JP2015030517A - 食品包装用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器の換気ができ、さらには、虫などの侵入を防ぐことができる食品包装用容器を提供する。
【解決手段】食品包装用容器は、熱可塑性合成樹脂シートからなる食品包装用容器であって、収容部2aを有する本体部2と、下端部が本体部2の上端部と重なり閉蓋できる蓋部3と、本体部2及び蓋部3の一縁部側を連結したヒンジ部4と、ヒンジ部4の内側に位置し、本体部2の上端部を下方に凹ませて形成した通気部5と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】食品包装用容器は、熱可塑性合成樹脂シートからなる食品包装用容器であって、収容部2aを有する本体部2と、下端部が本体部2の上端部と重なり閉蓋できる蓋部3と、本体部2及び蓋部3の一縁部側を連結したヒンジ部4と、ヒンジ部4の内側に位置し、本体部2の上端部を下方に凹ませて形成した通気部5と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、弁当、惣菜、生鮮食料品などの収容に用いることができる食品包装用容器に関する。
スーパー、デパートやコンビニエンスストアなどの小売店の店頭には、弁当、惣菜或いは青果物、刺身などの生鮮食料品等の食品が食品包装用容器に包装されて数多く陳列されている。このような食品包装用容器は、例えば、PET、ポリスチレン、ポリプロピレンなどからなる熱可塑性合成樹脂シートを、真空成形や圧空成形など熱成形して製造されているものが多い。
食品包装用容器は、蓋部などに通気孔を設けて換気ができるようにしてあり、弁当、惣菜などの発生した蒸気を抜いたり、青果物、生鮮食料品などは鮮度を保ったりすることができるようにしてある。
食品包装用容器は、蓋部などに通気孔を設けて換気ができるようにしてあり、弁当、惣菜などの発生した蒸気を抜いたり、青果物、生鮮食料品などは鮮度を保ったりすることができるようにしてある。
例えば、下記特許文献1に記載の生鮮食料品用容器は、本体と蓋体との全接合面間に複数個の通気口を開設したものであり、埃などの異物を侵入し難くしながら換気ができるようにしたものである。
特許文献1に開示の容器は、通気口を形成したため容器内部の換気をすることができ、また、通気口が横向きに開口しているため、埃などの侵入を防ぎやすいものである。
しかし、通気口が開放状態であるため、容器内部に食品を収容し、長時間に渡り陳列した場合は小蠅などの虫等が侵入してくるおそれがあった。
しかし、通気口が開放状態であるため、容器内部に食品を収容し、長時間に渡り陳列した場合は小蠅などの虫等が侵入してくるおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、容器内部の換気ができ、さらには、虫等の侵入を防ぐことができる食品包装用容器を提供することにある。
本発明の食品包装用容器の一態様は、熱可塑性合成樹脂シートからなる食品包装用容器であって、収容部を有する本体部と、下端部が本体部の上端部と重なり閉蓋できる蓋部と、本体部及び蓋部の一縁部側を連結したヒンジ部と、ヒンジ部の内側に位置し、本体部の上端部を下方に凹ませて形成した通気部と、を備えたことを特徴とする。
上記容器は、ヒンジ部の内側に通気部を設けたため、通気部の開口がヒンジ部で覆われ、虫等の侵入を防ぐことができるものである。
上記容器の好ましい態様として、通気部は、本体部の上端部を段状に所定長さで凹ませて形成することができる。
このような構成にすることにより、通気部の開口を長く形成でき、換気が良好に行うことができる。
このような構成にすることにより、通気部の開口を長く形成でき、換気が良好に行うことができる。
上記容器の好ましい態様として、蓋部に、閉蓋時に、内面から下方に突出し、本体部の内面に沿う滴下部を全周に渡り形成することができる。
このような構成にすることにより、蓋部内面に結露した水分が滴下部から容器内部に滴下するため、結露が容器外部に排出されにくくなり、容器を持ち上げる際に手などが濡れるおそれを防ぐことができる。
このような構成にすることにより、蓋部内面に結露した水分が滴下部から容器内部に滴下するため、結露が容器外部に排出されにくくなり、容器を持ち上げる際に手などが濡れるおそれを防ぐことができる。
以下、本発明の食品包装用容器の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態の食品包装用容器1は、図1又は図2などに示すように、本体部2と蓋部3とを備え、本体部2と蓋部3とはヒンジ部4で連結してある。
食品包装用容器1は、食品などを包装する容器として用いることができ、お弁当の容器、惣菜を収容する容器、青果物、刺身などの生鮮食品を収容する容器などとして用いることができる。
食品包装用容器1は、本実施形態では、横長長方体状に形成してあるが、これに限定されるものではなく、例えば、立方体状、六角柱状などに形成することもできる。
食品包装用容器1は、食品などを包装する容器として用いることができ、お弁当の容器、惣菜を収容する容器、青果物、刺身などの生鮮食品を収容する容器などとして用いることができる。
食品包装用容器1は、本実施形態では、横長長方体状に形成してあるが、これに限定されるものではなく、例えば、立方体状、六角柱状などに形成することもできる。
食品包装用容器1は、例えば、熱可塑性合成樹脂シートを熱成形して製造することができる。より詳しくは、ポリスチレン系樹脂シート、ポリエチレン系樹脂シート、ポリプロピレン系樹脂シート、ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートなどの熱可塑性樹脂シートを、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、熱板成形などの熱成形をして製造することができる。
この熱可塑性合成樹脂シートは、透明乃至半透明にすることが好ましいが、白色、黒色、青色、赤色などの有色にすることもできる。
この熱可塑性合成樹脂シートは、透明乃至半透明にすることが好ましいが、白色、黒色、青色、赤色などの有色にすることもできる。
本体部2は、本実施形態では、図1又は図2などに示すように、平面視長方形状の底面部2aと、その各縁部から上方に向け略垂直状に立ち上がる周壁部2bとを備え、その内部を、食品などを収容する収容部2cとして形成してある。周壁部2bの上端部には所定幅の平面状の上端面部2dを形成し、その外縁部には下方に垂下させた垂下面2eを形成し、さらに垂下面2eの下端部には外方に張り出すフランジ部2fを形成してある。垂下面2eは、その面上に水平方向に筋状に凹ませた箇所を複数形成してあり、蓋部3と外嵌合できるように形成してある。また、収容部2c内には仕切を設けて区画するようにしてもよい。
本体部2の上端面部2dは、図3などに示すように、ヒンジ部4の内側になる箇所の一部分を凹ませて通気部5を形成してある。通気部5は、本体部2の上端面部2dを段状に所定長さで凹ませて形成することができる。通気部5は、ヒンジ部4側の縁部の中央付近に形成することが好ましい。また、垂下面2e及びフランジ部2fの通気部5と対応する位置を段状に凹ませておくと容器内部の換気がしやすくなる。
通気部5は、本体部2縁部の長さの5%〜80%、特に30%〜50%の長さに形成することが好ましい。この際の本体部2縁部は、ヒンジ部4を設けた一縁部を示す。また、本体部2の高さに対して5%〜30%、特に10%〜20%の深さに形成することが好ましい。通気部5は、1箇所ではなく2箇所など複数箇所設けてもよい。
蓋部3は、本実施形態では、図4などに示すように、本体部2を閉蓋して本体部2の上端部と蓋部3の下端部が重なり、本体部2の上面側を被覆することができるものであり、上面を形成する天板部3aと、天板部3aの周囲に下方傾斜する周壁部3bとを備える。周壁部3bの下端部には外方に張り出す所定幅の平面状の下端面部3cを形成し、その外縁部には下方に垂下させた垂下面3dを形成し、さらに垂下面3dの下端部には外方に張り出すフランジ部3eを形成してある。閉蓋時に、下端面部3cは上端面部2d上に載り、フランジ部3eはフランジ部2fと重なるように形成してある。垂下面3dは、その面上に水平方向に筋状に凹ませた箇所を複数形成してあり、本体部2の垂下面2eに外嵌合できるように形成してある。
フランジ部3eのヒンジ部4側には、図3などに示すように、一部分を凹ませて通気補助部6を形成することができる。通気補助部6は、フランジ部3eを段状に所定長さで凹ませて形成することができる。通気補助部6は、閉蓋時に、通気部5と連なる位置に形成し、連通して通気口とすることができる。本実施形態ではヒンジ部4側の縁部の中央付近に形成してある。通気補助部6を形成することにより、換気が良好になる。
蓋部3には、閉蓋時において、内面から下方に突出する滴下部7が全周に渡り形成してあり、本体部2の周壁部2aの内面に沿うように形成してある。滴下部7は、周壁部2aの内面と若干隙間ができるように形成するのが好ましい。より詳しくは、図4などに示すように、滴下部7は、下端面部3cの内方側周端部から下方に略垂下させて形成してある。滴下部7の先端部は、通気部5よりも下方に位置させることが好ましい。
滴下部7を形成することにより、蓋部3に結露した水分が蓋部3の内面を伝わり、滴下部7の先端部から本体部2の収容部2a内に滴下するため、容器外部に結露が排出されることを防ぐことができ、容器1を持ち上げる際に手などが濡れるおそれがない。
滴下部7を形成することにより、蓋部3に結露した水分が蓋部3の内面を伝わり、滴下部7の先端部から本体部2の収容部2a内に滴下するため、容器外部に結露が排出されることを防ぐことができ、容器1を持ち上げる際に手などが濡れるおそれがない。
ヒンジ部4は、図1又は図2などに示すように、本体部2及び蓋部3の一縁部側を連結し、該一縁部の一部又は全部に薄板状に形成することができる。ヒンジ部4は、通気部5の外側に形成してあるため、閉蓋時に、湾曲状に折れ曲がり通気部5の開口を覆うことができる。ヒンジ部4は、通気部5の長さに対して110%〜400%、特に150%〜250%の長さに形成することが好ましい。また、ヒンジ部4は、本実施形態では本体部2及び蓋部3と一体的に形成してあるが、別体として形成してもよい。
このような食品包装用容器1は、図5などに示すように、閉蓋時に通気部5が容器内部と外部とを連通させるので、図5の矢印に示す如く水蒸気などが流れて換気することができる。また、通気部5は開口がヒンジ部4で覆われているので虫などの侵入を防ぐことができる。
また、滴下部7を形成することにより、蓋部3に結露した水滴が滴下部7の先端部から本体部2の収容部2a内に滴下するため、容器外部に水滴が排出されることを防ぐことができ、容器1を持ち上げる際に手などが濡れるおそれがない。
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、技術目的を共通にするかぎり変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。
1食品包装用容器
2本体部
2a底面部
2b周壁部
2c収容部
2d上端面部
2e垂下面
2fフランジ部
3蓋部
3a天板部
3b周壁部
3c下端面部
3d垂下面
3eフランジ部
4ヒンジ部
5通気部
6通気補助部
7滴下部
2本体部
2a底面部
2b周壁部
2c収容部
2d上端面部
2e垂下面
2fフランジ部
3蓋部
3a天板部
3b周壁部
3c下端面部
3d垂下面
3eフランジ部
4ヒンジ部
5通気部
6通気補助部
7滴下部
Claims (3)
- 熱可塑性合成樹脂シートからなる食品包装用容器であって、収容部を有する本体部と、下端部が本体部の上端部と重なり閉蓋できる蓋部と、本体部及び蓋部の一縁部側を連結したヒンジ部と、ヒンジ部の内側に位置し、本体部の上端部を下方に凹ませて形成した通気部と、を備えた食品包装用容器。
- 通気部は、本体部の上端部を段状に所定長さで凹ませて形成した請求項1に記載の食品包装用容器。
- 蓋部に、閉蓋時に、内面から下方に突出し、本体部の内面に沿う滴下部を全周に渡り形成した請求項1又は2に記載の食品包装用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013162019A JP2015030517A (ja) | 2013-08-05 | 2013-08-05 | 食品包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013162019A Pending JP2015030517A (ja) | 2013-08-05 | 2013-08-05 | 食品包装用容器 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017024797A (ja) * | 2015-07-23 | 2017-02-02 | 株式会社エフピコ | 包装用容器及び包装用容器の蓋 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57180614U (ja) * | 1981-05-13 | 1982-11-16 | ||
JP3127219U (ja) * | 2006-09-13 | 2006-11-24 | 日本ザンパック株式会社 | 蓋付き容器 |
JP2011011779A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Fp Corp | 包装用容器 |
-
2013
- 2013-08-05 JP JP2013162019A patent/JP2015030517A/ja active Pending
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