JP2015028802A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の半導体チップを各々識別するための識別情報を記憶する記憶部の占有面積を低減する。
【解決手段】半導体装置は、クロック信号を供給する第1の端子と、第2の端子と、識別情報を供給する複数の第3の端子と、クロック信号に基づいて識別情報を記憶する記憶ユニットと、記憶ユニットに識別情報が記憶されるまで、第1の端子と第2の端子を電気的に遮断し、記憶ユニットに識別情報が記憶された後、第1の端子と第2の端子を接続する制御を行う制御ユニットを、備える。
【選択図】図4
【解決手段】半導体装置は、クロック信号を供給する第1の端子と、第2の端子と、識別情報を供給する複数の第3の端子と、クロック信号に基づいて識別情報を記憶する記憶ユニットと、記憶ユニットに識別情報が記憶されるまで、第1の端子と第2の端子を電気的に遮断し、記憶ユニットに識別情報が記憶された後、第1の端子と第2の端子を接続する制御を行う制御ユニットを、備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、半導体装置に関し、特に、複数の半導体チップを有する半導体装置に関する。
複数の半導体チップを有する半導体装置では、個々の半導体チップを識別するため、各半導体チップに固有の識別番号を割り当てる必要がある。これは、複数の半導体メモリチップが積層されている積層型半導体装置においても同様である。
従来の積層型半導体装置は、積層される半導体チップの各々に演算回路を設け、下層側の演算回路の演算出力を上層側の演算回路の入力とすることにより、各半導体チップにおいて固有の識別番号を発生させるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された半導体装置は、各半導体チップに演算回路を設けるものであるため、識別番号の割り当てに関与する回路が複雑であり、占有面積も大きいという問題点がある。
本発明は、識別番号の割り当てに関与する回路構成を簡略化し、占有面積を低減することができる半導体装置を提供しようとするものである。
本発明の一実施の形態に係る半導体装置は、クロック信号を供給する第1の端子と、第2の端子と、識別情報を供給する複数の第3の端子と、前記クロック信号に基づいて前記識別情報を記憶する記憶ユニットと、前記記憶ユニットに前記識別情報が記憶されるまで、前記第1の端子と前記第2の端子を電気的に遮断し、前記記憶ユニットに前記識別情報が記憶された後、前記第1の端子と前記第2の端子を接続する制御を行う制御ユニットを、備えることを特徴とする。
本発明によれば、演算回路を用いることなく複数の半導体チップに固有の識別情報を割り当てることができ、回路構成の簡略化と占有面積の低減を図るとともに、コスト削減を実現することができる。
本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の代表的な一例は、以下に示される。但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。
本発明の技術思想の一例に係る半導体装置は、図1に示すように、多段接続された複数の半導体チップ11(ここではD0〜D7の8個)を備えている。複数の半導体チップ11は、同一の回路構成を有している。
複数の半導体チップ11の各々は、前段から入力されるクロック信号を後段へ伝送する第1のスイッチ部111と、前段から入力される識別信号を後段へ伝送する信号経路部112と、信号経路部112から識別信号を分岐させる第2のスイッチ部113と、第2のスイッチ部113により分岐させた識別信号を識別情報として記憶する記憶部114と、クロック信号に基づいて第1のスイッチ部111及び第2のスイッチ部113を制御するスイッチ制御部115を有している。
スイッチ制御部115は、記憶部114に識別情報が記憶されるまで、第1のスイッチ部111を非導通(オフ)状態にするとともに第2のスイッチ部113を導通(オン)状態にする。また、スイッチ制御部115は、記憶部114に識別情報が記憶された後、第1のスイッチ部111を導通状態にするとともに第2のスイッチ部113を非導通状態にする。
上記構成によれば、各半導体チップ11は、クロック信号が与えられると、第2のスイッチ部113を介して信号経路部112より識別信号を取り込み、識別信号が表す識別情報を記憶部114に記憶させる。各半導体チップ11は、自身の記憶部114に識別情報が記憶されるまで、第1のスイッチ部111をオフさせ、後段の半導体チップ11へのクロック信号の伝送を阻止する。また、各半導体チップ11は、自身の記憶部114に識別情報を記憶させた後は、第2のスイッチ部113をオフさせ、その後入力される識別信号の取り込みを行わない。したがって、クロック信号が順次後段の半導体チップ11へ伝送されていくタイミングで、識別情報が個別の識別情報を表すように識別信号を変化させることにより、各半導体チップ11に個別の識別情報を割り当てることができる。
上記構成によれば、各半導体チップ11に演算回路等を設ける必要がないので、回路規模の縮小を図り、占有面積の減少を実現することができ、更にコストの削減を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置20の断面構成図である。この半導体装置20は、インタフェースチップ上に複数のコアチップを積層したいわゆるチップオンチップ型と呼ばれる積層型半導体装置である。ここでは、インタフェースチップとして、論理LSI(Large Scale Integration)チップ21を、コアチップとしてSDRAM(Synchronous Dynamic Random Memory)チップ22を、それぞれ用いた例を示している。ただし、コアチップはSDRAMチップ限らず、他の回路を搭載した半導体チップであってよい。また、必ずしも同一構成、同一サイズのチップでなくともよい。さらに、コアチップの積層数は16個に限らず任意である。インタフェースチップは、コアチップの構成に応じて適宜変更され得る。更に、インタフェースチップのサイズは、コアチップと同じか、小さくてもよい。
論理LSIチップ21は、不図示のインタポーザ等を用いて不図示のモジュール基板等の回路基板に搭載される。論理LSIチップ21は、論理LSI回路を有し、少なくとも、回路基板に搭載された外部回路とSDRAMチップ22との間のデータの送受信を制御する。
各SDRAMチップ22は、シリコン(Si)基板と、基板の表面側に形成された所定の回路と、基板を貫通して形成された複数のスルーシリコンビア(TSV)とを有している。TSVは、Si表面の電極及びSi裏面の電極を有する。論理LSIチップ21とSDRAMチップ22との間、及び積層されたSDRAMチップ22同士の間は、TSVを含む貫通電極部によって相互に電気的に接続される。すべてのSDRAMチップ22に共通の信号は、貫通電極部により積層方向に沿って真っ直ぐ(図2においては、Y軸方向)に形成された信号経路を用いて供給することができる。
図3に、半導体装置20の内部構成を示す。ここでは、それぞれが1Gbitの記憶容量を有するSDRAMチップ22を、8個積層した8バンク構成の1GB(Giga byte) DDR(Double Data Rate)3 SDRAMシステムを想定している。
論理LSI21は、少なくとも、クロックジェネレーター211、論理制御回路212、DLL(Delay Locked Loop)回路213及び入出力回路214を有している。
クロックジェネレーター211は、チップ選択制御信号(CS)、クロック信号(CK,/CK及びCKE)及びコマンド信号(/RAS,/CAS及び/WE)をSDRAMチップ22へ出力する。また、クロック信号を論理制御回路212及びDLL回路213へ出力する。
論理制御回路212は、バンクアドレス信号(BA0〜BA2)及びアドレス信号(A0〜A13)をSDRAMチップ22へ出力する。また、論理制御回路212は、入出力回路214との間でデータの送受信を行う。
入出力回路214は、32ビット×8セット=256ビットのデータ送受信を8個のSDRAMチップ(D0〜D7)22との間で行う。SDRAMチップ22のデータ転送速度が1600Mbpsであれば、1600Mbps×32×8=409.6Gbit/sec=51.5GB/secのデータ転送を実現することができる。
各SDRAMチップ22は、所定数の外部接続ピン(TSVに対応)を有している。具体的には、各SDRAMチップ22は、DQ(データ)ピン(DQ000〜DQ031,・・・,DQ700〜DQ731,)を256個、アドレスピン(A0〜A13)を14個、バンクアドレスピン(BA0〜BA2)を3個、コマンドピン(/RAS,/CAS,/WE)を3個、クロックピン等(CS,CKE,CK,/CK)を4個、合計280個有している。これらのピンは、全チップ共通ピン、チップ選択制御ピン、データピンの3グループに分類することができる。なお、公知のように、SDRAMチップには、上記ピン以外に、それぞれDMピン,DQSピン,ODTピン及び電源ピンがあるが、ここでは省略している。
互いに積層された8個のSDRAMチップ22は、貫通電極部を介して積層方向(図3においては、X軸方向)に沿って直線的な信号経路を形成する。これらの信号経路は、実質的に等長且つ最短の信号経路を構成する。
各SDRAMチップ22は、同一の構成を有しているので、以下ではSDRAMチップ(D0)22について説明する。
SDRAMチップ(D0)は、入力回路221、コマンドデコーダ222、アドレスバッファ223、DLL回路224、パラレル−シリアル変換回路及び入出力回路225、Xデコーダ226、Yデコーダ227及びDRAMアレイ228を有している。
入力回路221は、SDRAMチップ22を選択的に活性化させるチップ選択制御信号(CS)に応じた出力信号を出力する。
コマンドデコーダ222は、コマンド信号(/RAS,/CAS,/WE)をデコードし、デコードしたコマンドをアドレスバッファ223、Xデコーダ226及びYデコーダ227へ出力する。また、コマンドデコーダ222は、各部へクロック信号(CKE,CK,/CK)を出力する。
アドレスバッファ223は、ここでは制御ロジック等を含むものとして表している。アドレスバッファ223は、コマンドデコーダ222からのコマンド及び論理LSIチップ21からのバンクアドレス信号(BA0〜BA2)及びアドレス信号(A0〜A13)に応じて、Xデコーダ226及びYデコーダ227へロウアドレスAX0〜AX13及びカラムアドレスAY0〜AY9を出力する。
DLL回路224は、クロック信号のタイミングを調整しタイミング調整されたクロック信号を出力する。
パラレル−シリアル変換回路及び入出力回路225は、記憶データに関連する入出力データのパラレルーシリアル変換を行う。また、パラレル−シリアル変換回路及び入出力回路225は、DRAMアレイ228に対するデータの入出力を制御する。パラレル−シリアル変換回路及び入出力回路225は、スイッチを介して、256本(32本×8セット)あるDQピン(システムバス)の内、一セット(32本)のDQピンに接続される。
Xデコーダ226及びYデコーダ227は、入力されるロウアドレス及びカラムアドレスに応じたDRAMアレイ228内の複数のワード線及び複数のビット線をそれぞれ選択的に活性化し、DRAMアレイ228の対応するメモリセルに対してデータの書き込み又は読み出しを行う。
上述したSDRAMチップ22の構成は公知なので、その動作説明を省略する。
上述のように構成された半導体装置20において、各SDRAMチップ22を個別識別可能とするために、各SDRAMチップ22に固有の識別情報を割り当てる。この識別情報の割り当ては、論理LSIチップ21に近いSDRAMチップ(D0)22から後段のSDRAMチップ(D7)22に向かって一段ずつ順番に行われる。図4を参照して、この識別情報の割り当てを実現するための構成について説明する。
図4を参照すると、論理LSIチップ21から、クロック信号IDCLKと、リセット・セット・トリガーバー信号RSTBと、識別番号信号IO<0>〜<2>が出力されている。クロック信号IDCLKの信号として、図3のクロック信号CKを利用することができる。
半導体装置20では、8個のSDRAMチップ(D0〜D7)22が積層されている。8個のSDRAMチップ22への固有の識別情報の割り当てを実現するには、バイナリ形式の3ビットの識別番号(Chip ID)があればよい。それゆえ、3ビットの識別番号の各ビットに対応させて3つの識別番号信号IO<0>〜IO<2>を識別信号として用いる。これらの識別番号信号として、例えば、図3のバンクアドレスBA0〜BA2を利用することができる。
クロック信号IDCLKとリセット・セット・トリガーバー信号RSTBは、8個のSDRAMチップ22が順次、識別番号信号を取り込むように制御するために用いられる。これらの信号として、図3のコマンド信号のいずれか(例えば、RAS/)を利用することができる。
各SDRAMチップ22は、クロック信号IDCLKを隣接する他のSDRAMチップ22に伝送する信号経路を分断するように設けられた第1のスイッチ31と、複数の識別番号信号IOをそれぞれ隣接する他のSDRAMチップ22に伝送する複数の信号経路にそれぞれ接続するように対応して設けられた複数(ここでは3個)の第2のスイッチ32と、複数の第2のスイッチ32にそれぞれ接続された複数のRAM(Random Access Memory)33と、レジスタ34と、アンド回路35を有している。複数のRAM33は、DRAMアレイ228(図3)と異なることに注意が必要である。
なお、SDRAMチップ22の数が2M個(M:自然数)のとき、識別番号信号IOの信号経路、第2のスイッチ32、複数のRAM33の数は、それぞれM個である。
また、第1のスイッチ31は、図1の第1のスイッチ部111に相当する。複数の第2のスイッチ32は、図1の第2のスイッチ部113に相当する。複数のRAM33は、図1の記憶部114に相当する。レジスタ34とアンド回路35とが、図1のスイッチ制御部115に相当する。
図5において、積層されたSDRAMチップ22間の信号伝送は、TSVを含む貫通電極部によって形成される積層方向(図5においては、Y軸方向)に直線的な信号経路により実現される。図5(a)及び(b)は、TSVを含む貫通電極部の構成を示す図である。即ち、図5(a)及び(b)は、DRAMチップ22の貫通電極部を含む部分断面図である。
図5(a)は、SDRAMチップ22の一面側(図の下面側(裏面バンプ55側)、前段側)から入力された信号をそのままSDRAMチップ22の他面側(図の上面側(表面バンプ56側)、後段側)へ伝送する貫通電極部の構成を示している。この貫通電極部は、識別番号信号IO<0>〜IO<2>の伝送に用いられる。
また、図5(b)は、SDRAMチップ22の一面側(図の下面側(裏面バンプ55側)、前段側)から入力された信号を図示しない内部回路を介して(図の上面側(表面バンプ56側)、後段側)へ出力する貫通電極部の構成を示している。この貫通電極部は、クロック信号IDCLKの伝送に用いられる。
図5(a)に示す貫通電極部は、一面側に回路(内部回路)が形成されたSi基板51と、Si基板51上に、順に積層形成された第1の配線層52と第2の配線層53と、保護層(ポリイミド膜)54を含む。また、この貫通電極部は、チップの裏面(図の下)側に形成された裏面バンプ(第1の電極)55と、チップの表面(図の上)側に形成された表面バンプ(第2の電極)56を有している。
Si基板51には、一方の面から他方の面にまで貫通するTSV511が形成されている。また、TSV511の周囲には、TSVトレンチ512が形成されている。TSVトレンチ512は、TSV511とその周囲に形成された内部回路等との間を電気的に分離する。さらに、Si基板51には、STI(Shallow Trench Isolation)513や、内部回路の一部を構成する不純物拡散層514が形成されている。
第1の配線層52は複数の配線層と層間絶縁膜とからなる積層構造を採用する。ここでは、複数の配線層として、W(タングステン)層とM1(メタル第1)層の2層を有する例を示している。複数の配線層の数は3以上であってもよい。複数の配線層は、それぞれ一以上の配線521,522を含む。少なくとも一つの配線層とSi基板51との間及び異なる配線層に属する配線間は、必要に応じて1又は2以上のビア523,524により相互に接続される。
第2の配線層53もまた、第1の配線層52と同様に複数の配線層と層間絶縁膜とからなる積層構造を採用する。ここでは、複数の配線層として、M2(メタル第2)層とM3(メタル第3)層の2層を有する例を示している。複数の配線層の数は、3以上であってもよい。複数の配線層は、それぞれ一以上の配線531,532を含み、異なる配線層に属する配線間は、必要に応じて1又は2以上のビア533により相互に接続される。
図5(a)に示す貫通電極部では、M1層の配線522とM2層の配線531との間も、1又は2以上のビア57により相互に接続されている。この構造により、裏面バンプ55に入力された識別番号信号IOは、TSV511、配線521、ビア524、配線522、ビア57、配線531、ビア533及び配線532を介して、表面バンプ56に伝送される。TSV511、ビア524、ビア57、ビア533及び表面バンプ56が、断面の視点において実質的に同一ライン上に(一直線に)並ぶように、これらを配置し、配線521,522,531,532を形成することにより信号経路を最短にすることができる。図の上方又は下方(Si基板51の表面又は裏面)から見たとき、ビア等がTSV511と重なりを持つならば、そのビア等は実質的に同一ライン上に並んでいるといえる。即ち、本明細書でいう「同一ライン」は、TSV511の太さに依存するある程度の幅(太さ)を有する概念である。
一方、図5(b)に示す貫通電極部は、図5(a)に示す貫通電極部とほとんど同じに構成されているが、M1層の配線522とM2層の配線531との間にビア57が形成されていない点で異なっている。これらの配線間は、Si基板51に形成された内部回路(例えば転送トランジスタ又は第1のスイッチ31(図4))及び第1の配線層52と第2の配線層53に含まれる配線及びビアを通じて接続される。即ち、Si基板51に形成された図示しない内部回路の入力ノードと出力ノードを、破線矢印で示すように、第1の配線層52に含まれるいずれかの配線(第1のノード、例えば配線522)と第2の配線層53に含まれるいずれかの配線(第2のノード、例えば配線533)にそれぞれ接続する。これにより第1のノードと第2のノードとの間をSi基板51に形成された内部回路を介して接続する。
図6(a)は、回路図である。図6(b)は、そのパターンレイアウトである。図5(b)に示す貫通電極部は、図6(a)の上図に示されるように、一対の電極(CK)間にスイッチSWが接続されているものとみなすことができる。ここで、スイッチSWが、同図の下図に示されるように、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)インバータ(NOT回路)と一対のトランジスタスイッチ(PMOS(P-channel Metal Oxide Semiconductor)及びNMOS(N-channel Metal Oxide Semiconductor))で構成されたスイッチ(転送トランジスタ)であるとすると、第1の配線層52と第2の配線層53に含まれる配線は、例えば、図6(b)に示すようにTSV511の近傍にレイアウトすることができる。以下、図6(b)に加えて、図5(b)をも参照して説明する。
図6(b)において、電源線VPERIと接地線VSSとの間にCMOSインバータが接続される。CMOSインバータを構成するPMOS及びNMOSのゲートに、制御信号Qが共通に供給される。また、一対のトランジスタスイッチのうちNMOSのゲートにも制御信号Qが供給される。制御信号Qは、Si基板51上に形成された別の内部回路(レジスタ34(図4))から供給される信号であり、第1の配線層52に含まれる配線により伝送される。
CMOSインバータの出力は、一対のトランジスタスイッチのうちPMOSのゲートに供給される。CMOSインバータの出力もまた第1の配線層52に含まれる配線により伝送される。
スイッチSWへの入力信号Iは、裏面バンプ55に与えられ、TSV511及び第1の配線層52に含まれる配線及びビアを介して、トランジスタスイッチの一方のノード(入力ノード)に供給される。ここで、第1の配線層52に含まれる配線の一部分を、TSV511と表面バンプ56とを結ぶ同一ライン上に第1のノードとして形成すると、TSV511は第1の電極(55)と第1のノードとを接続する第1の配線を構成する。また、第1の配線層52は、スイッチSWの入力ノードと第1のノードとの間を接続する第2の配線を含む。
スイッチSWの出力信号Oは、トランジスタスイッチの他方のノード(出力ノード)から、第1の配線層52に含まれる配線及びビアと第2の配線層53に含まれ配線とビアを介して表面バンプ56へ出力される。ここで、第2の配線層53に含まれる配線の一部分を、TSV511と表面バンプ56とを結ぶ同一ライン上に第2のノードとして形成すると、第1の配線層52及び第2の配線層53は、スイッチSWの出力ノードと第2のノードの間を接続する第3の配線を含むことになる。
以上のようにして、図5(b)の貫通電極部では、TSV511と表面バンプ56とを結ぶ同一ライン上に位置する第1の配線層52の第1のノードと第2の配線層53の第2のノードとの間が、Si基板51に形成された内部回路(スイッチSW)を介して接続される。
なお、第1のノードは、第1の配線層52のW層に形成されてもよいしM1層に形成されてもよい。第1のノードがM1層に形成された場合、第1の配線には、W層とM1層との間を接続するビアが含まれる。また、第1の配線層52のW層及びM1層を一つとして、第1のノードを定義しても良い。第2のノードは、第2の配線層53のM2層に形成されてもよいしM3層に形成されてもよい。第2のノードがM2層に形成された場合、ビア533を介してM2層とM3層が接続される。また、第2の配線層53のM2層及びM3層を一つとして、第2のノードを定義しても良い。
また、第3の配線は、M1層に含まれる配線層を含まなくてもよい。即ち、W層からM2層に達するビアを第3の配線に含ませてもよい。他方、M1層に含まれる配線層(第6の配線)を介して、W層とM2層とが接続されても良い。この場合、第3の配線には、第6の配線とW層とを接続するビア、及び第6の配線とM2層とを接続するビアが含まれる。更に、第3の配線は、M1層に含まれる配線層を含まなくてもよく、例えば、W層とM3層とが接続、または、内部回路の一部を構成する不純物拡散層514とM3層とが接続しても良い。
次に、レジスタ34の内部構成の一例について図7を参照して説明する。ただし、レジスタ34の構成は、図7の構成に限られるものではない。
図7に示すように、レジスタ34は、複数のNOT回路(インバータ)、複数のNAND回路、及び複数のトランジスタスイッチにより構成することができる。このレジスタ34は、入力されるクロック信号Cの最初のパルス立ち上がりで、入力信号Iの論理レベルを保持し、そのパルスの立ち下りで保持した論理レベルを有する出力信号Qを出力する。しかしながら、クロック信号Cの最初のパルスの立ち上がりで保持した論理レベルをNパルス後(N:自然数)の立下りで出力するようにも容易に構成変更できることは当業者であれば容易に理解できる。即ち、シフトレジスタとして構成し、シフト段数をN段とすればよい。
次に、第2のスイッチ32及びRAM33の内部構成の一例を、図8を参照して説明する。ただし、第2のスイッチ32及びRAM33の構成は、図8の構成に限られるものではない。
図8に示すように、第2のスイッチ32は、第1のスイッチ31と同様に構成することができ(図6(a)参照)る。また、RAM33は一対のラッチ型のインバータにより構成することができる。図8において、信号Qはアンド回路35の出力信号、信号Iは識別番号信号IO<0>〜<2>のいずれかである。
再び図4を参照して、半導体装置20における識別情報の割り当て動作について説明する。
初期状態において、各SDRAMチップ22のレジスタ34の出力信号Qは2値論理レベルの一方のレベル(ここでは、ロウレベル)であり、第1のスイッチ31は非導通(オフ)状態である。したがって、論理LSIチップ21からのクロック信号IDCLKは、一段目のSDRAMチップ(D0)22に供給されるけれども、二段目以降のコアチップ(D1〜D7)22には伝送されない。
一段目のSDSRAMチップ(D0)22では、クロック信号IDCLKは、クロック信号C及び入力信号Iとしてレジスタ34に供給される。また、クロック信号IDCLKは、アンド回路35の一方の入力に供給される。
アンド回路35の他方の入力には、レジスタ34の反転出力信号/Qが供給されている。前述のように初期状態において、レジスタ34の出力信号Qはロウレベルなので、その反転出力信号/Qはハイレベルである。したがって、クロック信号IDCLKがハイレベルになると、アンド回路35の出力はハイレベルになる。その結果、第2のスイッチ32は導通(オン)状態になる。このとき、論理LSIチップ21からの識別番号信号IO<0>〜IO<2>の論理レベルがそれぞれ対応するRAM(0〜2)33に保持される。即ち、識別番号信号が表す識別情報(識別番号)がRAM33に書き込まれ、RAM33は識別情報を記憶する。
一方、レジスタ34は、クロック信号Cがハイレベルになると入力信号Iの論理レベルを保持する。前述のように、クロック信号Cと入力信号Iは同一の信号(IDCLK)なので、このときレジスタ34はハイレベルを保持する。そして、クロック信号Cがロウレベルに変化すると、保持した論理レベル、即ちハイレベル、を出力信号Qとして出力する。以後、レジスタ34は、リセットされるまで上記動作を繰り返し、出力信号Qとしてハイレベルを出力し続ける。
レジスタ34の出力信号Qがハイレベルに変化したことにより、第1のスイッチ31は導通状態となる。これにより、クロック信号IDCLKは次段のSDRAMチップ(D1)へ供給される。
一方、レジスタ34の反転出力信号/Qはロウレベルに変化し、アンド回路35の出力がロウレベルに変化する。その結果、第2のスイッチ32は非導通状態になり、RAM33の記憶内容は、その後の識別番号信号IO<0>〜IO<2>の変化によらず、第2のスイッチ32が導通時に取り込んだ情報を維持する。
2段目以降のSDRAMチップ22においても、上記と同様にRAM33への識別情報の書き込みが行われる。論理LSIチップ21は、適切なタイミングで識別番号信号IOの論理レベルを変化させ、各SDRAMチップ22に書き込まれる識別情報が互いに異なるものとなるようにする。その結果、全てのSDRAMチップ22の複数のRAM(0〜2)33には、それぞれ固有の識別情報が格納される。
図9(a)に、各SDRAMチップ22のRAM33に識別情報を書き込む場合(書き込みモード時)の各部の信号波形を示す。
図9(a)から理解されるように、SDRAMチップ(D0〜D7)22の各々は、クロック信号IDCLKに応じて識別情報(Chip ID)をRAM33に書き込み、続いて、レジスタ34の出力信号Qをハイレベルに変化させる。こうして、複数のSDRAMチップ(D0〜D7)22は、前段チップから後段チップへ一つずつ順番に識別情報が格納されていく。
各SDRAMチップのRAM33に書き込まれた識別情報の検出も、上記と同様の方法により行うことができる。図9(b)に、各SDRAMチップ22のRAM33に書き込まれた識別情報を検出する場合(検出モード時)の各部の信号波形を示す。図9(b)から理解されるように、複数のSDRAMチップ(D0〜D7)22には、それぞれ固有の識別情報が格納されている。
各SDRAMチップ22におけるRAM(0〜2)33に書き込まれた識別情報は、以下のように利用される。
図3を参照して説明したように、各SDRAMチップ22のパラレル−シリアル変換回路及び入出力回路225は、スイッチを介して8セットのDQピン(システムバス)のうちのいずれか1セットのDQピンに接続される。これらのスイッチの制御をRAM(0〜2)33に書き込まれた識別情報に基づいて行う。即ち、図10に示すように各SDRAMチップ22にチップ内DQデコーダとして、8ビットデコーダ1001を設ける。8ビットデコーダ1001は、複数のRAM(0〜2)33に接続され、複数のRAM(0〜2)33から読み出した識別情報をデコードする。8組のスイッチは8ビットデコーダ1001からのデコード信号により制御される。即ち、8セットのDQピンのうちの1セットのDQピンに接続されている一組のスイッチが導通状態に制御される。
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置について説明する。
図11の半導体装置が、第1の実施の形態に係る半導体装置20と異なる点は、各SDRAMチップ22−1が、チップ選択制御信号CSに対応するRAM(CS)1101及びスイッチ1102を備える点と、図12に示すチップ内CSデコーダを備えている点である。
図11の半導体装置は、チップ選択制御信号CSを識別信号の一つとして利用する。即ち、識別番号信号IOの外に、チップ選択制御信号CSを、識別情報を表す識別信号として利用する。これは、識別番号信号を4ビットにするよりも回路構成を簡易にする。こうして、この半導体装置では、SDRAMチップ22−1の積層数が8個を超え、16個(D0〜D15)となってもSDRAMチップ22−1を個々に識別することができる。本実施の形態では、第1の実施の形態に比べてSDRAMチップ22−1の積層数を16に増やし、それによって記憶容量を増大させることができる。
チップ内CSデコーダは、図12に示すように、入力回路221とコマンドデコーダ222との間に接続された排他的論理和(EXOR)回路1103とNOT回路1104とを有している。排他的論理和回路1103は、RAM1101から読み出された信号と入力回路221の出力信号が一致したとき、ロウレベルを出力する。NOT回路1104は、排他的論理和回路1103の出力信号の論理レベルを論理反転させる。こうして、RAM1101から読み出された信号と入力回路221の出力信号が一致したとき、コマンドデコーダ222には、チップ選択トリガーCSTが入力される。コマンドデコーダ222は、チップ選択トリガーCSTの入力の有無を反映させたコマンドをアドレスバッファ223(図3参照)に含まれる制御ロジックへ出力する。
制御ロジックは、コマンドデコーダ222からのコマンドと、チップ内DQデコーダ(図10参照)からの出力信号とに基づいて8セットのDQピン(システムバス)に接続されたスイッチを制御する。16パルスのクロック信号と、コマンド選択制御信号CS及び識別番号信号IO<0>〜IO<2>により、16個のSDRAMチップに互いに異なる個別識別情報が割り当てることができる。
以上、本発明についていくつかの実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限られることなく、本発明の主旨から逸脱することなく、種々の変形、変更が可能である。例えば、本願の技術思想は、複数のコアチップが積層されているか否かに関わらず、複数のコアチップが多段接続されて半導体装置に適用できる。また、図面で開示した各回路ブロック内の回路形式、その他の制御信号を生成する回路は一例であって、実施の形態において開示する回路形式に限られない。
本発明の半導体装置の技術思想は、様々な半導体装置に適用することができる。例えば、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Product)、メモリ(Memory)等の半導体装置全般に、本発明を適用することができる。本発明が適用された半導体装置の製品形態としては、例えば、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)などが挙げられる。これらの任意の製品形態、パッケージ形態を有する半導体装置に対して本発明を適用することができる。
また、トランジスタは、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor: FET)であればよく、MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal-Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETが利用できる。更に、装置内の一部にバイポーラトランジスタを有してもよい。
さらに、NMOSトランジスタ(N型チャネルMOSトランジスタ)は、第1の導電型のトランジスタ、PMOSトランジスタ(P型チャネルMOSトランジスタ)は、第2導電型のトランジスタの代表例である。
また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。即ち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことはもちろんである。
上述した実施の形態に用いられる貫通電極部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
基板と、前記基板に順に積層された第1の層及び第2の層と、を含むチップと、
前記チップの下面の第1の電極と、
前記チップの上面の第2の電極と、
前記基板に形成された入力ノード及び出力ノードを有する回路と、
前記第1の電極と、前記第1の層が含む第1のノードと、を接続し、前記基板を貫通する第1の配線と、
前記第1のノードと、前記入力ノードと、を接続する前記第1の層が含む第2の配線と、
前記出力ノードと、前記第2の層が含む第2のノードと、を接続する前記第1及び第2の層が含む第3の配線と、を備え、
前記第2のノードは、前記第2の電極に接続され、
前記第1の電極、前記第2の電極、前記第1の配線は、前記チップの積層方向に沿って同一のライン上に配置されている、半導体装置。
基板と、前記基板に順に積層された第1の層及び第2の層と、を含むチップと、
前記チップの下面の第1の電極と、
前記チップの上面の第2の電極と、
前記基板に形成された入力ノード及び出力ノードを有する回路と、
前記第1の電極と、前記第1の層が含む第1のノードと、を接続し、前記基板を貫通する第1の配線と、
前記第1のノードと、前記入力ノードと、を接続する前記第1の層が含む第2の配線と、
前記出力ノードと、前記第2の層が含む第2のノードと、を接続する前記第1及び第2の層が含む第3の配線と、を備え、
前記第2のノードは、前記第2の電極に接続され、
前記第1の電極、前記第2の電極、前記第1の配線は、前記チップの積層方向に沿って同一のライン上に配置されている、半導体装置。
[付記2]
更に、前記第1のノードと前記第2のノードは、共に前記ライン上に配置され、かつ当該ライン上において前記第1と第2の層の間の絶縁層を介して電気的に分離されている、付記1の半導体装置。
更に、前記第1のノードと前記第2のノードは、共に前記ライン上に配置され、かつ当該ライン上において前記第1と第2の層の間の絶縁層を介して電気的に分離されている、付記1の半導体装置。
[付記3]
前記第1の層は、少なくとも一つの第1の配線層を含み、
前記第1の配線層は、前記第1のノードを含み、かつ前記第1の配線の一部である第4の配線、前記第2の配線及び前記第3の配線を含む、付記1または2の半導体装置。
前記第1の層は、少なくとも一つの第1の配線層を含み、
前記第1の配線層は、前記第1のノードを含み、かつ前記第1の配線の一部である第4の配線、前記第2の配線及び前記第3の配線を含む、付記1または2の半導体装置。
[付記4]
前記第1の層は、更に、第1及び第2のビアを含み、
前記第2の配線と前記入力ノードは、前記第1のビアを介して接続され、
前記第3の配線と前記出力ノードは、前記第2のビアを介して接続される、付記3の半導体装置。
前記第1の層は、更に、第1及び第2のビアを含み、
前記第2の配線と前記入力ノードは、前記第1のビアを介して接続され、
前記第3の配線と前記出力ノードは、前記第2のビアを介して接続される、付記3の半導体装置。
[付記5]
前記第1の層は、更に、前記第1の配線層を前記基板と挟む第2の配線層を含み、
前記第2の配線層は、前記第1のノードを含み、かつ前記第1の配線の一部である第5の配線と、前記第3の配線の一部である第6の配線を含み、
前記第1の層は、更に、第3乃至第5のビアを含み、
前記第4の配線及び前記第5の配線は、前記第3のビアを介して接続され、
前記第2の配線及び前記第5の配線は、前記第4のビアを介して接続され、
前記第3の配線及び前記第6の配線は、前記第5のビアを介して接続される、
付記4の半導体装置。
前記第1の層は、更に、前記第1の配線層を前記基板と挟む第2の配線層を含み、
前記第2の配線層は、前記第1のノードを含み、かつ前記第1の配線の一部である第5の配線と、前記第3の配線の一部である第6の配線を含み、
前記第1の層は、更に、第3乃至第5のビアを含み、
前記第4の配線及び前記第5の配線は、前記第3のビアを介して接続され、
前記第2の配線及び前記第5の配線は、前記第4のビアを介して接続され、
前記第3の配線及び前記第6の配線は、前記第5のビアを介して接続される、
付記4の半導体装置。
[付記6]
前記第2の層は、第3の配線層を含み、
前記第3の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第3の配線の一部である第7の配線を含み、
前記第7の配線は、前記第2の電極に接続される、付記1または2の半導体装置。
前記第2の層は、第3の配線層を含み、
前記第3の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第3の配線の一部である第7の配線を含み、
前記第7の配線は、前記第2の電極に接続される、付記1または2の半導体装置。
[付記7]
前記第2の層は、更に、前記第3の配線層を前記第2の電極と挟む第4の配線層と、第6のビアを含み、
前記第4の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第1の配線の一部である第8の配線を含み、
前記第8の配線は、前記第6のビアを介して前記第7の配線と接続される、付記6の半導体装置。
前記第2の層は、更に、前記第3の配線層を前記第2の電極と挟む第4の配線層と、第6のビアを含み、
前記第4の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第1の配線の一部である第8の配線を含み、
前記第8の配線は、前記第6のビアを介して前記第7の配線と接続される、付記6の半導体装置。
[付記8]
前記第2の層は、更に、第7のビアを含み、
前記第8の配線及び前記出力ノードは、前記第7のビアを介して接続される、付記7の半導体装置。
前記第2の層は、更に、第7のビアを含み、
前記第8の配線及び前記出力ノードは、前記第7のビアを介して接続される、付記7の半導体装置。
[付記9]
前記第2の層は、更に、第7のビアを含み、
前記第7の配線及び前記出力ノードは、前記第7のビアを介して接続される、付記6の半導体装置。
前記第2の層は、更に、第7のビアを含み、
前記第7の配線及び前記出力ノードは、前記第7のビアを介して接続される、付記6の半導体装置。
[付記10]
前記第2の層は、第3の配線層と、第7のビアを含み、
前記第3の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第3の配線の一部である第7の配線を含み、
前記第7の配線及び前記第6の配線は、前記第7のビアを介して接続される、付記5の半導体装置。
前記第2の層は、第3の配線層と、第7のビアを含み、
前記第3の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第3の配線の一部である第7の配線を含み、
前記第7の配線及び前記第6の配線は、前記第7のビアを介して接続される、付記5の半導体装置。
[付記11]
前記第2の層は、第3の配線層を含み、
前記第3の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第3の配線の一部である第7の配線を含み、
前記第7の配線は、前記第2の電極に接続される、付記5の半導体装置。
前記第2の層は、第3の配線層を含み、
前記第3の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第3の配線の一部である第7の配線を含み、
前記第7の配線は、前記第2の電極に接続される、付記5の半導体装置。
[付記12]
前記第2の層は、更に、前記第3の配線層を前記第2の電極と挟む第4の配線層と、第6のビアを含み、
前記第4の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第1の配線の一部である第8の配線を含み、
前記第8の配線は、前記第6のビアを介して前記第7の配線と接続される、付記11の半導体装置。
前記第2の層は、更に、前記第3の配線層を前記第2の電極と挟む第4の配線層と、第6のビアを含み、
前記第4の配線層は、前記第2のノードを含み、かつ前記第1の配線の一部である第8の配線を含み、
前記第8の配線は、前記第6のビアを介して前記第7の配線と接続される、付記11の半導体装置。
[付記13]
前記第2の層は、更に、第7のビアを含み、
前記第8の配線及び前記第6の配線は、前記第7のビアを介して接続される、付記12の半導体装置。
前記第2の層は、更に、第7のビアを含み、
前記第8の配線及び前記第6の配線は、前記第7のビアを介して接続される、付記12の半導体装置。
[付記14]
前記回路は、トランジスタを含み、
前記入力ノード及び前記出力ノードは、前記トランジスタの入力電極及び出力電極である、付記1乃至13のいずれか一項の半導体装置。
前記回路は、トランジスタを含み、
前記入力ノード及び前記出力ノードは、前記トランジスタの入力電極及び出力電極である、付記1乃至13のいずれか一項の半導体装置。
[付記15]
前記トランジスタは、制御信号によって制御され、前記入力ノードに供給される入力信号を前記出力ノードへ転送する転送トランジスタである、付記14の半導体装置。
前記トランジスタは、制御信号によって制御され、前記入力ノードに供給される入力信号を前記出力ノードへ転送する転送トランジスタである、付記14の半導体装置。
[付記16]
前記第1、第2及び第3の配線は、金属で形成された導電体である、付記1乃至15のいずれか一項の半導体装置。
前記第1、第2及び第3の配線は、金属で形成された導電体である、付記1乃至15のいずれか一項の半導体装置。
11 半導体チップ
111 第1のスイッチ部
112 信号経路部
113 第2のスイッチ部
114 記憶部
115 スイッチ制御部
21 論理LSIチップ
211 クロックジェネレーター
212 論理制御回路
213 DLL回路
214 入出力回路
22,22−1 SDRAMチップ
221 入力回路
222 コマンドデコーダ
223 アドレスバッファ
224 DLL回路
225 パラレル−シリアル変換回路及び入出力回路
226 Xデコーダ
227 Yデコーダ
228 DRAMアレイ
31 第1のスイッチ
32 第2のスイッチ
33 RAM
34 レジスタ
35 AND回路
51 Si基板
511 TSV
512 TSVトレンチ
513 STI
514 不純物拡散層
52 第1の配線層
521,522 配線
523,524 ビア
53 第2の配線層
531,532 配線
533 ビア
54 保護層
55 裏面バンプ
56 表面バンプ
57 ビア
1001 8ビットデコーダ
1101 RAM
1102 スイッチ
1103 排他的論理和(EXOR)回路
1104 NOT回路
111 第1のスイッチ部
112 信号経路部
113 第2のスイッチ部
114 記憶部
115 スイッチ制御部
21 論理LSIチップ
211 クロックジェネレーター
212 論理制御回路
213 DLL回路
214 入出力回路
22,22−1 SDRAMチップ
221 入力回路
222 コマンドデコーダ
223 アドレスバッファ
224 DLL回路
225 パラレル−シリアル変換回路及び入出力回路
226 Xデコーダ
227 Yデコーダ
228 DRAMアレイ
31 第1のスイッチ
32 第2のスイッチ
33 RAM
34 レジスタ
35 AND回路
51 Si基板
511 TSV
512 TSVトレンチ
513 STI
514 不純物拡散層
52 第1の配線層
521,522 配線
523,524 ビア
53 第2の配線層
531,532 配線
533 ビア
54 保護層
55 裏面バンプ
56 表面バンプ
57 ビア
1001 8ビットデコーダ
1101 RAM
1102 スイッチ
1103 排他的論理和(EXOR)回路
1104 NOT回路
Claims (11)
- クロック信号を供給する第1の端子と、
第2の端子と、
識別情報を供給する複数の第3の端子と、
前記クロック信号に基づいて前記識別情報を記憶する記憶ユニットと、
前記記憶ユニットに前記識別情報が記憶されるまで、前記第1の端子と前記第2の端子を電気的に遮断し、前記記憶ユニットに前記識別情報が記憶された後、前記第1の端子と前記第2の端子を接続する制御を行う制御ユニットを、
備えることを特徴とする半導体装置。 - 前記制御ユニットは、制御回路と前記第1の端子と前記第2の端子の間の第1のスイッチ回路を含み、
前記制御回路は、前記記憶ユニットが前記識別情報を記憶した後、前記第1のスイッチ回路をオン状態に変更することを
特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 前記制御ユニットは、前記複数の第3の端子と前記記憶ユニットの間の第2のスイッチ回路を含み、
前記制御回路は、前記記憶ユニットが前記識別情報を記憶した後、前記第2のスイッチ回路をオフ状態に変更することを
特徴とする請求項2記載の半導体装置。 - 識別情報書き込み時においては、前記複数の第3の端子に前記識別情報を供給し、
データ転送時において、前記複数の第3の端子にデータを供給する複数の第4の端子が備えられていることを
特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - それぞれが、前記第1の端子、前記第2の端子、前記複数の第3の端子、前記複数の第4の端子、前記記憶ユニット、前記制御ユニットを搭載する複数の半導体チップを含み、
前記複数の半導体チップのそれぞれは、前記第2の端子と前記複数の第4の端子が、それぞれ別のチップの前記第1の端子と前記複数の第3の端子に接続されることを
特徴とする請求項4記載の半導体装置。 - それぞれの前記複数の半導体チップの前記制御ユニットは、制御回路と、前記第1の端子と前記第2の端子の間に第1のスイッチ回路を含み、
前記制御回路は、前記記憶ユニットに前記識別情報を記憶した後、前記第1のスイッチ回路をオン状態に変更することを
特徴とする請求項5記載の半導体装置。 - それぞれの前記複数の半導体チップの前記制御ユニットは、前記複数の第3の端子と前記記憶ユニットの間の第2のスイッチ回路を含み、
前記制御回路は、前記記憶ユニットが前記識別情報を記憶した後、前記第2のスイッチ回路をオフ状態に変更することを
特徴とする請求項6記載の半導体装置。 - 前記複数の半導体チップのそれぞれに独自の識別情報を与え、前記記憶ユニットに保持することを
特徴とする請求項5記載の半導体装置。 - 前記識別情報は、前記複数の半導体チップに供給する前記クロック信号に同期して、一つ一つの前記複数の半導体チップの前記記憶ユニットに対応するよう記憶情報を変更することによって、
前記複数の半導体チップのそれぞれに独自の識別情報として割り当てられることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。 - 前記第1の端子、前記第2の端子、前記複数の第3の端子、前記複数の第4の端子は、
識別情報設定時においては、前記クロック信号および前記識別情報の、供給または伝送に使用され、
通常動作時においては、通常動作における制御信号およびデータの、供給または転送に使用されることを
特徴とする請求項5記載の半導体装置。 - 前記第1の端子、前記第2の端子、前記複数の第3の端子、前記複数の第4の端子は、
識別情報設定時においては、前記クロック信号および前記識別情報の、供給または伝送に使用され、
通常動作時においては、通常動作における制御信号およびアドレス信号の、供給または転送に使用されることを
特徴とする請求項5記載の半導体装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110033798A (zh) * | 2017-12-26 | 2019-07-19 | 爱思开海力士有限公司 | 集成电路芯片 |
-
2014
- 2014-09-22 JP JP2014192237A patent/JP2015028802A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110033798A (zh) * | 2017-12-26 | 2019-07-19 | 爱思开海力士有限公司 | 集成电路芯片 |
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