JP2015029969A - 流体中気泡の分離除去装置 - Google Patents

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一男 三科
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Abstract

【課題】流体中に含まれる気泡を有効かつ効率よく除去するコンパクトな流体中気泡の分離除去装置を提供する。【解決手段】ハウジングHと、ハウジングH内の第1の領域内100に収容され、気泡除去対象流体を流入し、該気泡除去対象流体の旋回流を形成することにより、該気泡除去対象流体を気泡が除去された第1の流体と気泡を含む第2の流体とに分離する気泡分離装置110と、ハウジングH内の第2の領域200内に形成され、気泡分離装置110で分離された第2の流体を流入し、該第2の流体に含まれる気泡の結合により該気泡の径を増大させる気泡増大装置210と、を具備する。【選択図】図1

Description

この発明は、流体中気泡の分離除去装置に関し、特に、油圧機械の油タンク内の作動油のような粘性のある流体中に発生する気泡を有効に除去することを可能にした流体中気泡の分離除去装置に関する。
油圧機械等においては、作動油中に気泡が発生すると、この作動油を利用する油圧機器、システム等に悪影響を及ぼすことがある。
例えば、建設機械等の作業動力伝達に用いられる油圧システムにおいて、動力を伝達する作動油中に気泡が混在すると、作動油の剛性を低下させ、作動油の酸化劣化を促進させ、また、作動油の潤滑特性を低下させ、更には、機器の動力伝達特性や動作寿命を低下させる。
そこで、作動油等に混入した気泡を有効に除去する装置若しくはシステムが要望されているが、従来この種の気泡除去システムとしては、特許文献1に開示されたものが知られている。
この気泡除去システムは、駆動に使用する流体回路の最終戻り側に気泡除去装置を設置したもので、具体的には、動揺するタンク内の液体をポンプにより吸引吐出する液体システムにおいて、旋回流を与え気泡を装置軸中心に集合させて、この集合させた気泡を排出する気泡除去装置をタンクへの戻り回路上に組込み、この気泡除去装置でタンクに戻る液体の気泡を除去した後、ポンプ吸入側に流入させ、これによりタンク内で流体中に巻き込む気泡の影響を排除しようとしたものである。
特開平8−318103号公報
しかしながら、特許文献1に記載された「気泡除去システム」における気泡除去装置は、流体の通過流量の影響を強く受けるため、作業条件により変動する幅広い流量範囲をカバーした有効な気泡除去を行うことができないという問題があった。
また、特許文献1に記載された「気泡除去システム」においては、気泡除去装置により分離された気泡を含む第1の流体は、タンクの上層に戻す構成を取っており、ここで、第1の流体の流体量が多くなった状態においては、この第1の流体中に微小な気泡も含まれることになるので、動揺するタンクの状況によっては、この微小な気泡がタンク内の流体に再混合し、本来の気泡除去の目的も達成できない場合があった。
更に、第1の流体中に含まれる気泡の多くは、タンク内の流体表層に分布することになるので、この結果、タンク内の放熱特性の低下等につながるという問題もあった。
そこで、この発明は、流体中に含まれる気泡を有効かつ効率よく除去するコンパクトな流体中気泡の分離除去装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明の流体中気泡の分離除去装置は、ハウジングと、前記ハウジング内の第1の領域内に収容され、気泡除去対象流体を流入し、該気泡除去対象流体の旋回流を形成することにより、該気泡除去対象流体を気泡が除去された第1の流体と気泡を含む第2の流体とに分離する気泡分離装置と、前記ハウジング内の第2の領域内に形成され、前記気泡分離装置で分離された前記第2の流体を流入し、該第2の流体に含まれる気泡の結合により該気泡の径を増大させる気泡増大装置と、を具備することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記気泡分離装置は、前記気泡除去対象流体が流入される流入口と、前記流入口から流入された前記気泡除去対象流体を旋回流に変換する旋回流変換手段と、前記旋回流の下流側に向かって漸次径が小となる第1の流体室と、前記第1の流体室内で一端が開口する細管と、前記第1の流体室の下流側に設けられる第2の流体室と、を具備し、前記第2の流体室から前記第1の流体を排出し、前記細管から第2の流体を排出することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記気泡増大装置は、前記第2の領域内に相互に連通する複数の領域を画成する複数の平行板材、を具備し、前記第2の流体を前記複数の平行板材で画成された前記複数の領域に順次導くことにより該第2の流体に含まれる気泡の径を増大させることを特徴とする。
請求項4の発明の流体中気泡の分離除去装置は、ハウジングと、前記ハウジング内の第1の領域内に収容され、気泡除去対象流体を流入し、該気泡除去対象流体の旋回流を形成することにより、該気泡除去対象流体を気泡が除去された第1の流体と気泡を含む第2の流体とに分離する第1の気泡分離装置及び前記第2の流体を流入し、該第2の流体の旋回流を形成することにより、該第2の流体を気泡が除去された第3の流体と気泡を含む第4の流体とに分離する第2の気泡分離装置を含む気泡分離装置と、前記ハウジング内の第2の領域内に形成され、前記第2の気泡分離装置で分離された前記第4の流体を流入し、該第4の流体に含まれる気泡の結合により該気泡の径を増大させる気泡増大装置と、を具備することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記第1の気泡分離装置は、前記気泡除去対象流体が流入される第1の流入口と、前記第1の流入口から流入された前記気泡除去対象流体を旋回流に変換する第1の旋回流変換手段と、前記旋回流の下流側に向かって漸次径が小となる第1の流体室と、前記第1の流体室内で一端が開口する第1の細管と、
前記第1の流体室の下流側に設けられる第2の流体室と、を具備し、前記第2の流体室から前記第1の流体を排出し、前記第1の細管から第2の流体を排出し、前記第2の気泡分離装置は、前記第2の流体が流入される第2の流入口と、前記第2の流入口から流入された前記第2の流体を旋回流に変換する第2の旋回流変換手段と、前記旋回流の下流側に向かって漸次径が小となる第3の流体室と、前記第3の流体室内で一端が開口する第2の細管と、前記第3の流体室の下流側に設けられる第4の流体室と、を具備し、前記第4の流体室から前記第3の流体を排出し、前記第2の細管から第4の流体を排出するを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または5の発明において、前記気泡増大装置は、前記第2の領域内に相互に連通する複数の領域を画成する複数の平行板材、を具備し、前記第4の流体を前記複数の平行板材で画成された前記複数の領域に順次導くことにより前記第4の流体に含まれる気泡の径を増大させることを特徴とする。
この発明によれば、流体中に含まれる気泡を有効かつ効率よく除去するコンパクトな流体中気泡の分離除去装置を提供することができるという効果を奏する。
図1は、この発明に係わる実施例1の流体中気泡の分離除去装置を示す正面断面図及び側面断面図及び底面図である。 図2は、図1に示した実施例1の流体中気泡の分離除去装置で用いられる気泡分離装置の一例を示す断面図である。 図3は、図1に示した実施例1の流体中気泡の分離除去装置で用いられる気泡増大装置の動作を説明する正面断面図及び側面断面図である。 図4は、この発明に係わる実施例2の流体中気泡の分離除去装置を示す正面断面図及び側面断面図及び底面図である。 図5は、図4に示した実施例2の流体中気泡の分離除去装置で用いられる気泡分離装置の一例を示す断面図である。 図6は、図1に示した流体中気泡の分離除去装置を用いた実施例3を説明する図である。 図7は、図4に示した流体中気泡の分離除去装置を用いた実施例4を説明する図である。 図8は、図1に示した流体中気泡の分離除去装置を用いた実施例5を説明する図である。 図9は、図4に示した流体中気泡の分離除去装置を用いた実施例6を説明する図である。 図10は、図1に示した流体中気泡の分離除去装置を用いた実施例7を説明する図である。 図11は、図4に示した流体中気泡の分離除去装置を用いた実施例8を説明する図である。 図12は、図1に示した流体中気泡の分離除去装置を用いた実施例9を説明する図である。 図13は、図4に示した流体中気泡の分離除去装置を用いた実施例10を説明する図である。
以下、この発明に係わる流体中気泡の分離除去装置の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係わる実施例1の流体中気泡の分離除去装置10を示すもので、図1(A)は、その正面断面図、図1(B)は、その側面断面図、図1(C)は、その底面図である。
図1において、この発明に係わる実施例1の流体中気泡の分離除去装置10は、例えば、建設機械等の作動油から気泡を除去するために用いられるもので、ハウジングHと、ハウジングH内の第1の領域100に収納された気泡分離装置110と、ハウジングH内の第2の領域200に形成された気泡増大装置210とを具備して構成される。
気泡分離装置110は、気泡除去対象である油を流入し、この気泡除去対象油を気泡が除去された第1の油と、気泡を含む第2の油に分離するもので、この気泡分離装置110が収容されるハウジングHの第1の領域100の側面には、気泡分離装置110に気泡除去対象油を流入する流入口P1と気泡分離装置110で分離された気泡が除去された第1の油を排出する排出口P2が設けられている。
気泡増大装置210は、その中に含まれる気泡の除去を容易にするように、各気泡を互いに結合して増大する機能を有するもので、この気泡増大装置210が形成されるハウジングHの第2の領域200の上部には、増大させた気泡を含む第3の油を排出する排出口P3が設けられている。
気泡分離装置110は、流入口P1から流入された気泡除去対象油の旋回流を形成することにより、該気泡除去対象油を気泡が除去された第1の油と気泡を含む第2の油とに分離し、気泡が除去された第1の油を排出口P2から排出し、気泡を含む第2の油を気泡分離装置110の排出口117から第1の領域100内に排出する。この気泡分離装置110の詳細構成は、後に図2を参照して説明する。
気泡増大装置210は、気泡分離装置110の排出口117から排出された気泡を含む第2の油を、流入口220から流入し、この第2の油に含まれる気泡を順次結合することにより、該気泡の径を増大させ、この増大された気泡を含む油を排出口P3から排出する。
ここで、気泡増大装置210は、第2の領域200内で相互に連通する複数の領域201〜207を画成する複数の平行板材211を具備して構成され、流入口220から流入された第2の油を複数の平行板材211により形成される複数の通路を順次通って、複数の領域201〜207に順次導くことにより、第2の油に含まれる気泡を相互に順次結合させて、第2の油に含まれる気泡の径を増大させる。この気泡増大装置210の詳細動作は、後に図3を参照して詳述する。
図2は、図1に示した実施例1の流体中気泡の分離除去装置で用いられる気泡分離装置の一例を示す断面図である。
図2に示す気泡分離装置110は、旋回流を利用して、流入された気泡除去対象油を気泡が除去された第1の油と気泡を含む第2の油とに分離するもので、その略中央部には円筒形の旋回流形成部111が設けられている。
旋回流形成部111には、その中心軸に対して直角に気泡除去対象油を流入する流入口P1が設けられ、この流入口P1は、この旋回流形成部111の周縁に沿って形成された環流路112に接続されている。この環流路112には、環流路112を流れる油を第1の流体室114に接線方向に流出する吐出口113が設けられている。
第1の流体室114は、下流側の径が漸次小となる円錐台形をしており、この第1の流体室114の下流側には第2の流体室115が繋がっている。この第2の流体室115の下流側は、排出口P2に接続される。
また、第1の流体室114内には、第1の流体室114内で先端が開口した細管116がこの気泡分離装置110の中心軸に沿って設けられている。この細管116の他端は、排出口117に接続されている。
上記構成の気泡分離装置110において、気泡除去対象油が流入口P1から流入されると、この油は旋回流形成部111の環流路112を流れて、吐出口113から流出することにより、第1の流体室114内に油の旋回流を形成する。
ここで、第1の流体室114は、その径が下流側で漸次小となる円錐台形をしているので、上記旋回流により生じる遠心力により気泡を含まない油は第1の流体室114の周壁側へ、気泡は、図2にBで示すように、第1の流体室114の中心付近に集まる。
この第1の流体室114の中心側に集まっている気泡は、第1の流体室114に加わる背圧により、第1の流体室114内の一部の油とともに細管116を通って排出口117から気泡を含む第2の油として排出される。
また、細管116により、気泡が除去された第1の流体室114内の油は、第2の流体室115を経由して気泡が除去された第1の油として排出口P2から排出される。
図3は、図1に示した実施例1の流体中気泡の分離除去装置10で用いられる気泡増大装置210の動作を説明する正面断面図及び側面断面図である。
図3において、気泡分離装置110の排出口117から排出された気泡が含まれる第2の油は、ハウジングHの第1の領域100を通って、流入口220から気泡増大装置210の領域201に流入される。
領域201に流入された気泡を含む油は、4枚の平行板材211により形成される4本の通路を通って領域202に導かれ、この領域202に導かれた油は、更に4枚の平行板材211により形成される4本の通路を通って領域203に導かれる。
同様に、領域203に導かれた油は、更に4枚の平行板材211により形成される4本の通路を通って領域204に導かれ、また、領域204に導かれた油は、更に4枚の平行板材211により形成される4本の通路を通って領域205に導かれ、また、領域205に導かれた油は、更に4枚の平行板材211により形成される4本の通路を通って領域206に導かれ、また、領域206に導かれた油は、更に4枚の平行板材211により形成される4本の通路を通って領域207に導かれる。
そして、上記気泡が含まれる油を平行板材211により形成される通路を通って領域201〜207に順次導く過程で、油に含まれる気泡は、各平行板材211の下面を転がり、これにより、油に含まれる気泡は順次相互に結合して順次大きくなる。この大きくなった気泡を含む油は、ハウジングHの第2の領域200の上部に設けられた排出口P3から排出される。
図4は、この発明に係わる実施例2の流体中気泡の分離除去装置を示すもので、図4(A)は、その正面断面図、図4(B)は、その側面断面図、図4(C)は、その底面図である。
図4において、この発明に係わる実施例2の流体中気泡の分離除去装置11は、図1に示した実施例1の流体中気泡の分離除去装置10と同様に、例えば、建設機械等の作動油から気泡を除去するために用いられるもので、ハウジングHと、ハウジングH内の第1の領域100に収納された気泡分離装置120と、ハウジングH内の第2の領域200に形成された気泡増大装置210とを具備して構成される。
ここで、図4に示す実施例2の流体中気泡の分離除去装置11は、図1に示した実施例1の流体中気泡の分離除去装置10と比較して、ハウジングHの第1の領域100に収納される気泡分離装置120の構成が異なる。その他の構成は、図1に示した実施例1の流体中気泡の分離除去装置10と同様である。
すなわち、図4に示す実施例2の流体中気泡の分離除去装置11において、ハウジングHの第1の領域100に収納される気泡分離装置120は、図2に示した気泡分離装置110と同等の構成の気泡分離装置を2段に接続して構成される。
図5は、図4に示した実施例2の流体中気泡の分離除去装置11で用いられる気泡分離装置120の一例を示す断面図である。
図5において、この気泡分離装置120の1段目の気泡分離装置(メイン気泡分離装置)120−1は、図2に示した気泡分離装置110と同様である。
すなわち、メイン気泡分離装置120−1は、その略中央部には円筒形の旋回流形成部121が設けられており、この旋回流形成部121には、その中心軸に対して直角に気泡除去対象油を流入する流入口P1が設けられ、この流入口P1は、この旋回流形成部121の周縁に沿って形成された環流路122に接続されている。この環流路122には、環流路122を流れる油を第1の流体室124に接線方向に流出する吐出口123が設けられている。
第1の流体室124は、下流側の径が漸次小となる円錐台形をしており、この第1の流体室124の下流側には第2の流体室125が繋がっている。この第2の流体室125の下流側は、排出口P2に接続される。
また、第1の流体室124内には、第1の流体室124内で先端が開口した細管126がこのメイン気泡分離装置120−1の中心軸に沿って設けられている。この細管126の他端は、排出口127に接続されている。
メイン気泡分離装置120−1の排出口127は、この気泡分離装置120の2段目の気泡分離装置(サブ気泡分離装置)120−2の流入口130に接続される。
サブ気泡分離装置120−2は、その基本的な構成はメイン気泡分離装置120−1と同様であるが、その容量(サイズ)はメイン気泡分離装置120−1の1/5〜1/10程度に構成される。
すなわち、サブ気泡分離装置120−2は、その略中央部には円筒形の旋回流形成部131が設けられており、この旋回流形成部131には、旋回流形成部131の中心軸に対して直角にメイン気泡分離装置120−1の排出口127から流出された気泡を含む油が流入口130から流入される。流入口130は、この旋回流形成部131の周縁に沿って形成された環流路132に接続されている。この環流路132には、環流路132を流れる油を第3の流体室134に接線方向に流出する吐出口133が設けられている。
第3の流体室134は、下流側の径が漸次小となる円錐台形をしており、この第3の流体室134の下流側には第4の流体室135が繋がり、この第4の流体室136の下流側は、排出口P2に接続されている。
また、第3の流体室134内には、第3の流体室134内で先端が開口した細管136がこのサブ気泡分離装置120−2の中心軸に沿って設けられており、この細管136の他端は、排出口137に接続されている。
上記構成の気泡分離装置120において、流入口P1から流入された気泡除去対象油は、メイン気泡分離装置120−1で気泡が除去された第1の油と気泡を含む第2の油に分離され、第1の油は、排出口P2から排出され、この第2の油はサブ気泡分離装置120−2の流入口130に流出され、サブ気泡分離装置120−2で、この第2の油を、気泡が除去された第3の油と気泡を含む第4の油に分離される。そして、第3の油は、第1の油とともに、排出口P2から排出されるが、第4の油は、排出口137からハウジングHの第1の領域100に排出される。
サブ気泡分離装置120−2の排出口137から排出された気泡を含む第4の油は、ハウジングHの第1の領域100を通って、流入口220から気泡増大装置210の領域201に流入される。なお、上記実施例においては、サブ気泡分離装置120−2で分離された第3の油を排出口P2から排出するように構成したが、排出口P2に代えてハウジングHの第1の領域100に排出するように構成してもよい。
気泡増大装置210におけるその後の気泡増大動作は、図3で説明したのと同様である。すなわち、上記気泡が含まれる第4の油は、平行板材211により形成される複数の通路を通って領域201〜207に順次導かれ、この過程で、油に含まれる気泡は、各平行板材211の下面を転がり、これにより、油に含まれる気泡は順次相互に結合して順次大きくなり、この大きくなった気泡を含む油は、ハウジングHの第2の領域200の上部に設けられた排出口P3から排出される。
次に、図6乃至13を参照して、図1乃至3に示した実施例1の流体中気泡の分離除去装置10及び図4乃至5に示した実施例2の流体中気泡の分離除去装置11を用いた実施例3〜10について説明する。
図6に示す実施例1は、メインタンク20に貯蔵された油をポンプ41で油圧機器30に供給し、油圧機器30で作動油として用いられた油を再びメインタンク20に戻す油循環路をメインの油循環路として構成した油圧システムに、実施例1の流体中気泡の分離除去装置10を装着したものである。
この種の油圧システムにおいては、油圧機器30で作動油として用いられた油の中には、油圧機器30で作動油の温度上昇との種々の原因により、気泡が混入することがあり、この気泡はそのままメインタンク20に戻されることになる。
この結果、メインタンク20の油には気泡が多くなり、この場合、メインタンク20から油圧機器30の供給する作動油の剛性を低下させ、作動油の酸化劣化を促進させ、また、作動油の潤滑特性を低下させ、更には、機器の動力伝達特性や動作寿命を低下させるという問題を発生する。
そこで、この実施例3においては、上記メインの油循環路とは独立したこの発明に係わる気泡分離除去装置10を有する気泡分離除去循環路を設け、この気泡分離除去循環路により、メインタンク20内の油に混入した気泡を有効かつ効率よく除去するようにしている。
すなわち、図6に示す油圧システムにおいては、メインタンク20に貯蔵されている油を、上記メインの油循環路に設けられたポンプ41とは別の独立したポンプ42を用いて、気泡分離除去装置10の流入口P1に加圧供給する。
気泡分離除去装置10の流入口P1に加圧供給された気泡除去対象油は、気泡分離除去装置10の気泡分離装置110で気泡が除去された第1の油と気泡を含む第2の油に分離され、気泡分離装置110で分離された気泡が除去された第1の油は、気泡分離除去装置10の排出口P2からメインタンク20に戻される。
また、気泡分離装置110で分離された気泡を含む第2の油は、気泡分離除去装置10の気泡増大装置210に導かれ、ここで、気泡の結合増大が行われ、この増大された気泡を含む油は排出口P3からメインタンク20に戻される。
ここで、排出口P3からメインタンク20に戻された油に含まれる気泡は、気泡増大装置210で結合増大されているので、直ちにメインタンク20内の上方に移動し、ブリーザ21からメインタンク20外に放出される。
したがって、この実施例3によれば、メインタンク20内の気泡を効率よく迅速に除去することができる。
図7に示す実施例4は、メインタンク20に貯蔵された油をポンプ41で油圧機器30に供給し、油圧機器30で作動油として用いられた油を再びメインタンク20に戻す油循環路をメインの油循環路として構成した油圧システムに、実施例2の流体中気泡の分離除去装置11を装着したものである。
この図7に示す実施例4においては、実施例3と同様に、メインタンク20に貯蔵されている油を、メインの油循環路に設けられたポンプ41とは別の独立したポンプ42を用いて、気泡分離除去装置11の流入口P1に加圧供給する。
気泡分離除去装置11の流入口P1に加圧供給された気泡除去対象油は、気泡分離装置120で気泡が除去された第1の油及び第3の油と、気泡を含む第4の油に分離される。そして、気泡分離装置120で分離された気泡が除去された第1の油及び第3の油は、気泡分離除去装置11の排出口P2からメインタンク20に戻される。
また、気泡分離装置120で分離された気泡を含む第4の油は、気泡分離除去装置10の気泡増大装置210に導かれ、ここで、気泡の結合増大が行われ、この増大された気泡を含む油は排出口P3からメインタンク20に戻される。
ここで、排出口P3からメインタンク20に戻された油に含まれる気泡は、気泡増大装置210で結合増大されているので、直ちにメインタンク20内の上方に移動し、ブリーザ21からメインタンク20外に放出される。
このようにこの実施例4によれば、2段構成の気泡分離装置120を用いたので、メインタンク20内の気泡を更に効率よく迅速に除去することができる。
図8に示す実施例5は、メインタンク20に貯蔵された油をポンプ41で油圧機器30に供給し、油圧機器30で作動油として用いられた油を再びメインタンク20に戻す油循環路をメインの油循環路として構成した油圧システムに、実施例1の流体中気泡の分離除去装置10を装着したものである。
この図8に示す実施例5は、実施例3と同様に、メインタンク20に貯蔵されている油を、メインの油循環路に設けられたポンプ41とは別の独立したポンプ42を用いて、気泡分離除去装置11の流入口P1に加圧供給するが、この実施例5においては、実施例3の流体中気泡の分離除去装置10をメインタンク20内に設けている。
ポンプ42を用いて、メインタンク20内の気泡分離除去装置10の流入口P1に加圧供給された気泡除去対象油は、気泡分離除去装置10の気泡分離装置110で気泡が除去された第1の油と気泡を含む第2の油に分離され、気泡分離装置110で分離された気泡が除去された第1の油は、気泡分離除去装置10の排出口P2からメインタンク20内に排出される。
また、気泡分離装置110で分離された気泡を含む第2の油は、気泡分離除去装置10の気泡増大装置210に導かれ、ここで、気泡の結合増大が行われ、この増大された気泡を含む油は排出口P3からメインタンク20内に排出される。
ここで、排出口P3からメインタンク20に排出された油に含まれる気泡は、気泡増大装置210で結合増大されているので、直ちにメインタンク20内の上方に移動し、ブリーザ21からメインタンク20外に放出される。
したがって、この実施例5によれば、メインタンク20内の気泡を効率よく迅速に除去することができ、また、気泡分離除去装置10をメインタンク20内に設けているので、気泡分離除去装置10の配置のための特別なスペースを必要としないという利点がある。
図9に示す実施例6は、メインタンク20に貯蔵された油をポンプ41で油圧機器30に供給し、油圧機器30で作動油として用いられた油を再びメインタンク20に戻す油循環路をメインの油循環路として構成した油圧システムに、実施例2の流体中気泡の分離除去装置11を装着したものである。
この図9に示す実施例6においては、実施例4と同様に、メインタンク20に貯蔵されている油を、メインの油循環路に設けられたポンプ41とは別の独立したポンプ42を用いて、気泡分離除去装置11の流入口P1に加圧供給するが、この実施例6においては、実施例4の流体中気泡の分離除去装置11をメインタンク20内に設けている。
ポンプ42を用いて、メインタンク20内の気泡分離除去装置11の流入口P1に加圧供給された気泡除去対象油は、気泡分離除去装置11の気泡分離装置120で気泡が除去された第1の油及び第3の油と、気泡を含む第4の油に分離され、気泡分離装置120で分離された気泡が除去された第1の油及び第3の油は、気泡分離除去装置11の排出口P2からメインタンク20内に排出される。
また、気泡分離装置120で分離された気泡を含む第4の油は、気泡分離除去装置10の気泡増大装置210に導かれ、ここで、気泡の結合増大が行われ、この増大された気泡を含む油は排出口P3からメインタンク20内に排出される。
ここで、排出口P3からメインタンク20に排出された油に含まれる気泡は、気泡増大装置210で結合増大されているので、直ちにメインタンク20内の上方に移動し、ブリーザ21からメインタンク20外に放出される。
したがって、この実施例6によれば、2段構成の気泡分離装置120を用いたので、メインタンク20内の気泡を更に効率よく迅速に除去することができ、また、気泡分離除去装置10をメインタンク20内に設けているので、気泡分離除去装置11の配置のための特別なスペースを必要としないという利点がある。
図10に示す実施例7は、メインタンク20に貯蔵された油をポンプ41で油圧機器30に供給し、油圧機器30で作動油として用いられた油を再びメインタンク20に戻す油循環路をメインの油循環路として構成した油圧システムに、実施例1の流体中気泡の分離除去装置10を装着したもので、この図9に示す利用例5においては、油圧機器30からメインタンク20への戻りラインを分岐してコントロールバルブ50を介して気泡分離除去装置10の流入口P1に接続している。
このような構成によると、メインの油循環路に設けられたポンプ41とは別のポンプを用いることなく、気泡分離除去装置10の流入口P1に気泡除去対象油を加圧供給することができる。
コントロールバルブ50を介して気泡分離除去装置10の流入口P1に加圧供給された気泡除去対象油は、気泡分離除去装置10の気泡分離装置110で気泡が除去された第1の油と気泡を含む第2の油に分離され、気泡分離装置110で分離された気泡が除去された第1の油は、気泡分離除去装置10の排出口P2からメインタンク20内に戻される。
また、気泡分離装置110で分離された気泡を含む第2の油は、気泡分離除去装置10の気泡増大装置210に導かれ、ここで、気泡の結合増大が行われ、この増大された気泡を含む油は排出口P3からメインタンク20内に戻される。
ここで、排出口P3からメインタンク20に戻された油に含まれる気泡は、気泡増大装置210で結合増大されているので、直ちにメインタンク20内の上方に移動し、ブリーザ21からメインタンク20外に放出される。
したがって、実施例7によれば、メインタンク20内の気泡を効率よく迅速に除去することが可能になり、また、この実施例7の場合は、気泡分離除去装置11の流入口P1に気泡除去対象油を加圧供給するためのポンプが不要になるという利点がある。
図11に示す実施例8は、メインタンク20に貯蔵された油をポンプ41で油圧機器30に供給し、油圧機器30で作動油として用いられた油を再びメインタンク20に戻す油循環路をメインの油循環路として構成した油圧システムに、実施例2の流体中気泡の分離除去装置11を装着したもので、この図11に示す実施例8においては、実施例7と同様に、油圧機器30からメインタンク20への戻りラインを分岐してコントロールバルブ50を介して気泡分離除去装置11の流入口P1に接続している。
このような構成によると、メインの油循環路に設けられたポンプ41とは別のポンプを用いることなく、気泡分離除去装置11の流入口P1に気泡除去対象油を加圧供給することができる。
コントロールバルブ50を介して気泡分離除去装置11の流入口P1に加圧供給された気泡除去対象油は、気泡分離除去装置11の気泡分離装置120で気泡が除去された第1の油及び第3の油と、気泡を含む第4の油に分離され、気泡分離装置120で分離された気泡が除去された第1の油及び第3の油は、気泡分離除去装置11の排出口P2からメインタンク20内に戻される。
また、気泡分離装置120で分離された気泡を含む第4の油は、気泡分離除去装置10の気泡増大装置210に導かれ、ここで、気泡の結合増大が行われ、この増大された気泡を含む油は排出口P3からメインタンク20内に戻される。
ここで、排出口P3からメインタンク20に戻された油に含まれる気泡は、気泡増大装置210で結合増大されているので、直ちにメインタンク20内の上方に移動し、ブリーザ21からメインタンク20外に放出される。
したがって、この実施例8によれば、2段構成の気泡分離装置120を用いたので、メインタンク20内の気泡を更に効率よく迅速に除去することができ、また、気泡分離除去装置11の流入口P1に気泡除去対象油を加圧供給するためのポンプが不要になるという利点がある。
図12に示す実施例9は、メインタンク20に貯蔵された油をポンプ41で油圧機器30に供給し、油圧機器30で作動油として用いられた油を再びメインタンク20に戻す油循環路をメインの油循環路として構成した油圧システムに、実施例1の流体中気泡の分離除去装置10を装着したもので、この実施例9においては、実施例1の流体中気泡の分離除去装置10をメインタンク20内に設けている。
また、この図12に示す実施例9は、実施例7と同様に、油圧機器30からメインタンク20への戻りラインを分岐してコントロールバルブ50を介して気泡分離除去装置10の流入口P1に接続し、メインの油循環路に設けられたポンプ41とは別のポンプを用いることなく、気泡分離除去装置10の流入口P1に気泡除去対象油を加圧供給するようにしている。
コントロールバルブ50を介して、メインタンク20内の気泡分離除去装置10の流入口P1に加圧供給された気泡除去対象油は、気泡分離除去装置10の気泡分離装置110で気泡が除去された第1の油と気泡を含む第2の油に分離され、気泡分離装置110で分離された気泡が除去された第1の油は、気泡分離除去装置10の排出口P2からメインタンク20内に排出される。
また、気泡分離装置110で分離された気泡を含む第2の油は、気泡分離除去装置10の気泡増大装置210に導かれ、ここで、気泡の結合増大が行われ、この増大された気泡を含む油は排出口P3からメインタンク20内に排出される。
ここで、排出口P3からメインタンク20に排出された油に含まれる気泡は、気泡増大装置210で結合増大されているので、直ちにメインタンク20内の上方に移動し、ブリーザ21からメインタンク20外に放出される。
したがって、この実施例9によれば、メインタンク20内の気泡を効率よく迅速に除去することができ、また、気泡分離除去装置10をメインタンク20内に設けているので、気泡分離除去装置10の配置のための特別なスペースを必要とせず、また、気泡分離除去装置10の流入口P1に気泡除去対象油を加圧供給するためのポンプが不要になるという利点がある。
図13に示す実施例10は、メインタンク20に貯蔵された油をポンプ41で油圧機器30に供給し、油圧機器30で作動油として用いられた油を再びメインタンク20に戻す油循環路をメインの油循環路として構成した油圧システムに、実施例2の流体中気泡の分離除去装置11を装着したもので、この実施例10においては、実施例2の流体中気泡の分離除去装置11をメインタンク20内に設けている。
また、この図13に示す実施例10は、実施例8と同様に、油圧機器30からメインタンク20への戻りラインを分岐してコントロールバルブ50を介して気泡分離除去装置11の流入口P1に接続し、メインの油循環路に設けられたポンプ41とは別のポンプを用いることなく、気泡分離除去装置11の流入口P1に気泡除去対象油を加圧供給するようにしている。
コントロールバルブ50を介して、メインタンク20内の気泡分離除去装置11の流入口P1に加圧供給された気泡除去対象油は、気泡分離除去装置11の気泡分離装置120で気泡が除去された第1の油及び第3の油と、気泡を含む第4の油に分離され、気泡分離装置120で分離された気泡が除去された第1の油及び第3の油は、気泡分離除去装置11の排出口P2からメインタンク20内に排出される。
また、気泡分離装置120で分離された気泡を含む第4の油は、気泡分離除去装置10の気泡増大装置210に導かれ、ここで、気泡の結合増大が行われ、この増大された気泡を含む油は排出口P3からメインタンク20内に排出される。
ここで、排出口P3からメインタンク20に排出された油に含まれる気泡は、気泡増大装置210で結合増大されているので、直ちにメインタンク20内の上方に移動し、ブリーザ21からメインタンク20外に放出される。
したがって、この実施例10によれば、2段構成の気泡分離装置120を用いたので、メインタンク20内の気泡を更に効率よく迅速に除去することができ、また、気泡分離除去装置10をメインタンク20内に設けているので、気泡分離除去装置11の配置のための特別なスペースを必要とせず、また、気泡分離除去装置10の流入口P1に気泡除去対象油を加圧供給するためのポンプが不要になるという利点がある。
以上がこの発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記実施例及び図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上記実施例では、この発明に係わる流体中気泡の分離除去循環システムを油圧システムに適用した場合を示したが、流体中の気泡除去が必要な他の各種装置、システムにも同様に適用可能である。
10 流体中気泡の分離除去装置
20 メインタンク
21 ブリーザ
30 油圧機器
41 ポンプ
42 ポンプ
50 コントロールバルブ
100 第1の領域
110 気泡分離装置
111 旋回流形成部
112 環流路
113 吐出口
114 第1の流体室
115 第2の流体室
116 細管
117 排出口
120 気泡分離装置
120−1 メイン気泡分離装置
120−2 サブ気泡分離装置
121 旋回流形成部
122 環流路
123 吐出口
124 第1の流体室
125 第2の流体室
126 細管
127 排出口
130 流入口
131 旋回流形成部
132 環流路
133 吐出口
134 第1の流体室
135 第2の流体室
136 細管
137 排出口
200 第2の領域
201〜207 領域
210 気泡増大装置
211 平行板材
220 流入口
H ハウジング
P1 流入口
P2 排出口
P3 排出口

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内の第1の領域内に収容され、気泡除去対象流体を流入し、該気泡除去対象流体の旋回流を形成することにより、該気泡除去対象流体を気泡が除去された第1の流体と気泡を含む第2の流体とに分離する気泡分離装置と、
    前記ハウジング内の第2の領域内に形成され、前記気泡分離装置で分離された前記第2の流体を流入し、該第2の流体に含まれる気泡の結合により該気泡の径を増大させる気泡増大装置と、
    を具備することを特徴とする流体中気泡の分離除去装置。
  2. 前記気泡分離装置は、
    前記気泡除去対象流体が流入される流入口と、
    前記流入口から流入された前記気泡除去対象流体を旋回流に変換する旋回流変換手段と、
    前記旋回流の下流側に向かって漸次径が小となる第1の流体室と、
    前記第1の流体室内で一端が開口する細管と、
    前記第1の流体室の下流側に設けられる第2の流体室と、
    を具備し、
    前記第2の流体室から前記第1の流体を排出し、前記細管から第2の流体を排出することを特徴とする請求項1に記載の流体中気泡の分離除去装置。
  3. 前記気泡増大装置は、
    前記第2の領域内に相互に連通する複数の領域を画成する複数の平行板材、
    を具備し、
    前記第2の流体を前記複数の平行板材で画成された前記複数の領域に順次導くことにより該第2の流体に含まれる気泡の径を増大させることを特徴とする請求項1または2に記載の流体中気泡の分離除去装置。
  4. ハウジングと、
    前記ハウジング内の第1の領域内に収容され、気泡除去対象流体を流入し、該気泡除去対象流体の旋回流を形成することにより、該気泡除去対象流体を気泡が除去された第1の流体と気泡を含む第2の流体とに分離する第1の気泡分離装置及び前記第2の流体を流入し、該第2の流体の旋回流を形成することにより、該第2の流体を気泡が除去された第3の流体と気泡を含む第4の流体とに分離する第2の気泡分離装置を含む気泡分離装置と、
    前記ハウジング内の第2の領域内に形成され、前記第2の気泡分離装置で分離された前記第4の流体を流入し、該第4の流体に含まれる気泡の結合により該気泡の径を増大させる気泡増大装置と、
    を具備することを特徴とする流体中気泡の分離除去装置。
  5. 前記第1の気泡分離装置は、
    前記気泡除去対象流体が流入される第1の流入口と、
    前記第1の流入口から流入された前記気泡除去対象流体を旋回流に変換する第1の旋回流変換手段と、
    前記旋回流の下流側に向かって漸次径が小となる第1の流体室と、
    前記第1の流体室内で一端が開口する第1の細管と、
    前記第1の流体室の下流側に設けられる第2の流体室と、
    を具備し、
    前記第2の流体室から前記第1の流体を排出し、前記第1の細管から第2の流体を排出し、
    前記第2の気泡分離装置は、
    前記第2の流体が流入される第2の流入口と、
    前記第2の流入口から流入された前記第2の流体を旋回流に変換する第2の旋回流変換手段と、
    前記旋回流の下流側に向かって漸次径が小となる第3の流体室と、
    前記第3の流体室内で一端が開口する第2の細管と、
    前記第3の流体室の下流側に設けられる第4の流体室と、
    を具備し、
    前記第4の流体室から前記第3の流体を排出し、前記第2の細管から第4の流体を排出するを特徴とする請求項4に記載の流体中気泡の分離除去装置。
  6. 前記気泡増大装置は、
    前記第2の領域内に相互に連通する複数の領域を画成する複数の平行板材、
    を具備し、
    前記第4の流体を前記複数の平行板材で画成された前記複数の領域に順次導くことにより前記第4の流体に含まれる気泡の径を増大させることを特徴とする請求項4または5にに記載の流体中気泡の分離除去装置。
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JP2018001149A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 株式会社ティーエヌケー 気泡分離除去装置
WO2019102612A1 (ja) * 2017-11-27 2019-05-31 株式会社ティーエヌケー 気泡分離除去装置

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