JP2015025612A - 地中熱ヒートポンプ - Google Patents
地中熱ヒートポンプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015025612A JP2015025612A JP2013155150A JP2013155150A JP2015025612A JP 2015025612 A JP2015025612 A JP 2015025612A JP 2013155150 A JP2013155150 A JP 2013155150A JP 2013155150 A JP2013155150 A JP 2013155150A JP 2015025612 A JP2015025612 A JP 2015025612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- heat pump
- tube
- borehole
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/52—Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/10—Geothermal energy
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
【課題】熱交換効率を高め、ボアホール深さの短い地中熱ヒートポンプを提供する。
【解決手段】ボアホール1内に注入した周りの水2、あるいは不凍液2に自然対流を発生させるため、攪拌あるいは微小な気泡を熱交換器下端から導入して、対流を生じさせたりすることで、ボアホール1深さが浅く、かつボアホール1本数が少なくても熱交換効率を向上させてヒートポンプの性能を向上させた。
【選択図】図3
【解決手段】ボアホール1内に注入した周りの水2、あるいは不凍液2に自然対流を発生させるため、攪拌あるいは微小な気泡を熱交換器下端から導入して、対流を生じさせたりすることで、ボアホール1深さが浅く、かつボアホール1本数が少なくても熱交換効率を向上させてヒートポンプの性能を向上させた。
【選択図】図3
Description
本発明は、地中熱ヒートポンプに関する。
この発明は、現在稼働している地中熱ヒートポンプにおいて一次系の熱交換媒体として、プロピレングリコールなどの不凍液に代わり、冷熱媒を媒体として、直接地中と熱交換させることで、熱交換効率を高めようとする地中熱交換器に関するものである。特に、本発明は、ヒートポンプからの熱を液体内に挿入した金属製円管を用いて行い、自然対流による熱交換の促進、あるいは底部から微小気泡を導入することにより、流れを乱して熱交換効率を向上することができる方法である。本発明は、具体的には水、あるいは不凍液などを満たした下端を閉じた円管あるいは矩形管内にU字型の流路を構成する特定の金属管を挿入して、ヒートポンプからの熱を地中部分と熱交換を行うために利用される。
従来の技術においては、一次系が間接方式であっても、直膨方式であっても、単純なストレート円管をU字型にして挿入し、それらを水または珪砂等を充てんして、地中熱交換器を構成し地中との熱交換を行うものがある。また、二重管とした採熱管にCO2を循環させて地中熱を吸収させる地中熱ヒートポンプが開示されている。
従来の地中熱ヒートポンプでは、地中熱交換効率が悪いことから、地中部分の配管長を長くとらなければならないという欠点があった。そこで、本発明は、上記の問題を解決し、熱交換効率を高め、ボアホール深さの短い地中熱ヒートポンプを提供する。
本発明の各課題は、以下の発明により解決することができる。
本発明は、地中に埋設された採熱管から地中熱を採取して熱源として利用する地中熱直接膨張方式ヒートポンプ装置において、従来技術の問題点を解決して画期的な地中熱交換器を実現するために水、または不凍液等の液体が注入されたボアホールとボアホール内に挿入された採熱管とを備え、採熱管は、所定の円管を1本または2本〜4本の複数管として、U字型流路の一方をスパイラル状にして、熱交換部の距離を稼ぐことで熱交換効率を高めている。
本発明は、地中に埋設された採熱管から地中熱を採取して熱源として利用する地中熱直接膨張方式ヒートポンプ装置において、従来技術の問題点を解決して画期的な地中熱交換器を実現するために水、または不凍液等の液体が注入されたボアホールとボアホール内に挿入された採熱管とを備え、採熱管は、所定の円管を1本または2本〜4本の複数管として、U字型流路の一方をスパイラル状にして、熱交換部の距離を稼ぐことで熱交換効率を高めている。
また採熱管のスパイラル状の円管は、接続される円管よりも小口径であり、伝熱効率を高めている。
ボアホール内に注入した周りの水、あるいは不凍液に自然対流を発生させるため、攪拌あるいは微小な気泡を熱交換器下端から導入して、対流を生じさせたりすることで、ボアホール深さが浅く、かつボアホール本数が少なくても熱交換効率を向上させてヒートポンプの性能を向上させた地中熱ヒートポンプ装置としている。
本発明により、単位ボアホール深さ当たりの伝熱管表面積を増大させることができるため、ボアホール掘削深さを短縮することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
内径が数mm以下の1本または複数の円管をスパイラル状にして、その下端は内径が10mm前後の1本の円管と溶接して伝熱管を製作する。片方の円管はスパイラル状の内側を通し、U字型の熱交換器を製作する。腐食、熱伝導性能の観点から銅が望ましいが、ステンレスやさびに強い金属であればよい。これを収めるボアホールとなるカップ状の円管材質もステンレスが望ましいが、酸素による腐食が防げる材質であれば問題ない。気泡あるいはマイクロバブルの導入は導入管を熱交換器と一緒に容器内に挿入する。導入はガスボンベ、コンプレッサーなどの方法で気体を送り出す。また、気体の代わりに水を導入してボアホール内の流体を撹拌する場合もある。プロペラの場合は小さな攪拌翼のようなものにモーターと電線を接続して、熱交換器を一緒に容器内に挿入する。
これまでのボアホール深さに対して1本の直管表面積に等しい、あるいはそれ以上の表面積を有するようにボアホール深さと複数本の伝熱管、さらにスパイラル状にすることによって熱交換器を製作するため、バブルあるいは攪拌翼、水注入による容器内に対流を発生させることで熱伝達を向上させ、交換熱量を増大させることができる。
(比較例)
予備的な実験としてボアホール長50mと75mの直膨式地中熱ヒートポンプを用いて、試験結果を示す。装置の概要は図1に示す。その性能を調べた結果が図2に占めすCOP(Coefficient Of Performance、成績係数)値であり、概ね4〜5となっている。
予備的な実験としてボアホール長50mと75mの直膨式地中熱ヒートポンプを用いて、試験結果を示す。装置の概要は図1に示す。その性能を調べた結果が図2に占めすCOP(Coefficient Of Performance、成績係数)値であり、概ね4〜5となっている。
1次系熱交換器は直膨式クローズド型で、従来の空気熱ヒートポンプのU字型の採熱部分を地中に直接埋設している。1次側の冷媒としてR410A(フルオロカーボン410A)を用い、2次側には水を循環させ給湯負荷に見立てた貯水槽(容量1t)を設置して、槽内温度をサーモスタッドで制御している。圧縮機には、既製品を使用している。
この実験では膨張弁を設置せず、代わりに採熱管をキャピラリーチューブ加工している。冷暖房運転は、75mのボアホールを使用し、2次系の貯水槽内温度は、20〜30℃に設定されている。2次側の循環水流量は10L/minである。
(実施例)
図3にスパイラル構造とした採熱管3を示す。スパイラル状の円管は2本あり、1本の直管に接続され、液体2が満たされたボアホール1内に設置されている。
図3にスパイラル構造とした採熱管3を示す。スパイラル状の円管は2本あり、1本の直管に接続され、液体2が満たされたボアホール1内に設置されている。
図4には、ボアホール1内の液体2を流動するために気体を導入する仕組みを用いている。気体はボンベ4により供給されているが、ポンプを用いてもよく、また液体を導入してもよい。
図5には、ボアホール内の液体を流動するためにボアホール底部に攪拌翼を設置している。攪拌翼7はモーターにより回転数を制御してもよい。また設置箇所も流動状態に応じ、上部、中部でもよい。
直管型の採熱管に比べ、これらの構造を持つ採熱管を使用することで伝熱効率の向上が期待できる。
1…ボアホール
2…液体
3…採熱管(スパイラルU字管)
4…窒素ガスボンベ
5…導管
6…気泡
7…攪拌翼
2…液体
3…採熱管(スパイラルU字管)
4…窒素ガスボンベ
5…導管
6…気泡
7…攪拌翼
Claims (4)
- 地中に埋設された採熱管から地中熱を採取して熱源として利用する地中熱直接膨張方式ヒートポンプ装置において、
液体が注入されたボアホールとボアホール内に挿入された採熱管とを備え、
該採熱管は1本又は複数の円管をスパイラル状にして、その下端が1本の円管と接続されていることを特徴とする地中熱ヒートポンプ装置。 - 前記採熱管のスパイラル状の円管は、該接続される円管よりも小口径であることを特徴とする請求項1に記載の地中熱ヒートポンプ装置。
- 前記ボアホール内に液体の対流を促進するための流動装置が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の地中熱ヒートポンプ装置。
- 前記流動装置は、攪拌翼、または気体、液体を噴出させることにより、液体を流動させることを特徴とする請求項3に記載の地中熱ヒートポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013155150A JP2015025612A (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | 地中熱ヒートポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013155150A JP2015025612A (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | 地中熱ヒートポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015025612A true JP2015025612A (ja) | 2015-02-05 |
Family
ID=52490406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013155150A Pending JP2015025612A (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | 地中熱ヒートポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015025612A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104912068A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-09-16 | 黄光勤 | 提高传热效率的空心圆台螺旋型能量桩结构 |
CN108412463A (zh) * | 2018-04-27 | 2018-08-17 | 吉林建筑大学 | 一种地热井及其完井方法 |
CN109595665A (zh) * | 2018-12-03 | 2019-04-09 | 湖南达道新能源开发有限公司 | 一种热力站气候补偿节能装置 |
JP2020084543A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 株式会社リビエラ | 貯水利用設備 |
-
2013
- 2013-07-26 JP JP2013155150A patent/JP2015025612A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104912068A (zh) * | 2015-05-27 | 2015-09-16 | 黄光勤 | 提高传热效率的空心圆台螺旋型能量桩结构 |
CN108412463A (zh) * | 2018-04-27 | 2018-08-17 | 吉林建筑大学 | 一种地热井及其完井方法 |
JP2020084543A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 株式会社リビエラ | 貯水利用設備 |
JP7161189B2 (ja) | 2018-11-22 | 2022-10-26 | 株式会社リビエラ | 貯水利用設備 |
CN109595665A (zh) * | 2018-12-03 | 2019-04-09 | 湖南达道新能源开发有限公司 | 一种热力站气候补偿节能装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI660096B (zh) | Site freezing method and site freezing system | |
JP2015025612A (ja) | 地中熱ヒートポンプ | |
JP7018147B2 (ja) | 相変化冷却モジュール及びこれを用いるバッテリーパック | |
JP2008069993A (ja) | 熱交換器およびそれを用いたヒートポンプ給湯装置 | |
JP5855298B1 (ja) | Lng蒸発器およびlng蒸発器によるlng蒸発方法 | |
KR101431193B1 (ko) | 지열을 이용한 열교환 장치 | |
JP2014163567A (ja) | 給湯装置 | |
JP2009186130A (ja) | 内面フィン付放熱器用伝熱管 | |
JP2005201625A (ja) | 熱交換器およびその製造方法 | |
JP4826343B2 (ja) | ヒートポンプ式熱交換機器の冷媒用伝熱管およびそれを用いたガスクーラ | |
CN102269538A (zh) | 制冷剂用传热管及热交换器 | |
CN204574581U (zh) | 一种高冷却率的壳管式工业冷水机 | |
CN201764885U (zh) | 一种地暖热交换管道 | |
CN201293496Y (zh) | 冷媒换热器 | |
JP2011085287A (ja) | 給湯装置 | |
CN203672206U (zh) | 一种x光管热管型冷却系统 | |
JP2011085314A (ja) | 給湯装置 | |
WO2018105629A1 (ja) | 太管横置傾斜式対流型地中熱交換器、太管横置傾斜式対流型地中熱交換装置、及びその設置方法 | |
JP2009168383A (ja) | 熱交換器及びそれを用いたヒートポンプ式給湯機 | |
JP2008082600A (ja) | 水冷媒熱交換器とそれを用いたヒートポンプ給湯装置 | |
JP2008175450A (ja) | 熱交換器 | |
JP2007139284A (ja) | 熱交換装置およびそれを用いたヒートポンプ給湯装置 | |
JPWO2016098263A1 (ja) | 熱交換器及びこれを用いたヒートポンプ式温水生成装置 | |
CN102510172A (zh) | 水轮发电机二次冷却系统 | |
JP5899425B2 (ja) | 給湯装置 |