JP2015029171A - リモコン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示部を有する小型のリモコン装置を提供する。【解決手段】リモコン装置100は、空気調和機101の設定を変更するための情報を前方へ提示する液晶表示部114と、押圧された位置を示す押圧位置信号を出力する操作部115とを備え、操作部115から出力される押圧位置信号に応じて、液晶表示部114によって提示される情報を変更させるとともに、液晶表示部114に提示されている情報に基づいて空気調和機101を制御する。液晶表示部114は、液晶パネル103と、液晶パネル103の外側周辺に設けられており、液晶パネル103に含まれる液晶を駆動するための液晶ドライバ104とを含む。操作部115は、液晶ドライバ104の前方を覆うシート状部材105である。【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示部を有するリモコン装置に関する。
リモコン装置では、その制御の対象となる機器(対象機器)の多機能化などに伴って、高度な機能が要求されている。例えば対象機器の多くの機能に応じて種々の情報を提示するため、液晶表示部を採用するリモコン装置がある(例えば、特許文献1参照)。このような液晶表示部は、液晶を含む液晶パネルと、その液晶を駆動するための液晶ドライバなどから構成される。液晶パネルは、液晶ドライバによって液晶を駆動して光の遮断と透過とを切り替え、それによって、各種情報を前方へ提示する。液晶ドライバは、液晶パネルと配線で接続されるため、その液晶パネルの近傍に配設されることが望ましく、液晶パネルの外側の周辺に配設されることが多い。液晶ドライバの前方部分は、例えば、デザイン上の観点から樹脂カバーなどで覆われている。
特開2009−71712号公報
対象機器が多機能になれば、リモコン装置が実行する処理、ユーザ操作によって設定される情報などについても、種類・量ともに多くなる。そのため、リモコン装置が大きくなることがある。リモコン装置には、上述のような高機能化とともに、小型化も望まれている。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、液晶表示部を有する小型のリモコン装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るリモコン装置は、
液晶パネルと、前記液晶パネルの外側周辺に設けられており、前記液晶パネルに含まれる液晶を駆動するための液晶ドライバとを含み、対象機器の設定を変更するための情報を前方へ提示する液晶表示部と、
前記液晶ドライバの前方を覆うシート状部材であって、押圧された位置を示す押圧位置信号を出力する操作部と、
前記操作部から出力される前記押圧位置信号に応じて、前記液晶表示部によって提示される前記情報を変更させる情報変更部と、
前記液晶表示部に提示されている前記情報に基づいて前記対象機器を制御する機器制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、操作部を構成するシート状部材が液晶ドライバの前方を覆って配設される。ユーザへの情報の提示又はユーザの操作のために従来使用されていない液晶ドライバの前方部分を、ユーザの操作のために使用することができる。これにより、ユーザが操作するために従来設けられていたボタンに代えて液晶ドライバの前方部分を使用することができるので、従来設けられていたボタンの少なくとも一部を省くとともにそれを設けるためのスペースも省くことができる。その結果、液晶表示部を有するリモコン装置の小型化が可能になる。
本発明の実施の形態1に係るリモコン装置の物理的な構成を示す図である。 実施の形態1に係るリモコン装置の機能的な構成を示す図である。 実施の形態1に係る設定変更処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係るリモコン装置が提示する運転モード選択画面の一例を示す図である。 実施の形態1に係る指示設定処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係るリモコン装置が提示する数量設定画面の一例を示す図である。 変形例2に係るリモコン装置が提示する数量設定画面の数量をスライド操作によって変更する例を示す図である。 変形例3に係るリモコン装置が提示する運転モード選択画面にて、空気調和機に設定する運転モードをスライド操作によって変更する例を示す図である。 変形例4に係るリモコン装置が運転モード選択画面を提示する際に、操作部に設定される選定領域の例を示す図である。 変形例5に係るリモコン装置が提示する運転モード選択画面にて、複数の画面にまたがるリストから、空気調和機に設定する運転モードを選択する一例を示す図である。 変形例6に係るリモコン装置が提示する運転モード選択画面にて、複数の画面にまたがるリストから、空気調和機に設定する運転モードを選択する別の例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るリモコン装置の物理的な構成を示す図である。 変形例7に係るリモコン装置が提示する運転モード選択画面にて、複数の画面にまたがるリストから、空気調和機に設定する運転モードを選択する他の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。全図を通じて同一の要素には同一の符号を付す。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係るリモコン装置100は、図1に示すように、対象機器としての空気調和機101と無線で通信することによって、空気調和機101を制御する。同図では、リモコン装置100の物理的な構成を分かり易くするため、空気調和機101に比べて大きく表しているが、リモコン装置100の大きさは、典型的には片手で持てる程度の大きさである。
なお、対象機器は、空気調和機101に限らず、照明装置、給湯装置などの電機機器、設備機器などでよい。また、対象機器とリモコン装置100とは、無線に限らず、有線で通信してもよい。
リモコン装置100は、前方から見た場合に、同図に示すように、複数の開口が設けられたカバー102と、カバー102の開口を介して前方へ情報を提示する液晶パネル103と、液晶パネル103の右側に設けられる液晶ドライバ104と、液晶ドライバ104の前方を覆っており、液晶パネル103と共通の開口を介して前方へ露出するシート状部材105と、液晶パネル103及びシート状部材105の下方に、カバー102の開口を介して設けられる入切ボタン106とを備える。リモコン装置100は、さらに、図示しない、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、無線(例えば赤外線)信号の発信器、電源としての電池などを備え、これらは、例えば樹脂製のカバー102の内部に収容されている。
詳細には、液晶パネル103は、例えばフルドット液晶パネルであって、液晶(液晶層)、偏光板、透明電極などから構成される。液晶パネル103は、白黒表示、カラー表示のいずれであってもよく、適宜バックライトが設けられてもよい。本実施の形態に係る液晶パネル103は、前方から見て、矩形状の表示領域を有する矩形状の部材である。
液晶ドライバ104は、液晶パネル103の液晶を駆動するための回路であって、液晶パネル103と配線により接続される。液晶ドライバ104は、配線を短くするために、配線を液晶パネル103の外側周辺に設けられる。本実施の形態では、液晶ドライバ104は、同図に示すように、液晶パネル103の右側近傍に配置される。
シート状部材105は、例えば抵抗膜式のタッチパネル、静電容量式のタッチパネル、感圧センサのスイッチなどの押圧位置検出機能を備えるシート状の部材(押圧位置検出シート)などから構成される。シート状部材105は、同図に示すように、前方から見て、液晶ドライバ104の前方を覆う縦長帯状であり、本実施の形態では液晶パネル103の外側のみに設けられている。なお、シート状部材105は、例えば、押圧位置検出シートの損傷を防止するための保護シートなどをさらに含んでもよい。
シート状部材105は、予め機能が割り当てられた部分領域に対応付けた固定の表示107〜113を有する。同図に示す例では、シート状部材105は、上向き表示107、決定表示108、対象変更表示109、下向き表示110、メイン表示111、モード表示112及び選択表示113を有している。シート状部材105は、各表示107〜113のそれぞれに対応する部分領域(上向き領域、決定領域、対象変更領域、下向き領域、メイン領域、モード領域及び選択領域)に特定の機能が割り当てられている。これら各領域の機能の詳細は後述する。
ここで、表示107〜113と予め機能が割り当てられた部分領域とが対応付けられることは、各表示107〜113と機能が割り当てられた領域とが必ず同一であることを意味するのではない。ユーザが各部分領域を認識できる態様で表示107〜113の各々が設けられていることを意味する。すなわち、例えば、表示と部分領域とで広さが異なっていてもよい。また、例えば上向き表示107と下向き表示110とはいずれも三角形であるが、上向き領域と下向き領域とはそれぞれの表示107,110を含む矩形の部分領域であってもよい。
シート状部材105の各表示107〜113は、例えばシート状部材105を構成するシートに印刷すること、シールを貼り付けることなどによって実現される。
詳細には例えば、各表示107〜113は、押圧位置検出シート自体に印刷、貼り付けなどによって実現されてもよい。
また例えば、各表示107〜113は、押圧位置検出シートとは別の領域表示用シートによって実現されてもよい。この場合、シート状部材105は、押圧位置検出シートと、領域表示用シートとを含む複数の部材で構成されることになる。
領域表示用シートは、印刷、シールの貼り付けなどによって表示107〜113を有するシートである。領域表示シートは、押圧位置検出シートの前方に、各表示107〜113と各部分領域とを対応付けるように配設される。押圧位置検出シートが透明である場合、領域表示用シートは、押圧位置検出シートの後方に、各表示107〜113と各部分領域とを対応付けるように配設されてもよい。
入切ボタン106は、ユーザが押下することで、空気調和機101の運転(入)と停止(切)とが切り替えられるボタンである。
リモコン装置100は、図2に示すように、機能的に、空気調和機101の設定を変更するための情報を前方へ提示する液晶表示部114と、ユーザによって押圧された位置を示す押圧位置信号を出力する操作部115と、リモコン装置100全体の動作を制御する制御部116とを備える。
液晶表示部114の機能は、液晶パネル103、液晶ドライバ104などによって実現される。例えば図1では、液晶表示部114がメイン画面を提示している状態を示す。同図に例示するメイン画面では、空気調和機101の設定を変更するための情報として、空気調和機101が運転している場合の運転モード(同図では、冷房運転)と、現在の室温及び湿度と、冷房運転・除湿運転・暖房運転のいずれかに運転モードを切り替えるための簡易選択用の運転モードとが表示されている。
操作部115の機能は、上述の押圧位置検出シートと、適宜設けられる領域表示用シートなどによって実現される。操作部115は、例えば、押圧位置検出シートに設定された仮想的な座標系で表される位置で、ユーザが押圧した位置を検出し、その位置を示す押圧位置信号を制御部116へ出力する。
制御部116は、例えば、液晶表示部114に提示されている画面、それを構成する情報の位置及び内容、各種閾値、空気調和機101の予め定められた制御方法などを示すデータを保持している。制御部116は、操作部115からの押圧位置信号、自身が保持しているデータなどを参照することによって、空気調和機101を制御する。
ここで、ユーザが押圧する位置は、ユーザが意図しなくても、押圧の開始から終了までの間に僅かに移動することがある。そのため、制御部116は、押圧を開始した位置、押圧を終了した位置、押圧の開始位置から終了位置までのすべての位置など、適宜定められたものに基づいて押圧された領域を判定する。そして、制御部116は、押圧された領域に応じて、空気調和機101に設定される情報とともに液晶表示部114によって提示される情報を変更し、又は、空気調和機101を制御する。
詳細には、制御部は、図2に示すように、情報変更部117と、機器制御部118とを備える。
情報変更部117は、液晶表示部114に提示されている画面、それを構成する情報の位置及び内容などを示す自身が保持するデータ、操作部115からの押圧位置信号に応じて、液晶表示部114によって提示される情報を変更する。
機器制御部118は、予め定められた状態で決定領域が押圧された場合に、液晶表示部114に提示されている情報に基づいて、空気調和機101を制御する。
例えば、決定領域が押圧された際に設定温度が提示されているとする。この場合、機器制御部118は、無線通信によって、その設定温度を示す情報を空気調和機101へ送信する。
また例えば、決定領域が押圧された際に自動的に運転する運転モードを選択したことが提示されているとする。この場合、その選択された運転モードについて予め定められた設定温度、風量などを示す情報を空気調和機101へ送信する。
これまで、本実施の形態に係るリモコン装置100の構成について説明した。ここから、リモコン装置100の動作について説明する。
リモコン装置100は、例えばメイン画面が提示されている場合に、空気調和機101の設定を変更するための設定変更処理(図3参照)を実行する。
情報変更部117は、操作部115からの押圧位置信号を取得すると、その押圧位置信号が示す位置に基づいて、モード領域が押圧されたか否かを判定する(ステップS101)。
押圧位置信号が示す位置がモード領域内でない場合に、モード領域が押圧されていないと判定する(ステップS101;No)。情報変更部117は、さらに、ステップS101で取得した押圧位置信号が示す位置に基づいて、簡易選択用の運転モードから選定されたか否かを判定する(ステップS102)。
詳細には、情報変更部117は、選択領域が押圧されると、簡易選択用の運転モードとして表示されている「冷房モード」「除湿モード」「暖房モード」から選択中の運転モードを順次変更する。そして、決定領域が押圧された場合、情報変更部117は、空気調和機101に設定する運転モードとして選択中の運転モードを決定し、簡易選択用の運転モードから選定されたと判定する(ステップS102;Yes)。決定領域が押圧されない場合、情報変更部117は、簡易選択用の運転モードから選定されていないと判定する(ステップS102;No)。
ここで、情報変更部117は、押圧位置信号が示す位置が選択領域内である場合に選択領域が押圧されたと判定し、押圧位置信号が示す位置が選択領域内でない場合に選択領域が押圧されていないと判定する。情報変更部117は、押圧位置信号が示す位置が決定領域内である場合に決定領域が押圧されたと判定し、押圧位置信号が示す位置が決定領域内でない場合に決定領域が押圧されていないと判定する。
また、選択中の運転モードは、点滅、カーソルなどによって表示される。例えば、「冷房モード」が選択中である場合、「冷房モード」「除湿モード」「暖房モード」のうち「冷房モード」のみが点滅する。選択領域が押圧されると、次に、「除湿モード」のみが点滅する。このとき、運転モードは選定中であるので、情報変更部117は、簡易選択用の運転モードから選定されていないと判定する(ステップS102;No)。その後、決定領域が押圧されると、情報変更部117は、空気調和機101に設定する運転モードが、「除湿モード」であると決定する。このとき、情報変更部117は、簡易選択用の運転モードから選定されたと判定する(ステップS102;Yes)。
なお、選択領域が押圧されると、選択中の運転モードは、「暖房モード」「除湿モード」「冷房モード」の順など、予め定められる順で変更されるとよい。
押圧位置信号が示す位置がモード領域内である場合、情報変更部117は、モード領域が押圧されたと判定する(ステップS101;Yes)。情報変更部117は、運転モード選択画面を液晶表示部114に提示させる(ステップS103)。
運転モード選択画面は、図4に示すように、空気調和機101に設定可能な運転モードが項目として並べられたリストと、空気調和機101に設定する運転モードとを示す。リストは、「冷房モード」「暖房モード」「除湿モード」「おやすみモード」を含む。また、「設定する運転モード」は、ユーザが決定領域を押圧することで決定する指示を与えると、リモコン装置100が空気調和機101に設定する運転モードのことであって、同図の例では、枠囲みで示されている。すなわち、同図の例で「設定する運転モード」は、「冷房モード」である。
情報変更部117は、操作部115からの押圧位置信号を取得すると、その押圧位置信号が示す位置に基づいて、運転モード選択画面に示される「設定する運転モード」が選定されたか否かを判定する(ステップS104)。
詳細には、情報変更部117は、上向き領域又は下向き領域が適宜押圧された後に、決定領域が押圧されたか否かによって、「設定する運転モード」が選定されたか否かを判定する。
例えば、提示中の運転モード選択画面が示す「設定する運転モード」が「暖房モード」であるときに、上向き領域(第1領域)内の位置を示す押圧位置信号を取得した(上向き領域が押圧された)とする。この場合、リストにて「暖房モード」の上側(第1方向側)に隣接して配置されている項目は「冷房モード」である。そのため、情報変更部117は、「冷房モード」を「設定する運転モード」として示す運転モード選択画面に、液晶表示部114によって提示される運転モード選択画面を変更させる。これによって、図4に示す運転モード選択画面が提示される。
また例えば、提示中の運転モード選択画面が示す「設定する運転モード」が「冷房モード」であるときに(図4参照)、下向き領域(第2領域)内の位置を示す押圧位置信号を取得した(下向き領域が押圧された)とする。この場合、リストにて「冷房モード」の下側(第2方向側)に隣接して配置されている項目は「暖房モード」である。そのため、情報変更部117は、「暖房モード」を「設定する運転モード」として示す運転モード選択画面に、液晶表示部114によって提示される運転モード選択画面を変更させる。
このように、情報変更部117は、上向き領域又は下向き領域が押圧されるたびに、リストにおいて「設定する運転モード」を1つ上側又は下側に移動させた運転モード選択画面を提示させる。
その後、操作部115から取得する押圧位置信号が示す位置が決定領域内である(決定領域が押圧された)場合、情報変更部117は、提示中の運転モード選択画面が示す「設定する運転モード」が選定されたと判定する(ステップS104;Yes)。
これに対して、操作部115から押圧位置信号を取得し、その押圧位置信号が示す位置が、上向き領域と下向き領域と決定領域とのいずれでもない場合、情報変更部117は、「設定する運転モード」が選定されていないと判定する(ステップS104;No)。
「設定する運転モード」が選定されていないと判定すると(ステップS104;No)、情報変更部117は、ステップS104にて取得した押圧位置信号に基づいて、メイン領域が押圧されたか否かを判定する(ステップS105)。
押圧位置信号が示す位置がメイン領域内でない場合、メイン領域が押圧されていないと判定し(ステップS105;No)、情報変更部117は、ステップS104を実行する。押圧位置信号が示す位置がメイン領域内である場合、メイン領域が押圧されたと判定し(ステップS105;Yes)、情報変更部117は、メイン画面(図1参照)を液晶表示部114に提示させる(ステップS109)。
「設定する運転モード」が選定されたと判定した場合(ステップS104;Yes)、情報変更部117は、数量指示が必要であるか否かを判定する(ステップS106)。
詳細には、選定された運転モードが、数量指示が必要なものであるか否かが判定される。数量指示が必要であるか否かは、運転モードごとに予め定められており、そのデータは例えば情報変更部117が保持している。本実施の形態では、「冷房モード」「暖房モード」「除湿モード」は、温度と風量を設定する必要があるので、数量指示が必要な運転モードとして規定される。「おやすみモード」は、温度と風量が外気温、室温などに応じて自動的に設定されるので、数量指示が必要でない運転モードとして規定される。
数量指示が必要でないと判定した場合(ステップS106;No)、機器制御部118は、選定された運転モードに応じて、必要なデータを適宜取得するとともに、空気調和機101に設定する冷房・暖房・除湿の運転モード、温度、風量などを自動的に決定する。機器制御部118は、決定した運転モード、温度、風量などを含むデータを空気調和機101へ送信する。これによって、機器制御部118は、決定した運転モード及び数量(温度、風量など)を空気調和機101に自動的に設定する(ステップS107)。機器制御部118により運転モード及び数量が設定されると、情報変更部117は、メイン画面(図1参照)を液晶表示部114に提示させる(ステップS109)。
簡易選択用の運転モードから選定されたと判定した場合(ステップS102;Yes)、又は、数量指示が必要であると判定した場合(ステップS106;Yes)、制御部116は、詳細後述する指示設定処理(ステップS108)を実行する。これによって、ユーザの指示に応じた温度、湿度などを含む数量が空気調和機101に設定される。情報変更部117は、メイン画面(図1参照)を液晶表示部114に提示させ(ステップS109)、設定変更処理を終了する。
図5に示す指示設定処理は、ユーザの指示に従って数量を空気調和機101に設定するための処理である。例えば、空気調和機101に設定される運転モードが「冷房モード」「除湿モード」「暖房モード」のいずれかである場合に、設定温度と風量とが空気調和機101に設定される。
情報変更部117は、数量の設定をするための数量設定画面を液晶表示部114に提示させる(ステップS111)。図6には、冷房モードにて、設定温度と風量とを設定するための数量設定画面の例を示す。同図に示す例では、設定温度と風量とのうち、設定の対象となる項目を表すために、設定温度の「27」が点滅している。なお、変更の対象となる項目は、点滅に限らず、カーソルなどによって表されてもよい。
情報変更部117は、操作部115から押圧位置信号を取得すると、その押圧位置信号に基づいて、対象変更領域が押圧されたか否かを判定する(ステップS112)。
詳細には、押圧位置信号によって示される位置が対象変更領域内である場合、情報変更部117は、対象変更領域が押圧されたと判定する(ステップS112;Yes)。押圧位置信号によって示される位置が対象変更領域内でない場合、情報変更部117は、対象変更領域が押圧されていないと判定する(ステップS112;No)。
対象変更領域が押圧されたと判定した場合(ステップS112;Yes)、情報変更部117は、設定する対象となる項目を変更し、それを示す数量設定画面を液晶表示部114に提示させる(ステップS113)。
例えば、提示中の数量設定画面が図6に示すものであるときに、対象変更領域が押圧されたとする。情報変更部117は、設定する対象となる項目を設定温度から風量に変更する。これとともに、情報変更部117は、設定温度の「27」が点滅せず、かつ、風量の「弱」が点滅する数量設定画面を提示させる。
ステップS113を実行した後、又は、対象変更領域が押圧されていないと判定した場合(ステップS112;No)、情報変更部117は、ステップS112にて取得した押圧位置信号に基づいて、上向き領域が押圧されたか否かを判定する(ステップS114)。
詳細には、押圧位置信号によって示される位置が上向き領域(増加領域)内である場合、情報変更部117は、上向き領域(増加領域)が押圧されたと判定する(ステップS114;Yes)。押圧位置信号によって示される位置が上向き領域(増加領域)内でない場合、情報変更部117は、上向き領域(増加領域)が押圧されていないと判定する(ステップS114;No)。
上向き領域が押圧されたと判定した場合(ステップS114;Yes)、情報変更部117は、設定する対象となる項目の内容を1刻み増加させる(ステップS115)。
例えば、設定する対象となる項目が設定温度である場合、情報変更部117は、設定温度を1℃高くする。すなわち、現在の設定温度が「27」℃である場合、情報変更部117は、「28」℃に変更する。
また例えば、設定する対象となる項目が風量である場合、情報変更部117は、風量を1刻み分強くする。すなわち、風量が「弱」「中」「強」の3段階で設定可能で、現在の設定が「弱」である場合、情報変更部117は、「中」に変更する。
上向き領域が押圧されていないと判定した場合(ステップS114;No)、情報変更部117は、ステップS112にて取得した押圧位置信号に基づいて、下向き領域が押圧されたか否かを判定する(ステップS116)。
詳細には、押圧位置信号によって示される位置が下向き領域(減少領域)内である場合、情報変更部117は、下向き領域(減少領域)が押圧されたと判定する(ステップS116;Yes)。押圧位置信号によって示される位置が下向き領域(減少領域)内でない場合、情報変更部117は、下向き領域(減少領域)が押圧されていないと判定する(ステップS116;No)。
下向き領域が押圧されたと判定した場合(ステップS116;Yes)、情報変更部117は、設定する対象となる項目の内容を1刻み減少させる(ステップS117)。
例えば、設定する対象となる項目が設定温度である場合、情報変更部117は、設定温度を1℃低くする。すなわち、現在の設定温度が「27」℃である場合、情報変更部117は、「26」℃に変更する。
また例えば、設定する対象となる項目が風量である場合、情報変更部117は、風量を1刻み分弱くする。すなわち、風量が「弱」「中」「強」の3段階で設定可能で、現在の設定が「強」である場合、情報変更部117は、「中」に変更する。
ステップS115が実行された後、ステップS117が実行された後、又は、下向き領域が押圧されていないと判定した場合(ステップS116;No)、情報変更部117は、ステップS112にて取得した押圧位置信号に基づいて、決定領域が押圧されたか否かを判定する(ステップS118)。
詳細には、押圧位置信号によって示される位置が決定領域内である場合、情報変更部117は、決定領域が押圧されたと判定する(ステップS118;Yes)。押圧位置信号によって示される位置が決定領域内でない場合、情報変更部117は、決定領域が押圧されていないと判定する(ステップS118;No)。
決定領域が押圧されていないと判定した場合(ステップS118;No)、情報変更部117は、ステップS112にて取得した押圧位置信号に基づいて、メイン領域が押圧されたか否かを判定する(ステップS119)。
詳細には、押圧位置信号によって示される位置がメイン領域内である場合、情報変更部117は、メイン領域が押圧されたと判定する(ステップS119;Yes)。押圧位置信号によって示される位置がメイン領域内でない場合、情報変更部117は、メイン領域が押圧されていないと判定する(ステップS119;No)。
メイン領域が押圧されたと判定した場合(ステップS119;Yes)、情報変更部117は、設定変更処理へ戻る。メイン領域が押圧されていないと判定した場合(ステップS119;No)、情報変更部117は、ステップS112を実行する。
決定領域が押圧されたと判定した場合(ステップS118;Yes)、情報変更部117は、ステップS115とステップS117との一方又は両方で変更した後の設定温度及び風量を示すデータを空気調和機101へ送信する。これによって、液晶表示部114によって提示される数量設定画面が示す数量を空気調和機101に設定する(ステップS120)。
本実施の形態によれば、シート状部材105が液晶ドライバの前方を覆って配設される。従来、液晶ドライバの前方部分は、ユーザへの情報の提示又はユーザの操作のために使用されていない。本実施の形態では、この部分をユーザの操作のために使用することができる。これにより、ユーザが操作するために従来設けられていたボタンに代えて液晶ドライバの前方部分を使用することができるので、従来設けられていたボタンの少なくとも一部を省くとともにそれを設けるためのスペースも省くことができる。その結果、液晶表示部114を有するリモコン装置100の小型化が可能になる。また、部品点数が減少するので、リモコン装置100を製造するためのコストの低減を図ることが可能になる。
操作部115は、予め機能が割り当てられた部分領域に対応付けた固定の表示107〜113を有する。これによって、ユーザは所望の操作のために、操作部115のどのよう域を操作するとよいか視覚で容易に認識できる。したがって、操作性を向上させることが可能になる。
一般的なタッチパネルでは液晶パネル103を覆うように透明な押圧位置検出シートが設けられる。透明な押圧位置検出シートはITO(酸化インジウムスズ)を材料として作られることが多く、ITOは一般的に高価である。本実施の形態に係るシート状部材105は、必ずしも透明である必要がない。また、シート状部材105を構成する押圧位置検出シートが透明であっても、シート状部材105は液晶パネル103の全体を覆う必要はなく、液晶パネル103よりも狭い領域に設けられるだけでよい。したがって、コストを低減することが可能になる。
これまで、本発明の実施の形態1について説明した。本発明は、実施の形態1を以下のように変形した形態も含む。
(変形例1)
実施の形態1では、操作部115の決定領域が押圧されると、動作モード又は数量が決定されて、空気調和機101に設定されることとした(ステップS102,ステップS104,ステップS118参照)。
しかし、例えば、動作モード又は数量が変更されてから予め定められた時間変更されない場合に、最後の変更により選択された動作モード又は数量を設定するものとして決定し、空気調和機101に設定されてもよい。
また例えば、動作モード又は数量を変更するために押圧される領域(上向き領域、下向き領域、選択領域)が、予め定められた時間以上押圧(長押し)された場合に、選択されている動作モード又は数量を設定するものとして決定し、空気調和機101に設定されてもよい。
本変形例によれば、実施の形態1では決定領域によって実現された機能が、変更しないこと又は長押しされたことによって実現される。操作部115は狭いため、多くの領域を設けると操作性が悪くなるおそれがあるが、本変形例によれば決定領域が不要になるので、操作部115に設けられた各領域の押圧が容易になり、操作性を向上させることが可能になる。
(変形例2)
実施の形態1では、指示設定処理(ステップS108)において、上向き領域又は下向き領域が押圧されることによって、数量設定画面が示す数量を増加又は減少させることとした。しかし、これらの押圧とともに、又はこれらの押圧に代えて、指示設定処理(ステップS108)にて数量を変更するために、操作部115のスライド操作が採用されてもよい。
ここで、スライド操作とは、予め定められた距離以上操作部115をなぞること、すなわち、操作部115を押圧したまま押圧位置を予め定められた距離以上連続的に移動させることをいう。実施の形態1で説明したように、シート状部材105が縦長帯状であるので、スライド操作を容易にすることができる。スライド操作を採用する場合、押圧操作とスライド操作とは、例えば、押圧を開始した位置と終了した位置との距離が閾値を超えるか否かにより判定されるとよい。この場合、閾値を超えない場合は押圧操作と判定され、閾値を超える場合はスライド操作と判定される。
図7には、スライド操作によって数量設定画面が示す数量を変更する例を示す。同図の操作部115に示す矢印119は、スライド操作がなされた軌跡と方向を示す。下方向になぞられているので、例えば変更の対象である項目の数量を減少させるとよい。逆に、上方向になぞられた場合には、変更の対象である項目の数量を増加させるとよい。変更する量は、例えばスライド操作がなされた距離、速さなどに応じて決定されるとよい。この距離は、軌跡の距離であってもよく、軌跡の上下方向の長さであってもよい。
なお、下方向になぞられると数量を増加させ、上方向になぞられると数量を減少させてもよい。
本変形例によれば、操作部115の任意の場所から押圧を開始して、その移動させた距離に応じて数量を変更することができる。特に設定温度を2℃以上変更したい場合など数量を複数の刻みだけ変更した場合に、変更される数量を見ながら、容易に変更することが可能になる。
(変形例3)
変形例2では、スライド操作によって数量を変更する例を説明したが、スライド操作は、例えばステップS104にてリストから項目を選択するために採用されてもよい。
この場合、変形例2と同様に、操作部115にスライド操作がなされた方向、距離などに応じて、運転モード選択画面が示す「設定する運転モード」が変更されるとよい。すなわち、下方へなぞられた場合には、「設定する運転モード」は下方の運転モードに変更され、上方へなぞられた場合には、「設定する運転モード」は下方の運転モードに変更されるとよい。または、この逆であってもよい。そして、変更される量は、例えばスライド操作がなされた距離、速さなどに応じて決定されるとよい。この距離は、軌跡の距離であってもよく、軌跡の上下方向の長さであってもよい。
図8に、運転モード選択画面が示す「設定する運転モード」がスライド操作によって変更される例を示す。同図の操作部115に示す矢印120は、スライド操作がなされた軌跡と方向を示す。下方向になぞられているので、運転モード選択画面が示す「設定する運転モード」は、「冷房モード」よりも下方の運転モードへ変更される。軌跡の上下方向の長さが、リストの2項目分に相当するので、「設定する運転モード」は、「冷房モード」より2つ下の「除湿モード」に変更される。
本変形例によれば、スライド操作によって、リストから運転モードを選択することができるので、操作性を向上させることが可能になる。
(変形例4)
実施の形態1では、ステップS104にて、上向き領域及び下向き領域を押圧することによって「設定する運転モード」を選択し、決定領域を押圧することによって「設定する運転モード」を決定する例を説明した。
しかし、運転モード選択画面のように、液晶表示部114により提示される情報が複数の項目としての運転モードを含むリストを示す場合、図9に示すように、リストを構成する運転モードの各々を選定するための選定領域121〜124が、操作部115に設定されてもよい。本変形例では、同図に示すように、各運転モードの右側に対応する選定領域121〜124が設けられており、選定領域121〜124は、順に、冷房モード、暖房モード、除湿モード、おやすみモードに対応する。
この場合、ステップS104にて、情報変更部117は、操作部115から取得した押圧位置信号によって示される位置が選定領域121〜124のいずれかの内部であるか否かに基づいて、「設定する運転モード」が選定されたか否かを判定する。詳細には、押圧位置信号によって示される位置が選定領域121〜124内であるとき、その位置を内部に含む選定領域121〜124に対応付けられた運転モードが選定されたと判定する(ステップS104;Yes)。押圧位置信号によって示される位置がすべての選定領域121〜124内でないとき、運転モードが選定されていないと判定する(ステップS104;No)。
本変形例によれば、各運転モードに対応付けられた選定領域121〜124が設けられる。これにより、ユーザは、各運転モードの右側の選定領域121〜124を押圧することで所望の運転モードを選定することができる。したがって、操作性を向上させることが可能になる。
(変形例5)
実施の形態1では、運転モード選択画面が示すリストが1画面に収まる例を説明した。しかし、リストを構成する項目である運転モードは、液晶表示部114にて1つの画面に提示可能な数より多くてもよい。
例えば、リストが、実施の形態1と同じ「冷房モード」「暖房モード」「除湿モード」「おやすみモード」に加えて、その下に「省エネモード」を含むとする。そして、図4に示す運転モード選択画面において、液晶表示部114で最も下に提示されている運転モードである「おやすみモード」が「設定する運転モード」であるとする。この場合、下向き領域が押圧されると、情報変更部117は、下に並べられた運転モードである「省エネモード」を「設定する運転モード」とする運転モード選択画面(図10参照)に変更させる。
また例えば、液晶表示部114では最も上に提示されている運転モードが「設定する運転モード」である場合であって、それよりも上に並べられた運転モードをリストが含むとする。上向き領域が押圧されると、情報変更部117は、上に並べられた運転モードを「設定する運転モード」とする運転モード選択画面に変更させる。
本変形例によれば、リストが項目としての運転モードを多数含み、液晶表示部114に提示されていない運転モードがある場合であっても、提示されていない運転モードを提示させて選定することが可能になる。
(変形例6)
本変形例では、変形例5と同様に、リストを構成する項目である運転モードが、液晶表示部114にて1つの画面に提示可能な数より多い例について説明する。変形例5では、リストを項目ごとに段階的にスライド移動させて提示する例について説明した。
本変形例では、図11に示すように、リストを連続的にスライド移動させて提示する例について説明する。また、本変形例では、同図に示すように、リストを構成する運転モードの各々を選定するための選定領域121〜125が、各運転モードに対応付けて操作部115に設定される。
例えば、操作部115をスライド操作した場合に、スライド操作がなされた距離と方向に応じて、情報変更部117は、運転モード選択画面が示すリストを連続的に変更させる。
同図に示すリモコン装置100の運転モード選択画面は、図4に示す運転モード選択画面である場合に、操作部115を例えば上方向になぞった結果である。図11に示すように、「冷房モード」「暖房モード」「除湿モード」「おやすみモード」「省エネモード」のそれぞれの右側に位置する操作部115には、選定領域121〜125が対応付けられて設けられる。そして、選定領域121〜125は、運転モード選択画面のリストのスライド移動に合わせてスライド移動する。
本変形例によれば、リストが項目としての運転モードを多数含み、液晶表示部114に提示されていない運転モードがある場合であっても、提示されていない運転モードをスライド操作によって容易に液晶表示部114に提示させることが可能になる。
また、各運転モードに対応付けられた選定領域121〜125が設けられる。これにより、リストがスライド移動しても、ユーザは、各運転モードの右側の選定領域121〜125を押圧することで所望の運転モードを選定することができる。したがって、操作性を向上させることが可能になる。
実施の形態2.
実施の形態1では、操作部115が液晶パネル103の外側のみに設けられる例について説明した。本実施の形態では、操作部115が液晶パネル103に一部が重なるように設けられる例について説明する。
本実施の形態に係るリモコン装置200は、図12に示すように、物理的には、シート状部材205を除いて、実施の形態1に係るリモコン装置100と同様の構成を備える。
シート状部材205は、実施の形態1に係るシート状部材105と同様に、液晶ドライバ104の前方を覆っており、液晶パネル103と共通の開口を介して前方へ露出する。シート状部材205は、例えば抵抗膜式のタッチパネル、静電容量式のタッチパネルなどの透明な押圧位置検出機能を備えるシート状の部材(押圧位置検出シート)などから構成される。シート状部材205は、同図に示すように、前方から見て、液晶ドライバ104の前方と液晶パネル103の一部(詳細には、右辺部近傍の重なり合い部分227)の前方とを覆う縦長帯状である。
液晶パネル103は、操作部115の部分領域228〜234のそれぞれに対する押圧操作に予め割り当てられる機能を、部分領域228〜234の各々の後方に位置する液晶パネル103の部分に表示する。詳細には、同図に示すように、液晶パネル103は、上向き領域228、決定領域229、対象変更領域230、下向き領域231、メイン領域232、モード領域233、選択領域234のそれぞれについて、液晶表示部114は、上向き三角、「決定」、「対象」、下向き三角、「メイン」、「モード」、左矢印を表示する。したがって、実施の形態1とは異なり、印刷、シールの貼り付けなどによる表示は不要であり、領域表示用シートも設ける必要がない。なお、部分領域228〜234の各々に割り当てられた機能は、実施の形態1で同じ名称を付した部分領域が有する機能と同じであってよい。
本実施の形態では、部分領域228〜234の各々と液晶パネル103の表示とは、前方から見て、少なくとも一部が重なり合うことによって対応付けられている。
本実施の形態に係るリモコン装置200は、機能的には、実施の形態1に係るリモコン装置100と同様である。ただ、操作部215は、本実施の形態に特徴的なシート状部材205などによって実現されることが異なる。
本実施の形態によれば、液晶表示部114の一部が、操作部215の各領域の表示に利用される。そのため、例えば液晶表示部114が提示する画面の切り替えに応じて、操作部215の各領域の表示を切り替えることができる。このように、画面に応じて操作部215の各領域が変更されたとしても、ユーザは所望の操作のために、操作部215のどの領域を操作するとよいか視覚で容易に認識できる。したがって、操作性を向上させることが可能になる。
(変形例7)
本変形例では、実施の形態2と同様の構成を備えるリモコン装置200において、変形例6と同様に、リストを構成する項目である運転モードが、液晶表示部114にて1つの画面に提示可能な数より多い例について説明する。
また、本変形例では、変形例6と同様に、リストを連続的にスライド移動させて提示するとともに、リストを構成する運転モードの各々を選定するための選定領域221〜225が、操作部215に設定される。
本変形例では、リストは変形例6と同様に構成され、操作部215をスライド操作することによりリストが連続的にスライド移動する。したがって、図13に示すリモコン装置200の運転モード選択画面は、図11に示すものと同様であって、図4に示す運転モード選択画面である場合に、操作部215を例えば上方向になぞった結果である。
本変形例によっても、変形例6と同様の作用・効果を奏する。また、実施の形態1の変形例である変形例6では、表示107〜113は固定であるため、選定領域121〜125を示す表示を設けることは困難である。本変形例によれば、選定領域221〜225がリストのスライド移動に伴って移動する場合であっても、各選定領域221〜225がどこであるかを表示することができる。したがって、操作性を向上させることが可能になる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態及び変形例を適宜組み合わせた形態、それに種々の変更を加えた形態を含む。
100,200 リモコン装置、103 液晶パネル、104 液晶ドライバ、105,205 シート状部材、107〜113 表示、114 液晶表示部、115,215 操作部、116 制御部、117 情報変更部、118 機器制御部、121〜125,221〜225 選定領域。

Claims (13)

  1. 液晶パネルと、前記液晶パネルの外側周辺に設けられており、前記液晶パネルに含まれる液晶を駆動するための液晶ドライバとを含み、対象機器の設定を変更するための情報を前方へ提示する液晶表示部と、
    前記液晶ドライバの前方を覆うシート状部材であって、押圧された位置を示す押圧位置信号を出力する操作部と、
    前記操作部から出力される前記押圧位置信号に応じて、前記液晶表示部によって提示される前記情報を変更させる情報変更部と、
    前記液晶表示部に提示されている前記情報に基づいて前記対象機器を制御する機器制御部とを備える
    ことを特徴とするリモコン装置。
  2. 前記操作部は、前方から見て長手方向を有する帯状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモコン装置。
  3. 前記操作部は、前記液晶パネル外に設けられており、予め割り当てられる機能に対応する部分領域を示すための固定の表示を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリモコン装置。
  4. 前記操作部は、透明であり、前記液晶ドライバの前方と前記液晶パネルの一部の前方とに少なくとも設けられ、
    前記液晶表示部は、前記操作部の部分領域に対する押圧操作に割り当てられる機能を、当該部分領域の後方に位置する前記液晶パネルの部分に表示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリモコン装置。
  5. 前記情報変更部は、前記情報が数量を示す場合であって、前記操作部からの押圧位置信号により示される位置が前記操作部の増加領域内であるとき、前記液晶表示部によって提示される前記情報が示す数量を増加させ、前記操作部からの押圧位置信号により示される位置が前記操作部の減少領域内であるとき、前記液晶表示部によって提示される前記情報が示す数量を減少させる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のリモコン装置。
  6. 前記機器制御部は、前記情報が前記情報変更部によって変更されてから予め定められた時間変更されない場合、前記操作部の決定領域が押圧された場合、又は、前記増加領域又は前記減少領域が予め定められた時間以上押圧された場合、前記液晶表示部に提示された前記情報が示す数量を前記対象機器に設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載のリモコン装置。
  7. 前記情報変更部は、前記情報が数量を示す場合であって、前記操作部からの押圧位置信号により示される位置が連続的に変化する場合、当該位置の変化に応じて、前記液晶表示部によって提示される前記情報が示す数量を増加又は減少させる
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のリモコン装置。
  8. 前記情報変更部は、前記情報が予め定められた複数の項目を並べたリストと、当該複数の項目のうち前記対象機器に設定する項目とを示す場合であって、前記操作部からの押圧位置信号により示される位置が前記操作部の第1領域内であるとき、提示中の前記情報が示す前記設定する項目の第1方向側に隣接して前記リストにて配置された項目を前記設定する項目として示す情報に、前記液晶表示部によって提示される前記情報を変更させ、前記操作部からの押圧位置信号により示される位置が前記操作部の第2領域内であるとき、提示中の前記情報が示す前記設定する項目の第2方向側に隣接して前記リストにて配置された項目を前記設定する項目として示す情報に、前記液晶表示部によって提示される前記情報を変更させる
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のリモコン装置。
  9. 前記機器制御部は、前記情報が前記情報変更部によって変更されてから予め定められた時間変更されない場合、前記操作部の決定領域が押圧された場合、又は、前記第1領域又は前記第2領域が予め定められた時間以上押圧された場合、前記液晶表示部に提示された前記情報が示す前記設定する項目に基づいて前記対象機器を制御する
    ことを特徴とする請求項8に記載のリモコン装置。
  10. 前記情報変更部は、前記情報が前記リストと前記設定する項目とを示す場合であって、前記操作部からの押圧位置信号により示される位置が連続的に変化するとき、当該位置の変化に応じた位置に前記リストにて配置された項目を前記設定する項目として示す情報に、前記液晶表示部によって提示される前記情報を変更させる
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載のリモコン装置。
  11. 前記情報変更部は、前記情報が予め定められた複数の項目を並べたリストを示す場合であって、前記操作部から取得する押圧位置信号が示す位置が選定領域内であるとき、当該選定領域に対応付けられた前記項目を選定する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のリモコン装置。
  12. 前記情報変更部は、前記情報が予め定められた複数の項目を並べたリストの一部を示す場合であって、前記操作部からの押圧位置信号により示される位置が連続的に変化するとき、当該位置の変化に応じて、前記液晶表示部に提示される前記リストの部分を変更する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のリモコン装置。
  13. 前記情報変更部は、前記操作部から取得する押圧位置信号が示す位置が選定領域内であるとき、当該選定領域に対応付けられた前記項目を選定する
    ことを特徴とする請求項12に記載のリモコン装置。
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