JP6336724B2 - 告知放送システム - Google Patents
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Description
請求項5に記載の告知放送システムは、請求項2から4のいずれか一項に記載の告知放送システムにおいて、前記センター装置又は前記他の装置の前記センター側返信制御手段は、前記移動体通信端末に対して告知放送信号を配信してから所定時間以内に、当該移動体通信端末から返信情報を受信したか否かを判定し、当該判定結果に基づいて所定制御を行う。
請求項6に記載の告知放送システムは、請求項5に記載の告知放送システムにおいて、前記センター装置又は前記他の装置の前記センター側返信制御手段は、前記移動体通信端末に対して告知放送信号を配信してから所定時間以内に、当該移動体通信端末から返信情報を受信しなかったと判定した場合には、前記移動体通信端末のユーザの所定の緊急連絡先に対する連絡を行う。
請求項7に記載の告知放送システムは、請求項1から6のいずれか一項に記載の告知放送システムにおいて、前記センター装置又は前記他の装置の前記信号生成手段は、前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための放送種別情報を取得し、当該取得した放送種別情報に基づいて、前記返信制御情報を設定する。
請求項8に記載の告知放送システムは、請求項1から7のいずれか一項に記載の告知放送システムにおいて、前記移動体通信端末の前記放送制御手段は、前記取得した告知放送情報によって特定される告知放送が緊急告知放送である場合には、当該緊急告知放送を一般告知放送の場合とは異なる形態で文字出力する。
まず、本実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態は、センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムに関するものである。ここで、「センター装置」とは、告知放送の配信元(以下、センター)に配置される装置である。「移動体通信端末」とは、移動しながら通信を行うことが可能な端末であり、例えば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ラップトップ型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、及びスマートフォンが該当する。以下では、移動体通信端末がスマートフォンである場合について説明する。なお、以下では、センター装置を1台のみ設けた場合について説明するが、センター装置を任意の複数台設けてもよい。
次に、本実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、本実施の形態に係る告知放送システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る告知放送システムを例示するブロック図である。図1に示すように、告知放送システム1は、センター装置10、プッシュ配信装置20、及び複数のスマートフォン30を、ネットワークを介して相互に通信可能に接続して構成されている。
最初に、センター装置10の構成について説明する。センター装置10は、入力部11、出力部12、通信部13、記憶部14、及び制御部15を備えて構成されている。
入力部11は、センター装置10を利用するために必要な情報を受け付ける入力手段である。この入力部11の具体的な構成は任意であるが、例えば、入力部11は、テキスト情報の入力を受け付けるキーボードや、告知放送用の音声の入力を受け付けるマイクを備えて構成されている。
出力部12は、センター装置10を利用するために必要な情報を出力する出力手段である。この出力部12の具体的な構成は任意であるが、例えば、出力部12は、テキスト情報を出力するディスプレイや、音声情報を出力するスピーカを備えて構成されている。
通信部13は、センター装置10を利用するために必要な情報の送信及び受信を行うセンター側通信手段である。この通信部13は、告知放送情報によって特定された告知放送が、後述する端末IDによって特定されるスマートフォン30において出力可能となるように、後述する信号生成部15aにて生成された告知放送信号を、スマートフォン30に対して直接的又は間接的にプッシュ配信する。この通信部13の具体的な構成は任意であるが、例えば、ネットワークインターフェースとして構成されている。
記憶部14は、センター装置10の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスクの如き磁気的記憶媒体を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、フラッシュメモリの如き半導体型記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる。
図1において、制御部15は、センター装置10を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、本実施の形態1に係るセンター側告知放送プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介してセンター装置10にインストールされることで、制御部15の各部を実質的に構成する。
次に、プッシュ配信装置20の構成について説明する。プッシュ配信装置20は、センター装置10からスマートフォン30への告知放送情報のプッシュ配信を中継するプッシュ配信中継手段である。
次に、スマートフォン30の構成について説明する。スマートフォン30は、現在位置取得部31、入力部32、出力部33、通信部34、記憶部35、及び制御部36を備えている。
現在位置取得部31は、スマートフォン30の現在位置を取得する現在位置取得手段である。具体的には、現在位置取得部31は、GPS、地磁気センサ、距離センサ、又はジャイロセンサ(いずれも図示省略)の少なくとも1つを有し、現在のスマートフォン30の位置(緯度及び経度を含む座標)を公知の方法にて検出する。
入力部32は、スマートフォン30を利用するために必要な情報を受け付ける入力手段である。この入力部32の具体的な構成は任意であるが、例えば、入力部32は、音声の入力を受け付けるマイクや、タッチパネルを備えて構成されている。タッチパネルは、ユーザの指等で押圧されることにより、ディスプレイに表示されている画像を移動させるための操作入力等を含む各種操作を受け付ける入力手段である。このタッチパネルは、透明又は半透明状に形成され、ディスプレイの前面において当該ディスプレイの表示面と重畳するように設けられている。このタッチパネルとしては、例えば抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のタッチパネルを使用することができる。
出力部33は、スマートフォン30を利用するために必要な情報を出力する出力手段である。この出力部33は、通信部34にて受信された告知放送信号に基づいて、スマートフォン30を保持するユーザに対して告知放送を出力する。この出力部33の具体的な構成は任意であるが、例えば、出力部33は、テキストデータを表示出力可能なディスプレイや、テキストデータを音声出力可能なスピーカを備えて構成されている。
通信部34は、スマートフォン30を利用するために必要な情報の送信及び受信を行う端末側通信手段である。この通信部34は、センター装置10の通信部13にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する。この通信部34の具体的な構成は任意であるが、例えば、ネットワークインターフェースとして構成されている。
記憶部35は、スマートフォン30の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、例えば、外部記憶装置としてのハードディスクの如き磁気的記憶媒体を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、フラッシュメモリの如き半導体型記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる。この記憶部35には、プッシュ配信装置20によって生成されたデバイストークンが記憶される。
制御部36は、スマートフォン30を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、本実施の形態1に係る端末側告知放送プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介してスマートフォン30にインストールされることで、制御部36の各部を実質的に構成する。
次に、このように構成された告知放送システム1によって実行される処理について説明する。この処理は、ユーザ登録処理、グループ登録処理、告知放送処理、返信処理、安全確認処理に大別される。なお、以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記するものとし、特記しない場合には、センター装置10の制御部15、プッシュ配信装置20の制御部(図示省略)、あるいはスマートフォン30の制御部36によって、処理が実行されるものとする。
最初に、ユーザ登録処理について説明する。この処理は、告知放送を行う対象になるユーザを登録するための処理である。図5は、ユーザ登録処理のフローチャートである。端末側告知放送プログラムがスマートフォン30にインストールされると、スマートフォン30の制御部36は、プッシュ配信を許可するか否かを当該スマートフォン30のユーザに問い合わせるためのメッセージを、当該スマートフォン30の出力部33を介して出力する(SA1)。このメッセージを見たユーザは、プッシュ配信を許可する場合には、許可する旨を入力部32を介して入力する。この入力が行われた場合、制御部36は、端末IDを含んだユーザ登録要求信号を通信部34を介してプッシュ配信装置20に送信する(SA2)。ここで、「端末ID」とは、スマートフォン30を一意に識別するための端末特定情報であって、デバイストークンとは異なる情報であり、例えば、スマートフォン30の製造時に当該スマートフォン30に予め設定されている機器IDや、スマートフォン30に挿入されているSIMカードに設定されている電話番号である。
次に、グループ登録処理について説明する。この処理は、告知放送を行う対象になるユーザが所属するグループを登録するための処理である。図6は、グループ登録処理のフローチャートである。センター装置10の推奨グループ特定部15bは、ユーザ登録処理の終了後、グループを推奨すべきユーザ(ここでは、ユーザ登録処理でセンター装置10に登録されたユーザ)の属性情報をユーザDB14aから取得し、当該取得した属性情報によって特定されたユーザの属性に基づいて、ユーザが所属することが推奨される一般用グループである一般用推奨グループを第1推奨基準に基づいて特定すると共に(SB1)、ユーザが所属することが推奨される緊急用グループである緊急用推奨グループを第1推奨基準とは異なる第2推奨基準に基づいて特定する(SB2)。
次に、告知放送処理について説明する。この処理は、告知放送を行うための処理である。図7は、告知放送処理のフローチャートである。センター装置10の管理者は、入力部11を介した所定の方法により、告知放送情報、グループ特定情報、及び放送種別情報を入力する。
次に、返信処理について説明する。この処理は、告知放送情報を受信したスマートフォン30がセンター装置10に対して返信情報を送信する処理である。図8は、スマートフォン30における返信処理のフローチャート、図9は、センター装置10における返信処理のフローチャートである。なお、この返信処理の少なくとも一部は、上述の図7の告知放送処理の少なくとも一部と並列的に行われるが、説明の便宜上、別処理として説明する。
最後に、安全確認処理について説明する。この処理は、センター装置10がユーザの安全を確認するための処理である。なお、この安全確認処理の少なくとも一部は、上述の図7の告知放送処理や図8、9の返信処理の少なくとも一部と並列的に行われるが、説明の便宜上、別処理として説明する。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、センター装置10からスマートフォン30に対して、返信制御情報を含む告知放送信号を送信し、スマートフォン30からセンター装置10に対して、返信情報を送信するので、スマートフォン30における告知放送信号の受信の成否等をセンター装置10において容易かつ確実に確認することが可能になるので、告知放送が正しく送信することができない状態である場合には告知放送を繰り返して行うことが可能になる等、告知放送の信頼性を向上させることが可能になる。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、緊急告知放送の出力の即時性が従来と同程度であっても、緊急告知放送の出力を従来と異なる構成で行うことができる場合には、本願の課題は解決されている。
上記実施の形態においては、プッシュ配信を行う場合について説明したが、上述したプッシュ配信以外の配信方式を採用してもよい。
上記実施の形態においては、告知放送の種別として、一般告知放送と緊急告知放送の2種類を例示したが、その他にも、任意の種別の告知放送を行うことができる。また、一般告知放送に関しても、告知放送情報が入力された時に即時に行う随時放送と、所定時刻に行う定時放送とを行ってもよい。
上記実施の形態においては、ユーザの現住所や出身地に基づいてグループを構成する場合を例示したが、その他の任意の基準に基づいてグループを構成することができ、例えば、特定の学校の特定のクラスに所属するユーザのグループを構成してもよい。また、グループ登録処理において、新規にグループが登録された際に、当該グループに登録するために必要になるパスワードを決定しておき、2番目以降のユーザが当該グループに登録を希望する際には、当該パスワードをスマートフォン30を介して入力した場合にのみ、登録を認めるようにしてもよい。あるいは、グループに関する構成や処理を省略してもよい。
上記実施の形態においては、返信制御情報を、告知放送の種別に基づいて自動的に設定する例について説明したが、告知放送の種別に関わらず、告知放送情報を送信する年月日、ユーザの属性(年齢、性別、住所)、グループの属性(グループを区画する住所、グループに所属するユーザの人数)等、任意の基準に基づいて設定してもよい。また、返信制御情報は、自動的に設定するのではなく、センター装置10の管理者が入力部11を介して入力するようにしてもよい。あるいは、これら自動設定と管理者の入力とを組み合わせてもよく、例えば、返信情報の送信要否、返信情報の送信タイミング、返信情報の送信条件、及び返信情報の送信形態については、管理者が設定し、返信情報に含める情報の内容については、告知放送の種別に基づいて自動的に設定するようにしてもよい。
上記実施の形態においては、返信情報をセンター装置10に送信する例について説明したが、センター装置10に加えて、あるいはセンター装置10に変えて、スマートフォン30と通信可能に接続された他の装置に対して送信するようにしてもよい。このような他の装置としては、サーバ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン30とは異なる他のスマートフォン等を挙げることができる。例えば、このような他の装置への送信先(メールアドレス等)についても返信制御情報に設定しておき、端末側返信制御部36bが、この返信制御情報に設定された送信先に返信情報を送信するようにしてもよい。あるいは、他の装置への送信先をスマートフォン30の記憶部35に予め記憶させておき、端末側返信制御部36bが、この送信先に返信情報を送信するようにしてもよい。そして、他の装置には、センター装置10と同様に、返信DB14cやセンター側返信制御部15cを設けておき、スマートフォン30から送信された返信情報を返信DB14cに格納したり、この返信情報に基づいて、センター装置10と同様に安全確認処理等を行ってもよい。このことにより、例えば、スマートフォン30の告知放送の受信状況や現在位置を、スマートフォン30のユーザの親戚等に自動的に送信することで、ユーザの安否を容易かつ確実に確認できるようにしてもよい。
〔付記〕
付記1の告知放送システムは、センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムであって、前記センター装置は、前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送を特定するための告知放送情報と、当該告知放送情報の送信先とすべき移動体通信端末を一意に特定するための端末特定情報と、当該告知放送情報を受信した移動体通信端末が当該センター装置に対して又は前記移動体通信端末と通信可能に接続された他の装置に対して返信情報を送信する際の動作を制御するための返信制御情報とを取得し、当該取得した告知放送情報、端末特定情報、及び返信制御情報を含む告知放送信号を生成する信号生成手段と、前記取得した告知放送情報によって特定された告知放送が、前記取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末において出力可能となるように、前記信号生成手段にて生成された告知放送信号を、当該移動体通信端末に対して直接的又は間接的に配信するセンター側通信手段とを備え、前記移動体通信端末は、前記センター側通信手段にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する端末側通信手段と、告知放送の出力を行う出力手段と、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて告知放送情報を取得し、当該取得した告知放送情報によって特定される告知放送を前記出力手段を介して出力する放送制御手段と、前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて返信制御情報を取得し、当該取得した返信制御情報に基づいて、当該告知放送信号を送信したセンター装置又は前記他の装置に対して前記端末側通信手段を介して返信情報を送信する端末側返信制御手段とを備える。
付記2の告知放送システムは、付記1に記載の告知放送システムにおいて、前記移動体通信端末の前記端末側返信制御手段は、当該移動体通信端末の端末特定情報を含む返信情報を前記センター装置又は前記他の装置に対して返信し、前記センター装置又は前記他の装置は、端末特定情報を格納する返信情報格納手段と、前記告知放送情報を受信した移動体通信端末から当該センター装置又は当該他の装置に対して送信された返信情報が前記センター側通信手段を介して受信された場合に、当該返信情報に含まれる端末特定情報を前記返信情報格納手段に格納するセンター側返信制御手段とを備える。
付記3の告知放送システムは、付記2に記載の告知放送システムにおいて、前記移動体通信端末は、当該移動体通信端末の現在位置を取得する現在位置取得手段を備え、前記移動体通信端末の前記端末側返信制御手段は、前記現在位置取得手段によって取得された現在位置を含む返信情報を前記センター装置又は前記他の装置に対して返信し、前記センター装置又は前記他の装置のセンター側返信制御手段は、前記告知放送情報を受信した移動体通信端末から当該センター装置又は当該他の装置に対して送信された返信情報が前記センター側通信手段を介して受信された場合に、当該返信情報に含まれる現在位置を、当該返信情報に含まれる端末特定情報に関連付けて、前記返信情報格納手段に格納する。
付記4の告知放送システムは、付記1から3のいずれか一項に記載の告知放送システムにおいて、前記センター装置又は前記他の装置の前記センター側返信制御手段は、前記移動体通信端末に対して告知放送信号を配信してから所定時間以内に、当該移動体通信端末から返信情報を受信したか否かを判定し、当該判定結果に基づいて所定制御を行う。
付記5の告知放送システムは、付記1から4のいずれか一項に記載の告知放送システムにおいて、前記センター装置又は前記他の装置の前記信号生成手段は、前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための放送種別情報を取得し、当該取得した放送種別情報に基づいて、前記返信制御情報を設定する。
〔付記の効果〕
付記1に記載の告知放送システムによれば、センター装置から移動体通信端末に対して、返信制御情報を含む告知放送信号を送信し、移動体通信端末からセンター装置又は他の装置に対して、返信情報を送信するので、移動体通信端末における告知放送信号の受信の成否等をセンター装置又は他の装置において容易かつ確実に確認することが可能になるので、告知放送が正しく送信することができない状態である場合には告知放送を繰り返して行うことが可能になる等、告知放送の信頼性を向上させることが可能になる。
また、付記2に記載の告知放送システムによれば、移動体通信端末からセンター装置又は他の装置に対して送信された返信情報が受信された場合に、当該返信情報に含まれる端末特定情報を返信情報格納手段に格納するので、移動体通信端末における告知放送信号の受信の成否等をセンター装置又は他の装置に記録しておくことができ、例えば、この記録に基づいて告知放送の送信状態を解析したり、移動体通信端末の機能状態やそのユーザの安否をセンター装置側又は他の装置側で確認して必要な処置を講じたりすることが可能になる等、告知放送システムの信頼性やそのユーザの安全性を向上させることが可能になる。
また、付記3に記載の告知放送システムによれば、移動体通信端末からセンター装置又は他の装置に対して送信された返信情報が受信された場合に、当該返信情報に含まれる現在位置を返信情報格納手段に格納するので、移動体通信端末やそのユーザの現在位置をセンター装置又は他の装置に記録しておくことができ、例えば、この記録に基づいてユーザの安否をセンター装置側又は他の装置側で確認して必要な処置を講じたりすることが可能になる等、ユーザの安全性を一層向上させることが可能になる。
また、付記4に記載の告知放送システムによれば、移動体通信端末に対して告知放送信号を配信してから所定時間以内に、当該移動体通信端末から返信情報を受信したか否かを判定し、当該判定結果に基づいて所定制御を行うので、例えば、返信情報を受信していないと判定した場合には告知放送を再送する等、告知放送の信頼性を一層向上させることが可能になる。
また、付記5に記載の告知放送システムによれば、移動体通信端末を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための放送種別情報を取得し、当該取得した放送種別情報に基づいて、返信制御情報を設定するので、告知放送の種別に応じて、返信情報の送信要否、返信情報の送信タイミング、返信情報の送信条件、返信情報の送信形態、あるいは返信情報に含める情報の内容を自動的に適切に設定することが可能になる。
10 センター装置
11、32 入力部
12、33 出力部
13、34 通信部
14、35 記憶部
14a ユーザDB
14b グループDB
14c 返信DB
15、36 制御部
15a 信号生成部
15b 推奨グループ特定部
15c センター側返信制御部
20 プッシュ配信装置
30 スマートフォン
31 現在位置取得部
36a 放送制御部
36b 端末側返信制御部
Claims (8)
- センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムであって、
前記センター装置は、
前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送を特定するための告知放送情報と、当該告知放送情報の送信先とすべき移動体通信端末を一意に特定するための端末特定情報と、当該告知放送情報を受信した移動体通信端末が当該センター装置に対して又は前記移動体通信端末と通信可能に接続された他の装置に対して返信情報を送信する際の動作を制御するための返信制御情報とを取得し、当該取得した告知放送情報、端末特定情報、及び返信制御情報を含む告知放送信号を生成する信号生成手段と、
前記取得した告知放送情報によって特定された告知放送が、前記取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末において出力可能となるように、前記信号生成手段にて生成された告知放送信号を、当該移動体通信端末に対して直接的又は間接的に配信するセンター側通信手段とを備え、
前記センター装置の前記信号生成手段は、少なくとも返信情報の送信タイミング及び返信情報の送信条件を含むように返信制御情報を設定し、返信情報の送信条件としては、少なくとも、ユーザからの送信承認操作を受けた場合又は無条件のいずれか一方を含むように設定し、
前記移動体通信端末は、
前記センター側通信手段にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する端末側通信手段と、
告知放送の出力を行う出力手段と、
前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて告知放送情報を取得し、当該取得した告知放送情報によって特定される告知放送を前記出力手段を介して出力する放送制御手段と、
前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて返信制御情報を取得し、当該取得した返信制御情報に基づいて、当該告知放送信号を送信したセンター装置又は前記他の装置に対して前記端末側通信手段を介して返信情報を送信する端末側返信制御手段とを備え、
前記移動体通信端末の前記端末側返信制御手段は、前記取得した返信制御情報に含まれている返信情報の送信タイミング及び返信情報の送信条件に基づいて返信情報を送信する、
告知放送システム。 - 前記移動体通信端末の前記端末側返信制御手段は、当該移動体通信端末の端末特定情報を含む返信情報を前記センター装置又は前記他の装置に対して返信し、
前記センター装置又は前記他の装置は、
端末特定情報を格納する返信情報格納手段と、
前記告知放送情報を受信した移動体通信端末から当該センター装置又は当該他の装置に対して送信された返信情報が前記センター側通信手段を介して受信された場合に、当該返信情報に含まれる端末特定情報を前記返信情報格納手段に格納するセンター側返信制御手段とを備える、
請求項1に記載の告知放送システム。 - 前記移動体通信端末は、当該移動体通信端末の現在位置を取得する現在位置取得手段を備え、
前記移動体通信端末の前記端末側返信制御手段は、前記現在位置取得手段によって取得された現在位置を含む返信情報を前記センター装置又は前記他の装置に対して返信し、
前記センター装置又は前記他の装置のセンター側返信制御手段は、前記告知放送情報を受信した移動体通信端末から当該センター装置又は当該他の装置に対して送信された返信情報が前記センター側通信手段を介して受信された場合に、当該返信情報に含まれる現在位置を、当該返信情報に含まれる端末特定情報に関連付けて、前記返信情報格納手段に格納する、
請求項2に記載の告知放送システム。 - センター装置と複数の移動体通信端末とを相互に通信可能に接続して構成された告知放送システムであって、
前記センター装置は、
前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送を特定するための告知放送情報と、当該告知放送情報の送信先とすべき移動体通信端末を一意に特定するための端末特定情報と、当該告知放送情報を受信した移動体通信端末が当該センター装置に対して又は前記移動体通信端末と通信可能に接続された他の装置に対して返信情報を送信する際の動作を制御するための返信制御情報とを取得し、当該取得した告知放送情報、端末特定情報、及び返信制御情報を含む告知放送信号を生成する信号生成手段と、
前記取得した告知放送情報によって特定された告知放送が、前記取得した端末特定情報によって特定される移動体通信端末において出力可能となるように、前記信号生成手段にて生成された告知放送信号を、当該移動体通信端末に対して直接的又は間接的に配信するセンター側通信手段と、
前記告知放送情報を受信した移動体通信端末から当該センター装置又は当該他の装置に対して送信された返信情報が前記センター側通信手段を介して受信された場合に、当該返信情報に含まれる端末特定情報に基づく制御を行うセンター側返信制御手段とを備え、
前記移動体通信端末は、
前記センター側通信手段にて送信された告知放送信号を直接的又は間接的に受信する端末側通信手段と、
告知放送の出力を行う出力手段と、
前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて告知放送情報を取得し、当該取得した告知放送情報によって特定される告知放送を前記出力手段を介して出力する放送制御手段と、
前記端末側通信手段にて受信された告知放送信号に基づいて返信制御情報を取得し、当該取得した返信制御情報に基づいて、当該告知放送信号を送信したセンター装置又は前記他の装置に対して前記端末側通信手段を介して返信情報を送信する端末側返信制御手段とを備え、
前記移動体通信端末の前記端末側返信制御手段は、前記移動体通信端末の現在位置を含む返信情報を当該告知放送信号を送信したセンター装置に対して送信し、
前記センター装置の前記センター側返信制御手段は、前記告知放送情報を受信した移動体通信端末から当該センター装置又は当該他の装置に対して送信された返信情報が前記センター側通信手段を介して受信された場合に、当該返信情報に含まれる現在位置に基づいて、前記移動体通信端末のユーザの所定の緊急連絡先に対する連絡を行う、
告知放送システム。 - 前記センター装置又は前記他の装置の前記センター側返信制御手段は、前記移動体通信端末に対して告知放送信号を配信してから所定時間以内に、当該移動体通信端末から返信情報を受信したか否かを判定し、当該判定結果に基づいて所定制御を行う、
請求項2から4のいずれか一項に記載の告知放送システム。 - 前記センター装置又は前記他の装置の前記センター側返信制御手段は、前記移動体通信端末に対して告知放送信号を配信してから所定時間以内に、当該移動体通信端末から返信情報を受信しなかったと判定した場合には、前記移動体通信端末のユーザの所定の緊急連絡先に対する連絡を行う、
請求項5に記載の告知放送システム。 - 前記センター装置又は前記他の装置の前記信号生成手段は、前記移動体通信端末を介して放送したい告知放送が一般告知放送と緊急告知放送のいずれであるのかを特定するための放送種別情報を取得し、当該取得した放送種別情報に基づいて、前記返信制御情報を設定する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の告知放送システム。 - 前記移動体通信端末の前記放送制御手段は、前記取得した告知放送情報によって特定される告知放送が緊急告知放送である場合には、当該緊急告知放送を一般告知放送の場合とは異なる形態で文字出力する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の告知放送システム。
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