JP2015023443A - 告知放送システム - Google Patents
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まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態は、センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムに関するものである。ここで、「センター装置」とは、告知放送の配信元(以下、センター)に配置される装置である。「移動体通信端末」とは、移動しながら通信を行うことが可能な端末であり、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ラップトップ型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、及びスマートフォンが該当する。以下では、移動体通信端末がスマートフォンである場合について説明する。なお、以下では、センター装置を1台のみ設けた場合について説明するが、センター装置を任意の複数台設けてもよい。
次に、各実施の形態の具体的内容について説明する。最初に、実施の形態1に係る告知放送システムについて説明する。この実施の形態1は、一般告知放送と緊急告知放送の両方をセンター装置からスマートフォンにプッシュ配信する形態であり、告知放送の種別に応じてスマートフォンにおける出力タイミングを決定する形態であって、告知放送が一般告知放送である場合には、出力するタイミングを所定のタイミング決定基準に基づいて決定し、告知放送が緊急告知放送である場合には、即時に出力する形態である。
最初に、実施の形態1に係る告知放送システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る告知放送システムを例示するブロック図である。図1に示すように、告知放送システム1は、センター装置10、プッシュ配信装置20、及び複数のスマートフォン30を、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して構成されている。
最初に、センター装置10の構成について説明する。センター装置10は、入力部11、出力部12、通信部13、記憶部14、及び制御部15を備えて構成されている。
入力部11は、センター装置10を利用するために必要な情報を受け付ける入力手段である。この入力部11の具体的な構成は任意であるが、例えば、入力部11は、テキスト情報の入力を受け付けるキーボードや、告知放送用の音声の入力を受け付けるマイクを備えて構成されている。
出力部12は、センター装置10を利用するために必要な情報を出力する出力手段である。この出力部12の具体的な構成は任意であるが、例えば、出力部12は、テキスト情報を出力するディスプレイや、音声情報を出力するスピーカを備えて構成されている。
通信部13は、センター装置10を利用するために必要な情報の送信及び受信を行うセンター側通信手段である。この通信部13は、告知放送情報によって特定された告知放送が、後述する端末IDによって特定されるスマートフォン30において出力可能となるように、後述する信号生成部15aにて生成された告知放送信号を、スマートフォン30に対して直接的又は間接的にプッシュ配信する。この通信部13の具体的な構成は任意であるが、例えば、ネットワークインターフェースとして構成されている。
記憶部14は、センター装置10の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスクの如き磁気的記憶媒体を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、フラッシュメモリの如き半導体型記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる。
制御部15は、センター装置10を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、本実施の形態1に係るセンター側告知放送プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介してセンター装置10にインストールされることで、制御部15の各部を実質的に構成する。
次に、プッシュ配信装置20の構成について説明する。プッシュ配信装置20は、センター装置10からスマートフォン30への告知放送情報のプッシュ配信を中継するプッシュ配信中継手段である。
次に、スマートフォン30の構成について説明する。スマートフォン30は、入力部31、出力部32、通信部33、記憶部34、及び制御部35を備えている。
入力部31は、スマートフォン30を利用するために必要な情報を受け付ける入力手段である。この入力部31の具体的な構成は任意であるが、例えば、入力部31は、音声の入力を受け付けるマイクや、タッチパネルを備えて構成されている。タッチパネルは、ユーザの指等で押圧されることにより、ディスプレイに表示されている画像を移動させるための操作入力等を含む各種操作を受け付ける入力手段である。このタッチパネルは、透明又は半透明状に形成され、ディスプレイの前面において当該ディスプレイの表示面と重畳するように設けられている。このタッチパネルとしては、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のタッチパネルを使用することができる。
出力部32は、スマートフォン30を利用するために必要な情報を出力する出力手段である。この出力部32は、通信部部33にて受信された告知放送信号に基づいて、スマートフォン30を保持するユーザに対して告知放送を出力する。この出力部32の具体的な構成は任意であるが、例えば、出力部32は、テキスト情報を出力するディスプレイや、音声情報を出力するスピーカを備えて構成されている。
通信部33は、スマートフォン30を利用するために必要な情報の送信及び受信を行う端末側通信手段である。この通信部33は、センター装置10の通信部13にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する。この通信部33の具体的な構成は任意であるが、例えば、ネットワークインターフェースとして構成されている。
記憶部34は、スマートフォン30の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスクの如き磁気的記憶媒体を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、フラッシュメモリの如き半導体型記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる。この記憶部34には、プッシュ配信装置20によって生成されたデバイストークンが記憶される。
制御部35は、スマートフォン30を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、本実施の形態1に係る端末側告知放送プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介してスマートフォン30にインストールされることで、制御部35の各部を実質的に構成する。
次に、このように構成された告知放送システム1によって実行される処理について説明する。この処理は、ユーザ登録処理、グループ登録処理、告知放送処理に大別される。なお、以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記するものとし、特記しない場合には、センター装置10の制御部15、プッシュ配信装置20の制御部(図示省略)、あるいはスマートフォン30の制御部35によって、処理が実行されるものとする。
最初に、ユーザ登録処理について説明する。この処理は、告知放送を行う対象になるユーザを登録するための処理である。図4は、ユーザ登録処理のフローチャートである。端末側告知放送プログラムがスマートフォン30にインストールされると、スマートフォン30の制御部35は、プッシュ配信を許可するか否かを当該スマートフォン30のユーザに問い合わせるためのメッセージを、当該スマートフォン30の出力部32を介して出力する(SA1)。このメッセージを見たユーザは、プッシュ配信を許可する場合には、許可する旨を入力部31を介して入力する。この入力が行われた場合、制御部35は、端末IDを含んだユーザ登録要求信号を通信部33を介してプッシュ配信装置20に送信する(SA2)。ここで、「端末ID」とは、スマートフォン30を一意に識別するための端末特定情報であって、デバイストークンとは異なる情報であり、例えば、スマートフォン30の製造時に当該スマートフォン30に予め設定されている機器IDや、スマートフォン30に挿入されているSIMカードに設定されている電話番号である。
次に、グループ登録処理について説明する。この処理は、告知放送を行う対象になるユーザが所属するグループを登録するための処理である。図5は、グループ登録処理のフローチャートである。センター装置10の推奨グループ特定部15bは、ユーザ登録処理の終了後、グループを推奨すべきユーザ(ここでは、ユーザ登録処理でセンター装置10に登録されたユーザ)の属性情報をユーザDB14aから取得し、当該取得した属性情報によって特定されたユーザの属性に基づいて、ユーザが所属することが推奨される一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定すると共に(SB1)、ユーザが所属することが推奨される緊急用グループである緊急用推奨グループを第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定する(SB2)。
次に、告知放送処理について説明する。この処理は、告知放送を行うための処理である。図6は、告知放送処理のフローチャートである。センター装置10の管理者は、入力部11を介した所定の方法により、告知放送情報、グループ特定情報、及び放送種別情報を入力する。「告知放送情報」とは、スマートフォン30を介して放送したい告知放送を特定するための情報であり、例えば、テキストデータ、音声データ、画像データが該当する。「グループ特定情報」とは、告知放送を送信すべきユーザが属するグループを特定するための情報であり、例えば、告知放送が一般告知放送である場合には一般用グループ、告知放送が緊急告知放送である場合には緊急用グループが該当する。「放送種別情報」とは、スマートフォン30を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための情報であり、例えば、「一般」又は「緊急」のいずれかである。なお、管理者は、さらに放送日時情報を含めてもよい。「放送日時情報」とは、告知放送が一般告知放送である場合に、当該一般告知放送をスマートフォン30において出力するタイミングを特定するための情報であり、例えば、出力する年月日時を特定する情報である。
このように本実施の形態1によれば、センター装置10からスマートフォン30に対して告知放送をプッシュ配信することができるので、緊急告知放送のように緊急性が比較的高い告知放送をスマートフォン30において即時に出力することが可能になり、告知放送の即時性を向上させることが可能になる。また、告知放送を送信すべきユーザが属するグループに対応するスマートフォン30に対して告知放送をプッシュ配信することができるので、プッシュ配信を行う場合であってもグループ放送を行うことが可能になり、告知放送の利便性を向上させることが可能になる。
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態2は、緊急告知放送のみをセンター装置からスマートフォンにプッシュ配信し、一般告知放送についてはスマートフォンからセンター装置に取得しに行く形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
最初に、実施の形態2に係る告知放送システムの構成について説明する。図7は、本実施の形態2に係る告知放送システムを例示するブロック図である。図7に示すように、この告知放送システム2は、実施の形態2に係る告知放送システムとほぼ同様に構成されているが、センター装置10の記憶部14にセンター側放送DB14cが格納されていると共に、スマートフォン30の記憶部34に端末側放送DB34aが格納されている点において異なる。
センター側放送DB14cは、センター側放送情報を格納するセンター側放送情報格納手段である。図8は、センター側放送情報の構成例を示す図である。この図8に示すように、センター側放送情報は、項目「放送日時情報」に対応する情報と、項目「告知放送情報」に対応する情報と、項目「グループ特定情報」に対応する情報と、項目「放送種別情報」に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。項目「放送日時情報」に対応する情報は、一般告知放送の放送日時を特定するための放送日時情報であり、本実施の形態においては、年月日時を連続して並べて構成されており、例えば、「201301011200」は放送日時が2013年1月1日12時0分であることを示す。項目「告知放送情報」に対応する情報は、一般告知放送を特定するための告知放送情報であり、本実施の形態においては、告知放送のデータ(テキストデータや音声データ等)が記憶部14に記憶された場合における、当該データの記憶部14における記憶位置(リンクやアドレス等)である。項目「グループ特定情報」に対応する情報は、告知放送を出力したいユーザが属するグループを特定するための情報であり、例えば、一般用グループや緊急用グループの名称である。項目「放送種別情報」に対応する情報とは、スマートフォン30を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための情報であり、例えば、「一般」又は「緊急」のいずれかである。このように構成されたセンター側放送情報は、後述する告知放送処理によって登録される。
端末側放送DB34aは、端末側放送情報を格納する端末側放送情報格納手段である。図9は、端末側放送情報の構成例を示す図である。この図9に示すように、端末側放送情報は、項目「放送日時情報」に対応する情報と、項目「告知放送情報」に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。これら各項目に対応する情報は、図8の同一項目に対応する情報と同じである。このように構成された端末側放送情報は、後述する告知放送処理によって登録される。
次に、このように構成された告知放送システムによって実行される処理について説明する。ただし、ユーザ登録処理とグループ登録処理は実施の形態1と同様であるため、以下では、告知放送処理について説明する。図10は、告知放送処理のフローチャートである。
このように本実施の形態2によれば、放送日時情報と告知放送情報とを端末側放送DB34aに格納し、一般告知放送の放送日時が到来したと判定された場合には、端末側放送DB34aに格納された告知放送情報に基づいて、ユーザに対して一般告知放送を出力するので、例えば、緊急性が比較的低い一般告知放送に関しては、ネットワーク負荷が比較的少ない時間帯に告知放送情報を取得してその後の適切なタイミングで出力することが可能になり、ネットワーク負荷の分散を図ること等が可能になる。
次に、実施の形態3について説明する。この実施の形態3は、センター装置において一般告知放送が更新された場合には、当該更新された旨をセンター装置からスマートフォンにプッシュ配信し、このプッシュ配信を受けたスマートフォンからセンター装置に一般告知放送を取得しに行く形態である。なお、実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態2の構成と略同一であり、実施の形態2の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態2で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
最初に、実施の形態3に係る告知放送システムの構成について説明する。図11は、本実施の形態3に係る告知放送システムを例示するブロック図である。図11に示すように、この告知放送システムは、実施の形態2に係る告知放送システムとほぼ同様に構成されているが、センター装置10の制御部15には、更新報知部15cが設けられている点において異なる。
更新報知部15cは、センター側放送DB14cに格納された告知放送情報の内容が更新されたか否かを判定し、更新された場合には、更新されたことをスマートフォン30に報知するための更新報知信号を生成する更新報知手段である。
次に、このように構成された告知放送システムによって実行される処理について説明する。ただし、ユーザ登録処理とグループ登録処理は実施の形態1と同様であるため、以下では、告知放送処理について説明する。図12は、告知放送処理のフローチャートである。
このように本実施の形態3によれば、告知放送情報の内容が更新された場合には更新報知情報がスマートフォン30に対してプッシュ配信され、通信部33は更新報知情報を受信した場合に告知放送情報を取得するので、告知放送情報をプッシュ配信する場合に比べて、プッシュ配信の負荷を低減することが可能になる。
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、緊急告知放送の出力の即時性が従来と同程度であっても、緊急告知放送の出力を従来と異なる構成で行うことができる場合には、本願の課題は解決されている。
各実施の形態に示した特徴は、相互に入れ替えたり、一方の特徴を他方に追加してもよい。例えば、実施の形態3〜5の告知放送情報の配信形態を、センター装置10やスマートフォン30で任意の切り替えることができるようにしてもよい。
上記実施の形態においては、告知放送の種別として、一般告知放送と緊急告知放送の2種類を例示したが、その他にも、任意の種別の告知放送を行うことができる。また、一般告知放送に関しても、告知放送情報が入力された時に即時に行う随時放送と、所定時刻に行う定時放送とを行ってもよい。
上記実施の形態においては、ユーザの現住所や出身地に基づいてグループを構成する場合を例示したが、その他の任意の基準に基づいてグループを構成することができ、例えば、特定の学校の特定のクラスに所属するユーザのグループを構成してもよい。また、グループ登録処理において、新規にグループが登録された際に、当該グループに登録するために必要になるパスワードを決定しておき、2番目以降のユーザが当該グループに登録を希望する際には、当該パスワードをスマートフォン30を介して入力した場合にのみ、登録を認めるようにしてもよい。
10 センター装置
11、31 入力部
12、32 出力部
13、33 通信部
14、34 記憶部
14a ユーザDB
14b グループDB
14c センター側放送DB
15、35 制御部
15a 信号生成部
15b 推奨グループ特定部
15c 更新報知部
20 プッシュ配信装置
30 スマートフォン
34a 端末側放送DB
35a 出力タイミング決定部
Claims (5)
- センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムであって、
前記センター装置は、
ユーザが保持する前記移動体通信端末を一意に特定するための端末特定情報を、当該ユーザが属するグループ毎に格納するグループ情報格納手段と、
前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送を特定するための告知放送情報と、告知放送を送信すべきユーザが属するグループを特定するためのグループ特定情報とを取得し、当該取得したグループ特定情報によって特定されたグループに対応する端末特定情報を前記グループ情報格納手段から取得し、当該取得した告知放送情報によって特定された告知放送を、当該取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末に出力させるための告知放送信号を生成する信号生成手段と、
前記取得した告知放送情報によって特定された告知放送が、前記取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末において出力可能となるように、前記信号生成手段にて生成された告知放送信号を、当該移動体通信端末に対して直接的又は間接的にプッシュ配信するセンター側通信手段とを備え、
前記移動体通信端末は、
前記センター側通信手段にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する端末側通信手段と、
前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて、当該移動体通信端末を保持するユーザに対して告知放送を出力する出力手段とを備える、
告知放送システム。 - 前記グループ情報格納手段は、端末特定情報を、一般告知放送を送信すべきユーザのグループである一般用グループ毎と、緊急告知放送を送信すべきユーザのグループである緊急用グループ毎に格納し、
前記センター装置は、
前記端末特定情報と、前記ユーザの属性を特定するための属性情報とを、相互に関連付けて格納するユーザ情報格納手段と、
グループを推奨すべきユーザの属性情報を取得し、当該取得した属性情報によって特定されたユーザの属性に基づいて、ユーザが所属することが推奨される一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定すると共に、ユーザが所属することが推奨される緊急用グループである緊急用推奨グループを前記第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定する推奨グループ特定手段とを備え、
前記センター側通信手段は、前記推奨グループ特定手段にて特定された前記一般用推奨グループと前記緊急用推奨グループとを、前記移動体通信端末に対して直接的又は間接的に送信する、
請求項1に記載の告知放送システム。 - 前記信号生成手段は、前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための放送種別情報を含む告知放送信号を生成し、
前記移動体通信端末は、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に含まれる放送種別情報に基づいて、当該移動体通信端末を保持するユーザに対して放送する告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを判定し、一般告知放送であると判定した場合には、当該一般告知放送を出力するタイミングを所定のタイミング決定基準に基づいて決定し、緊急告知放送であると判定した場合には、当該緊急告知放送を出力するタイミングを即時のタイミングとして決定する出力タイミング決定手段を備え、
前記出力手段は、前記出力タイミング決定手段にて決定されたタイミングにより、ユーザに対して告知放送を出力する、
請求項2に記載の告知放送システム。 - 前記センター装置は、一般告知放送の放送日時を特定するための放送日時情報と、一般告知放送を特定するための前記告知放送情報とを、相互に関連付けて格納するセンター側放送情報格納手段を備え、
前記移動体通信端末は、前記放送日時情報と、前記告知放送情報とを、相互に関連付けて格納する端末側放送情報格納手段を備え、
前記端末側通信手段は、前記センター側放送情報格納手段にて格納された前記放送日時情報と前記告知放送情報とを所定タイミングで取得して前記端末側放送情報格納手段に格納し、
前記出力手段は、前記端末側放送情報格納手段に格納された前記放送日時情報に基づいて、一般告知放送の放送日時が到来したか否かを判定する出力タイミング決定手段を備え、
前記出力手段は、前記出力タイミング決定手段にて一般告知放送の放送日時が到来したと判定された場合には、前記端末側放送情報格納手段に格納された前記告知放送情報に基づいて、ユーザに対して一般告知放送を出力する、
請求項2に記載の告知放送システム。 - 前記センター装置は、
一般告知放送を特定するための前記告知放送情報を格納するセンター側放送情報格納手段と、
前記センター側放送情報格納手段に格納された前記告知放送情報の内容が更新されたか否かを判定し、更新された場合には、更新されたことを前記移動体通信端末に報知するための更新報知情報を生成する更新報知手段とを備え、
前記センター側通信手段は、前記更新報知手段にて生成された更新報知情報を、前記移動体通信端末に対して直接的又は間接的にプッシュ配信し、
前記端末側通信手段は、前記更新報知情報を受信した場合には、前記センター側放送情報格納手段にて格納された前記告知放送情報を取得し、
前記出力手段は、前記端末側放送情報格納手段に格納された前記告知放送情報に基づいて、ユーザに対して一般告知放送を出力する、
請求項2に記載の告知放送システム。
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