JP2015023495A - イヤホンマイク - Google Patents

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Abstract

【課題】音質の良い音声を放音することができるとともに、鮮明な音声を集音することができるイヤホンマイクを提供する。
【解決手段】イヤホンマイクは、スピーカと、マイクロホンと、本体筐体と、密閉部材と、を備える。密閉部材は、イヤホンマイクがユーザの外耳道に挿入される際に本体筐体及び外耳道の間を密閉する。本体筐体には、スピーカ及びマイクロホンが配置される音響空間と、音響空間と連通する第1開口部及び第2開口部と、が形成される。イヤホンマイクが外耳道に挿入される際、第1開口部は外耳道と連通し、第2開口部は外耳道以外の本体筐体の外部と連通する。
【選択図】図3

Description

本発明は、イヤホンマイクに関し、特にスピーカとマイクロホンとを搭載するイヤホンマイクに関する。
従来、スピーカとマイクロホンとを内蔵するイヤホンマイクが知られている。このイヤホンマイクを耳に装着したユーザは、スピーカから出力される話し声などの音声を聴きながら、マイクロホンに入力されるユーザの音声を送話することができる。そのため、イヤホンマイクは携帯電話機などのハンズフリー通信などに利用されている。
一般的には、たとえば特許文献1のようなカナル型のイヤホンマイクが多く用いられている。カナル型のイヤホンマイクを耳に装着すると、ユーザの外耳道の内部はイヤホンマイクの本体部で密閉される。そのため、ユーザの耳道及びイヤホンマイクの本体筐体の内部から成る密閉空間にあるマイクロホンは、外部の雑音をほとんど拾わなくなる。従って、ユーザの音声を送話するマイクロホンが送話する音声にノイズが入り難くなっている。
特開2007−201887号公報
しかしながら、特許文献1のようなカナル型のイヤホンマイクでは、マイクロホンが密閉された音響空間内の音声を拾うため、送話される音声が実際の音声よりもこもった感じになり易い。特に、高周波数帯域の音声がこもり易くなるため、実際の音声よりも劣化した音声が送話されてしまうという問題があった。一方、イヤホンマイクをインナーイヤー型にすれば、マイクロホンが拾う音声はこもった感じの音声になり難くすることはできる。ところが、インナーイヤー型では、ユーザの外耳道の内部が密閉されないためにマイクロホンが外部の雑音を拾い易くなり、スピーカから出力される音声の低周波数帯域が聞き取り難くなるため、音質が劣化してしまう。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、音質の良い音声を放音することができるとともに、鮮明な音声を集音することができるイヤホンマイクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一の局面によるイヤホンマイクは、スピーカと、マイクロホンと、本体筐体と、ユーザの外耳道に挿入される際に本体筐体及び外耳道の間を密閉する密閉部材と、を備え、本体筐体には、スピーカ及びマイクロホンが配置される音響空間と、音響空間と連通する第1開口部及び第2開口部と、が形成され、外耳道に挿入される際、第1開口部は外耳道と連通し、第2開口部は外耳道以外の本体筐体の外部と連通する。
上記構成によれば、イヤホンマイクがユーザの外耳道に挿入される際、密閉部材により、イヤホンマイクの本体筐体と外耳道との間が密閉される。そのため、スピーカの出力音声は劣化することなく第1開口部を通じてユーザの外耳道に放音される。また、スピーカ及びマイクロホンが配置される音響空間は、第1開口部を通じて外耳道と連通するとともに、第2開口部を通じて外耳道以外の本体筐体の外部と連通するため、密閉空間にはならない。従って、外耳道から第1開口部を通じて本体筐体の音響空間に入力される入力音声はこもった感じになることなくマイクロホンに集音される。よって、音質の良い音声を放音することができるとともに、鮮明な音声を集音することができる。
また、上記構成において、マイクロホンは第1及び第2集音孔を有する差動マイクロホンであってもよい。
この構成によれば、本体筐体が外耳道に挿入されている状態では、第1及び第2集音孔において、外耳道から入力される入力音声の音圧には差が生じる。一方、外耳道以外の本体筐体の外部から入力される外部音声(雑音)の音圧には差が生じない。そのため、マイクロホンでは、第1及び第2集音孔での音圧差に応じて入力音声は集音されるが、外部音声は集音されない。よって、外耳道以外の本体筐体の外部の外部音声をマイクロホンに集音させないようにすることができる。
或いは、上記構成において、マイクロホンの出力信号に基づく音声信号を生成する制御部をさらに備え、マイクロホンは、第1集音孔を有する第1マイクロホンと、第2集音孔を有する第2マイクロホンとを有していてもよい。
この構成によれば、音声信号は、第1及び第2マイクロホンの各出力信号に基づいて生成される。本体筐体が外耳道に挿入されている状態では、第1及び第2集音孔において、外耳道から入力される入力音声の音圧には差が生じる。一方、外耳道以外の本体筐体の外部から入力される外部音声の音圧には差が生じない。そのため、入力音声に応じた出力信号の強さは第1及び第2マイクロホンでそれぞれ異なるが、外部音声に応じた出力信号の強さは第1及び第2マイクロホンで同じとなる。従って、制御部は、外部音声に応じたノイズを重畳することなく、入力音声に応じた音声信号を生成することができる。
また、上記構成において、音響空間は、スピーカが配置される放音道と、マイクロホンが配置される集音道と、を含み、第1開口部は、放音道と連通する放音開口部と、集音道と連通する集音開口部と、を含み、第2開口部は集音道と連通していてもよい。
この構成によれば、スピーカが配置される放音道は放音開口部を通じて外耳道と連通する。また、マイクロホンが配置される集音道は、集音開口部を通じて外耳道と連通し、さらに第2開口部を通じて外耳道以外の本体筐体の外部と連通する。従って、音響空間内では、スピーカの出力音声がマイクロホンに直接出力されないため、スピーカの出力音声がマイクロホンに集音され難くすることができる。
また、上記構成において、マイクロホンの出力信号を伝送する信号線と、本体筐体から延設される該信号線を被覆する被覆部材と、をさらに備え、被覆部材と信号線との間の隙間を通じて、第2開口部は本体筐体の外部と連通してもよい。
この構成によれば、第2開口部は本体筐体の外部と直接に連通しないため、外部からの塵埃が第2開口部から音響空間内に流入し難くすることができる。
本発明によれば、音質の良い音声を放音することができるとともに、鮮明な音声を集音することができるイヤホンマイクを提供することができる。
第1実施形態に係るイヤホンマイクの外観斜視図である。 イヤホンマイクがユーザの外耳道に装着されている状態を示す図である。 第1実施形態においてユーザの耳に装着されたイヤホンマイクの本体部の概略断面図である。 ユーザの外耳道側から見た本体部の正面図である。 本体部の側面図である。 放音開口部及び集音開口部の他の形成例を示す正面図である。 放音開口部及び集音開口部の他の形成例を示す正面図である。 放音開口部及び集音開口部の他の形成例を示す正面図である。 イヤホンマイクがユーザの耳に装着されている状態でマイクロホンに集音される入力音声の周波数特性の一例を示すグラフである。 第2実施形態においてユーザの耳に装着されたイヤホンマイクの本体部の概略断面図である。 第3実施形態においてユーザの耳に装着されたイヤホンマイクの本体部の概略断面図である。 第4実施形態に係るイヤホンマイクの外観斜視図である。 制御ユニットの構成を示すブロック図である。 第4実施形態においてユーザの耳に装着されたイヤホンマイクの本体部の概略断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るイヤホンマイクの外観斜視図である。イヤホンマイク1は、たとえば携帯電話機などの電子機器(不図示)に接続される放集音装置である。図1に示すように、イヤホンマイク1は、本体部2と、ケーブル3と、コネクタ4と、を備えている。
本体部2は、ユーザの耳に装着され、出力音声を放音するとともに、外部音源からの入力音声(たとえばユーザの話し声など)を集音する。この本体部2の具体的な構成については後に詳述する。ケーブル3は、本体部2とコネクタ4との間に接続され、イヤホンマイク1が接続される電子機器(不図示)と本体部2との間の信号をコネクタ4を介して送受信する信号線である。コネクタ4は、電子機器(不図示)のインターフェースに接続される入出力端子である。
図2は、イヤホンマイクがユーザの外耳道に装着されている状態を示す図である。図2に示すように、イヤホンマイク1は、ユーザの耳EARに装着され、電子機器(不図示)から出力される音声信号に基づく音声をユーザの鼓膜E1に向けて放音する。また、ユーザが発生する音声は口から発せられるだけではなく、その音声の一部は、頭蓋骨や顔の筋肉などを伝わって鼓膜E1から外耳道E2に放音される。イヤホンマイク1は、そのようなユーザの話し声などの入力音声を集音し、さらに、集音した音声に基づく音声信号を生成して電子機器(不図示)に出力する。なお、イヤホンマイク1が接続される電子機器は特に限定されない。
次に、本体部2の構成について詳細に説明する。図3は、第1実施形態においてユーザの耳に装着されたイヤホンマイクの本体部の概略断面図である。また、図4は、ユーザの外耳道側から見た本体部の正面図である。また、図5は、本体部の側面図である。なお、図3は、図4の二点鎖線A−Aに沿う本体部2の断面構造を示している。
図3に示すように、本体部2は、スピーカ21と、マイクロホン22と、挿通部23aを有する本体筐体23と、イヤーパッド24と、を含んで構成されている。なお、図3では、鼓膜E1及び外耳道E2を経由してマイクロホン22に伝播される入力音声の伝播経路を実線で示している。また、外耳道E2以外の本体筐体23の外部からマイクロホン22に伝播される外部音声(いわゆる雑音)の伝播経路を破線で示している。また、スピーカ21から外耳道E2に放音される出力音声の伝播経路は一点鎖線で示している。
スピーカ21は、出力音声を出力する放音孔21aを有する音声出力部である。スピーカ21は、ケーブル3と電気的に接続され、ケーブル3及びコネクタ4を介して電子機器(不図示)から伝送される音声信号に基づく出力音声を出力する。なお、図3では、スピーカ21の放音孔21aは後述する放音道233aが延びる方向と略垂直な方向に向いているが、スピーカ21の向きは図3の例示に限定しない。スピーカ21の向きは、たとえば放音道233aが延びる方向と略平行であってもよい。
マイクロホン22は、第1及び第2集音孔221a、221bを有する音声入力部であり、ケーブル3と電気的に接続されている。このマイクロホン22は、第1及び第2集音孔221a、221bでの音圧差に応じて音声を集音する差動マイクロホンであり、特に限定しないが、たとえば、MEMSマイクなどを用いることができる。マイクロホン22は、第1集音孔221aに入力される音声の音圧と、第2集音孔221bに入力される音声の音圧との差に基づく音声信号を生成する。生成した音声信号はケーブル3及びコネクタ4を介して電子機器(不図示)に出力される。なお、図3では、第1及び第2集音孔221a、221bは後述する各音道が延びる方向と略平行な方向に並んで配置されているが、これらの配置方向は図3の例に限定されない。
イヤーパッド24は、たとえば樹脂材料を用いて形成されており、本体筐体23の挿通部23aに被せられている。本体部2がユーザの耳EARに装着される際(図2参照)、イヤーパッド24は、挿通部23aはとともに、ユーザの外耳道E2内に挿通される。このとき、イヤーパッド24は、本体筐体23の挿通部23aとユーザの外耳道E2の開口部との間をほぼ隙間なく密閉する。そのため、挿通部23aと外耳道E2の開口部との間から入り込む外部の音をほぼ遮断することができる。
本体筐体23はスピーカ21及びマイクロホン22を搭載している。また、図3及び図4に示すように、本体筐体23には、放音開口部231a及び集音開口部231bを含んで構成される第1開口部と、第2開口部232と、が形成されている。
放音開口部231a及び集音開口部231bは、挿通部23aに形成されており、特に、図4に示すように本体部2がユーザの耳EARに装着されている状態においてユーザの鼓膜E1と対向する面に形成されている。放音開口部231aは、イヤホンマイク1からスピーカ21の出力音声を放音するための開口である。また、集音開口部231bは外部(特に外耳道E2)から音声をマイクロホン22に伝播するための開口である。また、第2開口部232は、本体筐体23の挿通部23a以外の部分に形成される貫通孔である。
なお、挿通部23aに形成される放音開口部231a及び集音開口部231bの形状は、特に限定しない。図6A〜図6Cは、放音開口部及び集音開口部の他の形成例を示す正面図である。放音開口部231a及び集音開口部231bの各形状は、たとえば、円形(図6A)、四角形(図6B)及び三角形(図6C)などの多角形状であってもよい。また、放音開口部231a及び集音開口部231bの形状及びサイズは、ほぼ同じであってもよいし、それぞれ異なっていてもよい。同様に、第2開口部232の形状、サイズも特に限定しない。第2開口部232は通気性があればよい。
また、本体筐体23の内部には、図3に示すように、放音道233aと集音道233bとを含んで構成される音響空間が形成されている。放音道233aにはスピーカ21が配置され、集音道233bにはマイクロホン22が配置されている。
放音道233aは、スピーカ21の出力音声が伝播する音道であり、放音開口部231aを通じてイヤーパッド24よりも内側の本体筐体23の外部空間に連通している。たとえば、本体筐体23の挿通部23aがユーザの外耳道E2に挿入されている状態では、放音道233aは放音開口部231aを介して外耳道E2と連通する。そして、スピーカ21の放音孔21aから出力される出力音声が、ユーザの鼓膜E1に向けて外耳道E2内に放音される。
集音道233bは、マイクロホン22が集音する音声が伝播する音道である。集音道233bは、集音開口部231bを通じてイヤーパッド24よりも内側の外部空間に連通している。たとえば図3のように本体筐体23の挿通部23aがユーザの外耳道E2に挿入されている状態では、集音道233bは、集音開口部231bを介して外耳道E2と連通する。そして、鼓膜E1から放音されるユーザの話し声などの入力音声は、外耳道E2から集音道233bに伝播し、第1及び第2集音孔221a、221bに導かれる。この際、第1及び第2集音孔221a、221bが受ける入力音声の各音圧は、入力音声が第1及び第2集音孔221a、221bに到達するまでの伝播距離の差に応じて異なる。そのため、マイクロホン22は、第1及び第2集音孔221a、221bの音圧差に応じた入力音声を集音する。
また、集音道233bは、第2開口部232を通じてイヤーパッド24よりも外側の外部空間に連通している。そのため、たとえば図3のように本体筐体23の挿通部23aがユーザの外耳道E2に挿入されている状態では、集音道233bは、第2開口部232を介して、外耳道E2以外の本体筐体23の外部空間と連通する。すなわち、外耳道E2及び本体筐体23内の音響空間(特に集音道233b)は完全な密閉空間にはならない。従って、後述するように、マイクロホン22は高周波数帯域まで感度良く入力音声を集音することができる。よって、集音された入力音声がこもった感じにならないようすることができる。
なお、集音道233bには、第2開口部232を介して、外耳道E2以外の本体筐体23の外部空間から外部音声(雑音)も伝播する。しかしながら、この外部音声はマイクロホン22にほぼ集音されないことが確認されている。その理由としては次のように考察している。
まず、図3の状態で外部音声が第2開口部232を通じて集音道233bに伝播する場合、外部音声は、外耳道E2及び本体筐体23内の音響空間(特に集音道233b)を含んで構成される密閉空間の外部から内部に伝播する音であるとみなすことができる。そのため、パスカルの原理により、この密閉空間の内部では外部音声の音圧はほぼ均一に作用すると考えられる。従って、第1及び第2集音孔221a、221bが受ける外部音声の各音圧はほぼ等しくなる。すなわち、第1及び第2集音孔221a、221bには音圧差がほとんど生じない。よって、マイクロホン22は実質的に外部音声を集音しないので、マイクロホン22が集音する音声に外部音声(雑音)に対応するノイズが混入することを防止することができる。
次に、第2開口部232の形成がマイクロホン22により集音される入力音声の周波数特性に及ぼす改善効果について説明する。図7は、イヤホンマイクがユーザの耳に装着されている状態でマイクロホンに集音される入力音声の周波数特性の一例を示すグラフである。図7は、ユーザがイヤホンマイク1を耳EARに装着した状態で『省エネルギーは心がけ次第です』と発話したときに集音された音声の周波数特性を示している。また、図7において、特性線L1は、第2開口部232を形成している本実施形態にて集音される入力音声の周波数特性を示している。また、特性線L2は、第2開口部232を形成していない比較例(不図示)にて集音される入力音声の周波数特性を示している。
図7に示すように、およそ1500[Hz]以上の高い周波数帯域において、特性線L1は特性線L2よりも高い感度を示している。すなわち、本体筐体23の挿通部23aが外耳道E2内に挿入されている状態で、第2開口部232を通じて集音道233bが外耳道E2以外の本体筐体23の外部と連通することにより、マイクロホン22の高周波数帯域での集音特性を改善することができる。従って、マイクロホン22は、こもった感じの音声を集音することなく、鮮明な入力音声を集音することができる。
以上に、本発明の第1実施形態を説明した。第1実施形態のイヤホンマイク1は、スピーカ21と、マイクロホン22と、本体筐体23と、イヤーパッド24と、を備えている。イヤーパッド24は、ユーザの外耳道E2に挿入される際に本体筐体23と外耳道E2との間を密閉する。本体筐体23には、音響空間と、放音開口部231a及び集音開口部231bを含んで構成される第1開口部、及び第2開口部232と、が形成されている。音響空間にはスピーカ21及びマイクロホン22が配置されている。また、放音開口部231a、集音開口部231b、及び第2開口部232は音響空間と連通している。そして、外耳道E2に挿入される際、放音開口部231a及び集音開口部231bは外耳道E2と連通し、第2開口部232は外耳道E2以外の本体筐体23の外部と連通する。
この構成によれば、イヤホンマイク1がユーザの外耳道E2に挿入される際、イヤーパッド24により、イヤホンマイク1の本体筐体23と外耳道E2との間が密閉される。そのため、スピーカ21の出力音声は劣化することなく放音開口部231aを通じてユーザの外耳道E2に放音される。また、スピーカ21及びマイクロホン22が配置される音響空間は、放音開口部231a及び集音開口部231bを通じて外耳道E2と連通するとともに、第2開口部232を通じて外耳道E2以外の本体筐体23の外部と連通するため、密閉空間にはならない。従って、外耳道E2から集音開口部231bを通じて本体筐体23の集音道233bに入力される入力音声はこもった感じになることなくマイクロホン22に集音される。よって、音質の良い出力音声を放音することができるとともに、鮮明な入力音声を集音することができる。
また、第1実施形態では、マイクロホン22は第1及び第2集音孔221a、221bを有する差動マイクロホンである。こうすれば、本体筐体23が外耳道E2に挿入されている状態では、第1及び第2集音孔221a、221bにおいて、外耳道E2から入力される入力音声の音圧には差が生じる。一方、外耳道23以外の本体筐体の外部から入力される外部音声の音圧には差が生じない。そのため、マイクロホン22では、第1及び第2集音孔221a、221bでの音圧差に応じて入力音声は集音されるが、外部音声は集音されない。よって、外耳道E2以外の本体筐体23の外部の外部音声をマイクロホン22に集音させないようにすることができる。
また、第1実施形態では、音響空間は、スピーカ21が配置される放音道233aと、マイクロホン22が配置される集音道233bと、を含んでいる。また、本体筐体23に形成される第1開口部は、放音道233aと連通する放音開口部231aと、集音道233bと連通する集音開口部231bと、を含んでいる。また、第2開口部232は集音道233bと連通している。
こうすれば、スピーカ21が配置される放音道233aは放音開口部231aを通じて外耳道E2と連通する。また、マイクロホン22が配置される集音道233bは、集音開口部231bを通じて外耳道E2と連通し、さらに第2開口部232を通じて外耳道E2以外の本体筐体23の外部と連通する。従って、音響空間内では、スピーカ21の出力音声がマイクロホン22に直接出力されないため、スピーカ21の出力音声がマイクロホン22に集音され難くすることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のイヤホンマイク1について説明する。第2実施形態では、ケーブル3の根元付近が被覆部材3aにより被覆される。また、第2開口部232は、被覆部材3aとケーブル3との間の隙間を通じて本体筐体23の外部と連通する。それ以外は第1実施形態と同様である。以下では、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8は、第2実施形態においてユーザの耳に装着されたイヤホンマイクの本体部の概略断面図である。なお、図8では、鼓膜E1及び外耳道E2を経由してマイクロホン22に伝播される入力音声の伝播経路を実線で示している。また、外耳道E2以外の本体筐体23の外部からマイクロホン22に伝播される外部音声(いわゆる雑音)の伝播経路を破線で示している。また、スピーカ21から外耳道E2に放音される出力音声の伝播経路は一点鎖線で示している。
図8に示すように、第2実施形態では、第2開口部232近傍において、ケーブル3が本体筐体23から延設されている。また、ケーブル3の根元付近(本体筐体23から延設する部分近傍)は筒状の被覆部材3aにより被覆されている。また、ケーブル3と被覆部材3aとの間には少なくとも通気性を有する程度の隙間がある。この隙間を通じて、第2開口部232は本体筐体23の外部空間と連通している。
このような本体部2がユーザの耳EARに装着されると、外耳道E2から集音道233bに入力音声が伝播し、第1及び第2集音孔221a、221bに導かれる。そして、マイクロホン22は、第1及び第2集音孔221a、221bの音圧差に応じた入力音声を集音する。また、このとき、集音道233bは、図8に示すように、第2開口部232、及び被覆部材3aとケーブル3との間の隙間を通じて、外耳道E2以外の本体筐体23の外部空間と連通する。すなわち、外耳道E2及び本体筐体23内の音響空間(特に集音道233b)は完全な密閉空間にはならない。そのため、マイクロホン22は、高周波数帯域まで感度良く、入力音声を集音することができる。従って、外耳道E2から集音開口部231bを通じて本体筐体23の集音道233bに入力される入力音声はこもった感じになることなくマイクロホン22に集音される。
一方、外耳道E2以外の外部空間から集音道233bに伝播する外部音声はマイクロホン22には実質的に集音されない。従って、マイクロホン22が集音する音声に外部音声(雑音)に対応するノイズが混入することを防止することができる。
以上に、本発明の第2実施形態を説明した。第2実施形態のイヤホンマイク1は、ケーブル3と、被覆部材3aと、をさらに備える。ケーブル3はマイクロホン22の出力信号を伝送し、被覆部材3aは本体筐体23から延設されるケーブル3を被覆する。また、ケーブル3と被覆部材3aとの間の隙間を通じて、第2開口部232は本体筐体23の外部と連通する。こうすれば、第2開口部232は本体筐体23の外部と直接に連通しないため、外部からの塵埃が第2開口部232から音響空間(放音道233a及び集音道233b)内に流入し難くすることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態のイヤホンマイク1について説明する。第3実施形態では、放音道233a及び集音道233bは同一の音響空間233となっている。それ以外は第1及び2実施形態と同様である。以下では、第1及び2実施形態と同様の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図9は、第3実施形態においてユーザの耳に装着されたイヤホンマイクの本体部の概略断面図である。なお、図9では、鼓膜E1及び外耳道E2を経由してマイクロホン22に伝播される入力音声の伝播経路を実線で示している。また、外耳道E2以外の本体筐体23の外部からマイクロホン22に伝播される外部音声(いわゆる雑音)の伝播経路を破線で示している。また、スピーカ21から外耳道E2に放音される出力音声の伝播経路は一点鎖線で示している。
図9に示すように、第3実施形態では、本体筐体23の挿通部23aには第1開口部231が形成されている。特に、第1開口部231は、本体部2がユーザの耳EARに装着されている状態ではユーザの鼓膜E1と対向する面に形成されている。また、本体筐体23の挿通部23a以外の部分には第2開口部232が形成されている。また、本体筐体23の内部に形成される音響空間233にはスピーカ21及びマイクロホン22が配置されている。この音響空間233は、第1開口部231及び第2開口部232を通じて本体筐体23の外部に連通している。
このような本体部2がユーザの耳EARに装着されると、外耳道E2から音響空間233に入力音声が伝播し、第1及び第2集音孔221a、221bに導かれる。そして、マイクロホン22は、第1及び第2集音孔221a、221bの音圧差に応じた入力音声を集音する。また、このとき、音響空間233は、図9に示すように、第2開口部232を通じて、外耳道E2以外の本体筐体23の外部空間とも連通する。すなわち、外耳道E2及び音響空間233は完全な密閉空間にはならない。そのため、マイクロホン22は、高周波数帯域まで感度良く、入力音声を集音することができる。従って、外耳道E2から第1開口部231を通じて本体筐体23の音響空間233に入力される入力音声はこもった感じになることなくマイクロホン22に集音される。
一方、外耳道E2以外の外部空間から音響空間233に伝播する外部音声はマイクロホン22には実質的に集音されない。従って、マイクロホン22が集音する音声に外部音声(雑音)に対応するノイズが混入することを防止することができる。
以上に、本発明の第3実施形態を説明した。第3実施形態のイヤホンマイク1は、スピーカ21と、マイクロホン22と、本体筐体23と、イヤーパッド24と、を備えている。イヤーパッド24は、ユーザの外耳道E2に挿入される際に本体筐体23と外耳道E2との間を密閉している。本体筐体23には、スピーカ21及びマイクロホン22が配置される音響空間233と、音響空間233と連通する第1開口部231及び第2開口部232が形成される。外耳道E2に挿入される際、第1開口部231は外耳道E2と連通し、第2開口部232は外耳道E2以外の本体筐体23の外部と連通する。
この構成によれば、イヤホンマイク1がユーザの外耳道E2に挿入される際、イヤーパッド24により、イヤホンマイク1の本体筐体23と外耳道E2との間が密閉される。そのため、スピーカ21の出力音声は劣化することなく第1開口部231を通じてユーザの外耳道E2に放音される。また、スピーカ21及びマイクロホン22が配置される音響空間233は、第1開口部231を通じて外耳道E2と連通するとともに、第2開口部232を通じて外耳道E2以外の本体筐体23の外部と連通するため、密閉空間にはならない。従って、外耳道E2から第1開口部231を通じて本体筐体23の音響空間233に入力される入力音声はこもった感じになることなくマイクロホン22に集音される。よって、音質の良い出力音声を放音することができるとともに、鮮明な入力音声を集音することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態のイヤホンマイク1について説明する。第4実施形態では、マイクロホン22は、第1集音孔221aを有する第1マイクロホン22aと、第2集音孔221bを有する第2マイクロホン22bとで構成される(後述の図12参照)。また、イヤホンマイク1は、第1及び第2マイクロホン22a、22bから出力される各出力信号に基づく差分音声信号を生成する。それ以外は第1〜第3実施形態と同様である。以下では、第1〜第3実施形態と同様の構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図10は、第4実施形態に係るイヤホンマイクの外観斜視図である。図10に示すように、第4実施形態では、イヤホンマイク1は制御ユニット5をさらに備える。第1ケーブル31は、本体部2と制御ユニット5との間に接続され、本体部2と制御ユニット5との間の信号を送受信する。第2ケーブル32は、制御ユニット5とコネクタ4との間に接続され、イヤホンマイク1が接続される電子機器(不図示)と制御ユニット5との間の信号をコネクタ4を介して送受信する。
次に、制御ユニット5の構成について説明する。図11は、制御ユニットの構成を示すブロック図である。図11に示すように、制御ユニット5は、操作部51と、メモリ52と、制御回路部53と、電源部54と、筐体部55と、を含んで構成される。
操作部51は、たとえばスピーカ21の音量の調節などのユーザ入力を受け付け、対応する制御信号を制御回路部53に出力する。また、メモリ52は、不揮発性の記憶媒体であり、イヤホンマイク1の各部(特に制御回路部53)を制御するためのプログラム及び制御信号などを格納している。
制御回路部53は、メモリ52に格納されたプログラム及び制御信号などを用いて、イヤホンマイク1の各構成部を制御する。また、制御回路部53は、マイクロホン22から伝送される出力信号から音声信号を生成する。この音声信号は、第2ケーブル32及びコネクタ4を介して、イヤホンマイク1が接続される電子機器(不図示)に伝送される。
電源部54は、制御回路部53及びその他の構成部に駆動電力を供給する小型のバッテリーである。電源部54としては、たとえば、ボタン型電池、リチウムイオン電池、及びリチウムポリマー電池などを挙げることができるが、特に限定はされない。
筐体部55は、操作部51、メモリ52、制御回路部53、及び電源部54などを搭載するハウジングである。また、筐体部55の外側には操作部51が配置されている(図10参照)。また、操作部51の反対側には、筐体部55をユーザの衣服(たとえば襟、ポケットなど)に止めておくための留め具(不図示)が設けられている。
次に、第4実施形態における本体部2の構成について説明する。図12は、第4実施形態においてユーザの耳に装着されたイヤホンマイクの本体部の概略断面図である。なお、図12では、鼓膜E1及び外耳道E2を経由してマイクロホン22に伝播される入力音声の伝播経路を実線で示している。また、外耳道E2以外の本体筐体23の外部からマイクロホン22に伝播される外部音声(いわゆる雑音)の伝播経路を破線で示している。また、スピーカ21から外耳道E2に放音される出力音声の伝播経路は一点鎖線で示している。また、図12では、マイクロホン22以外の本体部2の構成が図3と同様の構成となっているが、第4実施形態はこの構成例に限定されない。マイクロホン22以外の本体部2の構成は図8又は図9と同様であってもよい。
図12に示すように、マイクロホン22は、第1及び第2マイクロホン22a、22bを含んで構成される。第1及び第2マイクロホン22a、22bは、第1ケーブル31を介して制御ユニット5(特に制御回路部53)と電気的に接続されている。第1マイクロホン22aは、第1集音孔221aを有し、第1集音孔221aに入力される音声に基づいて第1出力信号を生成する。また、第2マイクロホン22bは、第2集音孔221bを有し、第2集音孔221bに入力される音声に基づいて第2出力信号を生成する。生成された第1及び第2出力信号は、第1ケーブル31を介して制御ユニット5に出力される。これらの第1及び第2マイクロホン22a、22bは、特に限定しないが、たとえば、ECMマイクなどを用いることができる。
このような本体部2がユーザの耳EARに装着されると、外耳道E2から集音道233bに入力音声が伝播する。そして、第1及び第2マイクロホン22a、22bから出力される第1及び第2出力信号に基づいて、第1及び第2集音孔221a、221bの音圧差に応じた差分音声信号が生成される。また、このとき、集音道233bは、図12に示すように、第2開口部232を通じて、外耳道E2以外の本体筐体23の外部空間と連通する。すなわち、外耳道E2及び本体筐体23内の音響空間(特に集音道233b)は完全な密閉空間にはならない。そのため、入力音声は、こもった感じになることなく、高周波数帯域まで感度良く第1及び第2マイクロホン22a、22bに集音される。従って、制御回路部53では、高周波数帯域まで感度良く集音された入力音声に基づく差分音声信号が生成される。
一方、外耳道E2以外の外部空間から集音道233bに伝播する外部音声が第1及び第2集音孔221a、221bに与える各音圧はほぼ等しい。従って、制御回路部53にて生成される差分音声信号には、外部音声に対応する信号成分(すなわちノイズ成分)は重畳されない。
以上に、本発明の第4実施形態を説明した。第4実施形態のイヤホンマイク1は、マイクロホン22の出力信号に基づく差分音声信号を生成する制御回路部53をさらに備えている。また、マイクロホン22は、第1集音孔221aを有する第1マイクロホン22aと、第2集音孔221bを有する第2マイクロホン22bとを有している。
こうすれば、差分音声信号は、第1及び第2マイクロホン22a、22bの各出力信号に基づいて生成される。本体筐体23が外耳道E2に挿入されている状態では、第1及び第2集音孔221a、221bにおいて、外耳道E2から入力される入力音声の音圧には差が生じる。一方、外耳道E2以外の本体筐体23の外部から入力される外部音声の音圧には差が生じない。そのため、入力音声に応じた出力信号の強さは第1及び第2マイクロホン22a、22bでそれぞれ異なるが、外部音声に応じた出力信号の強さは第1及び第2マイクロホン22a、22bで同じとなる。従って、制御回路部53は、外部音声に応じたノイズを重畳することなく、入力音声に応じた差分音声信号を生成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述の第1〜第4実施形態において、第1開口部231(放音開口部231a、集音開口部231b)及び第2開口部232は本体筐体23の外部と連通しているが、これらの全て又は少なくとも1つに防塵部材(不図示)が設けられていてもよい。また、防塵部材は、第1開口部231(放音開口部231a、集音開口部231b)及び第2開口部232内に配置されていてもよいし、これらに貼り付けられていてもよい。このような防塵部材としては、たとえば、メッシュ、スポンジ、フェルト、複数の孔が形成されたフィルムなどを用いることができる。また、防塵部材の材料は、特に限定されないが、たとえばナイロン及びポリイミドなどの樹脂材料を用いることができる。なお、第1開口部231(放音開口部231a、集音開口部231b)に設けられる防塵部材は伝播する音声の減衰が少ない材質及び構造となっていることが望ましい。また、第2開口部232に設けられる防塵部材は通気性を有する材質及び構造となっていればよい。こうすれば、防塵部材により、音響空間233(放音道233a、集音道233b)内への塵埃の流入を防止することができる。
また、上述の第1〜第4実施形態では、図1及び図10のようにイヤホンマイク1は本体部2を1つ備えているが、本発明はこの構成例に限定されない。イヤホンマイク1は、本体部2を2つ備えていてもよい。こうすれば、ユーザは、両方の耳でスピーカ21の出力音声を聴くことができる。なお、2つの本体部2のうちの一方では、スピーカ21は搭載するが、マイクロホン22は搭載されない構成であってもよい。或いは、イヤホンマイク1が出力音声の放音と入力音声の集音とを同時に行う場合には、一方の本体部2ではスピーカ21の出力音声の放音のみを行い、他方の本体部2ではマイクロホン22による入力音声の集音のみを行う構成としてもよい。
1 イヤホンマイク
2 本体部
21 スピーカ
21a 放音孔
22 マイクロホン
22a 第1マイクロホン
221a 第1集音孔
22b 第2マイクロホン
221b 第2集音孔
23 本体筐体
23a 挿通部
231 第1開口部
231a 放音開口部
231b 集音開口部
232 第2開口部
233 音響空間
233a 放音道
233b 集音道
24 イヤーパッド
3 ケーブル
31 第1ケーブル
32 第2ケーブル
3a 被覆部材
4 コネクタ
5 制御ユニット
51 操作部
52 メモリ
53 制御回路部
54 電源部
55 筐体部
EAR 耳
E1 鼓膜
E2 外耳道

Claims (5)

  1. スピーカと、マイクロホンと、本体筐体と、ユーザの外耳道に挿入される際に前記本体筐体及び前記外耳道の間を密閉する密閉部材と、を備え、
    前記本体筐体には、前記スピーカ及び前記マイクロホンが配置される音響空間と、前記音響空間と連通する第1開口部及び第2開口部と、が形成され、
    前記外耳道に挿入される際、第1開口部は前記外耳道と連通し、第2開口部は前記外耳道以外の前記本体筐体の外部と連通することを特徴とするイヤホンマイク。
  2. 前記マイクロホンは第1及び第2集音孔を有する差動マイクロホンであることを特徴とする請求項1に記載のイヤホンマイク。
  3. 前記マイクロホンの出力信号に基づく音声信号を生成する制御部をさらに備え、
    前記マイクロホンは、第1集音孔を有する第1マイクロホンと、第2集音孔を有する第2マイクロホンとを有することを特徴とする請求項1に記載のイヤホンマイク。
  4. 前記音響空間は、前記スピーカが配置される放音道と、前記マイクロホンが配置される集音道と、を含み、
    第1開口部は、前記放音道と連通する放音開口部と、前記集音道と連通する集音開口部と、を含み、
    第2開口部は前記集音道と連通することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のイヤホンマイク。
  5. 前記マイクロホンの出力信号を伝送する信号線と、
    前記本体筐体から延設される該信号線を被覆する被覆部材と、
    をさらに備え、
    前記被覆部材と前記信号線との間の隙間を通じて、第2開口部は前記本体筐体の外部と連通することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のイヤホンマイク。
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