JP2015022360A - 情報処理装置およびその制御方法、コンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】機器連携時の連携操作をスムースにするため、設置位置における適切な機器の向きを提示することができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置500は、携帯端末104のLCD画面の画面サイズ及びその形状を表す外形情報を含むプロファイル情報を取得する。情報処理装置500は、また、プリンタ(101)のLCD画面の画面サイズを表す情報を取得する。取得したプリンタ(101)のLCD画面の画面サイズと携帯端末104のLCD画面の画面サイズに基づいて、連携操作に適した、設置位置における携帯端末104の向きを決定する。そして、情報処理装置500は、決定した携帯端末104の向きに合わせて回転処理した処理後の外形情報をディスプレイ506に表示する。
【選択図】図4
【解決手段】情報処理装置500は、携帯端末104のLCD画面の画面サイズ及びその形状を表す外形情報を含むプロファイル情報を取得する。情報処理装置500は、また、プリンタ(101)のLCD画面の画面サイズを表す情報を取得する。取得したプリンタ(101)のLCD画面の画面サイズと携帯端末104のLCD画面の画面サイズに基づいて、連携操作に適した、設置位置における携帯端末104の向きを決定する。そして、情報処理装置500は、決定した携帯端末104の向きに合わせて回転処理した処理後の外形情報をディスプレイ506に表示する。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数の機器を連携させる際のユーザインタフェース(UI)表示の技術に関する。
近年、スマートフォン、携帯電話等の携帯端末で撮影された画像を、例えば無線通信を介してプリンタ等で印刷するなど異なる機器を連携させて処理を行う機器連携が広まっている。
このような機器連携について、特許文献1に開示された無線処理システムがある。
この無線処理システムでは、第1の無線電子機器が第2の無線電子機器から端末情報(外形情報)を受信し、この端末情報に基づいて表示部に第2の無線電子機器の外形映像を表示するというものである。これにより、連携すべき他の機器と近接させる位置を制御する。
この無線処理システムでは、第1の無線電子機器が第2の無線電子機器から端末情報(外形情報)を受信し、この端末情報に基づいて表示部に第2の無線電子機器の外形映像を表示するというものである。これにより、連携すべき他の機器と近接させる位置を制御する。
ここで、例えば、撮像を行ったカメラ、スマートフォンなどの携帯端末をプリンタの筺体上に設置し、携帯端末に保存されている写真オブジェクトを当該カメラの表示部(ディスプレイ)に表示する。そして、プリンタ側に向けて携帯端末のディスプレイに表示された写真オブジェクトをドラッグすることを契機に、その写真の印刷が開始されるというようなシステムがある。
近年の携帯端末では、例えばポートレイトモード(縦向き)、あるいはランドスケープモード(横向き)で撮像された写真を携帯端末のディスプレイに表示する際に、ユーザの持ち方に応じて、写真のいずれの一辺を上側とするかを動的に切り替えるものがある。
そのため、プリンタと携帯端末を連携させるユースケースにおいて、ユーザは、例えばプリンタの筺体上に示された携帯端末の設置位置に対して、「どの向き」で携帯端末を設置すれば良いのかがわからない、という問題がある。
近年の携帯端末では、例えばポートレイトモード(縦向き)、あるいはランドスケープモード(横向き)で撮像された写真を携帯端末のディスプレイに表示する際に、ユーザの持ち方に応じて、写真のいずれの一辺を上側とするかを動的に切り替えるものがある。
そのため、プリンタと携帯端末を連携させるユースケースにおいて、ユーザは、例えばプリンタの筺体上に示された携帯端末の設置位置に対して、「どの向き」で携帯端末を設置すれば良いのかがわからない、という問題がある。
また、機器が連携している際の操作(連携操作)を行うユーザにとっては、連携操作するのに適した携帯端末の向き、あるいは不適切な向きというものがある。例えば、プリンタと携帯端末それぞれの液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)画面の画面サイズが大きく異なる場合がある。この場合には、二つのLCD画面に跨るGUI(Graphical User Interface)を自然に、且つ、効果的に提示することは難しい。そのため、ユーザの連携操作における連携感が薄れてしまう、という課題が残る。
また、携帯端末の種類によっては、LCD画面の周囲に物理的な操作ボタンが配設されている場合がある。この場合には、プリンタと携帯端末それぞれのLCD画面の間にこの操作ボタンが介在してしまうことがある。
また、携帯端末の種類によっては、LCD画面の周囲に物理的な操作ボタンが配設されている場合がある。この場合には、プリンタと携帯端末それぞれのLCD画面の間にこの操作ボタンが介在してしまうことがある。
本発明は、機器連携時の連携操作をスムースにするため、設置位置における適切な機器の向きを提示することができる情報処理装置を提供することを、主たる目的とする。
本発明の情報処理装置は、表示装置を備える本体装置と、端末装置とを所定配列で設置し、各装置が有する表示画面を連携させる際に当該端末装置を設置すべき設置位置を指示する情報処理装置であって、前記各装置と通信を行う通信手段と、前記通信手段により前記本体装置の表示画面サイズを表す第1の画面サイズ情報及び前記端末装置の表示画面サイズを表す第2の画面サイズ情報を取得する取得手段と、取得した前記第1の画面サイズ情報と前記第2の画面サイズ情報に基づいて、前記設置位置において前記端末装置を設置する際の当該端末装置の向きを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記端末装置の向きに合わせて当該端末装置を設置するように指示する情報を前記表示装置上に表示させる提示手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、連携操作に適した向きで機器を設置するように情報を提示する。これにより、ユーザは、機器連携時の連携操作をスムースに行うことができる。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。なお、本実施形態においては、スマートフォン、携帯電話などの撮像機能を有する携帯端末と、この携帯端末に保存された写真オブジェクトなどを印刷するためのプリンタにおける機器連携を例に挙げて説明する。
また、本実施形態に係る情報処理装置は、特定の本体装置(例えばプリンタ)内に実装されているものとして説明を進める。なお、本装置をプリンタ上で動作するアプリケーションプログラムとしてプリンタに実装することができる。
また、本実施形態に係る情報処理装置は、特定の本体装置(例えばプリンタ)内に実装されているものとして説明を進める。なお、本装置をプリンタ上で動作するアプリケーションプログラムとしてプリンタに実装することができる。
[第1実施形態]
図1(a)、(b)は、機器連携させる本体装置の一例であるプリンタ101と、端末装置の一例である携帯端末104を示す図である。
図1(a)に示すプリンタ101は、図示しないI/F(interface)を介して接続される情報処理装置(後述する情報処理装置500)、GUI(Graphical User Interface)画面を表示するLCD(液晶ディスプレイ)102を含んで構成される。プリンタ101は、また、プリンタを操作するための操作ボタン103、各種情報を一時的に又は恒久的に記録する図示しないメモリ、当該プリンタ101の各構成機器を制御する図示しないCPU(Central Processing Unit)を有する。
携帯端末104は、GUI画面を表示するLCD107、各種情報を一時的に又は恒久的に記録する図示しないメモリ、当該携帯端末104の各構成機器を制御する図示しないCPU(Central Processing Unit)を含んで構成される。
なお、プリンタ101の表示画面サイズを表す情報を、第1の画面サイズ情報、携帯端末104の表示画面サイズを表す情報を、第2の画面サイズ情報とする。
図1(a)、(b)は、機器連携させる本体装置の一例であるプリンタ101と、端末装置の一例である携帯端末104を示す図である。
図1(a)に示すプリンタ101は、図示しないI/F(interface)を介して接続される情報処理装置(後述する情報処理装置500)、GUI(Graphical User Interface)画面を表示するLCD(液晶ディスプレイ)102を含んで構成される。プリンタ101は、また、プリンタを操作するための操作ボタン103、各種情報を一時的に又は恒久的に記録する図示しないメモリ、当該プリンタ101の各構成機器を制御する図示しないCPU(Central Processing Unit)を有する。
携帯端末104は、GUI画面を表示するLCD107、各種情報を一時的に又は恒久的に記録する図示しないメモリ、当該携帯端末104の各構成機器を制御する図示しないCPU(Central Processing Unit)を含んで構成される。
なお、プリンタ101の表示画面サイズを表す情報を、第1の画面サイズ情報、携帯端末104の表示画面サイズを表す情報を、第2の画面サイズ情報とする。
プリンタ101は、携帯端末104を保持したユーザが近付いたことを検知するための図示しない検知手段を有している。この検知手段は、例えばWi-Fi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)などのアドホック通信を利用することにより、通信可能な範囲に連携対象である携帯端末(例えば、携帯端末104)の有無を検知する。
この図示しない検知手段の検知結果に基づいて、例えば携帯端末104を保持したユーザが所定の距離まで近付いた場合、情報処理装置は、プリンタ101の筺体上にこの携帯端末104を設置する位置を示す設置位置情報105を表示する。この設置位置情報105により、プリンタ101に対して携帯端末104を所定配列で設置することができる。
この図示しない検知手段の検知結果に基づいて、例えば携帯端末104を保持したユーザが所定の距離まで近付いた場合、情報処理装置は、プリンタ101の筺体上にこの携帯端末104を設置する位置を示す設置位置情報105を表示する。この設置位置情報105により、プリンタ101に対して携帯端末104を所定配列で設置することができる。
情報処理装置により表示される設置位置情報105は、図1(a)に示すように、プリンタ101の筺体上に配備された、後述する表示装置(ディスプレイ506)に表示される。設置位置情報105は、図1(a)に示すように、例えば誘導灯のような、携帯端末の種別によらない固定のマークである。この他、図1(b)に示すように、携帯端末104の形状を表した外形情報を当該携帯端末104から取得し、これを設置位置情報106として表示することもできる。外形情報の詳細については、後述する。図1(b)は、携帯端末104が通常では横置き(横長)状態で使用されるものである場合に、その使用形状に倣った状態で設置位置情報106が表示されている様子を示している。
ユーザが、設置位置情報105(106)で示された位置に携帯端末104を設置したことを契機に、プリンタ101及び携帯端末104は機器連携を開始する。なお、携帯端末104が設置されたことの検知は、携帯端末104とプリンタ101それぞれに、NFC(Near Field Communication)のためのチップを配備することにより実現することができる。NFCは近距離無線通信の規格であり、例えば異なる機器同士が接触したことを検知するために用いられる通信技術である。
NFCにおいては、一般的な通信距離が数センチメートルと短いため、設置位置情報105(106)により指定された場所、つまりNFCチップが埋め込まれたプリンタ上の位置に携帯端末104を置くことが重要になる。
NFCにおいては、一般的な通信距離が数センチメートルと短いため、設置位置情報105(106)により指定された場所、つまりNFCチップが埋め込まれたプリンタ上の位置に携帯端末104を置くことが重要になる。
図2は、プリンタ101と携帯端末104が機器連携している状態で、ユーザが連携操作を行っている様子を示す図である。ユーザは、図2に示すように、携帯端末104に表示された写真オブジェクト203を、手204の指先による直感的な操作でプリンタ101に向けてドラッグする。このドラッグ操作により、写真オブジェクト203はプリンタ101で受け付けられて、その後印刷が開始される。また、プリンタ101において受け付けられた写真オブジェクト203は、LCD102に表示される。このように各機器が連携することにより、ユーザは直感的な操作を行うことができる。以下、プリンタ101、携帯端末104により実現される機器連携及びその連携操作の詳細について説明する。
プリンタ101と携帯端末104が機器連携している際の、ユーザの指先による直感的な操作を実現するために、携帯端末側のLCD107に表示画面と、プリンタ側のLCD102に表示画面とを連携表示させる。具体的には、図2に示すように、写真オブジェクト203をドラッグする過程において、例えばLCD107とLCD102とに跨って写真オブジェクト203が表示されるよう構成する。このようにそれぞれの表示画面を連携させるためには、プリンタ101と携帯端末104におけるUI情報の相互通信が必要である。この通信には、NFCによる通信を用いても良いし、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)といった広帯域の通信を利用しても良い。
なお、プリンタ側に向けてドラッグされた写真オブジェクト203は、ドラッグの終了を契機に、プリンタ101による印刷が開始されるように構成することができる。あるいは、写真オブジェクト203のデータが、プリンタ101が有する図示しないメモリに記録されるように構成することもできる。
このように、「プリンタ側で指定した載置位置に携帯端末を設置する」、「携帯端末側で表示した写真オブジェクトをプリンタ側の表示画面に向けて押し出す」などの直感的な操作のみで、ユーザは写真オブジェクト203の印刷を行うことが可能になる。
このように、「プリンタ側で指定した載置位置に携帯端末を設置する」、「携帯端末側で表示した写真オブジェクトをプリンタ側の表示画面に向けて押し出す」などの直感的な操作のみで、ユーザは写真オブジェクト203の印刷を行うことが可能になる。
[情報処理装置の基本的な動作]
図3(a)、(b)は、携帯端末104が通常では縦置き(縦長)の状態で使用される場合の機器連携について説明するための図である。
携帯端末104を保持したユーザが所定の距離までプリンタ101に近付くと、プリンタ101と携帯端末104との間で通信を開始する。通信開始を契機に、情報処理装置が組み込まれたプリンタ101の要求に応じて、携帯端末104のメモリに記録された外形情報を通知する。情報処理装置が組み込まれたプリンタ101は、取得した外形情報に対応した設置位置情報303を筺体上に表示する。
図3(a)、(b)は、携帯端末104が通常では縦置き(縦長)の状態で使用される場合の機器連携について説明するための図である。
携帯端末104を保持したユーザが所定の距離までプリンタ101に近付くと、プリンタ101と携帯端末104との間で通信を開始する。通信開始を契機に、情報処理装置が組み込まれたプリンタ101の要求に応じて、携帯端末104のメモリに記録された外形情報を通知する。情報処理装置が組み込まれたプリンタ101は、取得した外形情報に対応した設置位置情報303を筺体上に表示する。
このように、携帯端末104はデフォルトの状態では縦置きで使用されることから、通知される外形情報は「縦置き」の情報となる。そのため、ユーザは、図3(a)に示すように、表示された設置位置情報303に合わせて縦置きに携帯端末104を設置する。この場合には、図3(b)に示すように、横長の形状であるLCD102と、縦長形状であるLCD107とを連携表示させることになる。そのため、それぞれの表示画面の縦の長さに大きな差分が生じてしまい、連携表示した際の表示領域の多くがデッドスペースになってしまう。
また、例えば図3(b)に示すユーザによる連携操作において、写真オブジェクト203がLCD102とLCD107を跨いで表示されることを考えた場合、相対的に縦の長さが短いLCD102の画面サイズに合わせてGUI画面を構築する必要が生じる。そのため、LCD107の表示領域の多くがデッドスペースになってしまうことになる。以下、連携表示の際に発生するデッドスペースを抑止する、情報処理装置の基本的な動作について説明する。
また、例えば図3(b)に示すユーザによる連携操作において、写真オブジェクト203がLCD102とLCD107を跨いで表示されることを考えた場合、相対的に縦の長さが短いLCD102の画面サイズに合わせてGUI画面を構築する必要が生じる。そのため、LCD107の表示領域の多くがデッドスペースになってしまうことになる。以下、連携表示の際に発生するデッドスペースを抑止する、情報処理装置の基本的な動作について説明する。
図4は、情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。図4に示す情報処理装置500は、制御部501、プロファイル取得部502、外形情報取得部503、UI制御部504、設置位置情報出力部505を含んで構成される。情報処理装置500は特定の本体装置101(例えばプリンタ)に内蔵されるものとして説明する。情報処理装置500は、例えば有線・無線通信などを介して本体装置であるプリンタ101及び携帯端末104との間で各種情報の授受ができるように構成される。また、情報処理装置500は、同じく本体装置101上に内蔵された表示装置の一例であるディスプレイ506と接続されており、設置位置情報を表示可能に構成される。
なお、この実施形態に係る情報処理装置としては、本体装置101(例えばプリンタ)に内蔵されるものとして説明を行うが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、本情報処理装置は本体装置101(例えばプリンタ)に内蔵されず、別体の独立した機器として配置することも可能である。あるいは、本情報処理装置は携帯端末104のほうに内蔵されるように構成されてもよい。あるいは、特定のクラウドサーバ上で動作するソフトウェアとして構成することも可能である。
なお、この実施形態に係る情報処理装置としては、本体装置101(例えばプリンタ)に内蔵されるものとして説明を行うが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、本情報処理装置は本体装置101(例えばプリンタ)に内蔵されず、別体の独立した機器として配置することも可能である。あるいは、本情報処理装置は携帯端末104のほうに内蔵されるように構成されてもよい。あるいは、特定のクラウドサーバ上で動作するソフトウェアとして構成することも可能である。
制御部501は、情報処理装置500の各構成機器を制御する一種のコンピュータである。プロファイル取得部502は、携帯端末104から通知されるプロファイル情報を取得する。なお、プロファイル情報とは、機器自身を表す説明データであり、例えばUPnP(Universal Plug and Play)などとして標準化が進められている情報である。以下、このプロファイル情報の詳細について説明する。
図5は、情報処理装置500が携帯端末104から取得したプロファイル情報の構成例を示す図である。図5に示すプロファイル情報901は、「プロパティ名」、「値」の項目を含んで構成された情報である。具体的には、携帯端末104の筺体のサイズ(高さ及び幅)に関する値、LCD107のサイズ(高さ及び幅)に関する値(LCD情報902)などが格納されている。また、プロファイル情報901は、外形情報の項目において、携帯端末104の形状を表す情報「Shape.bmp」が格納されている。なお、図5に示すプロファイル情報901は一例であり、任意に項目を追加することができる。
図6は、プロファイル情報901に含まれた外形情報の一例を示す図である。図6に示す外形情報801は、例えばBitmapフォーマット、Jpegフォーマットに代表されるラスタイメージデータとして格納される。あるいは、SVG(Scalable Vector Graphics)フォーマットに代表されるベクタイメージデータとして格納することもできる。外形情報801は図6に示すように、例えば携帯端末104の形状が模式的に表現された画像データである。
図4の説明に戻り、取得したプロファイル情報901は、外形情報取得部503に伝達される。外形情報取得部503は、受け付けたプロファイル情報901から外形情報801を抽出する。
UI制御部504は、プロファイル情報901を解析することにより、機器連携における連携操作に最も適した、設置する際の携帯端末104の向き(縦向き又は横向き)を決定する。具体的な処理の詳細については、フローチャートを用いて後述する。UI制御部504は、決定した携帯端末104の向きに合わせて設置位置情報が表示されるように、必要に応じて外形情報801を回転処理する。外形情報801の回転処理は、例えば図6に示す画像(外形情報801)を時計回りに90度回転させることなどである。なお、決定した携帯端末104向きと、外形情報801で表された向きとが同じ向きであれば、回転処理を省略するように制御することができる。
回転後の外形情報は、設置位置情報出力部505に伝達される。設置位置情報出力部505は、受け付けた外形情報をディスプレイ506に伝達する。ディスプレイ506は、受け付けた外形情報を表示する。これにより、プリンタ101の筺体上には、指定された設置位置に携帯端末104を設置する際の、連携操作に最も適した携帯端末104の向きに応じた設置位置情報が表示されることになる。
UI制御部504は、プロファイル情報901を解析することにより、機器連携における連携操作に最も適した、設置する際の携帯端末104の向き(縦向き又は横向き)を決定する。具体的な処理の詳細については、フローチャートを用いて後述する。UI制御部504は、決定した携帯端末104の向きに合わせて設置位置情報が表示されるように、必要に応じて外形情報801を回転処理する。外形情報801の回転処理は、例えば図6に示す画像(外形情報801)を時計回りに90度回転させることなどである。なお、決定した携帯端末104向きと、外形情報801で表された向きとが同じ向きであれば、回転処理を省略するように制御することができる。
回転後の外形情報は、設置位置情報出力部505に伝達される。設置位置情報出力部505は、受け付けた外形情報をディスプレイ506に伝達する。ディスプレイ506は、受け付けた外形情報を表示する。これにより、プリンタ101の筺体上には、指定された設置位置に携帯端末104を設置する際の、連携操作に最も適した携帯端末104の向きに応じた設置位置情報が表示されることになる。
図7は、情報処理装置500の処理手順例を示すフローチャートである。
なお、説明においては、情報処理装置500を内蔵した機器(例えば、プリンタ101)の電源の投入を契機に処理が開始されるものとし、電源が通電中はこのフローから抜けずに処理が継続するものとする。
なお、説明においては、情報処理装置500を内蔵した機器(例えば、プリンタ101)の電源の投入を契機に処理が開始されるものとし、電源が通電中はこのフローから抜けずに処理が継続するものとする。
情報処理装置500は、プリンタ101の検知手段を介して、連携可能な携帯端末(例えば、携帯端末104)の検知開始を指示する(S601)。連携可能な携帯端末が検知された場合(S601:Yes)、別途定義された連携操作のサブフローに遷移する(S604)。また、連携可能な携帯端末が検知されなかった場合(S602:No)、図示しない第1のタイマにより、予め設定された一定の時間(例えば、1分)だけ待機(Sleep)する(S603)。待機時間が経過したことを契機に、ステップS601の処理へ戻る。
図8は、連携操作のサブフロー(ステップS604)の具体的な処理手順例を示すフローチャートである。
情報処理装置500は、検知した携帯端末104に対して、プロファイル情報901を通知するよう要求信号を送信する(S701)。その後、要求に応じて通知されたプロファイル情報901を取得する(S702)。情報処理装置500は、取得されたプロファイル情報の解析を行い、プロファイル情報901に含まれている外形情報を抽出する(S703)。抽出した外形情報に基づいて、プリンタ101のLCD102の向き(縦向き又は横向き)と携帯端末104のLCD107の向き(縦向き又は横向き)とを比較し、連携適応度を算出する(S704)。連携適応度を算出する処理は、携帯端末104を設置位置に設置する場合の連携操作に適した向きを決定する処理である。この連携適応度の算出は、例えば次のような処理で行われる。
情報処理装置500は、検知した携帯端末104に対して、プロファイル情報901を通知するよう要求信号を送信する(S701)。その後、要求に応じて通知されたプロファイル情報901を取得する(S702)。情報処理装置500は、取得されたプロファイル情報の解析を行い、プロファイル情報901に含まれている外形情報を抽出する(S703)。抽出した外形情報に基づいて、プリンタ101のLCD102の向き(縦向き又は横向き)と携帯端末104のLCD107の向き(縦向き又は横向き)とを比較し、連携適応度を算出する(S704)。連携適応度を算出する処理は、携帯端末104を設置位置に設置する場合の連携操作に適した向きを決定する処理である。この連携適応度の算出は、例えば次のような処理で行われる。
連携適応度の算出は、まず、携帯端末104の回転方向を表すそれぞれの向き毎に変数を設け、その値(連携適応度)を1に初期化する。具体的には、携帯端末104の外周を形成する各辺について「上辺を上にする向き」、「右辺を上にする向き」、「下辺を上にする向き」、「左辺を上にする向き」を変数とし、それぞれの値を1に初期化する。
次に、第1の画面サイズ情報と第2の画面サイズ情報を取得する。なお、第1の画面サイズ情報は、例えばプリンタ101が有する図示しないメモリに予め記録しておき、UI制御部504が必要に応じて取得するように構成することができる。
そして、LCD102の外周方向に表示される設置位置情報(例えば、図1に示す設置位置情報105)に隣接したLCD102の一辺(上辺、下辺、右辺、左辺のいずれか)を特定する。特定したLCD102の辺(例えば、図1(a)であれば、LCD102の左辺)の長さを基準にして、LCD107の高さ及び幅のそれぞれの辺の長さを比較する。比較の結果、特定したLCD102の辺の長さとの差分が最も小さくなるLCD107の辺を決定する。決定したLCD107の辺がLCD102と隣接する様に携帯端末104を回転させた場合に、その回転方向を表した変数の値に1を加算する。以下、具体例を挙げて説明する。
そして、LCD102の外周方向に表示される設置位置情報(例えば、図1に示す設置位置情報105)に隣接したLCD102の一辺(上辺、下辺、右辺、左辺のいずれか)を特定する。特定したLCD102の辺(例えば、図1(a)であれば、LCD102の左辺)の長さを基準にして、LCD107の高さ及び幅のそれぞれの辺の長さを比較する。比較の結果、特定したLCD102の辺の長さとの差分が最も小さくなるLCD107の辺を決定する。決定したLCD107の辺がLCD102と隣接する様に携帯端末104を回転させた場合に、その回転方向を表した変数の値に1を加算する。以下、具体例を挙げて説明する。
例えば、図1に示すプリンタ101のLCD102の場合、図正面から見てLCD102の右側に設置位置情報105が表示される。そのため、携帯端末104を設置位置に設置した際には、LCD102の外周右側の辺が携帯端末104(LCD107)と隣接する。ここで、LCD102のサイズ(高さ及び幅)が高さ6[cm]、幅8[cm]であるとする。この場合、LCD102の外周右側の辺の長さは6[cm]である。
設置位置情報105に携帯端末104を縦置き、つまり携帯端末104の上辺を上にする向き、あるいは下辺を上にする向きで設置する場合、LCD102と隣接するLCD107の外周左側の辺の長さは8[cm]である。また、プリンタ101の筺体上に携帯端末104を横置き、つまり携帯端末104の右辺を上にする向き、あるいは左辺を上にする向きで設置する場合、LCD102と接するLCD107の外周左側の辺の長さは6[cm]である。
設置位置情報105に携帯端末104を縦置き、つまり携帯端末104の上辺を上にする向き、あるいは下辺を上にする向きで設置する場合、LCD102と隣接するLCD107の外周左側の辺の長さは8[cm]である。また、プリンタ101の筺体上に携帯端末104を横置き、つまり携帯端末104の右辺を上にする向き、あるいは左辺を上にする向きで設置する場合、LCD102と接するLCD107の外周左側の辺の長さは6[cm]である。
以上のことから、携帯端末104の右辺を上にする向き、あるいは左辺を上にする向きに回転して設置した場合に、LCD102の外周右側の辺(6[cm])との長さの差分が最も小さくなる。そのため、「右辺を上にする向き」、「左辺を上にする向き」の変数の値に1を加算する。具体的には、変数「上辺を上にする向き」の値は1、「右辺を上にする向き」の値は2、「下辺を上にする向き」の値は1、「左辺を上にする向き」の値は2となる。
図8に戻り、情報処理装置500は、各変数の中から最も値の大きなもの、つまり連携適用度の最も高い向きと同じ向きになるように、外形情報を回転処理する(S705)。
なお、上述したように「右辺を上にする向き」と「左辺を上にする向き」が結果として同じ連携適応度である場合には、例えば検索順番として先である「右辺を上にする向き」が連携適用度の最も高い向きとするように構成することができる。例えば、図6に示す外形情報801であれば、図正面から見た右辺が上になるように、外形情報を反時計回りに90度回転処理する。そして、情報処理装置500は、ディスプレイ506に向けて処理後の外形情報を伝達する(S706)。
なお、上述したように「右辺を上にする向き」と「左辺を上にする向き」が結果として同じ連携適応度である場合には、例えば検索順番として先である「右辺を上にする向き」が連携適用度の最も高い向きとするように構成することができる。例えば、図6に示す外形情報801であれば、図正面から見た右辺が上になるように、外形情報を反時計回りに90度回転処理する。そして、情報処理装置500は、ディスプレイ506に向けて処理後の外形情報を伝達する(S706)。
情報処理装置500は、処理後の外形情報の出力を契機に、図示しない第2のタイマにより所定の時間(例えば、2分)が経過したか否か、つまりタイムアウトの発生の有無を判別する(S707)。タイムアウトしたと判別した場合(S707:Yes)、本サブフロー(ステップS604)の処理を終了する。また、タイムアウトしていないと判別した場合(S707:No)、携帯端末104が設置位置情報の表示に応じて設置されたか否かを判別する(S708)。携帯端末104が設置されたと判別した場合(S708:Yes)、プリンタ101と携帯端末104の機器連携を開始する(S709)。情報処理装置500は、携帯端末104の設置状態が解除された場合(S710:Yes)、本サブフロー(ステップS604)の処理を終了する。
ここで、回転後の外形情報に基づいて表示される設置位置情報について説明する。図9は、回転処理後の外形情報に基づいてプリンタ101の筺体上に表示された設置位置情報を示す図である。設置位置情報304は、図9に示すように、携帯端末104が通常では縦置き(縦長)の状態で使用されるものであっても、反時計回りに90度回転させた形状でプリンタ101の筺体上に表示される。これにより、ユーザに対して、設置位置情報304により示された向きで携帯端末104を設置するよう誘導することができる。また、ユーザは、設置位置情報304で示された向きに携帯端末104を設置することにより、連携操作がスムースに行えるということを理解することができる。
このように、本実施形態の情報処理装置(情報処理装置500)は、プリンタ101のLCD102の画面サイズ(高さ及び幅)と携帯端末104のLCD107の画面サイズに応じて、連携操作に最適な携帯端末104の設置向きをユーザに提示することができる。
これにより、ユーザは、機器連携時のGUI画面の表示効率が高い状態、つまり、連携感と視認性が高い状態で連携操作を行うことができる。
これにより、ユーザは、機器連携時のGUI画面の表示効率が高い状態、つまり、連携感と視認性が高い状態で連携操作を行うことができる。
なお、連携適応度において加算した値(1を加算)は一例を示したものである。1を加算することに代えて、別の値を加算することでも良いし、また、積算や乗算する構成としても良い。あるいは、別の関数を用いて連携適応度の値の変更を行っても良い。
[第2実施形態]
本実施形態では、LCDの周囲に操作ボタンが配設された携帯端末である場合における、連携適用度を算出することができる情報処理装置について説明する。なお、既に説明した各構成機器と同一のものについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、LCDの周囲に操作ボタンが配設された携帯端末である場合における、連携適用度を算出することができる情報処理装置について説明する。なお、既に説明した各構成機器と同一のものについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10(a)、(b)は、携帯端末が通常では横置き(横長)状態で使用される場合の機器連携について説明するための図である。図10(a)に示す携帯端末401では、図正面から見てLCD404の左辺側及び下辺側に複数個の操作ボタン402が配設されている。
図10(a)に示すように、プリンタ101の筺体上に設置位置情報403が表示され、これに応じてユーザが携帯端末401を設置する。この場合、プリンタ101のLCD102と、携帯端末401のLCD404との間に複数個の操作ボタン402を挟んだ状態で、ユーザは連携操作を行わなければならない。そのため、ユーザにとっては、連携操作における連携感と視認性が低減されてしまう。
図10(a)に示すように、プリンタ101の筺体上に設置位置情報403が表示され、これに応じてユーザが携帯端末401を設置する。この場合、プリンタ101のLCD102と、携帯端末401のLCD404との間に複数個の操作ボタン402を挟んだ状態で、ユーザは連携操作を行わなければならない。そのため、ユーザにとっては、連携操作における連携感と視認性が低減されてしまう。
例えば、図10(b)に示すような、写真オブジェクト203がLCD102とLCD404を跨ぐような連携操作においては、操作ボタン402の存在により、連携操作におけるそれぞれのGUI画面の連携感(つながり感)が低下してしまう。
図11は、本実施形態の情報処理装置が携帯端末401から取得したプロファイル情報の構成例を示す図である。図11に示すプロファイル情報1101は、図5に示すプロファイル情報901の各項目の他、操作ボタン位置情報に関する情報が格納されている。操作ボタン位置情報1102は、LCD404の周囲に配設された操作ボタンが何れの位置に存在するのかを表す情報である。携帯端末401では、LCD404の左辺側と下辺側、つまり携帯端末401の左側と下側に存在している。このため、プロファイル情報1101の操作ボタン位置情報1102には、「左側、下側」という情報が格納される。
本実施形態の情報処理装置の処理手順において、図7及び図8を用いて既に説明した処理手順と異なる点は、連携適合度を算出する処理(S704:図8)である。以下、本実施形態の情報処理装置における連携適合度合を算出する処理の一例について説明する。
本実施形態の情報処理装置における連携適合度合の算出は、まず、携帯端末401の回転方向それぞれの向き毎に変数を設け、その値(連携適応度)を1に初期化する。具体的には、例えば次の通りである。携帯端末401の外周を形成する各辺において「上辺を上にする向き」、「右辺を上にする向き」、「下辺を上にする向き」、「左辺を上にする向き」を変数とし、それぞれの値を1に初期化する。
次に、プロファイル情報1101に格納されているLCD404のサイズ(高さ及び幅)を取得する。また、プリンタ101のLCD102のサイズ(高さ及び幅)を取得する。
そして、LCD102の外周側で表示される設置位置情報(例えば、図10に示す設置位置情報403)に隣接するLCD102の一辺(上辺、下辺、右辺、左辺のいずれか)を特定する。特定したLCD102の辺(例えば、図11であれば、LCD102の左辺)の長さを基準にして、LCD404の高さ及び幅を表すそれぞれの辺の長さを比較する。比較の結果、特定したLCD102の辺の長さとの差分が最も小さくなるLCD404の辺を決定する。決定したLCD404の辺とLCD102が隣接する様に携帯端末401を回転させた場合に、その回転方向を表した変数の値に1を加算する。以下、具体例を挙げて説明する。
そして、LCD102の外周側で表示される設置位置情報(例えば、図10に示す設置位置情報403)に隣接するLCD102の一辺(上辺、下辺、右辺、左辺のいずれか)を特定する。特定したLCD102の辺(例えば、図11であれば、LCD102の左辺)の長さを基準にして、LCD404の高さ及び幅を表すそれぞれの辺の長さを比較する。比較の結果、特定したLCD102の辺の長さとの差分が最も小さくなるLCD404の辺を決定する。決定したLCD404の辺とLCD102が隣接する様に携帯端末401を回転させた場合に、その回転方向を表した変数の値に1を加算する。以下、具体例を挙げて説明する。
例えば、図1に示すプリンタ101のLCD102の場合、図正面から見てLCD102の右側に設置位置情報105が表示される。そのため、携帯端末104を設置した際には、LCD102の外周右側の辺が携帯端末104と接することになる。ここで、LCD102のサイズ(高さ及び幅)が高さ6[cm]、幅8[cm]であるとする。この場合、LCD102の外周右側の辺の長さは6[cm]である。
設置位置情報403に携帯端末104を縦置き、つまり携帯端末104の上辺を上にする向き、あるいは下辺を上にする向きで設置する場合、LCD102と隣接するLCD404の外周左側の辺の長さは6[cm]である。また、プリンタ101の筺体上に携帯端末104を横置き、つまり携帯端末104の右辺を上にする向き、あるいは左辺を上にする向きで設置する場合、LCD102と接するLCD404の外周左側の辺の長さは8[cm]である。
設置位置情報403に携帯端末104を縦置き、つまり携帯端末104の上辺を上にする向き、あるいは下辺を上にする向きで設置する場合、LCD102と隣接するLCD404の外周左側の辺の長さは6[cm]である。また、プリンタ101の筺体上に携帯端末104を横置き、つまり携帯端末104の右辺を上にする向き、あるいは左辺を上にする向きで設置する場合、LCD102と接するLCD404の外周左側の辺の長さは8[cm]である。
以上のことから、携帯端末401の上辺を上にする向き、あるいは下辺を上にする向きに回転して設置した場合に、LCD102の外周右側の辺(6[cm])との長さの差分が最も小さくなる。そのため、「上辺を上にする向き」、「下辺を上にする向き」の変数の値に1を加算する。具体的には、変数「上辺を上にする向き」の値は2、「右辺を上にする向き」の値は1、「下辺を上にする向き」の値は2、「左辺を上にする向き」の値は1となる。
操作ボタン402は、携帯端末401の左辺と下辺に配設されている(操作ボタン位置情報1102)。このため、図正面から見てLCD102の右側に携帯端末401を設置した場合、「上辺を上にする向き」と「左辺を上にする向き」においては、LCD102とLCD404との間に操作ボタン402が介在してしまう(図10(b)参照)。そのため、変数「上辺を上にする向き」及び「左辺を上にする向き」の値を−1(−はマイナス)を加算する。具体的には、変数「上辺を上にする向き」の値は1、「右辺を上にする向き」の値は1、「下辺を上にする向き」の値は2、「左辺を上にする向き」の値は0となる。
そして、各変数の中から最も値の大きなもの、つまり連携適用度の最も高い向きと同じ向きになるように、外形情報を回転処理する(S705)。例えば、連携適応度が上記した値であれば、「下辺を上にする向き」が連携適用度の最も高い向きである。この場合、外形情報を時計回り(又は、反時計回り)に180度回転処理する。
図12は、本実施形態における回転処理後の外情報に基づいて表示される設置位置情報を示す図である。
設置位置情報405は、図12に示すように、携帯端末401が通常では横置き(横長)の状態で使用されるものであっても、時計回り(又は、反時計回り)に180度回転させた形状でプリンタ101の筺体上に表示される。これにより、ユーザに対しては、設置位置情報405により示された向きで携帯端末401を設置するよう誘導することができる。また、ユーザは、設置位置情報405で示された向きに携帯端末401を設置することにより、連携操作がスムースに行えるということを理解することができる。
設置位置情報405は、図12に示すように、携帯端末401が通常では横置き(横長)の状態で使用されるものであっても、時計回り(又は、反時計回り)に180度回転させた形状でプリンタ101の筺体上に表示される。これにより、ユーザに対しては、設置位置情報405により示された向きで携帯端末401を設置するよう誘導することができる。また、ユーザは、設置位置情報405で示された向きに携帯端末401を設置することにより、連携操作がスムースに行えるということを理解することができる。
このように、本実施形態の情報処理装置は、プリンタ101のLCD102のサイズ(高さ及び幅)、携帯端末104のLCD107のサイズに加え、操作ボタン402を配設状況をも加味した設置位置情報405を表示する。これにより、連携操作に最適な携帯端末401の設置向きをユーザに提示することができる。
[第3実施形態]
携帯端末のなかには、加速度センサなどの検知結果に基づいて、携帯端末の姿勢変化に応じてGUI画面の表示を変化させる(回転させる)様に構成されたものがある。また、携帯端末側の設定により、例えば携帯端末の右辺を上にする向きに姿勢変化させても、GUI画面の表示が変化しないように制限することができるものもある。
本実施形態では、携帯端末の姿勢変化の前後において上に成り得る辺に制限がある場合、この制限を加味した上で、連携適用度を算出することができる情報処理装置について説明する。なお、既に説明した各構成機器と同一のものについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
携帯端末のなかには、加速度センサなどの検知結果に基づいて、携帯端末の姿勢変化に応じてGUI画面の表示を変化させる(回転させる)様に構成されたものがある。また、携帯端末側の設定により、例えば携帯端末の右辺を上にする向きに姿勢変化させても、GUI画面の表示が変化しないように制限することができるものもある。
本実施形態では、携帯端末の姿勢変化の前後において上に成り得る辺に制限がある場合、この制限を加味した上で、連携適用度を算出することができる情報処理装置について説明する。なお、既に説明した各構成機器と同一のものについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図13は、本実施形態の情報処理装置が携帯端末から取得したプロファイル情報の構成内容例を示す図である。図13に示すプロファイル情報1301は、図11に示すプロファイル情報1101の各項目の他、上に成り得る辺に関する情報が格納されている。上に成り得る辺情報1302は、携帯端末の姿勢変化に応じてGUI画面の表示を変化が許容される辺を表す情報である。図13に示す上に成り得る辺情報1302では、上辺を上にする向き、下辺を上にする向き、右辺を上にする向きが許容されることが見て取れる。
例えば、連携適用度の算出結果が、変数「上辺を上にする向き」の値は1、「右辺を上にする向き」の値は1、「下辺を上にする向き」の値は2、「左辺を上にする向き」の値は0であったとする。この場合、上に成り得る辺情報1302に基づき、「上側、右側、下側」の中から最も連携適応度の値が大きい「下辺を上にする向き」が、連携適用度の最も高い向きである。
このように、本実施形態の情報処理装置は、GUI画面の表示が正常に表示される範囲において、連携適応度が高い向きが決定され、これに基づいて設置位置情報を表示することができる。これにより、GUI画面の表示不良により、連携操作の操作感が低下してしまうことを防止することができる。
[第4実施形態]
本実施形態では、第3実施形態の情報処理装置において、携帯端末側のGUI画面の表示方向(表示向き)を自動的に変化(回転)させることができる情報処理装置について説明する。なお、既に説明した各構成機器と同一のものについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、第3実施形態の情報処理装置において、携帯端末側のGUI画面の表示方向(表示向き)を自動的に変化(回転)させることができる情報処理装置について説明する。なお、既に説明した各構成機器と同一のものについては、同一の符号を付してその説明を省略する。
図14は、本実施形態の情報処理装置600の機能構成例を示すブロック図である。既に図4を用いて説明した構成要素と同じものに関しては、同じ符号を付している。図4に示す各構成要素との差異は、構成要素としてUI向き指示部1401が追加されている点である。
また、図15は本実施形態におけるサブフロー(S604:図7)の処理手順例を示すフローチャートである。図15の各処理において、図7に示す処理と同一のものに関しては、同一の符号を付している。図7に示すフローチャートとの差異は、UIの向きを携帯端末側に通知する処理(S1501)が追加されている点である。
また、図15は本実施形態におけるサブフロー(S604:図7)の処理手順例を示すフローチャートである。図15の各処理において、図7に示す処理と同一のものに関しては、同一の符号を付している。図7に示すフローチャートとの差異は、UIの向きを携帯端末側に通知する処理(S1501)が追加されている点である。
図14に示すUI向き指示部1401は、UI制御部504により決定された連携適応度が高い向きを表す情報を携帯端末104に向けて送信する。
図15に示すステップS1501の処理(UIの向きを携帯端末側に通知する処理)により、UI制御部504により決定された連携適応度が高い向きを表す情報が、携帯端末104に通知される。携帯端末104側では、この情報の受け付けを契機に、ユーザインタフェース表示の表示方向を変化させる。
このように、本実施形態の情報処理装置(情報処理装置600)は、連携適応度が高い向きを表す情報を携帯端末104に通知することができる。これにより、携帯端末104側で、自動的に連携適応度が高い向きに合わせてユーザインタフェース表示の表示方向を変化させることができる。また、携帯端末104を設置する際に、ユーザインタフェース表示の表示向きを気にする必要が無くなるため、ユーザにとっての利便性が向上する。
なお、上記説明した各実施形態の機能を実現することができるコンピュータプログラムのプログラムコード(制御プログラム)を記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することもできる。これらシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。これにより、前述した各実施形態における機能を実現することができる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含むことはいうまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含むことはいうまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
101・・・プリンタ(本体装置)、102、107、404・・・LCD、103、402・・・操作ボタン、104、401・・・携帯端末、105、106、303、304、403、405・・・設置位置情報、203・・・写真オブジェクト、204・・・手、801・・・外形情報。
Claims (10)
- 表示装置を備える本体装置と、端末装置とを所定配列で設置し、各装置が有する表示画面を連携させる際に当該端末装置を設置すべき設置位置を指示する情報処理装置であって、
前記各装置と通信を行う通信手段と、
前記通信手段により前記本体装置の表示画面サイズを表す第1の画面サイズ情報及び前記端末装置の表示画面サイズを表す第2の画面サイズ情報を取得する取得手段と、
取得した前記第1の画面サイズ情報と前記第2の画面サイズ情報に基づいて、前記設置位置において前記端末装置を設置する際の当該端末装置の向きを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記端末装置の向きに合わせて当該端末装置を設置するように指示する情報を前記表示装置上に表示させる提示手段と、を有することを特徴とする、
情報処理装置。 - 前記第1の画面サイズ情報及び前記第2の画面サイズ情報は、それぞれの表示画面の高さを表す辺の長さ及び幅を表す辺の長さを含む情報であり、
前記決定手段は、前記端末装置を前記設置位置に設置する場合に隣接することになるそれぞれの辺の長さの差分が最も小さくなる向きを、当該端末装置の向きとして決定することを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記取得手段は、少なくとも前記第2の画面サイズ情報及び前記端末装置の形状を表す外形情報を含むプロファイル情報を前記端末装置から取得するものであり、
前記提示手段は、前記決定手段により決定された前記端末装置の向きに合わせて回転処理された処理後の外形情報を前記指示する情報として前記表示装置上に表示させることを特徴とする、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記プロファイル情報には、前記端末装置の表示画面の周囲に配設された一又は複数の操作ボタンの位置情報が含まれ、
前記決定手段は、前記操作ボタンの位置情報に基づき、前記端末装置を前記設置位置に設置する場合に、隣接した前記本体装置の表示画面と前記端末装置の表示画面との間に前記操作ボタンが介在しない向きを、当該端末装置の向きとして決定することを特徴とする、
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記プロファイル情報には、前記端末装置の姿勢変化に応じて当該端末装置のユーザインタフェース表示が回転し、当該ユーザインタフェース表示の外周の一部を構成する上辺が当該姿勢変化の前後において切り替わる際に当該上辺となることが許容される辺を示す情報が含まれ、
前記決定手段は、前記端末装置を前記設置位置に設置する場合に、前記許容される辺が前記上辺となる向きを、当該端末装置の向きとして決定することを特徴とする、
請求項3又は4に記載の情報処理装置。 - 前記端末装置を前記設置位置に設置する際に当該端末装置の表示画面の表示を回転させるために、前記決定手段により決定された前記端末装置の向きを表す情報を当該端末装置に向けて通知する通知手段をさらに有することを特徴とする、
請求項1乃至5いずれかの一項に記載の情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、前記本体装置内に内蔵されることを特徴とする、
請求項1乃至6いずれかの一項に記載の情報処理装置。 - 表示装置を備える本体装置と端末装置とを所定配列で設置し、各装置が有する表示画面を連携させる際に当該端末装置を設置すべき設置位置を指示する情報処理装置の制御方法であって、
前記各装置と通信を行う通信工程と、
前記通信工程により前記本体装置の表示画面サイズを表す第1の画面サイズ情報及び前記端末装置の表示画面サイズを表す第2の画面サイズ情報を取得する取得工程と、
取得した前記第1の画面サイズ情報と前記第2の画面サイズ情報に基づいて、前記設置位置において前記端末装置を設置する際の当該端末装置の向きを決定する決定工程と、
前記決定手段により決定された前記端末装置の向きに合わせて当該端末装置を設置するように指示する情報を前記表示装置上に表示させる提示工程と、を有することを特徴とする、
情報処理装置の制御方法。 - 表示装置を備える本体装置と端末装置とを所定配列で設置し、各装置が有する表示画面を連携させる際に当該端末装置を設置すべき設置位置を指示するコンピュータを情報処理装置として機能させるプログラムであって、
前記各装置と通信を行う通信手段、
前記通信手段により前記本体装置の表示画面サイズを表す第1の画面サイズ情報及び前記端末装置の表示画面サイズを表す第2の画面サイズ情報を取得する取得手段、
取得した前記第1の画面サイズ情報と前記第2の画面サイズ情報に基づいて、前記設置位置において前記端末装置を設置する際の当該端末装置の向きを決定する決定手段、
前記決定手段により決定された前記端末装置の向きに合わせて当該端末装置を設置するように指示する情報を前記表示装置上に表示させる提示手段、として機能させることを特徴とする、
コンピュータプログラム。 - 請求項9に記載のコンピュータプログラムを格納した、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013147857A JP2015022360A (ja) | 2013-07-16 | 2013-07-16 | 情報処理装置およびその制御方法、コンピュータプログラム |
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