JP2015023443A - 告知放送システム - Google Patents

告知放送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015023443A
JP2015023443A JP2013150458A JP2013150458A JP2015023443A JP 2015023443 A JP2015023443 A JP 2015023443A JP 2013150458 A JP2013150458 A JP 2013150458A JP 2013150458 A JP2013150458 A JP 2013150458A JP 2015023443 A JP2015023443 A JP 2015023443A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broadcast
notification
information
group
general
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013150458A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6223737B2 (ja
Inventor
根本 雅彦
Masahiko Nemoto
雅彦 根本
真希 楠見
Maki Kusumi
真希 楠見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2013150458A priority Critical patent/JP6223737B2/ja
Publication of JP2015023443A publication Critical patent/JP2015023443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6223737B2 publication Critical patent/JP6223737B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】スマートフォンを利用して告知放送を行うシステムであって、緊急告知放送を即時に出力することが可能になり、かつ、グループ放送を行うことが可能になる、告知放送システムを提供すること。【解決手段】センター装置10と複数のスマートフォン30とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システム1であって、センター装置10は、デバイストークンをグループ毎に格納するグループDB14bと、デバイストークンをグループDB14bをから取得して告知放送信号を生成する信号生成部15aと、告知放送信号をスマートフォン30に対して直接的又は間接的にプッシュ配信する通信部13とを備え、スマートフォン30は、通信部13にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する通信部33と、告知放送信号に基づいてユーザに対して告知放送を出力する出力部32とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、告知放送を行うための告知放送システムに関する。
センターから複数の住戸に対して各種の告知放送を行うための告知放送システムが普及している。この告知放送システムは、概略的に、センター側に配置したセンター装置と、各住戸内に設置した告知放送受信機とを、CATV等の伝送線路を介して相互に接続して構成されている。そして、地域のイベント開催又はFMラジオ放送等の一般放送や、火災や地震等の災害が発生した時の緊急放送を行う際、センター装置は告知放送信号を伝送線路を介して送信し、この告知放送信号を告知放送受信機が受信して、告知放送をスピーカにて音声出力する。
このような告知放送システムの一つとして、ユーザによって複数のグループが構成されていることを前提として、これら複数のグループの中の一部のグループを選定してグループ放送を行うことができる告知放送システムも普及している。この告知放送システムにおいては、センター装置において、グループアドレスを告知放送信号と共に送信する。そして、告知放送受信機において、センター装置から受信したグループアドレスが自己に予め記憶されているグループアドレスと一致するか否かを判定し、一致する場合にのみ、告知放送信号に基づいて告知放送を出力する(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−311024号公報
近年、移動体通信端末の一つとして、移動体通信網を介した電話通信に加えてインターネット回線を介したインターネット通信を行うことができるものであって、様々なアプリケーションを利用することができる、多機能携帯電話機(以下、スマートフォン)が普及してきている。そこで、このようなスマートフォンに対して、センター装置から告知放送信号を送信することにより、スマートフォンを介してユーザに告知放送を出力することも考えられる。このようにスマートフォンを利用した場合には、従来のように告知放送専用の告知放送受信機を用いることなく、既に普及しているスマートフォンを用いて告知放送を行うことができ、かつ、従来のように告知放送受信機が設置された屋内に限ることなく、スマートフォンで告知放送信号を受信可能な広範な領域において告知放送を行うことができるという利点がある。
このようにスマートフォンを介して告知放送を行う場合、センター装置からスマートフォンに告知放送信号を受け渡す方式としては、次の3つの方式が考えられる。第1の方式は、スマートフォンからセンター装置にアクセスして告知放送信号を取得する方式である。第2の方式は、いわゆるエリアメール方式(例えば、CBS(Cell Broadcast Service)方式や、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System方式)であり、センター装置から移動体通信基地局を介して、移動体通信基地局の通信範囲内に存在する全てのスマートフォンに対して告知放送信号を出力する方式である。第3の方式は、いわゆるプッシュ通信方式であり、センター装置からプッシュ通信用のサービスセンター装置を介して、プッシュ通信の受信を予め承認している全てのユーザのスマートフォンに対して告知放送信号を送信する方式である。
しかしながら、上記第1の方式は、スマートフォンが自発的にセンター装置にアクセスする必要があるため、センター装置に新規の告知放送が登録等されてから、スマートフォンがセンター装置にアクセスする迄には、一定の時間が必要になる。従って、特に緊急告知放送のように、即時出力が求められる告知放送を行うことには適していない。なお、このような問題は、アクセスの間隔を短くすることにより解消することも可能であるが、このようにアクセスの間隔を短くした場合には、ネットワーク負荷が増大したりスマートフォンのバッテリーの消費量が多くなったりするという新たな問題が生じるために、現実的ではない。
また、上記第2の方式は、移動体通信基地局の通信範囲内に存在する全てのスマートフォンに対して告知放送信号を出力する方式であるため、一部のスマートフォンのみに選択的に告知放送信号を出力することができず、グループ放送を行うことには適していない。
あるいは、上記第3の方式は、プッシュ通信の受信を予め承認している全てのユーザのスマートフォンに対して告知放送信号を出力する方式であるため、第2の方式と同様に、一部のスマートフォンのみに選択的に告知放送信号を出力することができず、グループ放送を行うことには適していない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スマートフォンを利用して告知放送を行うシステムであって、緊急告知放送を即時に出力することが可能になり、かつ、グループ放送を行うことが可能になる、告知放送システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の告知放送システムは、センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムであって、前記センター装置は、ユーザが保持する前記移動体通信端末を一意に特定するための端末特定情報を、当該ユーザが属するグループ毎に格納するグループ情報格納手段と、前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送を特定するための告知放送情報と、告知放送を送信すべきユーザが属するグループを特定するためのグループ特定情報とを取得し、当該取得したグループ特定情報によって特定されたグループに対応する端末特定情報を前記グループ情報格納手段から取得し、当該取得した告知放送情報によって特定された告知放送を、当該取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末に出力させるための告知放送信号を生成する信号生成手段と、前記取得した告知放送情報によって特定された告知放送が、前記取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末において出力可能となるように、前記信号生成手段にて生成された告知放送信号を、当該移動体通信端末に対して直接的又は間接的にプッシュ配信するセンター側通信手段とを備え、前記移動体通信端末は、前記センター側通信手段にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する端末側通信手段と、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて、当該移動体通信端末を保持するユーザに対して告知放送を出力する出力手段とを備える。
また、請求項2に記載の告知放送システムは、請求項1に記載の告知放送システムにおいて、前記グループ情報格納手段は、端末特定情報を、一般告知放送を送信すべきユーザのグループである一般用グループ毎と、緊急告知放送を送信すべきユーザのグループである緊急用グループ毎に格納し、前記センター装置は、前記端末特定情報と、前記ユーザの属性を特定するための属性情報とを、相互に関連付けて格納するユーザ情報格納手段と、グループを推奨すべきユーザの属性情報を取得し、当該取得した属性情報によって特定されたユーザの属性に基づいて、ユーザが所属することが推奨される一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定すると共に、ユーザが所属することが推奨される緊急用グループである緊急用推奨グループを前記第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定する推奨グループ特定手段とを備え、前記センター側通信手段は、前記推奨グループ特定手段にて特定された前記一般用推奨グループと前記緊急用推奨グループとを、前記移動体通信端末に対して直接的又は間接的に送信する。
また、請求項3に記載の告知放送システムは、請求項2に記載の告知放送システムにおいて、前記信号生成手段は、前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための放送種別情報を含む告知放送信号を生成し、前記移動体通信端末は、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に含まれる放送種別情報に基づいて、当該移動体通信端末を保持するユーザに対して放送する告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを判定し、一般告知放送であると判定した場合には、当該一般告知放送を出力するタイミングを所定のタイミング決定基準に基づいて決定し、緊急告知放送であると判定した場合には、当該緊急告知放送を出力するタイミングを即時のタイミングとして決定する出力タイミング決定手段を備え、前記出力手段は、前記出力タイミング決定手段にて決定されたタイミングにより、ユーザに対して告知放送を出力する。
また、請求項4に記載の告知放送システムは、請求項2に記載の告知放送システムにおいて、前記センター装置は、一般告知放送の放送日時を特定するための放送日時情報と、一般告知放送を特定するための前記告知放送情報とを、相互に関連付けて格納するセンター側放送情報格納手段を備え、前記移動体通信端末は、前記放送日時情報と、前記告知放送情報とを、相互に関連付けて格納する端末側放送情報格納手段を備え、前記端末側通信手段は、前記センター側放送情報格納手段にて格納された前記放送日時情報と前記告知放送情報とを所定タイミングで取得して前記端末側放送情報格納手段に格納し、前記出力手段は、前記端末側放送情報格納手段に格納された前記放送日時情報に基づいて、一般告知放送の放送日時が到来したか否かを判定する出力タイミング決定手段を備え、前記出力手段は、前記出力タイミング決定手段にて一般告知放送の放送日時が到来したと判定された場合には、前記端末側放送情報格納手段に格納された前記告知放送情報に基づいて、ユーザに対して一般告知放送を出力する。
また、請求項5に記載の告知放送システムは、請求項2に記載の告知放送システムにおいて、前記センター装置は、一般告知放送を特定するための前記告知放送情報を格納するセンター側放送情報格納手段と、前記センター側放送情報格納手段に格納された前記告知放送情報の内容が更新されたか否かを判定し、更新された場合には、更新されたことを前記移動体通信端末に報知するための更新報知情報を生成する更新報知手段とを備え、前記センター側通信手段は、前記更新報知手段にて生成された更新報知情報を、前記移動体通信端末に対して直接的又は間接的にプッシュ配信し、前記端末側通信手段は、前記更新報知情報を受信した場合には、前記センター側放送情報格納手段にて格納された前記告知放送情報を取得し、前記出力手段は、前記端末側放送情報格納手段に格納された前記告知放送情報に基づいて、ユーザに対して一般告知放送を出力する。
請求項1に記載の告知放送システムによれば、センター装置から移動体通信端末に対して告知放送をプッシュ配信することができるので、緊急告知放送のように緊急性が比較的高い告知放送を移動体通信端末において即時に出力することが可能になり、告知放送の即時性を向上させることが可能になる。また、告知放送を送信すべきユーザが属するグループに対応する移動体通信端末に対して告知放送をプッシュ配信することができるので、プッシュ配信を行う場合であってもグループ放送を行うことが可能になり、告知放送の利便性を向上させることが可能になる。
請求項2に記載の告知放送システムによれば、ユーザが所属することが推奨される推奨グループが自動的に特定されて移動体通信端末に対して送信されるので、ユーザがこの推奨グループを参考にして自己のグループを選択等することが可能になり、ユーザにとってのグループ選択の利便性を向上させることが可能になる。また、一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定する共に、緊急用グループである緊急用推奨グループを第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定するので、告知放送の種別に応じた推奨基準に基づいて推奨グループを特定することが可能になり、推奨グループの最適化を図ることが可能になる。
請求項3に記載の告知放送システムによれば、一般告知放送を出力するタイミングを所定のタイミング決定基準に基づいて決定し、緊急告知放送を出力するタイミングを即時のタイミングとして決定するので、一般告知放送については状況に応じたタイミングで出力を行うことができ、緊急告知放送については即時に出力することができるので、告知放送の種別に応じたタイミングで出力することが可能になり、告知放送の出力タイミングの最適化を図ることが可能になる。
請求項4に記載の告知放送システムによれば、放送日時情報と告知放送情報とを端末側放送情報格納手段に格納し、一般告知放送の放送日時が到来したと判定された場合には、端末側放送情報格納手段に格納された告知放送情報に基づいて、ユーザに対して一般告知放送を出力するので、例えば、緊急性が比較的低い一般告知放送に関しては、ネットワーク負荷が比較的少ない時間帯に告知放送情報を取得してその後の適切なタイミングで出力することが可能になり、ネットワーク負荷の分散を図ること等が可能になる。
請求項5に記載の告知放送システムによれば、告知放送情報の内容が更新された場合には更新報知情報が移動体通信端末に対してプッシュ配信され、端末側通信手段は更新報知情報を受信した場合に告知放送情報を取得するので、告知放送情報をプッシュ配信する場合に比べて、プッシュ配信の負荷を低減することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る告知放送システムを例示するブロック図である。 ユーザ情報の構成例を示す図である。 グループ情報の構成例を示す図である。 ユーザ登録処理のフローチャートである。 グループ登録処理のフローチャートである。 告知放送処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る告知放送システムを例示するブロック図である。 センター側放送情報の構成例を示す図である。 端末側放送情報の構成例を示す図である。 告知放送処理のフローチャートである。 実施の形態3に係る告知放送システムを例示するブロック図である。 告知放送処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る告知放送システムの各実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。最初に、各実施の形態に共通の基本的概念について説明し、次に、各実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、これらの各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔各実施の形態に共通の基本的概念〕
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態は、センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムに関するものである。ここで、「センター装置」とは、告知放送の配信元(以下、センター)に配置される装置である。「移動体通信端末」とは、移動しながら通信を行うことが可能な端末であり、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ラップトップ型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、及びスマートフォンが該当する。以下では、移動体通信端末がスマートフォンである場合について説明する。なお、以下では、センター装置を1台のみ設けた場合について説明するが、センター装置を任意の複数台設けてもよい。
各実施の形態においては、センター装置からスマートフォンに対して情報を直接的又は間接的にプッシュ配信する。ここで、「プッシュ配信」とは、スマートフォンからセンター装置への情報の配信要求に関わらず、センター装置からスマートフォンに情報を配信することを意味する。このプッシュ配信の具体的な方法は任意であり、例えば、APNs(Apple Push Notification Service)やGCM(Google Cloud Messaging)のような公知のプッシュ配信方法を採用することができるので、その詳細な説明は省略する。以下では、プッシュ配信をAPNsにより行う場合について説明する。このAPNsにおいては、センター装置からスマートフォンに対して情報をプッシュ配信装置(APNsサーバ)を介して配信する。すなわち、センター装置からスマートフォンに対して情報を間接的に配信する。ただし、このプッシュ配信装置を公知技術の範囲内で変形した場合には、各実施の形態の構成や処理も、当該変形後の構成に応じて変形することができる。なお、例えば、センター装置にプッシュ配信装置の機能を統合することにより、センター装置からスマートフォンに対して情報を直接的にプッシュ配信してもよい。
各実施の形態においては、センター装置からスマートフォンに対して配信する告知放送として、一般告知放送又は緊急告知放送の2種類の告知放送を想定する。「一般告知放送」とは、比較的緊急性が低い放送であり、その具体的な内容は任意であるが、例えば、選挙情報、町内の催し物、ごみの収集日、あるいは予防接種の予定日を周知するための方法が該当する。「緊急告知放送」とは、比較的緊急性が高い放送であり、その具体的な内容は任意であるが、例えば、地震予知情報、津波や豪雨等に関する注意報や警報、あるいは避難命令を周知するための方法が該当する。
また、各実施の形態においては、告知放送を送信すべきユーザの単位として、グループを設定する。「グループ」とは、一人又は複数のユーザによって構成される単位であって、告知放送を送信すべきユーザによって構成される単位である。このグループとして、本実施の形態においては、一般告知放送を送信すべきユーザのグループである「一般用グループ」と、緊急告知放送を送信すべきユーザのグループである「緊急用グループ」が設定される。ただし、必ずしもグループを設定する必要はなく、個々のユーザを対象として告知放送を行ってもよい。
〔実施の形態1〕
次に、各実施の形態の具体的内容について説明する。最初に、実施の形態1に係る告知放送システムについて説明する。この実施の形態1は、一般告知放送と緊急告知放送の両方をセンター装置からスマートフォンにプッシュ配信する形態であり、告知放送の種別に応じてスマートフォンにおける出力タイミングを決定する形態であって、告知放送が一般告知放送である場合には、出力するタイミングを所定のタイミング決定基準に基づいて決定し、告知放送が緊急告知放送である場合には、即時に出力する形態である。
(構成)
最初に、実施の形態1に係る告知放送システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態1に係る告知放送システムを例示するブロック図である。図1に示すように、告知放送システム1は、センター装置10、プッシュ配信装置20、及び複数のスマートフォン30を、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して構成されている。
(構成−センター装置)
最初に、センター装置10の構成について説明する。センター装置10は、入力部11、出力部12、通信部13、記憶部14、及び制御部15を備えて構成されている。
(構成−センター装置−入力部)
入力部11は、センター装置10を利用するために必要な情報を受け付ける入力手段である。この入力部11の具体的な構成は任意であるが、例えば、入力部11は、テキスト情報の入力を受け付けるキーボードや、告知放送用の音声の入力を受け付けるマイクを備えて構成されている。
(構成−センター装置−出力部)
出力部12は、センター装置10を利用するために必要な情報を出力する出力手段である。この出力部12の具体的な構成は任意であるが、例えば、出力部12は、テキスト情報を出力するディスプレイや、音声情報を出力するスピーカを備えて構成されている。
(構成−センター装置−通信部)
通信部13は、センター装置10を利用するために必要な情報の送信及び受信を行うセンター側通信手段である。この通信部13は、告知放送情報によって特定された告知放送が、後述する端末IDによって特定されるスマートフォン30において出力可能となるように、後述する信号生成部15aにて生成された告知放送信号を、スマートフォン30に対して直接的又は間接的にプッシュ配信する。この通信部13の具体的な構成は任意であるが、例えば、ネットワークインターフェースとして構成されている。
(構成−センター装置−記憶部)
記憶部14は、センター装置10の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスクの如き磁気的記憶媒体を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、フラッシュメモリの如き半導体型記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる。
この記憶部14は、ユーザデータベース(以下、データベースをDBと略記する)14a、及びグループDB14bを備えている。
ユーザDB14aは、ユーザ情報を格納するユーザ情報格納手段である。図2は、ユーザ情報の構成例を示す図である。この図2に示すように、ユーザ情報は、項目「デバイストークン」に対応する情報と、項目「属性情報」に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。項目「デバイストークン」に対応する情報とは、スマートフォン30の利用者(以下、ユーザ)が保持するスマートフォン30を一意に特定するための端末特定情報であって、スマートフォン30に予め設定された端末IDとは異なる情報である。このデバイストークンは、プッシュ配信装置20によって任意の方法により決定される。項目「属性情報」に対応する情報とは、ユーザの属性を特定するための属性情報である。この属性情報の具体的な種類は任意であるが、一般告知放送を行うべきユーザや、緊急告知放送を行うべきユーザを選定する際の基準になる種類を含めることが好ましく、本実施の形態では、現住所及び出身地を含めるものとする。このように構成されたユーザ情報は、後述するユーザ登録処理によって登録される。
グループDB14bは、グループ情報を格納するグループ情報格納手段である。図3は、グループ情報の構成例を示す図である。この図3に示すように、グループ情報は、項目「グループID」に対応する情報と、項目「グループ種別」に対応する情報と、項目「グループ内容」に対応する情報と、項目「デバイストークン」に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。項目「グループID」に対応する情報は、各グループを一意に識別するためのグループ識別情報である。項目「グループ種別」に対応する情報は、グループの種別を特定するための情報であり、ここでは、一般用グループ又は緊急用グループのいずれかである。項目「グループ内容」に対応する情報は、グループの内容を特定するための情報であり、ここでは、市区町村単位でグループが決定されるものとし、当該情報としては、市区町村の名称が格納される。項目「デバイストークン」に対応する情報は、図2の同一項目に対応する情報と同じである。このようにグループ情報は、デバイストークンを、当該ユーザが属するグループ毎に区分して構成されている。グループとしては、上述したように、一般用グループと緊急用グループが設定されている。このため、グループ情報は、端末特定情報を、一般用グループ毎と緊急用グループ毎に区分して構成されている。このように構成されたグループ情報は、後述するグループ登録処理によって登録される。
(構成−センター装置−制御部)
制御部15は、センター装置10を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、本実施の形態1に係るセンター側告知放送プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介してセンター装置10にインストールされることで、制御部15の各部を実質的に構成する。
この制御部15は、機能概念的に、信号生成部15a及び推奨グループ特定部15bを備えて構成されている。信号生成部15aは、スマートフォン30を介して放送したい告知放送を特定するための告知放送情報と、告知放送を送信すべきユーザが属するグループを特定するための一般用グループID又は緊急用グループIDとを取得し、当該取得した一般用グループID又は緊急用グループIDによって特定されたグループに対応するデバイストークンをグループDB14bから取得し、当該取得した告知放送情報によって特定された告知放送を、当該取得したデバイストークンによって特定されるスマートフォン30に出力させるための告知放送信号を生成する信号生成手段である。推奨グループ特定部15bは、グループを推奨すべきユーザの属性情報を取得し、当該取得した属性情報によって特定されたユーザの属性に基づいて、ユーザが所属することが推奨される一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定すると共に、ユーザが所属することが推奨される緊急用グループである緊急用推奨グループを第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定する推奨グループ特定手段である。これらの制御部15の各部によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成−プッシュ配信装置)
次に、プッシュ配信装置20の構成について説明する。プッシュ配信装置20は、センター装置10からスマートフォン30への告知放送情報のプッシュ配信を中継するプッシュ配信中継手段である。
(構成−スマートフォン)
次に、スマートフォン30の構成について説明する。スマートフォン30は、入力部31、出力部32、通信部33、記憶部34、及び制御部35を備えている。
(構成−スマートフォン−入力部)
入力部31は、スマートフォン30を利用するために必要な情報を受け付ける入力手段である。この入力部31の具体的な構成は任意であるが、例えば、入力部31は、音声の入力を受け付けるマイクや、タッチパネルを備えて構成されている。タッチパネルは、ユーザの指等で押圧されることにより、ディスプレイに表示されている画像を移動させるための操作入力等を含む各種操作を受け付ける入力手段である。このタッチパネルは、透明又は半透明状に形成され、ディスプレイの前面において当該ディスプレイの表示面と重畳するように設けられている。このタッチパネルとしては、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のタッチパネルを使用することができる。
(構成−スマートフォン−出力部)
出力部32は、スマートフォン30を利用するために必要な情報を出力する出力手段である。この出力部32は、通信部部33にて受信された告知放送信号に基づいて、スマートフォン30を保持するユーザに対して告知放送を出力する。この出力部32の具体的な構成は任意であるが、例えば、出力部32は、テキスト情報を出力するディスプレイや、音声情報を出力するスピーカを備えて構成されている。
(構成−スマートフォン−通信部)
通信部33は、スマートフォン30を利用するために必要な情報の送信及び受信を行う端末側通信手段である。この通信部33は、センター装置10の通信部13にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する。この通信部33の具体的な構成は任意であるが、例えば、ネットワークインターフェースとして構成されている。
(構成−スマートフォン−記憶部)
記憶部34は、スマートフォン30の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスクの如き磁気的記憶媒体を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、フラッシュメモリの如き半導体型記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる。この記憶部34には、プッシュ配信装置20によって生成されたデバイストークンが記憶される。
(構成−スマートフォン−制御部)
制御部35は、スマートフォン30を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、本実施の形態1に係る端末側告知放送プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介してスマートフォン30にインストールされることで、制御部35の各部を実質的に構成する。
この制御部35は、機能概念的に、出力タイミング決定部35aを備えている。この出力タイミング決定部35aは、通信部33にて受信された告知放送信号に含まれる放送種別情報に基づいて、スマートフォン30を保持するユーザに対して放送する告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを判定し、一般告知放送であると判定した場合には、当該一般告知放送を出力するタイミングをタイミング決定基準に基づいて決定し、緊急告知放送であると判定した場合には、当該緊急告知放送を出力するタイミングを即時のタイミングとして決定する出力タイミング決定手段である。制御部35の各部によって実行される処理の詳細については後述する。
(処理)
次に、このように構成された告知放送システム1によって実行される処理について説明する。この処理は、ユーザ登録処理、グループ登録処理、告知放送処理に大別される。なお、以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記するものとし、特記しない場合には、センター装置10の制御部15、プッシュ配信装置20の制御部(図示省略)、あるいはスマートフォン30の制御部35によって、処理が実行されるものとする。
(処理−ユーザ登録処理)
最初に、ユーザ登録処理について説明する。この処理は、告知放送を行う対象になるユーザを登録するための処理である。図4は、ユーザ登録処理のフローチャートである。端末側告知放送プログラムがスマートフォン30にインストールされると、スマートフォン30の制御部35は、プッシュ配信を許可するか否かを当該スマートフォン30のユーザに問い合わせるためのメッセージを、当該スマートフォン30の出力部32を介して出力する(SA1)。このメッセージを見たユーザは、プッシュ配信を許可する場合には、許可する旨を入力部31を介して入力する。この入力が行われた場合、制御部35は、端末IDを含んだユーザ登録要求信号を通信部33を介してプッシュ配信装置20に送信する(SA2)。ここで、「端末ID」とは、スマートフォン30を一意に識別するための端末特定情報であって、デバイストークンとは異なる情報であり、例えば、スマートフォン30の製造時に当該スマートフォン30に予め設定されている機器IDや、スマートフォン30に挿入されているSIMカードに設定されている電話番号である。
このユーザ登録要求信号を受信したプッシュ配信装置20は、デバイストークンを所定方法で生成し(SA3)、当該生成したデバイストークンとユーザ登録要求信号に含まれる端末IDとを相互に関連付けて自己の記憶部(図示せず)に登録すると共に(SA4)、当該生成したデバイストークンを、ユーザ登録要求信号の送信元であるスマートフォン30に送信する(SA5)。このデバイストークンを受信したスマートフォン30の制御部35は、このデバイストークンを、自己の記憶部34に記憶させる。
次いで、スマートフォン30の制御部35は、センター装置10に登録する属性情報の入力を行うための入力画面を出力部32に表示させることにより(SA6)、属性情報の入力を当該スマートフォン30のユーザに促す。この入力画面を見たユーザは、センター装置10に登録する属性情報を入力部31を介して入力する。この入力が行われた場合、制御部35は、当該入力された属性情報を、プッシュ配信装置20から受信したデバイストークンと共に、センター装置10に通信部33を介して送信する(SA7)。そして、センター装置10の制御部15は、これら属性情報とデバイストークンを相互に関連付けてユーザDB14aに記憶する(SA8)。これにてユーザ登録処理が終了する。
(処理−グループ登録処理)
次に、グループ登録処理について説明する。この処理は、告知放送を行う対象になるユーザが所属するグループを登録するための処理である。図5は、グループ登録処理のフローチャートである。センター装置10の推奨グループ特定部15bは、ユーザ登録処理の終了後、グループを推奨すべきユーザ(ここでは、ユーザ登録処理でセンター装置10に登録されたユーザ)の属性情報をユーザDB14aから取得し、当該取得した属性情報によって特定されたユーザの属性に基づいて、ユーザが所属することが推奨される一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定すると共に(SB1)、ユーザが所属することが推奨される緊急用グループである緊急用推奨グループを第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定する(SB2)。
ここで、第1推奨基準の具体的な特性方法は任意であるが、例えば、一般告知放送は、緊急告知放送に比べて放送頻度が高いため、過大な範囲のユーザに対して放送出力を行った場合には、ユーザに煩わしさを与える可能性が高い。また、一般告知放送は、緊急告知放送に比べて緊急性が低いため、仮に本来であれば放送を行うべきユーザに対して実際には放送が行われなかった事態が生じても、ユーザに大きな不利益を与える可能性が低いと考えられる。これらのことから、第1推奨基準は、第2推奨基準に比べて、ユーザが少なくなる範囲に限定されるような基準として決定される。例えば、第1推奨基準は、属性情報に含まれる現住所に対応する市区町村のユーザのみに一般告知放送を行うための一般用グループを、一般用推奨グループとして特定するように決定される。そして、推奨グループ特定部15bは、この第1推奨基準に基づいて、一般用推奨グループを特定する。例えば、推奨グループ特定部15bは、属性情報に含まれる現住所から市区町村を公知の方法で特定し、当該特定した市区町村に対応する一般用グループを一般用推奨グループとして特定する。
また、第2推奨基準の具体的な特性方法は任意であるが、例えば、緊急告知放送は、一般告知放送に比べて放送頻度が低いため、過大な範囲のユーザに対して放送出力を行った場合であっても、ユーザに煩わしさを与える可能性が低い。また、緊急告知放送は、一般告知放送に比べて緊急性が高いため、仮に本来であれば放送を行うべきユーザに対して実際には放送が行われなかった事態が生じた場合には、ユーザに大きな不利益を与える可能性が高いと考えられる。これらのことから、第2推奨基準としては、第1推奨基準に比べて、ユーザが多くなる範囲に限定されるように決定される。例えば、第2推奨基準は、属性情報に含まれる現住所に対応する市区町村及び出身地に対応する市区町村のユーザのみに緊急告知放送を行うための緊急用グループを、緊急用推奨グループとして特定するように決定される。そして、推奨グループ特定部15bは、この第2推奨基準に基づいて、緊急用推奨グループを特定する。例えば、推奨グループ特定部15bは、属性情報に含まれる現住所から市区町村を公知の方法で特定し、当該特定した市区町村に対応する緊急用グループを緊急用推奨グループとして特定する。また、推奨グループ特定部15bは、属性情報に含まれる出身地から市区町村を公知の方法で特定し、当該特定した市区町村に対応する緊急用グループを緊急用推奨グループとして特定する。
その後、センター装置10の制御部15は、推奨グループ特定部15bにより特定された一般用推奨グループ及び緊急用推奨グループを含む配信情報(少なくとも、一般用推奨グループ及び緊急用推奨グループのグループ種別とグループ内容を含む情報)を、スマートフォン30にプッシュ配信する(SB3)。このプッシュ配信においては、最初に、配信先となるスマートフォン30のデバイストークン、配信情報、及びルート証明書を、センター装置10からプッシュ配信装置20に送信する。ここで、「ルート証明書」とは、センター装置10の正当性を証明するための情報であって、センター装置10とプッシュ配信装置20との相互間で予め共有されている情報である。これらの情報を受信したプッシュ配信装置20の制御部は、受信したルート証明書に基づいてセンター装置10の正当性を判定し、正当であると判定された場合には、受信したデバイストークンと関連付けて自己の記憶部に登録されている端末IDを取得し、当該端末IDに基づいて、配信先となるスマートフォン30を特定する。そして、当該特定したスマートフォン30に対して、受信した配信情報とデバイストークンとを送信する(SB4)。これらの情報を受信したスマートフォン30の制御部35は、受信したデバイストークンが、自己の記憶部34に記憶されているデバイストークンと合致するか否かを判定し、合致する場合には、正当なプッシュ配信であると判定して、受信した配信情報を行け入れる。このようにして、センター装置10からプッシュ配信装置20を介して間接的に情報をプッシュ配信することが可能になる。ここで、配信情報には、例えば、情報の出力形態を特定する制御コマンドが含まれており、制御部35は、この制御コマンドに基づいて、配信情報を出力部32を介してユーザに出力する(SB5)。この出力のタイミングは任意であるが、プッシュ配信であることの利点を生かすためには、配信情報を行け入れた時点で即時に出力を行う。また、この出力の具体的な形態は任意であるが、ユーザが即座に気が付き易い形態であることが好ましい。例えば、配信情報を受信した旨や、配信情報の内容の全部又は一部(例えば、一般用推奨グループ及び緊急用推奨グループを含む配信情報の場合には、これら各グループに対応する市区町村の名称)を、画面にポップアップ表示したりバナー形式で表示したりすることができる。また、表示に加えて、あるいは、表示に代えて、音声出力を行ったり、アニメーション表示を行ったりしてもよい。このように説明したプッシュ配信の方法は、以下のプッシュ配信においても同様であるとする。
次いで、スマートフォン30のユーザが、出力部32を介して出力された一般用推奨グループ及び緊急用推奨グループの中から、自分が所属したい一般用推奨グループ及び緊急用推奨グループを入力部31を介して選択すると、制御部35は、当該選択された一般用推奨グループ及び緊急用推奨グループを、デバイストークンと共にセンター装置10に送信する(SB6)。そして、センター装置10の制御部15は、これら送信された一般用推奨グループ毎及び緊急用推奨グループ毎に、デバイストークンをグループDB14bに記憶する(SB7)。つまり、グループDB14bに記憶されているグループ情報の中から、送信された一般用推奨グループや緊急用推奨グループに含まれるグループ種別及びグループ内容に合致するグループ情報を特定し、当該特定したグループ情報に、送信されたデバイストークンを追加する。この際、一般用推奨グループや緊急用推奨グループが未だグループDB14bに存在しない場合には、グループIDを所定方法で生成し、当該生成したグループIDと、送信された一般用推奨グループや緊急用推奨グループに含まれるグループ種別及びグループ内容と、送信されたデバイストークンとを、相互に関連付けることにより、レコードを新規に生成してグループDB14bに記憶する。これにてグループ登録処理が終了する。
(処理−告知放送処理)
次に、告知放送処理について説明する。この処理は、告知放送を行うための処理である。図6は、告知放送処理のフローチャートである。センター装置10の管理者は、入力部11を介した所定の方法により、告知放送情報、グループ特定情報、及び放送種別情報を入力する。「告知放送情報」とは、スマートフォン30を介して放送したい告知放送を特定するための情報であり、例えば、テキストデータ、音声データ、画像データが該当する。「グループ特定情報」とは、告知放送を送信すべきユーザが属するグループを特定するための情報であり、例えば、告知放送が一般告知放送である場合には一般用グループ、告知放送が緊急告知放送である場合には緊急用グループが該当する。「放送種別情報」とは、スマートフォン30を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための情報であり、例えば、「一般」又は「緊急」のいずれかである。なお、管理者は、さらに放送日時情報を含めてもよい。「放送日時情報」とは、告知放送が一般告知放送である場合に、当該一般告知放送をスマートフォン30において出力するタイミングを特定するための情報であり、例えば、出力する年月日時を特定する情報である。
次いで、センター装置10の信号生成部15aは、入力部11を介して入力された告知放送情報、グループ特定情報、及び放送種別情報を取得し、当該取得したグループ特定情報によって特定されたグループに対応するデバイストークンをグループDB14bから取得する。そして、当該取得した告知放送情報によって特定された告知放送を、当該取得したデバイストークンによって特定されるスマートフォン30に出力させるための告知放送信号を生成する(SC1)。この告知放送信号は、当該取得したデバイストークン、告知放送情報、放送種別情報、及びルート証明書を含む。そして、通信部13は、取得した告知放送情報によって特定された告知放送が、取得したデバイストークンによって特定されるスマートフォン30において出力可能となるように、信号生成部15aにて生成された告知放送信号を、プッシュ配信装置20に送信し(SC2)、プッシュ配信装置20は、この告知放送信号を、当該スマートフォン30に対してプッシュ配信する(SC3)。
スマートフォン30は、プッシュ配信装置20からプッシュ配信された告知放送信号を通信部33を介して受信する。そして、出力タイミング決定部35aは、当該受信した告知放送信号に含まれる放送種別情報に基づいて、スマートフォン30を保持するユーザに対して放送する告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを判定する(SC4)。
そして、出力タイミング決定部35aは、一般告知放送であると判定した場合には(SC4、Yes)、当該一般告知放送を出力するタイミングを所定のタイミング決定基準に基づいて決定する(SC5)。このタイミング決定基準の具体的内容は任意であるが、例えば、告知放送信号に放送日時情報が含まれている場合には、当該放送日時情報によって特定される年月日時を、一般告知放送を出力するタイミングとして決定する。この場合において、決定された年月日時が未だ到来していない場合、出力タイミング決定部35aは、告知放送信号に含まれる放送日時情報と告知放送情報とを相互に関連付けて記憶部34に格納する。そして、出力タイミング決定部35aは、記憶部34に格納した放送日時情報によって特定される年月日時の到来を所定間隔で監視し(SC6)、この年月日時が到来した時点で(SC6、Yes)、告知放送信号に含まれる告知放送情報に基づいて、一般告知放送を出力部32を介してユーザに出力する(SC7)。このことにより、センター装置10の管理者が意図した出力タイミングで、一般告知放送を出力することが可能になる。あるいは、告知放送情報を解析して、告知放送情報に年月日時が含まれる場合には、当該年月日時が到来した時点で、一般告知放送を出力部32を介してユーザに出力するようにしてもよい。この場合には、例えば、特定の年月日で行われるイベントを案内するための一般告知放送を、当該特定の年月日が到来した時点で出力することができる。あるいは、一般告知放送についても、後述する緊急告知放送の出力タイミングと同様に、出力部32を介してユーザに即時に出力してもよい。これにて告知放送処理が終了する。
一方、出力タイミング決定部35aは、緊急告知放送であると判定した場合(一般告知放送ではないと判定した場合)には(SC4、No)、当該緊急告知放送を出力するタイミングを即時のタイミングとして決定する。つまり、出力タイミング決定部35aは、告知放送信号に含まれる告知放送情報に基づいて、緊急告知放送を出力部32を介してユーザに即時に出力する(SC7)。このことにより、緊急告知放送を即座にユーザに対して行うことが可能になる。これにて告知放送処理が終了する。
(実施の形態1の効果)
このように本実施の形態1によれば、センター装置10からスマートフォン30に対して告知放送をプッシュ配信することができるので、緊急告知放送のように緊急性が比較的高い告知放送をスマートフォン30において即時に出力することが可能になり、告知放送の即時性を向上させることが可能になる。また、告知放送を送信すべきユーザが属するグループに対応するスマートフォン30に対して告知放送をプッシュ配信することができるので、プッシュ配信を行う場合であってもグループ放送を行うことが可能になり、告知放送の利便性を向上させることが可能になる。
また、ユーザが所属することが推奨される推奨グループが自動的に特定されてスマートフォン30に対して送信されるので、ユーザがこの推奨グループを参考にして自己のグループを選択等することが可能になり、ユーザにとってのグループ選択の利便性を向上させることが可能になる。また、一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定する共に、緊急用グループである緊急用推奨グループを第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定するので、告知放送の種別に応じた推奨基準に基づいて推奨グループを特定することが可能になり、推奨グループの最適化を図ることが可能になる。
また、一般告知放送を出力するタイミングを所定のタイミング決定基準に基づいて決定し、緊急告知放送を出力するタイミングを即時のタイミングとして決定するので、一般告知放送については状況に応じたタイミングで出力を行うことができ、緊急告知放送については即時に出力することができるので、告知放送の種別に応じたタイミングで出力することが可能になり、告知放送の出力タイミングの最適化を図ることが可能になる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態2は、緊急告知放送のみをセンター装置からスマートフォンにプッシュ配信し、一般告知放送についてはスマートフォンからセンター装置に取得しに行く形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態2に係る告知放送システムの構成について説明する。図7は、本実施の形態2に係る告知放送システムを例示するブロック図である。図7に示すように、この告知放送システム2は、実施の形態2に係る告知放送システムとほぼ同様に構成されているが、センター装置10の記憶部14にセンター側放送DB14cが格納されていると共に、スマートフォン30の記憶部34に端末側放送DB34aが格納されている点において異なる。
(構成−センター装置−センター側放送DB)
センター側放送DB14cは、センター側放送情報を格納するセンター側放送情報格納手段である。図8は、センター側放送情報の構成例を示す図である。この図8に示すように、センター側放送情報は、項目「放送日時情報」に対応する情報と、項目「告知放送情報」に対応する情報と、項目「グループ特定情報」に対応する情報と、項目「放送種別情報」に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。項目「放送日時情報」に対応する情報は、一般告知放送の放送日時を特定するための放送日時情報であり、本実施の形態においては、年月日時を連続して並べて構成されており、例えば、「201301011200」は放送日時が2013年1月1日12時0分であることを示す。項目「告知放送情報」に対応する情報は、一般告知放送を特定するための告知放送情報であり、本実施の形態においては、告知放送のデータ(テキストデータや音声データ等)が記憶部14に記憶された場合における、当該データの記憶部14における記憶位置(リンクやアドレス等)である。項目「グループ特定情報」に対応する情報は、告知放送を出力したいユーザが属するグループを特定するための情報であり、例えば、一般用グループや緊急用グループの名称である。項目「放送種別情報」に対応する情報とは、スマートフォン30を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための情報であり、例えば、「一般」又は「緊急」のいずれかである。このように構成されたセンター側放送情報は、後述する告知放送処理によって登録される。
(構成−スマートフォン30端末側放送DB)
端末側放送DB34aは、端末側放送情報を格納する端末側放送情報格納手段である。図9は、端末側放送情報の構成例を示す図である。この図9に示すように、端末側放送情報は、項目「放送日時情報」に対応する情報と、項目「告知放送情報」に対応する情報とを、相互に関連付けて構成されている。これら各項目に対応する情報は、図8の同一項目に対応する情報と同じである。このように構成された端末側放送情報は、後述する告知放送処理によって登録される。
(処理)
次に、このように構成された告知放送システムによって実行される処理について説明する。ただし、ユーザ登録処理とグループ登録処理は実施の形態1と同様であるため、以下では、告知放送処理について説明する。図10は、告知放送処理のフローチャートである。
センター装置10の管理者は、入力部11を介した所定の方法により、放送日時情報、告知放送情報、グループ特定情報、及び放送種別情報を入力する。次いで、センター装置10の制御部15は、入力部11を介して入力された放送日時情報、告知放送情報、グループ特定情報、及び放送種別情報を、相互に関連付けてセンター側放送情報としてセンター側放送DB14cに格納する(SD1)。次いで、センター装置10の制御部15は、このようにセンター側放送DB14cが更新される毎に、当該更新された放送種別情報に基づいて、更新された告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを判定する(SD2)。
そして、一般告知放送であると判定した場合には(SD2、Yes)、プッシュ配信を行うことなく、告知放送処理を終了する。ただし、一般告知放送であっても、告知放送の放送日時が現在日時から比較的短時間以内に到来する場合には、スマートフォン30からセンター装置10に対して行われる情報取得を待っていたのでは告知放送の放送日時に間に合わない可能性があるため、一般告知放送をプッシュ配置するようにしてもよい。例えば、センター装置10の制御部15は、放送日時情報に基づいて、告知放送の放送日時が現在日時から比較的短時間以内(例えば、スマートフォン30からセンター装置10に対して行われる情報取得の所定間隔以内であり、30分以内)に到来するか否かを判定する。そして、告知放送の放送日時が到来する場合には、当該更新された放送日時情報、告知放送情報、及びグループ特定情報に基づいて、実施の形態1と同様に、一般告知放送をプッシュ配信し、告知放送処理を終了する。次いで、スマートフォン30の制御部35は、センター装置10から一般告知放送のプッシュ配信を受けた場合には、実施の形態1と同様に、この一般告知放送を出力部32を介して出力し、告知放送処理を終了する。なお、このように一般告知放送をプッシュ配置する際における、プッシュ配信装置20とスマートフォン30の処理は、図示の便宜上、図10において省略する。
一方、緊急告知放送であると判定した場合(一般告知放送ではないと判定した場合)には(SD2、No)、スマートフォン30からセンター装置10に対して行われる情報取得を待っていたのでは緊急告知放送を即時に出力できない可能性が高いため、当該更新された放送日時情報、告知放送情報、及びグループ特定情報に基づいて、実施の形態1と同様に、緊急告知放送をプッシュ配信し(SD3)、告知放送処理を終了する。次いで、スマートフォン30の制御部35は、センター装置10から緊急告知放送のプッシュ配信を受けた場合には、実施の形態1と同様に、この緊急告知放送を出力部32を介して即時に出力し、告知放送処理を終了する。なお、このように緊急告知放送をプッシュ配置する際における、プッシュ配信装置20とスマートフォン30の処理は、図示の便宜上、図10において省略する。
また、スマートフォン30の制御部35は、所定間隔(例えば、30分)が到来する毎に、センター装置10にアクセスし、直近のアクセス以降にセンター側放送DB14cに更新された情報を取得する(SD4)。そして、当該情報に含まれるグループ特定情報が当該スマートフォン30のユーザが属するグループに合致しており、かつ、当該情報に含まれる放送種別情報が一般告知放送を示している情報を抽出し、当該抽出した情報に含まれる放送日時情報及び告知放送情報を取得して、当該取得した放送日時情報及び告知放送情報を相互に関連付けて端末側放送DB34aに格納する(SD5)。
その後、出力タイミング決定部35aは、端末側放送DB34aに格納された放送日時情報に基づいて、告知放送の放送日時が到来したか否かを所定間隔で判定し(SD6)、告知放送の放送日時が到来した場合には(SD6、Yes)、当該放送日時情報に対応する告知放送情報に基づいて、一般告知放送を出力部32を介してユーザに出力する(SD7)。これにて告知放送処理が終了する。
(実施の形態2の効果)
このように本実施の形態2によれば、放送日時情報と告知放送情報とを端末側放送DB34aに格納し、一般告知放送の放送日時が到来したと判定された場合には、端末側放送DB34aに格納された告知放送情報に基づいて、ユーザに対して一般告知放送を出力するので、例えば、緊急性が比較的低い一般告知放送に関しては、ネットワーク負荷が比較的少ない時間帯に告知放送情報を取得してその後の適切なタイミングで出力することが可能になり、ネットワーク負荷の分散を図ること等が可能になる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3について説明する。この実施の形態3は、センター装置において一般告知放送が更新された場合には、当該更新された旨をセンター装置からスマートフォンにプッシュ配信し、このプッシュ配信を受けたスマートフォンからセンター装置に一般告知放送を取得しに行く形態である。なお、実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態2の構成と略同一であり、実施の形態2の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態2で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態3に係る告知放送システムの構成について説明する。図11は、本実施の形態3に係る告知放送システムを例示するブロック図である。図11に示すように、この告知放送システムは、実施の形態2に係る告知放送システムとほぼ同様に構成されているが、センター装置10の制御部15には、更新報知部15cが設けられている点において異なる。
(構成−センター装置−制御部)
更新報知部15cは、センター側放送DB14cに格納された告知放送情報の内容が更新されたか否かを判定し、更新された場合には、更新されたことをスマートフォン30に報知するための更新報知信号を生成する更新報知手段である。
(処理)
次に、このように構成された告知放送システムによって実行される処理について説明する。ただし、ユーザ登録処理とグループ登録処理は実施の形態1と同様であるため、以下では、告知放送処理について説明する。図12は、告知放送処理のフローチャートである。
センター装置10の管理者は、入力部11を介した所定の方法により、放送日時情報、告知放送情報、グループ特定情報、及び放送種別情報を入力する。次いで、センター装置10の制御部15は、入力部11を介して入力された放送日時情報、告知放送情報、グループ特定情報、及び放送種別情報を、相互に関連付けてセンター側放送DB14cに格納する(SE1)。次いで、センター装置10の制御部15は、このようにセンター側放送DB14cが更新される毎に、当該更新された放送種別情報に基づいて、更新された告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを判定する(SE2)。
そして、一般告知放送であると判定した場合(SE2、Yes)、センター装置10の更新報知部15cは、一般告知放送が更新された旨を示す更新情報(例えば、所定のメッセージ)をスマートフォン30にプッシュ配信し(SE3)、告知放送処理を終了する。この際、更新報知部15cは、当該更新されたグループ特定情報に基づいて一般告知放送を送信すべき一般用グループを特定し、当該特定した一般用グループに属するユーザのスマートフォン30にプッシュ配信を行う。
一方、緊急告知放送であると判定した場合(一般告知放送ではないと判定した場合)には(SE2、Yes)、スマートフォン30からセンター装置10に対して行われる情報取得を待っていたのでは緊急告知放送を即時に出力できない可能性が高いため、当該更新された放送日時情報、告知放送情報、及びグループ特定情報に基づいて、実施の形態1と同様に、この緊急告知放送をスマートフォン30にプッシュ配信し(SE4)、告知放送処理を終了する。この際、更新報知部15cは、当該更新されたグループ特定情報に基づいて緊急告知放送を送信すべき緊急用グループを特定し、当該特定した緊急用グループに属するユーザのスマートフォン30にプッシュ配信を行う。なお、このように緊急告知放送をプッシュ配置する際における、プッシュ配信装置20とスマートフォン30の処理は、図示の便宜上、図12において省略する。
次いで、スマートフォン30の制御部35は、センター装置10から更新情報のプッシュ配信を受けた場合には、センター装置10にアクセスし、直近のアクセス以降にセンター側放送DB14cに更新された情報を取得する。そして、当該情報に含まれる当該情報に含まれるグループ特定情報が当該スマートフォン30のユーザが属するグループに合致しており、かつ、当該情報に含まれる放送種別情報が一般告知放送を示している情報を抽出し、当該抽出した情報に含まれる放送日時情報及び告知放送情報を取得して、当該取得した放送日時情報及び告知放送情報を相互に関連付けて端末側放送DB34aに格納する(SE5)。
その後、出力タイミング決定部35aは、端末側放送DB34aに格納された放送日時情報に基づいて、告知放送の放送日時が到来したか否かを所定間隔で判定し(SE6)、告知放送の放送日時が到来した場合には(SE6、Yes)、当該放送日時情報に対応する告知放送情報に基づいて、一般告知放送を出力部32を介してユーザに出力する(SE7)。これにて告知放送処理が終了する。
また、スマートフォン30の制御部35は、センター装置10から緊急告知放送のプッシュ配信を受けた場合には、SC〜SCを行うことにより、実施の形態1と同様に、この緊急告知放送を出力部32を介して出力し、告知放送処理を終了する。
(実施の形態3の効果)
このように本実施の形態3によれば、告知放送情報の内容が更新された場合には更新報知情報がスマートフォン30に対してプッシュ配信され、通信部33は更新報知情報を受信した場合に告知放送情報を取得するので、告知放送情報をプッシュ配信する場合に比べて、プッシュ配信の負荷を低減することが可能になる。
〔各実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、緊急告知放送の出力の即時性が従来と同程度であっても、緊急告知放送の出力を従来と異なる構成で行うことができる場合には、本願の課題は解決されている。
(実施の形態の相互の関係性)
各実施の形態に示した特徴は、相互に入れ替えたり、一方の特徴を他方に追加してもよい。例えば、実施の形態3〜5の告知放送情報の配信形態を、センター装置10やスマートフォン30で任意の切り替えることができるようにしてもよい。
(告知放送の種別について)
上記実施の形態においては、告知放送の種別として、一般告知放送と緊急告知放送の2種類を例示したが、その他にも、任意の種別の告知放送を行うことができる。また、一般告知放送に関しても、告知放送情報が入力された時に即時に行う随時放送と、所定時刻に行う定時放送とを行ってもよい。
(グループについて)
上記実施の形態においては、ユーザの現住所や出身地に基づいてグループを構成する場合を例示したが、その他の任意の基準に基づいてグループを構成することができ、例えば、特定の学校の特定のクラスに所属するユーザのグループを構成してもよい。また、グループ登録処理において、新規にグループが登録された際に、当該グループに登録するために必要になるパスワードを決定しておき、2番目以降のユーザが当該グループに登録を希望する際には、当該パスワードをスマートフォン30を介して入力した場合にのみ、登録を認めるようにしてもよい。
1 告知放送システム
10 センター装置
11、31 入力部
12、32 出力部
13、33 通信部
14、34 記憶部
14a ユーザDB
14b グループDB
14c センター側放送DB
15、35 制御部
15a 信号生成部
15b 推奨グループ特定部
15c 更新報知部
20 プッシュ配信装置
30 スマートフォン
34a 端末側放送DB
35a 出力タイミング決定部

Claims (5)

  1. センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムであって、
    前記センター装置は、
    ユーザが保持する前記移動体通信端末を一意に特定するための端末特定情報を、当該ユーザが属するグループ毎に格納するグループ情報格納手段と、
    前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送を特定するための告知放送情報と、告知放送を送信すべきユーザが属するグループを特定するためのグループ特定情報とを取得し、当該取得したグループ特定情報によって特定されたグループに対応する端末特定情報を前記グループ情報格納手段から取得し、当該取得した告知放送情報によって特定された告知放送を、当該取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末に出力させるための告知放送信号を生成する信号生成手段と、
    前記取得した告知放送情報によって特定された告知放送が、前記取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末において出力可能となるように、前記信号生成手段にて生成された告知放送信号を、当該移動体通信端末に対して直接的又は間接的にプッシュ配信するセンター側通信手段とを備え、
    前記移動体通信端末は、
    前記センター側通信手段にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する端末側通信手段と、
    前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて、当該移動体通信端末を保持するユーザに対して告知放送を出力する出力手段とを備える、
    告知放送システム。
  2. 前記グループ情報格納手段は、端末特定情報を、一般告知放送を送信すべきユーザのグループである一般用グループ毎と、緊急告知放送を送信すべきユーザのグループである緊急用グループ毎に格納し、
    前記センター装置は、
    前記端末特定情報と、前記ユーザの属性を特定するための属性情報とを、相互に関連付けて格納するユーザ情報格納手段と、
    グループを推奨すべきユーザの属性情報を取得し、当該取得した属性情報によって特定されたユーザの属性に基づいて、ユーザが所属することが推奨される一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定すると共に、ユーザが所属することが推奨される緊急用グループである緊急用推奨グループを前記第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定する推奨グループ特定手段とを備え、
    前記センター側通信手段は、前記推奨グループ特定手段にて特定された前記一般用推奨グループと前記緊急用推奨グループとを、前記移動体通信端末に対して直接的又は間接的に送信する、
    請求項1に記載の告知放送システム。
  3. 前記信号生成手段は、前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための放送種別情報を含む告知放送信号を生成し、
    前記移動体通信端末は、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に含まれる放送種別情報に基づいて、当該移動体通信端末を保持するユーザに対して放送する告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを判定し、一般告知放送であると判定した場合には、当該一般告知放送を出力するタイミングを所定のタイミング決定基準に基づいて決定し、緊急告知放送であると判定した場合には、当該緊急告知放送を出力するタイミングを即時のタイミングとして決定する出力タイミング決定手段を備え、
    前記出力手段は、前記出力タイミング決定手段にて決定されたタイミングにより、ユーザに対して告知放送を出力する、
    請求項2に記載の告知放送システム。
  4. 前記センター装置は、一般告知放送の放送日時を特定するための放送日時情報と、一般告知放送を特定するための前記告知放送情報とを、相互に関連付けて格納するセンター側放送情報格納手段を備え、
    前記移動体通信端末は、前記放送日時情報と、前記告知放送情報とを、相互に関連付けて格納する端末側放送情報格納手段を備え、
    前記端末側通信手段は、前記センター側放送情報格納手段にて格納された前記放送日時情報と前記告知放送情報とを所定タイミングで取得して前記端末側放送情報格納手段に格納し、
    前記出力手段は、前記端末側放送情報格納手段に格納された前記放送日時情報に基づいて、一般告知放送の放送日時が到来したか否かを判定する出力タイミング決定手段を備え、
    前記出力手段は、前記出力タイミング決定手段にて一般告知放送の放送日時が到来したと判定された場合には、前記端末側放送情報格納手段に格納された前記告知放送情報に基づいて、ユーザに対して一般告知放送を出力する、
    請求項2に記載の告知放送システム。
  5. 前記センター装置は、
    一般告知放送を特定するための前記告知放送情報を格納するセンター側放送情報格納手段と、
    前記センター側放送情報格納手段に格納された前記告知放送情報の内容が更新されたか否かを判定し、更新された場合には、更新されたことを前記移動体通信端末に報知するための更新報知情報を生成する更新報知手段とを備え、
    前記センター側通信手段は、前記更新報知手段にて生成された更新報知情報を、前記移動体通信端末に対して直接的又は間接的にプッシュ配信し、
    前記端末側通信手段は、前記更新報知情報を受信した場合には、前記センター側放送情報格納手段にて格納された前記告知放送情報を取得し、
    前記出力手段は、前記端末側放送情報格納手段に格納された前記告知放送情報に基づいて、ユーザに対して一般告知放送を出力する、
    請求項2に記載の告知放送システム。
JP2013150458A 2013-07-19 2013-07-19 告知放送システム Expired - Fee Related JP6223737B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013150458A JP6223737B2 (ja) 2013-07-19 2013-07-19 告知放送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013150458A JP6223737B2 (ja) 2013-07-19 2013-07-19 告知放送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015023443A true JP2015023443A (ja) 2015-02-02
JP6223737B2 JP6223737B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=52487547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013150458A Expired - Fee Related JP6223737B2 (ja) 2013-07-19 2013-07-19 告知放送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6223737B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005284825A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Nec Corp 緊急情報通知システム
JP2010016604A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Oki Electric Ind Co Ltd 情報配信システム及び情報配信方法
JP2010045654A (ja) * 2008-08-14 2010-02-25 Hochiki Corp 告知放送システム
JP2012160939A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Nec Corp 緊急映像配信システム及び緊急映像配信方法
JP2013026688A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Hochiki Corp 告知放送システム
US20130157609A1 (en) * 2010-08-24 2013-06-20 eVigilo, Ltd. Method and system of group based alert distribution

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005284825A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Nec Corp 緊急情報通知システム
JP2010016604A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Oki Electric Ind Co Ltd 情報配信システム及び情報配信方法
JP2010045654A (ja) * 2008-08-14 2010-02-25 Hochiki Corp 告知放送システム
US20130157609A1 (en) * 2010-08-24 2013-06-20 eVigilo, Ltd. Method and system of group based alert distribution
JP2012160939A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Nec Corp 緊急映像配信システム及び緊急映像配信方法
JP2013026688A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Hochiki Corp 告知放送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6223737B2 (ja) 2017-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2014200621B2 (en) Method and apparatus for sharing part of web page
CN104937633B (zh) 内容共享方法和装置
KR102087010B1 (ko) 무선 통신에 기반한 데이터 송수신 방법 및 장치
KR102089459B1 (ko) 무선 통신에 기반한 데이터 송수신 방법 및 장치
JP2017524317A (ja) クラウドカードの送信方法、装置、プログラム及び記録媒体
KR20140060995A (ko) 상황별 거절 메시지 제공 방법 및 이를 지원하는 단말기
JP6077231B2 (ja) 通信システムにおけるユーザ端末の情報取得方法および装置
EP1919174A1 (en) Presence information delivery apparatus and method for mobile communication network
US20170289074A1 (en) Method for messenger operation based on location information and electronic device supporting the same
KR102202574B1 (ko) 디바이스가 사용자 인터페이스를 디스플레이하는 방법 및 그 디바이스
CN103888913A (zh) 智能家庭药箱的药品信息提醒设置装置、系统和方法
US9363649B2 (en) System and method for transmitting and receiving an event message
JP2014085806A (ja) 空席状況情報提供システム
CN103795775A (zh) 告警操作方法及支持所述方法的移动终端
US20150193841A1 (en) Registration of Customers
JP6336724B2 (ja) 告知放送システム
US11729123B2 (en) Systems and methods for sending content
CN106210276A (zh) 移动终端及应用消息的处理方法
JP6266253B2 (ja) 告知放送システム
JP6223737B2 (ja) 告知放送システム
KR101182450B1 (ko) 사용자 컨텍스트에 기반한 메시징 시스템 및 방법
JP2016099920A (ja) 情報出力装置、情報出力方法及び情報出力プログラム
JP6209008B2 (ja) 告知放送システム
CN102473260A (zh) 管理联系条目信息的方法、执行该方法的用户设备及其存储介质
JP2014006688A (ja) クライアント装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6223737

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees