JP2015026273A - 電源制御装置、及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が任意のタイミングで、周辺機器の再起動をする。【解決手段】電源制御装置は、電源部と、複数の接続部と、スイッチ部と、制御部と、を備える。前記電源部は、電力を供給する。前記複数の接続部は、周辺機器を接続可能となっている。前記スイッチ部は、前記電源部と、前記接続部の各々との間に設けられる。前記制御部は、前記スイッチ部を選択的に制御することで、前記接続部に接続された前記周辺機器の各々を個別に再起動させる。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、電源制御装置、及び情報処理装置に関する。
従来、POS端末などの情報処理装置には、表示器、プリンタ、補助記憶装置、タッチパネルなどの多くの周辺機器が接続されている。これらの周辺機器の一部にエラーが発生した場合に、使用できなくなることがある。このような場合、POS端末を再起動させることで、使用可能な状態に復帰している。
しかしながら、上記の従来技術では、エラーが発生した周辺機器以外についても再起動を行うことになるため、再起動に時間を要する等、効率化の観点において改善の余地がある。
本発明が解決しようとする課題は、周辺機器の再起動を効率的に行うことが可能な電源制御装置、及び情報処理装置を提供することである。
実施形態の電源制御装置は、電源部と、複数の接続部と、スイッチ部と、制御部と、を備える。前記電源部は、電力を供給する。前記複数の接続部は、周辺機器を接続可能となっている。前記スイッチ部は、前記電源部と、前記接続部の各々との間に設けられる。前記制御部は、前記スイッチ部を選択的に制御することで、前記接続部に接続された前記周辺機器の各々を個別に再起動させる。
図1は、第1の実施形態にかかるPOS端末を示す外観斜視図である。 図2は、POS端末の電源制御に係る回路構成の一例を示すブロック図である。 図3は、電力操作画面の一例を示す説明図である。 図4は、電源制御回路の回路構成の一例を示す回路図である。 図5は、POS端末のCPUが実行する再起動処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、第2の実施形態に係るPOS端末の回路構成の一例を示すブロック図である。 図7は、POS端末のスーパーI/Oが実行する再起動処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係る情報処理装置の最良な実施形態を詳細に説明する。また、本実施形態は、情報処理装置としてPOS(Point Of Sale)端末1を適用した例である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかるPOS端末1を示す外観斜視図である。図1に示すように、情報処理装置であるPOS端末1の本体10は、ドロワ2の上に載置されており、ドロワ2の引出し3の開放動作を制御することができる。本体10の上面右側にはキーボード4と、表示部としてのオペレータ用表示器5とが配列され、上面左側にはプリンタ6が配列される。キーボード4の右側には、カードリーダ9を有し、非現金決済に用いるカードが挿入されてスライド操作されることにより、そのカードに記録されているデータを読み取る。オペレータ用表示器5は、一例として、液晶ディスプレイ装置である。POS端末1の上面後方には、客用表示器7が設けられている。また、POS端末1には、商品の情報を読み取る読取装置であるバーコードスキャナ11を有する。なお、商品情報の読み取りは、物品を撮像した画像データから当該物品の特徴量を抽出し、予め用意された照合用のデータ(特徴量)と比較して当該物品の種別等を認識(検出)する一般物体認識でもよい。
上述の構成において、POS端末1は、バーコードスキャナ11で商品情報を読み取り、キーボード4等を用いて商品を登録することで売上登録処理を行う。
また、本体10の内部には、チップセット100と、電源回路200と、電源制御回路300とを備える。そして、電源制御回路300は、カードリーダ9や、プリンタ6や、バーコードスキャナ11などの周辺機器と接続される。図2は、POS端末1の電源制御に係る回路構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、POS端末1は、チップセット100と、電源制御線110と、電源回路200と、電源線210と、電源制御回路300と、インタフェース310と、カードリーダ9と、プリンタ6と、バーコードスキャナ11とを備える。
チップセット100は、複数の集積回路の集合体であり、CPU101を備える。集積回路は、POS端末1のインタフェース310を制御する回路などである。POS端末1は、複数のインタフェース310に周辺機器を接続することで、複数の周辺機器が使用可能となる。
CPU101は、POS端末1の全体を制御する。制御部であるCPU101は、電源制御線110から電源制御信号を出力して電源制御回路300を制御する。具体的には、CPU101は、電力を周辺機器に供給する場合に、電源制御信号をHighにして電源制御回路300へ出力する。また、CPU101は、周辺機器への電力を停止する場合に、電源制御信号をLowにして電源制御回路300へ出力する。電源制御回路300は、入力された電源制御信号に応じて周辺機器への電力供給を切り替える。更に、CPU101は、電源制御信号をLowにした後、所定時間経過後に電源制御信号をHighにすることにより周辺機器を再起動する。
オペレータが再起動の操作をした場合、又は割り込み信号の入力などがあった場合に、CPU101は、電力の供給を制御して周辺機器を再起動させる。また、全ての電源制御信号を制御することにより、CPU101は、一度に全ての周辺機器を再起動させることが可能である。
また、CPU101は、オペレータ用表示器5に、周辺機器への電力供給を操作して再起動させるための電力操作画面G1を表示させる。オペレータは、電力操作画面G1を介して周辺機器への電力供給を操作する。ここで、図3は、電力操作画面G1の一例を示す説明図である。電力操作画面G1は、個別再起動ボタンB1と、全体再起動ボタンB2とを備える。個別再起動ボタンB1は、各周辺機器を個別に再起動させるボタンである。全体再起動ボタンB2は、全ての周辺機器を一度に再起動させるボタンである。
CPU101は、個別再起動ボタンB1、又は全体再起動ボタンB2の操作を受け付けると、指定された周辺機器、又は全ての周辺機器を再起動する。これにより、オペレータが選択した個別再起動ボタンB1、又は全体再起動ボタンB2に応じて、CPU101は、個々、又は全ての周辺機器を任意のタイミングで再起動させることが可能となる。
なお、電力操作画面G1は、各周辺機器の電力の遮断(オフ)と、供給(オン)とを設定するボタンを備えてもよい。これにより、使用しない周辺機器の電力供給を遮断することで、消費電力の低減を図ることが可能となる。
電源部である電源回路200は、POS端末1と、POS端末1に接続されている各種周辺機器と、が使用する電力を供給する回路である。電源回路200は、電源線210を介して電源制御回路300に電力を出力する。
電源制御回路300は、CPU101からの電源制御信号に基づいて周辺機器への電力供給を制御する。更に詳しくは、スイッチ部である電源制御回路300は、周辺機器へ電力の供給をするか否かを切り替えるスイッチング回路である。電源制御回路300は、電源回路200と周辺機器を接続する各インタフェース310との間にそれぞれ設けられる。図2に示すように、接続部であるインタフェース310は、周辺機器が接続可能となっており、複数備えられる。電源制御回路300は、電力を供給するか否かを制御した後の電力をインタフェース310に接続する。周辺機器は、インタフェース310に接続することで電力を得る。ここで、図4は、電源制御回路300の回路構成の一例を示す回路図である。
電源制御回路300は、例えば、NチャンネルのMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)などのトランジスタ301により構成される。トランジスタ301のゲートは、チップセット100からの電源制御線110を接続する。トランジスタ301のドレインは、電源回路200からの電源線210と、周辺機器へのインタフェース310とを接続する。トランジスタ301のソースは、グランド302を接続する。
トランジスタ301のゲートに、電源制御線110を介してHighの電力制御信号が入力されると、電源制御回路300は、周辺機器に電力を供給する。具体的には、電源制御線110が接続されているゲートにHighが入力されると、電流は、電源線210が接続されているドレインから、グランド302が接続されているソースへ流れる。それに伴い、電流は、周辺機器へ流れて電力が供給されることとなる。
次に、第1の実施形態のPOS端末1が実行する再起動処理について説明する。図5は、POS端末1のCPU101が実行する再起動処理の流れを示すフローチャートである。
CPU101は、ユーザの操作により電力操作画面G1を表示する(ステップS11)。CPU101は、個別再起動ボタンB1、又は全体再起動ボタンB2が押下されるか否かを判定する。個別再起動ボタンB1、又は全体再起動ボタンB2が押下されない場合に(ステップS12;No)、CPU101は、待機する。個別再起動ボタンB1、又は全体再起動ボタンB2が押下された場合に(ステップS12;Yes)、CPU101は、押下されたボタンに対応する周辺機器が接続されている電源制御回路300の電力制御信号をLowにする(ステップS13)。
電力制御信号をLowにされた、電源制御回路300は、接続されている周辺機器の電力供給を停止する(ステップS14)。次いで、CPU101は、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS15)。所定の時間が経過していない場合に(ステップS15;No)、CPU101は、待機する。
所定の時間が経過した場合に(ステップS15;Yes)、CPU101は、電源制御回路300の電力制御信号をHighにする(ステップS16)。電力制御信号がHighになった電源制御回路300は、接続されている周辺機器の電力供給を再開する(ステップS17)。
このように、第1の実施形態のPOS端末1によれば、POS端末1に接続された各周辺機器を個別に、又は全周辺機器を一度に再起動することができる。これにより、オペレータは、POS端末1自体を再起動させることなく、任意のタイミングで所望の周辺機器を使用可能な状態に復帰させることができる。
なお、CPU101は、周辺機器の仕様などに応じて、周辺機器を再起動させる際に、チップセット100を再起動させてもよい。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係るPOS端末1Aの回路構成の一例を示すブロック図である。POS端末1Aの回路構成は、スーパーI/O400が割り込み信号線410を介して電源制御回路300Aに接続されている点で、第1の実施形態と異なる。
ここで、スーパーI/O400は、低速のインタフェース310などを制御する集積回路である。具体的には、スーパーI/O400は、COM、RS232C、PS/2、UART、及びウォッチドックタイマーなどを制御する機能を備える。
スーパーI/O400は、割り込み信号線410を介して電源制御回路300Aと接続する。検知部であるスーパーI/O400は、周辺機器から応答がされなくなった場合や、周辺機器からエラー応答があった場合などの障害を検知する。障害を検知すると、スーパーI/O400は、割り込み信号線410から割り込み信号と識別情報とを出力する。例えば、スーパーI/O400は、周辺機器の生存確認を図示しない信号線を介して定期的に行い、応答の断絶時間が所定の閾値を超えると、割り込み信号と識別情報とを出力する。
制御部であるスーパーI/O400は、割り込み信号と識別情報とを出力した後、所定時間経過後に再度、割り込み信号と識別情報とを出力する。これにより、スーパーI/O400は、電源制御回路300Aを制御して周辺機器を再起動させる。
識別情報とは、割り込み信号が送信された相手を指定する情報である。割り込み信号を出力する際に相手を指定する識別情報を送信することで、電源制御回路300Aは、自身に対する割り込み信号であるか否かを判定する。なお、識別情報は、単体を指定するものであってもよいし、全体を指定するものであってもよい。
電源制御回路300Aは、識別情報から自身が指定されているか否かを判定する機能を有している。自身が指定された識別情報と割り込み信号とを受信した場合に、電源制御回路300Aは、周辺機器への電力供給を停止する。その後、電源制御回路300Aは、自身が指定された識別情報と割り込み信号とを受信した場合に、周辺機器への電力供給を開始する。これにより、電源制御回路300Aは、接続されている周辺機器を再起動させる。一方、自身が指定された識別情報と割り込み信号とではないと判定した場合に、電源制御回路300Aは、識別情報と割り込み信号とを無視する。
次に、第2の実施形態にかかるPOS端末1AのスーパーI/O400が実行する再起動処理について説明する。図7は、POS端末1AのスーパーI/O400が実行する再起動処理の流れを示すフローチャートである。
スーパーI/O400は、エラー応答を受信する(ステップS21)。スーパーI/O400は、割り込み信号と、識別情報とを出力する(ステップS22)。
自身が指定された識別情報と割り込み信号とを受信した電源制御回路300Aは、接続されている周辺機器の電力供給を停止する(ステップS23)。次いで、スーパーI/O400は、所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS24)。所定の時間が経過していない場合に(ステップS24;No)、スーパーI/O400は、待機する。
所定の時間が経過した場合に(ステップS24;Yes)、スーパーI/O400は、割り込み信号と、識別情報とを出力する(ステップS25)。自身が指定された識別情報と割り込み信号とを受信した電源制御回路300Aは、接続されている周辺機器の電力供給を再開する(ステップS26)。
このように、第2の実施形態のPOS端末1Aによれば、エラー応答や、応答をしない周辺機器を自動的に再起動することが可能となる。
以上のように、スーパーI/O400は、識別情報と割り込み信号とを用いて、電源制御回路300Aを制御する。電源制御回路300Aは、電源制御信号により周辺機器への電力の供給を遮断する。これにより、使用者は、任意のタイミングで、周辺機器を再起動することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、上記実施形態では、電力操作画面G1で指定された場合、又はスーパーI/O400から入力があった場合に、周辺機器を再起動している。周辺機器を再起動させるタイミングはこれに限らない。例えば、CPU101は、POS端末1を再起動する際に、周辺機器を再起動させてもよい。この場合には、ユーザによってPOS端末1の再起動をする操作をされた場合に、CPU101は、一部または全ての電源制御信号をLowにして、所定時間経過後に電源制御信号をHighにすればよい。
なお、上記実施形態では、電源制御回路300は、NチャンネルのMOSFETにより構成されていると説明している。しかし、電源制御回路300は、他のスイッチング回路やスイッチ回路であってもよい。例えば、電源制御回路300は、PチャンネルのMOSFETや、バイポーラトランジスタや、電界効果トランジスタなどであってもよい。
なお、上記実施形態では、スーパーI/O400は、電源制御回路300Aに識別情報と割り込み信号とを出力している。識別情報と割り込み信号とは、チップセット100Aに出力してもよい。この場合には、チップセット100Aは、識別情報に対応する電源制御回路300Aに接続される電力制御信号を制御すればよい。電力制御信号を制御することでチップセット100Aは、周辺機器を再起動させることが可能となる。
100 チップセット
101 CPU
200 電源回路
300 電源制御回路
310 インタフェース
400 スーパーI/O
G1 電力操作画面
特開2008−140072号公報

Claims (6)

  1. 電力を供給する電源部と、
    周辺機器を接続可能な複数の接続部と、
    前記電源部と、前記接続部の各々との間に設けられたスイッチ部と、
    前記スイッチ部を選択的に制御することで、前記接続部に接続された前記周辺機器の各々を個別に再起動させる制御部と、
    を備える電源制御装置。
  2. 前記制御部は、再起動の対象となる前記周辺機器を選択させるための操作画面を表示部に表示し、当該操作画面から選択された周辺機器を再起動させる、
    請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記制御部は、接続されている全ての周辺機器を一度に再起動させる、
    請求項1または2に記載の電源制御装置。
  4. 前記接続部に接続された前記周辺機器の障害を検知する検知部を更に備え、
    前記制御部は、前記検知部が障害を検知した前記周辺機器を再起動させる、
    請求項1ないし3の何れか一項に記載の電源制御装置。
  5. 前記制御部は、前記電源部から前記周辺機器への電力供給を停止するよう前記スイッチ部を切り替えた後、当該電力供給を開始するよう前記スイッチ部を切り替えることで前記周辺機器を再起動させる、
    請求項1ないし4の何れか一項に記載の電源制御装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の電源制御装置を備えた情報処理装置。
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