JP2015027686A - ワーク浸漬装置 - Google Patents

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晃雄 宮本
Akio Miyamoto
晃雄 宮本
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Abstract

【課題】コンパクト且つ低コストな機構で、ワークの処理液への浸漬及び取り出し、さらにワークの反転を行うことが可能なワーク浸漬装置を提供する。
【解決手段】冷却水を貯留する冷却水槽10と、鋳造品Wがセットされるワークセット部20と、ワークセット部20を、回転軸31を中心とした円弧軌跡に沿って移動させる回転駆動部30とを備え、回転駆動部30により、ワークセット部20を、処理液より上方で鋳造品Wをセット可能なワークセット位置A2と、鋳造品Wを冷却水に浸漬させる浸漬位置A1と、冷却水より上方で鋳造品を上下反転させる反転位置A3に配置可能とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワークを処理液に浸漬するワーク浸漬装置に関する。
例えば、ダイカスト鋳造機から取り出した鋳造品は、冷却された後、不要部分が除去され、コンベアに払い出される。この冷却や不要部分の除去等の後処理は、ロボットアームを用いて行われることが多い(例えば特許文献1参照)。具体的には、ロボットアームの周りを囲むように、ダイカスト鋳造機、冷却水槽、不要部除去装置、コンベア等が配置され、ロボットアームで鋳造品を順に移動させて後処理が行われる。
特開2001−347362号公報
上記のような鋳造設備では、通常、鋳造機で鋳造された鋳造品をロボットアームで取り出し、ロボットアームで保持した状態で鋳造品を冷却水槽に浸漬させる。しかし、この場合、ロボットアームも冷却水中に浸漬されて濡れてしまうため、腐食等が進行しやすくなり、ロボットアームのメンテナンス工数が増える恐れがある。
例えば、浸漬装置に、鋳造品を昇降させる昇降手段を設け、この昇降手段で冷却水槽への浸漬及び取り出しを行えば、ロボットアームが濡れないため、ロボットアームの早期の劣化を回避できる。しかし、鋳造品に複雑な凹部が形成される場合(例えばシリンダブロック等)、鋳造品を冷却水槽に浸漬させることで、鋳造品の凹部に冷却水が溜まることがある。このため、昇降装置で鋳造品を冷却水から取り出した後に、鋳造品を上下反転させて水切りを行う必要がある。例えば、ロボットアームで鋳造品を反転させると、ロボットアームの工数が増えてサイクルタイムが長くなる恐れがある。また、冷却水槽に、昇降手段に加えて、鋳造品を反転させる反転手段を設けると、装置が大型化すると共に、コストが高くなってしまう。
以上のような問題は、鋳造品の冷却に限らず、ワークを処理液に浸漬させる場合に同様に生じる。
本発明は、コンパクト且つ低コストな機構で、ワークの処理液への浸漬及び取り出し、さらにワークの反転を行うことが可能なワーク浸漬装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するためになされた本発明は、ワークを処理液に浸漬させるワーク浸漬装置であって、処理液を貯留する浸漬槽と、ワークがセットされるワークセット部と、前記ワークセット部を、回転軸を中心とした円弧軌跡に沿って移動させる回転駆動部とを備え、前記回転駆動部により、前記ワークセット部を、処理液より上方でワークをセット可能なワークセット位置と、ワークを処理液に浸漬させる浸漬位置と、処理液より上方でワークを上下反転させる反転位置に配置可能としたものである。
尚、「ワークを上下反転させる」とは、上方(斜め上方を含む)を向いていた面が下方(斜め下方を含む)を向くようにワークを自転させることを言い、必ずしもワークを180°自転させる場合に限られない。
このように、本発明のワーク浸漬装置では、一つの駆動手段(回転駆動部)のみで、ワークセット部を、ワークセット位置と、浸漬位置と、反転位置との間で移動させることができるため、複数の駆動手段を設ける場合と比べて、コンパクト化及び低コスト化が図られる。
ダイカスト鋳造設備を模式的に示す平面図である。 上記ダイカスト鋳造設備の冷却装置の断面図である。 図2の冷却装置をIII方向から見た断面図である。 本発明の実施形態に係るダイカスト鋳造品の後処理工程の手順を示す図である。
図1に示す鋳造設備は、ロボットアーム1の周りを囲むようにして、ダイカスト鋳造機2、不要部除去装置3、冷却装置4、シリンダライナー置き場5、及び搬送手段としてのコンベア6が配置されている。
ロボットアーム1は、ワークとしての鋳造品Wを保持する保持部(図示省略)を有し、保持部で保持した鋳造品Wを、任意の3次元位置に、任意の姿勢(角度)で配置することができる。尚、図1には、ロボットアーム1の保持部の可動範囲を鎖線で示す。
ダイカスト鋳造機2は、溶湯で鋳造品Wをダイカスト鋳造するものであり、本実施形態では、鋳造品Wがシリンダブロックである場合を示す。具体的には、ダイカスト鋳造機2のキャビティ内の所定位置にシリンダライナー(図示省略)を配置した状態で、アルミ溶湯をキャビティに射出してシリンダライナーをアルミで鋳包むことにより、シリンダブロックが形成される。
不要部除去装置3は、鋳造後の鋳造品Wに設けられる不要部分(ゲートやランナ内のアルミ溶湯が固化したもの)を、製品部分から切断除去するものである。不要部除去装置3による不要部分の切断除去は、ロボットアーム1の保持部で鋳造品Wを保持した状態で行われる。
冷却装置4は、図2及び図3に示すように、内部に冷却水(処理液)を貯留する冷却水槽10(浸漬槽)と、鋳造品Wがセットされるワークセット部20と、ワークセット部20を駆動する回転駆動部30とを備える。
ワークセット部20は、鋳造品Wが載置されるセット台21と、セット台21から上方に突出した位置決めピン22と、ワークセット部20に鋳造品Wを保持する係止部23とを備える。位置決めピン22は、例えば鋳造品Wとしてのシリンダブロックのシリンダボア(シリンダライナーの内周面)に対応する位置に設けられる。図示例では、3気筒エンジンの両端のシリンダボアに対応する2箇所に位置決めピン22が設けられる。位置決めピン22がシリンダブロック(鋳造品W)のシリンダライナーの内周面に嵌合することで、シリンダブロックがワークセット部20に対して位置決めされる。
係止部23は、鋳造品Wを上下反転させたときにワークセット部20から脱落しないように保持するものである。本実施形態では、係止部23が、ワークセット部20にセットした鋳造品Wの上面より少し上方に設けられ、鋳造品Wに上方から係合可能な位置に設けられる。係止部23は、図示しない駆動部(エアシリンダ等)により駆動され、鋳造品Wに上方から係合可能な係止位置(図3の実線参照)と、鋳造品Wの上方から退避した退避位置(図3の点線参照)との間で移動可能とされる。
回転駆動部30は、任意の角度で停止可能であり、例えばモータ、特にサーボモータで構成される。回転駆動部30の回転軸31は、冷却水槽10の水面よりも上方に設けられ、図示例では、冷却水槽10の上部に回転駆動部30が設けられる。回転駆動部30の回転軸31とワークセット部20のセット台21とは、連結部40を介して連結される。回転駆動部30を駆動すると、ワークセット部20が回転軸31を中心に円弧軌跡上を移動する。回転駆動部30の回転角を図示しない制御部で制御することで、ワークセット部20が浸漬位置A1、ワークセット位置A2、及び反転位置A3で停止可能とされる(図2参照)。
以下、上記の鋳造設備において、鋳造機2で鋳造した鋳造品Wに後処理を施す手順を、ロボットアーム1の動作(図4参照)に沿って説明する。
まず、鋳造機2で鋳造品Wを鋳造した後、ロボットアーム1で鋳造機2から鋳造品Wを取り出し、冷却装置4のワークセット部20にセットする。このとき、ワークセット部20は、ワークセット位置A2に配置され(図2参照)、且つ、係止部23は退避位置に配されている(図3の点線参照)。ワークセット位置A2に配置されたワークセット部20の位置決めピン22は、セット板21から斜め上方に向けて突出している。この位置決めピン22に鋳造品Wの穴(ライナーの内周面)を嵌合させた後、係止部23を突出させて係止位置(図3の実線参照)に配置する。この係止部23により、セット板21から離れる方向(位置決めピン22との嵌合が解除される方向)の鋳造品Wの移動が規制される。上記のように、水面よりも上方に配された位置決めピン22に鋳造品Wを嵌合させることにより、ロボットアーム1を水で濡らすことなく鋳造品Wをワークセット部20にセットできるため、ロボットアーム1の早期の劣化を防止できる。
ロボットアーム1は、ワークセット部20に鋳造品Wを受け渡した後、他工程を行う。本実施形態では、ライナー置き場5から次の鋳造品のためのライナーを受け取り、このライナーを、鋳造機2のキャビティ内の所定位置にセットする。
こうしてロボットアーム1が他工程を行っている間に、冷却装置4で鋳造品Wの冷却が行われる。具体的には、回転駆動部30を一方(図2の反時計回り方向)に回転駆動して、ワークセット部20を浸漬位置A1に配置し、鋳造品Wを冷却水に浸漬する。そして、所定時間経過後、回転駆動部30を他方(図2の時計回り方向)に回転駆動して、ワークセット部20を反転位置A3に配置する。反転位置A3は、ワークセット位置A2よりもさらに回転駆動部30を他方に回転させた位置である。反転位置A3では、鋳造品Wが、係止部23と係合することで、ワークセット部20から脱落することなく保持される。
浸漬位置A1から反転位置A3までワークセット部20を移動させることにより、鋳造品Wが冷却水槽10の水面より上方に配されると共に、鋳造品Wが自転により上下反転する。すなわち、鋳造品Wが冷却水槽10の水面よりも上方に露出した直後(ワークセット位置A2付近)では、鋳造品Wの上面(位置決めピン22が挿入される側と反対側の面)が斜め上方を向いているため、下面の凹部に溜まった水が落下する。そして、鋳造品Wが反転位置A3に配された状態では、鋳造品Wの上面が斜め下方を向くため、上面の凹部に溜まった水が落下する。以上により、鋳造品Wの表面の凹部に溜まった水が落下し、鋳造品Wの水切りが行われる。このように、上記の冷却装置3によれば、鋳造品Wの冷却水槽10への浸漬、鋳造品Wの冷却水槽10からの取り出し、及び、鋳造品Wの上下反転による水切りを、一つの駆動手段(回転駆動部30)で行うことができる。特に、図示例のように、冷却水槽10の上方で鋳造品Wを回転させることで、鋳造品Wから落下した水を冷却水槽10に戻すことができ、冷却水の再利用及び周囲の水濡れの防止を図ることができる。
鋳造品Wの水切りが完了したら、回転駆動部30を一方に回転駆動して、ワークセット部20及び鋳造品Wをワークセット位置A2に配置すると共に、係止部23を後退させる。そして、他工程を終えたロボットアーム1が、ワークセット部20の鋳造品Wを受け取る。このとき、ロボットアーム1が受け取った鋳造品Wは、冷却及び水切りが完了しているため、ロボットアーム1により、冷却水槽10からの鋳造品Wの取り出しや、鋳造品Wの反転水切り等の工程を行う必要はないため、サイクルタイムを短縮することが可能となる。
その後、ロボットアーム1で鋳造品Wを不要部除去装置3に搬入し、ロボットアーム1で保持した状態のまま、鋳造品Wの不要部分を切断除去する。こうして不要部分が除去された鋳造品Wがロボットアーム1でコンベア6に払い出され、次工程に搬送される。
本発明は、上記の実施形態のように鋳造品の冷却に限らず、ワークを処理液に浸漬する他の装置に適用可能である。例えば、ワークを防錆材に浸漬する防錆装置や、ワークを塗料に浸漬する塗装装置に適用することもできる。
1 ロボットアーム
2 ダイカスト鋳造機
3 不要部除去装置
4 冷却装置
5 ライナー置き場
6 コンベア
10 冷却水槽(浸漬槽)
20 ワークセット部
30 回転駆動部
40 連結部
A1 浸漬位置
A2 ワークセット位置
A3 反転位置
W 鋳造品

Claims (1)

  1. ワークを処理液に浸漬させるワーク浸漬装置であって、
    処理液を貯留する浸漬槽と、ワークがセットされるワークセット部と、前記ワークセット部を、回転軸を中心とした円弧軌跡に沿って移動させる回転駆動部とを備え、
    前記回転駆動部により、前記ワークセット部を、処理液より上方でワークをセット可能なワークセット位置と、ワークを処理液に浸漬させる浸漬位置と、処理液より上方でワークを上下反転させる反転位置に配置可能としたワーク浸漬装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108393461A (zh) * 2018-04-13 2018-08-14 嘉兴立石智能科技有限公司 一种双工位升降冷却水箱
CN110405184A (zh) * 2019-08-23 2019-11-05 安徽博晟亿电力科技有限公司 一种生铁铸件生产用冷却装置

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