JP2015031324A - 車載用物品取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワンタッチでアーム同士をロックすることが出来る車載用物品取付具を提供する。
【解決手段】第1アーム10に貫通長孔11が形成され第2アーム20の通孔23hに対して回転自在に挿通されると共に該貫通長孔11にスライド自在且つ非回転に挿通された緊締軸58が第2アーム20に設けられている。第1アーム10の第2アーム20に対する非接触面10b側に、平行凹凸溝帯19が形成されスライドロック駒30は第1アーム10の平行凹凸溝帯19に噛合する平行凹凸溝帯39が形成され、緊締軸58が貫通している。第2アーム20の非接触面20b側通孔23hの周囲に放射状凹凸溝リング28が形成されて回転ロック駒40が配設され、放射状凹凸溝リング28に噛合する放射状凹凸溝リング48が形成され、緊締軸57が固定されている。スライドロック駒30から突出している緊締軸58の突出端58aには緊締部材50bが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、モニターや携帯電話その他車載用物品を例えばダッシュボードのような取付対象面に取り付けるための車載用物品取付具に関する。
車載用物品を取付対象面であるダッシュボードに取り付けるための車載用物品取付基台には種々のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車載用物品取付基台は、回転軸が2つという簡単且つコンパクトな構成で、ブラケットに装着した車載用物品である車載受信機を任意の位置並びに姿勢にするとともに、その姿勢を保持しようとするものであり、車室内の所定位置に取り付けるためのスタンド、スタンドに対し回転可能に取り付けられたブラケットアーム、ブラケットアームの先端に、回転可能に取り付けられたブラケットを備える。ブラケットアームとブラケットとの連結機構は、両者の接触面の一方に位置決め用球状突起を一体的に設けるとともに、他方に前記位置決め用球状突起と符合する位置決め用凹部を一体的に設け、且つ、コイルスプリングの弾性力により両接触面が、所定の圧力で接触するようにしたものである。これにより車載用物品を確実に所定の位置でその姿勢を保持することができる。
特開2004−162844号公報
しかしながら、可動部分は基台とブラケットアームとの関節部分、ブラケットアームと物品取り付け用のブラケットとの接続部分で単に回転する動作に限られており、自由度が著しく小さかった。
本発明は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、構成が簡単且つコンパクトであるだけでなく、回転位置で確実にアーム同士をロックすることができ、加えて、一方のアームに対して他方のアームをスライドさせたり、スライド位置での一方のアームに対する他方のアームの角度を自由に変えることができるようにして車載用物品の保持位置の自由度を格段に高めることができるようにし、更にはワンタッチで前記ロック・解除が可能な車載用物品取付具を提供するものである。
請求項1に記載した発明である車載用物品取付具Aは、
設置面60に固定されるスタンドベース1と、
スタンドベース1に対して回転且つ首振り自在に取り付けられた第1アーム10と、
第1アーム10の一方の面10aに重ね合せて配設され、第1アーム10の前記重ね合わせ面10aに対してその基端部23が摺接移動可能且つ回転自在に配置され、その先端部21が車載用物品M又は車載用物品Mの取り付け用の物品保持台Pに取り付けられる第2アーム20とで構成され、
第1アーム10と第2アーム20のいずれか一方にその長手方向に貫通長孔11が形成され、いずれか他方に穿設された通孔23hに対して回転自在に挿通されると共に該貫通長孔11にスライド自在且つ非回転に挿通された緊締軸58が設けられ、
一方のアームのアーム10、20同士の非接触面10b側において、該貫通長孔11に沿って平行係合溝19aが貫通長孔11に交差する方向に設けられた平行凹凸溝帯19が形成され、
一方のアームの前記非接触面10b側に配設され、前記平行凹凸溝帯19に噛合する平行係合溝39aを備えた平行凹凸溝帯39が形成され、緊締軸58が貫通しているスライドロック駒30と、
他方のアームのアーム10、20同士の非接触面20b側において、通孔23hの周囲に放射状係合溝28aが設けられた放射状凹凸溝リング28が形成され、
他方のアームのアーム10、20同士の非接触面20b側に配設され、前記放射状凹凸溝リング28に噛合する放射状係合溝48aを具備する放射状凹凸溝リング48が形成され、緊締軸57が固定されている回転ロック駒40と、
スライドロック駒30から突出している緊締軸58の突出端58aに設けられ、緊締時に緊締軸58を引っ張り込んで回転ロック駒40とスライドロック駒30とで両アーム10,20を挟み付け、前記平行凹凸溝帯19に平行凹凸溝帯39を噛合させ、放射状凹凸溝リング28に放射状凹凸溝リング48を噛合させ、
解放時には緊締軸57の引っ張り込みを解いて前記噛合を解除する緊締部材50bとを備えていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明である車載用物品取付具Aは、請求項1の緊締部材50が緊締軸58の突出端58aに回動自在に設けられ、緊締時には回転ロック駒40を押圧して緊締軸58を回転ロック駒40から引き出す方向に作用するカム部51が形成されていることを特徴とする。
以上のように本発明では、第1アーム10に対して第2アーム20の基端部23が摺接移動可能且つ回転自在で、任意の位置において任意の角度で固定できるので、車載用物品M又は車載用物品Mの設定位置の自由度が大幅に向上する。そして、緊締部材50bにカム部51を形成しておくことで、緊締部材50を操作すれば第1アーム10に対して第2アーム20のロック・解除をワンタッチで行うことができる。
本発明の車載用物品取付具の斜視図である。 図1の正面図である。 図2の平面図である。 本発明の第2アームの先端部分の拡大図である。 図4のX1−X1断面図である。 ロック状態の図4のX2−X2断面図である。 解除状態の図4のX2−X2断面図である。 図9のY1-Y1断面図である。 図8のY2-Y2断面図である。 図11のZ1-Z1断面図である。 図10のZ2-Z2断面図である。 スタンドベース部分の分解斜視図である。
以下、発明を図示実施例に従って説明する。車載用物品取付具Aは、スタンドベース1、第1アーム10及び第2アーム20とで構成されされている。スタンドベース1はよく知られた吸着式構造で、底面にはダッシュボードのような設置面60に吸着固定される円形の吸着パッド2、下面に前記吸着パッド2が配設された截頭ドーム状の台座3と、台座3の截頭部分に設けられ、台座3に対して回動可能に設けられた回転座4、回転座4に対して脱着可能に設けられた小ドーム状の着脱座5及び着脱座5の頂部に立設された二股ヒンジ6とで構成されている。
回転座4は、例えば、台座3の中心部を貫通する図示しない回転軸を有しており、この回転軸が吸着パッド2のセンターに取り付けられており、回転座4の回動に合わせて台座3に設けられた図示しないカム面を回転座4の図示しないカムフォロアーが走行して吸着パッド2を上下させる。
着脱座5は、その下面に設けた図示しない係合爪を回転座4の上面に設けた図示しない係合溝にスライドさせて脱着可能にて係合する。着脱座5に設けられた二股ヒンジ6は2分割され、分割された二股ヒンジ6の半体をヒンジプレート部6a,6bとする。ヒンジプレート部6a,6bの下部を構成する半円部6a2,6b2には半円状の空洞部6a3,6b3が形成されており、その内側面に全周に縦係合溝9a1,9b1により形成された半円凹凸溝帯9a,9bがそれぞれ形成されている。そして、空洞部6a3,6b3の弦に当たる部分において、その中央には半円孔7a,7bが形成されている。従って、着脱座5の截頭上面5aに設置した場合、空洞部6a3,6b3は円形空洞部6kとなり、半円孔7a,7bは円形通孔7となる。
二股ヒンジ6の半体であるヒンジプレート部6a,6bのプレート部分6ap,6bpは半円部6a2,6b2の上面に一体的に立設されており、その中央に通孔6a1,6b1が穿設されており、その対向面において通孔6a1,6b1の周囲に多数の放射状係合溝8aからなる放射状凹凸溝リング8が形成されている。
着脱座5の座本体5hは、截頭ドーム状をしており、その截頭上面5aの中央にダボ5dが突設されている。ダボ5dは細径円柱状の首部5d1と太径円板状の頭部5d2とで構成され、頭部5d2の周囲に前述の半円凹凸溝帯9a,9bの縦係合溝9a1,9b1に係止する係合ギア部5dgが刻設されている。そして、前記ヒンジプレート部6a,6bは着脱座5の截頭上面5aにおいて、ダボ5dの左右両側からこれを挟み込んでその頭部5d2が円形空洞部6k内に収納されるように設置され、この状態で後述する第1アーム10の基端部14がプレート部分6ap,6bpの間に挟み込まれる。ダボ5dの首部5d1は半円孔7a,7bで構成された円形通孔7内に遊嵌状態では回転可能に嵌まり込む。
一方のヒンジプレート部6aには、図12に示すように、緊締軸57の回転止めが設けられた固定端57bが固定されており、他端部が第1アーム10の基端部14の通孔14h及び他方のヒンジプレート部6bの通孔6b1に挿通されており、その突出端57aに緊締部材50aが設けられている。このスタンドベース1側の緊締部材50aの他、後述する第1アーム10と第2アーム20との接合部分、第2アーム20の先端部分にそれぞれ緊締部材50b、50cが設けられているが、本実施例ではこれらは同じカム構造のもので、これら全体を上位概念として示す場合、緊締部材50とする。なお、緊締部材50は本実施例ではカム構造のものを代表例として説明するが、これに限られず、図示していないが、緊締軸57,58,59の突出端57a,58a,59aに雄ネジを刻設し、蝶ナットを螺合させるようにしてもよい。
カム構造の緊締部材50a(他の緊締部材50b、50cも同じ構造である。)は、摘み52と、摘み52に設けられた涙型で一対のカムプレート51P及び一対のカムプレート51Pとその間に挟み込まれた緊締軸57の突出端57aに貫通して取り付けられている取付軸53とで構成されている。カムプレート51Pは図6,7に示すように、取付軸53から見て両サイドの面が中央の面より遠く離れて膨出しこの部分がカム部51となっている。そして、両カム部51間の中央の面を非カム部51hとする。
前記第1アーム10の基端部14の両面には、その通孔14hの周囲に多数の放射状係合溝18aよりなる放射状凹凸溝リング18が刻設されている。この放射状凹凸溝リング18は、第1アーム10の基端部14の両面に対向するヒンジプレート部6a・6bの対向面に形成されたヒンジプレート部分6ap,6bpの放射状凹凸溝リング8に噛合・離脱する。
第1アーム10は、細長い平板棒状の部材で、前述のように基端部14に通孔14hが穿設されており、通孔14hから先端側に離れた位置から先端部15に向けて第1アーム10の両面に凹所16が形成され、周囲が段付きの額縁状になっている。そして、その凹所16の表面に凹所16の長手方向のほぼ全長に貫通長孔11が穿設されている。そして、一方の面(本実施例では、ヒンジプレート部6b側)において、該貫通長孔11に沿ってその両側に所定間隔で一定間隔で多数の平行係合溝19aが設けられている。該平行係合溝19aは貫通長孔11に交差(この場合は直交)する方向に設けられ、多数の平行係合溝19aにて構成された平行凹凸溝帯19が貫通長孔11の全長を越える部分までカバーするように形成されている。
平行凹凸溝帯19が形成されている面にはスライドロック駒30が配設されている。スライドロック駒30は、段付きの円形駒で、その太径部分30aが第1アーム10の額縁部分に摺接し、円形駒の細径部分30bが第1アーム10の凹所16内にスライド可能に嵌まり込み、第1アーム10の平行凹凸溝帯19に対面する細径部分30bの対向面に、前記第1アーム10の凹所16の平行係合溝19aに噛合・離脱する多数の平行係合溝39aが刻設された平行凹凸溝帯39が形成されている。スライドロック駒30の中央には緊締軸58の突出端58aが突出する通孔30hが穿設されている。
第1アーム10の平行凹凸溝帯19の反対側の面10a(第2アーム20との接触面10a)には、第2アーム20の基端部23が配設され、その外面に回転ロック駒40が設置されている。緊締軸58の固定端58bは、回転止めにより回転ロック駒40に植設固定され、図8,9に示すように、第2アーム20の基端部23の通孔23h、第1アーム10の先端部15の貫通長孔11、スライドロック駒30の通孔30hまで貫通するように緊締軸58が挿通されている。緊締軸58の上下両側面には、第1アーム10の貫通長孔11の部分から緊締軸58の突出端58aに至るまで平面部58cが形成されており、貫通長孔11に対して緊締軸58はスライドするが、回転が阻止されるようになっている。緊締軸58の突出端58aには緊締部材50bが設けられている。
また、第2アーム20との関係では、回転ロック駒40は円形の段付き部材で、その細径部分40bが第2アーム20の基端部23の対向面に設けた凹所23aに回転可能に嵌まり込み、第2アーム20の基端部23の反対側の面に設けられた円形凸部23bが第1アーム10の平行凹凸溝帯19の反対側の面の凹所16にスライド可能に嵌め込まれている。そして、第2アーム20の基端部23と回転ロック駒40との対向面において、その通孔23h,40hの周囲に放射状係合溝28a,48aを有する放射状凹凸溝リング28,48が噛合・離脱可能にてそれぞれ刻設されている。
第2アーム20は、図1からわかるように、細長い板状棒材で、その両端に通孔21h,23hが穿設され、基端部23側にあっては前述のように緊締軸58が設けられ、先端部21側には緊締軸59によって物品取付駒70が設置されている。
第2アーム20の先端部21の構造は、図4〜7に示す通りで、通孔21hに緊締軸59の固定端59bが固定状態で挿通されている。そしてその突出部分に物品取付駒70の取付アーム71の通孔71h、回転ロック駒80の通孔80hが挿通され、その突出端59aに緊締部材50cが取り付けられている。
物品取付駒70の取付アーム71の両面において、その通孔71hの周囲は凹設されており、該凹設部72の中央に設けた通孔71hの周囲に多数の放射状係合溝78aにて構成された放射状凹凸溝リング78が形成されている。そして、第2アーム20の通孔21hの周囲には前述の物品取付駒70の取付アーム71の一方(対面側)の凹設部72に嵌まり込む環状膨出部21aが形成されており、物品取付駒70の取付アーム71に対面する環状膨出部21aの対向面に多数の放射状係合溝28aからなる放射状凹凸溝リング28が形成され、前述の物品取付駒70の取付アーム71の放射状凹凸溝リング78の放射状係合溝78aに対して噛合・離脱する。
そして、物品取付駒70の取付アーム71を介して第2アーム20の反対側に回転ロック駒80が配置され、前述のように回転ロック駒80の通孔80hから突出した緊締軸59の突出端59aに緊締部材50cが設けられている。物品取付駒70の取付アーム71の他方の凹設部72に嵌まり込むように回転ロック駒80の取付アーム71に対する対向面には円形の環状膨出部80aが形成され、取付アーム71に対面する環状膨出部80aの対向面に多数の放射状係合溝88aよりなる放射状凹凸溝リング88が刻設され、前述の物品取付駒70の取付アーム71の放射状凹凸溝リング78の放射状係合溝78aに対して噛合・離脱する。
物品取付駒70は、図4に示すように、駒本体70aと、駒本体70aからL形となるように一体的に延出された取付アーム71及び取付ダボ73とで構成されている。取付アーム71には前述のように通孔71hが穿設されており、その周囲に凹設部72が設けられ、放射状凹凸溝リング78が形成されている。駒本体70aの上面には円形凹穴74が凹設されており、穴底74aに多数の放射状係合溝79aで構成された放射状凹凸溝リング79が刻設されており、その中央に通孔74bが穿設されている。
取付ダボ73は、前述の円形凹穴74に回転可能に嵌まり込むダボ本体73a、ダボ本体73aの底面に設けられ、多数の放射状係合溝77aで構成された放射状凹凸溝リング77が形成されその中央にねじ穴73bが穿設されている。そして、駒本体70aの底面から通孔74bを通り、ワッシャ75を介して取付ネジ76が取付ダボ73のネジ穴73bにねじ込まれている。放射状凹凸溝リング77と放射状凹凸溝リング79の係合状態は物品取付駒70を強制的に回転させるとある程度の抵抗を以て係脱する程度に設定されている。ワッシャ75をスプリングワッシャとすればより前記係脱が容易になる。ダボ本体73aの上面には車載用物品M又は物品保持台Pを取り付けるためのダボ突起73cが突設されている。ダボ突起73cの形状は図の実施例に限られるものではないが、本実施例では細径の首部とその上に太径の頭部が構成されている。
車載用物品Mはそのままダボ突起73cに取り付けられるか、ダボ突起73cに取り付けられた物品保持台Pに取り付けられる。物品保持台Pはダボ突起73cが嵌まり込んで固定されるような機能と車載用物品Mを保持する機能を持つ。
しかして、車載用物品取付具Aのスタンドベース1をダッシュボードのような設置面60上に置き、前述のように回転座4を回転させて吸着パッド2の中央部分を引き上げ、設置面60と吸着パッド2との間に形成される密閉空間を減圧状態にしてスタンドベース1を設置面60に吸着させる。
この時点では、装着されている第1アーム10の基端部14の緊締部材50aが緩められた状態であり、二股ヒンジ6のヒンジプレート部6a,6bは離間方向にあって緩んだ状態にあるため、ダボ5dの頭部5d2は円形空洞部6k内を水平面内で自由に回転し、第1アーム10の基端部14も噛合状態から離脱した状態でヒンジプレート部6a,6b間を自由に上下方向に回転する。ここで、第1アーム10の設置面60に対する角度を適当な角度に設定した後、摘み52を持ってカムプレート51Pを回転させ、一方のカム部51を二股ヒンジ6の接触している側のヒンジプレート部6bに押圧し、緊締軸57を引き抜く方向に移動させ、両側のカムプレート51Pにて第1アーム10の基端部14を挟み付ける。そうすると基端部14の両面に設けた放射状凹凸溝リング18の放射状係合溝18aにヒンジプレート部6a・6bの放射状凹凸溝リング8の放射状係合溝18aが噛み合い、第1アーム10の回転を止め設定角度を固定する。
同時にこれにより、二股ヒンジ6のヒンジプレート部6a・6bも閉じられて空洞部6a3・6b3は円形空洞部6kとなり、着脱座5のダボ5dの頭部5d2の外周面に刻設された係合ギア部5dgに噛合し、噛合位置で二股ヒンジ6を固定する。
またこの時点では、第2アーム20の緊締部材50bは緩められた状態で、この緩めた状態ではスライドロック駒30と回転ロック駒40は、第1アーム10、第2アーム20から隙間が空き、噛み合いが解除された状態で、第1アーム10に対して第2アーム20が第1アーム10の長手方向に移動可能であり且つその位置で第2アーム20の円形凸部23bが自由に回転する。この状態で第1アーム10の任意の位置で第2アーム20を止め、その位置で第2アーム20を回転させ、第2アーム10の設置面60に対する角度を適当な角度に設定した後、摘み52を持ってカムプレート51Pを回転させ、一方のカム部51をスライドロック駒30の接触している面に押圧し、緊締軸58を引き抜く方向に移動させ、回転ロック駒40を引き寄せて第1アーム10の先端部15と第2アーム20の基端部23を挟み付ける。
そうすると、第1アーム10の平行凹凸溝帯19の係合溝19aにスライドロック駒30の平行凹凸溝帯39の係合溝39aが噛み合い、第1アーム10の長手方向への移動を阻止する。同時に、回転ロック駒40の放射状凹凸溝リング48の放射状係合溝48aは、第2アーム20の放射状凹凸溝リング28の放射状係合溝28aに噛み合い、その地点において第2アーム20の回転を阻止し、設定角度を固定する。なお、緊締軸58の両側面に形成された回転止め用の平面部58cは貫通長孔11から突出端58aまで形成されており、緊締軸58は貫通長孔11を自在にスライドするが回転しないようになっている。従って、上記平行凹凸溝帯19,39同士の噛合がなされれば、緊締軸58が非回転状態で植設された回転ロック駒40と第2アーム20の基端部23とが噛合により一体となっている関係上、緊締軸58の上記平面部58cの非回転により、両アーム10,20はこの位置で確実にロックされることになる。
最後に、物品取付駒70であるが、この場合も緊締部材50cを緩めた状態では、回転ロック駒80、物品取付駒70の取付アーム71及び第2アーム20の先端部21の対向面間にそれぞれ隙間が空き、噛み合いが解除された状態で、第2アーム20に対して取付アーム71が縦方向で自由に回転する。この状態で取付アーム71を回転させ、取付アーム71の設置面60に対する角度を適当な角度に設定した後、摘み52を持ってカムプレート51Pを回転させ、一方のカム部51をスライドロック駒30の接触している面に押圧し、緊締軸59を引き抜く方向に移動させ、第2アーム20を引き寄せて第2アーム20の先端部21とで取付アーム71を挟み付ける。
これにより、取付アーム71の両面の放射状凹凸溝リング78の放射状係合溝78aは、第2アーム20の放射状凹凸溝リング28の放射状係合溝28a及び回転ロック駒80の放射状凹凸溝リング88の放射状係合溝88aに噛合し、この位置で確実にロックされることになる。
取付ダボ73は、前述のように取付ネジ76によってワッシャ75を介して取付ダボ73のネジ穴73bにある程度の抵抗を以て係脱可能にねじ込まれているので、強制的に回転させれば、ダボ本体73aの底面に設けられている放射状凹凸溝リング77の放射状係合溝77aが駒本体70aの放射状凹凸溝リング77の放射状係合溝77aに係脱して所定の位置に固定される。取付ダボ73の前記固定は、通常、物品保持台Pを固定して後に行われることになるが、固定前に行ってもよい。そして、所望の位置に物品保持台Pを固定してから(或いはする前に)携帯電話やスマートフォンなどの車載用物品Mを物品保持台Pに固定しておく。なお、緩める際には、緊締部材50と倒して非カム部51hが各部位の押圧部分に来るようにすればよい。そして上記のような操作を行い、好みの位置に車載用物品Mを設定し直す。緊締部材50として上記カム構造のものを使用することで、ワンタッチの固定・解除が可能となる。
1…スタンドベース、2…吸着パッド、3…台座、4…回転座、5…着脱座、5a…截頭上面、5d…ダボ、5d1…首部、5d2…頭部、5dg…係合ギア部、5h…座本体、6…二股ヒンジ、6a・6b…ヒンジプレート部、6a1・6b1…通孔、6a2・6b2…半円部、6a3・6b3…空洞部、6ap・6bp…プレート部分、6k…円形空洞部、7…円形通孔、7a・7b…半円孔、8…放射状凹凸溝リング、8a…放射状係合溝、9a・9b…半円凹凸溝帯、9a1・9b1…縦係合溝、10…第1アーム、10a…一方の面(接触面)、10b…他方の面(非接触面)、11…貫通長孔、14…基端部、14h…通孔、15…先端部、16…凹所、18…放射状凹凸溝リング、18a…放射状係合溝、19…平行凹凸溝帯、19a…平行係合溝、20…第2アーム、20b…非接触面、21…先端部、21a…環状膨出部、21h…通孔、22…貫通孔、23…基端部、23a…凹所、23b…円形凸部、23h…通孔、25…凹所、28…放射状凹凸溝リング、28a…放射状係合溝、30…スライドロック駒、30a…太径部分、30b…細径部分、30h…通孔、39…平行凹凸溝帯、39a…平行係合溝、40…回転ロック駒、40b…細径部分、40h…通孔、48…放射状凹凸溝リング、48a…放射状係合溝、49…放射状係合溝、49a…放射状係合溝リング、50・50a・50b・50c…緊締部材、51…カム部、51P…カムプレート、51h…非カム部、52…摘み、53…取付軸、57…緊締軸、57a…突出端、57b…固定端、58…緊締軸、58a…突出端、58b…固定端、58c…平面部、59…緊締軸、59a…突出端、59b…固定端、60…設置面、70…物品取付駒、70a…駒本体、71…取付アーム、71h…通孔、72…凹設部、73…取付ダボ、73a…ダボ本体、73b…ネジ穴、73c…ダボ突起、74…円形凹穴、74a…穴底、74b…通孔、75…ワッシャ、76…取付ネジ、77…放射状凹凸溝リング、77a…放射状係合溝、78…放射状凹凸溝リング、78a…放射状係合溝、79…放射状凹凸溝リング、79a…放射状係合溝、80…回転ロック駒、80a…環状膨出部、80h…通孔、88…放射状凹凸溝リング、88a…放射状係合溝、A…車載用物品取付具、M…車載用物品、P…物品保持台。


Claims (2)

  1. 設置面に固定されるスタンドベースと、
    スタンドベースに対して回転且つ首振り自在に取り付けられた第1アームと、
    第1アームの一方の面に重ね合せて配設され、第1アームの前記重ね合わせ面に対してその基端部が摺接移動可能且つ回転自在に配置され、その先端部が車載用物品又は車載用物品の取り付け用の物品保持台に取り付けられる第2アームとで構成され、
    第1アームと第2アームのいずれか一方にその長手方向に貫通長孔が形成され、いずれか他方に穿設された通孔に対して回転自在に挿通されると共に該貫通長孔にスライド自在且つ非回転に挿通された緊締軸が設けられ、
    一方のアームのアーム同士の非接触面側において、該貫通長孔に沿って平行係合溝が貫通長孔に交差する方向に設けられた平行凹凸溝帯が形成され、
    一方のアームの前記非接触面側に配設され、前記平行凹凸溝帯に噛合する平行係合溝を備えた平行凹凸溝帯が形成され、緊締軸が貫通しているスライドロック駒と、
    他方のアームのアーム同士の非接触面側において、通孔の周囲に放射状係合溝が設けられた放射状凹凸溝リングが形成され、
    他方のアームのアーム同士の非接触面側に配設され、前記放射状凹凸溝リングに噛合する放射状係合溝を具備する放射状凹凸溝リングが形成され、緊締軸が固定されている回転ロック駒と、
    スライドロック駒から突出している緊締軸の突出端に設けられ、緊締時に緊締軸を引っ張り込んで回転ロック駒とスライドロック駒とで両アームを挟み付け、前記平行凹凸溝帯に平行凹凸溝帯を噛合させ、放射状凹凸溝リングに放射状凹凸溝リングを噛合させ、
    解放時には緊締軸の引っ張り込みを解いて前記噛合を解除する緊締部材とを備えていることを特徴とする車載用物品取付具。
  2. 緊締部材が緊締軸の突出端に回動自在に設けられ、緊締時には回転ロック駒を押圧して緊締軸を回転ロック駒から引き出す方向に作用するカム部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車載用物品取付具。

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