JP2015031091A - ガス回収装置 - Google Patents

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裕章 羽上田
Hiroaki Hagamida
裕章 羽上田
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Abstract

【課題】メタンハイドレートから、より効率的にガスを回収可能なガス回収装置を提供する。【解決手段】海底の地盤に存在するメタンハイドレート層Hにおけるメタンハイドレートから、ガスを回収するガス回収装置1であって、海底面SFを覆うとともに、海底面SFとの間で密閉空間Sを画成する減圧容器2と、密閉空間Sに連通し、密閉空間Sの水を吸い出すポンプ3と、密閉空間Sに連通し、密閉空間Sのガスを回収する回収管4とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、海底や湖底に存在するメタンハイドレートから、メタンガスを含むガスを回収するガス回収装置に関する。
従来から、メタンガスを主成分とした天然ガスをガス層から採掘し、エネルギー資源として商業的に利用している。メタンガスは石油や石炭と比較して燃焼時の二酸化炭素排出量が小さく、地球温暖化対策の観点から非常に有効なエネルギー資源である。
ところで現在、このメタンガスが多く含まれる有望なエネルギー資源として、メタンハイドレートが注目されている。このメタンハイドレートは、メタンを中心に周囲が水分子によって囲まれた包接水和物であり、低温、高圧の環境下で存在するものである。そして、このメタンハイドレートは、海底面下数百メートルの砂質層や、海底面近傍、海底面上に露出した状態で存在している。
ここで特許文献1には、いわゆる加熱法によってメタンハイドレートからガスを生産、回収する方法が開示されている。具体的にはこの方法は、メタンハイドレート層中に延設した抗井にガス透過性を有するカラムを充填し、カラム中に設置した熱源からメタンハイドレート層に熱を供給することでメタンハイドレートを分解してガスを回収するものである。
特表2007−512454号公報
しかしながら、特許文献1に記載された加熱法を用いる場合、メタンハイドレートは熱源に近い部分から分解が進行するため、分解が進行するにつれて熱源から遠い位置まで熱を供給する必要があり、広範囲のメタンハイドレートを効率的に分解することは難しい。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、メタンハイドレートから、より効率的にガスを回収可能なガス回収装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係るガス回収装置は、海底又は湖底に存在するメタンハイドレートからガスを回収するガス回収装置であって、前記海底又は前記湖底の地表面を覆うとともに、該地表面との間で密閉空間を画成する容器と、前記密閉空間に連通し、該密閉空間の水を吸い出すポンプと、前記密閉空間に連通し、該密閉空間の前記ガスを回収する回収管と、を備えることを特徴とする。
このようなガス回収装置によれば、容器によって海底又は湖底の地表面上に密閉空間が形成され、ポンプでこの密閉空間の水をくみ出すことで、密閉空間の減圧が可能となる。従って、地表面近傍に存在するメタンハイドレートを、密閉空間内の領域で均一に減圧させて分解を進行させることができる。またメタンハイドレートの分解によって発生したガスが、回収管によって密閉空間から回収されることで、密閉空間が減圧された状態を維持しながらガスの回収が可能となる。さらに密閉空間は、メタンハイドレートの分解にともなって生じる砂混じりのガス及び水から砂を沈殿させて分離する空間として機能するため、ポンプへの砂の流入を抑制し、装置の信頼性を向上することができる。
さらに、本発明に係るガス回収装置は、前記容器内に位置する前記地表面に開口し、前記メタンハイドレートが存在するメタンハイドレート層に向かって延びるように穴状に生産井が形成され、前記生産井の内部に充填された通気性及び通水性を有する充填体をさらに備えていてもよい。
このように生産井を形成することで、生産井が密閉空間に連通することになるため、メタンハイドレート層を密閉空間の圧力状態と略等しい状態にできる。従って、メタンハイドレート層に存在するメタンハイドレートの分解を層内で均一に進行させることができる。さらに、生産井の内部の充填体によって通水性及び通気性を確保しつつ、メタンハイドレートの分解に伴って生じる砂混じりのガス及び水から砂を濾過するように充填体が作用する。従って、生産井を通じて密閉空間へ砂が流入してしまうことを抑制でき、この結果、ポンプへの砂の流入の抑制が可能となり、装置の信頼性を向上することができる。さらに、メタンハイドレートの分解に伴って海底、湖底の地盤の強度が低下してしまったとしても、充填体を充填したことで生産井の形状を維持できる。
また、前記生産井は、互いに離間して前記地表面に開口し、前記メタンハイドレート層に向かって複数形成されていてもよい。
このように生産井を密閉空間内に複数形成することで、より広域で、均一にメタンハイドレートの分解が可能となる。
また、本発明に係る前記生産井が形成されたガス回収装置は、前記生産井の内周面を覆い、砂の通過を抑制する第一遮断部材をさらに備えていてもよい。
このような第一遮断部材によって、メタンハイドレートの分解に伴って生じる砂が、生産井内へ流入してしまうことを抑制することができる。
また、本発明に係る前記生産井が形成されたガス回収装置は、通気性を有して前記充填体を収容する収容部材をさらに備え、前記充填体は、前記収容部材に収容された状態で前記生産井の内部に充填されていてもよい。
このような収容部材によって、メタンハイドレートの分解によって生じたガスを透過させて生産井内へ流入させつつ、充填体の交換が容易となり、メンテナンス性を向上することができる。さらに、メタンハイドレートの分解に伴って海底、湖底の地盤の強度が低下してしまった際に、充填体が地盤内に散逸してしまうことを防止できる。
さらに、本発明に係る前記生産井が形成されたガス回収装置は、前記生産井の内周面のうち、前記メタンハイドレート層以外の層内に位置する該内周面を覆い、液体及び気体の通過を抑制する第二遮断部材をさらに備えていてもよい。
このような第二遮断部材によって、メタンハイドレート層以外の層から生産井内部への気体、液体の流入を抑制することができる。
また、前記充填体は、前記生産井を形成する際に排出される前記海底又は前記湖底の廃土が混合されたものであってもよい。
生産井を形成する際に排出される廃土を有効に活用でき、廃棄する廃土を最小限に抑えることができる。さらに、生産井を形成していく過程で、廃土を充填体として生産井の内部に充填していくことで、生産井の崩壊を防止しながら柱状に生産井を築造していくことができる。
さらに、前記容器は、前記密閉空間内で、前記生産井の開口部分と前記ポンプの連通部分とを結ぶ直線上に配されて、生産井の開口に対向する遮蔽面を有していてもよい。
このような遮蔽面によって、メタンハイドレートの分解によって生産井から密閉空間へ流入する砂混じりの水が遮蔽面に接触することになるため、この砂混じりの水がポンプに直接流れ込むことがなくなる。また、遮蔽面によって砂混じりの水の勢いを低減できるため、容器内での砂の沈殿を促すことができ、ポンプへの砂の流入を抑制し、装置の信頼性を向上することができる。
また、前記容器における前記遮蔽面は、前記地表面に向かうに従って、前記容器の内周面に近接するように傾斜する傾斜面を有していてもよい。
このような傾斜面によって、生産井からの砂混じりの水の流れ方向を、上方から下方に転向させて下降流とすることができ、容器内での砂の沈殿を促進することができる。また、生産井の開口部分からポンプとの連通部分まで水が流通する距離を稼ぐことができ、砂が沈殿するための時間を長くとることができる。従って、砂と水との分離効果を向上することができる。
前記容器は、前記海底又は前記湖底に下端部の縁部が貫入されて設置され、該縁部には下方に向かうに従って厚さ寸法が減少するテーパー面が形成されていてもよい。
このようなテーパー面によって、容器の縁部が海底又は湖底に貫入され易くなる。また密閉空間の減圧を行うことで容器内外の差圧によって容器が地表面に押し付けられ、さらに貫入を進行させて密閉空間の密閉性の向上が可能となる。
また、前記容器は、下端部の縁部の上方に、外周面から外方に向かって突出して、前記容器の沈下を防止するストッパを有していてもよい。
このようなストッパによって、密閉空間の内部と外部との間の圧力差によって容器が地表面に近接して沈下しようとした際に、ストッパが地表面からの反力を受けて、密閉空間の容積が減少してしまうことを抑制できる。
さらに、本発明に係るガス回収装置は、前記容器と前記地表面との間の密着性を向上する密着部材をさらに備えていてもよい。
このような密着部材によって、密閉空間の密閉性を向上できる。
また、本発明に係るガス回収装置は、前記容器内に、前記海底又は前記湖底における前記地表面に押圧力を作用させる押圧部材をさらに備えていてもよい。
密閉空間が減圧されて、容器内外の地表面に作用する水圧差が生まれると、海底または湖底の地盤が水圧の小さな容器内に向かって流動し、地表面が上方に盛り上がるように変形しようとすることがある。このような場合であっても、押圧部材によって地表面に押圧力を作用させることで地盤の変形を抑制し、密閉空間の容積が減少してしまうこと抑えることができる。
請求項1のガス回収装置によると、容器を用いてメタンハイドレートを減圧することで、より効率的なガス回収が可能となる。
また、請求項2のガス回収装置によると、充填体によって安定的にガス回収を行うことができる。
さらに、請求項3のガス回収装置によると、容器を用いた減圧によって、より多くのメタンハイドレートを分解でき、ガスの回収効率を向上することができる。
また、請求項4のガス回収装置によると、第一透過抑制部材によって、メタンハイドレートからのガス回収の効率を向上できる。
さらに、請求項5のガス回収装置によると、収容部材によって、より安定的にガス回収が可能となる。
また、請求項6のガス回収装置によると、第二透過抑制部材によって、メタンハイドレートからのガス回収の効率を向上できる。
さらに、請求項7のガス回収装置によると、廃土の廃棄量を抑えつつ生産井の施工性を向上できる。
また、請求項8のガス回収装置によると、遮蔽面によって砂を容器内に沈殿させ、安定的にメタンハイドレートからのガス回収が可能となる。
さらに、請求項9のガス回収装置によると、砂の沈殿効果を向上でき、さらに安定的にメタンハイドレートからのガス回収が可能となる。
また、請求項10のガス回収装置によると、密閉空間での減圧効果を高め、メタンハイドレートからのガス回収の効率を向上できる。
さらに、請求項11のガス回収装置によると、ストッパによって密閉空間を確保でき、安定的にメタンハイドレートからのガス回収が可能となる。
また、請求項12のガス回収装置によると、密着部材によって密閉空間での減圧効果を高め、メタンハイドレートからのガス回収の効率を向上できる。
さらに、請求項13のガス回収装置によると、押圧部材によって密閉空間を確保でき、安定的にメタンハイドレートからのガス回収が可能となる。
本発明の実施形態に係るガス回収装置を示す概略全体斜視図である。 本発明の実施形態に係るガス回収装置を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係るガス回収装置に関し、充填体の一例を示す全体斜視図である。 本発明の実施形態の第一変形例に係るガス回収装置を示す概略全体斜視図である。 本発明の実施形態の第二変形例に係るガス回収装置における生産井を示す概略全体斜視図である。 本発明の実施形態の第三変形例に係るガス回収装置を示す縦断面図である。 本発明の実施形態の第四変形例に係るガス回収装置を示す縦断面図である。 本発明の実施形態の第五変形例に係るガス回収装置を示す縦断面図である。 仮に、押圧部材が設けられない場合のガス回収装置を示す縦断面図である。 本発明の実施形態の第六変形例に係るガス回収装置を示す縦断面図である。 本発明の実施形態の第七変形例に係るガス回収装置を示す図であって、(a)は縦断面図であり、(b)は上面図であって(a)のA矢視図である。 本発明の実施形態の第八変形例に係るガス回収装置を示す縦断面図である。 本発明の実施形態の第九変形例に係るガス回収装置を示す縦断面図である。 本発明の実施形態の第十変形例に係るガス回収装置を示す概略全体斜視図である。
以下、本発明の第一実施形態に係るガス回収装置1について説明する。
このガス回収装置1は、海底の地表面である海底面SF、又は海底の地盤内に存在するメタンハイドレートからガスGを回収する装置である。
図1に示すように、ガス回収装置1は、海底面SF上に設けられた減圧容器2と、減圧容器2に接続されたポンプ3と、減圧容器2に設けられた回収管4とを備えている。また、容器の下方には断面円形の穴状の生産井5が形成されている。
減圧容器2は、海底面SFを覆い、海底面SFとの間に密閉空間Sを画成する。本実施形態では外形が矩形状をなし、四枚の側板部10と一枚の天板部11とから構成されて、下方に開口する鋼製容器となっている。なお、この減圧容器2の形状、材質は本実施形態の場合に限定されず、例えば外形が半球状のものであってもよく、水圧等の使用環境に応じて適宜選択可能である。
また、図2に示すように、この減圧容器2は側板部10が海底面SFから海底の地盤内に貫入されて設置されている。そして、このように地盤に貫入される部分となる側板部10の下端部、即ち減圧容器2の縁部には、下方に向かうに従って厚さ寸法が減少するようにテーパー面20が形成されている。
ポンプ3は、減圧容器2の側板部10を貫通して設けられたポンプ管路15を介して密閉空間Sに連通しており、密閉空間Sの内部に溜まった水Wを汲み上げて排水管16(図1参照)を通じて減圧容器2の外部に排出する。
回収管4は、減圧容器2の天板部11を貫通して設けられており、密閉空間Sに溜まったガスGを密閉空間Sの外部で回収可能となっている。なお本実施形態では、この回収管4は、減圧容器2の幅方向のちょうど中央位置に設けられている。
生産井5は、密閉空間S内に位置する海底面SFから、海底の地盤中のメタンハイドレートが存在するメタンハイドレート層Hに向かって延びるように形成されている。
ここで、ガス回収装置1は、上述した減圧容器2、ポンプ3、及び回収管4に加え、上記生産井5の内部に充填された充填体Fをさらに備えている。
充填体Fは、例えば、砕石、人工軽量骨材、コンクリート片、セラミック片、金属片、樹脂片等、生産井5の内部に間隙を形成しつつ、充填可能となっているものが適用される。また、上下方向に連続気泡を有する樹脂・金属の多孔体や、図3に示すような繊維状の材料を、延在方向が上下方向となるように複数束ねたものであってもよい。即ち、充填体Fは、通気性及び通水性を有するものであればよい。
また、この充填体Fを生産井5の内部に充填するタイミングについては、生産井5を形成しながら充填してもよいし、生産井5が完成した後に充填してもよい。さらに、充填体Fには、生産井5を形成する際に海底の地盤から出た廃土が混合されたものであってもよい。
このようなガス回収装置1によると、減圧容器2によって海底面SF上に密閉空間Sが形成され、ポンプ3でこの密閉空間Sの水Wをくみ出すことで、密閉空間Sを減圧することができる。
また、生産井5は密閉空間Sに連通しており、メタンハイドレート層Hを密閉空間S内の圧力状態と略等しい状態にできる。従って、密閉空間Sの減圧によってメタンハイドレート層Hに存在するメタンハイドレートを減圧でき、メタンハイドレート層H内で分解を均一に進行させることができる。
さらに、メタンハイドレートの分解によって発生したガスGが、回収管4によって密閉空間Sから回収されることで、密閉空間Sが減圧された状態を維持しながら、ガスGの回収が可能となる。
また、密閉空間Sによって、メタンハイドレートの分解にともなって生じる砂SA混じりのガスG及び水Wから、砂SAを密閉空間S内で沈殿させることで、ポンプ3への砂SAの流入を抑制し、装置の信頼性を向上することができる。
さらに、生産井5の内部の充填体Fによって通水性及び通気性を確保しつつ、上記砂SA混じりのガスG及び水Wから、砂SAを濾過するように充填体Fが作用する。従って、生産井5を通じて密閉空間Sへの砂SAが流入してしまうことを抑制でき、ポンプ3への砂SAの流入の抑制が可能となる。よって、装置の信頼性を向上することができる。
さらに、メタンハイドレートの分解に伴って海底、湖底の地盤の強度が低下してしまったとしても、充填体Fを充填したことで生産井5の形状を維持できるため、メタンハイドレートの分解にともなって生産井5が崩壊してしまうことを防止でき、安定的にガスGの回収を行うことができる。
また、生産井5を形成する際に排出される廃土を充填体Fとして用いることで、廃土の有効活用によって廃棄する廃土を最小限に抑えることができ、廃土の廃棄量を抑えることができる。ここで実際には、廃土をそのまま充填体Fとして用いるわけではなく、廃土を改良すること等により、通気性及び通水性を向上させたものを充填材Fとして用いる。具体的には、廃土に砕石などを混合したものを充填材Fとして用いる。
さらに、生産井5を形成していく過程で廃土を充填体Fとして生産井5の内部に充填していくことで、崩壊を防止しながら柱状に生産井5を築造していくことができるため、生産井5の施工性を向上できる。
また、減圧容器2の縁部のテーパー面20によって、減圧容器2が海底に貫入され易くなる。また、ポンプ3によって水を汲み出して密閉空間Sの減圧を行うことで、減圧容器2の内外の差圧によって減圧容器2が海底面SFに押し付けられ、減圧容器2の海底への貫入を進行させて、密閉空間の密閉性の向上が可能となる。
本実施形態のガス回収装置1によると、減圧容器2を用いてメタンハイドレートを減圧することで、広範囲のメタンハイドレートに対して分解を進行することが可能となるため、より効率的なガスGの回収が可能となる。
ここで、図4に示すように、生産井5は、海底面SFの延在方向に互いに離間して、減圧容器2内の海底面SFに開口して複数が形成されていてもよい。この場合には、より広域で、均一にメタンハイドレートの分解が可能となり、より多くのメタンハイドレートを分解してガスGの回収効率を向上することができる。
さらに、図5に示すように、ガス回収装置1は、生産井5の内周面を覆い、海底からの砂SAの通過を抑制する遮断部材31をさらに備えていてもよい。
この遮断部材31は、例えば、不織布のシートや鋼線をメッシュ状に織り込んだもの、又は、生産井5の内径と略同一の外径を有する有孔鋼管等、砂SAの通過を抑制可能な部材であればよい。またこれらを複数重ねて用いたり、これら種々の遮断部材31を併用することも可能である。なお、メッシュ状の部材を遮断部材31として用いる場合には、メッシュの目のサイズは、砂SAの粒径、砂SAの流出量、メタンハイドレート層Hの浸透性等を踏まえて決定される。
そして、このような遮断部材31によって、メタンハイドレートの分解にともなって生じる砂SAが、生産井5の内周面を通じて生産井5内へ流入してしまうことを抑制することができる。
なお、この遮断部材31は、袋状に形成されていてもよい。この場合には充填体Fは、遮断部材31に収容された状態で生産井5の内部に充填されていることになり、この遮断部材31は収容部材として機能する。そしてこのような収容部材を設けることで、メタンハイドレートの分解によって生じたガスGや水Wを生産井5内へ流入させつつ、充填体Fの交換が容易となり、メンテナンス性を向上することができる。さらに、メタンハイドレートの分解に伴って海底の地盤の強度が低下してしまった際に、充填体Fが海底の地盤内に散逸してしまうことを防止できる。
また、遮断部材31は、海底の地盤におけるメタンハイドレート層H以外の層内に位置する生産井5の内周面のみを覆って、これらの層内の液体及び気体の通過を抑制するものであってもよい。そして、遮断部材31によって、メタンハイドレート層H以外の層から生産井5内部への気体、液体の流入を抑制することができるため、メタンハイドレートを分解によって生じた水W及びガスGのみを密閉空間Sに導入することが可能となり、ガスGの回収の効率を向上できる。
ここで、このようにメタンハイドレート層H以外の層内に位置する生産井5の内周面のみを覆う遮断部材31を設ける場合には、遮断部材31は上述したような有孔鋼管ではなく無孔鋼管等であってもよい。即ち、遮断部材31は、メタンハイドレート層H以外の層内の液体及び気体の通過を完全に遮断するものであってもよい。従って、上述した「気体、液体の流入を抑制する」とは、流入を完全に防止する意味も含んでいる。
また、図6に示すように、減圧容器2は、縁部の上方となる位置で減圧容器2の側板部10の外周面から外方に向かって突出するストッパ41を有していてもよい。
このストッパ41は、減圧容器2の全ての側板部10に、全周にわたって連続するように設けられているが、周方向に不連続に複数設けられている場合や、周方向の一部にのみ設けられていてもよい。また、板状であってもよいしブロック状であってもよく、形状は限定されない。
そして、このストッパ41を設けたことで、密閉空間Sの内外の圧力差によって減圧容器2が海底面SFに近接し、減圧容器2が沈下しようとした際に、海底面SFからの力を受け、密閉空間Sの容積が減少してしまうことを抑制できる。従って、ストッパ41によって密閉空間Sを確保でき、安定的にメタンハイドレートからのガスGの回収が可能となる。
また、図7に示すように、ガス回収装置1は、減圧容器2の全ての側板部10が海底面SFと接する位置に設けられて、全ての側板部10に全周にわたって連続するように減圧容器2と海底面SFとの間の密着性を向上する密着部材51をさらに備えていてもよい。
密着部材51は、例えば、セメントや樹脂材が適用され、密閉空間Sの密閉性を向上できる。従って、ポンプ3による減圧時の減圧効果を向上させることができ、メタンハイドレートからのガスGの回収効率の向上が可能となる。
また、図8に示すように、ガス回収装置1は、減圧容器2内で、生産井5の周囲の海底面SFに下方に向かって押圧力を作用させる押圧部材61をさらに備えていてもよい。この押圧部材61は、海底面SFに載置された鋼板等の重量物であり、減圧容器の内周面と生産井5との間に設置されている。
ここで、図9に示すように、密閉空間Sが減圧された際には、減圧容器2の内外の海底面SFに作用する水圧差が生まれると、海底の地盤がより水圧の小さな減圧容器2内に向かって流動し、海底面SFが上方に盛り上がるように変形しようとすることがある。ここで、上記の押圧部材61を設けることで、このような海底面SFの盛り上がりを抑えることができ、密閉空間Sの容積が減少してしまうこと抑えることができる。よって、密閉空間Sを確保して、安定的にメタンハイドレートからのガスGの回収が可能となる。
また、図10に示すように、押圧部材71は、減圧容器2の内周面に一体に形成された板状部材であってもよい。
さらに、押圧部材81は、図11(a)、図11(b)に示すように、減圧容器2の内周面から内方に向かって突出する支持板部81aと、海底面SFに載置されて減圧容器2の内周面と生産井5との間に設置された押さえ板部81bと、支持板部81aと押さえ板部81bとの間に介在されたジャッキ81cとを有している。
このジャッキ81cは、周方向に互いに間隔をあけて複数設けられ、海底面SFに向かって押さえ板部81bへ押圧力を付与する。
また、図12に示すように、減圧容器2は、その内部に密閉空間Sを上下に仕切る遮蔽壁部91を有していてもよい。具体的には、この遮蔽壁部91は、上下方向断面の形状が生産井5の開口の上方で、かつ、回収管4と減圧容器2との連通部分の下方となる位置に頂部Aが位置するようにして、この頂部Aから海底面SFに向かうに従って末拡がりとなるように減圧容器2の内周面に近接する位置まで延びている。即ち、遮蔽壁部91は断面三角形状に形成されており、生産井5の開口部分とポンプ3と減圧容器2との連通部分とを結ぶ直線を遮るように配されている。
また、この遮蔽壁部91は、減圧容器2の幅方向の一方向(図12の紙面奥行き方向)に向かって延在している。またこの遮蔽壁部91は、減圧容器2の内周面から突出して設けられたリブ92によって減圧容器2に支持されている。このリブ92は、例えば、上記幅方向の一方向に間隔をあけて複数設けられている。
そして、遮蔽壁部91の下面は、生産井5の開口に対向する遮蔽面91aとなっており、上述した遮蔽壁部91の形状によって、この遮蔽面91aは傾斜面となっている。
さらに、生産井5の開口部分の上方で、かつ、回収管4との連通部分の下方となる上記頂部Aにおいて、上下に貫通するガス抜き用の孔部93が形成されている。
このような遮蔽壁部91を設けたことで、メタンハイドレートの分解によって生産井5から減圧容器2内へ流入する砂SA混じりの水Wが遮蔽面91aに接触するため、この砂SA混じりの水Wがポンプ3に直接流れ込むことがなくなる。
また、遮蔽面91aが傾斜面となっていることで、生産井5からの砂SA混じりの水Wの流れ方向を上方から下方に転向させて下降流とすることができ(図2の白抜き矢印参照)、砂SAの沈殿を促進することができる。また、生産井5の開口部分からポンプ3との連通部分に水Wが到達するまでの流通距離を稼ぐことができ、砂SAが沈殿するための時間を長くとることができる。このため、砂SAと水Wとの分離効果を向上することができる。
このように遮蔽面91aによって砂SA混じりの水Wの勢いを低減できるため、密閉空間Sでの砂SAの沈殿を促すことができ、ポンプ3への砂SAの流入を抑制し、装置の信頼性を向上することができる。従って、さらに安定的にメタンハイドレートからのガスGの回収が可能となる。
また、図13に示すように、遮蔽壁部101は、上下方向断面の形状が、上記幅方向の一方向に直交する直交幅方向(図13の紙面左右方向)に二つの三角形が並んで配置された形状となっていてもよい。具体的には、上下方向に延びる仮想線を基準として上記直交幅方向に対称となるように、生産井5の開口部分の上方で、かつ、回収管4と減圧容器2との連通部分の下方となる位置で、一対の頂部Bが形成されている。
そしてこれら頂部Bそれぞれから、海底面SFに向かうに従って減圧容器2の内周面に近接する第一壁部102と、海底面SFに向かうに従って生産井5の開口部分である直交幅方向の中央位置に近接するように延びる第二壁部103とが形成されている。また、各々の頂部Bから延びる第二壁部103同士は上記中央位置で互いに接続されて、底部Cを形成している。
このような遮蔽壁部101によって、生産井5からの砂SA混じりの水Wが底部Cで直交幅方向の両方向に分離して、第二壁部103における遮蔽面103aによって頂部Bへ案内される。その後、第一壁部102における遮蔽面102aによって案内されて下降流となる。従って、砂SA混じりの水Wが流通する距離をさらに長く稼ぐことができ、砂SAが沈殿するための時間を長くとることができる。よって、砂SAと水Wとの分離効果をさらに向上することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、本実施形態では、減圧容器2の縁部を海底の地盤内に貫入するようにしており、また、この縁部にはテーパー面20が形成されている。しかし例えば、海底面SFに減圧容器2を載置するのみでもよい。そしてこの場合には、縁部と海底面SFとの間に樹脂等の調整部材を挟み込んだり、縁部が接触する海底面SFの接触面を事前に平坦にするなどで、減圧容器2と海底面SFとの密着性を向上させることも可能である。また、このような場合であっても、上述した密着部材51を用いてもよい。
また、図14に示すように、仮にメタンハイドレートが海底の地盤内に存在せず、海底面SFに露出していたり、海底面SF近傍に存在している場合には、必ずしも生産井5は設けなくともよい。
なお、減圧容器2から回収管4によって回収されるガスGは、自身の浮力によって自然に洋上に浮上させてもよい。
さらに、ポンプ3によって汲み出した水Wは、洋上に汲み上げてもよいし、そのまま海中に放出してもよい。
また、ポンプ3を逆駆動させて、水を密閉空間Sに送り込み、減圧容器2、生産井5や、生産井5の内部の充填体F、遮断部材31等の洗浄を行ってもよい。
また、上述の実施形態では、海底の地盤内にメタンハイドレート層Hがあるとして説明を行ったが、例えば湖底のメタンハイドレート層Hに対して上述したガス回収装置1を適用することも可能である。
1…ガス回収装置 2…減圧容器 3…ポンプ 4…回収管 5…生産井 10…側板部 11…天板部 15…ポンプ管路 16…排水管 20…テーパー面 S…密閉空間 F…充填体 H…メタンハイドレート層 G…ガス SF…海底面 W…水 SA…砂 31…遮断部材 41…ストッパ 51…密着部材 61…押圧部材 71…押圧部材 81…押圧部材 81a…支持板部 81b…押さえ板部 81c…ジャッキ 91…遮蔽壁部 91a…遮蔽面 92…リブ 93…孔部 A…頂部 101…遮蔽壁部 B…頂部 C…底部 102…第一壁部 102a…遮蔽面 103…第二壁部 103a…遮蔽面

Claims (13)

  1. 海底又は湖底に存在するメタンハイドレートからガスを回収するガス回収装置であって、
    前記海底又は前記湖底の地表面を覆うとともに、該地表面との間で密閉空間を画成する容器と、
    前記密閉空間に連通し、該密閉空間の水を吸い出すポンプと、
    前記密閉空間に連通し、該密閉空間の前記ガスを回収する回収管と、
    を備えることを特徴とするガス回収装置。
  2. 前記容器内に位置する前記地表面に開口し、前記メタンハイドレートが存在するメタンハイドレート層に向かって延びるように穴状に生産井が形成され、
    前記生産井の内部に充填された通気性及び通水性を有する充填体をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のガス回収装置。
  3. 前記生産井は、互いに離間して前記地表面に開口し、前記メタンハイドレート層に向かって複数形成されていることを特徴とする請求項2に記載のガス回収装置。
  4. 前記生産井の内周面を覆い、砂の通過を抑制する第一遮断部材をさらに備えることを特徴とする請求項2又は3に記載のガス回収装置。
  5. 通気性を有して前記充填体を収容する収容部材をさらに備え、
    前記充填体は、前記収容部材に収容された状態で前記生産井の内部に充填されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のガス回収装置。
  6. 前記生産井の内周面のうち、前記メタンハイドレート層以外の層内に位置する該内周面を覆い、液体及び気体の通過を抑制する第二遮断部材をさらに備えることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載のガス回収装置。
  7. 前記充填体は、前記生産井を形成する際に排出される前記海底又は前記湖底の廃土が混合されたものであることを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載のガス回収装置。
  8. 前記容器は、前記密閉空間内で、前記生産井の開口部分と前記ポンプの連通部分とを結ぶ直線上に配されて、生産井の開口に対向する遮蔽面を有することを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載のガス回収装置。
  9. 前記容器における前記遮蔽面は、前記地表面に向かうに従って、前記容器の内周面に近接するように傾斜する傾斜面を有することを特徴とする請求項8に記載のガス回収装置。
  10. 前記容器は、前記海底又は前記湖底に下端部の縁部が貫入されて設置され、該縁部には下方に向かうに従って厚さ寸法が減少するテーパー面が形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のガス回収装置。
  11. 前記容器は、下端部の縁部の上方に、外周面から外方に向かって突出して、前記容器の沈下を防止するストッパを有していることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のガス回収装置。
  12. 前記容器と前記地表面との間の密着性を向上する密着部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のガス回収装置。
  13. 前記容器内に、前記海底又は前記湖底における前記地表面に押圧力を作用させる押圧部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載のガス回収装置。
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