JP2015028677A - 情報処理システム、および、情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーに応じた態様でマニュアルに関連する画像を表示できるようする。
【解決手段】車載装置12aは、マニュアルに関連するマニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示し、表示中に指示入力が行われた場合、指示入力を示す指示入力情報を携帯電話10に送信し、携帯電話10は、車載装置12aから受信した指示入力情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した指示入力情報を、車載装置12bに送信し、車載装置12bは、マニュアル関連画像を表示する場合、携帯電話10から受信した指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映してマニュアル関連画像を表示する。
【選択図】図2
【解決手段】車載装置12aは、マニュアルに関連するマニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示し、表示中に指示入力が行われた場合、指示入力を示す指示入力情報を携帯電話10に送信し、携帯電話10は、車載装置12aから受信した指示入力情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した指示入力情報を、車載装置12bに送信し、車載装置12bは、マニュアル関連画像を表示する場合、携帯電話10から受信した指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映してマニュアル関連画像を表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、携帯端末と情報処理装置とを備える情報処理システム、および、情報処理装置に関する。
従来、マニュアルを表示可能に構成された情報処理システム(電子マニュアルシステム)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述した情報処理システムのように、マニュアルに関連する画像を表示するシステムでは、ユーザーに応じた態様でマニュアルに関連する画像を表示することにより、ユーザーが快適にマニュアルを視認できるようにしたいとするニーズがある。特に、ある情報処理装置が表示したマニュアルについて、別の情報処理装置が、対応するマニュアルを表示する際に、ユーザーの利便性を高めるような態様でマニュアルを表示できれば、より的確にユーザーの快適性を向上できる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーに応じた態様でマニュアルに関連する画像を表示できるようにすることを目的とする。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーに応じた態様でマニュアルに関連する画像を表示できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の情報処理装置と、複数の前記情報処理装置と通信可能な携帯端末とを備える情報処理システムであって、1の前記情報処理装置は、マニュアルに関連するマニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示し、前記マニュアル関連画像の表示中に指示入力が行われた場合、指示入力を示す指示入力情報を前記携帯端末に送信し、前記携帯端末は、1の前記情報処理装置から受信した前記指示入力情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した前記指示入力情報を、他の前記情報処理装置に送信し、他の前記情報処理装置は、前記マニュアル関連画像を表示する場合、前記携帯端末から受信した前記指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映して前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする。
また、本発明は、1の前記情報処理装置は、特定の条件の成立をトリガーとして、成立した条件に対応する前記マニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示し、前記マニュアル関連画像の表示中に指示入力が行われた場合、指示入力を示す前記指示入力情報を前記携帯端末に送信し、前記携帯端末は、1の前記情報処理装置から受信した前記指示入力情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した前記指示入力情報を、他の前記情報処理装置に送信し、他の前記情報処理装置は、前記特定の条件が成立した場合、前記携帯端末から受信した前記指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映して、成立した条件に対応する前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする。
また、本発明は、所定の指示入力は、前記マニュアル関連画像を以後表示させないことを指示する指示入力であり、他の前記情報処理装置は、当該指示入力に係る前記指示入力情報を前記携帯端末から受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、前記マニュアル関連画像の表示を行わないことを特徴とする。
また、本発明は、前記マニュアル関連画像は、マニュアルの画像であり、所定の指示入力は、マニュアルの特定の項目に係る前記マニュアル関連画像を以後表示させないことを指示する指示入力であり、他の前記情報処理装置は、当該指示入力に係る前記指示入力情報を前記携帯端末から受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、表示させないことが指示されたマニュアルの特定の項目に係る前記マニュアル関連画像については表示しないことを特徴とする。
また、本発明は、所定の指示入力は、前記マニュアル関連画像の表示形式を指定する指示入力であり、他の前記情報処理装置は、当該指示入力に係る前記指示入力情報を前記携帯端末から受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、当該指示入力によって指定された表示形式に準じて前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする。
また、本発明は、所定の指示入力は、前記マニュアル関連画像へ所定の付加情報の付加を指示する指示入力であり、他の前記情報処理装置は、当該指示入力に係る前記指示入力情報を前記携帯端末から受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、当該指示入力によって付加された付加情報を付加して前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする。
また、本発明は、1の前記情報処理装置は、音声を、所定の指示入力を受け付ける状態で出力し、音声の出力に応じて指示入力が行われた場合、指示入力を示す情報を前記携帯端末に送信し、前記携帯端末は、1の前記情報処理装置から受信した指示入力を示す情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した情報を、他の前記情報処理装置に送信し、他の前記情報処理装置は、音声を出力する場合、前記携帯端末から受信した情報に基づいて、行われた指示入力を反映して音声を出力することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、携帯端末と通信可能な情報処理装置であって、マニュアルに関連するマニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示し、前記マニュアル関連画像の表示中に指示入力が行われた場合、指示入力に関する指示入力情報を前記携帯端末に送信する一方、前記携帯端末から前記指示入力情報を受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、前記携帯端末から受信した前記指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映して前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーに応じた態様でマニュアルに関連する画像を表示できるようにできる、という効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、携帯電話10(携帯端末)と、複数の車両11a、11bのそれぞれに搭載された車載装置12a、12b(情報処理装置)とを備えている。携帯電話10は、車載装置12a、12bのそれぞれと、後述する手段によって通信可能である。以下、車載装置12a、12bを区別しない場合、および、車載装置12a、12bと同様の機能を有する情報処理装置を総称して、「車載装置12」と表現する。
携帯電話10は、前面の広い領域にタッチパネル15が設けられたタブレット型の携帯電話、いわゆるスマートフォンである。本例では、ユーザーU1が、携帯電話10を所有している。
また、車両11aは、ユーザーU1が所有する乗用車であり、車両11bは、ユーザーU1が借りることが想定されたレンタカーである。なお、車載装置12は、相当数の車両11に搭載されることが想定されており、ユーザーU1は、車載装置12が搭載された車両11に搭乗する場合に、後述するように、携帯電話10と車載装置12との協働によって発揮される機能に基づく利益を享受することができる。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、携帯電話10(携帯端末)と、複数の車両11a、11bのそれぞれに搭載された車載装置12a、12b(情報処理装置)とを備えている。携帯電話10は、車載装置12a、12bのそれぞれと、後述する手段によって通信可能である。以下、車載装置12a、12bを区別しない場合、および、車載装置12a、12bと同様の機能を有する情報処理装置を総称して、「車載装置12」と表現する。
携帯電話10は、前面の広い領域にタッチパネル15が設けられたタブレット型の携帯電話、いわゆるスマートフォンである。本例では、ユーザーU1が、携帯電話10を所有している。
また、車両11aは、ユーザーU1が所有する乗用車であり、車両11bは、ユーザーU1が借りることが想定されたレンタカーである。なお、車載装置12は、相当数の車両11に搭載されることが想定されており、ユーザーU1は、車載装置12が搭載された車両11に搭乗する場合に、後述するように、携帯電話10と車載装置12との協働によって発揮される機能に基づく利益を享受することができる。
図2は、携帯電話10、および、車載装置12a、12bの機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、携帯電話10は、携帯制御部14と、タッチパネル15と、タッチパネル制御部16と、携帯記憶部17と、携帯ネットワーク通信部18と、携帯近距離無線通信部19と、を備えている。
携帯制御部14は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、携帯電話10の各部を中枢的に制御する。携帯制御部14は、機能ブロックとして専用アプリケーション実行部20を備えているが、この機能ブロックについては後述する。
タッチパネル15は、携帯電話10の前面に配置された液晶表示パネル等の表示パネル21と、この表示パネルに重ねて配置されたタッチセンサー22とを備えている。タッチパネル制御部16は、携帯制御部14の制御の下、タッチパネル15の表示パネル21に画像を表示する。また、タッチパネル制御部16は、タッチパネル15のタッチセンサー22に対するタッチ操作を検出して、携帯制御部14に出力する。
携帯記憶部17は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。
携帯ネットワーク通信部18は、所定の通信規格に準拠した通信モジュールを備え、携帯制御部14の制御の下、電話網、構内通信網、インターネット等の各種ネットワークを介して、ネットワーク上の外部機器と通信する。
携帯近距離無線通信部19は、所定の近距離無線通信に係る通信規格(例えば、Bluetooth(登録商標))に準拠した通信モジュールを備え、携帯制御部14の制御の下、車載装置12と近距離無線通信する。
携帯電話10には、専用アプリケーションAPが事前にインストールされている。ダウンロードは、例えば、既存のアプリケーションダウンロードシステムを利用して実行される。後に図3、7を用いて説明する携帯電話10の機能は、専用アプリケーションAP、および、付随するプログラムによって実現される。
図2に示すように、携帯電話10は、携帯制御部14と、タッチパネル15と、タッチパネル制御部16と、携帯記憶部17と、携帯ネットワーク通信部18と、携帯近距離無線通信部19と、を備えている。
携帯制御部14は、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、携帯電話10の各部を中枢的に制御する。携帯制御部14は、機能ブロックとして専用アプリケーション実行部20を備えているが、この機能ブロックについては後述する。
タッチパネル15は、携帯電話10の前面に配置された液晶表示パネル等の表示パネル21と、この表示パネルに重ねて配置されたタッチセンサー22とを備えている。タッチパネル制御部16は、携帯制御部14の制御の下、タッチパネル15の表示パネル21に画像を表示する。また、タッチパネル制御部16は、タッチパネル15のタッチセンサー22に対するタッチ操作を検出して、携帯制御部14に出力する。
携帯記憶部17は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に不揮発的に記憶する。
携帯ネットワーク通信部18は、所定の通信規格に準拠した通信モジュールを備え、携帯制御部14の制御の下、電話網、構内通信網、インターネット等の各種ネットワークを介して、ネットワーク上の外部機器と通信する。
携帯近距離無線通信部19は、所定の近距離無線通信に係る通信規格(例えば、Bluetooth(登録商標))に準拠した通信モジュールを備え、携帯制御部14の制御の下、車載装置12と近距離無線通信する。
携帯電話10には、専用アプリケーションAPが事前にインストールされている。ダウンロードは、例えば、既存のアプリケーションダウンロードシステムを利用して実行される。後に図3、7を用いて説明する携帯電話10の機能は、専用アプリケーションAP、および、付随するプログラムによって実現される。
一方、図2に示すように、車載装置12aは、装置制御部30aと、表示部31aと、入力部33aと、音声処理部34aと、装置記憶部35aと、情報系インターフェース36aと、ボディー系インターフェース38aと、制御系インターフェース40aと、装置ネットワーク通信部43aと、装置近距離無線通信部44aと、を備えている。
装置制御部30aは、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、予めインストールされた専用のプログラムを読み出して実行することにより、車載装置12aの各部を中枢的に制御する。
表示部31aは、液晶表示パネルや、有機ELパネル等の表示パネル32aを備え、装置制御部30aの制御の下、表示パネル32aに各種画像を表示する。なお、表示パネル32aは、車載装置12aに接続された外部の表示装置であってもよい。例えば、カーナビゲーションが搭載されている車両11aでは、表示パネル32aとして当該カーナビゲーションの表示装置を利用可能であり、また、テレビが搭載されている車両11aでは、表示パネル32aとして当該テレビの表示装置を利用可能である。
入力部33aは、操作スイッチや、タッチパネル等の入力手段を備え、入力手段に対する操作を検出して、装置制御部30aに出力する。
音声処理部34aは、図示せぬスピーカーと接続されており、装置制御部30aから入力された音声信号をデジタル/アナログ変換してスピーカーに出力することにより、音声信号に係る音声を放音する。また、音声処理部34aは、図示せぬマイクと接続されており、マイクによって収音された音声に係る信号をアナログ/デジタル変換して装置制御部30aに出力する。
装置記憶部35aは、ハードディスクや、EEPROM、その他の記憶媒体を備え、各種データを書き換え可能に、不揮発的に記憶する。装置記憶部35aには、コンテンツデータベース50a、および、条件テーブル51aが記憶されているが、これらについては後述する。
装置制御部30aは、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備え、予めインストールされた専用のプログラムを読み出して実行することにより、車載装置12aの各部を中枢的に制御する。
表示部31aは、液晶表示パネルや、有機ELパネル等の表示パネル32aを備え、装置制御部30aの制御の下、表示パネル32aに各種画像を表示する。なお、表示パネル32aは、車載装置12aに接続された外部の表示装置であってもよい。例えば、カーナビゲーションが搭載されている車両11aでは、表示パネル32aとして当該カーナビゲーションの表示装置を利用可能であり、また、テレビが搭載されている車両11aでは、表示パネル32aとして当該テレビの表示装置を利用可能である。
入力部33aは、操作スイッチや、タッチパネル等の入力手段を備え、入力手段に対する操作を検出して、装置制御部30aに出力する。
音声処理部34aは、図示せぬスピーカーと接続されており、装置制御部30aから入力された音声信号をデジタル/アナログ変換してスピーカーに出力することにより、音声信号に係る音声を放音する。また、音声処理部34aは、図示せぬマイクと接続されており、マイクによって収音された音声に係る信号をアナログ/デジタル変換して装置制御部30aに出力する。
装置記憶部35aは、ハードディスクや、EEPROM、その他の記憶媒体を備え、各種データを書き換え可能に、不揮発的に記憶する。装置記憶部35aには、コンテンツデータベース50a、および、条件テーブル51aが記憶されているが、これらについては後述する。
情報系インターフェース36aは、車両11aに搭載された情報系機器37a、例えば、カーナビゲーションや、車載オーディオ等が接続されるンターフェイスである。情報系機器37aは、所定のデータを所定のタイミングで所定のプロトコルに準拠して、情報系インターフェース36aを介して、装置制御部30aに出力する。
ボディー系インターフェース38aは、車両11aのウィンドや、ワイパー、シート、ドア、ライト等の車両11を構成する部材、部品、装置の状態を検出する車両部品関連センサー39aが接続されるインターフェースである。
制御系インターフェース40aは、エンジンや、ブレーキ等の車両11aの走行に関連する部材、部品、装置の状態を検出する制御系関連センサー41aや、車両挙動安定化システム42aが接続されるインターフェースである。車両挙動安定化システム42aとは、車両11aの挙動が不安定となった場合に、車両11aの横滑り制御や、発進制御、その他の制御により、安定化させるシステムである。
これらインターフェースのそれぞれと、装置制御部30aの機能を実現する専用のプログラムのとの間のソフトウェア的なデータのやり取りは、所定のAPIを利用して適切に実行される。
装置ネットワーク通信部43aは、所定の通信規格に準拠した通信モジュールを備え、装置制御部30aの制御の下、電話網、構内通信網、インターネット等の各種ネットワークを介して、ネットワーク上の外部機器と通信する。
装置近距離無線通信部44aは、所定の近距離無線通信に係る通信規格(例えば、Bluetooth(登録商標))に準拠した通信モジュールを備え、装置制御部30aの制御の下、携帯電話10と近距離無線通信する。
ボディー系インターフェース38aは、車両11aのウィンドや、ワイパー、シート、ドア、ライト等の車両11を構成する部材、部品、装置の状態を検出する車両部品関連センサー39aが接続されるインターフェースである。
制御系インターフェース40aは、エンジンや、ブレーキ等の車両11aの走行に関連する部材、部品、装置の状態を検出する制御系関連センサー41aや、車両挙動安定化システム42aが接続されるインターフェースである。車両挙動安定化システム42aとは、車両11aの挙動が不安定となった場合に、車両11aの横滑り制御や、発進制御、その他の制御により、安定化させるシステムである。
これらインターフェースのそれぞれと、装置制御部30aの機能を実現する専用のプログラムのとの間のソフトウェア的なデータのやり取りは、所定のAPIを利用して適切に実行される。
装置ネットワーク通信部43aは、所定の通信規格に準拠した通信モジュールを備え、装置制御部30aの制御の下、電話網、構内通信網、インターネット等の各種ネットワークを介して、ネットワーク上の外部機器と通信する。
装置近距離無線通信部44aは、所定の近距離無線通信に係る通信規格(例えば、Bluetooth(登録商標))に準拠した通信モジュールを備え、装置制御部30aの制御の下、携帯電話10と近距離無線通信する。
図2に示すように、車載装置12bは、車載装置12aと同様の構成であり、装置制御部30bと、表示部31bと、入力部33bと、音声処理部34bと、装置記憶部35bと、情報系インターフェース36bと、ボディー系インターフェース38bと、制御系インターフェース40bと、装置ネットワーク通信部43bと、装置近距離無線通信部44bと、を備えている。
ところで、本実施形態には、車両11aに設けられた車載装置12aの装置記憶部35aにコンテンツデータベース50aが記憶されている。このコンテンツデータベース50aには、コンテンツに係るコンテンツデータが、各コンテンツデータに一意に割り振られたコンテンツ識別番号と対応付けて記憶されている。
コンテンツとは、表示部31aの表示パネル32aを介した表示出力や、音声処理部34aを介した音声出力により車両11aの搭乗者に対して提供する情報の内容のことである。
コンテンツデータとは、コンテンツを提供するためのテキスト、音声、動画に係るデータ(例えば、JPEGファイル、MPEGファイル、XMLファイル、HTMLファイル、WAVファイル、ビットマップデータ、テキストデータ、印刷データ)等のことである。コンテンツデータとしては、例えば、音楽や、静止画、映画等の動画に係るデータや、運転についての有益な情報を示すデータ等がある。
特に、本実施形態では、コンテンツデータには、車両11aの装置や、部品、設備等のマニュアルに係るマニュアルデータMDが含まれている。
マニュアルとは、所定の物品(装置や、部品、設備等)、事象に対応する方法(例えば、ある特定の機器の操作方法)を、ユーザーに説明するための文字情報や音声情報の内容ことである。
マニュアルデータMDとしては、車両11aに搭載されたカーナビゲーションや、車載オーディオの操作方法に係るデータや、車両11aのシートのシートアレンジの方法に係るデータ、エンジンのメンテナンスの方法に係るデータ、車両挙動安定化システム42aの説明に係るデータ等がある。
以上、車両11aを例にして、コンテンツデータベース50aについて説明したが、車両11bのコンテンツデータベース50bも同様の構成を有し、同様のデータが格納されている。
コンテンツとは、表示部31aの表示パネル32aを介した表示出力や、音声処理部34aを介した音声出力により車両11aの搭乗者に対して提供する情報の内容のことである。
コンテンツデータとは、コンテンツを提供するためのテキスト、音声、動画に係るデータ(例えば、JPEGファイル、MPEGファイル、XMLファイル、HTMLファイル、WAVファイル、ビットマップデータ、テキストデータ、印刷データ)等のことである。コンテンツデータとしては、例えば、音楽や、静止画、映画等の動画に係るデータや、運転についての有益な情報を示すデータ等がある。
特に、本実施形態では、コンテンツデータには、車両11aの装置や、部品、設備等のマニュアルに係るマニュアルデータMDが含まれている。
マニュアルとは、所定の物品(装置や、部品、設備等)、事象に対応する方法(例えば、ある特定の機器の操作方法)を、ユーザーに説明するための文字情報や音声情報の内容ことである。
マニュアルデータMDとしては、車両11aに搭載されたカーナビゲーションや、車載オーディオの操作方法に係るデータや、車両11aのシートのシートアレンジの方法に係るデータ、エンジンのメンテナンスの方法に係るデータ、車両挙動安定化システム42aの説明に係るデータ等がある。
以上、車両11aを例にして、コンテンツデータベース50aについて説明したが、車両11bのコンテンツデータベース50bも同様の構成を有し、同様のデータが格納されている。
以下の説明において、マニュアルデータMDに基づいて、表示パネル32a等の表示手段に表示される画像を「マニュアル画像」という。
次に、携帯電話10、および、車載装置12aの動作について説明する。
図3は、携帯電話10の所有者であるユーザーU1が、自身が所有する車両11aに搭乗している場合における携帯電話10、および、車載装置12aの動作を示すフローチャートである。図3において、(A)は車載装置12aの動作を示すフローチャートであり、(B)は携帯電話10の動作を示すフローチャートである。
図3のフローチャートの前提として、ユーザーU1が車両11aに搭乗し、当該車両11aを運転しているものとする。さらに、所定のバッテリーから車載装置12aに電力が供給されると共に、車載装置12aの電源がオンされているものとする。さらに、ユーザーU1が携帯電話10における専用アプリケーションAPを立ち上げており、かつ、携帯電話10と車載装置12aとの間で近距離無線通信に係る通信リンクが確立し、これら装置間でデータの送受信が可能な状態であるものとする。
図3(A)を参照し、車載装置12aの装置制御部30aは、情報系インターフェース36a、ボディー系インターフェース38a、および、制御系インターフェース40aのいずれかから、データが入力されたか否かを監視する(ステップSA1)。
データが入力された場合(ステップSA1:YES)、装置制御部30aは、装置記憶部35aに記憶された条件テーブル51aを参照し(ステップSA2)、データの内容を踏まえて、条件のうち成立したものがあるか否かを判別する(ステップSA3)。
図3は、携帯電話10の所有者であるユーザーU1が、自身が所有する車両11aに搭乗している場合における携帯電話10、および、車載装置12aの動作を示すフローチャートである。図3において、(A)は車載装置12aの動作を示すフローチャートであり、(B)は携帯電話10の動作を示すフローチャートである。
図3のフローチャートの前提として、ユーザーU1が車両11aに搭乗し、当該車両11aを運転しているものとする。さらに、所定のバッテリーから車載装置12aに電力が供給されると共に、車載装置12aの電源がオンされているものとする。さらに、ユーザーU1が携帯電話10における専用アプリケーションAPを立ち上げており、かつ、携帯電話10と車載装置12aとの間で近距離無線通信に係る通信リンクが確立し、これら装置間でデータの送受信が可能な状態であるものとする。
図3(A)を参照し、車載装置12aの装置制御部30aは、情報系インターフェース36a、ボディー系インターフェース38a、および、制御系インターフェース40aのいずれかから、データが入力されたか否かを監視する(ステップSA1)。
データが入力された場合(ステップSA1:YES)、装置制御部30aは、装置記憶部35aに記憶された条件テーブル51aを参照し(ステップSA2)、データの内容を踏まえて、条件のうち成立したものがあるか否かを判別する(ステップSA3)。
図4は、条件テーブル51aのデータ構造を模式的に示す図である。
条件テーブル51aは、条件と、条件が成立した場合に表示するマニュアル画像に係るマニュアルデータMDのコンテンツ識別番号と、マニュアルデータMDに基づいてマニュアル画像、または、警告画像(後述)を表示する際にどのような態様で表示すべきかを示す情報(以下、「表示設定情報」という。)と、を対応付けて記憶するテーブルである。表示設定情報についての詳細は後述する。
図4に示すように、条件テーブル51aの1件のレコードは、条件フィールドF1と、識別番号フィールドF2と、表示設定情報フィールドF3と、を含んで構成されている。条件フィールドF1には条件を示す条件情報が格納され、識別番号フィールドF2にはコンテンツ識別番号が格納され、表示設定情報フィールドF3には表示設定情報が格納される。
なお、条件フィールドF1に格納される条件情報には、条件ごとに一意に付与され、各条件を識別するための「条件識別情報」が含まれている。条件識別情報は、異なる車載装置12間で、共通のものが使用される。
条件テーブル51aは、条件と、条件が成立した場合に表示するマニュアル画像に係るマニュアルデータMDのコンテンツ識別番号と、マニュアルデータMDに基づいてマニュアル画像、または、警告画像(後述)を表示する際にどのような態様で表示すべきかを示す情報(以下、「表示設定情報」という。)と、を対応付けて記憶するテーブルである。表示設定情報についての詳細は後述する。
図4に示すように、条件テーブル51aの1件のレコードは、条件フィールドF1と、識別番号フィールドF2と、表示設定情報フィールドF3と、を含んで構成されている。条件フィールドF1には条件を示す条件情報が格納され、識別番号フィールドF2にはコンテンツ識別番号が格納され、表示設定情報フィールドF3には表示設定情報が格納される。
なお、条件フィールドF1に格納される条件情報には、条件ごとに一意に付与され、各条件を識別するための「条件識別情報」が含まれている。条件識別情報は、異なる車載装置12間で、共通のものが使用される。
以下、条件と、条件が成立した場合に表示するマニュアル画像に係るマニュアルとの関係について、例を挙げて説明する。
条件の1つの例は、情報系機器37aたるカーナビゲーションが経路案内を開始したこと(以下、「条件J1」とする。)である。カーナビゲーションは、経路案内の開始をトリガーとして、経路案内を開始したことを示すデータを、情報系インターフェース36aを介して装置制御部30aに出力する構成となっている。
条件J1が成立した場合に車載装置12aの表示パネル32aに表示するマニュアル画像に係るマニュアルは、地図の見方や、地図の拡大/縮小の方法、地図上の記号の意味、目的地の変更の方法、表示方法の設定のやり方等の説明が記述されたマニュアル(以下、「経路案内マニュアル」という。)である。条件J1が成立した場合に、このような経路案内マニュアルに係るマニュアル画像を表示することにより、ユーザーは、経路案内について必要な情報を簡易、かつ、迅速に取得することができ、ユーザーの利便性、快適性が向上するからである。経路案内マニュアルのマニュアルデータMDは、事前に、コンテンツデータベース50aにコンテンツ識別番号と対応付けて記憶されている。
そして、条件J1に関し、条件テーブル51aでは、ある1つのレコード(図4の例では、1件目のレコードR1)において、条件フィールドF1に条件J1を示す条件情報JK1が格納され、識別番号フィールドF2に経路案内マニュアルに係るマニュアルデータMDのコンテンツ識別番号である識別番号D1が格納されることにより、条件J1と、経路案内マニュアルとが対応付けて記憶される。
ステップSA1において、カーナビゲーションから、経路案内を開始したことを示すデータを受信した場合(ステップSA1:YES)、装置制御部30aは、条件テーブル51aを参照し(ステップSA2)、条件テーブル51aの条件フィールドF1に格納された条件情報のそれぞれの内容と、受信したデータの内容との比較に基づいて、条件のうち、条件J1が成立したと判別する(ステップSA3:YES)。なお、条件情報は、受信したデータの内容に基づいて、対応する条件が成立したか否かを判別できるような適切な内容となっている。
条件の1つの例は、情報系機器37aたるカーナビゲーションが経路案内を開始したこと(以下、「条件J1」とする。)である。カーナビゲーションは、経路案内の開始をトリガーとして、経路案内を開始したことを示すデータを、情報系インターフェース36aを介して装置制御部30aに出力する構成となっている。
条件J1が成立した場合に車載装置12aの表示パネル32aに表示するマニュアル画像に係るマニュアルは、地図の見方や、地図の拡大/縮小の方法、地図上の記号の意味、目的地の変更の方法、表示方法の設定のやり方等の説明が記述されたマニュアル(以下、「経路案内マニュアル」という。)である。条件J1が成立した場合に、このような経路案内マニュアルに係るマニュアル画像を表示することにより、ユーザーは、経路案内について必要な情報を簡易、かつ、迅速に取得することができ、ユーザーの利便性、快適性が向上するからである。経路案内マニュアルのマニュアルデータMDは、事前に、コンテンツデータベース50aにコンテンツ識別番号と対応付けて記憶されている。
そして、条件J1に関し、条件テーブル51aでは、ある1つのレコード(図4の例では、1件目のレコードR1)において、条件フィールドF1に条件J1を示す条件情報JK1が格納され、識別番号フィールドF2に経路案内マニュアルに係るマニュアルデータMDのコンテンツ識別番号である識別番号D1が格納されることにより、条件J1と、経路案内マニュアルとが対応付けて記憶される。
ステップSA1において、カーナビゲーションから、経路案内を開始したことを示すデータを受信した場合(ステップSA1:YES)、装置制御部30aは、条件テーブル51aを参照し(ステップSA2)、条件テーブル51aの条件フィールドF1に格納された条件情報のそれぞれの内容と、受信したデータの内容との比較に基づいて、条件のうち、条件J1が成立したと判別する(ステップSA3:YES)。なお、条件情報は、受信したデータの内容に基づいて、対応する条件が成立したか否かを判別できるような適切な内容となっている。
また、条件の別の例は、情報系機器37aたる車載オーディオが楽曲の再生を開始したこと、である。車載オーディオは、楽曲の再生の開始をトリガーとして、楽曲の再生を開始したことを示すデータを、情報系インターフェース36aを介して装置制御部30aに出力する構成となっている。当該条件が成立した場合に表示パネル32aに表示するマニュアル画像に係るマニュアルは、車載オーディオの画面の見方や、早送り等のやり方等が記述されたマニュアルである。当該マニュアルに係るマニュアルデータMDは、事前に、コンテンツデータベース50aに格納される。そして、条件テーブル51aにおいて、当該条件に係る条件情報と、当該マニュアルに係るコンテンツ識別番号とが対応付けて記憶される。
また、条件の別の例は、車両11aのウィンドや、ワイパー、シート、ドア、ライト等が故障したこと、である。車両部品関連センサー39aは、部品が故障したことを検出すると共に、故障の検出をトリガーとして、故障の内容および故障したことを示すデータを、ボディー系インターフェース38aを介して装置制御部30aに出力する構成となっている。装置制御部30aが、入力されたセンサー値(データ)に基づいて、部品の故障を検出する構成であってもよい。当該条件が成立した場合に表示パネル32aに表示するマニュアル画像に係るマニュアルは、故障の原因や、故障の解消方法、取るべき措置が記述されたマニュアルである。当該マニュアルに係るマニュアルデータMDは、事前に、コンテンツデータベース50aに格納される。そして、条件テーブル51aにおいて、当該条件に係る条件情報と、当該マニュアルに係るコンテンツ識別番号とが対応付けて記憶される。
また、条件の別の例は、運転の状態が所定の状態となったこと、である。所定の状態とは、例えば、継続して運転した時間が所定の閾値を超えたり、また、単位時間あたりのブレーキの回数が所定の閾値を超えたりすることである。装置制御部30aは、制御系関連センサー41aから入力されたセンサー値(データ)に基づいて、エンジンが継続して駆動している時間や、単位時間あたりのブレーキの回数を取得する構成となっている。
当該条件が成立した場合に表示パネル32aに表示するマニュアル画像に係るマニュアルは、運転の状態が所定の状態のときに、ユーザーにとって有益な情報が記述されたマニュアルである。例えば、運転継続時間が所定の閾値を超えている場合は、休息を促すべく、車両11a内で休息する方法(例えば、シートの倒し方)が記述されたマニュアルであり、また、ブレーキの回数が所定の閾値を超えている場合は、リラックスを促すべく、車載オーディオにより楽曲を再生する方法が記述されたマニュアルである。当該マニュアルに係るマニュアルデータMDは、事前に、コンテンツデータベース50aに格納される。そして、条件テーブル51aにおいて、当該条件に係る条件情報と、当該マニュアルに係るコンテンツ識別番号とが対応付けて記憶される。
当該条件が成立した場合に表示パネル32aに表示するマニュアル画像に係るマニュアルは、運転の状態が所定の状態のときに、ユーザーにとって有益な情報が記述されたマニュアルである。例えば、運転継続時間が所定の閾値を超えている場合は、休息を促すべく、車両11a内で休息する方法(例えば、シートの倒し方)が記述されたマニュアルであり、また、ブレーキの回数が所定の閾値を超えている場合は、リラックスを促すべく、車載オーディオにより楽曲を再生する方法が記述されたマニュアルである。当該マニュアルに係るマニュアルデータMDは、事前に、コンテンツデータベース50aに格納される。そして、条件テーブル51aにおいて、当該条件に係る条件情報と、当該マニュアルに係るコンテンツ識別番号とが対応付けて記憶される。
また、条件の別の例は、車両挙動安定化システム42aに異常が発生したこと、である。車両挙動安定化システム42aは、当該システムに異常が発生したことを検出すると共に、異常の発生をトリガーとして、異常の内容と、異常が発生したことを示すデータを、制御系インターフェース40aを介して装置制御部30aに出力する構成となっている。当該条件が成立した場合に表示パネル32aに表示するマニュアル画像に係るマニュアルは、発生している異常の説明や、どのような対応をすべきかが記述されたマニュアルである。当該マニュアルに係るマニュアルデータMDは、事前に、コンテンツデータベース50aに格納される。そして、条件テーブル51aにおいて、当該条件に係る条件情報と、当該マニュアルに係るコンテンツ識別番号とが対応付けて記憶される。
以上、マニュアル関連画像を表示する条件について具体例を挙げて説明したが、条件は例を挙げたものに限られないことは言うまでもない。すなわち、マニュアルに関連する画像の表示を、搭乗者が必要とすると想定される条件であれば、どのようなものであってもよい。
さて、ステップSA3において、成立した条件があると判別した場合(ステップSA3:YES)、装置制御部30aは、対応する表示設定情報を取得する(ステップSA4)。詳細には、装置制御部30aは、条件テーブル51aにおいて、成立した条件に係る条件情報が条件フィールドF1に格納されているレコードの表示設定情報フィールドF3を参照し、当該フィールドに格納されている表示設定情報を取得する。次いで、装置制御部30aは、成立した条件に対応するマニュアルデータMDを取得する(ステップSA5)。詳細には、装置制御部30aは、条件テーブル51aにおいて、成立した条件に係る条件情報が条件フィールドF1に格納されているレコードの識別番号フィールドF2を参照し、当該フィールドに格納されているコンテンツ識別情報を取得し、取得したコンテンツ識別情報をキーとしてコンテンツデータベース50aからマニュアルデータMDを取得する。
次いで、装置制御部30aは、取得した表示設定情報、および、マニュアルデータMDに基づいて、マニュアル関連画像を表示パネル32aに表示する(ステップSA6)。
次いで、装置制御部30aは、取得した表示設定情報、および、マニュアルデータMDに基づいて、マニュアル関連画像を表示パネル32aに表示する(ステップSA6)。
以下、表示設定情報を説明した上で、ステップSA5の処理について詳細に説明する。
表示設定情報は、上述したとおり、マニュアルデータMDに基づいてマニュアル画像や、警告画像(後述するように、いずれも「マニュアル関連画像」に該当する画像。)を表示する際にどのような態様で表示すべきかを示す情報である。本実施形態では、表示設定情報には、警告関連情報、表示形式情報、付加情報関連情報、および、表示有無情報が含まれている。
表示設定情報は、上述したとおり、マニュアルデータMDに基づいてマニュアル画像や、警告画像(後述するように、いずれも「マニュアル関連画像」に該当する画像。)を表示する際にどのような態様で表示すべきかを示す情報である。本実施形態では、表示設定情報には、警告関連情報、表示形式情報、付加情報関連情報、および、表示有無情報が含まれている。
まず、警告関連情報について説明する。
警告関連情報とは、マニュアル画像の表示に際し、警告画像を表示するか否かを示す情報、および、警告画像を表示する場合、どのような警告画像をどのような態様で表示するかを示す情報を含む情報である。
図5(A)は、何ら対応を行う必要がないような軽微な異常(以下、「異常W1」とする。)が発生している場合に、表示パネル32aに表示される警告画像KG1を示している。
なお、車両11aでは、異常W1が発生した場合、車両挙動安定化システム42aの機能により、インストルメント・パネルに設けられた所定の警告灯が「青色」で点灯する構成となっている。車両11bも同様である。一般に、車両の搭乗者は、インストルメント・パネルに設けられた警告灯が、どのような場合に点灯し、何を意味しており、また、どのような対応を取ればいいかを把握していない場合が多い。そして、後に明らかとなるとおり、本実施形態では、警告灯が点灯するタイミングで、搭乗者に対して車両挙動安定化システム42aに関する有益な情報が提供され、搭乗者は、どのような場合に警告灯が点灯し、警告灯の点灯が何を意味しており、また、どのような対応を取ればいいかを簡易、かつ、迅速に把握できる。
本実施形態では、異常W1が発生したこと、という条件(以下、「条件Q1」とする。)が成立した場合、異常W1に、対応するマニュアル画像を表示する前に、警告画像KG1を表示する構成となっている。そして、条件テーブル51aにおいて条件Q1と対応付けられた表示設定情報に含まれる警告関連情報には、マニュアル画像の表示の前に警告画像KG1を表示パネル32aに図5(A)に示す態様で表示させるために必要な情報が含まれている。例えば、警告関連情報には、マニュアル画像の表示の前に警告画像KG1を表示することを示す情報や、警告画像KG1の画像データ、警告画像KG1を表示すべき位置を示す情報等を含んで構成されている。装置制御部30aは、条件Q1が成立した場合、条件テーブル51aを参照して対応する表示設定情報を取得し、取得した表示設定情報に含まれる警告関連情報に基づいて、図5(A)に示す態様で、警告画像KG1を表示パネル32aに表示する。
警告関連情報とは、マニュアル画像の表示に際し、警告画像を表示するか否かを示す情報、および、警告画像を表示する場合、どのような警告画像をどのような態様で表示するかを示す情報を含む情報である。
図5(A)は、何ら対応を行う必要がないような軽微な異常(以下、「異常W1」とする。)が発生している場合に、表示パネル32aに表示される警告画像KG1を示している。
なお、車両11aでは、異常W1が発生した場合、車両挙動安定化システム42aの機能により、インストルメント・パネルに設けられた所定の警告灯が「青色」で点灯する構成となっている。車両11bも同様である。一般に、車両の搭乗者は、インストルメント・パネルに設けられた警告灯が、どのような場合に点灯し、何を意味しており、また、どのような対応を取ればいいかを把握していない場合が多い。そして、後に明らかとなるとおり、本実施形態では、警告灯が点灯するタイミングで、搭乗者に対して車両挙動安定化システム42aに関する有益な情報が提供され、搭乗者は、どのような場合に警告灯が点灯し、警告灯の点灯が何を意味しており、また、どのような対応を取ればいいかを簡易、かつ、迅速に把握できる。
本実施形態では、異常W1が発生したこと、という条件(以下、「条件Q1」とする。)が成立した場合、異常W1に、対応するマニュアル画像を表示する前に、警告画像KG1を表示する構成となっている。そして、条件テーブル51aにおいて条件Q1と対応付けられた表示設定情報に含まれる警告関連情報には、マニュアル画像の表示の前に警告画像KG1を表示パネル32aに図5(A)に示す態様で表示させるために必要な情報が含まれている。例えば、警告関連情報には、マニュアル画像の表示の前に警告画像KG1を表示することを示す情報や、警告画像KG1の画像データ、警告画像KG1を表示すべき位置を示す情報等を含んで構成されている。装置制御部30aは、条件Q1が成立した場合、条件テーブル51aを参照して対応する表示設定情報を取得し、取得した表示設定情報に含まれる警告関連情報に基づいて、図5(A)に示す態様で、警告画像KG1を表示パネル32aに表示する。
図5(A)に示すように、警告画像KG1は、矩形の画像であり、その内部の中央部に警告の内容を示す文字列が表示される。また、警告画像KG1の内部の右下には、マニュアル表示ボタンBA1が表示されている。このマニュアル表示ボタンBA1は、タッチ操作や、カーソル操作によって選択可能なボタンであり、マニュアル表示ボタンBA1が選択されると、表示パネル32aに対応するマニュアルに係るマニュアル画像が表示される。マニュアル画像の表示については、後に詳述する。
なお、警告画像KG1は、マニュアル画像の表示に先んじて、マニュアル画像を表示させるべきか否かを判断するために有益な情報をユーザーU1に提供する画像であり、また、警告画像KG1に対する指示入力を行うことによりマニュアル画像の表示が可能である。従って、警告画像KG1は、「マニュアルに関連するマニュアル関連画像」に該当する。このことは、後に説明する警告画像KG2、KG3についても同様である。すなわち、警告画像KG2、KG3は、それぞれ、「マニュアルに関連するマニュアル関連画像」に該当する。
警告画像KG1の内部の右上には、表示停止ボタンBB1、および、削除ボタンBC1が表示されている。これらボタンは、タッチ操作や、カーソル操作によって選択可能なボタンである。
表示停止ボタンBB1が選択されたことを検出すると、装置制御部30aは、警告画像KG1を表示パネル32a上から削除する。その際、対応する表示設定情報に対する改変は行われない。
一方で、削除ボタンBC1が選択されたことを検出すると、装置制御部30aは、警告画像KG1を表示パネル32a上から削除すると共に、条件テーブル51aにアクセスし、対応する表示設定情報(本例では、条件Q1に係るレコードの表示設定情報フィールドF3に格納されている表示設定情報)について、以下の内容の改変を行う。すなわち、装置制御部30aは、表示設定情報に含まれる警告関連情報について、以後、条件Q1が成立した場合であっても、警告画像KG1を表示させない旨の情報を書き加える。当該情報の書き加えは、例えば、所定のフラグを立てることにより行われる。これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、対応する表示設定情報の警告関連情報に基づいて、警告画像KG1の表示を行わない。
つまり、本実施形態に係る車載装置12aは、警告画像KG1(マニュアルに関連するマニュアル関連画像)を、当該画像を以後表示させないことを指示する指示入力を受け付ける状態で表示する構成となっている。そして、当該指示入力が行われた場合、条件Q1が成立した場合であっても、装置制御部30aは、警告画像KG1の表示を行わない。
このような構成のため、以下のメリットがある。
すなわち、上述したとおり、車両挙動安定化システム42aについて、異常W1が発生した場合、当該システム自体の機能により、インストルメント・パネルの所定の警告灯が青色で点灯するが、このことが何を意味しており、どのような対応を取ればいいかを完全に把握している者に対しては、警告画像KG1を表示して警告する必要も、また、警告画像KG1を介して対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示する必要もない。そして、このような者が車両の搭乗者である場合、車両挙動安定化システム42aについて異常W1が発生した場合であっても、警告画像KG1を表示しないことにより、不必要な情報が搭乗者に呈示されることを抑制でき、搭乗者の快適性を向上することができる。
以上を踏まえ、本実施形態では、警告画像KG1の内部に、削除ボタンBC1を設け、警告画像KG1を以後表示させないことを指示することが可能となっており、当該指示があった場合には、条件Q1が成立した場合であっても、警告画像KG1、および、対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示しない構成となっている。
なお、警告画像KG1は、マニュアル画像の表示に先んじて、マニュアル画像を表示させるべきか否かを判断するために有益な情報をユーザーU1に提供する画像であり、また、警告画像KG1に対する指示入力を行うことによりマニュアル画像の表示が可能である。従って、警告画像KG1は、「マニュアルに関連するマニュアル関連画像」に該当する。このことは、後に説明する警告画像KG2、KG3についても同様である。すなわち、警告画像KG2、KG3は、それぞれ、「マニュアルに関連するマニュアル関連画像」に該当する。
警告画像KG1の内部の右上には、表示停止ボタンBB1、および、削除ボタンBC1が表示されている。これらボタンは、タッチ操作や、カーソル操作によって選択可能なボタンである。
表示停止ボタンBB1が選択されたことを検出すると、装置制御部30aは、警告画像KG1を表示パネル32a上から削除する。その際、対応する表示設定情報に対する改変は行われない。
一方で、削除ボタンBC1が選択されたことを検出すると、装置制御部30aは、警告画像KG1を表示パネル32a上から削除すると共に、条件テーブル51aにアクセスし、対応する表示設定情報(本例では、条件Q1に係るレコードの表示設定情報フィールドF3に格納されている表示設定情報)について、以下の内容の改変を行う。すなわち、装置制御部30aは、表示設定情報に含まれる警告関連情報について、以後、条件Q1が成立した場合であっても、警告画像KG1を表示させない旨の情報を書き加える。当該情報の書き加えは、例えば、所定のフラグを立てることにより行われる。これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、対応する表示設定情報の警告関連情報に基づいて、警告画像KG1の表示を行わない。
つまり、本実施形態に係る車載装置12aは、警告画像KG1(マニュアルに関連するマニュアル関連画像)を、当該画像を以後表示させないことを指示する指示入力を受け付ける状態で表示する構成となっている。そして、当該指示入力が行われた場合、条件Q1が成立した場合であっても、装置制御部30aは、警告画像KG1の表示を行わない。
このような構成のため、以下のメリットがある。
すなわち、上述したとおり、車両挙動安定化システム42aについて、異常W1が発生した場合、当該システム自体の機能により、インストルメント・パネルの所定の警告灯が青色で点灯するが、このことが何を意味しており、どのような対応を取ればいいかを完全に把握している者に対しては、警告画像KG1を表示して警告する必要も、また、警告画像KG1を介して対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示する必要もない。そして、このような者が車両の搭乗者である場合、車両挙動安定化システム42aについて異常W1が発生した場合であっても、警告画像KG1を表示しないことにより、不必要な情報が搭乗者に呈示されることを抑制でき、搭乗者の快適性を向上することができる。
以上を踏まえ、本実施形態では、警告画像KG1の内部に、削除ボタンBC1を設け、警告画像KG1を以後表示させないことを指示することが可能となっており、当該指示があった場合には、条件Q1が成立した場合であっても、警告画像KG1、および、対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示しない構成となっている。
なお、装置制御部30aは、マニュアル関連画像たる警告画像KG1を、当該画像の表示を停止することや、当該画像を以後表示させないこと等を指示する指示入力(所定の指示入力)を受け付ける状態で表示している。このことは後に説明する警告画像KG2、KG3についても同様である。
図5(B)は、すぐに対応を行う必要はなく、運転を継続してよいものの、後に対応を要するような異常(以下、「異常W2」とする。)が発生している場合に、表示パネル32aに表示される警告画像KG2を示している。
なお、車両11aでは、異常W2が発生した場合、車両挙動安定化システム42aの機能により、インストルメント・パネルに設けられた所定の警告灯が「黄色」で点灯する構成となっている。車両11bも同様である。
本実施形態では、異常W2が発生したこと、という条件(以下、「条件Q2」とする。)が成立した場合、異常W2に、対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示する前に、警告画像KG2を表示する構成となっている。そして、条件テーブル51aにおいて条件Q2と対応付けられた表示設定情報に含まれる警告関連情報には、マニュアル画像の表示の前に警告画像KG2を表示パネル32aに図5(B)に示す態様で表示させるために必要な情報が含まれている。装置制御部30aは、条件Q2が成立した場合、条件テーブル51aを参照して対応する表示設定情報を取得し、取得した表示設定情報に含まれる警告関連情報に基づいて、図5(B)に示す態様で、警告画像KG2を表示パネル32aに表示する。
図5(B)に示すように、警告画像KG2の内部の中央部には、取るべき対応を簡潔に示す文字列と、警告の内容を示す文字列が表示される。また、警告画像KG2の内部の右下には、マニュアル画像の表示を指示するためのマニュアル表示ボタンBA2が表示され、右上には、表示停止ボタンBB2、および、削除ボタンBC2が表示されている。削除ボタンBC2が設けられることの効果については、先に述べたとおりである。
なお、車両11aでは、異常W2が発生した場合、車両挙動安定化システム42aの機能により、インストルメント・パネルに設けられた所定の警告灯が「黄色」で点灯する構成となっている。車両11bも同様である。
本実施形態では、異常W2が発生したこと、という条件(以下、「条件Q2」とする。)が成立した場合、異常W2に、対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示する前に、警告画像KG2を表示する構成となっている。そして、条件テーブル51aにおいて条件Q2と対応付けられた表示設定情報に含まれる警告関連情報には、マニュアル画像の表示の前に警告画像KG2を表示パネル32aに図5(B)に示す態様で表示させるために必要な情報が含まれている。装置制御部30aは、条件Q2が成立した場合、条件テーブル51aを参照して対応する表示設定情報を取得し、取得した表示設定情報に含まれる警告関連情報に基づいて、図5(B)に示す態様で、警告画像KG2を表示パネル32aに表示する。
図5(B)に示すように、警告画像KG2の内部の中央部には、取るべき対応を簡潔に示す文字列と、警告の内容を示す文字列が表示される。また、警告画像KG2の内部の右下には、マニュアル画像の表示を指示するためのマニュアル表示ボタンBA2が表示され、右上には、表示停止ボタンBB2、および、削除ボタンBC2が表示されている。削除ボタンBC2が設けられることの効果については、先に述べたとおりである。
図5(C)は、すぐに対応を行うことが必要な異常(以下、「異常W2」とする。)が発生している場合に、表示パネル32aに表示される警告画像KG3を示している。
なお、車両11aでは、異常W3が発生した場合、車両11aに設置された基幹系システムの機能により、インストルメント・パネルに設けられた所定の警告灯が「赤色」で点灯する構成となっている。車両11bも同様である。
本実施形態では、異常W3が発生したこと、という条件(以下、「条件Q3」とする。)が成立した場合、異常W3に、対応するマニュアル画像を表示する前に、警告画像KG3を表示する構成となっている。そして、条件テーブル51aにおいて条件Q3と対応付けられた表示設定情報に含まれる警告関連情報には、マニュアル画像の表示の前に警告画像KG3を表示パネル32aに図5(C)に示す態様で表示させるために必要な情報が含まれている。装置制御部30aは、条件Q3が成立した場合、条件テーブル51aを参照して対応する表示設定情報を取得し、取得した表示設定情報に含まれる警告関連情報に基づいて、図5(C)に示す態様で、警告画像KG3を表示パネル32aに表示する。
図5(C)に示すように、警告画像KG3の内部の中央部には、取るべき対応を簡潔に示す文字列と、警告の内容を示す文字列が表示される。また、警告画像KG3の内部の右下には、マニュアル画像の表示を指示するためのマニュアル表示ボタンBA3が表示される。
一方、警告画像KG3は、警告画像KG2、KG3と異なり、表示の停止を指示するボタンや、以後表示させないことを指示するボタンが設けられていない。これは、以下の理由による。すなわち、警告画像KG3は、緊急性の高い異常が発生した場合に表示される警告画像であるため、搭乗者が、インストルメント・パネルに設けられた所定の警告灯が「赤色」で点灯することについて、その意味やとるべき対応を把握している場合であっても、警告画像KG3により重ねて警告することにより、搭乗者に対してより確実に、車両11aの異常について認識させるためである。
なお、車両11aでは、異常W3が発生した場合、車両11aに設置された基幹系システムの機能により、インストルメント・パネルに設けられた所定の警告灯が「赤色」で点灯する構成となっている。車両11bも同様である。
本実施形態では、異常W3が発生したこと、という条件(以下、「条件Q3」とする。)が成立した場合、異常W3に、対応するマニュアル画像を表示する前に、警告画像KG3を表示する構成となっている。そして、条件テーブル51aにおいて条件Q3と対応付けられた表示設定情報に含まれる警告関連情報には、マニュアル画像の表示の前に警告画像KG3を表示パネル32aに図5(C)に示す態様で表示させるために必要な情報が含まれている。装置制御部30aは、条件Q3が成立した場合、条件テーブル51aを参照して対応する表示設定情報を取得し、取得した表示設定情報に含まれる警告関連情報に基づいて、図5(C)に示す態様で、警告画像KG3を表示パネル32aに表示する。
図5(C)に示すように、警告画像KG3の内部の中央部には、取るべき対応を簡潔に示す文字列と、警告の内容を示す文字列が表示される。また、警告画像KG3の内部の右下には、マニュアル画像の表示を指示するためのマニュアル表示ボタンBA3が表示される。
一方、警告画像KG3は、警告画像KG2、KG3と異なり、表示の停止を指示するボタンや、以後表示させないことを指示するボタンが設けられていない。これは、以下の理由による。すなわち、警告画像KG3は、緊急性の高い異常が発生した場合に表示される警告画像であるため、搭乗者が、インストルメント・パネルに設けられた所定の警告灯が「赤色」で点灯することについて、その意味やとるべき対応を把握している場合であっても、警告画像KG3により重ねて警告することにより、搭乗者に対してより確実に、車両11aの異常について認識させるためである。
本実施形態では、条件と、警告関連情報とが対応付けられるため、条件ごとに警告画像の態様、内容を変えることができ、上述したように、例えば、異常の重要度に応じて、警告画像の態様、内容を変更することが可能となる。
さて、警告画像KG1、KG2、KG3のいずれかが表示されている場合に、マニュアル表示ボタンBA1、BA2、BA3が選択されると、装置制御部30aは、対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示する。
以下、警告画像KG1に係るマニュアル表示ボタンBA1が選択された場合を例にして、マニュアル画像の表示、および、表示設定情報に含まれる表示形式情報、付加情報関連情報、および、表示有無情報について説明する。
以下、警告画像KG1に係るマニュアル表示ボタンBA1が選択された場合を例にして、マニュアル画像の表示、および、表示設定情報に含まれる表示形式情報、付加情報関連情報、および、表示有無情報について説明する。
図6(A)は、警告画像KG1のマニュアル表示ボタンBA1が選択された場合に、装置制御部30aによって表示されるマニュアル画像であるマニュアル画像MG1を示す図である。
このマニュアル画像MG1に係るマニュアルは、異常W1が発生した場合に特化したマニュアルである。すなわち、マニュアル画像MG1に係るマニュアルは、異常W1が発生した場合(=警告灯が青色で点灯した場合)に、搭乗者(ユーザーU1)が必要とすると想定される情報が重点的に記述されたマニュアルである。本実施形態では、条件テーブル51aにおいて、条件と、マニュアルとが対応付けられているため、上記のように発生した異常の内容に応じて、対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示することが可能である。
ここで、マニュアルの特性として、ユーザーが必要とする情報と、必要としない情報が混在している場合、ユーザーが、必要な情報を見つけるのが困難化し、また、必要な情報を見つけるまでの時間が長時間化するという特性がある。
さらに、マニュアルには、以下の特性がある。すなわち、システムや、装置のマニュアルに記述された情報の情報量は非常に大きい場合があるが、ユーザーがマニュアルを参照する場合、特定の目的(本例では、発生した異常に関する情報を取得するという目的)の下、参照することが多く、その場合、ユーザーが必要とする情報は、マニュアルに記述された情報のうち、ごく一部である、という特性である。
そして、本実施形態では、条件とマニュアルとが対応付けられ、ある条件が成立すると、装置制御部30aは、成立した条件に対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示する構成となっている。このため、各マニュアルデータMDに係るマニュアルの内容を、対応する条件が成立した場合にユーザー必要とすると想定される情報を重点的に記述する、という観点に基づいたものとすることにより、条件が成立したときに表示されるマニュアル画像を、ユーザーが必要とする情報が重点的に表示された画像とすることができる。これにより、上記マニュアルの特性を踏まえて、ユーザーの快適性、利便性を向上することが可能となる。
なお、事前に、条件に応じた適切な内容のマニュアルデータMDを生成してコンテンツデータベース50aに格納すると共に、条件テーブル51aにおいて条件とマニュアルとの対応付けを適切に行う必要がある。
このマニュアル画像MG1に係るマニュアルは、異常W1が発生した場合に特化したマニュアルである。すなわち、マニュアル画像MG1に係るマニュアルは、異常W1が発生した場合(=警告灯が青色で点灯した場合)に、搭乗者(ユーザーU1)が必要とすると想定される情報が重点的に記述されたマニュアルである。本実施形態では、条件テーブル51aにおいて、条件と、マニュアルとが対応付けられているため、上記のように発生した異常の内容に応じて、対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示することが可能である。
ここで、マニュアルの特性として、ユーザーが必要とする情報と、必要としない情報が混在している場合、ユーザーが、必要な情報を見つけるのが困難化し、また、必要な情報を見つけるまでの時間が長時間化するという特性がある。
さらに、マニュアルには、以下の特性がある。すなわち、システムや、装置のマニュアルに記述された情報の情報量は非常に大きい場合があるが、ユーザーがマニュアルを参照する場合、特定の目的(本例では、発生した異常に関する情報を取得するという目的)の下、参照することが多く、その場合、ユーザーが必要とする情報は、マニュアルに記述された情報のうち、ごく一部である、という特性である。
そして、本実施形態では、条件とマニュアルとが対応付けられ、ある条件が成立すると、装置制御部30aは、成立した条件に対応するマニュアルに係るマニュアル画像を表示する構成となっている。このため、各マニュアルデータMDに係るマニュアルの内容を、対応する条件が成立した場合にユーザー必要とすると想定される情報を重点的に記述する、という観点に基づいたものとすることにより、条件が成立したときに表示されるマニュアル画像を、ユーザーが必要とする情報が重点的に表示された画像とすることができる。これにより、上記マニュアルの特性を踏まえて、ユーザーの快適性、利便性を向上することが可能となる。
なお、事前に、条件に応じた適切な内容のマニュアルデータMDを生成してコンテンツデータベース50aに格納すると共に、条件テーブル51aにおいて条件とマニュアルとの対応付けを適切に行う必要がある。
図6(A)を参照し、マニュアル画像MG1では、当該画像の表示形式を指定する指示入力が可能である。詳述すると、本実施形態では、表示形式として、マニュアル画像MG1の表示サイズ、および、マニュアル画像MG1の明るさが存在する。そして、バーBR1により表示サイズを指定する指示入力ができ、また、バーBR2により明るさを指定する指示入力ができる構成となっている。これらバーは、タッチ操作や、カーソル操作によって、つまみを左右方向に移動させることにより、表示サイズ、または、明るさの指定が可能である。
ここで、表示設定情報に含まれる表示形式情報には、マニュアル画像を表示するときの表示サイズを示す情報(以下、「表示サイズ情報」という。)、および、明るさ(以下、「明るさ情報」という。)を示す情報が含まれている。例えば、マニュアル画像MG1に係る表示形式情報には、マニュアル画像MG1を表示するときの表示サイズを示す情報、および、明るさを示す情報が含まれている。
そして、装置制御部30aは、マニュアル画像を表示する際、対応する表示形式情報を取得し、当該情報が示す表示サイズ、および、明るさにより、マニュアル画像を表示する。
ここで、表示設定情報に含まれる表示形式情報には、マニュアル画像を表示するときの表示サイズを示す情報(以下、「表示サイズ情報」という。)、および、明るさ(以下、「明るさ情報」という。)を示す情報が含まれている。例えば、マニュアル画像MG1に係る表示形式情報には、マニュアル画像MG1を表示するときの表示サイズを示す情報、および、明るさを示す情報が含まれている。
そして、装置制御部30aは、マニュアル画像を表示する際、対応する表示形式情報を取得し、当該情報が示す表示サイズ、および、明るさにより、マニュアル画像を表示する。
また、バーBR1により表示サイズが指定され、または、バーBR2により明るさが指定されたことを検出すると、装置制御部30aは、所定の処理を行って、適切にマニュアル画像MG1を拡大/縮小し、または、マニュアル画像MG1の明るさを調整し、指定された表示サイズ、または、明るさにてマニュアル画像MG1を表示する。さらに、装置制御部30aは、以下の処理を実行する。
すなわち、装置制御部30aは、条件テーブル51aにアクセスし、対応する表示設定情報(本例では、条件Q1に係るレコードの表示設定情報フィールドF3に格納されている表示設定情報)について、以下の内容の改変を行う。すなわち、装置制御部30aは、表示設定情報の表示形式情報に含まれる表示サイズ情報が、指定された表示サイズを示すようにし、さらに、明るさ情報が、指定された明るさを示すように、各情報の内容を書き換える。
これにより、以後、条件Q1が成立した場合、直近でユーザーが指定した表示サイズ、および、明るさによりマニュアル画像MG1が表示されることとなる。
ここで、マニュアルの特性として、ユーザーは、高い緊急性を持ってマニュアルを参照することがあり、この場合、ユーザーが必要な情報に迅速にアクセスできるようにする必要がある、という特性がある。そして、上記構成によれば、ユーザーが、直近で指定した表示サイズ、および、明るさでマニュアル画像が表示されるため、マニュアル画像がユーザーにとって見やすい状態で表示される蓋然性が高く、従って、ユーザーが改めて表示サイズや明るさの調整を行う必要が無い。ユーザーは、画像サイズ等の調整に時間を費やすことなく、迅速に必要な情報にアクセスできる。
すなわち、装置制御部30aは、条件テーブル51aにアクセスし、対応する表示設定情報(本例では、条件Q1に係るレコードの表示設定情報フィールドF3に格納されている表示設定情報)について、以下の内容の改変を行う。すなわち、装置制御部30aは、表示設定情報の表示形式情報に含まれる表示サイズ情報が、指定された表示サイズを示すようにし、さらに、明るさ情報が、指定された明るさを示すように、各情報の内容を書き換える。
これにより、以後、条件Q1が成立した場合、直近でユーザーが指定した表示サイズ、および、明るさによりマニュアル画像MG1が表示されることとなる。
ここで、マニュアルの特性として、ユーザーは、高い緊急性を持ってマニュアルを参照することがあり、この場合、ユーザーが必要な情報に迅速にアクセスできるようにする必要がある、という特性がある。そして、上記構成によれば、ユーザーが、直近で指定した表示サイズ、および、明るさでマニュアル画像が表示されるため、マニュアル画像がユーザーにとって見やすい状態で表示される蓋然性が高く、従って、ユーザーが改めて表示サイズや明るさの調整を行う必要が無い。ユーザーは、画像サイズ等の調整に時間を費やすことなく、迅速に必要な情報にアクセスできる。
なお、本実施形態では、表示形式は、マニュアル画像を表示するときの表示サイズ、および、明るさであるが、表示形式はこれに限らず、例えば、文字の書式や、表示する際の方向、表示する際の色に関する情報等、マニュアル画像の表示に影響を与える概念であれば、何であってもよい。
また、図6(A)を参照し、マニュアル画像MG1は、情報の内容ごとに、複数の項目KMに区分されており、項目KMごとに、重要チェックボックスJCK、および、項目削除ボタンSCKが設けられている。
まず、重要チェックボックスJCKについて、表示設定情報に含まれる付加情報関連情報と併せて説明する。
重要チェックボックスJCKは、ユーザーが、対応する項目KMの内容が重要であると考えた場合に、チェックを入れるチェックボックスである。チェックはタッチ操作や、その他の入力手段を介して行うことが可能な構成となっている。
ここで、表示設定情報に含まれる付加情報関連情報には、表示すべきマニュアル画像を構成する項目KMのそれぞれについて、ユーザーが重要チェックボックスJCKにチェックを入れたか否かを示す情報(以下、「重要度情報」という。この重要度情報は、「付加情報」に該当する。)が含まれている。例えば、マニュアル画像MG1に係る付加情報関連情報には、マニュアル画像MG1を構成する各項目KMの重要度情報が含まれている。
そして、装置制御部30aは、マニュアル画像を表示する際、当該マニュアル画像を構成する各項目KMの重要度情報を取得し、ユーザーが重要チェックボックスJCKにチェックを入れている項目KMに関しては、重要チェックボックスJCKにチェックを入れた状態で、マニュアル画像を表示する。
まず、重要チェックボックスJCKについて、表示設定情報に含まれる付加情報関連情報と併せて説明する。
重要チェックボックスJCKは、ユーザーが、対応する項目KMの内容が重要であると考えた場合に、チェックを入れるチェックボックスである。チェックはタッチ操作や、その他の入力手段を介して行うことが可能な構成となっている。
ここで、表示設定情報に含まれる付加情報関連情報には、表示すべきマニュアル画像を構成する項目KMのそれぞれについて、ユーザーが重要チェックボックスJCKにチェックを入れたか否かを示す情報(以下、「重要度情報」という。この重要度情報は、「付加情報」に該当する。)が含まれている。例えば、マニュアル画像MG1に係る付加情報関連情報には、マニュアル画像MG1を構成する各項目KMの重要度情報が含まれている。
そして、装置制御部30aは、マニュアル画像を表示する際、当該マニュアル画像を構成する各項目KMの重要度情報を取得し、ユーザーが重要チェックボックスJCKにチェックを入れている項目KMに関しては、重要チェックボックスJCKにチェックを入れた状態で、マニュアル画像を表示する。
また、ユーザーによって、1の項目KMに係る重要チェックボックスJCKにチェックが入れられると、装置制御部30aは、当該チェックボックスにチェックの画像を表示すると共に、以下の処理を実行する。
すなわち、装置制御部30aは、条件テーブル51aにアクセスし、対応する表示設定情報(本例では、条件Q1に係るレコードの表示設定情報フィールドF3に格納されている表示設定情報)について、以下の内容の改変を行う。すなわち、装置制御部30aは、チェックが入れられた項目KMに係る重要度情報について、当該情報が、ユーザーによって重要チェックボックスJCKにチェックが入れられたことを示す情報となるように、当該情報の内容を書き換える。
これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、ユーザーが過去に重要チェックボックスJCKにチェックを入れたものについては、対応する重要チェックボックスJCKにチェックを入れた状態で、マニュアル画像MG1を表示する。
ここで、マニュアルの特性として、マニュアルは、通常、説明する対象の相違や、情報の内容の相違に応じて、項目分けされているという特性がある。さらに、マニュアルの特性として、ある1の項目について、当該1の項目の内容が重要であるか否かはユーザーによって異なる、という特性がある。ユーザーによって知識や、熟練度、経験が異なるからである。
そして、上記構成によれば、ユーザーが、あるマニュアルのある項目KMの重要チェックボックスJCKにチェックを入れた場合、次に当該項目KMを表示する際に、対応する重要チェックボックスJCKにチェックが入れられた状態とされる。このため、マニュアル画像を視認したときに、自身にとって重要な項目KMがどれであるかを迅速、かつ、確実に把握できる。
すなわち、装置制御部30aは、条件テーブル51aにアクセスし、対応する表示設定情報(本例では、条件Q1に係るレコードの表示設定情報フィールドF3に格納されている表示設定情報)について、以下の内容の改変を行う。すなわち、装置制御部30aは、チェックが入れられた項目KMに係る重要度情報について、当該情報が、ユーザーによって重要チェックボックスJCKにチェックが入れられたことを示す情報となるように、当該情報の内容を書き換える。
これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、ユーザーが過去に重要チェックボックスJCKにチェックを入れたものについては、対応する重要チェックボックスJCKにチェックを入れた状態で、マニュアル画像MG1を表示する。
ここで、マニュアルの特性として、マニュアルは、通常、説明する対象の相違や、情報の内容の相違に応じて、項目分けされているという特性がある。さらに、マニュアルの特性として、ある1の項目について、当該1の項目の内容が重要であるか否かはユーザーによって異なる、という特性がある。ユーザーによって知識や、熟練度、経験が異なるからである。
そして、上記構成によれば、ユーザーが、あるマニュアルのある項目KMの重要チェックボックスJCKにチェックを入れた場合、次に当該項目KMを表示する際に、対応する重要チェックボックスJCKにチェックが入れられた状態とされる。このため、マニュアル画像を視認したときに、自身にとって重要な項目KMがどれであるかを迅速、かつ、確実に把握できる。
以上のように、装置制御部30aは、マニュアル画像(マニュアル関連画像)を、重要度情報(付加情報)の付加を指示する指示入力を受け付ける状態で表示する。
なお、本実施形態では、付加情報は重要度情報であったが、付加情報はこれに限らない。例えば、付加情報は、項目KMが重要でないことを示す情報や、項目KMをユーザーが少なくとも1回は内容を読んだことを示す情報、項目KMの属性を示す情報等、マニュアル画像に含まれる情報に付加可能な情報であれば、何であってもよい。
なお、本実施形態では、付加情報は重要度情報であったが、付加情報はこれに限らない。例えば、付加情報は、項目KMが重要でないことを示す情報や、項目KMをユーザーが少なくとも1回は内容を読んだことを示す情報、項目KMの属性を示す情報等、マニュアル画像に含まれる情報に付加可能な情報であれば、何であってもよい。
次に、項目削除ボタンSCKについて、表示設定情報に含まれる表示有無情報と併せて説明する。
項目削除ボタンSCKは、ユーザーが、対応する項目KMについて、以後表示する必要がないと考えた場合に選択するボタンである。ボタンの選択はタッチ操作や、その他の入力手段を介して行うことが可能な構成となっている。
ここで、表示設定情報に含まれる表示有無情報には、表示すべきマニュアル画像に係るマニュアルを構成する項目KMのそれぞれについて、ユーザーが対応する項目削除ボタンSCKを選択したか否かを示す情報(以下、「削除情報」という。)が含まれている。例えば、マニュアル画像MG1に係る表示有無情報には、マニュアル画像MG1を構成する各項目KMの削除情報が含まれている。
そして、装置制御部30aは、マニュアル画像を表示する際、当該マニュアル画像を構成する各項目KMの削除情報を取得し、ユーザーが項目削除ボタンSCKを選択した項目KMの画像(表示させないことが指示されたマニュアルの特定の項目に係るマニュアル関連画像)については、表示しない。
項目削除ボタンSCKは、ユーザーが、対応する項目KMについて、以後表示する必要がないと考えた場合に選択するボタンである。ボタンの選択はタッチ操作や、その他の入力手段を介して行うことが可能な構成となっている。
ここで、表示設定情報に含まれる表示有無情報には、表示すべきマニュアル画像に係るマニュアルを構成する項目KMのそれぞれについて、ユーザーが対応する項目削除ボタンSCKを選択したか否かを示す情報(以下、「削除情報」という。)が含まれている。例えば、マニュアル画像MG1に係る表示有無情報には、マニュアル画像MG1を構成する各項目KMの削除情報が含まれている。
そして、装置制御部30aは、マニュアル画像を表示する際、当該マニュアル画像を構成する各項目KMの削除情報を取得し、ユーザーが項目削除ボタンSCKを選択した項目KMの画像(表示させないことが指示されたマニュアルの特定の項目に係るマニュアル関連画像)については、表示しない。
また、ユーザーによって、1の項目KMに係る項目削除ボタンSCKが選択されると、装置制御部30aは、当該1の項目KMの画像を、画面上から削除すると共に、以下の処理を実行する。
すなわち、装置制御部30aは、条件テーブル51aにアクセスし、対応する表示設定情報(本例では、条件Q1に係るレコードの表示設定情報フィールドF3に格納されている表示設定情報)について、以下の内容の改変を行う。すなわち、装置制御部30aは、項目削除ボタンSCKが選択された項目KMに係る削除情報について、当該情報が、ユーザーによって項目削除ボタンSCKが選択されたことを示す情報となるように、当該情報の内容を書き換える。
これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、ユーザーが過去に項目削除ボタンSCKを選択した項目KMについては、対応する画像を表示させない状態で、マニュアル画像MG1を表示する。
ここで、上述したように、マニュアルの特性として、マニュアルは、ユーザーが必要とする情報と、必要としない情報が混在している場合、ユーザーが、必要な情報を見つけるのが困難化し、また、必要な情報を見つけるまでの時間が長時間化するという特性がある。必要としない情報とは、例えば、ユーザーがその内容を理解しており、参照する必要が無いような情報である。
そして、上記構成によれば、ユーザーが、あるマニュアルのある項目KMの項目削除ボタンSCKを操作した場合、以後、当該マニュアルに係るマニュアル画像を表示する際に、当該項目KMの画像は表示されない状態とされる。つまり、ユーザーが、自身にとって不必要な情報に係る項目KMを削除することができ、マニュアル画像から、できるだけ必要としない情報を削除することができ、ユーザーの利便性、快適性が向上する。
以上のように、装置制御部30aは、マニュアル画像(マニュアル関連画像)を、マニュアルの特定の項目に係る画像を以後表示させないことを指示する指示入力を受け付ける状態で表示する。
すなわち、装置制御部30aは、条件テーブル51aにアクセスし、対応する表示設定情報(本例では、条件Q1に係るレコードの表示設定情報フィールドF3に格納されている表示設定情報)について、以下の内容の改変を行う。すなわち、装置制御部30aは、項目削除ボタンSCKが選択された項目KMに係る削除情報について、当該情報が、ユーザーによって項目削除ボタンSCKが選択されたことを示す情報となるように、当該情報の内容を書き換える。
これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、ユーザーが過去に項目削除ボタンSCKを選択した項目KMについては、対応する画像を表示させない状態で、マニュアル画像MG1を表示する。
ここで、上述したように、マニュアルの特性として、マニュアルは、ユーザーが必要とする情報と、必要としない情報が混在している場合、ユーザーが、必要な情報を見つけるのが困難化し、また、必要な情報を見つけるまでの時間が長時間化するという特性がある。必要としない情報とは、例えば、ユーザーがその内容を理解しており、参照する必要が無いような情報である。
そして、上記構成によれば、ユーザーが、あるマニュアルのある項目KMの項目削除ボタンSCKを操作した場合、以後、当該マニュアルに係るマニュアル画像を表示する際に、当該項目KMの画像は表示されない状態とされる。つまり、ユーザーが、自身にとって不必要な情報に係る項目KMを削除することができ、マニュアル画像から、できるだけ必要としない情報を削除することができ、ユーザーの利便性、快適性が向上する。
以上のように、装置制御部30aは、マニュアル画像(マニュアル関連画像)を、マニュアルの特定の項目に係る画像を以後表示させないことを指示する指示入力を受け付ける状態で表示する。
図6(B)は、図6(A)のマニュアル画像MG1について、ユーザーU1が、項目KM2、および、項目KM4の重要チェックボックスJCKにチェックを入れ、さらに、項目KM1、および、項目KM3の項目削除ボタンSCKを選択してこれら項目KMの画像を削除した後、条件Q1が成立した場合に表示されるマニュアル画像を示す図である。
図6(A)と、図6(B)との比較によって明らかなとおり、装置制御部30aは、項目KM2、および、項目KM4の重要チェックボックスJCKにチェックを入れた状態でマニュアル画像を表示する。さらに、装置制御部30aは、項目KM1、および、項目KM3の画像を表示することなくマニュアル画像を表示する。このような態様で、マニュアル画像が表示されることの効果は、上述したとおりである。
図6(A)と、図6(B)との比較によって明らかなとおり、装置制御部30aは、項目KM2、および、項目KM4の重要チェックボックスJCKにチェックを入れた状態でマニュアル画像を表示する。さらに、装置制御部30aは、項目KM1、および、項目KM3の画像を表示することなくマニュアル画像を表示する。このような態様で、マニュアル画像が表示されることの効果は、上述したとおりである。
なお、マニュアル画像は、マニュアルに関連するマニュアル関連画像に該当する。
また、警告画像や、項目KMの画像は、表示しない設定にした場合であっても、所定のインターフェースを介して、表示する設定とすることが可能である。
以上のように、本実施形態では、成立した条件すると、成立した条件に対応するマニュアルに係るマニュアル画像が表示される。このため、ユーザーは、必要な情報を、簡易、かつ、迅速にその内容を把握できる。車載装置12aが搭載されていない場合、ユーザーU1は、紙媒体のマニュアルを参照したり、インターネット上の所定のサーバーにアクセスして、必要な情報を取得したりする等、煩雑な作業を行う必要があるが、本実施形態によれば、このような煩雑な作業を行う必要がない。
また、警告画像や、項目KMの画像は、表示しない設定にした場合であっても、所定のインターフェースを介して、表示する設定とすることが可能である。
以上のように、本実施形態では、成立した条件すると、成立した条件に対応するマニュアルに係るマニュアル画像が表示される。このため、ユーザーは、必要な情報を、簡易、かつ、迅速にその内容を把握できる。車載装置12aが搭載されていない場合、ユーザーU1は、紙媒体のマニュアルを参照したり、インターネット上の所定のサーバーにアクセスして、必要な情報を取得したりする等、煩雑な作業を行う必要があるが、本実施形態によれば、このような煩雑な作業を行う必要がない。
さて、前掲図3に戻り、ステップSA6において、マニュアル関連画像を表示した後、装置制御部30aは、マニュアル関連画像に対して何らかの指示入力が行われたか否かを監視する(ステップSA7)。
詳述すると、マニュアル関連画像とは、本例では、上述した警告画像、または、マニュアル画像のことである。そして、マニュアル関連画像に対する何らかの指示入力とは、本例では、警告画像における削除ボタンの選択(マニュアル関連画像を以後表示させないことを指示する指示入力)、マニュアル画像における項目削除ボタンSCKの選択(マニュアルの特定の項目に係るマニュアル関連画像を以後表示させないことを指示する指示入力)、バーBR1を介した表示サイズの指定(マニュアル関連画像の表示形式を指定する指示入力)、バーBR2を介した明るさの指定(マニュアル関連画像の表示形式を指定する指示入力)、または、マニュアル画像における重要チェックボックスJCKに対するチェック(マニュアル関連画像へ所定の付加情報の付加を指示する指示入力)のいずれかである。
監視中に指示入力が行われた場合(ステップSA7:YES)、装置制御部30aは、行われた指示入力を示す指示入力情報を生成する(ステップSA8)。
指示入力情報のフォーマットは予め定められており、装置制御部30aの機能を実現するプログラムには、行われた指示入力に応じて、当該指示入力を示す指示入力情報を生成する機能が実装されている。指示入力情報には、少なくとも、対応する条件(=表示中のマニュアル関連画像を表示する際に成立した条件)の条件識別情報と、条件テーブル51aにおいて、当該条件と対応付けられたコンテンツ識別情報とが含まれている。
次いで、装置制御部30aは、生成した指示入力情報を所定のプロトコルに準拠して携帯電話10に送信する(ステップSA9)。
詳述すると、マニュアル関連画像とは、本例では、上述した警告画像、または、マニュアル画像のことである。そして、マニュアル関連画像に対する何らかの指示入力とは、本例では、警告画像における削除ボタンの選択(マニュアル関連画像を以後表示させないことを指示する指示入力)、マニュアル画像における項目削除ボタンSCKの選択(マニュアルの特定の項目に係るマニュアル関連画像を以後表示させないことを指示する指示入力)、バーBR1を介した表示サイズの指定(マニュアル関連画像の表示形式を指定する指示入力)、バーBR2を介した明るさの指定(マニュアル関連画像の表示形式を指定する指示入力)、または、マニュアル画像における重要チェックボックスJCKに対するチェック(マニュアル関連画像へ所定の付加情報の付加を指示する指示入力)のいずれかである。
監視中に指示入力が行われた場合(ステップSA7:YES)、装置制御部30aは、行われた指示入力を示す指示入力情報を生成する(ステップSA8)。
指示入力情報のフォーマットは予め定められており、装置制御部30aの機能を実現するプログラムには、行われた指示入力に応じて、当該指示入力を示す指示入力情報を生成する機能が実装されている。指示入力情報には、少なくとも、対応する条件(=表示中のマニュアル関連画像を表示する際に成立した条件)の条件識別情報と、条件テーブル51aにおいて、当該条件と対応付けられたコンテンツ識別情報とが含まれている。
次いで、装置制御部30aは、生成した指示入力情報を所定のプロトコルに準拠して携帯電話10に送信する(ステップSA9)。
携帯電話10の携帯制御部14の専用アプリケーション実行部20は、指示入力情報を受信すると(ステップSB1)、受信した指示入力情報を、携帯記憶部17の所定の記憶領域に記憶する(ステップSB2)。なお、同種類の指示入力が、複数回、行われる場合もある。例えば、表示サイズを指定する指示入力が、複数回、行われる場合がある。このような場合、携帯制御部14は、指示入力情報の内容をチェックし、最も直近に行われた指示入力に係る指示入力情報によって、それよりも前に行われた指示入力に係る指示入力情報を上書きする。
以上のように、車載装置12aの装置制御部30aは、マニュアル関連画像を表示中、ユーザーU1によって指示入力が行われた場合、その指示入力を示す指示入力情報を携帯電話10に送信し、携帯制御部14は、受信した指示入力情報を記憶する。
なお、警告画像の表示や、マニュアル画像の表示に係る処理の停止をいつでも指示できる構成となっており、装置制御部30aは、各画像の表示中、当該指示が行われたか否かを監視し、当該指示が行われた場合、処理を停止する。
以上のように、車載装置12aの装置制御部30aは、マニュアル関連画像を表示中、ユーザーU1によって指示入力が行われた場合、その指示入力を示す指示入力情報を携帯電話10に送信し、携帯制御部14は、受信した指示入力情報を記憶する。
なお、警告画像の表示や、マニュアル画像の表示に係る処理の停止をいつでも指示できる構成となっており、装置制御部30aは、各画像の表示中、当該指示が行われたか否かを監視し、当該指示が行われた場合、処理を停止する。
次に、携帯電話10の所有者であるユーザーU1が、車両11bをレンタルし、車両11bに搭乗する場合における携帯電話10、および、車載装置12bの動作について説明する。図7(A)は車載装置12bの動作を示すフローチャートであり、(B)は携帯電話10の動作を示すフローチャートである。
図7のフローチャートの前提として、車両11bが停車している状態であるものとする。
車両11bに搭乗し、ユーザーU1は、携帯電話10の専用アプリケーションAPを立ち上げる(ステップSX1)。この処理は、車両11bへの搭乗前に行われてもよく、搭乗後に行われてもよい。
専用アプリケーションAPの立ち上げに応じて、装置制御部30bと、携帯制御部14とが協働して無線通信リンクを確立し(ステップSC1、SD1)、これにより、車載装置12bと携帯電話10との間でデータの送受信が可能な状態となる。無線通信の確立は、専用アプリケーションAPの機能により、無線通信の規格に準拠して、行われる。
次いで、携帯制御部14の専用アプリケーション実行部20は、携帯記憶部17に記憶されている指示入力情報を車載装置12bに送信する(ステップSD2)。指示入力情報が複数記憶されている場合は、専用アプリケーション実行部20は、全ての指示入力情報を送信する。
車載装置12bの装置制御部30bは、指示入力情報を受信すると(ステップSC2)、当該指示入力情報に含まれる条件識別情報と、コンテンツ識別情報とをキーとして、条件テーブル51bの各レコードのうち、対応するレコードを特定する(ステップSC3)。対応するレコードとは、指示入力情報に含まれる条件識別情報を含む条件情報が条件フィールドF1に格納され、かつ、指示入力情報に含まれるコンテンツ識別情報が識別番号フィールドF2に格納されたレコードである。
図7のフローチャートの前提として、車両11bが停車している状態であるものとする。
車両11bに搭乗し、ユーザーU1は、携帯電話10の専用アプリケーションAPを立ち上げる(ステップSX1)。この処理は、車両11bへの搭乗前に行われてもよく、搭乗後に行われてもよい。
専用アプリケーションAPの立ち上げに応じて、装置制御部30bと、携帯制御部14とが協働して無線通信リンクを確立し(ステップSC1、SD1)、これにより、車載装置12bと携帯電話10との間でデータの送受信が可能な状態となる。無線通信の確立は、専用アプリケーションAPの機能により、無線通信の規格に準拠して、行われる。
次いで、携帯制御部14の専用アプリケーション実行部20は、携帯記憶部17に記憶されている指示入力情報を車載装置12bに送信する(ステップSD2)。指示入力情報が複数記憶されている場合は、専用アプリケーション実行部20は、全ての指示入力情報を送信する。
車載装置12bの装置制御部30bは、指示入力情報を受信すると(ステップSC2)、当該指示入力情報に含まれる条件識別情報と、コンテンツ識別情報とをキーとして、条件テーブル51bの各レコードのうち、対応するレコードを特定する(ステップSC3)。対応するレコードとは、指示入力情報に含まれる条件識別情報を含む条件情報が条件フィールドF1に格納され、かつ、指示入力情報に含まれるコンテンツ識別情報が識別番号フィールドF2に格納されたレコードである。
次いで、装置制御部30bは、ステップSC3で特定したレコードの表示設定情報フィールドF3に格納された表示設定情報について、受信した指示入力情報に基づいて、情報の改変を行う(ステップSC4)。
具体例を挙げて詳述すると、ステップSC3で特定されたレコードが、条件Q1、および、マニュアル画像MG1(図6(A))に係るマニュアルデータMDのコンテンツ識別情報に対応するレコードであるものとする。以下の例についても、同様とする。
そして、指示入力情報が、警告画像KG1において削除ボタンBC1が選択されたことを示す情報であるものとする。この場合、ステップSC4において、装置制御部30bは、対応する表示設定情報の警告関連情報について、以後、条件Q1が成立した場合であっても、警告画像KG1を表示させない旨の情報を書き加える。これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、対応する表示設定情報の警告関連情報に基づいて、警告画像KG1の表示を行わない。
また、指示入力情報が、マニュアル画像における特定の項目KMの項目削除ボタンSCKが選択されたことを示す情報であるものとする。この場合、ステップSC4において、装置制御部30bは、対応する表示設定情報における当該特定の項目KMに係る削除情報について、当該情報が、ユーザーによって項目削除ボタンSCKが選択されたことを示す情報となるように、当該情報の内容を書き換える。これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、当該特定の項目KMについては、対応する画像を表示させない状態で、マニュアル画像MG1を表示する。
具体例を挙げて詳述すると、ステップSC3で特定されたレコードが、条件Q1、および、マニュアル画像MG1(図6(A))に係るマニュアルデータMDのコンテンツ識別情報に対応するレコードであるものとする。以下の例についても、同様とする。
そして、指示入力情報が、警告画像KG1において削除ボタンBC1が選択されたことを示す情報であるものとする。この場合、ステップSC4において、装置制御部30bは、対応する表示設定情報の警告関連情報について、以後、条件Q1が成立した場合であっても、警告画像KG1を表示させない旨の情報を書き加える。これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、対応する表示設定情報の警告関連情報に基づいて、警告画像KG1の表示を行わない。
また、指示入力情報が、マニュアル画像における特定の項目KMの項目削除ボタンSCKが選択されたことを示す情報であるものとする。この場合、ステップSC4において、装置制御部30bは、対応する表示設定情報における当該特定の項目KMに係る削除情報について、当該情報が、ユーザーによって項目削除ボタンSCKが選択されたことを示す情報となるように、当該情報の内容を書き換える。これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、当該特定の項目KMについては、対応する画像を表示させない状態で、マニュアル画像MG1を表示する。
また、指示入力情報が、表示サイズ(表示形式)を指定する指示入力に係る情報であるものとする。この場合、ステップSC4において、装置制御部30bは、表示設定情報の表示形式情報に含まれる表示サイズ情報が、指定された表示サイズを示すようにし、当該情報の内容を書き換える。これにより、以後、条件Q1が成立した場合、車載装置12aに対してユーザーが指定した表示サイズでマニュアル画像MG1が表示されることとなる。このことは、明るさ(表示形式)についても同様である。
また、指示入力情報が、マニュアル画像における特定の項目KMの重要チェックボックスJCKにチェックが入れられたことを示す情報であるものとする。この場合、ステップSC4において、装置制御部30aは、対応する表示設定情報の当該特定の項目KMに係る重要度情報について、当該情報が、ユーザーによって重要チェックボックスJCKにチェックが入れられたことを示す情報となるように、当該情報の内容を書き換える。
これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、当該特定の項目KMについては、対応する重要チェックボックスJCKにチェックを入れた状態で、マニュアル画像MG1を表示する。
以上のように、装置制御部30bは、携帯電話10から受信した指示入力情報に基づいて、ユーザーU1が装置制御部30aに対して行った指示入力を反映してマニュアル関連画像を表示する。
また、指示入力情報が、マニュアル画像における特定の項目KMの重要チェックボックスJCKにチェックが入れられたことを示す情報であるものとする。この場合、ステップSC4において、装置制御部30aは、対応する表示設定情報の当該特定の項目KMに係る重要度情報について、当該情報が、ユーザーによって重要チェックボックスJCKにチェックが入れられたことを示す情報となるように、当該情報の内容を書き換える。
これにより、以後、条件Q1が成立した場合、装置制御部30aは、当該特定の項目KMについては、対応する重要チェックボックスJCKにチェックを入れた状態で、マニュアル画像MG1を表示する。
以上のように、装置制御部30bは、携帯電話10から受信した指示入力情報に基づいて、ユーザーU1が装置制御部30aに対して行った指示入力を反映してマニュアル関連画像を表示する。
以上のようにして、装置制御部30bによって、対応する表示設定情報について、受信した指示入力情報に基づく情報の改変が行われた後は、装置制御部30b、および、携帯電話10の双方は、図3のフローチャートに準じて処理を実行する。以下、図3のフローチャートを援用して、各装置の処理について例を挙げて説明する。
例えば、条件Q1が成立したとする(ステップSA3:YES)。この場合、装置制御部30bは、対応する表示設定情報を取得すると共に(ステップSA4)、対応するマニュアルデータMDを取得する(ステップSA5)。次いで、装置制御部30bは、取得した表示設定情報、および、マニュアルデータMDに基づいて、マニュアル関連画像を表示パネル32bに表示する(ステップSA6)。
ここで表示されるマニュアル関連画像は、ユーザーU1が「車両11a」の「車載装置12a」の機能により表示パネル32aに表示されたマニュアル関連画像に対して行った指示入力が反映された画像となる。なぜなら、表示設定情報が、ユーザーU1が行った指示入力が反映された内容となっているからである。
例えば、条件Q1が成立したとする(ステップSA3:YES)。この場合、装置制御部30bは、対応する表示設定情報を取得すると共に(ステップSA4)、対応するマニュアルデータMDを取得する(ステップSA5)。次いで、装置制御部30bは、取得した表示設定情報、および、マニュアルデータMDに基づいて、マニュアル関連画像を表示パネル32bに表示する(ステップSA6)。
ここで表示されるマニュアル関連画像は、ユーザーU1が「車両11a」の「車載装置12a」の機能により表示パネル32aに表示されたマニュアル関連画像に対して行った指示入力が反映された画像となる。なぜなら、表示設定情報が、ユーザーU1が行った指示入力が反映された内容となっているからである。
例えば、ユーザーが、車載装置12aの機能によって表示された警告画像KG1の削除ボタンBC1を選択することにより、条件Q1が成立した場合であっても、警告画像KG1を表示しないことを指示入力している場合、車両11bにおいて条件Q1が成立した場合であっても、車載装置12bの装置制御部30bは、警告画像KG1の表示を行わない。
また例えば、車載装置12aの機能によって表示されたマニュアル画像MG1について、特定の項目KMの項目削除ボタンSCKが選択されていた場合、条件Q1が成立した場合であっても、装置制御部30bは、当該特定の項目KMの画像を表示しない。
また例えば、車載装置12aの機能によって表示されたマニュアル画像MG1に対して、表示サイズや明るさの指定が行われていた場合、条件Q1が成立した場合、装置制御部30bは、指定された表サイズ、明るさにてマニュアル画像MG1を表示する。
また例えば、車載装置12aの機能によって表示されたマニュアル画像MG1について、特定の項目KMの重要チェックボックスJCKにチェックが入れられていた場合、条件Q1が成立した場合、装置制御部30bは、当該特定の項目KMに係る重要チェックボックスJCKにチェックの画像を表示する。
また例えば、車載装置12aの機能によって表示されたマニュアル画像MG1について、特定の項目KMの項目削除ボタンSCKが選択されていた場合、条件Q1が成立した場合であっても、装置制御部30bは、当該特定の項目KMの画像を表示しない。
また例えば、車載装置12aの機能によって表示されたマニュアル画像MG1に対して、表示サイズや明るさの指定が行われていた場合、条件Q1が成立した場合、装置制御部30bは、指定された表サイズ、明るさにてマニュアル画像MG1を表示する。
また例えば、車載装置12aの機能によって表示されたマニュアル画像MG1について、特定の項目KMの重要チェックボックスJCKにチェックが入れられていた場合、条件Q1が成立した場合、装置制御部30bは、当該特定の項目KMに係る重要チェックボックスJCKにチェックの画像を表示する。
以上のような構成のため、以下のような効果を奏する。
すなわち、上記構成によれば、ユーザーが、ある1の車両(例えば、自身が所有する自家用車)に搭載された車載装置12が表示したマニュアル関連画像に、所定の指示入力を行ったとする。すると、ユーザーが別の車両(例えば、レンタカーや、他人の車両)に搭乗したときに、当該別の車両に搭載された車載装置12がマニュアル関連画像を表示する際、車載装置12は、ユーザーが行った所定の指示入力を反映した状態で、マニュアル関連画像を表示する。
このため、マニュアル関連画像が、ユーザーに適した態様で表示され、ユーザーの利便性、快適性が高い。ユーザーに適した態様とは、本例では、ユーザーにとって適した表示形式(本例では表示サイズや、明るさ)で表示されること、ユーザーにとって不必要な警告画像が表示されないこと、ユーザーにとって重要な項目KMが何であるかがすぐに把握できること、ユーザーにとって不必要な項目KMの画像が表示されないことである。
マニュアルの特定を踏まえた上で、ユーザーに適した態様で表示されることのメリットの詳細は、上述したとおりである。
また、ユーザーは、別の車両に搭乗したときに、1の車両で行った指示入力を行う必要が無く、ユーザーによる煩雑な作業を抑制でき、この点からもユーザーの利便性、快適性が高い。
すなわち、上記構成によれば、ユーザーが、ある1の車両(例えば、自身が所有する自家用車)に搭載された車載装置12が表示したマニュアル関連画像に、所定の指示入力を行ったとする。すると、ユーザーが別の車両(例えば、レンタカーや、他人の車両)に搭乗したときに、当該別の車両に搭載された車載装置12がマニュアル関連画像を表示する際、車載装置12は、ユーザーが行った所定の指示入力を反映した状態で、マニュアル関連画像を表示する。
このため、マニュアル関連画像が、ユーザーに適した態様で表示され、ユーザーの利便性、快適性が高い。ユーザーに適した態様とは、本例では、ユーザーにとって適した表示形式(本例では表示サイズや、明るさ)で表示されること、ユーザーにとって不必要な警告画像が表示されないこと、ユーザーにとって重要な項目KMが何であるかがすぐに把握できること、ユーザーにとって不必要な項目KMの画像が表示されないことである。
マニュアルの特定を踏まえた上で、ユーザーに適した態様で表示されることのメリットの詳細は、上述したとおりである。
また、ユーザーは、別の車両に搭乗したときに、1の車両で行った指示入力を行う必要が無く、ユーザーによる煩雑な作業を抑制でき、この点からもユーザーの利便性、快適性が高い。
なお、上記説明では、携帯電話10は、車載装置12a(1の情報処理装置)から受信した指示入力情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した指示入力情報を、車載装置12b(他の情報処理装置)に送信する構成であった。
しかしながら、例えば以下の構成であってもよい。すなわち、携帯電話10は、受信した指示入力情報を一時記憶(記憶)した後、外部機器(例えば、通信可能なサーバーや、ユーザーが所有するコンピューター)に送信して、この外部機器に記憶させる。その後、車載装置12bとの間で通信リンクが確立する等、予め定められた条件が成立した場合、外部機器にアクセスして、指示入力情報を取得し、取得した指示入力情報を、車載装置12bに送信する。このような構成によれば、携帯電話10自体が、指示入力情報を記憶した状態を維持する必要がないため効率が良く、また、初期化等の所定の処理に伴う指示入力情報の喪失のリスクを低減できる。さらに、携帯電話10により車載装置12aから指示入力情報を受信した後に、携帯電話10の交換があった場合であっても、交換後の携帯電話(この場合、交換後の携帯電話が「携帯端末」に該当する。)により、車載装置12bに対して、指示入力情報を送信することが可能となる。
しかしながら、例えば以下の構成であってもよい。すなわち、携帯電話10は、受信した指示入力情報を一時記憶(記憶)した後、外部機器(例えば、通信可能なサーバーや、ユーザーが所有するコンピューター)に送信して、この外部機器に記憶させる。その後、車載装置12bとの間で通信リンクが確立する等、予め定められた条件が成立した場合、外部機器にアクセスして、指示入力情報を取得し、取得した指示入力情報を、車載装置12bに送信する。このような構成によれば、携帯電話10自体が、指示入力情報を記憶した状態を維持する必要がないため効率が良く、また、初期化等の所定の処理に伴う指示入力情報の喪失のリスクを低減できる。さらに、携帯電話10により車載装置12aから指示入力情報を受信した後に、携帯電話10の交換があった場合であっても、交換後の携帯電話(この場合、交換後の携帯電話が「携帯端末」に該当する。)により、車載装置12bに対して、指示入力情報を送信することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システム1では、車載装置12a(1の情報処理装置)は、マニュアルに関連するマニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示し、マニュアル関連画像の表示中に指示入力が行われた場合、指示入力を示す指示入力情報を携帯電話10(携帯端末)に送信する。携帯電話10は、車載装置12aから受信した指示入力情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した指示入力情報を、車載装置12b(他の情報処理装置)に送信する。車載装置12b(他の情報処理装置)は、マニュアル関連画像を表示する場合、携帯電話10から受信した指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映してマニュアル関連画像を表示する。
この構成によれば、車載装置12bは、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対する指示入力を反映した状態で、マニュアル関連画像を表示するため、上述したように、ユーザーの利便性、快適性が向上する。
この構成によれば、車載装置12bは、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対する指示入力を反映した状態で、マニュアル関連画像を表示するため、上述したように、ユーザーの利便性、快適性が向上する。
また、本実施形態では、車載装置12aは、特定の条件の成立をトリガーとして、成立した条件に対応するマニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示する一方、車載装置12bは、特定の条件が成立した場合、携帯電話10から受信した指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映して、成立した条件に対応するマニュアル関連画像を表示する。
この構成によれば、車両11bに係る特定の条件が成立し、それをトリガーとして、車載装置12bがマニュアル関連画像を表示する場合に、車載装置12aの機能により表示されたマニュアル関連画像に対して行われた指示入力を反映して、マニュアル関連画像を表示することが可能である。
この構成によれば、車両11bに係る特定の条件が成立し、それをトリガーとして、車載装置12bがマニュアル関連画像を表示する場合に、車載装置12aの機能により表示されたマニュアル関連画像に対して行われた指示入力を反映して、マニュアル関連画像を表示することが可能である。
また、本実施形態では、車載装置12aは、警告画像(マニュアル関連画像)を以後表示させないことを指示する指示入力が可能な状態で表示する。そして、車載装置12bは、当該指示入力に係る指示入力情報を携帯電話10から受信した場合において、警告画像を表示するトリガーが発生した場合、警告画像の表示を行わない。
この構成によれば、車載装置12bは、警告画像を表示するトリガーが発生した場合に、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対してユーザーが行った指示入力を反映して、警告画像を表示しないため、ユーザーの利便性、快適性を向上できる。
この構成によれば、車載装置12bは、警告画像を表示するトリガーが発生した場合に、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対してユーザーが行った指示入力を反映して、警告画像を表示しないため、ユーザーの利便性、快適性を向上できる。
また、本実施形態では、車載装置12aは、マニュアルの特定の項目に係る画像を以後表示させないことを指示する指示入力が可能な状態で、マニュアル画像(マニュアル関連画像)を表示する。そして、車載装置12bは、当該指示入力に係る指示入力情報を携帯電話10から受信した場合において、マニュアル画像を表示する場合、表示させないことが指示されたマニュアルの特定の項目に係る画像については表示しない。
この構成によれば、車載装置12bは、マニュアル画像を表示する際に、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対してユーザーが行った指示入力を反映して、特定の項目KMの画像を表示しないため、ユーザーの利便性、快適性を向上できる。
この構成によれば、車載装置12bは、マニュアル画像を表示する際に、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対してユーザーが行った指示入力を反映して、特定の項目KMの画像を表示しないため、ユーザーの利便性、快適性を向上できる。
また、本実施形態では、車載装置12aは、表示サイズ、明るさ(表示形式)を指定する指示入力が可能な状態でマニュアル画像(マニュアル関連画像)を表示する。そして、車載装置12bは、当該指示入力に係る指示入力情報を携帯電話10から受信した場合において、マニュアル画像を表示する場合、当該指示入力によって指定された表示形式に準じてマニュアル画像を表示する。
この構成によれば、車載装置12bは、マニュアル画像を表示する際に、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対してユーザーが指定した表示サイズ、明るさにてマニュアル画像を表示するため、ユーザーの利便性、快適性を向上できる。
この構成によれば、車載装置12bは、マニュアル画像を表示する際に、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対してユーザーが指定した表示サイズ、明るさにてマニュアル画像を表示するため、ユーザーの利便性、快適性を向上できる。
また、本実施形態では、車載装置12aは、項目KMの内容が重要か否かを示す情報(付加情報)の付加を指示する指示入力が可能な状態でマニュアル画像(マニュアル関連画像)を表示する。そして、車載装置12bは、当該指示入力に係る指示入力情報を携帯電話10から受信した場合において、マニュアル画像を表示する場合、当該指示入力によって付加された付加情報を付加して(重要チェックボックスJCKにチェックを入れた状態で)マニュアル画像を表示する。
この構成によれば、車載装置12bは、マニュアル画像を表示する際に、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対してユーザーが付加した付加情報を反映して、具体的には、ユーザーによる重要チェックボックスJCKのチェックの状況を反映して、マニュアル画像を表示するため、ユーザーの利便性、快適性を向上できる。
この構成によれば、車載装置12bは、マニュアル画像を表示する際に、車載装置12aに係るマニュアル関連画像に対してユーザーが付加した付加情報を反映して、具体的には、ユーザーによる重要チェックボックスJCKのチェックの状況を反映して、マニュアル画像を表示するため、ユーザーの利便性、快適性を向上できる。
<変形例>
上述した実施形態では、車載装置12は、マニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示する構成であった。
しかしながら、以下の構成であってもよい。
すなわち、車載装置12aは、音声を、所定の指示入力を受け付ける状態で出力し、音声の出力に応じて指示入力が行われた場合、指示入力を示す情報を携帯電話10に送信する。例えば、車載装置12aは、所定の条件が成立した場合に、所定の態様の警告音を出力する。警告音の出力に際し、車載装置12aは、「以後、同一の条件が成立した場合であっても、警告音を出力しない旨の指示入力」や、「以後、警告音の態様を変更(例えば、音程を変えたり、音量を変えたり、音声の内容を変えたり等)する旨の指示入力」等の指示入力を受け付ける状態で警告音を出力する。
携帯電話10は、車載装置12aから指示入力を示す情報を受信すると、当該情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した情報を、車載装置12bに送信する。
車載装置12bは、所定の条件が成立した場合、携帯電話10から受信した情報に基づいて、行われた指示入力を反映して音声を出力する。例えば、車載装置12bは、「以後、同一の条件が成立した場合であっても、警告音を出力しない旨の指示入力」が行われていた場合は、同一の条件が成立した場合であっても、警告音を出力しない。また例えば、車載装置12bは、「以後、音声の音量を変更する旨の指示入力」が行われていた場合は、同一の条件が成立した場合、変更後の音量にて警告音を出力する。
以上の構成によれば、車載装置12bは、車載装置12aにおいて音声を出力したときの指示入力を反映した状態で、音声を出力するため、上述した実施形態で説明した効果と同様、ユーザーの利便性、快適性が向上する。
上述した実施形態では、車載装置12は、マニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示する構成であった。
しかしながら、以下の構成であってもよい。
すなわち、車載装置12aは、音声を、所定の指示入力を受け付ける状態で出力し、音声の出力に応じて指示入力が行われた場合、指示入力を示す情報を携帯電話10に送信する。例えば、車載装置12aは、所定の条件が成立した場合に、所定の態様の警告音を出力する。警告音の出力に際し、車載装置12aは、「以後、同一の条件が成立した場合であっても、警告音を出力しない旨の指示入力」や、「以後、警告音の態様を変更(例えば、音程を変えたり、音量を変えたり、音声の内容を変えたり等)する旨の指示入力」等の指示入力を受け付ける状態で警告音を出力する。
携帯電話10は、車載装置12aから指示入力を示す情報を受信すると、当該情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した情報を、車載装置12bに送信する。
車載装置12bは、所定の条件が成立した場合、携帯電話10から受信した情報に基づいて、行われた指示入力を反映して音声を出力する。例えば、車載装置12bは、「以後、同一の条件が成立した場合であっても、警告音を出力しない旨の指示入力」が行われていた場合は、同一の条件が成立した場合であっても、警告音を出力しない。また例えば、車載装置12bは、「以後、音声の音量を変更する旨の指示入力」が行われていた場合は、同一の条件が成立した場合、変更後の音量にて警告音を出力する。
以上の構成によれば、車載装置12bは、車載装置12aにおいて音声を出力したときの指示入力を反映した状態で、音声を出力するため、上述した実施形態で説明した効果と同様、ユーザーの利便性、快適性が向上する。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、車載装置12が情報処理装置に該当していたが、情報処理装置は車載される装置に限らない。例えば、パーソナルコンピューターや、サーバー装置、駅や店舗等に設置される端末、デジタルカメラや、テレビ等の製品等、マニュアル関連画像を表示する機能を有する機器、装置を広く情報処理装置として機能させることができる。また、携帯端末も携帯電話10に限らず、携帯可能な装置、機器であれば何であってもよい。
また、図2に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
また、携帯電話10と、車載装置12の通信方式は近距離無線通信に限らない。
例えば、上述した実施形態では、車載装置12が情報処理装置に該当していたが、情報処理装置は車載される装置に限らない。例えば、パーソナルコンピューターや、サーバー装置、駅や店舗等に設置される端末、デジタルカメラや、テレビ等の製品等、マニュアル関連画像を表示する機能を有する機器、装置を広く情報処理装置として機能させることができる。また、携帯端末も携帯電話10に限らず、携帯可能な装置、機器であれば何であってもよい。
また、図2に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
また、携帯電話10と、車載装置12の通信方式は近距離無線通信に限らない。
1 情報処理システム
10 携帯電話(携帯端末)
12、12a、12b 車載装置(情報処理装置)
14 携帯制御部
30a、30b 装置制御部
10 携帯電話(携帯端末)
12、12a、12b 車載装置(情報処理装置)
14 携帯制御部
30a、30b 装置制御部
Claims (8)
- 複数の情報処理装置と、複数の前記情報処理装置と通信可能な携帯端末とを備える情報処理システムであって、
1の前記情報処理装置は、
マニュアルに関連するマニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示し、前記マニュアル関連画像の表示中に指示入力が行われた場合、指示入力を示す指示入力情報を前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末は、
1の前記情報処理装置から受信した前記指示入力情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した前記指示入力情報を、他の前記情報処理装置に送信し、
他の前記情報処理装置は、
前記マニュアル関連画像を表示する場合、前記携帯端末から受信した前記指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映して前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする情報処理システム。 - 1の前記情報処理装置は、
特定の条件の成立をトリガーとして、成立した条件に対応する前記マニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示し、前記マニュアル関連画像の表示中に指示入力が行われた場合、指示入力を示す前記指示入力情報を前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末は、
1の前記情報処理装置から受信した前記指示入力情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した前記指示入力情報を、他の前記情報処理装置に送信し、
他の前記情報処理装置は、
前記特定の条件が成立した場合、前記携帯端末から受信した前記指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映して、成立した条件に対応する前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 所定の指示入力は、前記マニュアル関連画像を以後表示させないことを指示する指示入力であり、
他の前記情報処理装置は、
当該指示入力に係る前記指示入力情報を前記携帯端末から受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、
前記マニュアル関連画像の表示を行わないことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。 - 前記マニュアル関連画像は、マニュアルの画像であり、
所定の指示入力は、マニュアルの特定の項目に係る前記マニュアル関連画像を以後表示させないことを指示する指示入力であり、
他の前記情報処理装置は、
当該指示入力に係る前記指示入力情報を前記携帯端末から受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、
表示させないことが指示されたマニュアルの特定の項目に係る前記マニュアル関連画像については表示しないことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。 - 所定の指示入力は、前記マニュアル関連画像の表示形式を指定する指示入力であり、
他の前記情報処理装置は、
当該指示入力に係る前記指示入力情報を前記携帯端末から受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、
当該指示入力によって指定された表示形式に準じて前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理システム。 - 所定の指示入力は、前記マニュアル関連画像へ所定の付加情報の付加を指示する指示入力であり、
他の前記情報処理装置は、
当該指示入力に係る前記指示入力情報を前記携帯端末から受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、
当該指示入力によって付加された付加情報を付加して前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の情報処理システム。 - 1の前記情報処理装置は、
音声を、所定の指示入力を受け付ける状態で出力し、音声の出力に応じて指示入力が行われた場合、指示入力を示す情報を前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末は、
1の前記情報処理装置から受信した指示入力を示す情報を記憶し、所定のタイミングで、記憶した情報を、他の前記情報処理装置に送信し、
他の前記情報処理装置は、
音声を出力する場合、前記携帯端末から受信した情報に基づいて、行われた指示入力を反映して音声を出力することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の情報処理システム。 - 携帯端末と通信可能な情報処理装置であって、
マニュアルに関連するマニュアル関連画像を、所定の指示入力を受け付ける状態で表示し、前記マニュアル関連画像の表示中に指示入力が行われた場合、指示入力に関する指示入力情報を前記携帯端末に送信する一方、
前記携帯端末から前記指示入力情報を受信した場合において、前記マニュアル関連画像を表示する場合、前記携帯端末から受信した前記指示入力情報に基づいて、行われた指示入力を反映して前記マニュアル関連画像を表示することを特徴とする情報処理装置。
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