JP2015027275A - 生食用農作物の殺菌方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 生食用の農作物の殺菌方法を提供すること。
【解決手段】 生食用の農作物を殺菌するための殺菌方法は、微酸性次亜塩素水102を、有効塩素濃度を10〜80ppmに保持しながら室温以上の温度に加熱する工程と、ホール状またはカットした農作物103を加熱した微酸性次亜塩素酸水に浸漬する工程と、微酸性次亜塩素水102を流通させて室温以上の温度および有効塩素濃度の範囲に維持する工程とを含んでいる。また、農作物103は、殺菌により、農作物を培養した場合に水道水による水洗いに比較して一般生菌を少なくとも略1/10〜1/1000に低減している。
【選択図】図1

Description

本発明は、生食用の農作物の殺菌方法に関し、より詳細には、分子状次亜塩素酸を主とした塩素化学種を含有する水を用いた生食用農作物の殺菌方法に関する。
生の野菜や果実を使用する食品としては、サラダ、漬けもの、料理の付け合わせやツマ、サンドイッチ、フルーツサラダ、カットフルーツ、フルーツパフェ、生果汁等少なくない。現在、それらの食品に用いる生の材料は、水で洗浄するだけ、ブランチングあるいは高濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液による殺菌などの方法で処理されることが多い。しかしながら、いずれも殺菌効果が十分でない可能性があり、それらの食品が原因となる食中毒も散見される。
従来の殺菌方法には殺菌が十分でないことの他にもいくつかの問題がある。例えばブランチングは細菌芽胞などの耐熱微生物に対する効果が無い事の他に、風味や食感を劣化する場合もあり、また使用できる対象にも制限がある。次亜塩素酸ナトリウム溶液を用いる方法も、細菌芽胞に対する効果が無い事の他に、有害物質のトリハロメタンを生成したり、異常風味の原因になったり、食感を劣化させることもある。
さらに殺菌方法としては、65℃以上の加熱による方法も知られているものの、食物への影響を避けることができず、またエネルギーコストもかさみ、不適切な取扱いにより作業者が熱傷を負う危険性もある。また、細菌芽胞など、耐熱性の微生物に対しては十分な効果が得られないといった問題があった。
生食用の農作物を殺菌する方法はこれまでも種々知られており、例えば、特開2005−323521号公報(特許文献1)には、50〜90℃の亜塩素酸ナトリウム水溶液に生食用の野菜を数10秒浸漬する方法が記載されている。また、特開2003−404351号公報(特許文献2)には、生野菜をホール状で50〜70℃の温水によって1〜15分間処理した後、ホール状のままで有効塩素濃度が30〜300ppmで且つ温度が25℃以下の次亜塩素酸ナトリウム水溶液または次亜塩素酸水を用いて処理する殺菌方法が記載されている。
特許文献1に記載の方法は、亜塩素酸ナトリウムが毒性を有しているので、摂取する前に充分に洗浄除去しなければならないと言う問題が有り、また排水処理にも手間がかかると言う問題がある。また、特許文献2に記載された方法は、温水で処理することが必要であること、室温付近の次亜塩素酸ナトリウム水溶液や次亜塩素酸水で処理するという複数の工程を施さなければならないこと、摂取する前に野菜類を充分に洗浄しなければならないという問題もある。
近年、有効塩素を含有したpH5.0〜6.5のいわゆる微酸性電解水が注目を集めている。例えば、国際公開第2011/158279号パンフレット、特許第4712915号(特願2011−504069)(特許文献3)には、微酸性電解水の製造装置およびそのために使用することができる電解槽が記載されている。なお、本明細書において、用語「微酸性電解水」とは、食品添加物の規格基準の一部変更、平成24年4月26日、官報号外第96号に規定されるように、pH:5.0〜6.5、有効塩素濃度:10〜80mg/Lの範囲の水溶液を意味する。以下、本明細書において、用語「微酸性電解水」とは、pH5.0〜6.5で、有効塩素濃度が、10〜80mg/Kg(10〜80ppm)の範囲の微酸性次亜塩素酸水のことを意味する。
図2は、特許文献3に記載された微酸性電解水を製造するための電解装置200の概略図である。この図を用いて、微酸性電解水の製造方法について説明する。電解装置200は、電解槽210を備えており、制御装置232により制御が行われている。希釈水は、希釈水流路228に設置された電磁弁220、フロースイッチ221、定流量弁222、チェック弁223を経由して、電解槽210内に設けられた希釈水流路に導入される。
希塩酸は、希塩酸ポンプ225により希塩酸タンク224から所定量吸引されて電解槽210の下部に配設された貯留部へと供給され、圧力および流速が安定化された後、電解槽210の電極スタック212内へと導入される。電極スタック212には、直流電源231から直流電流が印加されており、電極スタック212を成す平板電極の間に流入した希塩酸を電解する。直流電源231から電解槽210への給電電線上には、電流センサー230が設置されており、常時電流値が監視されている。なお、電解水のpHを安定化させる目的で、特開平5−237478号公報に記載されるように、NaCl(塩化ナトリウム)を0.1〜10%希塩酸に添加して使用することもできる。
電解槽210で電解され生成した被電解液は、電解槽210の上部の開口から希釈水流路に排出され、希釈水と混合され、流路229に排出される。流出された被電解液は、流路上に設置されたスタティックミキサー227を通過してさらに均一混合され、微酸性電解水として排出される。
上記のように製造される微酸性電解水は、含塩素組成物の電解により生成された、分子状次亜塩素酸を酸化性生成物として含有しているため、高い酸化能力を有している。この高い酸化能力は、殺菌、除菌、脱臭、脱色、手洗い用、洗顔用などの高機能水として利用されている。
特開2005−323521号公報 特開2003−404351号公報 国際公開第2011/158279号パンフレット
本発明は、生食用の農作物を、農作物の風味を損なうことなく、安全で汎用性が有り、また低コストで効果的に殺菌する殺菌方法を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討を重ねた結果、生食用の農作物を殺菌するために、65℃以下に加熱した微酸性電解水に農作物を浸漬することによって、生食用の農作物の殺菌における問題点を改善できることを見出し、本発明に至ったのである。
本発明によれば、
生食用の農作物を殺菌するための殺菌方法であって、
微酸性次亜塩素酸水を、有効塩素濃度を10〜80ppmに保持しながら室温以上の温度に加熱する工程と、
ホール状またはカットした農作物を加熱した前記微酸性次亜塩素酸水に浸漬する工程と、
前記微酸性次亜塩素酸水を連続注入し、室温以上の温度および前記有効塩素濃度の範囲に維持する工程と
を含む殺菌方法が提供される。
前記浸漬する工程を、殺菌後に前記農作物を培養した場合に水道水による水洗いに比較して一般生菌を少なくとも略1/10、より好ましくは、略1/1000程度に低減するように行うことが好ましい。前記微酸性次亜塩素酸水は、食品添加物とすることができる。
前記室温以上の温度は、50℃〜65℃とすることができ、前記微酸性次亜塩素酸水が、塩化ナトリウムを含む希塩酸を無隔膜電解により製造する工程を含むことが好ましい。
本発明によれば、食用の農作物を、農作物の風味を損なうことなく、安全で汎用性が有り、また低コストで効果的に殺菌する殺菌方法を提供することができる。
生食用農作物の殺菌方法を示した図。 微酸性電解水を製造するための電解装置の概略図。
以下、本発明を、実施形態を用いて説明するが、本発明は、後述する実施形態に限定されるものではない。図1は、本実施形態の殺菌方法を生食用の農作物に適用するための殺菌装置を示す。殺菌装置は、殺菌槽100と、殺菌槽100から殺菌中の農作物があふれ出さないようにすると共に、微酸性電解水を流通させるための蓋101とを含んでいる。
殺菌槽100には、微酸性電解水を流入させるためのインレット105が形成され、蓋101には流入した微酸性電解水をオーバーフローさせるためのアウトレット104が形成されている。なお、蓋101は、取扱性などの点を考慮して、板状の部材ではなく、ステンレスメッシュなどを使用することもできる。ステンレスメッシュなどを用いる場合には、アウトレット104を別に設ける必要は無い。また、微酸性電解水は、それ自体食品添加物なので、オーバーフローさせながら殺菌処理しても、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を使用する場合のように排水処理設備などの用意や水質検査の必要も生じない。
微酸性電解水は、図2に示した製造装置200で製造された後、説明する実施形態では、50℃〜65℃の範囲に加熱された後、インレット105を通して殺菌槽100内に導入される。殺菌槽100内には、生食用の野菜類、果物などが入れられており、野菜類の間を、余裕を持って微酸性電解水102が流通するような密度となるようにされている。
本実施形態に言うところの生食用の農作物としては、葉葱、キュウリ、白菜、生姜、レタス、カイワレ大根、もやし、アルファルファなどのいわゆるスプラウト類、あしたば、キャベツ、水菜、チンゲン菜、菜の花、パセリ、ほうれん草、三つ葉、アスパラガス、セロリ、ズッキーニ、ルッコラ、バジルなどの西洋野菜、ローズマリーなどのハーブ類、タマネギ、ナス、蕪、ゴボウ、サツマイモ、ジャガイモ、大根、にんじん、山芋、レンコン、オクラ、カボチャ、キュウリ、トウモロコシ、トマト、ピーマン、カリフラワー、ブロッコリーといった野菜類を挙げることができる。
また、本実施形態に言うところの果物類としては、アボガド、イチゴ、柿、ミカン、キンカン、かぼす、レモンなどの柑橘類、キウイフルーツ、バナナ、グレープフルーツ、パイナップル、パパイヤ、プルーン、マンゴー、リンゴ、葡萄などを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
上述した農作物は、ホールのまま、または適切なサイズにカットして洗浄することができる。また、殺菌槽100内には攪拌手段を配置することができ、野菜類を痛めない範囲で微酸性電解水を攪拌しながら殺菌処理を施すこともできる。
殺菌時間は、10秒〜5minの範囲で適宜選択することができる。殺菌時間が10秒以下では、充分な殺菌効果を得ることができず、また5min以上殺菌しても殺菌性にはほとんど変化はなく、かえって食感などに悪影響を与えることになるので、好ましくない。また、微酸性電解水の代わりに、また微酸性電解水と適宜混合して、強酸性次亜塩素酸水、中和処理した次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用することができる。
微酸性電解水の代わりにまたは混合して使用することができる分子状次亜塩素酸の水溶液は、酸溶液としてpH4〜pH7の範囲として使用することができる。また混合して使用する場合には、毒性などの観点から過度の洗浄を必要とすることがない範囲の添加量とすることができる。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、以下、本発明について、実施例をもってより具体的に説明する。なお、本発明は後述する実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
<前処理および殺菌処理>
検体としては、量販店の販売品の葉葱を使用した。葉葱は、根部の白色部と緑白色部および先端部を除去し、通常の摂食部分を長さ約40mmに切り揃えた。浸漬中は浮き上がりを防ぐため水面下に押さえ込んだ。水温と有効塩素濃度を一定に維持するために、水は少量をオーバーフローした。微酸性電解水の有効塩素濃度を約30ppm、pH6.0に保持した。対照資料としては未殺菌の前処理品を使用した。
<培養方法>
殺菌処理の終わった試料を一定量採取し、滅菌生理食塩水を加えた後破砕し、濾液を培養に使用した。培養にはJNC社製簡易培地シート「サニ太くん」の一般生菌用および大腸菌群用を使用し、定法通り培養した。菌数は試料1g当たりに換算した。その結果を表1に示す。
表1に示すように、水道水では約1桁の菌数低減であったが、微酸性電解水では3桁の低減が見られた。
<試料の状態>
検体の状態を評価する目的で、60℃で60分殺菌処理を行ったところ、色などの外観に変化は見られなかった。また歯応えも無処理品と差は見られず、また風味にも変化は見られなかった。
(実施例2)
検体として量販店で購入したキュウリを使用した。成枝側と花付側を約5mm厚さで除去し、残部を長さ約50mmの輪切りにし、複数本のキュウリの各部位が均等になるように組み合わせて殺菌槽中に入れ、処理時間を変えたことを除き、実施例1と同様にして培養し、評価を行った。なお、培養の試料は、輪切り試料を約2mm厚さに剥皮し、皮のみを供試した。その結果を表2に示す。
表2に示すように、水道水では細菌数は、2桁の低減であったが微酸性電解水では細菌数は、4桁弱の低減が見られ、また風味にも変化は見られなかった。
<試料の状態>
殺菌処理は、60℃、5minまでは外観、食感とも未処理試料との差は見られなかったが、60℃、5minを超えると未処理試料に比較して食感が悪くなった。
(実施例3)
検体としては量販店で4分割した販売品を購入した白菜を使用した。白菜は、外葉と、芯とを除去し、残部を約2cm四方に裁断し、全体を混合して検体とした。処理時間を変えたことを除き、実施例1と同様にして殺菌処理を適用し、培養を行った。その結果を表3に示す。
表2に示すように、水道水では細菌数は、2桁の低減であったが微酸性電解水では細菌数は、3桁以上の低減が見られ、また風味にも変化は見られなかった。
<試料の状態>
殺菌処理は、60℃、60sまでは外観や歯触りに顕著な変化は見られなかったが処理時間を180sとしたところ、検体に「しなり」が目立つようになった。
(実施例4)
検体として、量販店の販売品のイチゴを購入し、ヘタ付のまま丸ごと使用した。浸漬中は浮き上がりを防ぐため水面下に押さえ込んだ。水温と有効塩素濃度を一定に維持するために、水は少量をオーバーフローした。微酸性電解水の有効塩素濃度を25ppm、pH6.1に維持した。対照試料として未殺菌の苺を丸ごと使用した。殺菌処理の温度を50℃とし、処理時間を5minとしたことを除き、その他は実施例1と同様にして評価を行った。その結果を表4に示す。
表4に示すように、水道水では細菌数は、2桁の低減であったが微酸性電解水では細菌数は、3桁以上の低減が見られ、また風味にも変化は見られなかった。
<試料の状態>
傷の無い果実では、50℃、5minの処理でも外観や味に顕著な変化は見られなかった。
(実施例5)
量販店から購入した生姜を、枝を外し、土汚れや軟腐部を除去した後に検体とした。浸漬中は浮き上がりを防ぐため水面下に押さえ込んだ。水温と有効塩素濃度を一定に維持するために、水は少量をオーバーフローさせた。微酸性電解水の有効塩素濃度を28ppm、pHを5.9に維持し、処理温度を55℃、60℃、65℃で変化させ、処理時間を5minとしたことを除き、実施例1と同様に評価を行った。
なお、培養評価においては、生姜汁の細菌増殖抑制作用を避けるために、滅菌生理食塩水で十倍に希釈したものを原液として培養に用い、表5中、コロニーが発生しなかったものは「<10」として示した。その結果を表5に示す。
微酸性電解水による殺菌処理では、55℃、5minの処理で大腸菌群はほぼ消滅し、生姜自体の細菌増殖作用による影響を考慮したとしても、60℃、5minの結果を見ると、一般生菌数について少なくとも約1/10にまで低減する低減効果が確認された。また温度を上げることによって殺菌効果も高くなることが示された。
<試料の状態>
65℃、5minの処理でも、外観に全く変化は無く、風味の変化も見られなかった。
(実施例6)
量販店で購入した玉レタスを使用し、外葉と芯を除去し、リーフ状にした後、約4cm四方に裁断し、全体を混合したものを検体とした。浸漬中は浮き上がりを防ぐため水面下に押さえ込んだ。水温と有効塩素濃度を一定に維持するために、水は少量をオーバーフローした。微酸性電解水を、有効塩素濃度を25ppm、pH5.8に保持したことを除き、実施例1と同様にして評価を行った。その結果を表6に示す。
水道水処理では細菌数は、2桁の菌数低減が見られた。一方、微酸性電解水による殺菌処理では、3桁を超える細菌低減効果があった。また検体の風味には変化は無かった。
<試料の状態>
殺菌処理時間は、60℃、30sまでは外観や歯触りに顕著な変化は見られなかったが処理時間を60sとしたところ、検体にやや「しおれ」が見られた。
以上、説明したように、本発明によれば、生食用の農作物を、農作物の風味を損なうことなく、安全で汎用性が有り、また低コストで効果的に殺菌する殺菌方法を提供することができる。
100‥殺菌槽、101‥蓋、102‥微酸性電解水、103‥農作物(葉葱)、104‥アウトレット、105‥インレット、200‥電解装置、210‥電解槽、212‥電極スタック、220‥電磁弁、221‥フロースイッチ、222‥定流量弁、223‥チェック弁、224‥希塩酸タンク、225‥希塩酸ポンプ、227‥スタティックミキサー、228‥希釈水流路、229‥流路、230‥電流センサー、231‥直流電源、232‥制御装置

Claims (6)

  1. 生食用の農作物を殺菌するための殺菌方法であって、
    微酸性次亜塩素酸水を、有効塩素濃度を10〜80ppmに保持しながら室温以上の温度に加熱する工程と、
    ホール状またはカットした農作物を加熱した前記微酸性次亜塩素酸水に浸漬する工程と、
    前記微酸性次亜塩素酸水を連続注入し、室温以上の温度および前記有効塩素濃度の範囲に維持する工程と
    を含む殺菌方法。
  2. 前記浸漬する工程を、殺菌後に前記農作物を培養した場合に水道水による水洗いに比較して一般生菌を少なくとも略1/10まで低減するように行う、請求項1に記載の殺菌方法。
  3. 前記浸漬する工程を、殺菌後に前記農作物を培養した場合に水道水による水洗いに比較して一般生菌を少なくとも略1/1000まで低減するように行う、請求項1に記載の殺菌方法。
  4. 前記微酸性次亜塩素酸水は、食品添加物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の殺菌方法。
  5. 前記室温以上の温度は、50℃〜65℃である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の殺菌方法。
  6. 前記微酸性次亜塩素酸水が、塩化ナトリウムを含む希塩酸を無隔膜電解により製造する工程を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の殺菌方法。
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