JP2015025377A - 燃料濾過装置 - Google Patents

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忠義 中瀬
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新始 小松
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芳彦 大矢
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Abstract

【課題】フィルタエレメントの長寿命化を図ることができる燃料濾過装置を提供する。
【解決手段】燃料濾過装置10において、圧縮装置18は、第2フィルタエレメント16に対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、第2フィルタエレメント16を圧縮する圧縮量を小さくする。そのため、第2フィルタエレメント16の目詰まりが進行して上記圧力差が大きくなれば、第2フィルタエレメント16の圧縮量が減少することにより、第2フィルタエレメント16の目が実質的には粗くなる。従って、第2フィルタエレメント16の実質的な目の粗さが上記圧力差に応じて適度に調節されるので、第2フィルタエレメント16の長寿命化を図ることが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料が流れる経路に設けられその燃料を濾過する燃料濾過装置に関するものである。
燃料が流れる経路に設けられその燃料中の異物を捕捉するフィルタエレメントを備えた燃料濾過装置が、従来から知られている。例えば、特許文献1に開示された燃料濾過装置がそれである。その特許文献1の燃料濾過装置は、フィルタエレメントを内部に収容しているフィルタケーシングを備えている。そのフィルタケーシングは、フィルタケーシング内へ燃料を導く入口部と、フィルタケーシング内から燃料を流出させる出口部とを有している。更に、フィルタケーシング内には、フィルタエレメントへ流入する燃料に対して作用する流入抵抗を入口部に近いほど大きくする抵抗部材が設けられている。
そのため、特許文献1の燃料濾過装置では、抵抗部材の作用により、フィルタエレメントに満遍なく異物が捕捉され易い。
特開2009−197686号公報
特許文献1の燃料濾過装置では、上述のようにフィルタエレメントに満遍なく異物が捕捉され易いので、フィルタエレメントの長寿命化を図り得るが、捕捉される異物の偏りを抑えているだけであるので、そのフィルタエレメントの長寿命化には限界がある。
これに対し、フィルタエレメントの更なる長寿命化は図るため、特許文献1の燃料濾過装置とは異なる構成の燃料濾過装置を案出する必要があった。
本発明は上記点に鑑みて、フィルタエレメントの長寿命化を図ることができる燃料濾過装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る燃料濾過装置では、燃料が流れる経路に設けられ、弾力性を有しその燃料中の異物を捕捉する異物用フィルタエレメント(16)と、
異物用フィルタエレメントを燃料流れ方向に圧縮する圧縮装置(18)とを備え、
圧縮装置は、異物用フィルタエレメントに対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、異物用フィルタエレメントを圧縮する圧縮量を小さくすることを特徴とする。
上述の発明によれば、圧縮装置は、異物用フィルタエレメントに対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、異物用フィルタエレメントを圧縮する圧縮量を小さくするので、異物用フィルタエレメントの目詰まりが進行して上記圧力差が大きくなれば、異物用フィルタエレメントの圧縮量が減少することにより、異物用フィルタエレメントの目が実質的には粗くなる。
ここで、異物用フィルタエレメントの目詰まりが進行するほど、既に捕捉されている異物が他の異物を捕捉し易くなることにより異物用フィルタエレメントの目が実質的に細かくなって更に目詰まりが促進される。すなわち、このことは、異物用フィルタエレメントの寿命を短くするように作用する。従って、上述の発明では異物用フィルタエレメントの実質的な目の粗さが上記圧力差に応じて適度に調節されるので、異物用フィルタエレメントの長寿命化を図ることが可能である。
また、上記目的を達成するため、請求項3に記載の発明に係る燃料濾過装置では、燃料が流れる経路に設けられ、その燃料中の異物を捕捉する第1フィルタエレメント(22)と、
第1フィルタエレメントに対して燃料流れ上流側に設けられ、その第1フィルタエレメントよりも目が粗く、燃料中の異物を捕捉する第2フィルタエレメント(24)と、
第1フィルタエレメントに対して燃料流れ上流側に設けられ、その第1フィルタエレメントよりも目が粗く、燃料中の異物を捕捉する第3フィルタエレメント(26)と、
第2フィルタエレメントに対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、燃料が第3フィルタエレメントへ流れる流路の開口面積を拡大する開口面積変更装置(28)とを備えていることを特徴とする。
上述の発明によれば、開口面積変更装置は、第2フィルタエレメントに対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、燃料が第3フィルタエレメントへ流れる流路の開口面積を拡大するので、第2フィルタエレメントの目詰まりにより上記圧力差が大きくなるほど、燃料は第3フィルタエレメントへ流れ易くなる。従って、第1フィルタエレメント22に対する前段のフィルタエレメントである第2、第3フィルタエレメントは全体として、目詰まりが進行するほど濾過面積を増加させる。その結果、第2、第3フィルタエレメントの全体での寿命を延ばすことが可能である。
また、上記目的を達成するため、請求項7に記載の発明に係る燃料濾過装置では、燃料が流れる経路に設けられ、その燃料中の異物を捕捉する第1フィルタエレメント(22)と、
第1フィルタエレメントに対して燃料流れ上流側に設けられ、その第1フィルタエレメントよりも目が粗く、燃料中の異物を捕捉する第2フィルタエレメント(41)と、
第2フィルタエレメントに対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、燃料が第2フィルタエレメントへ流れる流路の開口面積を拡大する開口面積変更装置(28)とを備えていることを特徴とする。
上述の発明によれば、燃料が第2フィルタエレメントへ流れる流路の開口面積は、第2フィルタエレメントに対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど拡大されるので、その第2フィルタエレメントの圧力損失が増加するほど第2フィルタエレメントの濾過面積が増加し、第2フィルタエレメントの寿命を延ばすことが可能である。
また、上記目的を達成するため、請求項8に記載の発明に係る燃料濾過装置では、燃料が流れる経路に設けられ、その燃料中の異物を捕捉する異物用フィルタエレメント(16)と、
その異物用フィルタエレメントに設けられた第1電極部材(501)と第2電極部材(502)とを有し、その第1電極部材とその第2電極部材との間の電位差により生じる電界によって異物を異物用フィルタエレメントから遊離させる異物遊離装置(50)とを備えていることを特徴とする。
上述の発明によれば、異物遊離装置は、第1電極部材と第2電極部材との間の電位差により生じる電界によって異物を異物用フィルタエレメントから遊離させるので、その異物用フィルタエレメントに捕捉された異物を除去することができ、その異物用フィルタエレメントの長寿命化を図ることができる。
また、上記目的を達成するため、請求項10に記載の発明に係る燃料濾過装置では、燃料が流れる経路に設けられその燃料中の異物を捕捉する異物用フィルタエレメント(62)を備えた燃料濾過装置であって、
異物用フィルタエレメントは、燃料流れ上流側が開放されている一方で下流側が閉塞され燃料流れに沿った柱状形状をなしている複数の第1柱状空間(62c)と、燃料流れ上流側が閉塞されている一方で下流側が開放され燃料流れに沿った柱状形状をなしている複数の第2柱状空間(62d)とが燃料を濾過する濾過壁(625、626、629)を介して相互に隣接するように形成されたハニカム構造を有し、
濾過壁は、
第1柱状空間側の壁面を形成する第1濾過シート(621、623)と、
その第1濾過シートとの間に壁内空間(625a、626a、629a、629b)を形成すると共に第2柱状空間側の壁面を形成し、第1濾過シートよりも目が細かい第2濾過シート(622、624、628)とを有していることを特徴とする。
上述の発明によれば、異物用フィルタエレメントのハニカム構造を構成する濾過壁には、層状に重ねられた第1、第2濾過シートの間に壁内空間が形成されているので、その第1、第2濾過シートが互いに密着させられ壁内空間が形成されていない構成と比較して、異物用フィルタエレメントの体積を大きくせずに濾過壁の濾過面積を増やすことができる。その結果として、異物用フィルタエレメントの長寿命化を図ることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載した各符号に対応したものである。
第1実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図である。 第2実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図であり、移動部材282がその上下方向のストロークにおいて中間位置に保持されている状態を表した図である。 第2実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図であり、移動部材282がその上下方向のストロークにおいて最も上側の位置に保持されている状態を表した図である。 第3実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図である。 図4におけるV部の拡大図である。 第4実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図である。 第5実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図であって、図8のVII−VII断面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図7のIX部分を拡大した図であって、第1電極部材501と第2電極部材502との間に発生させた電位差により異物を下端部161から遊離させる作用を説明するための模式図である。 第6実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図である。 図10の燃料濾過装置10が有する第2フィルタエレメント62を単体で表した斜視図である。 図11の矢印XII方向から第6実施形態の第2フィルタエレメント62を見た図であって、第2フィルタエレメント62の燃料流入端62aの一部を拡大した図である。 図11の矢印XIII方向から第6実施形態の第2フィルタエレメント62を見た図であって、第2フィルタエレメント62の燃料流出端62bの一部を拡大した図である。 第6実施形態の作用効果について説明するための図であって、第2フィルタエレメント62が有する第1濾過壁625をその厚み方向に沿った面で切断した断面図である。 図11の矢印XII方向から第2フィルタエレメント62を見た図12に相当する図であって、第7実施形態において第2フィルタエレメント62の燃料流入端62aの一部を拡大した図である。 図11の矢印XIII方向から第2フィルタエレメント62を見た図13に相当する図であって、第7実施形態において第2フィルタエレメント62の燃料流出端62bの一部を拡大した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図である。図1の燃料濾過装置10は、例えばディーゼルエンジンまたはガソリンエンジン等の図示しない内燃機関用の燃料供給システムに用いられる。燃料濾過装置10は、その内燃機関に供給される燃料中に混入した異物および水分を燃料から分離し除去する。図1では、図の下側が重力方向DRgの下側であり、太線矢印は燃料流れを表している。このことは、特段の記載が無い限り後述の図2、3、6、7、10でも同様である。燃料中の異物とは、例えば、燃料に混入したダストのような有機物または無機物からなる微細な固形物である。
図1に示すように、燃料濾過装置10は、燃料濾過装置10の筐体であるケース12と、不織布で構成された第1フィルタエレメント14と、不織布で構成された第2フィルタエレメント16と、第2フィルタエレメント16を燃料流れ方向に圧縮する圧縮装置18とを備えている。
第1フィルタエレメント14は、ケース12内において第2フィルタエレメント16よりも燃料流れ上流側に配置されており、燃料中の異物のうちある程度大きいものと水分とを捕捉する。その一方で、第2フィルタエレメント16は、第1フィルタエレメント14を通過した燃料中の異物を捕捉する。すなわち、燃料濾過装置10の使用状態において、第2フィルタエレメント16の目の粗さは第1フィルタエレメント14よりも細かくなっている。第2フィルタエレメント16は、専ら異物を捕捉する異物用フィルタエレメントとして機能する。また、第2フィルタエレメント16は、圧縮装置18が圧縮変形させることができるように弾力性を有しており、圧縮されるほどフィルタ密度が大きくなる部材で構成されている。フィルタ密度とはフィルタエレメントを構成する不織布の密度であり、フィルタ密度が大きいほどフィルタエレメントの目は細かくなる。
ケース12は、第1フィルタエレメント14と第2フィルタエレメント16とを収容している。そして、ケース12の下部には貯留空間12aが形成されており、第1フィルタエレメント14および第2フィルタエレメント16はケース12内において貯留空間12aよりも重力方向DRgの上側に配置されている。そのため、第1フィルタエレメント14および第2フィルタエレメント16で捕捉された燃料中の水および異物は、その第1フィルタエレメント14および第2フィルタエレメント16から沈降すると、貯留空間12aに貯留される。
また、ケース12はその上部に、燃料が流入する燃料入口である燃料流入部121と、燃料が流出する燃料出口である燃料流出部122とを備えている。燃料流入部121は燃料配管を介して燃料タンクに接続されている。また、燃料流出部122は、燃料配管を介して、内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射装置に接続されている。また、燃料流出部122と燃料噴射装置との間をつなぐ燃料配管には燃料ポンプが介装されており、その燃料ポンプは、燃料タンクから燃料濾過装置10を経由して燃料噴射装置へ燃料を流す。
また、ケース12はそのケース12内にホルダ123を備えており、そのホルダ123は、ケース12内に第1フィルタエレメント14を保持している。
ケース12の底部すなわち貯留空間12aの底部には、不図示のコックすなわち開閉バルブが設けられている。貯留空間12aの底に溜まった水および異物は、そのコックが開かれることによりケース12の外部へ排出される。
また、ケース12は、燃料流入部121から流入した燃料を第1フィルタエレメント14へ導く燃料通路124を備えている。
このようなケース12内では、燃料流入部121から流入した燃料は、燃料通路124、第1フィルタエレメント14、第2フィルタエレメント16の順に流れて、燃料流出部122から流出する。
第2フィルタエレメント16では、重力方向DRg下側に形成されている下端面16aから第2フィルタエレメント16内へ燃料が流入し、重力方向DRg上側に形成されている上端面16bから燃料が流出する。その下端面16aは、ケース12が有する下端保持部材125によりケース12に対して固定されている。この下端保持部材125は、第2フィルタエレメント16への燃料流入を妨げないように燃料が通過可能に構成されている。
圧縮装置18は、ケース12内に設けられており、押圧部材181と付勢装置182とを有している。その押圧部材181は、第2フィルタエレメント16に対して燃料流れ下流側に設けられ第2フィルタエレメント16を燃料流れ上流側に向けて押圧する。要するに、第2フィルタエレメント16の上端面16bを重力方向DRg下向きに押圧する。
また、押圧部材181は、第2フィルタエレメント16からの燃料流出を妨げないように燃料が通過可能に構成されている。また、押圧部材181に、第2フィルタエレメント16側すなわち重力方向DRgの下側に突き出た突起181aが形成されている。この突起181aは、押圧部材181の下側の面に部分的に形成されている。突起181aは、第2フィルタエレメント16の上端面16bを部分的に窪ませるように変形させている。
付勢装置182は、例えばコイルバネで構成されており、押圧部材181に対して燃料流れ下流側に設けられている。そして、付勢装置182は、押圧部材181を燃料流れ上流側に向けて付勢している。すなわち、押圧部材181を重力方向DRg下向きに付勢している。
次に圧縮装置18の作動について説明する。圧縮装置18は、付勢装置182の付勢力により、第2フィルタエレメント16を燃料流れ方向に圧縮する。このとき、第2フィルタエレメント16が異物を未だ捕捉していない状態である場合たとえば新品である場合には、燃料流れにおける第2フィルタエレメント16の前後で圧力差は僅かであるので、圧縮装置18の圧縮力すなわち付勢装置182の付勢力が略そのまま第2フィルタエレメント16にかかる。
ここで、第2フィルタエレメント16は突起181aによって、局所的な圧縮変形を生じ、それにより燃料流れ下流に向かうほどフィルタ密度が大きくなる密度勾配が形成されている。このようにフィルタ密度に密度勾配があるので、例えば、付勢装置182の付勢力は、第2フィルタエレメント16において捕捉すべき最小の異物をフィルタ密度が最も大きくなる部分で捕捉できるように予め実験的に設定されている。
上述のように、第2フィルタエレメント16はそのフィルタ密度に密度勾配が生じるように圧縮変形させられているので、第2フィルタエレメント16において、燃料中の異物のうち、外形の大きいものは燃料流れ上流側のフィルタ密度が小さい部分で捕捉され、外形の小さいものは燃料流れ下流側の密度が大きい部分で捕捉される。すなわち、第2フィルタエレメント16で異物が捕捉される部位が燃料流れ上流側に偏りにくく、第2フィルタエレメント16の内部も含めた全体を有効活用した濾過を行うことができる。
また、第2フィルタエレメント16が新品の状態からある程度の期間にわたって使用されると、第2フィルタエレメント16の目詰まりが進行し、第2フィルタエレメント16に捕捉された異物自体が燃料中の異物を捕捉する濾過体の役割を持つようになる。すなわち第2フィルタエレメント16はケーク濾過状態になる。そうなると、第2フィルタエレメント16の実質のフィルタ密度は、目詰まりしていない当初の大きさよりも大きくなっている。このような状況では、燃料中の異物に対して、実質のフィルタ密度は過度となり、その背反として第2フィルタエレメント16全体の濾過能力は有効に使用されず、その分、第2フィルタエレメント16のフィルタ寿命が短くなり易い。
しかし、第2フィルタエレメント16の目詰まりが進行した状態では、燃料流れにおける第2フィルタエレメント16前後の圧力差は、目詰まりしていない状態と比較して大きくなる。そして、その第2フィルタエレメント16前後の圧力差は、付勢装置182の付勢力に対向して押圧部材181を重力方向DRgの上向きに移動させるように、押圧部材181に作用する。すなわち、第2フィルタエレメント16の目詰まりが進行するほど、第2フィルタエレメント16に対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差は大きくなり、圧縮装置18は、その圧力差が大きくなるほど、第2フィルタエレメント16を圧縮する圧縮量を小さくする。
このように、第2フィルタエレメント16の目詰まりの進行に従って押圧部材181が燃料流れ下流側に移動させられることで、第2フィルタエレメント16の圧縮変形が緩和され、ケーク濾過に起因したフィルタ寿命の短縮化を抑制することができる。なお、押圧部材181が燃料流れ下流側に移動させられると、第2フィルタエレメント16だけを見ればフィルタ密度の密度勾配は新品時よりも緩和されることになるが、第2フィルタエレメント16が新品であるときと比較して第2フィルタエレメント16では付着した異物による捕捉効果が得られる。そのため、燃料中の異物に対する全体の捕捉能力は維持されることになる。
上述したように、本実施形態によれば、圧縮装置18は、第2フィルタエレメント16に対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、第2フィルタエレメント16を圧縮する圧縮量を小さくするので、第2フィルタエレメント16の目詰まりが進行して上記圧力差が大きくなれば、第2フィルタエレメント16の圧縮量が減少することにより、第2フィルタエレメント16の目が実質的には粗くなる。従って、第2フィルタエレメント16の実質的な目の粗さが上記圧力差に応じて適度に調節されるので、第2フィルタエレメント16の長寿命化を図ることが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。また、前述の実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。後述の第3実施形態以降でも同様である。
図2は、第2実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図である。図2に示すように、本実施形態の燃料濾過装置10は、前述の第1実施形態とは異なり、第1フィルタエレメント22と第2フィルタエレメント24と第3フィルタエレメント26とである3つのフィルタエレメントをケース12内に備えている。但し、それらのフィルタエレメント22、24、26は何れも不織布で構成されているが、専ら燃料中の異物を捕捉するフィルタエレメントである。
第2フィルタエレメント24は第1フィルタエレメント22よりも目か粗く、第1フィルタエレメント22よりも燃料流れ上流側に配置されている。また、第3フィルタエレメント26もそれと同様に、第1フィルタエレメント22よりも目か粗く、第1フィルタエレメント22よりも燃料流れ上流側に配置されている。すなわち、燃料流れにおいて第2フィルタエレメント24と第3フィルタエレメント26とは互いに並列に配置されている。
また、燃料濾過装置10は、第3フィルタエレメント26へ流れる流路の開口面積を変更する開口面積変更装置28を備えている。その開口面積変更装置28は、外枠281と、外枠281内で重力方向DRgに移動可能な移動部材282と、コイルバネから成る付勢装置283とを備えている。
外枠281は、その内側に、第2フィルタエレメント24と第3フィルタエレメント26と移動部材282と付勢装置283とを収容しており、ケース12に対して固定されている。そして、燃料流入部121から流入した燃料は、燃料通路124を通って外枠281内に流入する。第3フィルタエレメント26は環状の形状を成しており、燃料は第3フィルタエレメント26内へその内周面26aから流入し第3フィルタエレメント26の外周面26bから流出する。第3フィルタエレメント26は外枠281に対して固定されている。
移動部材282は、その内側に第2フィルタエレメント24を固定しており、第3フィルタエレメント26の内側に挿入されている。そして、移動部材282は、第2フィルタエレメント24と一体的に、第3フィルタエレメント26の軸方向に移動する。詳細には、移動部材282の外周面282aは、第3フィルタエレメント26の内周面26aに対して摺動する。そして、燃料通路124から外枠281内に流入した燃料は、移動部材282内の第2フィルタエレメント24を通って外枠281へ流出する。
その一方で、移動部材282は、第3フィルタエレメント26の内周面26aを覆う蓋として機能する。例えば、移動部材282は、重力方向DRgの最も上側の位置では内周面26aの全体を覆い第3フィルタエレメント26への燃料流入を阻止する。そして、移動部材282は、重力方向DRgの下側へ移動するほど、第3フィルタエレメント26の内周面26aを開放する。要するに、移動部材282は、第3フィルタエレメント26の軸方向に移動することにより、燃料が第3フィルタエレメント26へ流れる流路の開口面積すなわち内周面26aが開放されている開放面積を増減する。
付勢装置283は、第3フィルタエレメント26の軸方向において上記開口面積を減らす向きに移動部材282を付勢している。また、外枠281の内側には移動部材282の軸方向移動量を制限する突当て部281aが形成されており、移動部材282の下端位置にて移動部材282が突当て部281aに突き当たる。また、開口面積変更装置28はOリングからなるシール材284を備えており、そのシール材284は、燃料が第2フィルタエレメント24と第3フィルタエレメント26との何れも通らずに第1フィルタエレメント22へ流れることを防止している。
このような構成から、第2フィルタエレメント24が目詰まりしていない例えば新品である場合には、燃料流れにおける第2フィルタエレメント24の前後で燃料の圧力差は僅かであるので、図3のように、付勢装置283の付勢力により、第2フィルタエレメント24および移動部材282は重力方向DRgにおいて最も上側に位置する。そのため、ケース12内の燃料は、第3フィルタエレメント26を通らずに専ら第2フィルタエレメント24を通って第1フィルタエレメント22へ流れる。
これに対し、第2フィルタエレメント24に対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差は、第2フィルタエレメント24の目詰まりが進行するほど大きくなる。そして、その圧力差は付勢装置283の付勢力に対向して移動部材282を下降させるように作用するので、開口面積変更装置28は、その圧力差が大きくなるほど、燃料が第3フィルタエレメント26へ流れる流路の開口面積を拡大する。その結果、図2のように、ケース12内には、燃料が第2フィルタエレメント24を通って第1フィルタエレメント22へ流れる第1の燃料経路と、燃料が第3フィルタエレメント26を通って第1フィルタエレメント22へ流れる第2の燃料経路とが並列的に成立する。
以上説明したように、第1フィルタエレメント22に対し燃料流れ上流側に配置された第2フィルタエレメント24および第3フィルタエレメント26は全体として、第1フィルタエレメント22に対するプレフィルタとして機能する。そして、第2フィルタエレメント24の目詰まりによりその圧力損失が増加すると、第2フィルタエレメント24の軸方向移動により、そのプレフィルタの濾過面積が増加する。このように、プレフィルタの圧力損失が増加するほどそのプレフィルタの濾過面積が増加するので、第2フィルタエレメント24および第3フィルタエレメント26の全体での寿命を延ばすことが可能である。
また、本実施形態によれば、移動部材282の外周面282aは、第3フィルタエレメント26の内周面26aに対して摺動するので、その内周面26aに堆積した異物が移動部材282の軸方向移動により削ぎ落とされる。そのため、第3フィルタエレメント26の燃料流入口である内周面26aにて目詰まりを生じることを抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第2実施形態と異なる点を主として説明する。
図4は、第3実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図である。また、図5は、図4におけるV部の拡大図である。図4および図5に示すように、本実施形態では、前述の第2実施形態とは異なり、開口面積変更装置28は、移動部材282の外周面282aに形成されたストッパ282bを備えている。また、外枠281は、移動部材282の外周面282aと摺動する部分に、ストッパ282bが突き当たることにより移動部材282を係止する係止部281bを有している。なお、図4および図5は、ストッパ282bが係止部281bに突き当たっている状態を表している。
そのストッパ282bは、移動部材282が重力方向DRgの下側へ移動することをストッパ282bの弾性変形により許容するように形成されている。その一方で、ストッパ282bは、移動部材282の所定の軸方向位置において、外枠281の係止部281bに対し重力方向DRgの下側から上側へ突き当たるように形成されている。
すなわち、ストッパ282bは、係止部281bよりも重力方向DRgの下側へ一旦移動すると、移動部材282が上記所定の軸方向位置よりも上側に移動できないようにする。そのため、ストッパ282bは、移動部材282が、燃料が第3フィルタエレメント26へ流れる流路の開口面積を所定量SM1以上にした後においてその開口面積を所定量SM1未満に減らさないように、移動部材282の移動を制限する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第2実施形態と異なる点を主として説明する。
図6は、第4実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図である。前述の第2実施形態の燃料濾過装置10は3つのフィルタエレメント22、24、26を備えているが、本実施形態ではそれと異なり、図6に示すように、燃料濾過装置10は、第1フィルタエレメント22および第2フィルタエレメント41の2つのフィルタエレメントしか備えていない。
その第2フィルタエレメント41は、第2実施形態の第3フィルタエレメント26と同じものであり、第2実施形態と同様に外枠281内に固定されている。従って、第2フィルタエレメント41は、第1フィルタエレメント22に対して燃料流れ上流側に設けられており、その第1フィルタエレメント22よりも目が粗いフィルタエレメントである。そして、本実施形態の第1、第2フィルタエレメント22、41は何れも、不織布で構成されており、専ら燃料中の異物を捕捉する。
また、燃料濾過装置10は、第2フィルタエレメント41へ流れる流路の開口面積を変更する開口面積変更装置28を備えている。その開口面積変更装置28は、第2実施形態と同様に、外枠281と移動部材282と付勢装置283とを備えている。但し、移動部材282にはフィルタエレメントが固定されていないので、第2実施形態とは異なり、移動部材282内を燃料が通過することはない。すなわち、移動部材282は燃料を塞き止める作用を奏する。
そして、第2フィルタエレメント41に対する燃料流れ上流側の圧力は、移動部材282の上面282cに作用する。その一方で、第2フィルタエレメント41に対する燃料流れ下流側の圧力は、移動部材282の下面282dに作用する。そのため、移動部材282は、第2フィルタエレメント41に対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど下降する。すなわち、その圧力差が大きくなるほど、開口面積変更装置28は、燃料が第2フィルタエレメント41へ流れる流路の開口面積を拡大する。
上述したように、本実施形態によれば、燃料が第2フィルタエレメント41へ流れる流路の開口面積は、燃料流れにおける第2フィルタエレメント41前後の圧力差が大きくなるほど拡大されるので、その第2フィルタエレメント41の圧力損失が増加するほど第2フィルタエレメント41の濾過面積が増加し、第2フィルタエレメント41の寿命を延ばすことが可能である。
また、本実施形態によれば、第2実施形態と同様に、第2フィルタエレメント41の内周面41aに堆積した異物を移動部材282の軸方向移動により削ぎ落とす効果が得られる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。図7は、第5実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図であって、図8のVII−VII断面図である。また、図8は、図7のVIII−VIII断面図である。
図7に示すように、本実施形態の燃料濾過装置10は、第1実施形態と同様に、水捕捉用の第1フィルタエレメント14と異物捕捉用の第2フィルタエレメント16とを備えている。但し、本実施形態では、第1実施形態とは異なり、圧縮装置18(図1参照)は設けられていないので、第2フィルタエレメント16は圧縮装置18により圧縮変形させられることはない。本実施形態の第2フィルタエレメント16は、圧縮変形させられないので、例えば不織布シートで仕切られた複数のセルから構成されるハニカム構造を有している。
また、図7および図8に示すように、燃料濾過装置10は、第1電極部材501と第2電極部材502と直流電源503とを有する異物遊離装置50を備えている。第1電極部材501は、円環状を成す複数の環状部501aと、その複数の環状部501aを相互に短絡させて直流電源503の正極に接続する電源接続部501bとを備えている。同様に、第2電極部材502は、円環状を成す複数の環状部502aと、その複数の環状部502aを相互に短絡させて直流電源503の負極に接続する電源接続部502bとを備えている。
第1電極部材501の環状部501aおよび電源接続部501bと、第2電極部材502の環状部502aおよび電源接続部502bとは、第2フィルタエレメント16において燃料が流入してくる端部161すなわち第2フィルタエレメント16の下端部161に設けられている。その第2フィルタエレメント16の下端部161では、図8に示すように、第1電極部材501の環状部501aと第2電極部材502の環状部502aとはそれぞれ、第2フィルタエレメント16と同じ軸心を有するように配置されている。そして、円環状の環状部501aと環状部502aとは、径方向に所定の間隔をあけて交互に配置されている。その所定の間隔は、例えば、第1電極部材501と第2電極部材502との間の電位差によって生じる電界に起因した力が下端部161に付着した異物に及ぶように決定されている。
このような構成である異物遊離装置50は、第1電極部材501と第2電極部材502との間に電位差を生じさせることにより、下端部161に付着した異物をその下端部161から遊離させることができる。その異物を遊離させる作用について、図9を用いて説明する。
図9は、図7のIX部分を拡大した図であって、第1電極部材501と第2電極部材502との間に発生させた電位差により異物を下端部161から遊離させる作用を説明するための模式図である。先ず、第2フィルタエレメント16による燃料の濾過が進行すると、図9(a)のように、第2フィルタエレメント16の燃料入口である下端部161にダスト等の異物が堆積する。図9のDSTはその異物を示している。
図9(a)のように異物が堆積したところで、第1電極部材501と第2電極部材502との間に電圧を印加する電源スイッチをオンにして、それらの電極部材501、502間に電位差を発生させる。例えば、電源スイッチは手動操作でもよいし、燃料流れにおける第2フィルタエレメント16前後の圧力差に応じて自動的に操作されてもよい。
このようにして電極部材501、502間に電位差を発生させたときの電気力線Lefは図9(b)のようになり、異物は、上記電位差により生じた電界から力を受けて遊離する。異物同士で電荷をやりとりするため、異物の挙動はランダムな動きとなる。
次に、電源スイッチをオフにして、電極部材501、502間に電位差を無くすと、図9(c)のように第2フィルタエレメント16から遊離した異物は沈降してゆき、最終的には貯留空間12a(図7参照)に溜まる。
例えば、第1電極部材501と第2電極部材502との間に定期的に電圧を印加することにより、第2フィルタエレメント16の下端部161に堆積した異物を効果的に除去することができ、第2フィルタエレメント16の圧損増加を抑制することができる。
上述したように、本実施形態によれば、異物遊離装置50は、第1電極部材501と第2電極部材502との間に電位差を生じさせることにより、下端部161に付着した異物をその下端部161から遊離させるので、その下端部161に堆積した異物を除去することができ、第2フィルタエレメント16の寿命を延ばすことができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。図10は、第6実施形態に係る燃料濾過装置10の断面図である。
図10に示すように、本実施形態の燃料濾過装置10は、第1実施形態と同様に、水捕捉用の第1フィルタエレメント14と異物捕捉用の第2フィルタエレメント62とを備えている。そして、燃料濾過装置10では、第2フィルタエレメント62は第1フィルタエレメント14に対して燃料流れ下流側に配置され、第2フィルタエレメント62において燃料は第2フィルタエレメント62の下端62aから上端62bへと流れる。
但し、本実施形態では、第1実施形態とは異なり、圧縮装置18(図1参照)は設けられていないので、第2フィルタエレメント62は圧縮装置18により圧縮変形させられることはない。本実施形態の第2フィルタエレメント62は、不織布シートで仕切られた複数のセルから構成されるハニカム構造を有している。
図11は、第2フィルタエレメント62を単体で表した斜視図である。その図11に示すように、第2フィルタエレメント62は、複数の不織布シート621、622、623、624(図12、13参照)から成るシート状物が巻回されることにより形成されている。そして、第2フィルタエレメント62には、矢印ARf1および矢印ARf2のように燃料が流れる。なお、図11では、第2フィルタエレメント62に燃料が流入する燃料流入端62aすなわち重力方向DRgにおける下端62aは、図10とは逆に図の上側に図示されている。その一方で、第2フィルタエレメント62から燃料が流出する燃料流出端62bすなわち重力方向DRgにおける上端62bは、図の下側に図示されている。
図12は、図11にて矢印XII方向から第2フィルタエレメント62を見た図であって、第2フィルタエレメント62の燃料流入端62aの一部を拡大した図である。また、図13は、図11にて矢印XIII方向から第2フィルタエレメント62を見た図であって、第2フィルタエレメント62の燃料流出端62bの一部を拡大した図である。なお、図12では、点ハッチングも斜線ハッチングもされていない白抜き箇所が燃料流入端62aにおいて開口している開口箇所を表している。また、図13では、点ハッチングも斜線ハッチングもされていない白抜き箇所が燃料流出端62bの開口箇所を表している。このことは、後述する図15および図16でも同様である。
図11〜図13に示すように、第2フィルタエレメント62のハニカム構造は、燃料を濾過する第1不織布シート621と第2不織布シート622とが積層されてなる第1濾過壁625と、燃料を濾過する第3不織布シート623と第4不織布シート624とが積層されてなる第2濾過壁626とを含んでいる。その第1濾過壁625および第2濾過壁626は本発明の濾過壁に対応する。そして、ハニカム構造では、矢印ARf1、ARf2(図11参照)で示す燃料流れに沿った柱状形状をなしている複数の第1柱状空間62cと、燃料流れに沿った柱状形状をなしている複数の第2柱状空間62dとが、第1濾過壁625または第2濾過壁626を介して相互に隣接するように形成されている。
第1柱状空間62cは燃料流れ上流側において開放されている。言い換えれば、第1柱状空間62cは第2フィルタエレメント62の燃料流入端62aにおいて開放されている。その一方で、第1柱状空間62cは燃料流れ下流側において接着剤等によって閉塞されている。言い換えれば、第1柱状空間62cは第2フィルタエレメント62の燃料流出端62bにおいて閉塞されている。
また、第2柱状空間62dは燃料流れ上流側において閉塞されている。言い換えれば、第2柱状空間62dは第2フィルタエレメント62の燃料流入端62aにおいて閉塞されている。その一方で、第2柱状空間62dは燃料流れ下流側において開放されている。言い換えれば、第2柱状空間62dは第2フィルタエレメント62の燃料流出端62bにおいて開放されている。
第1濾過壁625において、第1不織布シート621は第1柱状空間62c側の壁面を形成しており、第2不織布シート622は第2柱状空間62d側の壁面を形成している。第2不織布シート622の目は第1不織布シート621よりも細かくなっている。そして、第1不織布シート621と第2不織布シート622とはその厚み方向に積層されているが、互いに密着しているのではなく、第1不織布シート621と第2不織布シート622との間に壁内空間625aが形成されている。
また、第1濾過壁625の壁内空間625aは、その長手方向が第1柱状空間62c及び第2柱状空間62dと同じになるように複数形成されている。また、壁内空間625aは、燃料流入端62aにおいて閉塞されており、燃料流出端62bにおいても閉塞されている。
また、第2濾過壁626も上述の第1濾過壁625と同様に構成されている。すなわち、第2濾過壁626において、第3不織布シート623は第1柱状空間62c側の壁面を形成しており、第4不織布シート624は第2柱状空間62d側の壁面を形成している。第4不織布シート624の目は第3不織布シート623よりも細かくなっている。例えば、第3不織布シート623は第1不織布シート621と同じ目の粗さになっており、第4不織布シート624は第2不織布シート622と同じ目の粗さになっている。従って、第1不織布シート621および第3不織布シート623は本発明の第1濾過シートに対応し、第2不織布シート622および第4不織布シート624は本発明の第2濾過シートに対応する。
また、第3不織布シート623と第4不織布シート624とはその厚み方向に積層されており、第3不織布シート623と第4不織布シート624との間に壁内空間626aが形成されている。その第2濾過壁626の壁内空間626aは、その長手方向が第1柱状空間62c及び第2柱状空間62dと同じになるように複数形成されている。また、壁内空間626aは、燃料流入端62aにおいて閉塞されており、燃料流出端62bにおいても閉塞されている。
また、第1濾過壁625に形成された壁内空間625aは、第1不織布シート621を通過し第2不織布シート622で捕捉される大きさの異物が壁内空間625a内で移動できるように形成されている。例えば異物が球形であると仮定して、不織布シート621、622の厚み方向における壁内空間625aの幅は、第1不織布シート621を通過する最大の異物の直径よりも大きくなっている。
これと同様に、第2濾過壁626に形成された壁内空間626aは、第3不織布シート623を通過し第4不織布シート624で捕捉される大きさの異物が壁内空間626a内で移動できるように形成されている。例えば異物が球形であると仮定して、不織布シート623、624の厚み方向における壁内空間626aの幅は、第3不織布シート623を通過する最大の異物の直径よりも大きくなっている。
このように構成された第2フィルタエレメント62では、燃料は燃料流入端62aにおいて第1柱状空間62cに流入する。そして、図12および図13の太線矢印で示すように、燃料は第1柱状空間62cから、第1不織布シート621、壁内空間625a、第2不織布シート622の順に通過して第2柱状空間62dに流れ込む。その燃料流れと並列的に、燃料は第1柱状空間62cから、第3不織布シート623、壁内空間626a、第4不織布シート624の順に通過して第2柱状空間62dに流れ込む。第2柱状空間62dに流れ込んだ燃料は、燃料流出端62bにおいて第2柱状空間62dから第2フィルタエレメント62の外部へ流出する。
上述したように、本実施形態によれば、第2フィルタエレメント62のハニカム構造を構成する第1濾過壁625には、層状に重ねられた2枚の不織布シート621、622の間に壁内空間625aが形成されているので、その不織布シート621、622が互いに密着させられ壁内空間625aが形成されていない構成と比較して、第2フィルタエレメント62の体積を大きくせずに第1濾過壁625の濾過面積を増やすことができる。そして、第2濾過壁626についても同様に濾過面積を増やすことができる。その結果として、第2フィルタエレメント62の長寿命化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、第1濾過壁625に形成された壁内空間625aは、第1不織布シート621を通過し第2不織布シート622で捕捉される大きさの異物が壁内空間625a内で移動できるように形成されている。従って、捕捉された異物が第2不織布シート622上で偏ることを抑制できるので、その第2不織布シート622を有効に使用することができる。このような作用効果は第2濾過壁626でも同様である。この作用効果について図14を用いて説明する。
図14は、第2フィルタエレメント62の第1濾過壁625をその厚み方向に沿った面で切断した断面図である。図14(a)は、第1濾過壁625に壁内空間625aが形成されていない比較例における異物の付着状態を表した図であり、図14(b)は、本実施形態の第1濾過壁625における異物の付着状態を表した図である。図14のDSTはその異物を示している。
図14(a)に示すように、壁内空間625aが形成されていない比較例では、第2不織布シート622の第1不織布シート621側の表面に付着した異物は、その位置が拘束されるので、その第2不織布シート622の表面上に偏って堆積する。
しかし、本実施形態では、図14(b)に示すように、第2不織布シート622の第1不織布シート621側の表面に付着した異物は、壁内空間625aが形成されているため、その壁内空間625a内で移動可能である。そのため、上述のように、第2不織布シート622の表面に付着した異物がその表面上に偏って堆積することが抑制される。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第6実施形態と異なる点を主として説明する。
本実施形態では、第2フィルタエレメント62が、前述の第6実施形態の第2不織布シート622と第4不織布シート624とに替えて、1つの不織布シートである下流側不織布シート628(図15、16参照)を備えているという点が、第6実施形態と異なっている。この下流側不織布シート628は本発明の第2濾過シートに対応する。
図15は、図11にて矢印XII方向から第2フィルタエレメント62を見た図12に相当する図であって、第7実施形態において第2フィルタエレメント62の燃料流入端62aの一部を拡大した図である。また、図16は、図11にて矢印XIII方向から第2フィルタエレメント62を見た図13に相当する図であって、第7実施形態において第2フィルタエレメント62の燃料流出端62bの一部を拡大した図である。
図15および図16に示すように、下流側不織布シート628は、その内側に第2柱状空間62dが形成された筒形状を成している。そして、その第2柱状空間62dは、第6実施形態では第2不織布シート622と第4不織布シート624(図12、13参照)とに囲まれて形成されているが、本実施形態では下流側不織布シート628に囲まれているだけである。従って、下流側不織布シート628は第6実施形態の第2不織布シート622と第4不織布シート624とに相当する。
また、第1柱状空間62cと第2柱状空間62dとの間には、第6実施形態の第1濾過壁625および第2濾過壁626に相当する濾過壁629が設けられている。その濾過壁629は第1不織布シート621と第3不織布シート623と下流側不織布シート628とを備えている。そして、濾過壁629には、下流側不織布シート628と第1不織布シート621または第3不織布シート623との間の壁内空間629aと、下流側不織布シート628と第1不織布シート621との間の壁内空間629bとが形成されている。この壁内空間629a、629bは、第6実施形態の壁内空間625a、626aに相当する。壁内空間629a、629bは何れも、第6実施形態の壁内空間625a、626aと同様に、第2フィルタエレメント62の燃料流入端62aおよび燃料流出端62bにおいて閉塞されている。
このように構成された第2フィルタエレメント62では、燃料は燃料流入端62aにおいて第1柱状空間62cに流入する。そして、図15および図16の太線矢印で示すように、燃料は第1柱状空間62cから第1不織布シート621または第3不織布シート623を通過して壁内空間629aに流れ、その壁内空間629aから下流側不織布シート628を通過して第2柱状空間62dに流れ込む。その燃料流れと並列的に、燃料は第1柱状空間62cから、第1不織布シート621、壁内空間629b、下流側不織布シート628の順に通過して第2柱状空間62dに流れ込む。第2柱状空間62dに流れ込んだ燃料は、燃料流出端62bにおいて第2柱状空間62dから第2フィルタエレメント62の外部へ流出する。
本実施形態の第2フィルタエレメント62が有する濾過壁629は、第6実施形態の第1濾過壁625および第2濾過壁626と同様の機能を備えているので、本実施形態でも第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上述の第1実施形態では、図1に示すように押圧部材181は突起181aを有しているが、その突起181aは必須構成要素というわけではなく、押圧部材181は、突起181aを有さない平板状の部材であっても差し支えない。
(2)上述の第5実施形態では、異物遊離装置50は直流電源503を備えているが、その電源は直流でも交流でもよく、異物遊離装置50は、直流電源503に替えて交流電源を備えていても差し支えない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 燃料濾過装置
16 第2フィルタエレメント(異物用フィルタエレメント)
18 圧縮装置
181 押圧部材
182 付勢装置

Claims (12)

  1. 燃料が流れる経路に設けられ、弾力性を有し該燃料中の異物を捕捉する異物用フィルタエレメント(16)と、
    前記異物用フィルタエレメントを燃料流れ方向に圧縮する圧縮装置(18)とを備え、
    前記圧縮装置は、前記異物用フィルタエレメントに対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、前記異物用フィルタエレメントを圧縮する圧縮量を小さくすることを特徴とする燃料濾過装置。
  2. 前記圧縮装置は、
    前記異物用フィルタエレメントに対して燃料流れ下流側に設けられ該異物用フィルタエレメントを燃料流れ上流側に向けて押圧する押圧部材(181)と、
    前記押圧部材に対して燃料流れ下流側に設けられ該押圧部材を燃料流れ上流側に向けて付勢する付勢装置(182)とを有していることを特徴とする請求項1に記載の燃料濾過装置。
  3. 燃料が流れる経路に設けられ、該燃料中の異物を捕捉する第1フィルタエレメント(22)と、
    前記第1フィルタエレメントに対して燃料流れ上流側に設けられ、該第1フィルタエレメントよりも目が粗く、前記燃料中の異物を捕捉する第2フィルタエレメント(24)と、
    前記第1フィルタエレメントに対して燃料流れ上流側に設けられ、該第1フィルタエレメントよりも目が粗く、前記燃料中の異物を捕捉する第3フィルタエレメント(26)と、
    前記第2フィルタエレメントに対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、前記燃料が前記第3フィルタエレメントへ流れる流路の開口面積を拡大する開口面積変更装置(28)とを備えていることを特徴とする燃料濾過装置。
  4. 前記第3フィルタエレメントは、内周面(26a)が形成された環状の形状を成し、前記第3フィルタエレメントでは、前記内周面から燃料が流入し、
    前記開口面積変更装置は、前記第2フィルタエレメントと共に前記第3フィルタエレメントの軸方向に移動し該第3フィルタエレメントの内側に挿入された移動部材(282)を有し、
    該移動部材は、前記第3フィルタエレメントの軸方向に移動することにより前記開口面積を増減することを特徴とする請求項3に記載の燃料濾過装置。
  5. 前記開口面積変更装置は、前記移動部材が前記開口面積を所定量(SM1)以上にした後において該開口面積を該所定量未満に減らさないように前記移動部材の移動を制限するストッパ(282b)を有していることを特徴とする請求項4に記載の燃料濾過装置。
  6. 前記開口面積変更装置は、前記第3フィルタエレメントの軸方向において前記開口面積を減らす向きに前記移動部材を付勢する付勢装置(283)を有していることを特徴とする請求項4または5に記載の燃料濾過装置。
  7. 燃料が流れる経路に設けられ、該燃料中の異物を捕捉する第1フィルタエレメント(22)と、
    前記第1フィルタエレメントに対して燃料流れ上流側に設けられ、該第1フィルタエレメントよりも目が粗く、前記燃料中の異物を捕捉する第2フィルタエレメント(41)と、
    前記第2フィルタエレメントに対する燃料流れ上流側と燃料流れ下流側との間の圧力差が大きくなるほど、前記燃料が前記第2フィルタエレメントへ流れる流路の開口面積を拡大する開口面積変更装置(28)とを備えていることを特徴とする燃料濾過装置。
  8. 燃料が流れる経路に設けられ、該燃料中の異物を捕捉する異物用フィルタエレメント(16)と、
    該異物用フィルタエレメントに設けられた第1電極部材(501)と第2電極部材(502)とを有し、該第1電極部材と該第2電極部材との間の電位差により生じる電界によって前記異物を前記異物用フィルタエレメントから遊離させる異物遊離装置(50)とを備えていることを特徴とする燃料濾過装置。
  9. 前記異物用フィルタエレメントは、重力方向下側に位置する下端部(161)を有し、
    前記燃料は該下端部から前記異物用フィルタエレメントへ流入し、
    前記第1電極部材および前記第2電極部材は前記下端部に配置され、
    前記異物遊離装置は、前記電界によって前記異物を前記下端部から遊離させることを特徴とする請求項8に記載の燃料濾過装置。
  10. 燃料が流れる経路に設けられ該燃料中の異物を捕捉する異物用フィルタエレメント(62)を備えた燃料濾過装置であって、
    前記異物用フィルタエレメントは、燃料流れ上流側が開放されている一方で下流側が閉塞され燃料流れに沿った柱状形状をなしている複数の第1柱状空間(62c)と、燃料流れ上流側が閉塞されている一方で下流側が開放され燃料流れに沿った柱状形状をなしている複数の第2柱状空間(62d)とが前記燃料を濾過する濾過壁(625、626、629)を介して相互に隣接するように形成されたハニカム構造を有し、
    前記濾過壁は、
    前記第1柱状空間側の壁面を形成する第1濾過シート(621、623)と、
    該第1濾過シートとの間に壁内空間(625a、626a、629a、629b)を形成すると共に前記第2柱状空間側の壁面を形成し、前記第1濾過シートよりも目が細かい第2濾過シート(622、624、628)とを有していることを特徴とする燃料濾過装置。
  11. 前記第2濾過シート(628)は、その内側に前記第2柱状空間が形成された筒形状を成していることを特徴とする請求項10に記載の燃料濾過装置。
  12. 前記壁内空間は、前記第1濾過シートを通過し前記第2濾過シートで捕捉される大きさの前記異物が前記壁内空間内で移動できるように形成されていることを特徴とする請求項10または11に記載の燃料濾過装置。
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