JP2015022734A - 電子機器、辞書検索プログラム、辞書検索システム - Google Patents

電子機器、辞書検索プログラム、辞書検索システム Download PDF

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Abstract

【課題】ワイルドカード検索を行うときの操作性を高める。【解決手段】電子辞書1は、ユーザ操作に基づいて辞書検索のための検索文字列を入力する入力部30と、入力部30による文字入力の停滞を検知されたことに応じて、入力中の検索文字列にワイルドカード記号を入れるCPU20とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器、辞書検索プログラム、辞書検索システムに関する。
従来、電子辞書などの電子機器を用いて文字数の多い見出し語や、ユーザにとって馴染みの薄い言語(例えばスペイン語やドイツ語など)の見出し語を辞書検索する場合には、綴りを間違えて入力してしまったり、綴りを全く入力できなかったりして、所望の情報を閲覧できない場合がある。
そのため、近年の電子辞書では、ワイルドカード検索が行えるようになっており(例えば特許文献1,2参照)、任意の文字列を意味するワイルドカード記号(例えば「*」記号)を含めて検索文字列を入力することにより、この検索文字列が示すパターンに適合する見出し語を全て検索させることができるようになっている。
特開2009−134728号公報 特開2009−42939号公報
しかしながら、電子辞書のユーザからは、ワイルドカード検索を行うときの操作性を高めて欲しいとの要望がある。
本発明の課題は、ワイルドカード検索を行うときの操作性を高めることのできる電子機器、辞書検索プログラム、辞書検索システムを提供することである。
請求項1記載の発明は、電子機器において、
ユーザ操作に基づいて辞書検索のための検索文字列を入力する入力手段と、
前記入力手段による文字入力の停滞が検知されたことに応じて、入力中の検索文字列にワイルドカード記号を入れるワイルドカード入力手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ワイルドカード検索を行うときの操作性を高めることができる。
電子辞書の概略構成を示す平面図である。 電子辞書の機能構成を示すブロック図である。 言語別入力時間テーブルのデータ構造を示す図である。 入力停滞条件テーブルのデータ構造を示す図である。 辞書検索処理の流れを示すフローチャートである。 表示部の表示内容を示す図である。 表示部の表示内容を示す図である。 表示部の表示内容を示す図である。 辞書検索システムの機能構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る電子機器を電子辞書に適用した場合の実施形態の一例を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[1.1 外観構成]
図1は、電子辞書1の平面図である。
この図に示すように、電子辞書1は、メインディスプレイ10、サブディスプレイ11及びキー群2を備えている。
メインディスプレイ10及びサブディスプレイ11は、ユーザによるキー群2の操作に応じた文字や符号等、各種データを表示する部分であり、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescence Display)等によって構成されている。なお、本実施の形態におけるメインディスプレイ10及びサブディスプレイ11は、いわゆるタッチパネル110(図2参照)と一体的に形成されており、手書き入力等の操作を受け付け可能となっている。
キー群2は、ユーザから電子辞書1を操作するための操作を受ける各種キーを有している。具体的には、キー群2は、訳/決定キー2bと、文字キー2cと、辞書選択キー2dと、カーソルキー2eと、削除キー2h等とを有している。
訳/決定キー2bは、各種処理の実行、見出し語の決定等に使用されるキーである。文字キー2cは、ユーザによる文字の入力等に使用されるキーであり、複数種類の言語(例えば英語やドイツ語、日本語など)の文字をそれぞれ入力可能となっている。辞書選択キー2dは、後述の辞書データベース820,…(図2参照)の選択に使用されるキーである。
カーソルキー2eは、画面内の反転表示位置、つまりカーソル位置の移動等に使用されるキーであり、本実施の形態においては上下左右の方向を指定可能となっている。削除キー2hは、カーソル位置などの文字を削除するときに使用されるキーである。
[1.2 内部構成]
続いて、電子辞書1の内部構成について説明する。図2は、電子辞書1の内部構成を示すブロック図である。
この図に示すように、電子辞書1は、表示部40、入力部30、CPU(Central Processing Unit)20、記憶部80を備え、各部はバスで相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
表示部40は、上述のメインディスプレイ10及びサブディスプレイ11を備えており、CPU20から入力される表示信号に基づいて各種情報をメインディスプレイ10やサブディスプレイ11に表示するようになっている。
入力部30は、上述のキー群2やタッチパネル110を備えており、押下されたキーやタッチパネル110の位置に対応する信号をCPU20に出力するようになっている。
CPU20は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、電子辞書1を統括的に制御するようになっている。具体的には、CPU20は、入力部30から入力される操作信号等に応じて記憶部80に格納された各種プログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU20は、処理結果を記憶部80に一時保存するとともに、当該処理結果を表示部40に適宜出力させる。
記憶部80は、電子辞書1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、CPU20の作業領域として機能するメモリである。本実施の形態においては、記憶部80は、本発明に係る辞書検索プログラム81と、コンテンツ群82と、言語別入力時間テーブル83と、入力停滞条件テーブル84等とを記憶している。
辞書検索プログラム81は、後述の辞書検索処理(図5参照)をCPU20に実行させるためのプログラムである。
コンテンツ群82は、「独英辞典」などの複数種類の辞書データベース820を有している。
辞書データベース820,…には、見出し語と、この見出し語の説明情報のテキストとが対応付けられて複数格納されている。なお、本実施の形態における複数の辞書データベース820のうち、少なくとも一部の辞書データベース820は、他の辞書データベース820との間で見出し語の言語が異なっている。
言語別入力時間テーブル83は、図3に示すように、辞書の種類により定まる入力言語毎に、入力部30により検索文字列がキー入力される際の或るキー入力から次のキー入力までに要した時間(以下、入力所要時間とする)と、その平均時間とを記憶するようになっている。なお、本実施の形態においては、言語別入力時間テーブル83には、入力所要時間として、最新の20個の入力所要時間が蓄積記憶されるようになっている。
入力停滞条件テーブル84は、図4に示すように、入力部30により入力される言語ごとに、文字入力の停滞の検知に用いられる条件を記憶するようになっている。より具体的には、本実施の形態における入力停滞条件テーブル84では、文字入力の停滞検知に用いられる条件として、時間条件と、回数条件とを言語ごとに記憶している。
このうち、時間条件とは、検索文字列について新たに文字入力が行われるまでの時間に関する条件であり、この時間条件で示される時間(以下、停滞検知時間とする)だけ文字入力が行われない場合に、ユーザが次の文字の特定に手間取っており、文字入力が停滞したと検知される。ここで、停滞検知時間は、ユーザによって任意に設定されても良いし、CPU20によって自動で設定されることとしても良い。CPU20によって停滞検知時間が設定される場合には、言語別入力時間テーブル83に記憶された各言語の入力所要時間の平均時間のうち、該当の言語に対応付けられた平均時間に基づいて設定されることが好ましく、本実施の形態においては、(停滞検知時間)=(平均時間)×3として設定されている。
また、回数条件とは、検索文字列の構成文字として同位置に入力された文字が削除キー2hによって繰り返し削除される回数に関する条件であり、この回数条件で示される回数(以下、停滞検知回数とする)だけ削除が行われた場合に、文字入力が停滞したと検知される。ここで、停滞検知回数は、ユーザによって任意に設定されても良いし、デフォルトで設定されることとしても良い。
なお、本実施の形態において、検索文字列とは、少なくとも1つの文字を含む文字列である。
[1.3 動作]
続いて、電子辞書1の動作について、図面を参照しつつ説明する。
図5は、CPU20が辞書検索プログラム81を読み出して実行する辞書検索処理の流れを示すフローチャートである。
この図に示すように、辞書検索処理においてまずCPU20は、辞書選択キー2dに対するユーザ操作に応じて、何れかの辞書データベース820を選択辞書データベース820Sとして選択する(ステップS1)。
次に、CPU20は、選択辞書データベース820Sにおける見出し語の言語を、検索文字列の入力に用いられる言語(以下、使用言語とする)として特定し(ステップS2)、文字キー2cが操作されるか否かを判定する(ステップS3)。
このステップS3において文字キー2cが操作されたと判定した場合(ステップS3;Yes)には、CPU20は、使用言語の文字のうち、操作された文字キー2cに対応する1つの文字を検索文字列の構成文字として入力する(ステップS4)。また、このときCPU20は、前回の文字がキー入力されてから今回のステップS4の処理によって文字がキー入力されるまでに要した時間を入力所要時間として、使用言語に対応付けて言語別入力時間テーブル83に記憶させる。
次に、CPU20は、ワイルドカード記号が入力されているか否かを判定し(ステップS5)、入力されていると判定した場合(ステップS5;Yes)には、上述のステップS3に移行する。
また、ステップS5においてワイルドカード記号が入力されていないと判定した場合(ステップS5;No)には、CPU20は、現在の時間についてのデータを取得し(ステップS6)、上述のステップS3に移行する。
また、上述のステップS3において文字キー2cが操作されないと判定した場合(ステップS3;No)には、CPU20は、入力停滞条件テーブル84において使用言語に対応付けられた停滞検知時間を読み出し、上述のステップS6で取得した時間から現時点までの経過時間が当該停滞検知時間よりも長いか否かを判定する(ステップS11)。
このステップS11において現時点までの経過時間が当該停滞検知時間よりも長いと判定した場合(ステップS11;Yes)には、CPU20は、ワイルドカード記号が入力されているか否かを判定する(ステップS12)。
このステップS12においてワイルドカード記号が入力されていると判定した場合(ステップS12;Yes)には、CPU20は、上述のステップS3に移行する。
また、ステップS12においてワイルドカード記号が入力されていないと判定した場合(ステップS12;No)には、CPU20は、検索文字列におけるカーソル位置にワイルドカード記号を入力し(ステップS13)、上述のステップS3に移行する。これにより、文字キー2cによる文字入力が停滞検知時間だけ行われないことを検知することで、文字入力の停滞が検知され、検索文字列にワイルドカード記号が入力されることとなる。
また、ステップS11において現時点までの経過時間が当該停滞検知時間よりも短いと判定した場合(ステップS11;No)には、CPU20は、削除キー2hが操作されたか否かを判定する(ステップS21)。
このステップS21において削除キー2hが操作されたと判定した場合(ステップS21;Yes)には、CPU20は、カーソル位置の入力文字を1文字分だけ削除する(ステップS22)。
次に、CPU20は、入力停滞条件テーブル84において使用言語に対応付けられた停滞検知回数を読み出し、検索文字列の構成文字として同位置に入力された文字が当該停滞検知回数だけ繰り返し削除されたか否かを判定する(ステップS23)。
このステップS23において文字が停滞検知回数だけ繰り返し削除されていないと判定した場合(ステップS23;No)には、CPU20は、上述のステップS3に移行する。
また、ステップS23において文字が停滞検知回数だけ繰り返し削除されたと判定した場合(ステップS23;Yes)には、CPU20は、検索文字列におけるカーソル位置にワイルドカード記号を入力し(ステップS24)、上述のステップS3に移行する。これにより、同位置に入力された文字が削除キー2hによって停滞検知回数だけ繰り返し削除されることを検知することで、文字入力の停滞が検知され、検索文字列にワイルドカード記号が入力されることとなる。
また、ステップS21において削除キー2hが操作されないと判定した場合(ステップS21;No)には、CPU20は、訳/決定キー2bが操作されたか否かを判定する(ステップS31)。
このステップS31において訳/決定キー2bが操作されないと判定した場合(ステップS31;No)には、CPU20は、上述のステップS3に移行する。
また、ステップS31において訳/決定キー2bが操作されたと判定した場合(ステップS31;Yes)には、CPU20は、現時点までに入力された検索文字列に対応する見出し語を選択辞書データベース820Sで検索し(ステップS32)、検索結果をメインディスプレイ10に表示させ(ステップS33)、辞書検索処理を終了する。なお、ステップS32においてCPU20は、検索文字列にワイルドカード記号が含まれている場合には、従来公知のワイルドカード検索を行う。
[1.4 動作例]
続いて、図面を参照しつつ、上述した電子辞書1の動作を具体的に説明する。
まず、図4に示す入力停滞条件テーブル84の記憶内容、つまり文字入力の停滞の検知に用いられる条件を設定する操作を図6により説明する。
図6(a)に示すように、ユーザが「独英辞典」の辞書データベース820を選択辞書データベース820Sとして選択し検索文字列の入力に先立って所定の操作を行うと、図6(b)に示すように、本動作例においてはワイルドカード記号「*」の自動入力に関する設定ウィンドウW1が表示されて、ユーザ操作に基づいてワイルドカード記号「*」の自動挿入に関する設定が行われる。
即ち、まずワイルドカード記号「*」の自動挿入を行うか否かをユーザに選択させる旨のラジオボタンR1が設定ウィンドウW1内に表示される。次に、ユーザが自動挿入を選択する旨のラジオボタンR1を操作すると、図6(c)に示すように、入力停滞条件テーブル84の停滞検知時間をユーザによる手動入力とするかCPU20による自動入力とするかをユーザに選択させる旨のラジオボタンR2が設定ウィンドウW1内に表示される。次に、ユーザが手動入力を選択する旨のラジオボタンR2を操作すると、図6(d)に示すように、停滞検知時間をユーザに入力させる旨の入力欄R3が設定ウィンドウW1内に表示される。そして、図7(a)に示すように、ユーザが「0.7」を入力すると、入力停滞条件テーブル84における停滞検知時間が「0.7」秒に設定される。なお、図6(c)に示した状態から、図7(b)に示すように、ユーザが自動入力を選択する旨のラジオボタンR2を操作すると、図7(c)に示すように、ドイツ語についての入力所要時間の平均時間「0.8秒」と、停滞検知時間「2.4秒」(=(平均時間)×3)とが設定ウィンドウW1内に表示され、入力停滞条件テーブル84における停滞検知時間が「自動」に設定される。なお、削除キーの使用回数により停滞を検知する条件も、同じような方式で設定することができる。
以上のようにしてワイルドカード記号「*」の自動挿入に関する設定が行われた後、例えば、ユーザがドイツ語の書物を読んでいて、意味のわからない単語「aasfressend」を辞書で調べようとする場合を想定する。この単語の綴りを入力しようとして、図8(a)、(b)に示すように、文字キー2cの「a」キー、「a」キー、「s」キーを順に操作すると(ステップS3〜S5)、対応する文字列「aas」が検索文字列として入力される(ステップS4)。
次に、ユーザが4番目の文字を特定できずに停滞検知時間「0.7」秒が経過すると(ステップS11;Yes)、現時点までの経過時間が当該停滞検知時間「0.7」秒よりも長いと判定され(ステップS11;Yes)、図8(c)に示すように、検索文字列におけるカーソル位置にワイルドカード記号「*」が入力され、検索文字列が「aas*」となる(ステップS13)。
次に、図8(d)に示すように、ユーザが特定しやすい最後の文字を文字キー2cの「d」キーを操作して入力すると(ステップS3;Yes)、対応する文字「d」が検索文字列の構成文字として入力され、検索文字列が「aas*d」となる(ステップS4)。
そして、ユーザが訳/決定キー2bを操作すると(ステップS31;Yes)、現時点までに入力された検索文字列「aas*d」に対応する見出し語が選択辞書データベース820Sで検索(ここではワイルドカード検索)され(ステップS32)、検索結果がメインディスプレイ10に表示される(ステップS33)。
以上の電子辞書1によれば、図5のステップS13,S24や、図8等に示したように、入力手段による文字入力が所定時間(停滞検知時間)だけ行われないことを検知することや、同位置に入力された文字が所定回数(停滞検知回数)だけ繰り返し削除されることを検知することで停滞が検知されて、入力中の検索文字列にワイルドカード記号が入れられるので、ワイルドカード記号を手動で入力する手間が省かれる。従って、ワイルドカード検索を行うときの操作性を高めることができる。
また、図3や図4、図7(c)などに示したように、新たに文字が入力されるまでの平均時間が言語別入力時間テーブル83に記憶され、この平均時間に基づいて停滞検知時間が設定されるので、ユーザの入力速度に応じた適切なタイミングでワイルドカード記号を入力することができる。
また、図4などに示したように、文字入力される言語ごとに停滞検知時間や停滞検知回数が言語別入力時間テーブル83に記憶されるので、言語ごとに適切なタイミングでワイルドカード記号を入力することができる。
<変形例>
続いて、上記の実施形態の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9は、互いに接続される端末装置1Aとサーバ装置1Bとを備える辞書検索システム100において、上記実施形態と同様の処理を実現する場合の機能構成を示すブロック図である。
この図に示すように、サーバ装置1Bには、通信部50Bと、CPU20Bと、記憶部80Bとが備えられる。通信部50Bは、ネットワークなどを介して情報を端末装置1Aと送受信する。CPU20Bは、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、サーバ装置1Bを統括的に制御するようになっている。記憶部80Bには、コンテンツ群82と、言語別入力時間テーブル83と、入力停滞条件テーブル84等とが記憶されている。
また、端末装置1Aには、通信部50Aと、記憶部80Aとが備えられる。通信部50Aは、ネットワークなどを介して情報をサーバ装置1Bと送受信する。記憶部80Aには辞書検索プログラム81Aが記憶されている。この辞書検索プログラム81Aは、上述の実施形態と同様の辞書検索処理(図5参照)をCPU20に実行させるようになっている。
より詳細には、この辞書検索プログラム81Aによって行われる辞書検索処理では、端末装置1AのCPU20は、サーバ装置1Bのコンテンツ群82と、言語別入力時間テーブル83と、入力停滞条件テーブル84とを用いるようになっている。
但し、ステップS22の辞書検索処理は端末装置1AのCPU20ではなく、サーバ装置1BのCPU20Bが行って、検索結果を端末装置1Aに送信しても良い。
また、言語別入力時間テーブル83と、入力停滞条件テーブル84とはサーバ装置1Bではなく、端末装置1Aに具備されても良く、この場合には、辞書検索処理において端末装置1AのCPU20は、サーバ装置1Bのコンテンツ群82のみを用いることとしても良い。
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態や変形例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本発明に係る電子機器を電子辞書1として説明したが、本発明が適用可能なものは、このような製品に限定されず、携帯電話、パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などの電子機器全般に適用可能である。また、本発明に係る辞書検索プログラム81は、電子辞書1に対して着脱可能な外部情報記憶媒体に記憶されることとしてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態や変形例に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲をその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
ユーザ操作に基づいて辞書検索のための検索文字列を入力する入力手段と、
前記入力手段による文字入力の停滞が検知されたことに応じて、入力中の検索文字列にワイルドカード記号を入れるワイルドカード入力手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項2>
請求項1記載の電子機器において、
複数の見出し語を含む辞書情報が記憶されている辞書記憶手段と、
前記入力手段により入力された検索文字列に対応する見出し語を前記辞書情報から検索し、検索結果を表示させる制御を行う検索手段と、
前記入力手段による文字入力の停滞を検知する入力停滞検知手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項3>
請求項2記載の電子機器において、
前記入力停滞検知手段は、
前記入力手段による文字入力が所定時間だけ行われないことを検知することで、文字入力の停滞を検知することを特徴とする電子機器。
<請求項4>
請求項3記載の電子機器において、
前記入力手段により新たに文字が入力されるまでの平均時間を記憶する入力平均時間記憶手段と、
前記平均時間に基づいて前記所定時間を設定する時間設定手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項5>
請求項3または4記載の電子機器において、
前記辞書記憶手段には、
見出し語の言語が異なる複数種類の辞書情報が記憶されており、
前記入力手段は、
複数種類の言語の文字を入力可能となっており、
当該電子機器は、
前記入力手段により文字入力される言語ごとに前記所定時間を記憶する時間記憶手段を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項6>
請求項1〜5の何れか一項に記載の電子機器において、
前記入力手段は、
入力済みの検索文字列を1文字分ずつ削除する削除手段を有し、
前記入力停滞検知手段は、
同位置に入力された文字が前記削除手段によって所定回数だけ繰り返し削除されることを検知することで、文字入力の停滞を検知することを特徴とする電子機器。
<請求項7>
請求項6記載の電子機器において、
前記辞書記憶手段には、
見出し語の言語が異なる複数種類の辞書情報が記憶されており、
前記入力手段は、
複数種類の言語の文字を入力可能となっており、
当該電子機器は、
前記入力手段により文字入力される言語ごとに前記所定回数を記憶する回数記憶手段を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項8>
コンピュータに、
ユーザ操作に基づいて辞書検索のための検索文字列を入力する入力機能と、
前記入力機能による文字入力の停滞が検知されたことに応じて、入力中の検索文字列にワイルドカード記号を入れるワイルドカード入力機能と、
を実現させることを特徴とする辞書検索プログラム。
<請求項9>
互いに接続された端末装置とサーバ装置とを備える辞書検索システムであって、
複数の見出し語を含む辞書情報が記憶されている辞書記憶手段と、
ユーザ操作に基づいて検索文字列を入力する入力手段と、
検索文字列に対応する見出し語を前記辞書情報から検索し、検索結果を表示させる制御を行う検索手段と、
前記入力手段による文字入力の停滞を検知する入力停滞検知手段と、
前記入力停滞検知手段により文字入力の停滞が検知された場合に、入力中の検索文字列にワイルドカード記号を入れるワイルドカード入力手段と、
を備えることを特徴とする辞書検索システム。
1 電子辞書
20 CPU
30 入力部
83 言語別入力時間テーブル
820 辞書記憶手段

Claims (9)

  1. ユーザ操作に基づいて辞書検索のための検索文字列を入力する入力手段と、
    前記入力手段による文字入力の停滞が検知されたことに応じて、入力中の検索文字列にワイルドカード記号を入れるワイルドカード入力手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器において、
    複数の見出し語を含む辞書情報が記憶されている辞書記憶手段と、
    前記入力手段により入力された検索文字列に対応する見出し語を前記辞書情報から検索し、検索結果を表示させる制御を行う検索手段と、
    前記入力手段による文字入力の停滞を検知する入力停滞検知手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2記載の電子機器において、
    前記入力停滞検知手段は、
    前記入力手段による文字入力が所定時間だけ行われないことを検知することで、文字入力の停滞を検知することを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3記載の電子機器において、
    前記入力手段により新たに文字が入力されるまでの平均時間を記憶する入力平均時間記憶手段と、
    前記平均時間に基づいて前記所定時間を設定する時間設定手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項3または4記載の電子機器において、
    前記辞書記憶手段には、
    見出し語の言語が異なる複数種類の辞書情報が記憶されており、
    前記入力手段は、
    複数種類の言語の文字を入力可能となっており、
    当該電子機器は、
    前記入力手段により文字入力される言語ごとに前記所定時間を記憶する時間記憶手段を備えることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の電子機器において、
    前記入力手段は、
    入力済みの検索文字列を1文字分ずつ削除する削除手段を有し、
    前記入力停滞検知手段は、
    同位置に入力された文字が前記削除手段によって所定回数だけ繰り返し削除されることを検知することで、文字入力の停滞を検知することを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6記載の電子機器において、
    前記辞書記憶手段には、
    見出し語の言語が異なる複数種類の辞書情報が記憶されており、
    前記入力手段は、
    複数種類の言語の文字を入力可能となっており、
    当該電子機器は、
    前記入力手段により文字入力される言語ごとに前記所定回数を記憶する回数記憶手段を備えることを特徴とする電子機器。
  8. コンピュータに、
    ユーザ操作に基づいて辞書検索のための検索文字列を入力する入力機能と、
    前記入力機能による文字入力の停滞が検知されたことに応じて、入力中の検索文字列にワイルドカード記号を入れるワイルドカード入力機能と、
    を実現させることを特徴とする辞書検索プログラム。
  9. 互いに接続された端末装置とサーバ装置とを備える辞書検索システムであって、
    複数の見出し語を含む辞書情報が記憶されている辞書記憶手段と、
    ユーザ操作に基づいて検索文字列を入力する入力手段と、
    検索文字列に対応する見出し語を前記辞書情報から検索し、検索結果を表示させる制御を行う検索手段と、
    前記入力手段による文字入力の停滞を検知する入力停滞検知手段と、
    前記入力停滞検知手段により文字入力の停滞が検知された場合に、入力中の検索文字列にワイルドカード記号を入れるワイルドカード入力手段と、
    を備えることを特徴とする辞書検索システム。
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