JP2008097814A - 積層メモリ、メモリモジュール及びメモリシステム - Google Patents

積層メモリ、メモリモジュール及びメモリシステム Download PDF

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Abstract

【課題】信号品質を落とさずにデータ信号の高速伝送が可能であり、各種制御信号の信号配線の伝送特性を揃えることが可能な、低消費電力化に有利な4rank構成のメモリモジュールを提供する。
【解決手段】積層メモリに対して信号を供給するためのpoint to pointバス及びdaisy chainバスを備え、積層メモリが少なくとも該積層メモリ一つ分の間隔を有して一方の面及び他方の面にそれぞれ搭載される。また、モジュール基板の一方の面に搭載された積層メモリが有するメモリチップと、モジュール基板の他方の面に搭載された積層メモリが有するメモリチップとが交互に同時にアクティブに設定される構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のメモリチップを内蔵する積層メモリ、複数の積層メモリが搭載されたメモリモジュール、及び該メモリモジュールを有するメモリシステムに関する。
近年、DRAM等のメモリはより高速化され、それに伴って高速な信号の波形品質を確保するためにpoint to pointバスやdaisy chainバスを使用したメモリシステムが考えられている(例えば、RAMBUS社のYellowstone Memory System:非特許文献1参照)。
より具体的には、DQ(data)信号やDQS(DQ strobe)信号の伝送用に多ビットpoint to pointバスを用い、CA(command address)信号、CLK(clock)信号、CS(chip select)信号等の制御信号の伝送用にdaisy chainバスを用いるメモリモジュールが考えられている。
現在、64bit入出力のメモリモジュールにおいては、4bit入出力(データ幅)のメモリを、モジュールの表面及び裏面にそれぞれ8個ずつ、合計で16個搭載し、全てのメモリを同時にアクティブにする1rank構成と、8bit入出力のメモリを、モジュールの表面及び裏面にそれぞれ8個ずつ、合計で16個搭載し、モジュールの表面または裏面毎に8bitのDQ信号配線を各メモリで共有し、表面または裏面のいずれか一方の8個のメモリを同時にアクティブにする2rank構成とが知られている。
図19は、従来の64bit入出力、2rank構成のメモリモジュールの構成を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は側断面図である。
図19(a)、(b)に示すメモリモジュール101は、モジュール基板102の表面及び裏面にそれぞれ8個ずつ、合計で16個のメモリ(DRAM)103が搭載された構成である。各メモリ103は8bit入出力タイプであり、モジュール基板102の表面及び裏面に対向して配置された2つのメモリ103で8bitのDQ信号配線を共有している。
図19(a)、(b)に示すメモリモジュール101のDQ信号配線にはpoint to pointバスが用いられ、メモリコントローラ104とメモリモジュール101上の各メモリ(DRAM)103とはpoint to pointで接続される。point to pointバスは各メモリ103内に設けられたODT(On Die Terminator)によって終端され、point to pointバスで伝送されるDQ信号やDQS信号の反射を防止している。
また、CA,CLK信号配線及びCS信号配線にはdaisy chainバスが用いられ、CA,CLK信号配線はメモリモジュール101内の全てのメモリ103で共有され、その配線端が終端されている。なお、アクティブにするメモリを選択するためのCS信号配線は、同時にアクティブに設定されるメモリ103のグループ(rank)内だけで共有される。図19(a)、(b)に示すメモリモジュール101に搭載されるメモリ103は、モジュール基板102の表面または裏面に配置された、それぞれ8つのメモリ103からなる2つのグループ(rank)に分かれ、この2rank構成のメモリモジュール101では同時に8つのメモリ103がアクティブになる(例えば、図19(b)の斜線で示したメモリ103)。
ところで、メモリモジュールでは、一般にメモリの高速化に伴って消費電力が増大し、消費電力の増大がパッケージ温度を上昇させてメモリ性能を低下させる問題が知られている。
上述した1rank構成及び2rank構成のメモリモジュールでは、同時にアクティブに設定するメモリの数から1rank構成よりも2rank構成の方が消費電力が少なくて済むため、メモリモジュールの温度上昇が抑制される。そこで、メモリモジュールの消費電力をより低減するために、同時にアクティブに設定するメモリの数をさらに低減した構成が考えられる。例えば、16bit入出力のメモリをモジュール基板の表面及び裏面にそれぞれ8個ずつ、合計で16個搭載し、モジュール基板の表面及び裏面に対向して配置され、かつ隣接する4つのメモリ毎に16bitのDQ信号配線を共有し、同時に4個のメモリをアクティブに設定する4rank構成が考えられる。
図20は、一般的なメモリを用いた従来の64bit入出力、4rank構成のメモリモジュールの構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。
図20(a)、(b)に示すメモリモジュール201には、図19(a)、(b)に示したメモリモジュール101と同様にモジュール基板202の表面及び裏面にそれぞれ8個ずつ、合計で16個のメモリ(DRAM)203が搭載された構成である。
各メモリ203は、16bit入出力であり、モジュール基板202の表面及び裏面に対向して配置され、かつ隣接する4つのメモリ203で16bitのDQ信号配線を共有する。
図20(a)、(b)に示すメモリモジュール201のDQ信号配線には、図19(a)、(b)に示したメモリモジュール201と同様にpoint to pointバスが用いられ、メモリコントローラ(不図示)とモジュール基板202に搭載された各メモリ203とはpoint to pointで接続される。point to pointバスは各メモリ203内に設けられたODT(On Die Terminator)によって終端され、point to pointバスで伝送されるDQ信号やDQS信号の反射を防止している。
また、CA,CLK信号配線及びCS信号配線には、図19(a)、(b)に示したメモリモジュール101と同様にdaisy chainバスが用いられ、CA,CLK信号配線はメモリモジュール201内の全てのメモリ203で共有され、その配線端が終端されている。なお、アクティブにするメモリを選択するためのCS信号配線は、同時にアクティブに設定されるメモリ203のグループ(rank)内だけで共有される。図20に示すメモリモジュール101に搭載されるメモリ203は、モジュール基板202の表面及び裏面に対向して配置され、かつ隣接する4つメモリ203からなる4つのグループに分かれ、この4rank構成のメモリモジュール201では同時に4つのメモリ203がアクティブになる(図20(a)の斜線で示したメモリ)。したがって、図19(a)、(b)に示した2rank構成のメモリモジュール101と比べて消費電力が低減する。
Rich Warmke, "Yellowstone, A Next Generation memory Signaling Technology" RAMBUS DEVELOPER FORUM, OCTBER 29, 2002, [平成15年10月30日検索]、インターネット<URL:http://rambus.com/rdf/rdf2002/pdf/rdf#consumer#track.pdf>
図20(a)、(b)に示した4rank構成のメモリモジュールでは、モジュール基板の表面及び裏面に対向して配置され、かつ隣接する4つメモリで16本のDQ信号配線を共有する。したがって、モジュール基板の表面または裏面に搭載された2つのメモリ間に8本のDQ配線を配置し、さらにそれらの配線を2方向に分岐させて、隣接するメモリにそれぞれ接続しなければならない。
しかしながら、モジュール基板上にはほとんど隙間なくメモリが搭載されるため、配線間隔が狭く、メモリに対するDQ信号配線の配線方向も制限されるため、DQ信号配線の配線自由度が極めて低く、2つのメモリに接続する配線長も非対称となって大きくばらついてしまう。そのため、クロストークノイズやISI(符号間干渉)ノイズが増大し、信号の到達タイミングのばらつきも大きくなるため、DQ信号波形の品質が低下してバスによる高速伝送が困難になる。
なお、メモリモジュールにおいては、CA信号とCS信号とが同様に扱われるため、これらの信号を同一のタイミングで受信する必要がある。したがって、CA信号配線及びCS信号配線の伝送特性を揃えてCS信号とCA信号の伝播速度に乖離(差)が生じないようにすることが望ましい。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、信号品質を落とさずにデータ信号の高速伝送が可能であり、各種制御信号の信号配線の伝送特性を揃えることが可能な、低消費電力化に有利な4rank構成のメモリモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の積層メモリは、配線するための貫通穴であるスルーホールを備えた複数のメモリチップと、
前記複数のメモリチップが一方の面に積載され、前記メモリチップに信号を供給するための方向性結合器、及び前記複数のメモリチップで共有される信号端子を備えたパッケージ基板と、
を有する。
本願発明のメモリモジュールは、上記積層メモリと、
前記積層メモリに対して信号を供給するためのpoint to pointバス及びdaisy chainバスを備え、前記積層メモリが少なくとも該積層メモリ一つ分の間隔を有して前記モジュール基板の一方の面及び他方の面にそれぞれ搭載されるモジュール基板と、
を有する。
または、配線するための貫通穴であるスルーホールを備えた複数のメモリチップ、及び前記複数のメモリチップが一方の面に積載され、前記メモリチップに信号を供給するための複数の信号端子を備えたパッケージ基板を備えた積層メモリと、
前記積層メモリに対して信号を供給するためのpoint to pointバス及びdaisy chainバスを備え、前記積層メモリが少なくとも該積層メモリ一つ分の間隔を有して前記モジュール基板の一方の面及び他方の面にそれぞれ搭載され、前記daisy chainバスと前記積層メモリの信号端子間を結合するための方向性結合器を備えたモジュール基板と、
を有する。
本願発明のメモリシステムは、上記メモリモジュールと、
前記メモリモジュールが搭載されるスロットと、
前記メモリモジュールとそれぞれ独立に接続され、複数の該メモリモジュールに対する同時アクセスを可能にするメモリコントローラと、
を有する。
本発明によれば、信号品質を落とさずにデータ信号の高速伝送が可能であり、各種制御信号の信号配線の伝送特性を揃えることが可能な、低消費電力化に有利な4rank構成のメモリモジュールが得られる。
次に本発明について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態のメモリモジュールは、モジュール基板に搭載するメモリとして積層メモリを用い、2つのメモリ(メモリチップ)で信号端子を共有化(統合)するとともに、積層メモリどうしの配置間隔を広げてDQ信号配線の配線自由度を確保した構成である。
図1は本発明のメモリモジュールの第1の実施の形態の構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。
図1に示すように、第1の実施の形態のメモリモジュール1は、16個のメモリチップが搭載された、64bit入出力、4rank構成である。メモリモジュール1には、複数の(図1では2つ)メモリチップが内蔵された積層メモリ3が表面及び裏面にそれぞれ4個ずつ、合計で8個搭載される(したがって、メモリチップの数は16個となる)。各積層メモリ3は、16bit入出力であり、各積層メモリ3に内蔵される2つのメモリチップもそれぞれ16bit入出力である。積層メモリ3に内蔵される2つのメモリチップは、積層メモリ3の信号端子を共有する。
また、本実施形態のメモリモジュール1では、積層メモリ3毎に16bitのDQ信号配線が共有される。さらに、積層メモリ3どうしは、それぞれ積層メモリ3一つ分の間隔(O)を有して配置されている。
メモリモジュール1のDQ信号配線には、図19に示した従来のメモリモジュール101と同様にpoint to pointバスが用いられ、メモリコントローラ(不図示)とモジュール基板2上の各積層メモリ3とはpoint to pointで接続される。point to pointバスは各メモリチップにそれぞれ設けられたODT(On Die Terminator)によって終端され、point to pointバスで伝送されるDQ信号やDQS信号の反射を防止している。
また、CLK,CA信号配線及びCS信号配線には、図19に示した従来のメモリモジュール101と同様にdaisy chainバスが用いられ、CA,CLK信号配線はメモリモジュール1内の全ての積層メモリ3で共有され、その配線端が終端されている。なお、本実施形態では、CS信号配線(CS1〜CS4)が同時にアクティブに設定されるメモリチップのグループ(rank)毎にそれぞれ設けられている。
本実施形態では、CA信号が積層メモリ2つ分の間隔毎にメモリチップ4つ分の負荷容量が接続されたバスで伝送され、CS信号が積層メモリ2つ分の間隔毎にメモリチップ1つ分の負荷容量が接続されたバスで伝送されることになる。
図1(a)、(b)に示すように、本実施形態のメモリモジュール1は、同時にアクティブに設定されるメモリチップ(図1(a)の斜線で示したメモリチップ)の数が4つであるため、図19に示したメモリモジュールに比べて消費電力が低減される。
また、図1に示す第1の実施の形態のメモリモジュール1では、図20に示した従来のメモリモジュールと異なり、隣接する積層メモリ間でDQ信号配線を共有しないため、DQ信号配線をメモリモジュール内で分岐したり、積層メモリ3に対する配線方向の制限を受けることがない。また、積層メモリ3どうしを積層メモリ一つ分の間隔を有して配置することでDQ信号配線のレイアウト面積が広がる。したがって、各積層メモリ3に対してDQ信号配線を等しい長さで配線することが可能であり、クロストークノイズやISI(符号間干渉)ノイズの増大、及び信号到達タイミングのばらつきによるDQ信号波形の品質劣化が抑制される。なお、図1では、煩雑になるため一部の積層メモリに対してのみ符号を付与しているが、以下の各実施の形態のメモリモジュールの構成を示す図面でも同様に一部の積層メモリに対してのみ符号を付与している。
ところで、図1に示したメモリモジュールでは、同時にアクティブに設定する4つのメモリチップの組合せとして、図2(a)または図2(b)に示す構成が考えられる。図2(a)は同時にアクティブに設定するメモリチップをモジュール基板2の表面及び裏面でそれぞれ2つずつとし、隣接する積層メモリ3のメモリチップをアクティブに設定しない組合せ例である。また、図2(b)は同時にアクティブにするメモリチップを全てメモリモジュールの同一面に設定した組合せ例である。
図2(b)に示すように、同時にアクティブにするメモリチップ(図2(b)の斜線で示したメモリチップ)を全てメモリモジュール1の同一面に設定すると、各メモリチップで発生する熱がメモリモジュール1の一方の面に集中するため、熱放散の効率が悪化してメモリチップの温度上昇を加速させ、メモリ特性の劣化を招くおそれがある。
そこで、図2(a)に示すように、同時にアクティブにするメモリチップ(図2(a)の斜線で示したメモリチップ)をモジュール基板2の表面及び裏面でそれぞれ2つずつとし、隣接する積層メモリ3のメモリチップはアクティブに設定しないように選択する。つまり、モジュール基板2の一方の面に搭載された積層メモリ3が有するメモリチップと、モジュール基板2の他方の面に搭載された積層メモリ3が有するメモリチップとが交互に同時選択されるようにする。このような組合せでメモリチップを選択すれば、積層メモリ3で発生する熱がモジュール基板2の表面及び裏面にそれぞれ分散されるため、熱放散の効率が向上してメモリチップの温度上昇が緩和し、メモリ特性の劣化が抑制される。なお、同時にアクティブにするメモリチップの組合せは、上述したように各グループ(rank)毎に共通のCS信号配線(CS1〜CS4)を設けることで実現される。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態のメモリモジュールでは、メモリモジュールに搭載する積層メモリとして図3に示すような一般的なものを用いると、daisy chainバスに対して所定の間隔毎にメモリ4つ分の負荷が接続されることになるため、線路の特性インピーダンスが局所的に大きく変化し、daisy chainバスで伝送されるCA信号等の波形が劣化するおそれがある。
図3は一般的な積層メモリの構成を示す図であり、同図(a)は積層メモリの側断面図、同図(b)はモジュール基板と積層メモリ間のDQ信号配線接続を示す側断面図、同図(c)はモジュール基板と積層メモリ間のCLK,CA信号配線接続を示す側断面図、同図(d)はモジュール基板と積層メモリ間のCS信号配線接続を示す側断面図である。
図3(a)に示す積層メモリ300は、BGA(アレイ状に配置されたボール端子305群)を下面に持つパッケージ基板301上に、第1のメモリチップ302がface down(チップパッド309が下を向く状態)で搭載され、その上に第2のメモリチップ303がface up(チップパッド309が上を向く状態)で搭載され、封止材304によって固定された構成である。
パッケージ基板301の上面には、例えば電源/GND(接地電位)層306が形成され、パッケージ基板301の下面には各ボール端子305と接続される信号配線307が形成されている。第1のメモリチップ302と信号配線307とはパッケージ基板301に設けられたビアホール308を介してそれぞれ接続され、第2のメモリチップ303と信号配線307とはパッケージ基板301に設けられたビアホール308及びボンディングワイヤ309等を介して接続されている。なお、図3に示す積層メモリ300では、内蔵された2つのメモリチップで各ボール端子305(信号端子)が共有される。
このような積層メモリ300をモジュール基板に搭載する場合、メモリジュール上のDQ信号配線には、その配線端で積層メモリがそれぞれ接続される(図3(b))。また、CLK、CA、CS信号配線には、所定の間隔毎に積層メモリが接続される。すなわち、CLK、CA信号配線には、積層メモリ2つ分の間隔(2L)毎にメモリチップ4つ分の負荷容量が接続され(図3(c)、図6(a))、CS信号配線には、モジュール基板の表面または裏面に配置された一方の積層メモリのメモリチップが接続されるため、積層メモリ2つ分の間隔(2L)毎にメモリチップ1つ分の負荷容量が接続される(図3(d)、図7(a))。
上述したように、メモリモジュールにおいてはCA信号とCS信号とが同様に扱われるため、これらの信号を同一のタイミングで受信する必要がある。しかしながら、CA信号配線には積層メモリ2つ分の間隔(2L)毎にメモリチップ4つ分の負荷容量(4Cin)が接続され(図6(a))、CS信号配線には積層メモリ2つ分の間隔(2L)毎にメモリチップ1つ分の負荷容量(Cin)が接続されるため(図7(a))、CA信号配線とCS信号配線とで伝送特性が大きく異なり、CS信号とCA信号の伝播速度に乖離(差)が生じてしまう。
第2の実施の形態では、まず、このような問題を解決するための積層メモリを提案する。
図4は第2の実施の形態のメモリモジュールに搭載する積層メモリの構成を示す図であり、同図(a)は積層メモリの側断面図、同図(b)はモジュール基板と積層メモリ間のDQ信号配線接続を示す側断面図、同図(c)はモジュール基板と積層メモリ間のCA信号配線接続を示す側断面図である。
図4(a)に示すように、第2の実施の形態で用いる積層メモリ13は、ボール端子315を下面に持つパッケージ基板311の上面にface down(チップパッド320が下を向く状態)で第1のメモリチップ312が搭載され、下面にface up(チップパッド320が上を向く状態)で第2のメモリチップ313が搭載された構成である。
パッケージ基板311の上面には、例えば電源層316が形成され、下面にはGND層317が形成されている。また、パッケージ基板311中の信号層には、各ボール端子315と接続される信号配線318が形成されている。第1のメモリチップ312及び第2のメモリチップ313と信号配線318とはパッケージ基板311に設けられたビアホール319を介してそれぞれ接続されている。図4(a)に示す積層メモリ13は、モジュール基板上に、例えば接着材321を用いて固定される(図4(b)、(c))。
ボール端子(信号端子)315は、パッケージ基板311の周辺近傍に配置され、積層メモリ13に内蔵される第1のメモリチップ312及び第2のメモリチップ313はパッケージ基板311に形成された信号配線318及び信号端子をそれぞれ共有している。
図5は本発明のメモリモジュールの第2の実施の形態の構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。
図5(a)、(b)に示すように、上記積層メモリ13が搭載される本実施形態のメモリモジュール11では、第1の実施の形態と同様に、2つのメモリチップを有する積層メモリ13毎に16bitのDQ信号配線が共有される。さらに、各積層メモリ13は、それぞれ積層メモリ一つ分の間隔(O)を有して配置される。
本実施形態のメモリモジュール11のDQ信号配線には、図19に示した従来のメモリモジュールと同様にpoint to pointバスが用いられ、メモリコントローラ(不図示)とモジュール基板12上の各積層メモリ13とはpoint to pointで接続される。point to pointバスは各積層メモリ13内の2つのメモリチップにそれぞれ設けられたODT(On Die Terminator)によって終端され、point to pointバスで伝送されるDQ信号やDQS信号の反射を防止している。なお、アクティブに設定されていないメモリチップを含む積層メモリの一方または両方のメモリチップでODTを動作させれば、アクティブに設定されたメモリチップ(図5(a)の斜線で示したメモリチップ)を含む積層メモリ13では小さな信号反射が起きるため、その現象を利用して信号振幅を向上させることも可能である。
CLK,CA信号配線及びCS信号配線には、図19に示した従来のメモリモジュールと同様にdaisy chainバスが用いられ、CLK,CA信号配線はメモリモジュール11内の全てのメモリで共有され、その配線端が終端されている。なお、CS信号配線は、同時にアクティブに設定されるメモリチップのグループ(rank)内だけで共有される。本実施形態のメモリモジュール11は、同時にアクティブになるメモリチップの数が4つであるため、図19に示した従来のメモリモジュールに比べて消費電力が低減される。
本実施形態のメモリモジュール11上のDQ信号配線には、その配線端で表面及び裏面の積層メモリ13がそれぞれ接続され(図4(b))、CLK、CA信号配線及びCS信号配線には、その途中に設けられた接続点毎に表面及び裏面の各積層メモリが接続される(図4(c))。
図4(a)に示すように、積層メモリ13のCA信号用の信号端子は、パッケージ基板311の周辺(左右いずれか一辺)近傍にあるため、積層メモリ13のCLK,CA信号用の信号端子とモジュール基板12上のCA信号配線の接続点との間には積層メモリ1つ分の間隔が空いている。すなわち、daisy chainバスとモジュール基板12の一方の面に搭載された積層メモリ13の接続点と、daisy chainバスとモジュール基板12の他方の面に搭載された積層メモリ13の接続点とが異なる位置になるため、図6(b)に示すように、メモリモジュール11上のCLK,CA信号配線には、積層メモリ1つ分の間隔(L)を有する8つの接続点毎にメモリチップ2つ分の負荷容量(2Cin)がそれぞれ接続される。
したがって、daisy chainバスからなるCLK,CA信号配線には、小さな負荷容量が分散されて接続されることになるため、線路の特性インピーダンスが局所的に大きく変化する点が無くなり、daisy chainバスで伝送される信号の波形劣化が防止される。
また、CS信号配線にも、図7(b)に示すように積層メモリ1つ分の間隔(L)を有する8つの接続点毎にメモリチップ2つ分の負荷容量(2Cin)がそれぞれ接続されるため、CA信号配線とCS信号配線とは同様な伝送特性となり、CS信号とCA信号間で信号伝播速度の乖離が生じない。
なお、図4(a)に示した積層メモリ13が搭載される第2の実施の形態のメモリモジュール11では、CS信号配線がモジュール基板12に搭載される全ての積層メモリ13と接続される。そのため、第2の実施の形態のメモリモジュール11では、CS信号が2bit信号で提供され、モジュール基板12の表面及び裏面に対向して配置された2つの積層メモリ13が内蔵する4つのメモリチップのうち、いずれか1つがCS信号によって選択される。すなわち、図4に示す積層メモリは、2bitのコード('High'、'Low'の組合せ)で表されるCS信号にしたがって、どのメモリチップを選択するかを設定するためのジャンパチップ322、及びジャンパチップ322の設定にしたがってCS信号をデコードするデコード回路323を備えたコード設定手段を有している。図8はこの積層メモリ13が有するジャンパチップ及びデコード回路の構成とCS信号によるメモリチップの選択例とを示している。
図8に示すように、積層メモリ13は、外部から供給される2bitのCS信号(CS_A及びCS_B)をデコードするためのデコード回路323を備えている。
デコード回路323は、第1のセレクタ324及び第2のセレクタ325と、第1のセレクタ324及び第2のセレクタ325から出力される信号の論理積を出力する論理積回路326とを有する構成である。
第1のセレクタ324には、CS_A信号及びCS_A信号の反転信号が入力され、そのいずれか一方が選択信号にしたがって出力される。また、第2のセレクタ325には、CS_B信号及びCS_B信号の反転信号が入力され、そのいずれか一方が選択信号にしたがって出力される。第1のセレクタ324、第2のセレクタ325の出力はそれぞれ論理積回路326に入力され、論理積回路326は、第1のセレクタ324及び第2のセレクタ325の出力が共に'High'のときに'High'を出力する。
また、積層メモリ13には、CS信号にしたがってメモリチップを選択するためのジャンパチップ322を備えている。ジャンパチップ322は、作業者により線路A、Bのいずれか一方がジャンパー配線を用いて短絡され、線路C、Dのいずれか一方がジャンパー配線を用いて短絡されることで第1のセレクタ324及び第2のセレクタ325に対して'High'または'Low'が供給される。なお、コード設定手段の他の構成として、線路A、Bを短絡するヒューズ、及び線路C、Dを短絡するヒューズを備え、作業者により線路A、Bのいずれか一方のヒューズが溶断され、線路C、Dのいずれか一方のヒューズが溶断されることで第1のセレクタ324及び第2のセレクタ325に対して'High'または'Low'が供給されるようにしてもよい。
図8に示すジャンパチップ322では、線路Aを選択(短絡)した場合、第1のセレクタ324に供給される選択信号が'High'になり、線路Bを選択した場合、第1のセレクタ324に供給される選択信号が'Low'になる。また、線路Cを選択した場合、第2のセレクタ325に供給される選択信号が'High'になり、線路Dを選択した場合、第2のセレクタ325に供給される選択信号が'Low'になる。
このようなジャンパチップ322を有することで、第1のセレクタ324及び第2のセレクタ325に対する選択信号が決定され、メモリチップをアクティブにする(CS信号として'High'を供給する)CS_A信号及びCS_B信号のコードが決定される。
図8に示す構成の場合、図中の表で示すように、線路A,Cを選択すれば、CS_A='High'、CS_B='High'のときにCS='High'となり、線路A,Dを選択すれば、CS_A='High'、CS_B='Low'のときにCS='High'となり、線路B,Cを選択すれば、CS_A='Low'、CS_B='High'のときにCS='High'となり、線路B,Dを選択すれば、CS_A='Low'、CS_B='Low'のときにCS='High'となる。これら4つの組合せを各rankに一意に割り当てることで、CS信号にしたがってrank毎のメモリチップが選択される。
(第3の実施の形態)
図9は本発明のメモリモジュールの第3の実施の形態に搭載する積層メモリの構成を示す側断面図である。
図9に示すように、第3の実施の形態の積層メモリ23は、モジュール基板と接続するためのボール端子(信号端子)405を持つパッケージ基板(インターポーザ)401上にスルーホール408を備えた4つのメモリチップ402が積載された構成である。このようにインターポーザ401上に複数のメモリチップを積載する技術はCoC(Chip-on-Chip)と呼ばれ、各メモリチップ402とボール端子405とは、メモリチップ402を貫通するスルーホール408及びインターポーザ401に形成された信号配線を介して接続される。
なお、CoC技術については、例えば(1)Y. Akiyama et al., "Superfine Pitch Ultrasonic Bonding Technology on 3D Stacked LSI", ICEP (International Conference of Electronics Packaging) Proceedings, p.326-331, 2003.(2)K. Takahashi et al., "Current Status of Research and Development for 3D Chip Stack Technology" Jpn. J. Appl. Phys., Vol. 40(4B), pp.3032, 2001.等に詳しく紹介されている。
図10は本発明のメモリモジュールの第3の実施の形態の構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。
図10(a)、(b)に示すように、本実施形態のメモリモジュール21では、4つのメモリチップを有する積層メモリ23毎に16bitのDQ信号配線が共有される。さらに、各積層メモリ23は、それぞれ積層メモリ2つ分の間隔を有して配置される。
メモリモジュール21のDQ信号配線には、図19に示した従来のメモリモジュールと同様にpoint to pointバスが用いられ、メモリコントローラ(不図示)とモジュール基板22上の各積層メモリ23とはpoint to pointで接続される。point to pointバスは各積層メモリ23内の4つのメモリチップにそれぞれ設けられたODT(On Die Terminator)によって終端され、point to pointバスで伝送されるDQ信号やDQS信号の反射を防止している。
また、CA信号配線及びCLK信号配線には、図19に示した従来のメモリモジュールと同様にdaisy chainバスが用いられ、CA信号配線はメモリモジュール21内の全てのメモリチップで共有され、その配線端が終端されている。なお、CS信号配線は、同時にアクティブに設定されるメモリチップのグループ(rank)内だけで共有される。本実施形態のメモリモジュールでは、同時にアクティブになるメモリチップの数が4つであるため、図19に示した従来のメモリモジュールに比べて消費電力が低減される。
図9に示した積層メモリが搭載されたメモリモジュール21では、CA信号配線に対して、積層メモリ2つ分の間隔毎にメモリチップ4つ分の負荷容量が接続されるため、線路の特性インピーダンスが局所的に変動して信号波形が劣化するおそれがある。
そこで、図11に示すようにモジュール基板22内に形成されるCA信号配線(daisy chainバス)と積層メモリ23のCA信号端子とを方向性結合器24により結合する。これによりdaisy chainバスには、「点」ではなく広がりを持った「線」に分散されて負荷容量が接続されることになるため、CA信号配線の特性インピーダンスの局所的な変動が緩和され、信号波形の劣化が抑制される。但し、方向性結合器24からはCA信号の微分波形が出力されるため、積層メモリ23には方向性結合器24から出力された微分波形を検出するためのコンパレータを備える必要がある。
図12(a)に示す積層メモリ23は、パッケージ基板(インターポーザ)401にDQ信号配線を終端するためのODT25、方向性結合器24、コンパレータ26等のインタフェース回路を備えた構成例である。このような構成では、インターポーザ401にインタフェース回路が内蔵されるため、モジュール基板22あるいはメモリチップ内にこれらのインタフェース回路を備える必要がない。また、図12に示す積層メモリ23では、モジュール基板22との接触面に、モジュール基板22と接続するためのパッドが設けられ、CA信号端子領域27とDQ信号端子領域28とに分かれてこれらのパッドがそれぞれ配置される(図12(b)参照)。
ここで、CA信号配線と積層メモリ23との接続に上記方向性結合器24を用いる場合、積層メモリ23のインターポーザ401には一つのCA信号あたり2つの信号端子が必要となる。また、これらの配線を最短にするためには、ペアとなるCA信号端子どうしを方向性結合器24の長さだけ離して配置する必要がある。そのため、CA信号端子のレイアウト面積が広くなり、インターポーザ401のサイズが拡大して積層メモリ23の小型化が困難になる。
そこで、図13(a)に示すように、積層メモリ23のインターポーザ401に設けるペアとなるCA信号端子間に、その他のDQ信号端子等を配置する。このように各信号端子を配置することで、インターポーザ401の大型化が回避され、積層メモリ23の小型化が実現できる。この場合、モジュール基板22との接触面には、DQ信号端子領域28のパッドを挟むようにしてCA信号端子領域27の各パッドがそれぞれ配置される(図13(b)参照)。
(第4の実施の形態)
積層メモリのDQ信号端子は、通常、データ入力及びデータ出力で共用されるため、DQ信号端子にはデータを出力するためのドライバ回路が接続されている。ドライバ回路は、一般にMOSトランジスタを用いて構成され、このMOSトランジスタのドレインの拡散層容量がpoint to pointバスに対して容量性負荷として接続されることになる。ドライバ回路による容量性負荷は、メモリチップのCA信号端子の入力容量よりも大きい。したがって、4rank構成のメモリモジュールでは、DQ信号配線にメモリチップ4つ分の大きな容量性負荷が接続されることになるため、DQ信号の高速伝送が困難になるおそれがある。
第4の実施の形態では、メモリモジュールに搭載する積層メモリに、図14に示すようなデータを出力するためのドライバ回路、及びデータ入力時に配線端を終端する終端回路として共用されるドライバ兼用終端回路を有する構成である。
図14は本発明のメモリモジュールの第4の実施の形態に搭載する積層メモリで用いるドライバ兼用終端回路の構成を示す回路図であり、図15は図14に示したドライバ兼用終端回路のCTT終端時の等価回路を示す回路図である。
図14(a)〜(d)に示すように、本実施形態で用いるドライバ兼用終端回路は、2つのドライバ回路30が並列に接続された構成である。
ドライバ回路30は、DQ信号端子と電源間に直列に接続される抵抗器及びPMOSトランジスタQp、並びにDQ信号端子と接地電位間に直列に接続される抵抗器及びNMOSトランジスタQnを有する構成である。
このドライバ回路30の出力抵抗値をRoutとすると、データ出力時は2つのドライバ回路30を使用するため、その出力抵抗値はRout/2となる。
また、本実施形態のドライバ兼用終端回路は、データ入力時に終端回路として使用され、CTT(Center Tapped Termination)構成とする場合、1段目のドライバ回路30のPMOSトランジスタQp及びNMOSトランジスタQnをそれぞれONさせ、2段目のドライバ回路30のPMOSトランジスタQp及びNMOSトランジスタQnをそれぞれOFFさせる。このとき、終端抵抗値RtermはRout/2となる。
また、データ入力時にVDDQ終端構成とする場合、1段目のPMOSトランジスタQp及び2段目のPMOSトランジスタQpをそれぞれONさせ、1段目のNMOSトランジスタQn及び2段目のNMOSトランジスタQnをそれぞれOFFさせる。このとき、終端抵抗値RtermはRout/2となる。
また、データ入力時にGND終端構成とする場合、1段目のPMOSトランジスタQp及び2段目のPMOSトランジスタQpをそれぞれOFFさせ、1段目のNMOSトランジスタQn及び2段目のNMOSトランジスタQnをそれぞれONさせる。このとき、終端抵抗値RtermはRout/2となる。すなわち、データ出力時の出力抵抗及びデータ入力時の終端抵抗の値はいずれも等しくなる。
ここで、PMOSトランジスタQp及びNMOSトランジスタQnと直列に接続された抵抗器の値をRact、PMOSトランジスタQp及びNMOSトランジスタQnのオン抵抗をそれぞれRonとすると、データ入力時(CTT終端時)における各MOSトランジスタのドレイン電圧の振幅値は、DQ信号端子における電圧振幅値のRon/(Ract+Ron)となる。
したがって、DQ信号端子における見かけ上の負荷容量Ceffは、MOSトランジスタのドレインが有する拡散層容量CdevのRon/(Ract+Ron)に低減する(図15参照)。よって、抵抗器の値RactをPMOSトランジスタQp及びNMOSトランジスタQnのオン抵抗Ronより大きくすれば、DQ信号端子における見かけ上の負荷容量Ceffを小さくすることができる。その結果、図14に示すドライバ兼用終端回路を積層メモリのODTとして用いれば、4rank構成のメモリモジュールであってもDQ信号の高速伝送が可能になる。
(第5の実施の形態)
図16は本発明のメモリモジュールの第5の実施の形態の構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。
図16(a)、(b)に示すように、本実施形態のメモリモジュール41は、8bit入出力の2つのメモリチップを搭載した2つの積層メモリ43を、図15に示した64bit入出力のメモリモジュールに追加して72bit入出力とし、さらにモジュール基板42の表面及び裏面の積層メモリ上にそれぞれヒートスプレッダ44を備えた構成である。
図16に示すように、本実施形態のメモリモジュール41では、モジュール基板42の一方の面の2つのメモリチップ、及び他方の面の3つのメモリチップを同時にアクティブする構成であり、隣接する積層メモリ43では同時にメモリチップがアクティブにならないようにしている。その他の構成は上記第1、第2の実施の形態のメモリモジュールと同様であるため、その説明は省略する。
本実施形態のメモリモジュール41では、メモリチップの動作時に発生した熱がヒートスプレッダ44で分散され、熱放散の効率が向上してメモリチップの温度上昇が緩和するためメモリ特性の劣化が抑制される。なお、本実施形態では、4rank構成の72bit入出力のメモリモジュールも実現可能である。
(第6の実施の形態)
図17は本発明のメモリシステムの一構成例を示すブロック図である。
図17に示すように、本実施形態は2つのスロットにそれぞれメモリモジュール51を搭載したメモリシステムの構成例である。
図17に示すメモリモジュール51は、8bit入出力の8個の積層メモリ及び4bit入出力の2個の積層メモリ(合計で20個のメモリチップ(DRAM))が搭載された36bit入出力のメモリモジュールである。メモリモジュールのその他の構成は、第1の実施の形態〜第5の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。なお、メモリモジュール51の搭載数は2つに限定されるものではなく、1つ以上であればいくつであってもよい。
本実施形態のメモリシステムは、各メモリモジュール51に対してそれぞれ独立にメモリコントローラ52が接続され、メモリコントローラ52により複数のメモリモジュール51に対するCPU等からの同時アクセスを可能にした構成である。このような構成を採用することで、例えば、72bit入出力、2スロット、4rank構成のメモリシステムを容易に構築できる。
(第7の実施の形態)
図18は本発明の第7の実施の形態のメモリモジュールに搭載する積層メモリの構成を示す図であり、同図(a)は積層メモリの側断面図、同図(b)はモジュール基板と積層メモリ間のDQ信号配線接続を示す側断面図、同図(c)はモジュール基板と積層メモリ間のCA信号配線接続を示す側断面図である。
図18(a)に示す積層メモリ63は、モジュール基板と接続するためのボール端子315(信号端子)がパッケージ基板311の周辺近傍(あるいは両端部)に配列され、パッケージ基板311に搭載されるメモリチップのチップパッド320も同様に周辺近傍(あるいは両端部)に配列された構成である。その他の構成は第2の実施の形態で示した積層メモリと同様であるため、その説明は省略する。
本実施形態の積層メモリ63のように、周辺近傍にチップパッド320が配列されたメモリチップを備え、かつパッケージ基板311の周辺近傍にボール端子315を配列すれば、図18(b)、(c)に示すようにパッケージ基板311に形成する信号配線の長さを最短にできる。したがって、積層メモリ63の配線容量が低減されるため、メモリモジュールのDQ信号配線やCA信号配線等に接続される負荷容量を低減できる。
本発明のメモリモジュールの第1の実施の形態の構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。 メモリモジュールにおいて同時にアクティブに設定するメモリチップの組合せ例を示す側断面図である。 一般的な積層メモリの構成を示す図であり、同図(a)は積層メモリの側断面図、同図(b)はモジュール基板と積層メモリ間のDQ信号配線接続を示す側断面図、同図(c)はモジュール基板と積層メモリ間のCLK,CA信号配線接続を示す側断面図、同図(d)はモジュール基板と積層メモリ間のCS信号配線接続を示す側断面図である。 第2の実施の形態のメモリモジュールに搭載する積層メモリの構成を示す図であり、同図(a)は積層メモリの側断面図、同図(b)はモジュール基板と積層メモリ間のDQ信号配線接続を示す側断面図、同図(c)はモジュール基板と積層メモリ間のCA信号配線接続を示す側断面図である。 本発明のメモリモジュールの第2の実施の形態の構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。 図3及び図4に示した積層メモリを搭載したメモリモジュールにおけるCA信号配線の負荷分布を示す模式図である。 図3及び図4に示した積層メモリを搭載したメモリモジュールにおけるCS信号配線の負荷分布を示す模式図である。 図4に示した積層メモリが有するジャンパチップ及びデコード回路の構成を示す回路図である。 本発明のメモリモジュールの第3の実施の形態に搭載する積層メモリの構成を示す側断面図である。 本発明のメモリモジュールの第3の実施の形態の構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。 図9に示した積層メモリとメモリモジュールのCA信号配線との接続例を示す側断面図である。 本発明のメモリモジュールの第3の実施の形態に搭載する積層メモリの他の構成を示す断面図である。 本発明のメモリモジュールの第3の実施の形態に搭載する積層メモリの他の構成を示す断面図である。 本発明のメモリモジュールの第4の実施の形態に搭載する積層メモリで用いるドライバ兼用終端回路の構成を示す図であり、同図(a)はデータ出力時の回路図、同図(b)はCTT終端時の回路図、同図(c)はVDDQ終端時の回路図、同図(d)はGND終端時の回路図である。 図14に示したドライバ兼用終端回路のCTT終端時の等価回路を示す回路図である。 本発明のメモリモジュールの第5の実施の形態の構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。 本発明のメモリシステムの一構成例を示すブロック図である。 本発明の第7の実施の形態のメモリモジュールに搭載する積層メモリの構成を示す図であり、同図(a)は積層メモリの側断面図、同図(b)はモジュール基板と積層メモリ間のDQ信号配線接続を示す側断面図、同図(c)はモジュール基板と積層メモリ間のCA信号配線接続を示す側断面図である。 従来の64bit入出力、2rank構成のメモリモジュールの構成を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は側断面図である。 一般的なメモリを用いた従来の64bit入出力、4rank構成のメモリモジュールの構成を示す図であり、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図である。
符号の説明
1、11、21、41、51 メモリモジュール
2、12、22、42 モジュール基板
3、13、23、43、63、300 積層メモリ
24 方向性結合器
25 ODT
26 コンパレータ
27 CA信号端子領域
28 DQ信号端子領域
30 ドライバ回路
44 ヒートスプレッダ
52 メモリコントローラ
301、311、401 パッケージ基板
302、312 第1のメモリチップ
303、313 第2のメモリチップ
304 封止材
305、315、405 ボール端子
306 電源/GND層
307、318 信号配線
308、319 ビアホール
309、320 チップパッド
316 電源層
317 GND層
322 ジャンパチップ
323 デコード回路
324 第1のセレクタ
325 第2のセレクタ
326 論理積回路
401 インターポーザ
402 メモリチップ
408 スルーホール

Claims (8)

  1. 配線するための貫通穴であるスルーホールを備えた複数のメモリチップと、
    前記複数のメモリチップが一方の面に積載され、前記メモリチップに信号を供給するための方向性結合器、及び前記複数のメモリチップで共有される信号端子を備えたパッケージ基板と、
    を有する積層メモリ。
  2. 前記方向性結合器と接続される2つの信号端子間に、他の信号を供給するための信号端子が配置された請求項1記載の積層メモリ。
  3. 前記メモリチップは、
    データを出力するためのドライバ回路、及びデータ入力時に配線端を終端する終端回路として共用されるドライバ兼用終端回路を有する請求項1または2記載の積層メモリ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項記載の積層メモリと、
    前記積層メモリに対して信号を供給するためのpoint to point及びdaisy chainバスを備え、前記積層メモリが少なくとも該積層メモリ一つ分の間隔を有して前記モジュール基板の一方の面及び他方の面にそれぞれ搭載されるモジュール基板と、
    を有するメモリモジュール。
  5. 配線するための貫通穴であるスルーホールを備えた複数のメモリチップ、及び前記複数のメモリチップが一方の面に積載され、前記メモリチップに信号を供給するための複数の信号端子を備えたパッケージ基板を備えた積層メモリと、
    前記積層メモリに対して信号を供給するためのpoint to pointバスバス及びdaisy chainバスを備え、前記積層メモリが少なくとも該積層メモリ一つ分の間隔を有して前記モジュール基板の一方の面及び他方の面にそれぞれ搭載され、前記daisy chainバスと前記積層メモリの信号端子間を結合するための方向性結合器を備えたモジュール基板と、
    を有するメモリモジュール。
  6. 4つのメモリチップが同時にアクティブに設定される4rank構成である請求項4または5記載のメモリモジュール。
  7. 前記daisy chainバスと前記モジュール基板の一方の面に搭載された積層メモリの接続点と、前記daisy chainバスと前記モジュール基板の他方の面に搭載された積層メモリの接続点とが異なる請求項4から6のいずれか1項記載のメモリモジュール。
  8. 請求項4から7のいずれか1項記載のメモリモジュールと、
    前記メモリモジュールが搭載されるスロットと、
    前記メモリモジュールとそれぞれ独立に接続され、複数の該メモリモジュールに対する同時アクセスを可能にするメモリコントローラと、
    を有するメモリシステム。
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