JP2015031408A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】オンタイマー時刻以降の時間帯に消費電流が多い空調運転を控えてブレーカトリップを防止し、かつ、空調温度に関してユーザーに不快感を感じさせない空気調和機を提供する。
【解決手段】電流制限オンタイマー指示手段20は、空調運転停止時の室温の変化温度である室温変化値を管理期間に対応して格納した室温変化テーブル23と、管理期間が入力される管理期間入力手段25と、オンタイマー時刻が入力されるオンタイマー時刻入力手段24と、これらを制御するオンタイマー運転制御手段21とを備えている。オンタイマー運転制御手段21は、オンタイマー時刻において、暖房運転なら設定温度よりも高めに、冷房運転なら設定温度よりも低めになるように目標温度を算出し、この目標温度を用いて事前運転を実行させると共に、管理期間における消費電流を所定電流以下となるように電流制限運転を実行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、オンタイマー運転時における消費電流を制限する空気調和機の制御に関する。
従来、オンタイマー運転機能を備えた空気調和機は図7のブロック図に示す構成である。この空気調和機は、室内機100と室外機2とが通信線3で接続された構成になっている。室内機100の制御手段101には室温入力手段102から室温値が入力され、この室温値が図示しないリモコンで設定された設定温度値と等しくなるように、制御手段101は室外機2へ運転指示データを送信し、空調運転を実行するようになっている。
また、室内機100にはオンタイマー指示手段103が備えられており、リモコンから入力されたオンタイマー時刻に室温と設定温度とが等しくなるように空気調和機を事前に運転開始する事前運転を実行するようになっている。
図8はこのオンタイマー指示手段103の詳細を示すブロック図であり、オンタイマー時刻入力手段104と、運転開始時刻算出手段105と、タイマ手段106とを備えている。オンタイマー時刻入力手段104は、ユーザーによるリモコン操作でオンタイマー時刻値が入力されると、このオンタイマー時刻値を運転開始時刻算出手段105へ出力する。運転開始時刻算出手段105は、このオンタイマー時刻に事前運転が完了するように時刻を逆算して事前運転開始時刻を算出してタイマ手段106へ出力する。そして、タイマ手段106は時間を計時して事前運転開始時刻となったら制御手段101に運転開始指示を出力する。
この運転開始指示が入力された制御手段101は、リモコンで設定されている設定温度が記憶されている目標温度記憶手段104の値と室温とが同じになるように空調運転を開始する(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、近年は電力需要の増加を抑制するように家庭内でも省エネが行なわれており、これに対応してブレーカの容量(契約アンペア)を下げる家庭も増加してきた。ここで問題となるのが、使用電力のピーク時に発生するブレーカトリップ(過電流等によるブレーカの遮断動作)である。
一般家庭における使用電力のピークの1つとしては起床から外出(出勤、通学など)までの期間がある。この期間、特に外気温が低下している冬季の朝方はエアコンの暖房動作と電気製品の使用が重なってブレーカトリップが発生し易くなる。例えば、エアコンの使用に加えて、炊飯器、電子レンジや電気ポット、電磁調理器やドライヤ、トースターなど比較的消費電流が大きい機器が同時に使用された時にブレーカトリップが発生し易い。
このような家庭内のブレーカトリップを回避するものとして特許文献2に示す空気調和機が提案されている。この空気調和機は、予め定めたスケジュールに従って空気調和機の消費電流を制限する電流制限値を変化させるものである。例えば、朝7:00〜7:30までは電流制限値を6アンペアに、また7:30〜8:00までは電流制限値を10アンペアにするなど、それぞれの家庭で空気調和機と同時に使用する予定の電気製品の消費電流に対応して空気調和機の消費電流を制限するものである。
しかしながら、スケジュール通りに電気製品を使用すれば問題ないが、例えば朝食のメニューによっては電子レンジの使用予定が変更になったり、スケジュールで設定した期間以外で温め忘れた副食を電子レンジを使用して温めたり、毎日がスケジュール通りにいくとは限らなかった。このような場合、空気調和機以外の電気機器で使用可能な電流が予定より減少してブレーカトリップが発生する場合があった。
特開平10−61995号公報(第3−4頁、図3) 特開2012−72968号公報(第10−11頁、図7)
オンタイマー時刻以降の時間帯に消費電流が多い空調運転を控えてブレーカトリップを防止し、かつ、空調温度に関してユーザーに不快感を感じさせない空気調和機を提供する。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、設定温度と、オンタイマー時刻と、前記オンタイマー時刻に続く期間である管理期間とが予め記憶されており、前記オンタイマー時刻までに室温が前記設定温度に基づいた目標温度になるように空調する事前運転を実行する空気調和機であって、
前記空気調和機は、前記事前運転が暖房運転なら前記目標温度を前記設定温度よりも高く、また、冷房運転なら前記目標温度を前記設定温度よりも低くして前記事前運転を実行すると共に、前記管理期間は予め定められた所定電流以下で運転する電流制限運転を実行することを特徴とする。
また、前記空気調和機は、前記目標温度と前記電流制限運転の指示とを前記制御部へ出力する電流制限オンタイマー指示手段を備え、
前記電流制限オンタイマー指示手段には、前記管理期間の長さと前記管理期間における室温の変化である室温変化値を予め実験的に求めた室温変化テーブル、又は前記管理期間の長さと前記管理期間における室温の変化である室温変化値を求める演算式が記憶されており、
前記電流制限オンタイマー指示手段は、前記管理期間の長さを用いて前記室温変化テーブル、又は前記演算式から前記管理期間における室温変化値を求め、前記設定温度を前記室温変化値で補正した前記目標温度の値を前記制御手段に出力して前記事前運転を実行させることを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、暖房運転の場合は設定温度よりも高めに、また、冷房運転の場合は設定温度よりも低めに事前運転を実行させるため、管理期間に電流制限する空調運転を実行しても、設定温度を用いて事前運転を実行した時よりも室温と設定温度との乖離が小さいためユーザーの不快感を低減できる。
本発明による空気調和機のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明による空気調和機の機能を示すブロック図である。 室温の低下特性と上昇特性とを示すグラフである。 室温の温度変化をデータを格納した温度変化テーブルの説明図である。 本発明の動作原理を説明する説明図である。 事前運転制御手段の動作を示すフローチャートである。 従来の空気調和機の機能を示すブロック図である。 従来のオンタイマー指示手段を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機のハードウェア構成を示すブロック図である。
この空気調和機は、ユーザーの操作を受け付けると共に、受け付けた操作を指示データとして送信するリモコン6と、室内機1と、室外機2とが備えられており、室内機1と室外機2とは通信線3で接続された構成になっている。そして、室内機1は室内の室温を検出する室温検出部4と、指示された設定温度や風量、風向、運転モードなどを記憶する記憶部5と、この指示データを記憶部5に記憶すると共に、室温検出部4で検出した室温が指示データ内の設定温度と近づくように空調運転するために、室外機2へ運転指示データを送信する制御部8と、時刻を計時するタイマー7とを備えている。
図2は本発明による空気調和機の機能を示すブロック図である。図2で説明する各手段は、一例として記載した図1のハードウェアの機能を用いて実現されるものである。
この空気調和機は、内部に備えた目標温度記憶部14に記憶されている目標温度に従って空調運転を実行する制御手段11と、室温検出部4からの温度信号を室温値に変換して出力する室温入力手段102と、オンタイマー機能による事前運転終了後に一定期間だけ空気調和機の消費電流を予め定めた所定電流以下で運転する電流制限運転を制御手段11へ指示する電流制限オンタイマー指示手段20とを備えている。なお、制御手段11は、リモコン6から入力された設定温度値と運転モードとを、また、室外機2から入力された外気温値を、さらに、室温入力手段102から入力された室温値を、それぞれ電流制限オンタイマー指示手段20に出力する。
一方、電流制限オンタイマー指示手段20は、空調運転の開始/停止/送風などの運転指示と室温の目標温度値とを制御手段11に出力すると共に、運転モードと外気温値と室温値と設定温度値とが入力されるオンタイマー運転制御手段21と、時刻を計時するタイマ手段22と、空調を停止した以降に室温が変化する室温変化値を格納する室温変化テーブル23と、ユーザーの操作により入力され、オンタイマー時刻からの一定期間の消費電流制限期間である管理期間を記憶部5に記憶する管理期間入力手段25と、ユーザーの操作により入力されたオンタイマー時刻を記憶部5に記憶するオンタイマー時刻入力手段24とを備えている。
次に、図1のハードウェアの構成と図2の手段の構成とを対比して説明する。
図2における制御手段11と、オンタイマー運転制御手段21と、補正済目標温度算出手段26と、室温変化テーブル23とは図1の制御部8で実現され、室温入力手段102は制御部8と室温検出部4とで実現され、タイマ手段25はタイマー7と制御部8とで実現され、目標温度記憶手段14は記憶部5で実現され、オンタイマー時刻入力手段24と管理期間入力手段25とはリモコン6で実現されている。
なお、図1の構成は一例であり、図2の各手段は必ずしも図1の構成に限定されるものではない。例えば室温入力手段102を、図示しない温度センサーを備えたリモコン6で実現してもよい。
本実施例ではオンタイマー時刻において、室温を目標温度にするための冷房/暖房運転を事前運転と呼称する。このため、本発明による空気調和機では電流制限オンタイマー指示手段20の指示により、オンタイマー時刻以前の時刻から指定された運転モードと目標温度に従って事前運転を開始する。また、本実施例では、ユーザーによって指定された目標とする室温を設定温度と呼称し、これに基づいて空気調和機内で決定した目標とする室温を目標温度と呼称する。
図5は本発明の動作原理を説明する暖房運転時の説明図である。図5において縦軸は室温を、横軸は時間を示している。また、t0〜t4は時刻を示している。なお、リモコン6を介して運転モード(この実施例では暖房運転モード)や設定温度(20℃)などがすでに設定され、記憶部5に記憶されている。
本発明による空気調和機ではオンタイマー運転において、時刻t3〜時刻t4の管理期間で空気調和機の電流制限運転を行なう仕様になっており、t0において、オンタイマー時刻入力手段24によってオンタイマー時刻t3と、管理期間入力手段25によって管理期間(時刻t3〜時刻t4)がそれぞれ入力されると、電流制限オンタイマー指示手段20が時刻t2〜時刻t3の事前運転期間での暖房運転を実行するための制御を開始する。
電流制限オンタイマー指示手段20内のオンタイマー運転制御手段21は、オンタイマー時刻t3から所定時間前の、ここでは1時間前の判断時刻t1を算出し、タイマ手段22にこの時刻をセットして待機する。タイマ手段22は判断時刻t1になるとオンタイマー運転制御手段21にこの時刻を出力する。オンタイマー運転制御手段21はこの時刻が入力されると事前運転を実行する時の目標温度を算出するが、この時、目標温度を管理期間の長さに対応して設定温度よりも高くなるように算出する。詳細については後述する。
そして、オンタイマー運転制御手段21は、オンタイマー時刻t3で室温が目標温度と同じになるための事前運転期間を判断時刻t1における室温と設定温度との温度差に対応して求め、オンタイマー時刻t3から事前運転期間を差し引いて事前運転開始時刻を決定する。一般的にこの室温と設定温度との温度差が大きければ事前運転期間が長くなるため、実験的にこの関係を求めておくことで事前運転期間を求めることができる。
そしてこの事前運転開始時刻t2をタイマ手段22にセットして待機する。タイマ手段22は事前運転開始時刻t2になると、この時刻をオンタイマー運転制御手段21に出力する。オンタイマー運転制御手段21はこの時刻が入力されると、制御手段11に運転開始指示と算出した目標温度とを出力して事前運転を開始させる。同時にオンタイマー運転制御手段21は、オンタイマー時刻t3をタイマ手段22にセットする。
タイマ手段22はオンタイマー時刻t3になると、オンタイマー運転制御手段21にオンタイマー時刻t3を出力する。オンタイマー運転制御手段21はこのオンタイマー時刻t3が入力されると制御手段11に運転停止指示を出力して事前運転を停止させると共に、電流制限運転を開始させる。電流制限運転は前述した所定電流以下の消費電流で空気調和機を空調運転するものであり、本実施例では室内機1の図示しない室内ファンによる送風運転における消費電流に、この送風運転における空気調和機の電流変動の誤差を加えた値になっている。
このため、室外機内の図示しない圧縮機を運転する事前運転中よりも、圧縮機を運転しない管理期間での消費電流が少なくなり、この管理期間中は他の電気機器を支障なく使用することができる。また、オンタイマー時刻t3になると、オンタイマー運転制御手段21は管理期間の終了時刻t4(通常運転の開始時刻)をタイマ手段22にセットする。一方、オンタイマー時刻t3での室温は設定温度よりも高い目標温度になっているが、オンタイマー運転制御手段21がこの時点から事前運転を停止すると共に送風運転(電流制限運転)を指示するため、時間の経過と共に室温が徐々に低下する。
タイマ手段22は管理期間終了時刻t4になるとオンタイマー運転制御手段21に管理期間終了時刻t4を出力する。オンタイマー運転制御手段21はこの時刻が入力されると、制御手段11に設定温度値と空調運転の開始指示とを出力する。これは事前運転時に設定温度値よりも高い目標温度値が目標温度記憶手段14に記憶されているため、これを設定温度値に復帰させるためである。制御手段11は入力された設定温度値を目標温度記憶手段14に記憶し、この温度に従って設定温度に基づく通常の暖房運転を開始し、電流制限オンタイマー指示手段20は自身の制御を終了する。
このように、オンタイマー運転制御手段21はオンタイマー時刻t3までは設定温度よりも高めに暖房運転し、その後管理期間の間は送風運転のみ実行し、管理期間の終了後は設定温度を用いた空調運転を再開するように制御手段11へ指示する。このため、管理期間の間は空気調和機の消費電流を最小に制限して他の電気製品を使用することができる。また、オンタイマー運転制御手段21は出来るだけ設定温度以下にならないように事前運転を実行するため、ユーザーの不快感を低減することができる。
次に各制御手段の詳細を説明する。
まず最初に目標温度の算出方法について説明する。オンタイマー運転制御手段21は、事前運転を開始する時にオンタイマー時刻になった時の室温を設定温度よりも、暖房運転モードでは高い、冷房運転モードでは低い目標温度にする。つまり、暖房運転モードにおける管理期間では室温の低下を考慮して設定温度よりも高い目標温度を、また、冷房運転モードにおける管理期間では室温の上昇を考慮して設定温度よりも低い目標温度を、それぞれオンタイマー運転制御手段21で算出する。
暖房運転を停止してからの室温低下や冷房運転を停止してからの室温上昇は、主として空気調和機が設置されている部屋の広さや断熱能力、外気温などで決定される。部屋の広さや断熱能力は空気調和機が設置された場所(家屋)で決定されるため、本発明では標準的な家屋を想定して、予め実験的に数値を求めて室温変化テーブルとして記憶部5に記憶している。
図3(1)は前述した標準的な家屋における室温低下特性を示すグラフであり、図3(2)は室温上昇特性を示すグラフである。それぞれのグラフの縦軸は室温変化(℃)であり、横軸は時間(分)である。また、室温変化におけるXは運転が停止した時の室温を示しており、これに続く符号付きの数値はXからの相対的な温度変化を示している。また、実線と点線とで外気温が異なる2つの場合のグラフを示している。
例えば図3(1)は暖房運転が停止してから室温が外気温に低下するまでの特性のうち、停止から60分間の温度変化を示している。ここで、外気温が10℃で暖房運転が停止してから40分が経過した時の室温低下はX−4℃となり、暖房運転が停止した時の室温が22℃であれば、22℃−4℃=18℃となる。従って、オンタイマー時刻の時点で室温が22℃であり、ここで暖房運転を停止した場合、オンタイマー時刻から管理期間の40分が経過した時の室温は18℃まで低下することになる。
逆に考えると管理期間が40分の場合は4℃の低下を考慮すればいいので、設定温度が20℃であれば、この温度を温度変化のセンター値としてオンタイマー時刻時点で室温を22℃まで上昇させれば、運転を停止したとしても管理期間において室温を設定温度±2℃以内にすることができる。
図4の温度変化テーブルは、図3のグラフを数値化して格納したものである。横方向の項目は、管理期間(分)、室温変化値(℃)であり、室温変化値は暖房運転時/冷房運転時に項目が分かれ、さらに、暖房運転時の項目が外気温が0℃と、10℃とに、また、冷房運転時の項目が、外気温が30℃と、40℃とにそれぞれ分かれている。そして、管理期間の縦方向に0〜60分を10分刻みで区分し、それぞれの温度変化の値(室温変化値)が格納されている。なお、管理期間の欄で0分は図3におけるX(運転停止時点)を示している。さらに、管理期間や外気温の場合を細かく指定したい場合は、温度変化テーブルのデータを細かくしてもよいし、それぞれの隣接する項目のデータから計算によって補間してもよい。また、温度変化テーブルでなく、室温変化値を求める数式としてもよい。
オンタイマー運転制御手段21は運転モードを参照し、温度変化テーブルにおける暖房運転/冷房運転の項目を選択する。そして管理期間において指定された40分の欄で、かつ、判断時刻t1で取得したときの外気温が10℃の場合、この外気温が10℃の時のデータである4℃を抽出する。そして、本実施例では、この温度低下を補うために4℃の半分である2℃を設定温度の20℃に加算して目標温度である22℃を算出する。
つまり本実施例では、
目標温度値=設定温度値+室温変化値/2・・・・・式1
と定義している。
オンタイマー運転制御手段21は、算出した目標温度値を制御手段11内の目標温度記憶手段14にそのまま出力してもよいが、本実施例では、後述するように、オンタイマー運転を実行した結果の室温に基づいて、図2に示すように補正済目標温度算出手段26によって目標温度を補正する構成になっている。これについては後で詳細に説明する。
制御手段11内の目標温度記憶手段14の値は前回運転した目標温度が記憶されており、前回の運転がオンタイマー運転でなければ設定温度の値が目標温度記憶手段14に記憶されている。従って制御手段11は、オンタイマー運転の場合はオンタイマー運転制御手段21で算出した目標温度、この例では22℃を目標温度記憶手段14に記憶させ、この記憶された温度に従って制御手段11が空調運転を実行する。そして、オンタイマー運転制御手段21は管理期間が終了すると、設定温度値を目標温度記憶手段14に記憶させる。従って管理期間が終了した以降、制御手段11は設定温度値に基づいて通常の空調運転を行なう。
次に補正済目標温度算出手段26を用いて目標温度を補正した場合について説明する。図5において管理期間が終了したt4の時刻で、予測した室温低下4℃以上、例えば点線で示すように17℃まで室温が低下した場合、前述したように標準的な部屋よりも広い、もしくは部屋の断熱性が悪いのでこれを相殺するため、次回のオンタイマー運転において目標温度をさらに高くする必要がある。
このため、オンタイマー運転制御手段21は、管理期間が終了したt4の時刻での室温値と設定温度値と判断時刻t1で抽出した室温変化値とを補正済目標温度算出手段26へ出力する。補正済目標温度算出手段26は、以下の式3を用いて補正温度を算出して記憶する。そして補正済目標温度算出手段26は、次回のオンタイマー運転におけるt1の時点で、以下の式2を用いて補正済みの目標温度を算出する。
目標温度値=設定温度値+(室温変化値+補正温度値)/2・・・・・式2
補正温度値=設定温度値−室温変化値/2−室温・・・・・・・・・・式3
図5の場合、補正済目標温度算出手段26はt4時点において式3を用いて、補正温度値=設定温度値(20℃)−室温変化値(4℃)/2−17℃=1℃を算出する。そして、次回のオンタイマー運転におけるt1の時点で、式2を用いて次回の目標温度値=設定温度値(20℃)+(室温変化値(4℃)+補正温度値(1℃))/2=22.5℃を算出する。
なお、初回のオンタイマー運転におけるt1の時点では、管理期間が終了したt4の時刻での室温値が不明なため、補正済目標温度算出手段26は、オンタイマー運転制御手段21からt4の時刻での室温値が与えられなかった場合は補正温度値=0℃として計算する。また、運転モードや管理期間、設定温度が変更された場合も補正温度値=0℃として計算する。また、補正温度値を履歴として記憶し、この平均値を用いて目標温度値を算出してもよい。
また、冷房運転モードの場合は逆の考え方になり、
目標温度値=設定温度値−(室温変化値+補正温度値)/2・・・・・・式4
補正温度値=室温値−(設定温度値+室温変化値/2)・・・・・・・・式5
となる。
補正済目標温度算出手段26は補正温度値を記憶し、次回のオンタイマー運転において、この補正温度を用いて目標温度値を算出する。
以上説明したように、室温変化値を用いて、例えば暖房運転なら設定温度よりも高めに、また、冷房運転なら設定温度よりも低めに事前運転を実行させるため、管理期間に電流制限する空調運転を実行しても、設定温度を用いて事前運転を実行した時よりも、室温と設定温度との乖離が小さいためユーザーの不快感を低減できる。
また、補正済目標温度算出手段26が補正温度を算出して次回の目標温度を補正するため、補正しない場合に比較して管理期間での室温と設定温度との乖離を小さくできるためユーザーの不快感を低減できる。
次に図6のフローチャートを用いてオンタイマー運転制御手段21の動作を説明する。また、図6において、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を示す。また、図6中の『Y』はYesを、『N』はNoをそれぞれ示している。なお前提条件として室外機2は停止状態であり、室内機1も運転停止状態である。また、制御手段11内に運転モードと設定温度値とがすでに記憶されているものとする。
オンタイマー運転制御手段21は、オンタイマー時刻入力手段24によるオンタイマー時刻と、管理期間入力手段25による管理期間とが入力されたか確認する(ST1)。オンタイマー時刻と管理期間とが入力されていない場合(ST1−N)、ST1へジャンプする。
オンタイマー時刻と管理期間とが入力されている場合(ST1−Y)、オンタイマー時刻と管理期間とをそれぞれの手段から取り出す(ST2)。次にオンタイマー時刻から所定時間(1時間)を減算した時刻である判断時刻をタイマ手段22へ出力し、タイマ手段22から出力された時刻により、現在の時刻が判断時刻になったか確認する(ST3)。現在の時刻が判断時刻でない場合(ST3−N)、ST3へジャンプする。
現在の時刻が判断時刻の場合(ST3−Y)、制御手段11から、運転モードと外気温値と設定温度値とを取り出す(ST4)。運転モードと外気温値と管理期間と対応する室温変化値を室温変化テーブルから抽出する(ST5)。次に、設定温度値と、室温変化値とを補正済目標温度算出手段26に出力すると共に、目標温度値算出の指示を出力し、算出結果の目標温度値が入力される。(ST6)。そして、入力された目標温度値に対応する事前運転開始時刻を算出する(ST7)
事前運転開始時刻をタイマ手段22へ出力し、タイマ手段22から出力された時刻により、現在の時刻が事前運転開始時刻になったか確認する(ST8)。現在の時刻が事前運転開始時刻でない場合(ST8−N)、ST8へジャンプする。現在の時刻が事前運転開始時刻の場合(ST8−Y)、制御手段11へ、目標温度値と運転開始指示とを出力して事前運転を開始させる(ST9)。
オンタイマー時刻をタイマ手段22へ出力し、タイマ手段22から出力された時刻により、現在の時刻がオンタイマー時刻になったか確認する(ST10)。現在の時刻がオンタイマー時刻でない場合(ST10−N)、ST10へジャンプする。現在の時刻がオンタイマー時刻の場合(ST10−Y)、室外機2の運転を停止して室内機1の送風運転を開始するように制御手段11へ指示を出力する(ST11)。
オンタイマー時刻に管理期間を加算した管理期間終了時刻をタイマ手段22へ出力し、タイマ手段22から出力された時刻により、現在の時刻が管理期間終了時刻になったか確認する(ST12)。現在の時刻が管理期間終了時刻でない場合(ST12−N)、ST12へジャンプする。現在の時刻が管理期間終了時刻の場合(ST12−Y)、室温値と設定温度値と室温変化値とを補正済目標温度算出手段26へ出力して次回のオンタイマー運転で使用される補正温度値を算出して記憶するように指示する(ST13)。
目標温度値として設定温度値と運転開始指示とを制御手段11へ出力して通常運転を開始させ(ST14)、オンタイマー運転制御手段21を終了する。
本実施例では室温変化範囲の中央が設定温度になるように目標温度を決定しているが、これに限るものでなく、例えば暖房運転では目標温度値を設定温度値+室温変化値としたり、冷房運転では目標温度値を設定温度値−室温変化値としてもよい。
1 室内機
2 室外機
3 通信線
4 室温検出部
5 記憶部
6 リモコン
7 タイマー
8 制御部
11 制御手段
14 目標温度記憶手段
20 電流制限オンタイマー指示手段
21 オンタイマー運転制御手段
22 タイマ手段
23 室温変化テーブル
24 オンタイマー時刻入力手段
25 管理期間入力手段
26 補正済目標温度算出手段
101 制御手段
102 室温入力手段

Claims (2)

  1. 設定温度と、オンタイマー時刻と、前記オンタイマー時刻に続く期間である管理期間とが予め記憶されており、前記オンタイマー時刻までに室温が前記設定温度に基づいた目標温度になるように空調する事前運転を実行する空気調和機であって、
    前記空気調和機は、前記事前運転が暖房運転なら前記目標温度を前記設定温度よりも高く、また、冷房運転なら前記目標温度を前記設定温度よりも低くして前記事前運転を実行すると共に、前記管理期間は予め定められた所定電流以下で運転する電流制限運転を実行することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記空気調和機は、前記目標温度と前記電流制限運転の指示とを前記制御部へ出力する電流制限オンタイマー指示手段を備え、
    前記電流制限オンタイマー指示手段には、前記管理期間の長さと前記管理期間における室温の変化である室温変化値を予め実験的に求めた室温変化テーブル、又は前記管理期間の長さと前記管理期間における室温の変化である室温変化値を求める演算式が記憶されており、
    前記電流制限オンタイマー指示手段は、前記管理期間の長さを用いて前記室温変化テーブル、又は前記演算式から前記管理期間における室温変化値を求め、前記設定温度を前記室温変化値で補正した前記目標温度の値を前記制御手段に出力して前記事前運転を実行させることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
JP2013158755A 2013-07-31 2013-07-31 空気調和機 Active JP6115384B2 (ja)

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