が可能なものであって、非接触通信によって情報の書き込みや読み出しが行われる。
情報表示部5は、情報表示領域2における表示パターン“00”〜“199”に応じたセグメント形状の表示電極と透明導電膜基板との間に、これら表示電極と透明導電膜基板との電位差によって表示色が変化する情報表示層が挟み込まれて構成されている。透明導電膜基板としては、例えば、ガラスや透明フィルム等からなる透明基板の一方の面にITOが形成されたものが考えられる。また、情報表示層としては、例えば、電気泳動タイプや電子粉粒タイプ、エレクトロクロミック等が挙げられる。
表示電源部6は、アンテナ3bから供給された電流を用いて表示ドライバ7及び情報表示部5を駆動するための電力を生成する。
CPU8は、表示電源部6にて生成された電力によって駆動し、ICチップ4にて処理された情報を情報表示部5に表示させるために表示ドライバ7を制御する。
表示ドライバ7は、表示電源部6にて生成された電力によって駆動し、CPU8の制御によって、情報表示部5に電圧を供給する。
図2は、図1に示したICカード1の機能ブロック図である。
図1に示したICカード1は、その機能として、第1の通信手段となる送受信部10aと、第2の通信手段となる送受信部10bと、通信情報処理部20と、電源生成部30と、表示制御部40と、表示部50とを有している。
送受信部10aは、図1に示したアンテナ3aを構成するものである。送受信部10aは、リーダ/ライタから送信された交流からなる搬送波を受信することにより、非接触状態にて交流電流を取得し、搬送波に乗せられた情報を受信したり、情報を搬送波に乗せて送信したりして非接触通信を行う。
送受信部10bは、図1に示したアンテナ3bを構成するものである。送受信部10bは、リーダ/ライタから送信された交流からなる搬送波を受信することにより、非接触状態にて交流電流を取得する。
通信情報処理部20は、図1に示したICチップ4を構成するものであって、変復調回路21と、整流回路22と、定電圧制御回路23と、処理部24と、記憶部25とを有している。
変復調回路21は、送受信部10aにて受信された搬送波に情報が乗っている場合は、その情報を取り出し、処理部24にて処理可能なデジタル値に復調する。また、処理部24にて処理されたデジタル値による情報を、送受信部10aにおいて搬送波に乗せて送信可能なアナログ値に変調する。
整流回路22は、送受信部10aにて取得された交流電流から、処理部24にて所定の処理を行うために必要となる電力に応じた電流を取り出し、この電流を直流電流に変換する。
定電圧制御回路23は、整流回路22にて直流に変換された電流から安定した電圧を有する電源を生成し、それにより、処理部24にて所定の処理を行うために必要となる電力を生成する。
処理部24は、定電圧制御回路23にて生成された電力によって、変復調回路21にて復調された情報について所定の処理を行う。例えば、変復調回路21にて復調された情報を記憶部25に記憶したり、記憶部25に記憶された情報を表示制御部40とやりとりしたりするための処理を行う。また、記憶部25に記憶された情報を変復調回路21に出力し、リーダ/ライタに対して送信するための処理を行う。これらの処理は、処理部24に記憶されたプログラムに従って行われたり、リーダ/ライタからのコマンドに従って行われたりする。
記憶部25は、処理部24にて処理された情報を記憶する。
電源生成部30は、図1に示した表示電源部6を構成するものであって、整流回路31と、定電圧制御回路32とを有している。
整流回路31は、送受信部10bにて取得された交流電流から、表示制御部40及び表示部50を駆動させるために必要となる電力に応じた電流を取り出し、この電力を直流電流に変換する。
定電圧制御回路32は、整流回路31にて直流に変換された電流から安定した電圧を有する電源を生成し、それにより、表示制御部40及び表示部50を駆動させるために必要となる電力を生成する。
表示制御部40は、図1に示した表示ドライバ7及びCPU8を構成するものであって、電源生成部30にて生成された電力によって駆動し、処理部24にて処理された情報を表示部50に表示させる。
表示部50は、図1に示した情報表示部5を構成するものであって、表示制御部40の制御によって情報を表示する。
以下に、上記のように構成されたICカード1の動作について説明する。
図3は、図1及び図2に示したICカード1が非接触通信を行う状態を示す図である。図4は、図3に示した状態における図1及び図2に示したICカード1の動作を説明するためのシーケンス図である。なお、以下の説明においては、図1及び図2のうち図2に示した構成要素を用いてICカード1の動作を説明する。
図1及び図2に示したICカード1は、図3に示すように、外部に設けられたリーダ/ライタ70a,70bとの間にて搬送波を送受信することによって非接触通信を行う。
リーダ/ライタ70a,70bはそれぞれ、制御部71a,71bと送受信部72a,72bとを有している。
ICカード1に表示すべき表示情報は、リーダ/ライタ70aの制御部71aに含まれる変復調回路においてアナログの無線信号に変換され(ステップ1)、この無線信号が乗せられた搬送波が送受信部72aを介して送信される(ステップ2)。
ICカード1がリーダ/ライタ70aに近接することにより、リーダ/ライタ70aの送受信部72aから送信された搬送波が送受信部10aにて受信されると、送受信部10aにおいて、受信した搬送波による交流電流が取得される(ステップ3)。リーダ/ライタ70aから送信された搬送波には、ICカード1の通信情報処理部20が動作するための電力が乗せられており、リーダ/ライタ70aの制御部71aは、搬送波に乗せる電力や情報を制御している。また、制御部71aは、情報の送信タイミングやICカード1から受信した情報に応じた処理を行う。
すると、通信情報処理部20の整流回路22において、送受信部10aにて取得された交流電流から、処理部24にて所定の処理を行うために必要となる電力に応じた電流が取り出され、この電流が直流電流に変換される。
次に、定電圧制御回路23において、整流回路22にて直流に変換された電流から安定した電圧を有する電源が生成され、それにより、処理部24にて所定の処理を行うために必要となる電力が生成され(ステップ4)、この電力によって処理部24が起動する(ステップ5)。
また、変復調回路21において、送受信部10aにて受信された搬送波に乗せられた情報が取り出され、処理部24にて処理可能なデジタル値に復調され、デジタル値に復調された情報が処理部24に送られる。
処理部24は、定電圧制御回路23にて生成された電源によって駆動しており、変復調回路21にて復調された情報が取得されると(ステップ6)、取得された情報について所定の処理が行われる。例えば、復調された情報を表示部50に表示する場合に、変復調回路21にて復調された情報は、記憶部25に一旦記憶される(ステップ7)。
一方、リーダ/ライタ70bの制御部71bにおいては、ICカード1の表示制御のための電力が生成され、この電力が乗せられた搬送波が送受信部72bを介して送信される(ステップ8)。
リーダ/ライタ70bの送受信部72bから送信された搬送波が送受信部10bにて受信されると、送受信部10aにおいて、受信した搬送波による交流電流が取得される(ステップ9)。リーダ/ライタ70bから送信された搬送波には、ICカード1の表示制御部40及び表示部50を駆動させるための電力が乗せられており、リーダ/ライタ70bの制御部71bは、搬送波に乗せる電力を制御している。
すると、電源生成部30の整流回路31において、送受信部10bにて取得された交流電流から、表示制御部40及び表示部50を駆動させるために必要となる電力に応じた電流が取り出され、この電流が整流されて直流電流に変換される。そして、定電圧制御回路32において、整流回路31にて直流に変換された電流から安定した電圧を有する電源が生成され、それにより、表示制御部40及び表示部50の駆動に必要となる電力が生成され(ステップ10)、この電力によって表示制御部40が起動する(ステップ11)。
表示制御部40においては、記憶部25に記憶された情報が読み出され(ステップ12)、読み出された情報が、表示制御部40の制御によって表示部50に表示される(ステップ13)。
後述する表示情報の更新があった場合は、表示制御部40の制御によって、更新された表示情報が記憶部25に記憶される(ステップ14)。
その後、リーダ/ライタ70bからの搬送波の送信が終了する(ステップ15)。
このように、処理部24を駆動させるための電力は、送受信部10aにて取得された交流電流から生成され、表示制御部40及び制御部50を駆動させるための電力は、送受信部10bにて取得された交流電流から生成されるというように、処理部24を駆動させるための電力と、表示制御部40及び制御部50を駆動させるための電力とが別個に生成されるため、処理部25にて非接触通信による処理のみを行う場合に非接触通信のためだけの電力を得るだけで済み、かつ、非接触通信と表示制御とを同時に行う場合に、電力が分散してしまうことがなく、非接触通信と表示制御とで必要となる電力をそれぞれ確実に得ることができる。
なお、上述した一連の処理においては、リーダ/ライタ70bにおいて、ICカード1における表示制御の電力生成のための搬送波の送信がステップ8にて開始され、ステップ15にて終了しているが、リーダ/ライタ70bから搬送波を常時出力し続けていても良い。
また、ステップ1〜7の処理とステップ8〜15の処理とは互いに独立しており、必ずしも、ステップ1〜7の処理とステップ8〜15の処理とを一度に連続して実行する必要はない。
以下に、表示部50に表示される情報の更新時の動作について詳細に説明する。
図5は、図1及び図2に示したICカード1にて表示部50に表示される情報の更新時の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の説明においては、図1及び図2のうち図2に示した構成要素を用いてICカード1の動作を説明する。
リーダ/ライタ70a(図3参照)から、表示部50に表示すべき情報を搬送波に乗せて送信する場合は、まず、記憶部25に記憶された表示用情報をリセットするためのコマンドがリーダ/ライタ70aから送信される。
このコマンドが送受信部10aにて受信されると、処理部24において、記憶部25に記憶された表示用情報に付与されたフラグが“0”に設定され、表示用情報がリセットされる(ステップ21)。記憶部25においては、表示用情報が記憶された番地とは別の番地に、その表示用情報が既に表示されたかどうかを示すフラグが設定可能となっている。
そして、上述した処理によって、リーダ/ライタ70aから送信された搬送波に乗せられた表示用情報が受信され(ステップ22)、受信された表示用情報が処理部24によって記憶部25に記憶される(ステップ23)。
その際、処理部24の制御によって、記憶部25に記憶された表示用情報がまだ表示されていないことを示すために、記憶部25に記憶された情報に対応するフラグが“1”に設定される(ステップ24)。
次に、リーダ/ライタ70b(図3参照)から送信された搬送波が送受信部10bにて受信されると、この搬送波に乗せられた電力によって表示制御部40が駆動し、記憶部25に記憶された表示用情報に付与されたフラグが表示制御部40によって確認され、そのフラグが“1”に設定されていた場合(ステップ25)、その表示情報が記憶部25から取り出され、表示制御部40の制御によって表示部50に表示される(ステップ26)。
その後、表示制御部40において、表示部50に表示した表示情報に対応するフラグが“0”にリセットされる(ステップ27)。
なお、表示部50としては、有機EL素子を用いたものやLEDを用いたもの等も考えられるが、上述したように、電気泳動タイプや電子粉粒タイプ、エレクトロクロミック等のものを用いることで、表示部50にて情報を更新する際には電源が必要となるものの、情報を更新せずに表示し続ける場合に電源を不要とすることができる。
1 ICカード
2 情報表示領域
3a,3b アンテナ
4 ICチップ
5 情報表示部
6 表示電源部
7 表示ドライバ
8 CPU
10a,10b,72a,72b 送受信部
20 通信情報処理部
21 変復調回路
22,31 整流回路
23,32 定電圧制御回路
24 処理部
25 記憶部
30 電源生成部
40 表示制御部
50 表示部
70a,70b リーダ/ライタ
71a,71b 制御部

Claims (1)

  1. 第1の周波数を具備する搬送波による交流電流を非接触状態にて取得して非接触通信を行うための第1の通信手段と、
    前記第1の周波数とは異なる第2の周波数を具備する搬送波による交流電流を非接触状態にて取得する第2の通信手段と、
    前記非接触通信によって受信された情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段における表示を制御する表示制御手段と、
    前記第1の通信手段にて取得された交流電流から、前記非接触通信によって受信された情報について所定の処理を行うための電力を生成し、該電力を用いて前記処理を行う通信情報処理手段と、
    前記第2の通信手段にて取得された交流電流から、前記表示制御手段及び前記表示手段を駆動させるための電力を生成する電源生成手段とを有し、
    前記表示制御手段は、前記電源生成手段にて生成された電力によって駆動し、前記通信情報処理手段にて前記処理が行われた情報を前記表示手段に表示させる非接触情報表示媒体。
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