JP2015029844A - 美容装置 - Google Patents

美容装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015029844A
JP2015029844A JP2013163539A JP2013163539A JP2015029844A JP 2015029844 A JP2015029844 A JP 2015029844A JP 2013163539 A JP2013163539 A JP 2013163539A JP 2013163539 A JP2013163539 A JP 2013163539A JP 2015029844 A JP2015029844 A JP 2015029844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
temperature
cooling
stimulation
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013163539A
Other languages
English (en)
Inventor
義典 泰藤
Yoshinori Yasufuji
義典 泰藤
純 古賀
Jun Koga
純 古賀
北谷 典丈
Noritake Kitatani
典丈 北谷
哲史 森田
Tetsushi Morita
哲史 森田
美穂 森田
Yoshio Morita
美穂 森田
美登里 田中
Midori Tanaka
美登里 田中
かおり 松ヶ下
Kaori Matsugashita
かおり 松ヶ下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Naris Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Naris Cosmetics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd, Naris Cosmetics Co Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2013163539A priority Critical patent/JP2015029844A/ja
Publication of JP2015029844A publication Critical patent/JP2015029844A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 使用者の皮膚へ刺激を付与する刺激付与部と、温度変化に基づき皮膚の冷却を行う変温部とを別途独立させて適切に配置し、刺激付与部から皮膚への刺激付与とは別に効率よく皮膚を冷却できると共に、使用者の皮膚への過剰な刺激を抑えられる美容装置を提供する。
【解決手段】 複数の刺激付与部と、刺激付与部間で温度を変化させる変温部が配設され、使用者の皮膚に複数の刺激付与部を接触させて、皮膚に所定の刺激を与える際に、刺激付与部間の変温部も刺激付与部の接触部位とは異なる部位の皮膚に接近又は接触状態となり、変温部の温度が接近又は接触する皮膚に影響を及ぼすことから、温度変化に基づく皮膚の冷却を、刺激付与部の接触部位とは異なる部位の皮膚に実行して、冷却と直接的な刺激が皮膚の刺激付与部接触部位へ集中するのを防止し、違和感や不快感を抑えつつ、皮膚に刺激等を効率よく伝えてその効果を適切に与えられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、使用者の皮膚に対し所定の美容に係る効果を与える美容装置に関する。なお、本発明で美容効果を与える対象としての「皮膚」と共に用いる「肌」の語は、体表面のみでなく皮下脂肪等の皮下組織を含む体表層の「皮膚」と同義のものとして扱っている。また、本発明で皮膚に刺激を付与する「刺激付与部」は、接触などの、皮膚において一般的な意味での刺激を与えるものを指す他、微弱電流の皮膚への通電のように、外部から付与されても人が自覚できない強度の外部から皮膚への作用、を生じさせるものも、ローラのように圧力を皮膚に対し意図的に与える機構を伴うものであれば、「刺激付与部」に含まれるものとする。
使用者の顔等の肌(皮膚)に対し所定の美容・美肌に係る各種動作を実行する美容装置は、家庭で用いられる簡易な単機能、低出力のものから、業務用として用いられる多機能、高出力のものまで、様々な種類のものが利用されている。こうした美容装置のうち、家庭等で用いられる簡易なものとしては、皮膚を冷したり加熱したりするもの、皮膚に対し吸引を行うもの、皮膚にスチームやミストを当てるもの、皮膚に光を照射するもの、皮膚に超音波による振動を伝えるもの、皮膚に微弱電流を流してイオン導入(イオントフォレーシス)を行うもの、あるいは、皮膚に微弱電流を流して微細な汚れを除去(クレンジング)するものなどが一般的に使用されている。
このうち、皮膚に微弱電流を流す、すなわち通電を行うものにおいて、通電状態で皮膚に接触する電極部分の温度を変化させ、皮膚に温感又は冷感を与えられるものが知られている。こうした従来の美容機器の一例として、特開2002−345976号公報に開示されるものがある。
特開2002−345976号公報
従来の美容装置は前記特許文献に示される構成となっており、この装置では、皮膚にイオン導入等をもたらすための通電と共に、通電用の電極を冷却する仕組みとなっている。使用の際には、通常、装置本体部から突出した電極を、顔など美容対象の皮膚に当てた上で、皮膚に対し通電したり、電極を冷却して皮膚に冷感を与える操作を使用者が行うこととなる。
こうした従来の装置では、皮膚に対しイオン導入等のための通電を行うと共に、冷感を付与する場合、温度を変化させた電極を皮膚に当接させることから、皮膚には通電に伴う刺激と共に、体温と温度差のある電極の感触が冷たさ(冷感)として加わるなど、直接的な刺激が皮膚の電極接触部位へ集中することとなる。その分、電極の皮膚への接触開始の際に、使用者に電極と体温との温度差の分、違和感や不快感を与えやすくなるという課題を有していた。
また、皮膚に接する電極は、皮膚の温度の影響を受けての温度変化も生じやすいことから、冷感を与えられる電極の温度を維持するためには、電極に対し冷却を継続して行わなければならず、電極に付随する通電のための機構に加えて、通電の影響を受けることなく安全に電極を冷却する機構を必要とし、電極とその周辺の機構が複雑になってしまうという課題を有していた。そして、電極を冷却する単純な機能の割に複雑化して熱の伝わりがよくない機構に対し、電力など冷却用のエネルギーを投入せざるを得ず、且つ通電のための機構側への熱伝導も無視できないことで、冷却効率も低くなってしまうという課題を有していた。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、使用者の皮膚へ美容に係る刺激を付与する刺激付与部と、温度変化に基づき皮膚の冷却を行う変温部とを別途独立させて適切に配置し、刺激付与部から皮膚への刺激付与とは別に効率よく皮膚を冷却できると共に、使用者の皮膚への過剰な刺激を抑えられ、美容に係る効果を最大限得られるようにする美容装置を提供することを目的とする。
本発明の開示する美容装置は、使用者により保持される保持部と、当該保持部と一体に配設され、美容に係る所定の刺激を使用者の皮膚に付与可能な刺激付与部とを備え、当該刺激付与部を使用者の皮膚に接触させて、使用者の皮膚に対し前記所定の刺激を与える美容装置において、温度変化を生じる変温部を備え、前記刺激付与部が、相互に離隔させて複数配設され、前記変温部が、少なくとも二つの前記刺激付与部に挟まれた中間の領域に配設され、前記中間の領域を挟む複数の刺激付与部を使用者の皮膚表面に接触させている状態で、刺激付与部の間で使用者の皮膚表面に接近又は接触する前記変温部が、使用者周囲の気温とは異なる所定温度に一又は複数回変化し、使用者の皮膚を少なくとも冷却するものである。
このように本発明の開示によれば、美容に係る刺激を皮膚に与える複数の刺激付与部と、刺激付与部間で温度を変化させる変温部が配設され、使用者の皮膚に複数の刺激付与部を直接又は介在物を介して接触させて、この接触部位の皮膚に所定の刺激を与える際に、刺激付与部間の変温部も刺激付与部の接触部位とは異なる部位の皮膚に接近又は接触状態となり、変温部の変化した温度状態が接近又は接触する皮膚に影響を及ぼすことにより、変温部の温度変化に基づく皮膚の冷却を、刺激付与部の接触部位とは異なる部位の皮膚に実行して、皮膚の冷却等と直接的な刺激付与が皮膚の刺激付与部接触部位へ集中するのを防止し、刺激付与部の刺激を受ける際の皮膚における、刺激付与部と皮膚との温度差に基づく違和感や不快感を抑えつつ、皮膚に刺激付与部からの刺激と共に変温部の温度変化に基づく作用を効率よく加えてその効果を適切に与えられる。また、複数の刺激付与部を単に皮膚に接触させるだけで、刺激付与部からの刺激の付与と変温部の温度変化に伴う影響の付加がなされることとなり、装置の取扱いも容易に行える。
また、本発明の開示する美容装置は必要に応じて、前記変温部が、前記中間の領域を挟む複数の刺激付与部における、使用者の皮膚表面に接触させる部位に対して、奥まった位置に配設されるものである。
このように本発明の開示によれば、複数の刺激付与部に挟まれる配置となる変温部を、刺激付与部のうち皮膚表面に接触する部位より奥まった位置とし、複数の刺激付与部を皮膚に接触させると、変温部は奥まった配置のため、刺激付与部と比べて皮膚に対しより軽く接触又は接触しない状態となることにより、変温部と皮膚との間で熱が伝わりにくい分、変温部による皮膚の冷却が穏やかとなり、変温部の変化した温度状態が皮膚にソフトな冷感として与えられることとなり、こうした変温部の温度変化に伴う影響が、変温部と皮膚との温度差による違和感や不快感を伴うことなく皮膚に伝えられる。また、変温部が皮膚と接触した場合でも弱い接触となり、熱の伝わりが緩慢となることから、変温部の温度が皮膚の熱の影響を受ける度合いも小さくなり、変温部を適切な温度に維持しやすく、温度維持のために投入するエネルギー量を抑えて、変温部を使用する際の装置稼働時間をより長くすることができる。
さらに、変温部が奥まった配置とされることで、使用中に意図せず変温部が皮膚に対し適切でない物理的刺激を与えることもなく、変温部が皮膚を擦って皮膚の炎症などをもたらす事態を招きにくい。
また、本発明の開示する美容装置は必要に応じて、前記中間の領域を挟む複数の刺激付与部が、中間の領域を挟む両側で極性の異なる一又は複数対の電極とされ、所定の電源部と接続されて、前記複数の刺激付与部間に生体が介在すると微弱電流が流れる通電状態に移行可能とされてなり、刺激付与部の接触した部位の間の皮膚に対し通電による刺激を与えるものである。
このように本発明の開示によれば、電極とされる複数の刺激付与部が変温部を挟んで配設され、複数の刺激付与部を皮膚に接触させると、皮膚を介して電極である刺激付与部間で通電状態となると共に、中間の領域にある変温部の接近又は接触する皮膚が、変温部で冷却されることにより、皮膚を冷やして皮膚に冷感を与えつつ通電による刺激を与えられ、冷却で導電性等を変化させた皮膚に通電を行い、効率よく皮膚に対し通電の効果を与えて皮膚を活性化させられると共に、冷却による鎮静作用で、人によっては皮膚への通電に伴って生じる痛みやかゆみ等の不快感や皮膚表面の炎症を緩和できる。また、通電による刺激の付与と共に皮膚の冷却がなされることで、皮膚直下の筋肉の緊張を効率よく緩和でき、特に顔等でたるみのない筋状態を得ることができる。さらに、皮膚への通電と皮膚の冷却の実行が、電極である複数の刺激付与部を皮膚に接触させるようにすれば可能であり、使い勝手も優れる。
本発明の一実施形態に係る美容装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る美容装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る美容装置の背面図である。 本発明の一実施形態に係る美容装置の右側面図である。 本発明の一実施形態に係る美容装置の平面図である。 本発明の一実施形態に係る美容装置のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る美容装置における傾動腕部傾動状態の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る美容装置におけるローラ部及び冷却部の皮膚接触状態説明図である。 本発明の一実施形態に係る美容装置におけるローラ部及び冷却部の皮膚上での移動状態説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る美容装置を前記図1ないし図9に基づいて説明する。
前記各図において本実施形態に係る美容装置1は、使用者により保持される本体部11と、この本体部11と一体に配設され、美容に係る所定の刺激を使用者の皮膚に付与可能な刺激付与部としてのヘッド部12及びローラ部16、17と、所定の間隔をなす二つのローラ部16、17間に配設される変温部としての冷却部18と、各電極への通電や冷却部18の冷却状態を制御する制御部19とを備える構成である。
前記本体部11は、ヘッド部12が一端に配設される一方、他端側所定長さ範囲は使用者が使用時に手で把持して装置全体を保持するのに適した太さの把持部11aを形成されてなり、この把持部11aの長手方向とヘッド部12の正面方向とが所定角度分傾いた形状として形成され、また、内部には前記制御部19等の電気回路や電源としての電池(図示を省略)を配設される構成である。また、本体部11のヘッド部12近傍の所定部位には傾動腕部13が傾動可能に配設される構成である。
本実施形態に係る美容装置1の刺激付与部のうち、ヘッド部12は、使用者により把持される本体部11の端部に固定配設されて皮膚70に対するイオン導入等に用いられる。また、ローラ部16、17は、本体部11に対し傾動可能とされた傾動腕部13の先端部に、それぞれ回動可能として所定間隔で配設され、二つのローラ部間で皮膚70を介した通電状態を得るためのものである。
本体部11における、ヘッド部12の正面側に近い方の把持部11a正面側には、使用者の入力操作を受けて美容に係る作動のON、OFFや作動の種類、強弱等を切換える操作部11bが配設される。そして、把持部11a側面には、導電性部材からなり制御部19と接続されたイオン導入用の補助電極部14が配設され、使用者が把持部11aを把持するとその手指と補助電極部14とが接触することとなる。
さらに、本体部11におけるヘッド部12の周囲には、ヘッド部12に対してコットンパフ等の多孔質被覆体を保持するリング状の保持部(図面を省略)が着脱可能とされる。なお、この本体部11には、バイブレータ等の振動源を内蔵して、ヘッド部12やローラ部等の使用の際に皮膚70に振動を付加可能とすることもできる。
前記操作部11bには、電源のON、OFFを切替える電源スイッチ15aの他、美容に係る作動の種類を切替えるモード切替スイッチ15b、通電電流の強弱を切換える強弱切替スイッチ15c等が配設される。
前記ヘッド部12は、金属等の導電性を有する材質からなり、皮膚70に面接触可能な緩やかな曲面からなる略楕円錐台形状とされ、頂面側を先端として本体部11の一端部正面側から突出させて配設される構成であり、イオン導入等に際して、皮膚70に直接、又は多孔質被覆体を介して接触させて用いるものである。ヘッド部12は、本体部11内で制御部19と電気的に接続されており、把持部11aにある補助電極部14との間で使用者の体を介して通電可能とされる。
ヘッド部12を用いてイオン導入等を行う場合には、使用者が把持部11aを持って使用者の掌や手の指等と補助電極部14とを接触させ、また制御部19によりヘッド部12と補助電極部14間に電圧が加えられて通電が起こり得る状態とされた上で、使用者がヘッド部12を直接、又は、電解質成分を含む化粧水等の液剤が含浸した多孔質被覆体を介して、顔等の皮膚70に接触させ、ヘッド部12と補助電極部14とを使用者の体を介した通電状態とする。
ヘッド部12の接する皮膚70への通電に伴って、あらかじめ皮膚表面に塗布したか、多孔質被覆体に染込ませたかした化粧水等の液剤中に含まれるイオン性の有効成分を、制御部19からの電流に基づくイオン移動によって皮膚内部に導入するイオン導入(イオントフォレーシス)を実行できる。また、皮膚70のクレンジングとして、帯電した老廃物等の汚れ成分を通電により皮膚側からヘッド部12側に移行させ、ヘッド部表面に保持した多孔質被覆体に取込む状態を得ることもできる。こうしたイオン導入やクレンジングの手法自体は公知のものであり、詳細な説明を省略する。
前記傾動腕部13は、本体部11におけるヘッド部12のある一端部に傾動可能に取付けられる略腕状部材であり、傾動の中心から離れた端部に前記冷却部18及びローラ部16、17を取付けられる構成である。
この傾動腕部13については、冷却部18における温度変化の影響が、熱伝導によりローラ部16、17に直接及ぶことのないように、熱を伝えにくい素材製とするのが好ましい。
このような傾動腕部13にローラ部16、17と冷却部18が配設され、傾動腕部13の本体部11に対する傾動でローラ部16、17と冷却部18の向き調整の自由度を高めることで、より確実に皮膚70の所望の部位にローラ部16、17と冷却部18を対向させられ、温度変化に基づく皮膚冷却の本来の効果を正しく発揮させられると共に、本体部11と傾動腕部13の位置関係を調整できることで、使用者の装置を持つ姿勢が無理なく使用を続けられるものとなり、使い勝手を大きく向上させられる。
前記ローラ部16、17は、二つの導体製の回転対称体であり、傾動腕部13の傾動中心部分から離れた先端側に皮膚70と接触可能に露出し、且つ互いに平行をなす軸を中心にそれぞれ転動可能に配設され、極性の異なる一対の電極をなす構成である。各ローラ部16、17は、皮膚70と接触している状態で、制御部19によりローラ部16、17間を通電状態とされる。また、ローラ部16、17は複数の凹凸を有する外形とされており、ローラ部16、17を皮膚に当てながら転動させると、皮膚70への押圧が断続的に生じて、指で皮膚70を繰り返し軽く叩くような、いわゆるタッピングマッサージのような刺激を与えられる仕組みである。
このローラ部16、17は、金属等の導電体で形成するほか、ゴム等の弾性体表面に金属等の導体を貼付けたり導体の薄膜を配置して形成した構造とすることもできる。そして、各ローラ部16、17は、傾動腕部13内に設けられた導線を介して本体部11内側の制御部19と電気的に接続される。
なお、刺激付与部であるヘッド部12やローラ部16、17と皮膚70との接触とは、本来、これら刺激付与部が皮膚に直接接触する場合のみを指すが、刺激付与部が多孔質被覆体等の介在物を介して皮膚に接触する状態、すなわち、厳密には刺激付与部は皮膚に近付くのみで接触していない状態についても、直接接触の場合と同様に皮膚に刺激を与える状態が得られることから、直接接触と特に区別はせず、接触の範疇に含まれるものとする。
前記冷却部18は、傾動腕部13における二つのローラ部16、17間の領域に、ローラ部16、17より奥まった配置とされて固定され、二つのローラ部16、17を皮膚70に押し付け接触させると、この冷却部18も皮膚70に接触可能となる構成である。冷却部18の冷熱源自体は、公知のペルチェ素子を用いたものであり、詳細な説明を省略する。
この冷却部18は、熱伝導性を有する金属等の表面材で覆われた状態で、制御部19による温度制御の下、使用者周囲の気温より低い所定の温度状態となって、接触した使用者の皮膚70を冷却し、使用者に冷感を与えることとなる。冷却部18は、ローラ部16、17同様、傾動腕部13内に設けられた導線を介して本体部11内側の制御部19と電気的に接続される。
なお、冷却部18をなすペルチェ素子は、冷却使用の際、放熱側の温度が上昇するため、放熱を促すための機構を併設しているが、冷却使用の長時間化等により放熱が間に合わなくなり、素子の許容可能な最高温度に達した場合には、制御部19により冷却部18の冷却に係る作動は、安全のため停止する仕組みである。
ローラ部16、17による通電及び冷却部18からの冷却を行う際は、傾動腕部13を傾動させて冷却部18及びローラ部16、17をヘッド部12正面に位置させ、ローラ部16、17を皮膚70に接触可能な状態とする(図1、図2、図3、図4、図5参照)。一方、イオン導入など、ローラ部16、17による通電及び冷却部18での冷却を行わない場合には、傾動腕部13を傾動させてローラ部16、17及び冷却部18をヘッド部12正面からずらし、ヘッド部12を開放状態とすれば、ヘッド部12を多孔質被覆体で覆ったり皮膚70に接触させたりすることができる(図7参照)。
前記制御部19は、本体部11に内蔵され、使用者の操作部11bへの入力操作を受けて、ヘッド部12と補助電極部14間の通電や、対をなすローラ部16、17間の通電、及び冷却部18における冷却を、それぞれ制御するものである。
制御部19は美容用途ごとに各部の作動モードを設定しており、本実施形態においては、皮膚に蓄積している有害成分や老廃物を除去するクレンジングモード、皮膚の深部に化粧水等の有効成分を浸透させるイオン導入モード、及び、皮膚を活性化して乳液やクリームの定着、浸透を図るローラ通電及び冷却モード、の三つがある。
クレンジングモードとイオン導入モードでは、制御部19はヘッド部12と補助電極部14間を通電状態とする。ローラ通電及び冷却モードでは、対をなすローラ部16、17間を通電状態とし、且つ冷却部18を作動させてその温度を低下させる。
これら各モードの切替えは、操作部11bのモード切替スイッチ15bに対する使用者の入力操作に基づいて行われる。美容装置1の電源投入直後、使用者が最初にモード切替スイッチ15bを操作すると、制御部19は複数のモードのいずれかを実行可能な状態となる。
また、制御部19は、各モードに対応してヘッド部12と補助電極部14間、又はローラ部16、17間をそれぞれ通電状態とする場合に、この通電により使用者の皮膚を流れる電流の強さの調整を行うようにしてもよい。この場合、調整は操作部11bに別途設けられる強弱切替スイッチ15cに対する使用者の入力操作に基づいて行われることとなる。
なお、ローラ通電及び冷却モードへの切替にあたっては、傾動腕部13の傾動により作動するスイッチを設け、使用者が傾動腕部13を傾動させてヘッド部12の正面側にローラ部16、17と冷却部18を位置させると、前記スイッチの作動に伴って制御部19が装置の作動モードをローラ通電及び冷却モードに切替える構成とすることもでき、傾動腕部13を動かした後の操作部11bにおける操作の手間を省くことができ、使い勝手を向上させられる。
次に、本実施形態に係る美容装置の美容に係る作動状態について説明する。前提として、使用者が美容装置1の把持部11aを持ってヘッド部12又はローラ部16、17を、使用したい皮膚の部位に向けられる状態にあるものとする。そして、使用者により美容装置1が電源を投入されて起動し、さらにモードを選択入力されれば、制御部19は各モードの実行を開始可能な状態であるものとする。
ヘッド部12を用いるクレンジングやイオン導入を行う場合には、使用者はあらかじめ傾動腕部13を傾動させてローラ部16、17及び冷却部18をヘッド部12正面からずらし、ヘッド部12を皮膚70に接触可能な開放状態としておく(図7参照)。そして、クレンジングの場合は電解質成分を含んだふき取り用化粧水等を、イオン導入の場合は電解質成分を含んだ保護化粧水等を、直接皮膚に塗布するか、コットンパフ等の多孔質被覆体に染みこませてヘッド部12上にこの多孔質被覆体を保持した状態とする。
使用者が、操作部11bを操作してクレンジングモード又はイオン導入モードを選択すると、制御部19はヘッド部12と補助電極部14間に短い周期でパルス状の微弱電流を流す通電状態の開始を可能とする。ただし、ヘッド部12を皮膚70から離している状態では、ヘッド部12と補助電極部14間が体を介して閉じた回路となっていないため、通電はない。
使用者が、保持する美容装置1を動かし、ヘッド部12を直接、又は多孔質被覆体を介して皮膚70に接触させると、ヘッド部12と補助電極部14とが、使用者の体と、あらかじめ皮膚表面に塗布したか、多孔質被覆体に染込ませたかした化粧水を介した通電状態となる。クレンジングの場合には皮膚表面や内部の帯電した微細な汚れ成分を皮膚側から多孔質被覆体側に移行させて皮膚の汚れを除去でき、また、イオン導入の場合には化粧水中のイオン性の有効成分を皮膚側へ移行させて皮膚内への有効成分浸透が図れる。
使用者がヘッド部12を皮膚70に接触させたまま皮膚上で少しずつ移動させると、通電状態のままクレンジングやイオン導入の対象位置を変えられる。ただし、ヘッド部12を皮膚70から離すと、直ちに通電は中断する。クレンジングやイオン導入を完全に終える場合は、使用者が操作部11bで作動モードを他に切替えるか電源をOFF状態とすればよい。この他、クレンジングやイオン導入としてあらかじめ設定された時間が過ぎると、制御部19が通電を停止させるようにしてもよい。これらのモードの終了後、使用者は、多孔質被覆体を用いた場合はこれをヘッド部12から取り除いた上で、ヘッド部12表面を清浄化し、次の使用に備えるようにするのが望ましい。
一方、冷却しながらのローラ通電を行う場合には、使用者はあらかじめ傾動腕部13を傾動させて、ヘッド部12の正面側にローラ部16、17と冷却部18が位置し、ローラ部16、17が皮膚に接触可能な状態とする(図1、図4参照)。同時に、皮膚に乳液又はクリームを付けてなじませた状態とする。
使用者が操作部11bを操作してローラ通電及び冷却モードを選択すると、制御部19は対をなすローラ部16、17間に短い周期でパルス状の微弱電流を流す通電状態の開始を可能とする。ただし、ローラ部16、17を皮膚70から離している状態では、ローラ部16、17間が皮膚70を介して閉じた回路となっていないため、通電はない。
ローラ部16、17を皮膚70に接触させると(図8参照)、対をなすローラ部16、17間において皮膚70を介した通電状態となる。また、この通電状態の検知に伴い、制御部19は冷却部18を作動させて周囲の気温より低い所定温度に移行させる。通電状態への移行により、皮膚70に通電による刺激が加わり、皮膚70を活性化して乳液やクリームの浸透を促すこととなる。また、皮膚70はローラ部16、17より奥に位置する冷却部18と、ローラ部の場合と比べ弱い接触圧で軽く接触し(図8参照)、周囲より低い温度に変化した冷却部18との接触により皮膚70は熱を奪われ、温度が低下して冷感が生じることとなる。ローラ部16、17が皮膚に接触してから、冷却部18が作動してその温度を低下させることに加え、奥まった配置の冷却部18が皮膚70と軽く接触しているため、このモードでの冷却使用期間全体にわたり、皮膚での冷感を穏やかなものとすることができる。
また、ローラ部16、17が皮膚70に接触して通電が開始してから、冷却部18の作動が開始し、冷却部18の温度が下がるようにしていることで、皮膚に接触していない間に冷却部18が無駄に冷却を実行することが無く、冷却部をなすペルチェ素子の温度上昇を起こりにくくして、冷却を伴う装置使用時間の長時間化が図れる。
冷却部18が直接接触する部位以外の、皮膚70の例えばローラ部16、17と接触する領域でも、血行等により間接的に冷却部18の影響が及び、温度低下が生じる。こうして、冷却部18と接する部位及びその周囲の皮膚70が冷却され温度を低下させることにより、皮膚70が引き締まり、皮膚70を介した通電の効果を高めることとなる。
なお、冷却部18の冷却状態における外気温より低下させた温度は、周囲の状況に関わりなくあらかじめ設定された目標温度に維持するよう制御するのが、制御を簡略化できコスト面で好ましいが、温度センサを設けて外気温を測定し、測定値に基づいて制御部で冷却状態の温度を外気温に応じて変えるように制御する構成とすることもできる。この場合、外気温が高い場合など単純に当初設定の目標温度まで下げると過度に冷却された状態となって不快感につながるような状況においては、冷却部の温度低下の度合いを抑える、例えば外気温と冷却部との温度差を一定に維持するように制御してもよく、結果として、冷却部と皮膚との過剰な温度差を緩和して、皮膚が冷却部に触れた際の違和感や不快感を抑制できる。また、厳冬期など外気温が低い状況では、例えば、冷却部の外気温に対する温度変化を、使用者が冷たさを感じられる必要最小限にとどめるなど、外気温が高い時と比べ冷却を抑制するように制御してもよく、必要以上の冷却を行わないことで冷却に係るエネルギー消費を抑えられ、装置使用時間をより長時間化できる。
ローラ部16、17を皮膚70に接触させたまま転動させて皮膚表面上で少しずつ移動させると(図9参照)、通電及び冷却の対象位置を変えられると共に、ローラ部16、17の凹凸の皮膚70への接触状態が変わることによるマッサージ様の刺激も加わることとなる。特に、冷却部18と直前まで接して冷却で引き締められた皮膚の部位に新たにローラ部のいずれかが接触による刺激を与えることで、より一層マッサージ効果を高められる。同様に、皮膚におけるローラ部16、17のいずれかと直前まで接していた部位に、ローラ部16、17の移動後、冷却部18が接触して新たに冷却を行っていく。
冷却部18は皮膚側から見てローラ部16、17より奥まった位置にあり、ローラ部16、17を移動させる際、二つのローラ部16、17の皮膚70に接する各先端部分を共通に含む仮想面に対し、冷却部18は皮膚側から見てより遠い側に位置して、皮膚に向かい合うことから、冷却部18の皮膚への接触圧はローラ部16、17に比べ極めて弱いものとなり、冷却部18の移動に伴う皮膚の擦れはほとんど生じにくく、冷却部18による意図しない皮膚の擦れの影響を確実に小さくでき、皮膚に対する刺激としては、あらかじめ適切なものとなるよう設定されたローラ部による刺激が専ら付与されることとなる。
ローラ部16、17を皮膚70から離すと、直ちにローラ部間の通電が中断する。通電及び冷却を完全に終える場合、使用者は操作部11bで機能を他に切替えるか電源をOFF状態とすれば、ローラ部16、17間の通電と冷却部18における冷却が停止する。この他、ローラ通電としてあらかじめ設定された時間が過ぎると、制御部19が通電及び冷却を停止させるようにしてもよい。使用の後、使用者はローラ部16、17及び冷却部18表面を清浄化し、次の使用に備えるようにするのが望ましい。
このように、本実施形態に係る美容装置は、美容に係る刺激を与える複数の刺激付与部としてのローラ部16、17と、これらローラ部16、17間で温度を変化させる変温部としての冷却部18が配設され、使用者の皮膚に二つのローラ部16、17を接触させて、この接触部位の皮膚に所定の刺激を与える際に、刺激付与部間の冷却部18もローラ部16、17の接触部位とは異なる部位の皮膚に接近又は接触状態となり、冷却部18の変化した温度状態が接近又は接触する皮膚に影響を及ぼすことから、温度変化に基づく皮膚冷却を、ローラ部16、17の接触部位とは異なる部位の皮膚に実行して、皮膚の冷却と直接的な刺激付与が皮膚のローラ部接触部位へ集中するのを防止し、ローラ部16、17の刺激を受ける際の皮膚とローラ部との温度差に起因する違和感や不快感を抑えつつ、皮膚にローラ部16、17からの刺激の付与と共に冷却部18の温度変化に基づく皮膚の冷却を長時間安定的に行ってその効果を適切に与えられる。また、冷却部18が接近又は接触する部位を含む皮膚を介して、二つのローラ部16、17間で通電状態となり、冷却部18の変化した温度状態を皮膚に冷感として与えながら、皮膚に通電に伴う刺激を与えられることから、冷却部18の温度の影響を受けて変化する皮膚に通電による刺激を与えて、効率よく皮膚に対し通電の効果を与えられると共に、皮膚への通電と皮膚の冷却の実行が、二つのローラ部16、17を皮膚に接触させるようにすれば可能であり、使い勝手も優れる。
なお、前記実施形態に係る美容装置において、ローラ通電及び冷却モードで、ローラ部16、17を皮膚70に接触させると、ローラ部16、17間の冷却部18も皮膚70と接触する構成としているが、これに限らず、ローラ部16、17が皮膚70に接触した状態で、ローラ部より奥まった位置の冷却部は、その温度変化した状態が空間を介して皮膚70に伝わり、皮膚70を冷却可能な程度に皮膚70に接近していればよく、皮膚と接触しなくてもかまわない。
また、前記実施形態に係る美容装置において、ローラ部16、17は皮膚70との接触による刺激の発生を促すよう、表面に凹凸を有する形状として形成される構成としているが、これに限らず、皮膚への通電性能を重視してローラ部と皮膚との接触面積が十分確保されるように、ローラ部の外形を単純な円筒面状に形成する構成としてもかまわない。ただし、ローラ部は意図的に皮膚と接触させるものであり、ローラ部が刺激付与部として用いられる点については変わらない。
また、前記実施形態に係る美容装置においては、ローラ部と冷却部の組合せとは別に、独立したヘッド部を配設して、イオン導入等に用いる構成としているが、これに限らず、傾動腕部における冷却部を挟む二つのローラ部の一方又は両方の位置に、ローラ部に代えて、イオン導入やクレンジング等にも使用可能な電極を配設するようにしてもよい。この場合、電極は、直接皮膚に接触して通電に用いられる他、電極表面に配置した多孔質被覆体を挟んで皮膚に近付いた状態、すなわち多孔質被覆体は皮膚に接触しているが電極自体は皮膚に接触していない状態で、多孔質被覆体中の電解質を介した通電への使用にも対応できる。この電極は通電のために直接又は多孔質被覆体を介して意図的に皮膚と接触して、皮膚に接触圧や通電に係る刺激を与えるものであり、ローラ部に代わる刺激付与部となっている。
また、前記実施形態に係る美容装置において、ローラ部16、17間には変温部として冷却部18を配設し、ローラ部16、17を皮膚70に接触させた際に、冷却部18も皮膚70と弱い接触圧で接触して皮膚を冷却可能な構成としているが、これに限らず、変温部を皮膚の冷却だけでなく皮膚の加温も行えるものとし、変温部を用いて皮膚の加温と冷却を切り替えて実行可能な構成とすることもできる。
この場合、変温部での加温のための構造としては、例えば、前記冷却部と同様の表面材内方に通電により発熱する公知のヒータを配設して、ヒータから変温部表面材側への熱伝導が生じる構成とすることができる。変温部は、ヒータにより必要に応じ温められて、体温以上の所定温度まで昇温することとなる。詳細には、ヒータは、制御部19と導線を介して電気的に接続され、必要に応じて通電されて制御部19であらかじめ設定された温度まで昇温し、さらに所定時間その温度を維持するよう制御される構成である。
こうした変温部を用いて、例えば、顔等の皮膚の加温を所定時間(例えば、約3分間)継続した後、冷却を所定時間(例えば、加温の場合と同じ継続時間)継続することで、皮膚に通常の状況では生じ得ない大きな温度変化を生じさせ、血流の変化を促し、皮膚下筋肉の緊張状態も変化させて、皮膚のたるみの解消、いわゆるリフトアップが図れる。そして、このような、手や機器による皮膚へのマッサージで得られるものと同様の効果が、変温部を皮膚に軽く当てて加温と冷却を行わせるだけで効率よく得られることとなり、使用者の使い勝手の面でも優れたものとなる。
また、前記実施形態に係る美容装置においては、ローラ部16、17間の通電と共に冷却部18による皮膚70の冷却を実行する構成としているが、これに限らず、ローラ部を皮膚に接触させて冷却部も皮膚に接触可能となっている状態で、ローラ部間の通電を伴わずに、冷却部で皮膚の冷却のみを行えるモードを備える構成とすることもでき、冷却による皮膚、特に毛穴の引き締め等効果を重点的に得たい場合に適する。さらに、ヘッド部12を所定温度に加熱してヘッド部から皮膚に温熱を付与可能な構成とし、ヘッド部と冷却部を使用者の操作で皮膚に交互に接触させるようにして、皮膚に対する加温と冷却を交互に実行して皮膚に温冷の温度変化を生じさせるようにすることもできる。
この場合、加温のための構造としては、ヘッド部12の表面材内方に通電により発熱する公知のヒータを配設して、ヒータからヘッド部12表面材側への熱伝導が生じるようにし、ヒータによりヘッド部12が必要に応じ温められて体温以上の所定温度まで昇温する構成とする。詳細には、ヒータは、制御部19と導線を介して電気的に接続され、必要に応じて通電されて制御部19であらかじめ設定された温度まで昇温し、さらに所定時間その温度を維持するよう制御されることとなる。ただし、ヒータとヘッド部12との間は絶縁されて電気的な接続はなく、ヘッド部12へのイオン導入等に係る通電とヒータへの通電とが相互に影響を与えないものとされる。
ヘッド部による加温から冷却部による冷却への移行、あるいは逆の冷却から加温への移行操作は、使用者が適切なタイミングで行えるよう、操作を行うべき時点で、発光部の点滅や、音声出力部からの案内音又は音声の出力、美容装置側からのデータ送信を受けたスマートフォン等の表示画面付端末における案内画像表示等による報知を行うようにしてもよく、使用者の最適なタイミングでの操作を促して温度変化に基づく効果を最大限に発揮させられる。
さらに、前記実施形態に係る美容装置において、ローラ部16、17に挟まれた中間領域に変温部としての冷却部18を配設し、ローラ部16、17間の通電と冷却部18による冷却を同時に実行する構成としているが、これに限らず、イオン導入やクレンジング等に用いる電極で且つ別の刺激付与部としてのヘッド部の近傍に、温度変化して周囲と異なる温度状態で皮膚に接近又は接触する変温部を設ける構成とすることもでき、イオン導入やクレンジングなどと同時に冷却又は加温が行えることとなる。また、ヘッド部やローラ部に代えて用いられるか、併用する刺激付与部として、通電を前提とするもの以外の刺激等で他の美容の効果を得るための機構、例えば、LEDの光を当てることで皮膚の細胞の活性化と温熱効果を与える機構や、ローラの接触による皮膚への直接的な刺激でマッサージ効果を与える機構、超音波によりマッサージ効果と温熱効果を与える機構等を備えると共に、こうした機構の近傍に冷却部を設けて、前記機構を用いる際に、並行して皮膚を冷却して相乗効果を得る構成とすることもできる。
1 美容装置
11 本体部
11a 把持部
11b 操作部
12 ヘッド部
13 傾動腕部
14 補助電極部
15a 電源スイッチ
15b モード切替スイッチ
15c 強弱切替スイッチ
16、17 ローラ部
18 冷却部
19 制御部
70 皮膚

Claims (3)

  1. 使用者により保持される保持部と、当該保持部と一体に配設され、美容に係る所定の刺激を使用者の皮膚に付与可能な刺激付与部とを備え、当該刺激付与部を使用者の皮膚に接触させて、使用者の皮膚に対し前記所定の刺激を与える美容装置において、
    温度変化を生じる変温部を備え、
    前記刺激付与部が、相互に離隔させて複数配設され、
    前記変温部が、少なくとも二つの前記刺激付与部に挟まれた中間の領域に配設され、
    前記中間の領域を挟む複数の刺激付与部を使用者の皮膚表面に接触させている状態で、刺激付与部の間で使用者の皮膚表面に接近又は接触する前記変温部が、使用者周囲の気温とは異なる所定温度に一又は複数回変化し、使用者の皮膚を少なくとも冷却することを
    特徴とする美容装置。
  2. 前記請求項1に記載の美容装置において、
    前記変温部が、前記中間の領域を挟む複数の刺激付与部における、使用者の皮膚表面に接触させる部位に対して、奥まった位置に配設されることを
    特徴とする美容装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の美容装置において、
    前記中間の領域を挟む複数の刺激付与部が、中間の領域を挟む両側で極性の異なる一又は複数対の電極とされ、所定の電源部と接続されて、前記複数の刺激付与部間に生体が介在すると微弱電流が流れる通電状態に移行可能とされてなり、刺激付与部の接触した部位の間の皮膚に対し通電による刺激を与えることを
    特徴とする美容装置。
JP2013163539A 2013-08-06 2013-08-06 美容装置 Pending JP2015029844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163539A JP2015029844A (ja) 2013-08-06 2013-08-06 美容装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163539A JP2015029844A (ja) 2013-08-06 2013-08-06 美容装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015029844A true JP2015029844A (ja) 2015-02-16

Family

ID=52515676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013163539A Pending JP2015029844A (ja) 2013-08-06 2013-08-06 美容装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015029844A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106038233A (zh) * 2016-06-29 2016-10-26 深圳可思美科技有限公司 冷热美容仪
WO2017150381A1 (ja) * 2016-03-03 2017-09-08 日立マクセル株式会社 美容器具
WO2017203730A1 (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 株式会社大木工藝 美容装置
JP2018079083A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 マクセルホールディングス株式会社 美容器具
CN109568097A (zh) * 2017-09-29 2019-04-05 株式会社 Mtg 按摩器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020107543A1 (en) * 2001-02-06 2002-08-08 Mediseb Ltd. Physiotherapeutic device
JP2010535056A (ja) * 2007-08-01 2010-11-18 シネロン メディカル リミテッド コラーゲン増殖刺激のための方法及び装置
JP2011041705A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 美容装置
JP2012061251A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 美容器具
JP2013094176A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Rise:Kk 低周波刺激美容ローラー

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020107543A1 (en) * 2001-02-06 2002-08-08 Mediseb Ltd. Physiotherapeutic device
JP2010535056A (ja) * 2007-08-01 2010-11-18 シネロン メディカル リミテッド コラーゲン増殖刺激のための方法及び装置
JP2011041705A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 美容装置
JP2012061251A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 美容器具
JP2013094176A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Rise:Kk 低周波刺激美容ローラー

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017150381A1 (ja) * 2016-03-03 2017-09-08 日立マクセル株式会社 美容器具
CN108025175A (zh) * 2016-03-03 2018-05-11 麦克赛尔控股株式会社 美容器具
CN108025175B (zh) * 2016-03-03 2022-06-28 麦克赛尔株式会社 美容器具
WO2017203730A1 (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 株式会社大木工藝 美容装置
CN106038233A (zh) * 2016-06-29 2016-10-26 深圳可思美科技有限公司 冷热美容仪
JP2018079083A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 マクセルホールディングス株式会社 美容器具
CN109568097A (zh) * 2017-09-29 2019-04-05 株式会社 Mtg 按摩器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7058137B2 (ja) 美容装置
JP5511606B2 (ja) 美容マッサージ器
JP2011041705A (ja) 美容装置
RU2740674C2 (ru) Устройство для теплового ухода за кожей
KR102546342B1 (ko) 갈바닉 피부 마사지 장치
US8121679B2 (en) Transcutaneous electrical nerve stimulator with hot or cold thermal application
JP5496042B2 (ja) 頭皮用施療装置
JP2015029844A (ja) 美容装置
KR20090098541A (ko) 장갑형 전극을 갖는 전기치료기
JP2019532686A (ja) ジアテルミーデバイス
CN204744880U (zh) 一种睑板腺按摩器
KR100955743B1 (ko) 저주파 치료기
US20200069936A1 (en) Physical therapy device for pets
WO2001003638A1 (en) Massage and toning device and method of use
JP5780666B2 (ja) 美容装置
JP2016129592A (ja) 美容装置
CN209713992U (zh) 宠物用的理疗装置
KR101469871B1 (ko) 휴대형 미용기
KR102253412B1 (ko) 롤러 전극을 구비한 고주파 치료용 핸드피스
JP2016123492A (ja) 刺激付与装置
JP6496152B2 (ja) 温熱付与装置
JP2023050452A (ja) 美容装置
KR100406085B1 (ko) 휴대용피부맛사지기
JP2004350911A (ja) まぶた美容器
WO2023080191A1 (ja) 美容装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171226