JP2015025775A - 通電試験システム、通電試験装置および通電試験方法 - Google Patents

通電試験システム、通電試験装置および通電試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発電機変流器の通電試験における利便性および安全性を向上させる通電試験システムを提供する。
【解決手段】通電試験システムは、1本の芯線が一端から他端まで複数回数往復してなる多芯化ケーブル5を発電機変流器2の一次側の鉄心に貫通させ、複数の芯線を連環接続させることにより、試験用電線3を発電機変流器2の一次側に複数回巻きつけた状態と同様な状態とし、この状態で電圧電流発生器4から発電機変流器の通電試験を行うための電流を試験用電線3の両端から印加し、計測機器20により発電機変流器2の二次側に派生する電流位相を測定し、発電機変流器2や周辺回路の健全性を確認する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、通電試験システム、通電試験装置および通電試験方法に関する。
従来、発電機CT(Current Transformer:変流器)の鉄心の一次側通電試験を行うに当たり、図13に示すように、発電機母線1を貫通させた発電機CT2の鉄心の一次側に試験用電線3を貫通させて巻きつける。そして、電圧電流発生器4から試験用電線3に電流を印加して、発電機CT2の鉄心の二次側に発生する電流位相を計測機器20により測定する。このようにして、発電機CT及び周辺回路の健全性を確認している。
特開2010−122029号公報
しかし、発電機CTはCT比(変流比)が大きいため、CTの一次側から印加できる最大電流を印加しても、二次側に発生する電流値は、計測機器では判定できないほどの微弱な値となってしまう。このため、発電機CTの鉄心の一次側に試験用電線を数回にわたって、場合によっては数十回にわたって巻きつけることで一次側に流れる電流を増幅させた上で、CT二次側に発生する電流を測定する必要があった。
しかし、発電機CTの鉄心の一次側に試験用電線を複数回巻きつける作業を行うためには多大な手間を要する。また、この作業は高所での作業となるので、安全性が低いだけでなく、感電事故等を引き起こす可能性が高かった。
本発明が解決しようとする課題は、発電機CTの通電試験における利便性および安全性を向上させることが可能な通電試験システム、通電試験装置および通電試験方法を提供することにある。
実施形態における通電試験システムは、1本の芯線が一端から他端まで複数回数往復してなる多芯化ケーブルを変流器の一次側の鉄心に貫通させて連環させた状態で、変流器の通電試験を行うための電流を多芯化ケーブルに印加する印加部をもつ。
本発明によれば、発電機CTの通電試験における発電機CTの通電試験における利便性および安全性を向上させることができる。
第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの構成例を示す図。 第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの通電試験装置の外観の一例を示す図。 第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの発電機CTに対する通電試験装置の取り付け形態の一例を示す図。 第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの構成例を示す図。 第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの配線図の一例を示す図。 第2の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの通電試験装置の外観の一例を示す図。 第2の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの配線図の一例を示す図。 第2の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの接点の切り替えの形態の一例を表形式で示す図。 第3の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルのコネクタの接続形態の一例を示す断面図。 第3の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの一例を示す図。 第4の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの通電試験装置の外観の一例を示す図。 第4の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの通電試験装置のランプ回路の構成例を示す図。 従来の発電機CT一次通電試験システムの構成例を示す図。
以下、各実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムは、発電機母線1、発電機CT(変流器)の鉄心2、印加部としての電圧電流発生器4、多芯化ケーブル5、通電試験装置10、計測機器20を有する。以下、発電機CTの鉄心を単に発電機CTと称することがある。
発電機CT2は、発電機母線1の複数箇所のそれぞれに取り付けられる。
発電機CT2の中空部の一次側には、芯線としての試験用電線3を複数回数往復させてなる多芯化ケーブル5を貫通させて、発電機CT2と多芯化ケーブル5とを連環させることができる。
多芯化ケーブル5を発電機CT2の一次側に連環させることにより、試験用電線3を発電機CT2の一次側に複数回巻きつけた状態と同様の状態となる。
多芯化ケーブル5の一部は通電試験装置10に組み込まれている。
多芯化ケーブル5をなす試験用電線3には、電圧電流発生器4を電気的に接続することができる。この接続した試験用電線3には、電圧電流発生器4により試験用の電流を印加することができる。
この試験用の電流を試験用電線3に印加した状態で、計測機器20は、発電機CT2の二次側に発生する電流位相を測定することができる。この測定結果により、発電機CT2や周辺の回路の健全性を確認することができる。
図2は、第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの通電試験装置の外観の一例を示す図である。
図3は、第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの発電機CTに対する通電試験装置の取り付け形態の一例を示す図である。
図2や図3に示すように、多芯化ケーブル5では、発電機CT2に連環できるように、試験用電線3の端子としての2つのコネクタ同士を着脱できるようになっている。
多芯化ケーブル5のコネクタの一方は、通電試験装置10側に組み込まれている。このコネクタに対して多芯化ケーブル5の他方のコネクタ5aを着脱する事で、リング状のケーブルとして発電機CT2の一次側に連環させたり、発電機CT2の一次側から取り外したりすることができる。
これらのコネクタを接続した多芯化ケーブル5が発電機CT2に連環された状態では、この多芯化ケーブル5をなす発電機CT2を通る試験用電線3の本数に応じた巻き数の試験用電線3を発電機CT2に巻きつけた状態と同じ状態となる。
また、図2に示すように、通電試験装置10の筐体における多芯化ケーブル5をなす試験用電線3の一端の近傍と他端の近傍のそれぞれには、スライド式のスイッチ10aが設けられる。
また、通電試験装置10におけるスイッチ10aの近傍には、多芯化ケーブル5の一端および他端のそれぞれと電圧電流発生器4とを接続するための接続端子10bが設けられる。
スライド式のスイッチ10aは、近傍にある多芯化ケーブル5側と接続端子10b側との間でスライドさせることができる。
スイッチ10aを多芯化ケーブル5側にスライドさせている場合は、近傍にある試験用電線3の端部と接続端子10bとは電気的に接続されない。
一方、スイッチ10aを接続端子10b側にスライドさせている場合は、近傍にある試験用電線3の端部と接続端子10bとが電気的に接続される。
接続端子10bには、この接続端子10bと電圧電流発生器4の図示しない電流電圧出力端子とを電気的に接続するための接続ケーブル10cを取り付けることができる。
つまり、多芯化ケーブル5をなす試験用電線3の端部のスイッチ10aを近傍にある接続端子10b側にそれぞれスライドさせて、試験用電線3の端部と接続端子10bとを電気的に接続した状態で、この接続端子10bを接続ケーブル10cを介して電圧電流発生器4の電流電圧端子に接続する事ができる。
この接続した状態で、電圧電流発生器4に対して試験用の電流電圧印加のための操作がなされると、電流電圧端子から多芯化ケーブル5に電流電圧印加がなされる。
図4は、第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの構成例を示す図である。
図4に示すように、多芯化ケーブル5はフラットケーブルであり、この多芯化ケーブル5の断面は、複数の試験用電線3が束ねられて、それぞれが被覆5bに覆われた形状となっている。多芯化ケーブル5をフラットケーブルとすれば、発電機CT2の中空部における発電機母線1の占有割合が大きいために、多芯化ケーブル5を貫通させるためのスペースが狭くても、このスペースに多芯化ケーブル5を容易に貫通させることができる。
図5は、第1の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの配線図の一例を示す図である。
前述したコネクタ同士を接続して発電機CT2に連環させた多芯化ケーブル5は、図5に示すように、電圧電流発生器4の印加電流の正極側からみて、*1、*2、*3、…、*20、印加電流の負極側の順で電気的に接続される。この多芯化ケーブル5は、一本の試験用電線3が一端から他端までにかけて発電機CT2の一次側に複数回数、ここでは20回にわたって巻回される状態と同じ状態となるように構成されている。
以上説明したように、第1の実施形態では、試験用電線3を複数回数往復させてなる多芯化ケーブル5を発電機CT2の一次側に貫通させて連環させる構成としたので、試験用電線3を発電機CT2の一次側に複数回数巻きつけた状態と同じ状態とすることができる。
よって、試験用電線3を発電機CT2に数回ないし数十回巻きつける作業が不要になり、発電機CT2の一次側へ試験用電線を容易に取り付けることが可能となる。これにより、発電機CTの通電試験における発電機CTの通電試験における利便性および安全性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態において、第1の実施形態で説明した部分と同一の部分の詳細な説明は省略する。
図6は、第2の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの通電試験装置の外観の一例を示す図である。
図6に示すように、第2の実施形態では、第1の実施形態と比較して、通電試験装置10の筐体に切り替えスイッチ6aがさらに設けられる。この切り替えスイッチ6aは、発電機CT2のCT比率の計測環境を変更したい場合に応じて、多芯化ケーブル5における接点の切り替えを行うことで、多芯化ケーブル5の実効巻線数を切り替えるためのスイッチである。
この実効巻線数とは、多芯化ケーブル5を発電機CT2に連環させた状態での多芯化ケーブル5をなす試験用電線3のうち電流が流れる部分が発電機CTを通過する数である。
図7は、第2の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの配線図の一例を示す図である。
図7に示すように、第2の実施形態では、多芯化ケーブル5内には、試験用電線3の一部を選択的に短絡又は開放するための接点61,62,63,64,65,66,67,68が設けられて、回路切替部6を構成している。この多芯化ケーブル5の実効巻線数は1巻、5巻、10巻、20巻のいずれかに切り替え可能である。
具体的には、電圧電流発生器4の印加電流の正極側から*1にかけて接点67,68が設けられる。
また、*10と*11との間に接点66が設けられ、この接点66の近傍に接点65が設けられる。
また、*15と*16との間に接点64が設けられ、この接点64の近傍に接点63が設けられる。
また、*19と*20との間に接点62が設けられ、この接点62の近傍に接点61が設けられる。
接点67,65,63,61は常に電気的に接続される。
第2の実施形態では、切り替えスイッチ6aを通電試験装置10の筐体の「1」側、「5」側、「10」側、「20」側(図6参照)に合わせる様に操作する事で、接点67,68の間、接点65,66の間、接点63,64の間、接点61,62の間のいずれか1つの組の接点を短絡して他の組の接点を開放することができる。
図8は、第2の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの接点の切り替えの形態の一例を表形式で示す図である。
多芯化ケーブル5の実効巻線数の切り替えの第1の例について説明する。
切り替えスイッチ6aを通電試験装置10の筐体の「1」側(図6参照)に合わせる様に操作すると、図8に示すように、接点61,62の間を短絡(ON)させて、他の接点を開放(OFF)させることができる。この状態では、印加電流の正極側と負極側との間は、印加電流の正極側、接点67,65,63,61,62,*20、印加電流の負極側の順で電気的に接続され、*1〜*19の間は試験用電流が流れなくなる。
この結果、多芯化ケーブル5の実効巻線数は1巻となり、この多芯化ケーブル5を発電機CT2の一次側に連環させた状態では、試験用電線3を発電機CT2の一次側に1回巻きつけた状態と同様の状態となる。
実効巻線数の切り替えの第2の例について説明する。
切り替えスイッチ6aを通電試験装置10の筐体の「5」側(図6参照)に合わせる様に操作すると、図8に示すように、接点63,64の間を短絡(ON)させて、他の接点を開放(OFF)させることができる。この状態では、印加電流の正極側と負極側との間は、印加電流の正極側、接点67,65,63,64,*16〜*19,接点62,*20、印加電流の負極側の順で電気的に接続され、*1〜*15の間は試験用電流が流れなくなる。
この結果、多芯化ケーブル5の実効巻線数は5巻となり、この多芯化ケーブル5を発電機CT2の一次側に連環させた状態では、試験用電線3を発電機CT2の一次側に5回巻きつけた状態と同様の状態となる。
実効巻線数の切り替えの第3の例について説明する。
切り替えスイッチ6aを通電試験装置10の筐体の「10」側(図6参照)に合わせる様に操作すると、図8に示すように、接点65,66の間を短絡(ON)させて、他の接点を開放(OFF)させることができる。この状態では、印加電流の正極側と負極側との間は、印加電流の正極側、接点67,65,66,*11〜*15,接点64,*16〜*19,接点62,*20、印加電流の負極側の順で電気的に接続され、*1〜*10の間は試験用電流が流れなくなる。
この結果、多芯化ケーブル5の実効巻線数は10巻となり、この多芯化ケーブル5を発電機CT2の一次側に連環させた状態では、試験用電線3を発電機CT2の一次側に10回巻きつけた状態と同様の状態となる。
実効巻線数の切り替えの第4の例について説明する。
切り替えスイッチ6aを通電試験装置10の筐体の「20」側(図6参照)に合わせる様に操作すると、図8に示すように、接点67,68の間を短絡(ON)させて、他の接点を開放(OFF)させることができる。この状態では、印加電流の正極側と負極側との間は、印加電流の正極側、接点67,68,*1〜*10,接点66,*11〜*15,接点64,*16〜*19,接点62,*20、印加電流の負極側の順で電気的に接続され、*1〜*20の間に試験用電流が流れる。
この結果、多芯化ケーブル5の実効巻線数は20巻となり、この多芯化ケーブル5を発電機CT2の一次側に連環させた状態では、試験用電線3を発電機CT2の一次側に20回巻きつけた状態と同様の状態となる。
このように、第2の実施形態では、スイッチ6aの切り替えにより発電機CT2の一次側への多芯化ケーブル5の実効巻数を容易に選択する事ができるので、実効巻数に応じて多芯化ケーブル5を複数種類用意したり、試験用電線3を巻きなおしたりする必要なしに、CT比率の計測環境を変更することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
図9は、第3の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルのコネクタの接続形態の一例を示す断面図である。
図10は、第3の実施形態における発電機CT一次通電試験システムで用いる多芯化ケーブルの一例を示す図である。
図9に示すように、多芯化ケーブル5の一方および他方のコネクタは、階段状に加工された絶縁体12を基材として、この絶縁体12の各段の面に導電体13が取り付けられる。一方のコネクタの導電体13における他方のコネクタの導電体13に対する面は凹凸状に加工されている。互いのコネクタは、導電体13同士を係合させることで電気的に接続される、これら係合された導電体13は多芯化ケーブル5の試験用電線3となる。
また、一方のコネクタの絶縁体12には凸部15aが設けられており、この凸部15aを他方のコネクタの絶縁体12に設けられる凹部15bに組み合わせることができる。これにより、接続したコネクタ同士を接続した状態で互いに固定することができる。
また、第3の実施形態では、図9に示すように、一方のコネクタの絶縁体12と導電体13との間にスプリング14が設けられている。このスプリング14を設けたコネクタを他方のコネクタに接続すると、スプリング14の弾力により、スプリング14を設けない場合と比較して、導電体13の接続面同士をより確実に電気的に接続することができる。これにより、導電体13同士を、接触抵抗を低減させて組み合わせて多芯化ケーブル5の試験用電線3を構成することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。
図11は、第4の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの通電試験装置の外観の一例を示す図である。
図12は、第4の実施形態における発電機CT一次通電試験システムの通電試験装置のランプ回路の構成例を示す図である。
図11に示すように、第4の実施形態では、通電試験装置10の筐体に電池30、電源スイッチ31、電流印加方向表示器(ランプ)34a,34bが設けられる。
また、図12に示すように、通電試験装置10には、多芯化ケーブル5の試験用電線3に対する電流印加方向を検出または表示させるための表示用回路(ランプ回路)が組み込まれる。
この表示用回路の電池30の正極側には電源スイッチ31が接続される。この電源スイッチ31は表示用回路の電源をON/OFFするためのスイッチであり、電流印加方向検出器32に接続される。この表示用回路の電池30は交換可能である。
電流印加方向検出器32は、電圧電流発生器4から多芯化ケーブル5の試験用電線3に対する電流印加方向を検出する。電流印加方向検出器32には、電流印加方向表示器34a,34bが接続される。電流印加方向表示器34a,34bは電池30の負極側に接続される。つまり、電流印加方向表示器34a,34bは電池30で駆動する。
電源スイッチ31がON状態のときに、多芯化ケーブル5の試験用電線3に対する電流印加方向が第1の方向であることを電流印加方向検出器32が検出した場合には、電流印加方向検出器32は、電流印加方向表示器34aを点灯させて電流印加方向表示器34bを消灯させる。ここでは、第1の方向とは、発電機CT2に貫通させた多芯化ケーブル5における通電試験装置10の筐体側のコネクタからみて、多芯化ケーブル5を通って他方のコネクタ5aに向かう方向である。
また、電源スイッチ31がON状態のときに、多芯化ケーブル5の試験用電線3に対する電流印加方向が第1の方向と逆の第2の方向であることを電流印加方向検出器32が検出した場合には、電流印加方向検出器32は、電流印加方向表示器34bを点灯させて、電流印加方向表示器34aを消灯させる。
このように、電流印加方向検出器32による検出状態に応じて、電流印加方向表示器34a,34bのいずれかを点灯させる構成とすることで、多芯化ケーブル5の試験用電線3に対する電流印加方向を容易に確認する事ができるので、電流印加方向を誤ることによる不具合を防止する事ができる。
また、電源スイッチ31と電流印加方向検出器32との間には、ランプテストボタン33の端子の一端が接続される。このランプテストボタン33は、任意のタイミングでON/OFF切替可能である。このランプテストボタン33の端子の他端は、電流印加方向検出器32と電流印加方向表示器34a,34bとの間に接続されて、表示用回路内にテスト回路が構成される。
電源スイッチ31がON状態のときにランプテストボタン33をONすると、電流印加方向検出器32による検出状態に関わらず、電流印加方向表示器34a,34bの双方が点灯する。このように、任意のタイミングでランプテストボタン33をONさせて、電流印加方向表示器34a,34bを点灯させる構成とすると、電池30や電流印加方向表示器34a,34bが正常な状態にあるか否かを容易に確認することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…発電機母線、2…発電機CT、3…試験用電線、4…電圧電流発生器、5…多芯化ケーブル、6…回路切替部、6a…スイッチ、10…通電試験装置、12…絶縁体、13…導電体、14…スプリング、20…計測機器、30…電池、31…電源スイッチ、32…電流印加方向検出器、33…ランプテストボタン、34a,34b…電流印加方向表示機。

Claims (6)

  1. 1本の芯線を一端から他端までにわたり複数回数往復させてなる多芯化ケーブルと、
    前記多芯化ケーブルを変流器の一次側の鉄心に貫通させて連環させた状態で、前記変流器の通電試験を行うための電流を前記多芯化ケーブルに印加する印加部を備えた
    ことを特徴とする通電試験システム。
  2. 前記多芯化ケーブルは、
    前記芯線の一端から他端までの間に短絡又は開放可能な複数の接点が設けられ、
    前記接点のうち短絡させる接点を切り替えることで前記芯線の一端から他端までにおける通電試験を行うための電流が流れる部分の往復数を切り替える構成とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の通電試験システム。
  3. 前記多芯化ケーブルは、
    前記芯線の端子としての第1のコネクタと第2のコネクタとを接続することでリング状をなし、
    前記第1および第2のコネクタの少なくとも1つにおいて絶縁部材と導電部材との間にスプリングを挿入した
    ことを特徴とする請求項1に記載の通電試験システム。
  4. 前記多芯化ケーブルの芯線に対する電流の印加方向を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出した印加方向を表示する表示装置とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の通電試験システム。
  5. 1本の芯線が一端から他端まで複数回数往復してなる多芯化ケーブルを変流器の一次側の鉄心に貫通させて連環させた状態で、前記変流器の通電試験を行うための電流を前記多芯化ケーブルに印加する電流印加部を備えた
    ことを特徴とする通電試験装置。
  6. 1本の芯線を一端から他端までにわたり複数回数往復させてなる多芯化ケーブルを備えた通電試験システムに適用される通電試験方法であって、
    前記多芯化ケーブルを変流器の一次側の鉄心に貫通させて連環させた状態で、前記変流器の通電試験を行うための電流を前記多芯化ケーブルに印加する
    ことを特徴とする通電試験方法。
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