JP2015029236A - 携帯端末及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】地磁気センサの検出データが変化した原因が、端末本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別することである。
【解決手段】携帯端末10は、携帯端末10の動きを検出する加速度センサ19A、ジャイロスコープ19Bと、地磁気センサ18の検出データと加速度センサ19A、ジャイロスコープ19Bの検出データとに基づいて、地磁気センサ18の検出データが変化した原因が、端末本体が動いたことによるものか、あるいは磁力ノイズの接近によるものかを判別し、この判別結果に応じて予め決められた処理を行うCPU11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁場を検出する地磁気センサを有する携帯端末及びプログラムに関する。
従来、携帯端末向けOS(Operating System)として、Android(登録商標) OS等が知られている。これらのOSの携帯端末には、様々なデバイスやセンサが標準で搭載されている。その中でも、地磁気センサは、電子コンパスやハイブリットGPS(Global Positioning System)等、用途が多岐にわたり、様々なソリューションへの搭載が期待されている。
この地磁気センサの主な特徴としては、下記特徴(1)、(2)が挙げられる。
(1)地磁気程度の微弱な磁場を検出できる。
(2)3軸方向での検出が可能である。
地磁気センサの問題点としては、下記問題点(1)が挙げられる。
(1)地磁気センサは、微弱な電気信号を扱うために、携帯電話通信等の電波の強度が大きいと検出データが正確な出力にならなくなる。
上記問題(1)を解決するため、電波強度が予め設定された基準電波強度を超えた場合に、地磁気センサ等の姿勢角度演算用センサの出力が誤っていると判断して、姿勢角度の演算を中止する携帯機器用の姿勢角度検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3754289号公報
地磁気センサを備える携帯端末がユーザにより動かされた場合に、検出される地磁気の検出データが一度大きくなり、その後正常値に落ち着く状態になる可能性が高い。
これに対し、地磁気センサに対して環境磁場の変化が発生した場合に、地磁気の検出データは、一度変動してそのままの値を留める状態となる可能性が高い。また、磁力ノイズを持つ他のもの(スピーカ等を持つ精密機器など)が地磁気センサに近づいた場合に、地磁気の検出データは、大きな変化が常に起きる状態となる可能性が高い。
しかし、地磁気センサの他の問題点として、下記問題点(2)があった。
(2)地磁気センサの検出データが変化した際に、その変化が、携帯端末が動いたことによる検出データの変化なのか、外部のノイズ(環境磁場の変化や、磁力ノイズが地磁気センサに近づいたこと)による検出データの変化なのかが判別できない。
問題点(2)により、地磁気センサを携帯端末の電子コンパスに用いた場合に、外部のノイズにより検出データの変化が発生した場合に、当該電子コンパスが実際の方位とは全く別の方位を指し示すおそれがあった。同様に、地磁気センサを携帯端末の位置検出に用いた場合に、携帯端末が実際とは異なる位置を表示してしまうおそれがあった。
本発明の課題は、地磁気センサの検出データが変化した原因が、端末本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別することである。
上記課題を解決するために、本発明の携帯端末は、磁場を検出する地磁気センサと、端末本体の動きを検出する動き検出手段と、前記地磁気センサの検出データと前記動き検出手段の検出データとに基づいて、前記地磁気センサの検出データが変化した原因が、前記端末本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に応じて予め決められた処理を行う処理手段と、を備える。
本発明によれば、地磁気センサの検出データが変化した原因が、端末本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別することができる。
本発明の実施の形態の携帯端末の機能構成を示すブロック図である。 第1の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。 第2の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。 第3の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。 第4の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。 第5の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明に係る第1〜第5の実施の形態を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1〜図2を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。先ず、図1を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1は、本実施の形態の携帯端末10の機能構成を示すブロック図である。
本実施の形態の携帯端末10は、Android(登録商標) OSがインストールされたハンディーターミナルであるものとするが、これに限定されるものではない。携帯端末10は、少なくとも地磁気センサと、携帯端末10の動きの検出部(動き検出部)と、を備える携帯端末であればよく、他のOSをインストールした携帯端末や、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等、他の携帯端末としてもよい。
図1に示すように、携帯端末10は、CPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、ROM(Read Only Memory)15と、通信部16と、記憶部17と、地磁気センサ18と、動き検出部19と、電源部20と、を備える。携帯端末10の電源部20を除く各部は、バス21を介して互いに接続されている。
CPU11は、携帯端末10の各部を制御する。CPU11は、各種プログラムのうち指定されたプログラムをROM15から読み出してRAM13に展開し、展開されたプログラムとの協働で各種処理を実行する。
CPU11は、第1の地磁気センサデータ処理プログラム151に従い、地磁気センサ18の検出データが、予め設定された閾値T1以上であるか否かを判別し、地磁気センサ18の検出データが閾値T1以上であると判別された場合に、動き検出部19の検出データが、予め設定された閾値(閾値T2又はT3)以上であり携帯端末10の動きを示すか否かを判別する。そして、CPU11は、携帯端末10の動きを示さないと判別された場合に、地磁気センサ18の検出データを異常データとして処理し、携帯端末10の動きを示すと判別された場合に、地磁気センサ18の検出データを正常データとして処理する。
操作部12は、文字入力キー、機能キー等の各種キーを有し、各キーの入力を受け付けて、その操作情報をCPU11に出力する。また、操作部12は、表示部14の表示パネル上に設けられたタッチパネルを有し、そのタッチ入力に応じた操作情報をCPU11に出力することとしてもよい。
RAM13は、揮発性の半導体メモリ等の記憶部であり、各種データ及び各種プログラムを格納するワークエリアを有する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(ElectroLuminescent)ディスプレイ等の表示パネルを備える表示部であり、CPU11から入力される表示情報に応じて表示パネルに各種表示を行う。
ROM15は、読み出し専用の半導体メモリである。ROM15には、地磁気センサデータ処理プログラム151が記憶されている。
通信部16は、携帯電話通信方式の無線通信を行う。通信部16は、アンテナ、変復調回路、信号処理回路等を備え、外部機器から基地局を介して電波を受信し復調等して受信信号を得るとともに、送信用の信号を変調等してアンテナから電波を出力し基地局を介して外部機器に送信信号を送信する。しかし、通信部16は、無線LAN(Local Area Network)通信部とし、アクセスポイントを介してLAN内の他の機器と通信を行うものとしてもよい。
記憶部17は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等、情報の読み出し及び書き込みが可能な半導体メモリである。
地磁気センサ18は、地磁気等の磁場を検出するセンサである。地磁気センサ18は、3次元で互いに直交する3軸方向の磁場(磁束密度)を検出し、検出した磁場の検出データをCPU11に出力する。また、地磁気センサ18は、磁場の検出データを、その検出時刻の情報とともに出力する。
動き検出部19は、加速度センサ19Aと、ジャイロスコープ19Bと、を有する。加速度センサ19Aは、重力加速度や、携帯端末10移動時の加速度の携帯端末10に働く加速度を検出するセンサである。加速度センサ19Aは、3次元で互いに直交する3軸方向の加速度を検出し、検出した加速度の検出データをCPU11に出力する。また、加速度センサ19Aは、加速度の検出データを、その検出時刻の情報とともに出力する。
ジャイロスコープ19Bは、携帯端末10回転時の角速度を検出するセンサである。ジャイロスコープ19Bは、3次元で互いに直交する3軸方向の角速度を検出し、検出した角速度の検出データをCPU11に出力する。また、ジャイロスコープ19Bは、角加速度の検出データを、その検出時刻の情報とともに出力する。
電源部20は、携帯端末10の各部に電源供給を行うリチウム電池等の二次電池、又は一次電池の電源部である。
次に、図2を参照して、携帯端末10の動作を説明する。図2は、第1の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。
第1の地磁気センサデータ処理は、地磁気センサ18の検出データが通常よりも大きい場合に、動き検出部19の検出データにより携帯端末10に動きが発生しているか否かを判別し、その判別結果に応じて正常又は異常のデータ処理を行う処理である。携帯端末10において、例えば、ユーザ操作により電源オンがなされたことをトリガとして、CPU11が、ROM15から読み出され適宜RAM13に展開された第1の地磁気センサデータ処理プログラム151との協働で、第1の地磁気センサデータ処理を実行する。
なお、地磁気センサ18、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bは、電源オン中に、検出したデータをリアルタイムで出力し続けるものとする。
図2に示すように、先ず、CPU11は、地磁気センサ18、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bから出力された最新(現在時刻)の検出データを取得する(ステップS11)。ステップS11において、磁場、加速度、角速度それぞれ、3軸の検出データの絶対値(3軸の合成ベクトルの長さ)が算出されて取得され、RAM13に記憶されるものとする。
そして、CPU11は、ステップS11で取得した地磁気センサ18の検出データが、予め設定された閾値T1以上であるか否かを判別する(ステップS12)。ステップS12では、地磁気センサ18の検出データの絶対値と、閾値T1と、が比較される。
地磁気センサ18の3軸の検出データの絶対値を用いる理由は、3軸(3次元)のそのままの検出データを用いる場合に比べて、次の利点がある。
・向きに依存しないので、どの向きにでも対応可能である
・モニタリングすべき出力値が1個となるのでアルゴリズムが簡単である。このため、消費電力を抑えられる。
閾値T1は、通常の地磁気における磁場の大きさ(日本では、約50[μT])よりも大きく、携帯端末10が動いたことと、外部のノイズ(環境磁場の変化又は磁力ノイズの接近)と、の少なくとも一つによる磁場の変化が発生したか否かを判別するための磁場の絶対値の閾値である。
地磁気センサ18の検出データが閾値T1以上でない場合(ステップS12;NO)、CPU11は、地磁気センサ18の検出データの正常データ処理を行い(ステップS13)、ステップS11に移行する。正常データ処理とは、地磁気センサ18の検出データを正常データとしてそのまま出力させる処理である。携帯端末10のドライバは、地磁気センサ18の検出データをそのまま使用できる。
地磁気センサ18の検出データが閾値T1以上である場合(ステップS12;YES)、CPU11は、ステップS11で取得した加速度センサ19Aの検出データが、予め設定された閾値T2以上であるか否かを判別する(ステップS14)。ステップS14では、加速度センサ19Aの3軸の検出データの絶対値と、閾値T2と、が比較される。
閾値T2は、携帯端末10に所定の加速度が発生し、携帯端末10が動いたか否かを判別するための加速度の絶対値の閾値である。加速度センサ19Aの検出データが閾値T2以上である場合(ステップS14;YES)、ステップS13に移行される。
加速度センサ19Aの検出データが閾値T2以上でない場合(ステップS14;NO)、CPU11は、ステップS11で取得したジャイロスコープ19Bの検出データの変化量が、予め設定された閾値T3以上であるか否かを判別する(ステップS15)。ステップS15では、ジャイロスコープ19Bの3軸の検出データの絶対値と、閾値T3と、が比較される。
閾値T3は、携帯端末10に所定の角速度が発生し、携帯端末10が動いたか否かを判別するための角速度の絶対値の閾値である。ジャイロスコープ19Bの検出データが閾値T3以上である場合(ステップS15;YES)、ステップS13に移行される。
ジャイロスコープ19Bの検出データが閾値T3以上でない場合(ステップS15;NO)、CPU11は、地磁気センサ18の検出データの異常データ処理を行い(ステップS16)、ステップS11に移行する。異常データ処理とは、地磁気センサ18の検出データが異常データであるものとし、当該検出データを、異常である旨の情報とともに出力させる処理である。なお、異常データ処理は、上記のものに限定されるものではなく、例えば、地磁気センサ18の検出データを出力させない処理としてもよい。
地磁気センサ18の検出データを異常である旨の情報とともに出力させる場合に、携帯端末10のドライバは、異常である旨の情報に応じて、当該検出データを使用するか否かを決定する。なお、地磁気センサ18の検出データを出力させない場合に、携帯端末10のドライバは、当該検出データを使用できない。
ステップS14,S15では、携帯端末10に物理的な動きがあるか否かを判別している。つまり、携帯端末10に物理的な動きがある場合に、地磁気センサ18の検出データが変化した原因が携帯端末10本体が動いたことによるものと判別されてステップS13に移行され、携帯端末10に物理的な動きがない場合に、地磁気センサ18の検出データが変化した原因が外部のノイズによるものと判別されてステップS16に移行される。
以上、本実施の形態によれば、携帯端末10は、地磁気センサ18の検出データと動き検出部19(加速度センサ19A又はジャイロスコープ19B)の検出データとに基づいて、地磁気センサ18の検出データが変化した原因が、端末本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別し、この判別結果に応じて予め決められた処理を行う。
また、携帯端末10は、地磁気センサ18の検出データが、閾値T1以上であり、動き検出部19の検出データが、所定の閾値(閾値T2又はT3)以上である場合は、地磁気センサ18の検出データが変化した原因が、端末本体が動いたことによるものと判別し、地磁気センサ18の検出データが、閾値T1以上であり、動き検出部19の検出データが、所定の閾値(閾値T2又はT3)未満である場合は、地磁気センサ18の検出データが変化した原因が、外部のノイズによるものと判別する。
このため、地磁気センサの検出データが変化した原因が、携帯端末10本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別することができる。
また、携帯端末10は、地磁気センサ18の検出データが変化した原因が、外部のノイズによるもの判別された場合に、地磁気センサ18の検出データを異常データとして処理する。このため、地磁気センサ18の検出データに変化が発生した場合に、その原因として外部のノイズを判別でき、この原因の場合の当該検出データを異常データとすることができる。特に、携帯端末10のドライバは、地磁気センサ18の検出データが異常であるとして認識できる。
また、携帯端末10は、地磁気センサ18の検出データが閾値T1以上でないと判別された場合、又は動き検出部19の検出データが閾値T2以上であると判別された場合に、地磁気センサ18の検出データを正常データとして処理する。このため、地磁気センサ18の検出データに大きな変化がなく通常である場合、又は地磁気センサ18の検出データが変化した原因が、携帯端末10本体が動いたことによるものである場合に、地磁気センサ18の検出データを正常データとして処理することができる。特に、携帯端末10のドライバは、地磁気センサ18の検出データを正常データであるとして使用できる。
また、動き検出部19は、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bを有し、加速度センサ19Aの検出データが閾値T2以上、又はジャイロスコープ19Bの検出データが閾値T3以上であるか否かにより、携帯端末10の動きを示すか否かを判別する。このため、加速度と角速度との検出データから、携帯端末10の動きの発生を正確に判別できる。
(第2の実施の形態)
図3を参照して、本発明に係る第2の実施の形態を説明する。図3は、第2の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。
本実施の形態の装置構成は、第1の実施の形態の携帯端末10と同様の構成である。但し、ROM15には、第1の地磁気センサデータ処理プログラム151に代えて、第2の地磁気センサデータ処理プログラムが記憶されているものとする。
次に、図3を参照して、携帯端末10の動作を説明する。第2の地磁気センサデータ処理は、地磁気センサ18の検出データが通常よりも大きい場合に、動き検出部19の検出データの変化により携帯端末10に動きが発生しているか否かを判別し、その判別結果に応じて正常又は異常のデータ処理を行う処理である。
携帯端末10において、例えば、ユーザ操作により電源オンがなされたことをトリガとして、CPU11が、ROM15から読み出され適宜RAM13に展開された第2の地磁気センサデータ処理プログラムとの協働で、第2の地磁気センサデータ処理を実行する。
図3に示すように、ステップS21〜S23,S26は、第1の実施の形態の第1の地磁気センサデータ処理のステップS11〜S13,S16と同様である。但し、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bから出力された検出データは、少なくとも現在時刻から予め設定された第1の所定時間の履歴分がRAM13に記憶されるものとする。ステップS21において、CPU11は、地磁気センサ18の検出データを取得するとともに、RAM13を参照し、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bの第1の所定時間の検出データを取得するものとする。
地磁気センサ18の検出データが閾値T1以上である場合(ステップS22;YES)、CPU11は、ステップS21で取得した加速度センサ19Aの検出データの第1の所定時間の変化量が、予め設定された閾値T4以上であるか否かを判別する(ステップS24)。ステップS24では、加速度センサ19Aの3軸の検出データの絶対値の第1の所定時間における変化量と、閾値T4と、が比較される。
閾値T4は、携帯端末10に所定の加速度が発生し、携帯端末10が動いたか否かを判別するための加速度の絶対値の第1の所定時間における変化量の閾値である。加速度センサ19Aの検出データの変化量が閾値T4以上である場合(ステップS24;YES)、ステップS23に移行される。
加速度センサ19Aの検出データの変化量が閾値T4以上でない場合(ステップS24;NO)、CPU11は、ステップS21で取得したジャイロスコープ19Bの検出データの第1の所定時間の変化量が、予め設定された閾値T5以上であるか否かを判別する(ステップS25)。ステップS25では、ジャイロスコープ19Bの3軸の検出データの合成ベクトルの絶対値(長さ)の第1の所定時間における変化量と、閾値T5と、が比較される。また、ステップS25の第1の所定時間は、ステップS24の第1の所定時間と異なることとしてもよい。
閾値T5は、携帯端末10に所定の角速度が発生し、携帯端末10が動いたか否かを判別するための角速度の絶対値の第1の所定時間における変化量の閾値である。ジャイロスコープ19Bの検出データの変化量が閾値T5以上である場合(ステップS25;YES)、ステップS23に移行される。ジャイロスコープ19Bの検出データの変化量が閾値T5以上でない場合(ステップS25;NO)、ステップS26に移行される。
以上、本実施の形態によれば、携帯端末10は、動き検出部19(加速度センサ19A又はジャイロスコープ19B)の検出データの変化量が、所定の閾値(閾値T4又はT5)以上であるか否かを判別する。このため、加速度と角速度との検出データの変化から、携帯端末10の動きの発生を正確に判別できる。
(第3の実施の形態)
図4を参照して、本発明に係る第3の実施の形態を説明する。図4は、第3の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。
本実施の形態の装置構成は、第1の実施の形態の携帯端末10と同様の構成である。但し、ROM15には、第1の地磁気センサデータ処理プログラム151に代えて、第3の地磁気センサデータ処理プログラムが記憶されているものとする。
次に、図4を参照して、携帯端末10の動作を説明する。第3の地磁気センサデータ処理は、地磁気センサ18の検出データの変化が通常よりも大きい場合に、動き検出部19の検出データの変化により携帯端末10に動きが発生しているか否かを判別し、その判別結果に応じて正常又は異常のデータ処理を行う処理である。
携帯端末10において、例えば、ユーザ操作により電源オンがなされたことをトリガとして、CPU11が、ROM15から読み出され適宜RAM13に展開された第3の地磁気センサデータ処理プログラムとの協働で、第3の地磁気センサデータ処理を実行する。
図4に示すように、ステップS31,S33〜S36は、第2の実施の形態の第2の地磁気センサデータ処理のステップS21,S23〜S26と同様である。但し、地磁気センサ18から出力された検出データは、少なくとも現在時刻から第1の所定時間の履歴分がRAM13に記憶されるものとする。ステップS31において、CPU11は、RAM13を参照し、地磁気センサ18の第1の所定時間の検出データを取得するとともに、地磁気センサ18、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bの第1の所定時間の検出データを取得するものとする。
ステップS31の後、CPU11は、ステップS31で取得した地磁気センサ18の第1の所定時間の検出データの変化量が、予め設定された閾値T6以上であるか否かを判別する(ステップS32)。ステップS32では、地磁気センサ18の3軸の検出データの絶対値の第1の所定時間における変化量と、閾値T6と、が比較される。また、ステップS32の第1の所定時間は、ステップS34やステップS35の第1の所定時間と異なることとしてもよい。
閾値T6は、携帯端末10が動いたこと、外部のノイズ(環境磁場の変化又は磁力ノイズの接近)と、の少なくとも一つによる磁場の変化が発生したか否かを判別するための磁気の絶対値の第1の所定時間における変化量の閾値である。地磁気センサ18の検出データの変化量が閾値T6以上でない場合(ステップS32;NO)、ステップS33に移行される。地磁気センサ18の検出データの変化量が閾値T6以上である場合(ステップS32;YES)、ステップS34に移行される。
以上、本実施の形態によれば、携帯端末10は、地磁気センサ18の検出データの変化量が、閾値T6以上であるか否かを判別する。このため、地磁気の検出データの変化から、携帯端末10の動き、又は外部のノイズによる地磁気の検出データの変化の発生を正確に判別できる。
(第4の実施の形態)
図5を参照して、本発明に係る第4の実施の形態を説明する。図5は、第4の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。
本実施の形態の装置構成は、第1の実施の形態の携帯端末10と同様の構成である。但し、ROM15には、第1の地磁気センサデータ処理プログラム151に代えて、第4の地磁気センサデータ処理プログラムが記憶されているものとする。
次に、図5を参照して、携帯端末10の動作を説明する。第4の地磁気センサデータ処理は、地磁気センサ18の検出データの変化が通常よりも大きい場合に、動き検出部19の検出データの変化により携帯端末10に動きが発生しているか否かを判別し、その判別結果と地磁気センサ18の検出データのパターンとに応じて正常又は異常のデータ処理を行う処理である。
携帯端末10において、例えば、ユーザ操作により電源オンがなされたことをトリガとして、CPU11が、ROM15から読み出され適宜RAM13に展開された第4の地磁気センサデータ処理プログラムとの協働で、第4の地磁気センサデータ処理を実行する。
図5に示すように、ステップS41〜S46は、上記第3の実施の形態の第3の地磁気センサデータ処理のステップS31〜S36と同様である。但し、加速度センサ19Aの検出データの変化量が閾値T4以上である場合(ステップS44;YES)、又はジャイロスコープ19Bの検出データの変化量が閾値T5以上である場合(ステップS45;YES)、ステップS47に移行される。
そして、CPU11は、ステップS41で取得した地磁気センサ18の現在時刻前後の第2の所定時間の検出データのパターンを参照(モニタ)し、当該検出データのパターンが携帯端末10のどの状態に対応するかと、その検出データの有効性と、を判定する(ステップS47)。
ステップS47では、CPU11は、例えば、参照した地磁気センサ18の検出データのパターンと、携帯端末10が動いたときの検出データのモデルパターン、環境磁場の変化がある場合の検出データのモデルパターン、及び磁力ノイズの接近の場合の検出データのパターンと、を比較する。
その比較結果に応じて、CPU11は、地磁気センサ18の検出データのパターンが、携帯端末10が動いたときのパターンに近い場合には、携帯端末10が動いた状態に対応し、正常データと見なせるため検出データが有効であると判定する。また、CPU11は、地磁気センサ18の検出データのパターンが、環境磁場の変化、又は磁力ノイズの接近の場合のパターンに近い場合には、環境磁場の変化、又は磁力ノイズの接近の場合の状態に対応し、異常データと見なせるため検出データが有効でないと判定する。
なお、ステップS47において、地磁気センサ18の検出データのパターンが、各種閾値等を用いて参照されることにより各種状態が判定されることとしてもよい。例えば、地磁気センサ18の検出データのパターンが、一旦上がった後、下がる(正常値に戻る)場合には、携帯端末10が動いた状態であると判定される。地磁気センサ18の検出データのパターンが、一旦上がった後、そのままの値を留める場合には、環境磁場の変化の状態であると判定される。地磁気センサ18の検出データのパターンが、大きな変化が常に続く場合には、磁力ノイズの接近の状態であると判定される。
そして、CPU11は、ステップS47で判定した地磁気センサ18の検出データの有効性が有効であるか否かを判別する(ステップS48)。地磁気センサ18の検出データのパターンが有効である場合(ステップS48;YES)、ステップS43に移行される。
地磁気センサ18の検出データのパターンが有効でない場合(ステップS48;NO)、CPU11は、ステップS46に移行される。このとき、ステップS46において、CPU11は、異常データ処理として、地磁気センサ18の検出データが異常データであるものとし、当該検出データを、そのパターンに対応する携帯端末10の状態(環境磁場の変化又は磁力ノイズの接近)の識別情報及びその状態とともに出力させる処理を行うものとする。
環境磁場の変化が発生した場合、地磁気センサ18の検出データのオフセット補正により、環境磁場の変化による検出データへの影響が低減できる。このため、ステップS46において、携帯端末10の状態の識別情報が環境磁場の変化を示す場合に、当該識別情報は、オフセット補正又はキャリブレーションのアラーム情報として機能する。携帯端末10のドライバは、環境磁場の変化の状態の識別情報に応じて、地磁気センサ18の検出データのオフセット補正や、キャリブレーションを行う。
また、磁力ノイズの接近が発生した場合、検出データへの影響を低減させることは難しい。このため、ステップS46において、携帯端末10の状態の識別情報が磁力ノイズの接近を示す場合に、当該識別情報は、異常磁場のアラーム情報として機能する。携帯端末10のドライバは、磁力ノイズの接近の状態の識別情報に応じて、地磁気センサ18の検出データを使用しない等の処理を行う。
また、ステップS47,S48は、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bが動作していない間に、CPU11により行われるものとする。
以上、本実施の形態によれば、携帯端末10は、動き検出部19(加速度センサ19A又はジャイロスコープ19B)の検出データの変化量が所定の閾値(閾値T4又はT5)以上であると判別された場合に、地磁気センサ18の検出データのパターンを参照して携帯端末10の状態を判定する。そして、携帯端末10は、当該判定した状態が外部のノイズ(環境磁場の変化又は磁力ノイズの接近)の状態である場合に、地磁気センサ18の検出データを異常データとして前記判定した状態の情報とともに出力させる。このため、携帯端末10のドライバ等は、判定された環境磁場の変化又は磁力ノイズの接近の状態の情報に応じて、地磁気センサ18の検出データを適切に使用できる。
なお、第4の地磁気センサデータ処理において、CPU11は、ステップS47で携帯端末10の状態が携帯端末10に動きが発生した状態であると判定された場合に、ステップS63で、地磁気センサ18の検出データを正常データとして前記判定した状態の識別情報とともに出力させることとしてもよい。
(第5の実施の形態)
図6を参照して、本発明に係る第5の実施の形態を説明する。図6は、第5の地磁気センサデータ処理を示すフローチャートである。
本実施の形態の装置構成は、第1の実施の形態の携帯端末10と同様の構成である。但し、ROM15には、第1の地磁気センサデータ処理プログラム151に代えて、第5の地磁気センサデータ処理プログラムが記憶されているものとする。
次に、図6を参照して、携帯端末10の動作を説明する。第5の地磁気センサデータ処理は、地磁気センサ18の検出データの変化から、正常か異常かを断定しきれないグレーゾーンの場合に、動き検出部19の検出データの変化により携帯端末10に動きが発生しているか否かを判別し、その判別結果に応じて正常又は異常のデータ処理を行う処理である。
携帯端末10において、例えば、ユーザ操作により電源オンがなされたことをトリガとして、CPU11が、ROM15から読み出され適宜RAM13に展開された第5の地磁気センサデータ処理プログラムとの協働で、第5の地磁気センサデータ処理を実行する。
図6に示すように、ステップS61,S63,S65〜S67は、上記第3の実施の形態の第3の地磁気センサデータ処理のステップS31,S33〜S36と同様である。ステップS61の後、CPU11は、ステップS61で取得した地磁気センサ18の第1の所定時間の検出データの変化量が、予め設定された閾値T7以上であるか否かを判別する(ステップS62)。ステップS62では、地磁気センサ18の3軸の検出データの絶対値の第1の所定時間における変化量と、閾値T7と、が比較される。
閾値T7は、地磁気センサ18の検出データの変化が小さく、当該検出データが明らかに正常であるか否かを判別するための磁気の絶対値の第1の所定時間における変化量の閾値である。地磁気センサ18の検出データの変化量が閾値T7以上でない場合(ステップS62;NO)、ステップS63に移行される。
地磁気センサ18の検出データの変化量が閾値T7以上である場合(ステップS62;YES)、CPU11は、ステップS61で取得した地磁気センサ18の第1の所定時間の検出データの変化量が、予め設定された閾値T8以上であるか否かを判別する(ステップS64)。ステップS64では、地磁気センサ18の3軸の検出データの絶対値の第1の所定時間における変化量と、閾値T8と、が比較される。
閾値T8は、地磁気センサ18の検出データの変化が比較的大きく、当該検出データが明らかに異常(環境磁場の変化又は磁力ノイズの接近)であるか否かを判別するための磁気の絶対値の第1の所定時間における変化量の閾値である。閾値T8は、閾値T7よりも大きい値である。地磁気センサ18の検出データの変化量が閾値T8以上でない場合(ステップS64;NO)、ステップS65に移行される。地磁気センサ18の検出データの変化量が閾値T8以上である場合(ステップS64;YES)、ステップS67に移行される。
以上、本実施の形態によれば、携帯端末10は、地磁気センサ18の検出データの変化量が、閾値T7よりも大きく予め設定された閾値T8以上であるか否かを判別する。携帯端末10は、地磁気センサ18の検出データが閾値T7以上であり且つ閾値T8未満であると判別された場合に、動き検出部19(加速度センサ19A又はジャイロスコープ19B)の検出データの変化量が所定の閾値(閾値T4又はT5)以上であるか否かを判別する。携帯端末10は、地磁気センサ18の検出データが閾値T8以上であると判別された場合に、地磁気センサ18の検出データを異常データとして処理する。
このため、地磁気センサ18の検出データが閾値T8以上である明らかに異常な場合に、地磁気センサ18の検出データを異常データとして処理でき、同じく閾値T7以上であり且つ閾値T8未満であるグレーゾーンの場合に、携帯端末10の動きの検出を行い、CPU11の処理負担を低減できる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてROM15を使用した例を開示したが、この例に限定されない。
その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る携帯端末及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記複数の実施の形態の少なくとも2つを組み合わせる構成としてもよい。例えば、第1の実施の形態の第1の地磁気センサデータ処理の地磁気センサ18の検出データと閾値との比較を、第4、第5の実施の形態の第4、第5の地磁気センサデータ処理に適用する構成としてもよい。
また、上記各実施の形態の携帯端末10で、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bが3軸のものとする構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、携帯端末10の1軸を鉛直方向の軸に固定するような姿勢で携帯端末10を使用する場合に、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bが水平面の2軸のデータを検出するセンサとしてもよい。
また、上記各実施の形態の携帯端末10で、動き検出部19が動き検出センサとして、加速度センサ19A及びジャイロスコープ19Bを有する構成としたが、これに限定されるものではない。動き検出部19の動き検出センサとしては、振り子式の振動計等、他の動き検出センサを用いることとしてもよい。
また、上記各実施の形態では、携帯端末10に動きが検出された場合に、正常データ処理が行われることとしたが、これに限定されるものではない。地磁気センサ18の検出データに変化が発生した場合に、携帯端末10に動きがあると、正常値に落ち着く可能性が高いものの、磁力ノイズ源近くに移動した場合等、地磁気センサ18の検出データが高いまま正常値に落ち着かない可能性もある。このため、地磁気センサ18の検出データに変化が発生した場合に、携帯端末10に動きがあると判別されると、CPU11は、地磁気センサ18の検出データを携帯端末10に動きがある旨の情報とともに出力させる処理を行うこととしてもよい。
また、上記各実施の形態では、地磁気センサ18の検出データを携帯端末10のドライバが使用する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、記憶部17に各種アプリケーションプログラムが記憶され、当該アプリケーションプログラムが地磁気センサ18の検出データを直接使用する構成としてもよい。
また、上記実施の形態における携帯端末10の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
磁場を検出する地磁気センサと、
端末本体の動きを検出する動き検出手段と、
前記地磁気センサの検出データと前記動き検出手段の検出データとに基づいて、前記地磁気センサの検出データが変化した原因が、前記端末本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別する判別手段と、
前記判別手段の判別結果に応じて予め決められた処理を行う処理手段と、
を備える携帯端末。
<請求項2>
前記判別手段は、前記地磁気センサの検出データが予め設定された第1の閾値以上であり、前記動き検出手段の検出データが予め設定された第2の閾値以上である場合は、前記地磁気センサの検出データが変化した原因が、前記端末本体が動いたことによるものと判別し、前記地磁気センサの検出データが前記第1の閾値以上であり、前記動き検出手段の検出データが前記第2の閾値未満である場合は、前記地磁気センサの検出データが変化した原因が、前記外部のノイズによるものと判別する請求項1に記載の携帯端末。
<請求項3>
前記処理手段は、前記判別手段により前記地磁気センサの検出データが変化した原因が前記外部のノイズによるものと判別された場合は、前記地磁気センサの検出データを異常データとして処理する請求項1または2に記載の携帯端末。
<請求項4>
前記処理手段は、前記判別手段により前記地磁気センサの検出データが前記第1の閾値以上でないと判別された場合、又は前記判別手段により前記動き検出手段の検出データが前記第2の閾値以上であり前記原因が前記携帯端末が動いたことによるものと判別された場合に、前記地磁気センサの検出データを正常データとして処理する請求項2または3に記載の携帯端末。
<請求項5>
前記判別手段は、前記地磁気センサの検出データの変化量が、前記第1の閾値以上であるか否かを判別する請求項2〜4のいずれか一項に記載の携帯端末。
<請求項6>
前記判別手段は、前記動き検出手段の検出データの変化量が、前記第2の閾値以上であるか否かを判別する請求項2〜5のいずれか一項に記載の携帯端末。
<請求項7>
前記判別手段により前記動き検出手段の検出データが前記携帯端末の動きを示すと判別された場合に、前記地磁気センサの検出データのパターンを参照し、当該検出データのパターンに対応する前記携帯端末の状態を判定する判定手段を備え、
前記処理手段は、前記判定された状態が外部のノイズの状態である場合に、前記地磁気センサの検出データを異常データとして当該状態の識別情報とともに出力させる処理を行う請求項1〜6のいずれか一項に記載の携帯端末。
<請求項8>
前記判別手段は、前記地磁気センサの検出データが、前記第1の閾値よりも大きく予め設定された第3の閾値以上であるか否かを判別すると共に、前記地磁気センサの検出データが前記第1の閾値以上であり且つ前記第3の閾値以上でないと判別された場合に、前記動き検出手段の検出データが、前記第2の閾値以上であり前記原因が前記携帯端末が動いたことによるものか否かを判別し、
前記処理手段は、前記地磁気センサの検出データが前記第3の閾値以上であると判別された場合に、前記地磁気センサの検出データを異常データとして処理する請求項2〜7のいずれか一項に記載の携帯端末。
<請求項9>
前記動き検出手段は、複数種類の動き検出センサを有し、
前記判別手段は、前記動き検出センサの検出データの少なくとも一つが、前記第2の閾値以上であるか否かにより、前記携帯端末の動きを示すか否かを判別する請求項2〜8のいずれか一項に記載の携帯端末。
<請求項10>
前記動き検出手段は、前記動き検出センサとして、加速度センサと、ジャイロスコープと、を有する請求項9に記載の携帯端末。
<請求項11>
磁場を検出する地磁気センサと、端末本体の動きを検出する動き検出手段とを備える携帯端末のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記地磁気センサの検出データと前記動き検出手段の検出データとに基づいて、前記地磁気センサの検出データが変化した原因が、前記端末本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別する判別手段、
前記判別手段の判別結果に応じて予め決められた処理を行う処理手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
10 携帯端末
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 ROM
16 通信部
17 記憶部
18 地磁気センサ
19 動き検出部
19A 加速度センサ
19B ジャイロスコープ
20 電源部
21 バス

Claims (11)

  1. 磁場を検出する地磁気センサと、
    端末本体の動きを検出する動き検出手段と、
    前記地磁気センサの検出データと前記動き検出手段の検出データとに基づいて、前記地磁気センサの検出データが変化した原因が、前記端末本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別する判別手段と、
    前記判別手段の判別結果に応じて予め決められた処理を行う処理手段と、
    を備える携帯端末。
  2. 前記判別手段は、前記地磁気センサの検出データが予め設定された第1の閾値以上であり、前記動き検出手段の検出データが予め設定された第2の閾値以上である場合は、前記地磁気センサの検出データが変化した原因が、前記端末本体が動いたことによるものと判別し、前記地磁気センサの検出データが前記第1の閾値以上であり、前記動き検出手段の検出データが前記第2の閾値未満である場合は、前記地磁気センサの検出データが変化した原因が、前記外部のノイズによるものと判別する請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記処理手段は、前記判別手段により前記地磁気センサの検出データが変化した原因が前記外部のノイズによるものと判別された場合は、前記地磁気センサの検出データを異常データとして処理する請求項1または2に記載の携帯端末。
  4. 前記処理手段は、前記判別手段により前記地磁気センサの検出データが前記第1の閾値以上でないと判別された場合、又は前記判別手段により前記動き検出手段の検出データが前記第2の閾値以上であり前記原因が前記携帯端末が動いたことによるものと判別された場合に、前記地磁気センサの検出データを正常データとして処理する請求項2または3に記載の携帯端末。
  5. 前記判別手段は、前記地磁気センサの検出データの変化量が、前記第1の閾値以上であるか否かを判別する請求項2〜4のいずれか一項に記載の携帯端末。
  6. 前記判別手段は、前記動き検出手段の検出データの変化量が、前記第2の閾値以上であるか否かを判別する請求項2〜5のいずれか一項に記載の携帯端末。
  7. 前記判別手段により前記動き検出手段の検出データが前記携帯端末の動きを示すと判別された場合に、前記地磁気センサの検出データのパターンを参照し、当該検出データのパターンに対応する前記携帯端末の状態を判定する判定手段を備え、
    前記処理手段は、前記判定された状態が外部のノイズの状態である場合に、前記地磁気センサの検出データを異常データとして当該状態の識別情報とともに出力させる処理を行う請求項1〜6のいずれか一項に記載の携帯端末。
  8. 前記判別手段は、前記地磁気センサの検出データが、前記第1の閾値よりも大きく予め設定された第3の閾値以上であるか否かを判別すると共に、前記地磁気センサの検出データが前記第1の閾値以上であり且つ前記第3の閾値以上でないと判別された場合に、前記動き検出手段の検出データが、前記第2の閾値以上であり前記原因が前記携帯端末が動いたことによるものか否かを判別し、
    前記処理手段は、前記地磁気センサの検出データが前記第3の閾値以上であると判別された場合に、前記地磁気センサの検出データを異常データとして処理する請求項2〜7のいずれか一項に記載の携帯端末。
  9. 前記動き検出手段は、複数種類の動き検出センサを有し、
    前記判別手段は、前記動き検出センサの検出データの少なくとも一つが、前記第2の閾値以上であるか否かにより、前記携帯端末の動きを示すか否かを判別する請求項2〜8のいずれか一項に記載の携帯端末。
  10. 前記動き検出手段は、前記動き検出センサとして、加速度センサと、ジャイロスコープと、を有する請求項9に記載の携帯端末。
  11. 磁場を検出する地磁気センサと、端末本体の動きを検出する動き検出手段とを備える携帯端末のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記地磁気センサの検出データと前記動き検出手段の検出データとに基づいて、前記地磁気センサの検出データが変化した原因が、前記端末本体が動いたことによるものか、あるいは外部のノイズによるものかを判別する判別手段、
    前記判別手段の判別結果に応じて予め決められた処理を行う処理手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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