JP2015027319A - 歯科用骨造成部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィクスチャーが外部へ露出するのを防止する。【解決手段】歯科用インプラントが固定される歯槽骨100の外側を覆うように配置される被覆部材60の内側に再生骨102を形成するための歯科用骨造成部材1を、歯槽骨100に埋入された状態のフィクスチャー50における口腔側の部分であるフィクスチャー基部52に取り付けられ、フィクスチャー基部52から口腔側へ延びるように設けられるスペーサ部2と、被覆部材60をスペーサ部2の延出端側の部分に対して固定する固定部10と、を備えたものとする。再生骨102におけるスペーサ部2の外側の部分によって、フィクスチャー基部52から口腔側に延びる壁部103が形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、人工歯根が固定される歯槽骨の骨量を補うために、該歯槽骨周辺に再生骨を形成するための歯科用骨造成部材に関する。
従来より、歯科用インプラントのフィクスチャー(人工歯根)を埋設する歯槽骨の骨量が少ない患者に対して骨再生誘導療法(guided bone regeneration method、GBR法)を適用して再生骨を形成することが知られている。これにより、フィクスチャーを埋入するのに十分な骨量を確保することができる。例えば、特許文献1には、植設体(フィクスチャー)を保持するとともに欠損部付近の歯槽骨に取り付けられる枠材と、枠材で囲まれた欠損部に充填される骨再生材と、枠材を覆う膜材とが開示されている。この構成によれば、骨再生材が固まって骨が再生された後、枠材及び膜材を除去することにより、フィクスチャーを、再生骨に埋設させた状態にすることができる。
特許2895457号
ところで、上記特許文献1によって再生骨に埋設された状態のフィクスチャーは、再生骨における比較的浅い位置に埋設された状態となっている。この場合、フィクスチャーにアバットメントが固定された後であっても、例えば再生骨が再び衰退して欠損した場合、フィクスチャーが外部に露出してしまうおそれがある。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、フィクスチャーが外部へ露出するのを防止することである。
(1)上記目的を達成するための本発明のある局面に係る歯科用骨造成部材は、歯科用インプラントが固定される歯槽骨の外側を覆うように配置される被覆部材の内側に再生骨を形成するための歯科用骨造成部材であって、前記歯槽骨に埋入された前記歯科用インプラントのフィクスチャーにおける口腔側の部分であるフィクスチャー基部、に取り付けられ、該フィクスチャー基部から口腔側へ延びるように設けられるスペーサ部と、前記被覆部材を前記スペーサ部の延出端側の部分に対して固定する固定部と、を備え、前記再生骨における前記スペーサ部の外側の部分によって、前記フィクスチャー基部から口腔側に延びる壁部が形成される。
この構成では、歯槽骨に埋入されたフィクスチャーのフィクスチャー基部にスペーサ部が取り付けられ、該スペーサ部の延出端側(口腔側、フィクスチャーの埋入方向と反対側)の部分に、被覆部材が固定される。そして、上記被覆部材の内側に再生骨が形成される。これにより、フィクスチャーの周囲を歯槽骨及び再生骨によって囲むことができるため、歯槽骨及び再生骨でフィクスチャーを十分に支えることができる。
そして、この構成では、再生骨によって、スペーサ部の外側の部分に、フィクスチャー基部側から口腔側へ延びるように壁部が形成される。この壁部により、フィクスチャー基部を十分に覆うことができる。これにより、フィクスチャーが外部へ露出してしまうのを防止できる。
従って、上述の構成によれば、フィクスチャーが外部へ露出するのを防止できる。
(2)好ましくは、前記スペーサ部は、前記フィクスチャーに形成された雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有する。
この構成では、スペーサ部を、フィクスチャーに対して容易に脱着することができる。
(3)好ましくは、前記歯科用骨造成部材は、前記スペーサ部としてのスペーサ部材と、前記スペーサ部材とは別体に形成され、前記スペーサ部材との間で前記被覆部材を挟んで固定する前記固定部としての固定部材と、を備えている。
この構成では、スペーサ部材における所定の位置に被覆部材を配置した状態で、該被覆部材をスペーサ部材と固定部材とで挟んで保持することにより、被覆部材をスペーサ部材に対して固定することができる。
(4)更に好ましくは、前記固定部材は、前記スペーサ部材に対して螺合するように形成されている。
この構成では、固定部材をスペーサ部材に対して螺合することにより、該スペーサ部材に対して被覆部材を容易に固定することができる。
(5)更に好ましくは、前記スペーサ部材には、雌ネジ部が形成され、前記固定部材には、前記スペーサ部材の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成されている。
この構成では、スペーサ部材に形成された雌ネジ部に対して、固定部材に形成された雄ネジ部を螺合することにより、スペーサ部材に対して被覆部材を容易に固定することができる。
(6)更に好ましくは、前記スペーサ部材は、円筒状に形成されるとともに前記フィクスチャーと螺合した状態における該スペーサ部材の口腔側の部分として設けられ、口腔側の端面が前記固定部材との間で前記被覆部材を挟んで保持する円筒部、を有している。
この構成では、円筒部の端面に被覆部材を配置した状態で、該被覆部材をスペーサ部材と固定部材とで挟んで保持することにより、被覆部材における比較的広範囲に亘る部分を挟んで保持できる。従って、被覆部材をスペーサ部材に対して確実に固定できる。
本発明によると、フィクスチャーが外部へ露出するのを防止できる。
本発明の実施形態に係る歯科用骨造成部材の縦断面図である。 図1に示す歯科用骨造成部材の使用態様の一例を示す図であって、歯科用骨造成部材について正面図で示した図である。 図1に示す歯科用骨造成部材の使用態様の一例を示す図であって、歯科用骨造成部材について縦断面図で示した図である。 図1に示す歯科用骨造成部材で再生骨が形成された後に、フィクスチャーにアバットメントが取り付けられた状態を示す縦断面図である。 (A)は、変形例に係る歯科用骨造成部材の使用態様の一例を示す図であり、(B)は、(A)の破線部分の拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明は、人工歯根が固定される歯槽骨の骨量を補うために、該歯槽骨周辺に再生骨を形成するための歯科用骨造成部材に広く適用できる。
[歯科用骨造成部材の構成]
図1は、本発明の実施形態に係る歯科用骨造成部材1の縦断面図である。歯科用骨造成部材1は、フィクスチャーを埋設する歯槽骨の骨量が少ない患者に対して、所望の位置及び形状に再生骨を形成するために用いられる部材である。歯科用骨造成部材1は、歯槽骨に対して固定されたフィクスチャーに取り付けられ、歯槽骨及び該歯科用骨造成部材1の周囲に再生骨を形成した後、フィクスチャーから取り外される。これにより、フィクスチャー周辺の所望の位置に、所望の形状の再生骨を形成することができる。
図1に示すように、歯科用骨造成部材1は、スペーサ部材2と、固定部材10と、を備えている。なお、各図において、説明の便宜上、上と記載された矢印が指示する方向を上側又は上方と称し、下と記載された矢印が指示する方向を下側又は下方と称する。各図における上側は、歯科用インプラントが取り付けられる患者の口腔側に相当し、各図における下側は、フィクスチャーの埋入方向に相当する。
スペーサ部材2は、軸部3と頭部6とを有し、これらが一体に形成されている。
軸部3は、上下方向に延びるように設けられた円柱状の第1軸部4と、第1軸部4の下面から下方へ延びる第2軸部5とを有し、これらが一体に形成されている。第1軸部4は、第2軸部5よりも径が大きくなるように形成されている。第1軸部4及び第2軸部5は、互いに同軸となるように形成されている。第1軸部4と第2軸部5との間には、両者4,5をなだらかに繋ぐテーパー部が設けられている。第2軸部5の外周面における上側の部分には、雄ネジ部5aが形成されている。この雄ネジ部5aは、詳しくは後述するフィクスチャー50に形成された雌ネジ部53に螺合する。
頭部6は、第1軸部4の上面と一体に形成されている基部7と、基部7から上方へ延びるように形成されている円筒部8とを有し、これらが一体に形成されている。基部7は、上下方向に所定の厚みを有する円板状の部分として設けられている。円筒部8は、基部7の外周縁部から上方へ延びるように形成されている。円筒部8の上端面は、平坦状に形成された平坦部8aとして設けられている。また、円筒部8の内周面には、スペーサ部材2をフィクスチャー50に対して締め込むための六角穴8bが形成されている。
また、スペーサ部材2には、上方から視た基部7の中央部分に、該基部7から第1軸部4の上側の部分まで延びるネジ孔2aが形成されている。ネジ孔2aの内周面には、雌ネジ部2bが形成されている。この雌ネジ部2bには、詳しくは後述する固定部材10の雄ネジ部13aが螺合する。
固定部材10は、図1における上から下へ向かって順に、頭部11、首部12、及びネジ部13を有し、これらが一体に形成されている。固定部材10は、ネジ部13の外周面に形成された雄ネジ部13aが、スペーサ部材2の雌ネジ部2bに螺合することにより、スペーサ部材2に対して固定される。
頭部11は、上下方向に扁平に形成されている。頭部11の上面は、上方に向かってやや膨出する球面部11aとして設けられ、頭部11の下面は、平坦状に形成された平坦部11bとして設けられている。上方から視た球面部11aの中央部分には、固定部材10をスペーサ部材2に対して締め込むための六角穴11cが形成されている。この六角穴11cは、スペーサ部材2に形成された六角穴8bと同じ形状及び大きさとなるように形成されている。これにより、フィクスチャー50に対するスペーサ部材2の締め込みと、スペーサ部材2に対する固定部材10の締め込みとを、同じビットの器具で行うことができる。
首部12は、頭部11の下面における中央部分から下方へ延びるように形成されている。より詳しくは、首部12は、頭部11の下面における中央部分から下方へやや延びる円柱状の部分と、当該円柱状の部分の下面から下方へ窄まりながら延びる円錐台状の部分とで構成されている。首部12は、固定部材10がスペーサ部材2に対して螺合された状態において、円筒部8の上側の部分に収容される。
ネジ部13は、首部12の下端面から下方へ延びるように形成されている。ネジ部13の外周面には、スペーサ部材2の雌ネジ部2bに螺合する雄ネジ部13aが形成されている。
[歯科用骨造成部材の使用方法]
図2及び図3は、歯科用骨造成部材1の使用形態の一例を示す模式図である。また、図4は、歯科用骨造成部材1を用いて再生骨が形成された後、フィクスチャー50にアバットメント55及び人工歯56が取り付けられた状態を示す図である。図2から図4を参照して、歯科用骨造成部材1の使用方法について説明する。本実施形態に係る歯科用骨造成部材1は、歯科用インプラントの取り付け対象となる部分の歯槽骨100が歯周病等により欠損してしまい、歯槽骨100の骨量が少なくなってしまった患者に対して用いられる。
まず、術者は、歯科用インプラントの取り付け対象となる部分の歯槽骨100にフィクスチャー50を固定する。具体的には、術者は、フィクスチャー50の先端側に形成されたフィクスチャーネジ部51を歯槽骨100における所望の位置に螺合することにより、フィクスチャー50を歯槽骨100に固定する。なお、この段階では、フィクスチャー50の一部(上端面)が、患者の歯槽骨100から外部へ露出した状態となっている。
次に、術者は、スペーサ部材2の雄ネジ部5aを、フィクスチャー50に形成された雌ネジ部53に螺合することにより、スペーサ部材2をフィクスチャー50のフィクスチャー基部52側に固定する。これにより、スペーサ部材2は、フィクスチャー基部52から患者の口腔側へ延びるように設けられる。
次に、術者は、歯槽骨100の欠損部、及びスペーサ部材2の外周部分に、骨再生材101を補填し、骨再生材101が、上記欠損部及びスペーサ部材2の外周部分を覆うように配置される被覆部材60の内側に満たされた状態とする。このとき、被覆部材60は、図1から図3を参照して、上側の部分が、スペーサ部材2の平坦部8aと固定部材10の平坦部11bとの間で挟まれて保持されるとともに、下側の部分が、締結ピン61によって歯槽骨100に固定される。その後、被覆部材60が歯肉104によって覆われる。所定期間(例えば数か月程度)経過後、骨再生材101が充填された箇所には、再生骨102が形成される。特に、スペーサ部材2の外周側の部分には、再生骨102によって、フィクスチャー50の上端面から上方へ延びるように、壁部103が形成される。
なお、骨再生材101は、人工骨、自家骨、或いはこれらを混合させたもの等で構成されている。また、被覆部材60は、例えば一例として、メッシュ状に形成されたチタン製の膜部材、樹脂繊維で構成された膜部材、等で構成されている。また、骨再生材101を用いずに再生骨102を形成することもできる。具体的には、歯槽骨100の欠損部を骨再生誘導材で充填した後、被覆部材60で覆い、又は、欠損部に何も充填せず、空洞状態の欠損部を被覆部材60で覆う。これにより、所定期間経過後、被覆部材60の内側に、再生骨102が形成される。
上述のように再生骨102が形成された後、術者は、固定部材10、締結ピン61、被覆部材60、スペーサ部材2、を取り外す。そして、術者は、スペーサ部材2が取り外された部分に、図4に示すように、アバットメント55及び人工歯56を取り付けて固定する。
ところで、従来から行われているGBR法においては、上述した特許文献1に開示されるように、フィクスチャーを骨再生材に埋設させ、骨が再生された後に当該フィクスチャーにアバットメントが取り付けられる状態としている。しかし、この場合、フィクスチャーが再生骨における比較的浅い位置に埋設された状態となっているため、例えば、再度歯槽骨100や再生骨102が衰退して欠損すると、フィクスチャーが簡単に外部に露出してしまう。
これに対して、本実施形態に係る歯科用骨造成部材1を上述のように用いれば、再生骨102が形成された状態において、当該再生骨102によって、フィクスチャー50の上端部よりも更に上方へ延びる壁部103が形成される。このような壁部103を形成することで、フィクスチャー50が外部へ露出してしまうことを防止できる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る歯科用骨造成部材1では、再生骨102が形成された状態において、当該再生骨102によって、フィクスチャー50の上端部よりも更に上方(患者の口腔側)へ延びる壁部103を形成することができる。このような壁部103を形成することで、フィクスチャー50が外部へ露出してしまうことを防止できる。
従って、歯科用骨造成部材1によれば、フィクスチャーが外部へ露出するのを防止できる。
また、歯科用骨造成部材1では、スペーサ部材2に、フィクスチャー50の雌ネジ部53と螺合する雄ネジ部5aを設けているため、スペーサ部材2を、フィクスチャー50に対して容易に脱着できる。
また、歯科用骨造成部材1では、スペーサ部材2における平坦部8aに被覆部材60
を配置した状態で、該被覆部材60をスペーサ部材2と固定部材10とで挟んで保持することにより、被覆部材60をスペーサ部材2に対して固定することができる。
また、歯科用骨造成部材1では、固定部材10をスペーサ部材2に対して螺合することにより、該スペーサ部材2に対して被覆部材60を容易に固定することができる。
また、歯科用骨造成部材1では、スペーサ部材2に形成された雌ネジ部2bに対して、固定部材10に形成された雄ネジ部13aを螺合することにより、スペーサ部材2に対して被覆部材60を容易に固定することができる。
また、歯科用骨造成部材1では、スペーサ部材2の円筒部8の平坦部8aに被覆部材60を配置した状態で、該被覆部材60をスペーサ部材2と固定部材10とで挟んで保持することにより、被覆部材60における比較的広範囲に亘る部分を挟んで保持できる。従って、被覆部材60をスペーサ部材2に対して確実に固定できる。
また、歯科用骨造成部材1では、スペーサ部材2の平坦部8aと固定部材10の平坦部11bとで被覆部材60を挟んで保持しているため、被覆部材60においてより広範囲に亘る部分が挟んで保持される。これにより、被覆部材60をスペーサ部材2に対してより確実に固定できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。例えば、次のように変更して実施してもよい。
[変形例]
(1)図5は、変形例に係る歯科用骨造成部材1aの使用態様の一例を示す縦断面図である。本変形例に係る歯科用骨造成部材1aは、上記実施形態とは一部の形状が異なるスペーサ部材20によって構成されている。すなわち、歯科用骨造成部材1aは、ネジ状に形成された固定部材10が省略された構成となっている。
本変形例に係るスペーサ部材20は、上記実施形態に係るスペーサ部材2と概ね同じ形状である。しかし、本変形例に係るスペーサ部材20は、上記実施形態に係るスペーサ部材2の円筒部8に相当する部分が、円柱状に形成された円柱部9で構成されている。そして、当該円柱部9の上面には、上方に突出する突出部9aが形成されている。この突出部9aは、被覆部材60をスペーサ部材20の延出端側の部分(図5における上側の部分)に対して固定する固定部として設けられている。
[歯科用骨造成部材の使用方法]
術者は、上記実施形態に係る歯科用骨造成部材1の場合と同様、歯科用インプラントの取り付け対象となる部分の歯槽骨100にフィクスチャー50を固定する。
次に、術者は、歯槽骨100の欠損部、及びスペーサ部材20の外周部分に、骨再生材101を補填し、骨再生材101が、上記欠損部及びスペーサ部材2の外周部分を覆うように配置される被覆部材60の内側に満たされた状態とする。このとき、被覆部材60は、上側の部分が、該被覆部材60に形成された貫通孔60aにスペーサ部材2の突出部9aが嵌まり込むことにより、スペーサ部材2に対して保持される。一方、下側の部分は、締結ピン61によって歯槽骨100に固定される。その後、所定期間(例えば数か月程度)が経過して再生骨102が形成された後、締結ピン61、被覆部材60、スペーサ部材2、が取り外され、スペーサ部材2が取り外された部分に、上記実施形態の場合と同様、アバットメント55及び人工歯56が固定される。
本発明は、人工歯根が固定される歯槽骨の骨量を補うために、該歯槽骨周辺に再生骨を形成するための歯科用骨造成部材として、広く適用することができる。
1,1a 歯科用骨造成部材
2,20 スペーサ部材(スペーサ部)
9a 突出部(固定部)
10 固定部材(固定部)
50 フィクスチャー
52 フィクスチャー基部
60 被覆部材
100 歯槽骨
101 骨再生材
102 再生骨
103 壁部

Claims (6)

  1. 歯科用インプラントが固定される歯槽骨の外側を覆うように配置される被覆部材の内側に再生骨を形成するための歯科用骨造成部材であって、
    前記歯槽骨に埋入された状態の前記歯科用インプラントのフィクスチャーにおける口腔側の部分であるフィクスチャー基部、に取り付けられ、該フィクスチャー基部から口腔側へ延びるように設けられるスペーサ部と、
    前記被覆部材を前記スペーサ部の延出端側の部分に対して固定する固定部と、
    を備え、
    前記再生骨における前記スペーサ部の外側の部分によって、前記フィクスチャー基部から口腔側に延びる壁部が形成されることを特徴とする、歯科用骨造成部材。
  2. 請求項1に記載の歯科用骨造成部材において、
    前記スペーサ部は、前記フィクスチャーに形成された雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有することを特徴とする、歯科用骨造成部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の歯科用骨造成部材において、
    前記スペーサ部としてのスペーサ部材と、
    前記スペーサ部材とは別体に形成され、前記スペーサ部材との間で前記被覆部材を挟んで固定する前記固定部としての固定部材と、
    を備えていることを特徴とする、歯科用骨造成部材。
  4. 請求項3に記載の歯科用骨造成部材において、
    前記固定部材は、前記スペーサ部材に対して螺合するように形成されていることを特徴とする、歯科用骨造成部材。
  5. 請求項4に記載の歯科用骨造成部材において、
    前記スペーサ部材には、雌ネジ部が形成され、
    前記固定部材には、前記スペーサ部材の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部が形成されていることを特徴とする、歯科用骨造成部材。
  6. 請求項5に記載の歯科用骨造成部材において、
    前記スペーサ部材は、円筒状に形成されるとともに前記フィクスチャーと螺合した状態における該スペーサ部材の口腔側の部分として設けられ、口腔側の端面が前記固定部材との間で前記被覆部材を挟んで保持する円筒部、を有していることを特徴とする、歯科用骨造成部材。
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