JP2015023496A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】特に入力手段が設けられていなくてもペアリングを実現できるようにする、或いは、ペアリングに関してユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】第1機器(1)及び第2機器(2)を備え、ペアリングを介して第1及び第2機器間の通信が可能となる通信システムにおいて、第1機器は、自身の起動に連動して第2機器とペアリング済みであるかを判断する第1判断処理を行い、第2機器とのペアリングが未完了であると判断した場合、その判断に連動して、ペアリングを実現するためのペアリング動作を実行し、第2機器は、自身の起動に連動して第1機器とペアリング済みであるかを判断する第2判断処理を行い、第1機器とのペアリングが未完了であると判断した場合、その判断に連動して、自身の動作モードをペアリングが可能なペアリングモードに移行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信システムに関する。
Bluetooth(登録商標)を用いて第1機器と第2機器を接続する場合、事前にペアリングの実施が必要となる。これを実現するため、一般的には、ユーザは第1機器に対して周辺機器の探索を指示し、モード指定にて第2機器の動作モードをペアリングモードにする。そして、探索により見つかった周辺機器(1以上の第2機器)が第1機器の画面に一覧表示され、ユーザが、その一覧表示を参照しつつ、ペアリングを望む何れかの周辺機器を選ぶ選択操作を第1機器に入力する。尚、下記特許文献1には、機器名等の機器情報を考慮してペアリングを行う方法が示されている(特許文献1;図7、明細書段落[0033]〜[0038]参照)。
国際公開2012/033065号公報
上述の如く、ユーザによる第1機器への探索指示や選択操作、及び、ユーザによる第2機器へのモード指定(動作モードをペアリングモードにする指定)を伴ってペアリングが行われることが一般的である。しかしながら、小型のスティック型セットトップボックスのように、第1機器が、ユーザからの操作を受け付ける入力手段を何ら有さない場合、探索指示や選択操作を第1機器に入力することができない。第2機器も入力手段を持たないならば第2機器へのモード指定も困難である。このような第1及び第2機器を含む通信システムにおいても、所望のペアリングを実現できる方法の開発が望まれる。これは、Bluetooth以外の無線通信規格を採用する通信システムにもあてはまりうる。また、ペアリングに関し、ユーザの手間を軽減することも肝要である。
そこで本発明は、特に入力手段が設けられていなくてもペアリングを実現できる通信システム又はユーザの利便性向上に寄与する通信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信システムは、第1機器及び第2機器を備え、ペアリングを介して前記第1及び第2機器間の通信が可能となる通信システムにおいて、前記第1機器は、自身の起動に連動して前記第2機器とペアリング済みであるかを判断する第1判断処理を行い、前記第2機器とのペアリングが未完了であると判断した場合、その判断に連動して、ペアリングを実現するためのペアリング動作を実行し、前記第2機器は、自身の起動に連動して前記第1機器とペアリング済みであるかを判断する第2判断処理を行い、前記第1機器とのペアリングが未完了であると判断した場合、その判断に連動して、自身の動作モードをペアリングが可能なペアリングモードに移行させることを特徴とする。
これにより、ユーザによる特段の操作を必要とすることなく、所望のペアリングを実現することができる。従って、ユーザからの操作を受け付ける入力手段を第1機器又は第2機器が持たない場合でも、所望のペアリングを実現可能である。入力手段の割愛は、機器の小型化及び低コスト化にも繋がる。また、特段の操作を必要とせずに第1及び第2機器間のペアリングを実現できるため、ユーザにとって利便性が高い(ユーザの手間が省ける)。
具体的には例えば、前記第1機器は、前記ペアリング動作において、相手機器を探索するための探索信号及び前記相手機器の持つ固有情報を問い合わせる問い合わせ信号を送信し、前記第2機器は、自身の動作モードが前記ペアリングモードである場合において、前記探索信号に応答するとともに、前記問い合わせ信号に対し前記固有情報として自身が有する特定固有情報を返信し、前記第1機器は、前記問い合わせ信号に対する前記相手機器からの返信信号に前記特定固有情報が含まれているとき、前記相手機器とペアリングを行うことが好ましい。
これにより、ユーザに手間をかけることなく、第1機器の相手機器が第2機器であることが確認される場合に、ペアリングが実施されるようになる。
また例えば、前記第1機器は、前記第1判断処理にて前記第2機器とペアリング済みであると判断した場合、ペアリング済みの前記第2機器との接続を試行し、前記試行の開始後、所定の接続試行待機時間が経過しても前記接続が成されないときには、前記ペアリング動作を起動することが好ましい。
これにより、ペアリング済みの第2機器が第1機器の近くに存在しない場合などにおいて、第1機器は、接続試行待機時間の経過を経て、他の第2機器とのペアリングを実現可能となる。
また例えば、前記第2機器は、前記第2判断処理にて前記第1機器とペアリング済みであると判断した場合、ペアリング済みの前記第1機器に向けて接続要求信号を送信し、その送信の開始後、所定の接続要求待機時間が経過しても前記第1機器と接続されないときには、前記動作モードを前記ペアリングモードに移行させることが好ましい。
これにより、ペアリング済みの第1機器が第2機器の近くに存在しない場合などにおいて、第2機器は、接続要求待機時間の経過を経て、他の第1機器とのペアリングを実現可能となる。
また例えば、前記ペアリング動作において、前記探索信号に対する応答信号を複数の相手機器としての複数の第2機器から受信したとき、前記第1機器は、前記複数の第2機器の内、最も大きな受信電波強度に対応する第2機器とペアリングを行うことが好ましい。
これにより、例えば、第2機器が第1機器に対するリモートコントローラである場合において、ユーザが現在使用すると推測される第2機器に対し、ペアリングが実施される可能性が高まる。比較的大きな受信電波強度に対応する第2機器は、通常、第1機器の比較的近くに位置しており、ユーザは、第1機器の最も近くにしている第2機器を操作すると推定されるからである。
また例えば、前記ペアリング動作において、前記探索信号に対する応答信号を複数の相手機器としての複数の第2機器から受信したとき、前記第1機器は、前記複数の第2機器の内、最後に起動した第2機器とペアリングを行うことが好ましい。
これにより、例えば、第2機器が第1機器に対するリモートコントローラである場合において、ユーザが現在使用すると推測される第2機器に対し、ペアリングが実施される可能性が高まる。ユーザは、最も最近に起動した第2機器を用いて第1機器の遠隔操作を行う可能性が高いからである。
また例えば、前記第2機器は、当該第2機器の動きを検出する動き検出部を有して、前記動き検出部の検出結果に応じた操作データを、接続された前記第1機器に送信し、当該通信システムには、1以上の第2機器が設けられ、前記第1機器は、接続された前記第2機器からの受信操作データに応じて所定処理を行う処理部を有し、接続された前記第2機器内の前記動き検出部に異常が検出されたとき、他の第2機器とのペアリングを実現すべく前記ペアリング動作を起動することが好ましい。
これにより、異常が検出された第2機器以外の新たな第2機器に対して新たにペアリングを実現でき、新たな第2機器の操作データに従った所定処理(異常のない操作データに従った所定処理)を行うことが可能となる。
また例えば、前記異常が検出されたとき、前記第1機器は、前記異常を持つ前記第2機器に対応付けて異常情報を保持し、その後、前記第1機器の電源オフを経て前記第1機器が再起動したとき、前記第1機器は、前記異常情報が対応付けられた前記第2機器との接続を試行することなく前記ペアリング動作を起動する、或いは、前記異常情報が対応付けられた前記第2機器以外の第2機器であって且つペアリング済みの第2機器と接続することが好ましい。
これにより例えば、異常な第2機器との接続のために、ユーザが待機させられることが無くなり(いわば、不必要な待ち時間が無くなり)、異常の無い他の第2機器に第1機器を素早く接続させることが可能となる。
また例えば、前記第1機器は、前記第2機器とのペアリングが未完了であると判断した場合、前記第2機器とのペアリングが完了するまで前記ペアリング動作を所定間隔にて繰り返し実行し、前記ペアリング動作の繰り返し実行回数の増大につれて前記所定間隔を増大させることが好ましい。
これにより、起動している第2機器が第1機器の近くに存在していない場合などにおいて、必要以上に電力が消費されることが抑制される。
本発明によれば、特に入力手段が設けられていなくてもペアリングを実現できる通信システム又はユーザの利便性向上に寄与する通信システムを提供することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る通信システムを含むシステム全体の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る本体機器及びリモコンの内部ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る本体機器の状態遷移図である。 本発明の第1実施形態に係るリモコンの状態遷移図である。 本発明の第1実施形態に係る自動ペアリング動作のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係り、通信システムに含まれる1台の本体機器とn台のリモコンを示す図である。 本発明の第4実施形態に係り、ペアリングの対象機器が切り替わる様子を示した図である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
<<第1実施形態>>
本発明の第1実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システムを含むシステム全体の構成図である。通信システムは、本体機器1と、本体機器1を遠隔操作するためのリモートコントローラ(以下リモコンという)2と、を備える。表示装置3は、供給された映像信号に基づく映像を表示する装置である。本体機器1は、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)等の任意の規格に準拠するケーブルを介して表示装置3に接続され、表示装置3に対して任意の映像信号を供給する。本体機器1及び表示装置3間は無線にて接続されていても良い。尚、映像信号と共に映像信号に同期する音声信号も本体機器1から表示装置3に供給されるが、本実施形態では、説明の簡略化上、特に必要のない限り、音声信号の記述を割愛する。
本体機器1は、所謂セットトップボックスである。但し、本体機器1はセットトップボックスに分類されない機器(例えばゲーム機器)であっても良い。セットトップボックスとしての本体機器1は、放送局から受信した放送信号に基づく映像信号を表示装置3に供給でき、録画機能やインターネット接続機能を有していても良い。本体機器1に接続される装置は表示装置以外でも良いし、本体機器1に表示装置3が内包されていても良い。
本体機器1及びリモコン2は、無線通信により相互に任意の信号及びデータを通信可能である。本体機器1及びリモコン2間の無線通信が準拠する無線通信規格は任意であるが、ここでは、本体機器1及びリモコン2間の無線通信がBluetooth(登録商標)に準拠しているものとする。尚、1台の本体機器1と通信し得るリモコン2は複数台存在し得る。
図2に、本体機器1及びリモコン2の内部ブロック図を示す。
本体機器1は、符号11〜16によって参照される各部位を備える。RAM(Random Access Memory)11は、本体機器1内で取り扱われる任意のデータを一時的に記憶する。ROM(Read Only Memory)12は、メインプロセッサ13で実行されるプログラムの他、任意のデータを不揮発的に記憶する。メインプロセッサ13は、CPU(Central Processing Unit)等から成り、各種の信号処理及びROM12に記憶された各種のプログラムを実行すると共に、本体機器1内の各部位の動作を統括的に制御する。映像信号I/F部14は、表示装置3へ映像信号を出力するためのインターフェースである。本体機器1は、任意の相手機器との間で、Bluetoothに準拠した無線通信を行う。通信部15は、当該無線通信を行うための部位であり、信号の送受信を行う。本体機器1にとっての相手機器は、Bluetoothに準拠した無線通信を行いうる任意の機器であり、リモコン2を含む。本体機器1は、商用交流電力を駆動電力として用いて駆動する。但し、本体機器1に搭載されうるバッテリ(不図示)の出力電力が本体機器1の駆動電力であっても良い。
ペアリング情報保持メモリ16(以下、保持メモリ16と略記する)は、ペアリング済みの相手機器が存在する場合、その相手機器を特定するペアリング情報を保持する。保持メモリ16に関する相手機器は、当然、本体機器1にとっての相手機器である。ペアリング済みの相手機器が存在しない場合、保持メモリ16にペアリング情報は保持されない。ペアリング済みの相手機器が複数存在する場合、相手機器ごとのペアリング情報が保持メモリ16に保持される。保持メモリ16は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、ROM12に内包されていても良い。保持メモリ16に保持されるペアリング情報には、相手機器の固有情報が含まれ、相手機器の固有情報には、相手機器の機器名及び固有コード等が含まれる。尚、Bluetoothにおいて、機器名はデバイス名とも呼ばれる。
リモコン2は、符号21〜28によって参照される各部位を備える。RAM(Random Access Memory)21は、リモコン2内で取り扱われる任意のデータを一時的に記憶する。ROM(Read Only Memory)22は、メインプロセッサ23で実行されるプログラムの他、任意のデータを不揮発的に記憶する。メインプロセッサ23は、CPU(Central Processing Unit)等から成り、各種の信号処理及びROM22に記憶された各種のプログラムを実行すると共に、リモコン2内の各部位の動作を統括的に制御する。操作入力部(操作ボタン部)24は、機械式押しボタン等から成り、ユーザからの各種操作の入力を受ける。リモコン2は、任意の相手機器との間で、Bluetoothに準拠した無線通信を行う。通信部25は、当該無線通信を行うための部位であり、信号の送受信を行う。リモコン2にとっての相手機器は、Bluetoothに準拠した無線通信を行いうる任意の機器であり、本体機器1を含む。リモコン2は、一次電池又は二次電池から成るバッテリ26の出力電力を駆動電力として用いて駆動する。
動き検出部27は、リモコン2の動きを検出し、検出された動きを示す動きデータを出力する。具体的には、リモコン2の角速度を検出するジャイロセンサにて動き検出部27が形成され、この場合、動きデータはリモコン2の角速度を示す。但し、動き検出部27が検出する物理量は、リモコン2の角速度以外の物理量(例えば、リモコン2の加速度、角加速度等)でも良い。
ペアリング情報保持メモリ28(以下、保持メモリ28と略記する)は、ペアリング済みの相手機器が存在する場合、その相手機器を特定するペアリング情報を保持する。保持メモリ28に関する相手機器は、当然、リモコン2にとっての相手機器である。ペアリング済みの相手機器が存在しない場合、保持メモリ28にペアリング情報は保持されない。ペアリング済みの相手機器が複数存在する場合、相手機器ごとのペアリング情報が保持メモリ28に保持される。保持メモリ28は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、ROM22に内包されていても良い。保持メモリ28に保持されるペアリング情報には、相手機器の固有情報が含まれ、相手機器の固有情報には、相手機器の機器名及び固有コード等が含まれる。
以下の説明において、通信に関する接続とは、通信を行うべき機器間で信号及びデータのやり取りが可能となる状態を指す。Bluetoothを用いて互いに接続される本体機器1及びリモコン2は、接続に当たって、まずペアリングを行う。つまり、本体機器1及びリモコン2は、ペアリングを介して相互の通信が可能となる。ペアリングの完了後にリモコン2を用いた本体機器1の操作が可能となる(ペアリング完了前にはリモコン2で本体機器1を操作できない)。接続の確立もペアリングも、メインプロセッサ13の制御の下、通信部15及び25を用いて実現される。以下、ペアリングの手順に特に注目して本体機器1及びリモコン2の詳細動作を説明する。
図3は、本体機器1の状態遷移図である。本体機器1の電源がオンとなると(即ち、本体機器1の電源がオフからオンに切り替わると)本体機器1が起動し、本体機器1の状態は状態S10となる。本体機器1の電源のオフからオンへの切り替わりは、本体機器1に対する駆動電力の投入によって生じる。本体機器1に電源スイッチ(不図示)が設けられていても良い。この場合、当該電源スイッチが操作されることで、本体機器1の電源のオフからオンへの切り替わり又はオンからオフへの切り替わりが実現される。
本体機器1が起動すると、その起動に連動して(本体機器1の起動を契機として)、ユーザ操作に依らず自動的に、メインプロセッサ13は、本体機器1がリモコン2とペアリング済みであるか否かを判断する。この判断を行う処理(第1判断処理)をペアリング有無チェック(ペアリング情報有無チェック)と呼ぶ。即ち、状態S10においてペアリング有無チェックが実行される。状態S10でのペアリング有無チェックにおいて、メインプロセッサ13は、保持メモリ16にペアリング情報が保持されているか否かをチェックする。
保持メモリ16にペアリング情報が保持されていない場合(状態遷移U1)、リモコン2とのペアリングは未完了であると判断され、本体機器1の状態は状態S10から状態S12に遷移する。状態S12において、本体機器1は、相手機器とのペアリングを実現するための自動ペアリング動作を実行する。つまり、ペアリング有無チェックによりリモコン2とのペアリングが未完了であると判断した場合、その判断に連動して(その判断を契機として)、ユーザ操作に依らず自動的に、メインプロセッサ13は、自動ペアリング動作を実行する。
一方、状態S10において保持メモリ16にペアリング情報が保持されている場合(状態遷移U2)、本体機器1の状態は状態S14に遷移する。状態S14において、メインプロセッサ13は、保持メモリ16に保持されたペアリング情報に対応する相手機器と本体機器1との接続を確立するための接続処理を実行する。保持メモリ16に保持されたペアリング情報に対応する相手機器は、過去において本体機器1とペアリングしたリモコン(以下、ペアリング済みリモコンと呼ぶ)2である。接続処理によって、本体機器1及びペアリング済みリモコン2間の接続が確立されると(状態遷移U4)、本体機器1の状態は状態S16に遷移する。
但し、ペアリング済みリモコン2が本体機器1の近くに存在しない場合などにおいては、接続が確立できない場合がある。従って、状態S14における接続処理において、メインプロセッサ13は、本体機器1及びペアリング済みリモコン2間の接続を試行し、その試行開始からの経過時間を計測する。そして、試行の開始後、所定の待機時間TTH1(例えば1分)が経過しても、本体機器1及びペアリング済みリモコン2間の接続が確立されない場合、他のリモコン2とのペアリングを実現すべく、メインプロセッサ13は本体機器1の状態を状態S12へ遷移させ(状態遷移U3)、自動ペアリング動作を起動させる。
状態S12での自動ペアリング動作において、メインプロセッサ13は、通信部15を用いて、本体機器1の周辺に存在し且つペアリングモードで動作する相手機器を探索し、特定機器名を持つ相手機器を識別して特定機器名を持つ相手機器に対してペアリングを行う。自動ペアリング動作では、相手機器とのペアリングの完了と同時に、又は、その後に、本体機器1及び相手機器間の接続も確立される。尚、特定機器名を持つ相手機器とペアリングが実行されるため、上述のペアリング有無チェックでは、特定機器名を持つ相手機器のペアリング情報が保持メモリ16に保持されているか否かがチェックされることになる。自動ペアリング動作によりペアリングが完了して相手機器との接続が確立すると(状態遷移U5)、本体機器1の状態が状態S16へ遷移する。
状態S16において、本体機器1は本体通常動作を実行する。本体通常動作において、メインプロセッサ13は、接続が確立したリモコン(以下、接続確立リモコンという)2から通信部15を介して操作データを取得し、該操作データに応じた所定の操作応答処理を行う。操作データは、接続確立リモコンに対するユーザの操作内容(表示装置3に表示されるテレビ番組のチャンネル切り替えや、表示装置3の出力音量変更を指示する操作等の内容)を示す。操作応答処理は、例えば、表示装置3に表示されるテレビ番組のチャンネル間切り替え、表示装置3から出力される音声の音量変更である。
図4は、リモコン2の状態遷移図である。リモコン2の電源がオンとなると(即ち、リモコン2の電源がオフからオンに切り替わると)リモコン2が起動し、リモコン2の状態は状態S20となる。リモコン2の電源のオフからオンへの切り替わりは、リモコン2に対する駆動電力の投入によって生じる。例えば、リモコン2に対して着脱自在になっているバッテリ26をリモコン2に装着することで、リモコン2に対し駆動電力が投入されてリモコン2が起動する。或いは、リモコン2に電源スイッチ(不図示)が設けられていても良い。この場合、当該電源スイッチが操作されることで、リモコン2の電源のオフからオンへの切り替わり又はオンからオフへの切り替わりが実現される。また、リモコン2の動作モードが後述のスリープモードであるときにリモコン2に対して所定のスリープ解除操作が成されたときにも、リモコン2が起動し、リモコン2の状態は状態S20となる。スリープ解除操作は、例えば、操作入力部24に設けられた任意のボタンを押す操作である。
リモコン2の動作モードは、メインプロセッサ23の制御の下、開始モード、ペアリングモード、接続要求モード、通常モード及びスリープモードを含む複数のモードの何れかとなる。リモコン2の動作モードは、状態S20、S22、S24、S26、S28において、夫々、開始モード、ペアリングモード、接続要求モード、通常モード、スリープモードである。上記複数の動作モードの内、ペアリングモードにおいてのみ、相手機器とのペアリングが可能である。
リモコン2が起動すると、その起動に連動して(リモコン2の起動を契機として)、ユーザ操作に依らず自動的に、メインプロセッサ23は、リモコン2が本体機器1とペアリング済みであるか否かを判断する。この判断を行う処理(第2判断処理)もペアリング有無チェック(ペアリング情報有無チェック)と呼ぶ。即ち、状態S20においてペアリング有無チェックが実行される。状態S20でのペアリング有無チェックにおいて、メインプロセッサ23は、保持メモリ28にペアリング情報が保持されているか否かをチェックする。
保持メモリ28にペアリング情報が保持されていない場合(状態遷移V1)、本体機器1とのペアリングは未完了であると判断されて、リモコン2の状態は状態S20から状態S22に遷移する。状態S22におけるリモコン2の動作モードは、相手機器とのペアリングが可能なペアリングモードである。つまり、ペアリング有無チェックにより本体機器1とのペアリングが未完了であると判断した場合、その判断に連動して(その判断を契機として)、ユーザ操作に依らず自動的に、メインプロセッサ23は、リモコン2の動作モードをペアリングモードに移行させる。
一方、状態S20において保持メモリ28にペアリング情報が保持されている場合(状態遷移V2)、リモコン2の状態は状態S24に遷移する。状態S24において、メインプロセッサ23は、保持メモリ28に保持されたペアリング情報に対応する相手機器とリモコン2との接続を要求する接続要求信号を、通信部25を用い当該相手機器に向けて送信する。保持メモリ28に保持されたペアリング情報に対応する相手機器は、過去においてリモコン2とペアリングした本体機器(以下、ペアリング済み本体機器と呼ぶ)1である。ペアリング済み本体機器1の通信部15にて接続要求信号を受信したとき、ペアリング済み本体機器1は、リモコン2と協働して上述の接続処理(図3のS14参照)を実行する。そして、当該接続処理によって、ペアリング済み本体機器1及びリモコン2間の接続が確立されると、ペアリング済み本体機器1の状態は状態S16に移行すると共にリモコン2の状態は状態S26に移行する(状態遷移U4;図3、状態遷移V4;図4)。
但し、ペアリング済み本体機器1がリモコン2の近くに存在しない場合などにおいては、接続が確立できない場合がある。従って、状態S24にて接続要求信号の送信を開始した後、メインプロセッサ23は、その送信開始からの経過時間を計測する。そして、接続要求信号の送信開始後、所定の待機時間TTH2(例えば1分)が経過しても、ペアリング済み本体機器1及びリモコン2間の接続が確立されない場合、他の本体機器1とのペアリングを実現すべく、メインプロセッサ23はリモコン2の状態を状態S22へ遷移させる(状態遷移V3)。尚、状態S24において、リモコン2は接続要求信号を繰り返し送信すると良い。また、状態S24において、リモコン2に対し所定のペアリング操作が入力された場合にも、リモコン2の状態の状態S22への遷移が発生する。ペアリング操作は、例えば、操作入力部24に設けられたペアリングボタンを押す操作、又は、それ以外の専用操作である。
ペアリングモードにおいて、リモコン2は相手機器からの探索信号等に応答可能であるため、ペアリングが実現される。ペアリングモードにおいて、リモコン2と相手機器とのペアリングが完了すると共にリモコン2及び相手機器間の接続が確立すると(状態遷移V5)、リモコン2の状態は状態S22から状態S26へと遷移する。状態S26において、リモコン2はリモコン通常動作を行う。リモコン通常動作において、メインプロセッサ23は、リモコン2に対するユーザの操作内容を操作データに変換し、通信部25を介して、該操作データを接続が確立した本体機器1に送信する。リモコン2に対するユーザの操作は、操作入力部24に対する操作だけでなく、リモコン2を動かす操作を含む。即ち、ユーザは、リモコン2を動かすことで様々な指示を本体機器1に与えることができる。尚、状態S26において、所定のペアリング操作がリモコン2に入力されたとき、リモコン2の状態は状態S22へ遷移する(状態遷移V6)。
また、状態S22、S24又はS26において、所定のスリープ条件が成立したとき、リモコン2の状態は状態S28に遷移し(状態遷移V7)、リモコン2の動作モードはスリープモードとなる。スリープモードにおいて、リモコン2の消費電力は、開始モード、ペアリングモード、接続要求モード及び通常モードの何れよりも小さいが、信号及びデータの送信等はできない。スリープ条件は、例えば、第1条件“所定時間以上継続して操作入力部24に対し何ら操作が入力されない”又は第2条件“所定時間以上継続してリモコン2に動きが無い”である。リモコン2の動きの有無は、動き検出部27の検出結果から分かる。第1条件及び第2条件の双方の成立を以って、スリープ条件が成立しても良い。或いは、操作入力部24にスリープボタン(不図示)を設けておいても良く、この場合、スリープボタンの押下によってスリープ条件が成立する。上述したように、スリープ解除操作の入力によりスリープ状態は解消されて状態S20への遷移が発生する(状態遷移V8)。
次に、図5を参照して、本体機器1による自動ペアリング動作の手順を説明する。自動ペアリング動作に含まれるステップS51〜S58の各処理は、通信部15を利用しつつ、主としてメインプロセッサ13により実行される(但し、リモコン2での動作はメインプロセッサ23により実行される)。まずステップS51において、本体機器1は通信部15から探索信号を送信(放送)することで、本体機器1の周辺に存在する相手機器を探索する。自身の動作モードがペアリングモードであるときにおいて探索信号を受信したリモコン2は、当該探索信号に応答して、本体機器1に対し探索応答信号を送信する。探索応答信号を受信したとき、本体機器1は、本体機器1の周辺に、探索応答信号の受信個数分だけ相手機器が存在すると認知する。探索応答信号の送信元の相手機器をペアリング候補機器と呼ぶ。ステップS52において、本体機器1は、1以上のペアリング候補機器を発見したかをチェックする。1以上のペアリング候補機器を発見した場合には、ステップS53にて変数iに1を代入してからステップS54に進む。ペアリング候補機器が1つも発見されない場合にはステップS51に戻る。幾つかのペアリング候補機器は、リモコン2以外の機器でありうる。
ステップS54において、本体機器1は、探索信号に応答した相手機器(即ちペアリング候補機器)に対し、機器名を問い合わせる問い合わせ信号を送信する。この際、探索信号に応答した相手機器(即ちペアリング候補機器)が複数存在する場合には、相手機器ごとに問い合わせを行う。即ち、ステップS54において、本体機器1は、第iペアリング候補機器に対し、第iペアリング候補機器の機器名を問い合わせる問い合わせ信号を送信する。問い合わせ信号を受信した第iペアリング候補機器は、自身の機器名を含む問い合わせ応答信号を本体機器1に送信(返信)する。ステップS55において、問い合わせ応答信号を受信した本体機器1は、問い合わせ応答信号に含まれる第iペアリング候補機器の機器名が予め定められた特定機器名と一致しているか否かをチェックする。
第iペアリング候補機器の機器名が特定機器名と一致している場合にはステップS58への移行が発生するが、そうでない場合には、ステップS56への移行が発生する。ステップS56では、全てのペアリング候補機器に対して機器名の問い合わせが完了したか否かがチェックされる。全てのペアリング候補機器に対して機器名の問い合わせが完了した場合にはステップS51に戻るが、そうでない場合には、ステップS57にて変数iに1を加算してからステップS54に戻る。尚、ペアリング候補機器が複数存在する場合、複数のペアリング候補機器に対する問い合わせ信号の送信順序は任意であって良い。つまり、何れのペアリング候補機器を第1ペアリング候補機器に設定し、何れのペアリング候補機器を第2ペアリング候補機器に設定するのかは任意であって良い(第3ペアリング候補機器等についても同様)。
ステップS58において、本体機器1は、特定機器名を持つ第iペアリング候補機器に対してペアリングを行う。リモコン2の機器名が特定機器名として本体機器1に予め登録されている。従って、ステップS58にてペアリングの対象となる第iペアリング候補機器は、リモコン2である。特定機器名は複数存在していても良い。ペアリングの方法自体はBluetoothの規格に従う。第iペアリング候補機器とのペアリングの完了と同時に、又は、その後に、本体機器1及び第iペアリング候補機器間の接続も確立される。第iペアリング候補機器の固有情報を含むペアリング情報を保持メモリ16へ保存する処理、及び、本体機器1の固有情報を含むペアリング情報を第iペアリング候補機器の保持メモリ28へ保存する処理も、ステップS58にて実行される。
Bluetoothのペアリングにおいては、PINコード等の認証コードのユーザ入力操作が必要になることがあるが、本実施形態の自動ペアリング動作において、このようなユーザ入力操作は不要である。例えば、PINコードの入力自体が不要なSSP(Simple Secure Pairing)を自動ペアリング動作に採用すれば良い。或いは例えば、リモコン2に割り当てられ且つリモコン2に書き込まれたPINコードと同じPINコードを、本体機器1に予め保持させておけば良い。この場合、自動ペアリング動作の中で、本体機器1に保持されたPINコードを、本体機器1からペアリングされるべきリモコン2に対して送信すれば良い。リモコン2において、受信したPINコードと自身に書き込まれているPINコードとが照合され、それらの一致が認められた場合に認証処理が完了してペアリングが完了する。
尚、上述した自動ペアリング動作では、探索信号の送信を行い、探索応答信号の受信後に問い合わせ信号の送信を行っているが、探索応答信号の受信を待たずに、問い合わせ信号の送信を行うようにしても良い。例えば、探索信号及び問い合わせ信号の送信を同時に又は連続的に行うようにしても良い。この場合、ペアリングモードにおいて、探索信号及び問い合わせ信号を受信したリモコン2が、探索応答信号及び問い合わせ応答信号を同時に又は連続的に本体機器1に送信する。
Bluetoothを用いて第1機器と第2機器を接続する場合、一般的には、ユーザが第1機器に対して周辺機器の探索を指示する一方で、ユーザ操作にて第2機器の動作モードをペアリングモードにする。そして、探索により見つかった周辺機器(1以上の第2機器)が第1機器の画面に一覧表示され、ユーザが、その一覧表示を参照しつつ、ペアリングを望む何れかの周辺機器を選ぶ選択操作を第1機器に入力する。しかしながら、小型のスティック型セットトップボックスのように、第1機器が、ユーザからの操作を受け付ける入力手段を何ら有さない場合、探索の指示や選択操作を第1機器に入力することができない。これに対し、本実施形態によれば、ユーザ操作を何ら必要とすることなく、所望のペアリングが実現される。つまり、ユーザからの操作を受け付ける入力手段を本体機器1が持たない場合でも、所望のペアリングが実現される。入力手段が不要な分、本体機器1を小型化及び低コスト化できる(但し、本体機器1に入力手段が設けられていても良い)。また、ユーザ操作を何ら必要とすることなく所望のペアリングが実現されて、リモコン2を用いた本体機器1の操作が可能となるため、利便性が高い。
<<第2実施形態>>
本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態及び後述の第3〜第5実施形態は第1実施形態を基礎とする実施形態であり、第2〜第5実施形態において特に述べない事項に関しては、特に記述無き限り且つ矛盾の無い限り、第1実施形態の記載が第2〜第5実施形態にも適用される。矛盾の無い限り、第1〜第5実施形態の内、任意の複数の実施形態を組み合わせても良い。
通信システムに2以上のリモコン2が含まれることもある。このような場合に、ペアリングを行うべきリモコン2を自動的に選択する方法について説明する。説明の具体化のため、図6に示す如く、1台の本体機器1とn台のリモコン2であるリモコン2[1]〜2[n]とが、通信システムに含まれている場合を考える(nは2以上の整数)。ここでは、1台の本体機器1に注目するが、2以上の本体機器1が通信システムに含まれうる(上述及び後述の他の実施形態でも同様)。
自動ペアリング動作において、リモコン2[1]〜2[n]の夫々が探索信号に応答し、応答信号R[1]〜R[n]が本体機器1にて受信されたとする。応答信号R[i]は、自動ペアリング動作中においてリモコン2[i]が本体機器1に送信した信号であり、リモコン2[i]からの探索応答信号を含む(iは整数)。本体機器1の通信部15には、応答信号R[i]の受信電波強度(通信部15にて受信した応答信号R[i]の電波の強度)を検出する受信電波強度検出部(不図示)が設けられている。受信電波強度は、応答信号R[1]〜R[n]の受信信号レベルに基づき、応答信号R[1]〜R[n]の夫々に対して個別に検出される。そして、メインプロセッサ13は、応答信号R[1]〜R[n]の受信電波強度の内、最大の受信電波強度に対応するリモコン2に対してペアリングを行う。従って例えば、応答信号R[1]〜R[n]の受信電波強度の内、応答信号R[2]の受信電波強度が最も大きければ、リモコン2[2]とペアリングを行う。
ユーザが本体機器1及びリモコン2の組を複数所持している場合において、自動ペアリング動作が起動したとき、複数のリモコン2が同時に発見される可能性がある。基本的には、第i組のリモコン2にて第i組の本体機器1が操作されることが期待されるものの、第i組のリモコン2にて第j組の本体機器1も操作できたならば利便性が高い(ここでi≠j)。一方で、本体機器1に最も近くに位置しているリモコン2は、ユーザが使用したいリモコン2である可能性が最も高いと推測され、受信電波強度は本体機器1及びリモコン2間の距離が短いほど大きくなる。そこで、第2実施形態では、受信電波強度が最も大きなリモコン2がユーザが使用したいリモコン2であると判断して、当該リモコン2に対し優先的にペアリングを行う。これにより、ユーザが使用すると推測されるリモコン2が、自動的にペアリングされ、ユーザ便宜が図られる。
<<第3実施形態>>
本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態でも、第2実施形態と同様、1台の本体機器1とリモコン2[1]〜2[n]とが通信システムに含まれている場合を考える(図6参照)。自動ペアリング動作において、リモコン2[1]〜2[n]の夫々が探索信号に応答し、応答信号R[1]〜R[n]が本体機器1にて受信されたとする。
リモコン2[1]が10時40分に起動し、その後の11時00分ちょうどにリモコン2[2]が起動した場合を考える。この場合、その直後の現時点(例えば11時00分3秒)において、ユーザは、リモコン2[1]よりもリモコン2[2]を操作する可能性が高いと推測される。つまり、リモコン2[1]〜2[n]の内、最後に起動したリモコン2は、ユーザが現在手に持っているリモコン2(即ちユーザが現在使用を望むリモコン2)である可能性が高い。
これを考慮し、自動ペアリング動作において、応答信号R[1]〜R[n]が本体機器1にて受信されたとき、メインプロセッサ13は、リモコン2[1]〜2[n]の内、最後に起動したリモコン2に対してペアリングを行っても良い。
これによっても、ユーザが使用すると推測されるリモコン2が、自動的にペアリングされ、ユーザ便宜が図られる。最後に起動したリモコン2とは、リモコン2[1]〜2[n]の内、最も遅い時刻に状態S20に移ったリモコン2である。上述したように(図4参照)、リモコン2は、電源がオフからオンに切り替わったとき又はスリープモードにおいてスリープ解除操作が入力されたときに起動して状態S20に移る。
各リモコン2に、現在時刻を計測する又はリモコン2の起動時からの経過時間を計測するタイマ(不図示)を設けておき、リモコン2[i]中のタイマの計測結果を応答信号R[i]に含めておけばよい。これにより、本体機器1は、応答信号R[1]〜R[n]に基づき、ペアリングすべきリモコン2を決定できる。
<<第4実施形態>>
本発明の第4実施形態を説明する。上述したように、ユーザは、リモコン2を動かすことで様々な指示を本体機器1に与えることができる。
具体的には、本体機器1及びリモコン2間のペアリング及び接続の完了後、リモコン通常動作において、リモコン2は、動き検出部27から出力される動きデータを含む操作データを本体機器1に送信し、メインプロセッサ13は、操作データに応じた処理を行う。その処理の内容は、動きデータに依存して決定される。但し、動き検出部27が故障している場合には、ユーザが希望する処理が実現されない(故障は異常の一種である)。そこで、本体機器1又はリモコン2に、動き検出部27の故障の有無を検出する故障検出部(不図示)を設けておく。故障検出部は、動き検出部27から出力される動きデータが所定の故障条件を満たすとき、動き検出部27が故障していると判断することができる。例えば、周期的に取得される動きデータによるリモコン2の角速度が、所定時間以上継続して又は所定回数以上継続して所定範囲を逸脱しているとき、故障条件が満たされる。
今、図7を参照し、本体機器1及びリモコン2[1]間のペアリング及び接続の完了後、リモコン2[1]内の動き検出部27の故障が検出された場合を考える。この場合、本体機器1は、現在使用しているリモコンに故障が発生している旨を、表示装置3を用いて又は本体機器1に設けられうる発光部等を用いて、ユーザに通知する。更に、この通知と共に、本体機器1は、他のリモコン(即ち、リモコン2[2]〜2[n]の何れか)と新たにペアリングするべく、自動ペアリング動作を起動(実行)する。自動ペアリング動作及び自動ペアリング動作の完了後の動作は、上述した通りである。この自動ペアリング動作によって、図7に示す如くリモコン2[2]とペアリングされた場合、以後、リモコン2[2]を用いた本体機器1の操作が可能である。nが3以上である場合において、リモコン2[2]〜2[n]の内、何れのリモコン2とペアリングするのかについては、第2又は第3実施形態の方法を利用できる。
また、リモコン2[1]内の動き検出部27の故障が検出された場合、メインプロセッサ13は、リモコン2[1]に対応付けて異常情報を保持メモリ16に保持する。その後、本体機器1の電源オフを経て本体機器1が再起動した場合、上述の如く、本体機器1は、状態S10でのペアリング有無チェックにより、保持メモリ16にペアリング情報が保持されているか否かをチェックする。
このとき、リモコン2[1]とペアリング済みであることを示すリモコン2[1]のペアリング情報が保持メモリ16に保持されていても、リモコン2[1]には異常情報が対応付けられている。そうすると、本体機器1では、状態S10から状態S12への遷移を発生させずに自動ペアリング動作を実行する。即ち、メインプロセッサ13は、異常情報が対応付けられたリモコン2[1]との接続を試行することなく(状態S14の接続処理を行わずに)、直ちに自動ペアリング動作を起動(実行)する。これにより、故障したリモコン2[1]との接続のために、ユーザが待機させられることが無くなる(いわば、不必要な待ち時間が無くなる)。更に、リモコン2[1]に異常情報が対応付けられた後の自動ペアリング動作において、メインプロセッサ13は、故障を有するリモコン2[1]をペアリングの対象から除外する(即ち、リモコン2[1]をペアリング候補機器から除外される)。
リモコン2[1]に対応付けて異常情報が保持メモリ16に保持された後、本体機器1の電源オフを経て本体機器1が再起動した場合、複数のリモコン2のペアリング情報が保持メモリ16に保持されていることもある。例えば、本体機器1の再起動時に、リモコン2[1]及び2[2]のペアリング情報が保持メモリ16に保持され、且つ、リモコン2[1]に対してのみ異常情報が対応付けられている場合もある。この場合、本体機器1の再起動後に、メインプロセッサ13は、状態S10から状態S14の遷移を発生させ(図3参照)、リモコン2[2]と接続するための接続処理を実行する。この例におけるリモコン2[2]は、異常情報が対応付けられたリモコン2[1]以外のリモコン2であって且つペアリング済みのリモコン2である。これにより、本体機器1を故障していないリモコン2に素早く接続させることができる。
上述の如く、リモコン2[1]に異常情報が対応付けられた後の自動ペアリング動作では、リモコン2[1]がペアリングの対象から除外される。但し、その後において、修理等を介しリモコン2[1]内の動き検出部27の故障が解消したと判断される場合には、リモコン2[1]に対応付けられた異常情報を保持メモリ16から削除すると良い。故障検出部がリモコン2[1]に存在する場合、例えば、動き検出部27の故障が解消した旨を応答信号R[1]に含めることができる。故障検出部が本体機器1に存在する場合、例えば、応答信号R[1]に動き検出部27の出力動きデータを含めておいて、その動きデータから本体機器1にて故障の解消有無を判断すれば良い。
<<第5実施形態>>
本発明の第5実施形態を説明する。上述したように、本体機器1は、状態S10でのペアリング有無チェックにおいてペアリング済みのリモコン2が存在しないと判断した場合、自動ペアリング動作を実行する。この際、探索信号に応答し且つ特定機器名を有する相手機器が1つも見つからない場合には、何れかの相手機器とのペアリングが完了するまで、探索信号の送信から始まる自動ペアリング動作を、所定間隔INTにて繰り返し実行する(図5参照)。リモコン2[1]にのみ注目したならば、本体機器1は、リモコン2[1]とのペアリングが未完了であると判断したとき、リモコン2[1]とのペアリングが完了するまで自動ペアリング動作を所定間隔INTにて繰り返し実行することになる。相手機器の探索開始から所定時間以上経過しても相手機器としてリモコン2が見つからない場合、メインプロセッサ13は、表示装置3を用いて所定の通知を行うと良い。当該通知において、例えば、リモコン2の電源がオンになっているか否かの確認を促す表示を表示装置3に行わせると良い。
探索信号の送信による相手機器の探索を含む自動ペアリング動作は、電波の出力を伴うため、比較的大きな電力を消費する。リモコン2が起動していないとき等においては、相手機器の探索を行い続けても相手機器としてリモコン2が見つからず、探索による電力消費が無駄になる。そこで、メインプロセッサ13は、自動ペアリング動作の繰り返し実行における自動ペアリング動作の実行間隔INTを、自動ペアリング動作の繰り返し実行回数の増大につれて、増大させると良い。これにより、必要以上に電力が消費されることが抑制され、省電力化が図られる。間隔INTは、例えば、相手機器の探索の実行間隔、即ち、第i回目の自動ペアリング動作中における探索信号の送信タイミングと、第(i+1)回目の自動ペアリング動作中における探索信号の送信タイミングとの間隔に等しい。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。
自動ペアリング動作の中で、本体機器1は、相手機器が持つ固有情報を問い合わせる問い合わせ信号を送信し、相手機器からの問い合わせ応答信号(返信信号)の中に特定固有情報が含まれているとき、当該相手機器にペアリングを行う(図5のステップS54、S55及びS58参照)。上述の各実施形態では、問い合わせ対象の固有情報が相手機器の機器名となっているが、問い合わせ対象の固有情報は、相手機器の機器名以外の、相手機器の固有情報(例えば、製品コード)でも良い。この場合、勿論、本体機器1が予め保持する特定固有情報も機器名の情報から変更される。
本体機器1及びリモコン2は、ペアリングを介して通信が可能となる第1機器及び第2機器の例である。上述の各実施形態において、第2機器はリモコン2であるため、第2機器はユーザからの各種操作を受ける入力手段を有している。しかしながら、本発明に係る第2機器は、ユーザからの各種操作を受ける入力手段を持っていなくても良い。第2機器が入力手段を持っていなかったとしても、第2機器の起動後、第1機器とのペアリングが未完了であると判断されたならば、自動的に第2機器の動作モードがペアリングモードとされるため、所望のペアリングを実現できる。
本体機器1又はリモコン2である対象装置を、集積回路等のハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。対象装置にて実現される機能の全部又は一部である任意の特定の機能をプログラムとして記述して、該プログラムを対象装置に搭載可能なフラッシュメモリに保存しておいても良い。そして、該プログラムをプログラム実行装置(例えば、対象装置に搭載可能なマイクロコンピュータ)上で実行することによって、その特定の機能を実現するようにしてもよい。上記プログラムは任意の記録媒体に記憶及び固定されうる。上記プログラムを記憶及び固定する記録媒体は対象装置と異なる機器(サーバ機器等)に搭載又は接続されても良い。
1 本体機器
2 リモコン
3 表示装置
27 動き検出部

Claims (9)

  1. 第1機器及び第2機器を備え、ペアリングを介して前記第1及び第2機器間の通信が可能となる通信システムにおいて、
    前記第1機器は、自身の起動に連動して前記第2機器とペアリング済みであるかを判断する第1判断処理を行い、前記第2機器とのペアリングが未完了であると判断した場合、その判断に連動して、ペアリングを実現するためのペアリング動作を実行し、
    前記第2機器は、自身の起動に連動して前記第1機器とペアリング済みであるかを判断する第2判断処理を行い、前記第1機器とのペアリングが未完了であると判断した場合、その判断に連動して、自身の動作モードをペアリングが可能なペアリングモードに移行させる
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1機器は、前記ペアリング動作において、相手機器を探索するための探索信号及び前記相手機器の持つ固有情報を問い合わせる問い合わせ信号を送信し、
    前記第2機器は、自身の動作モードが前記ペアリングモードである場合において、前記探索信号に応答するとともに、前記問い合わせ信号に対し前記固有情報として自身が有する特定固有情報を返信し、
    前記第1機器は、前記問い合わせ信号に対する前記相手機器からの返信信号に前記特定固有情報が含まれているとき、前記相手機器とペアリングを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1機器は、前記第1判断処理にて前記第2機器とペアリング済みであると判断した場合、ペアリング済みの前記第2機器との接続を試行し、前記試行の開始後、所定の接続試行待機時間が経過しても前記接続が成されないときには、前記ペアリング動作を起動する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記第2機器は、前記第2判断処理にて前記第1機器とペアリング済みであると判断した場合、ペアリング済みの前記第1機器に向けて接続要求信号を送信し、その送信の開始後、所定の接続要求待機時間が経過しても前記第1機器と接続されないときには、前記動作モードを前記ペアリングモードに移行させる
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の通信システム。
  5. 前記ペアリング動作において、前記探索信号に対する応答信号を複数の相手機器としての複数の第2機器から受信したとき、前記第1機器は、前記複数の第2機器の内、最も大きな受信電波強度に対応する第2機器とペアリングを行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  6. 前記ペアリング動作において、前記探索信号に対する応答信号を複数の相手機器としての複数の第2機器から受信したとき、前記第1機器は、前記複数の第2機器の内、最後に起動した第2機器とペアリングを行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  7. 前記第2機器は、当該第2機器の動きを検出する動き検出部を有して、前記動き検出部の検出結果に応じた操作データを、接続された前記第1機器に送信し、
    当該通信システムには、1以上の第2機器が設けられ、
    前記第1機器は、接続された前記第2機器からの受信操作データに応じて所定処理を行う処理部を有し、接続された前記第2機器内の前記動き検出部に異常が検出されたとき、他の第2機器とのペアリングを実現すべく前記ペアリング動作を起動する
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の通信システム。
  8. 前記異常が検出されたとき、前記第1機器は、前記異常を持つ前記第2機器に対応付けて異常情報を保持し、
    その後、前記第1機器の電源オフを経て前記第1機器が再起動したとき、
    前記第1機器は、前記異常情報が対応付けられた前記第2機器との接続を試行することなく前記ペアリング動作を起動する、或いは、前記異常情報が対応付けられた前記第2機器以外の第2機器であって且つペアリング済みの第2機器と接続する
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 前記第1機器は、前記第2機器とのペアリングが未完了であると判断した場合、前記第2機器とのペアリングが完了するまで前記ペアリング動作を所定間隔にて繰り返し実行し、前記ペアリング動作の繰り返し実行回数の増大につれて前記所定間隔を増大させる
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の通信システム。
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