JP2015022004A - 発光装置、及び発光装置を具備した撮影装置 - Google Patents

発光装置、及び発光装置を具備した撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光装置の外形寸法をなるべく大きくさせないで、キセノン管などの発光手段が発光する光が、意図しない発光装置外観面から漏れることを防ぐことである。【解決手段】被写体に光を照射するための発光手段16と、前記発光手段16を収容する少なくとも二つの筺体2,3を有した発光装置20において、前記二つの筺体2,3が当接することで生じる隙間9を塞ぐ遮光部材13,14を有し、前記遮光部材13,14は前記二つの筺体2,3で挟持される。【選択図】 図5

Description

本発明は、被写体に光を照射するための発光装置、及び前記発光装置を具備した撮影装置に関する。
撮影装置で暗い被写体を撮影する場合に、被写体に光を照射する発光手段の一つにキセノン管がある。キセノン管は、キセノンガスをガラス管内に封入したもので、キセノンガス中に放電して発光させるものである。発光手段としてキセノン管を用いた発光装置を具備した撮影装置は広く一般に開示されている。
特許文献1では、キセノン管の両端子部が、キセノン管を反射笠に付勢する弾性部材で覆われていない発光装置を開示している。反射笠はキセノン管の発光を被写体側に集光させ、かつキセノン管に発光を促すトリガー放電を発生させる役割を行っている。前記公報の発光装置では、キセノン管を反射笠に対して密着性を良くするために、キセノン管と弾性部材の間に反射笠を挟んで、弾性部材をキセノン管両端に挿入して、キセノン管を反射笠側に弾性部材の弾性力で付勢する実施例を開示している。不図示のコンデンサからのリード線をキセノン管両端に各々電気的接続するために、キセノン管両端子部が弾性部材で覆われていない開放された構成になっている。この構成のために、キセノン管を発光させた場合、ガラスで出来たキセノン管端部からも光が漏れるという問題があった。以下この問題に対して図を用いて説明する。
図1は従来の発光装置を示した図である。
図1に表した発光装置は、特許文献1で開示されているような、キセノン管の両端子部が、キセノン管を保持する弾性部材で覆われていない発光装置である。
図1(a)は従来の発光装置を搭載した撮影装置を示した図である。
図1(a)において、100は撮影装置であり、撮影に必要な不図示の撮影レンズ駆動装置、センサーなどの不図示の画像情報生成装置、不図示の制御装置、後述する発光装置110などを有している。110は、内部に発光手段として後述するキセノン管600、後述するリード線700や後述するトリガーコイルなどの実装部品、後述するフレネル板400や反射笠500などの光学部品を有している発光装置である。
400は、後述するキセノン管600の発光を被写体方向に集光させるためのフレネル板であり、撮影レンズ120と同じ側を向いて発光装置110に配置されている。発光装置110を発光させる時は、図1(a)のように、不図示の発光装置駆動手段によって、撮影装置100から発光装置110が飛び出し、フレネル板400が撮影装置100の外観上に見える位置にくる。200は発光装置110の最外装を構成する第一の筺体である。300は第二の蓋体であり、発光装置110の第一の筺体200の背面部から、第一の筺体200が内包するキセノン管などの上記発光装置が有する部品を覆い、第一の筺体200に固定されている。発光装置110は、不図示の発光装置駆動手段を用いて撮影装置100から進退駆動される部分全体を示している。
図1(b)は、図1(a)の発光装置110の内部構成の一例を示す図である。図1(b)で表されているのは、図1(a)における発光装置110の略a部での断面である。図1(b)において、500は後述するキセノン管600の発光を、被写体側に反射させて集光させる、高輝度アルミ材などで出来た反射笠である。600はキセノン管で、ガラス管の両端に金属でできた端子部600aがあり、ガラス管内にキセノンガスが封入されており、ガラス管内で電気放電させることで発光させる。700はリード線で、一端をキセノン管600の両端子部600aに、他端を不図示のコンデンサに電気的に接続されるように固定されている。このリード線700をキセノン管端子部600aに電気的に接続させるために、両方のキセノン管端子部600aは、後述する弾性部材800で覆われておらず、開放されている。
800はゴム等の粘弾性を有する材料で出来た弾性部材で、弾性部材800の両端部に筒状部810と、両筒状部810を繋ぐように固定バンド部820を有している。弾性部材800は、固定バンド部820とキセノン管600で反射笠500を挟み、かつ両方の筒状部810にキセノン管600の端部を挿入している。故に弾性部材800の弾性力で、キセノン管600を反射笠500側に付勢し、キセノン管600は反射笠500に精度良く保持される。
発光手段であるキセノン管600が発光すると、図中600bで示すキセノン管600の長手方向の中心部では、キセノン管600の光が反射笠500やフレネル板400で被写体側に集光される。キセノン管600には、図中600cで示すキセノン管端子部600aを支持しているガラス端部がある。キセノン管600の両ガラス端部600cでは、弾性部材800で覆われていないため、キセノン管600の発光が第一の筺体200内部に漏れる。
またキセノン管600から発光された一部の光は、フレネル板400を通過する時、フレネル板400によって導光されて、フレネル板4の部品端面から第一の筺体200内部に漏れる。
900は発光装置110の、第一の筺体200と第二の筺体300の当接部に出来る隙間である。第二の筺体300には、第一の筺体200との当接面の隙間900から、直接第一の筺体200内部のキセノン管600が発光した光が漏れないようにするために、第一の筺体200と第二の筺体300の当接面と異なる高さに遮光リブ面300dを設けていた。
特開2005−77542号公報
図1(b)で示した構成の場合、キセノン管600発光時の、ガラス端部600c両端から漏れる光や、フレネル板400の部品端部を通して漏れる光が、直接外部に漏れないものの、第一の筺体200内面で反射する間接反射光が、第一の筺体200と第二の筺体300の当接面の隙間900から漏れる問題があった。本来、キセノン管600の光は、発光装置110の最外観に現れたフレネル板400から被写体に向けて発光されるものである。暗所で撮影する場合、前記間接反射光であっても、撮影装置100を保持している撮影者から、発光装置110の最外装にある隙間900から、不用意に漏れる光が見えてしまい、品位が損なわれていた。この間接反射光が外部に漏れないようにするために以下の方法があった。
図1(c)は図1(a)の発光装置の他の例を示す図である。
図1(c)は、隙間900からのキセノン管600の発光漏れが有る場合の対策を示した断面図である。第二の筺体300の遮光リブ面300dに対向する位置に、第一の筺体200側に段差面200aを追加することで、キセノン管600の間接反射光が隙間900から発光装置110の最外観に漏れることを防いでいる。しかし、段差面200aを、発光漏れ防止効果が有る幅で設けるためには、図中cで示すキセノン管端子600aを覆っている第一の筺体200の壁の厚さを厚くしなければならない。壁の厚さcを厚くすると、第一の筺体200のキセノン管長手方向の外形寸法が大きくなってしまう。すなわち発光装置110、発光装置110を具備する撮影装置100の外形寸法が大きくなってしまうという問題が有る。
本件が解決しようとする課題は、発光装置の外形寸法をなるべく大きくさせないで、キセノン管などの発光手段が発光する光が、意図しない発光装置外観面から漏れることを防ぐことである。
上記課題を解決するために、
被写体に光を照射するための発光手段6と、前記発光手段を収容する少なくとも二つの筺体2,3を有した発光装置20において、前記二つの筺体2,3が当接することで生じる隙間9を塞ぐ遮光手段13,14を有し、前記遮光手段13,14は前記二つの筺体2,3で挟持される構成とした。
また前記筺体の一つ3は、前記隙間9が生じる当接面3f とは異なる面3d,3eを有し、前記遮光手段13,14と面3d,3eで当接し、他方の筺体2と共に前記遮光手段13,14を挟持する構成とした。
また発光手段がキセノン管6である場合、遮光手段13,14には少なくともキセノン管端子6aを避けた形状13a,14bを具備した構成とした。
本発明を用いた発光装置20、及びこの発光装置20を具備した撮影装置10では、発光手段6による発光が二つの発光装置筺体2、3の最外観接合面の隙間9などから意図せず漏れることを防ぐことができる。
さらに発光手段がキセノン管6である場合、発光装置20のキセノン管長手方向外形をなるべく大きくせずに、二つの発光装置筺体2、3の最外観接合面の隙間9などからの不用意な発光漏れを防ぐことが出来る。
従来の発光装置を示した図であって、(a)は従来の発光装置を搭載した撮影装置を示した図、(b)は(a)の発光装置110の内部構成の一例を示す図、(c)は(a)の発光装置の他の例を示す図 本発明を実施した発光装置を具備する撮影装置の斜視図であって、(a)は本実施例の撮影装置の発光装置が非使用時の斜視図、(b)は本実施例の撮影装置の発光装置が使用時の斜視図 本実施例の発光装置20の斜視図であって、(a)は本実施例の発光装置20を正面から見た斜視図、(b)は本実施例の発光装置20を背面から見た斜視図 本実施例の発光装置20の分解斜視図 本実施例の発光装置の断面図であって、(a)は本実施例の発光装置20の横断面図、(b)は本実施例の発光装置20の縦断面図 本実施例の発光装置20に用いる遮光部材A13及びB14の斜視図であって、(a)は遮光部材A13の第一の筺体2内側を向く側の斜視図、(b)は遮光部材A13のキセノン管6を向く側の斜視図、(c)は遮光部材B14の第一の筺体2内壁を向く側の斜視図、(d)は遮光部材B14のキセノン管6を向く側の斜視図 本実施例の発光装置20の主要部品の構成を示した斜視図であって、(a)は本実施例の発光装置20の主要部品を第一の筺体2の壁B側から見た斜視図、(b)は本実施例の発光装置20の主要部品を第一の筺体2の壁A側から見た斜視図 本実施例の別の形態の横断面図
(実施例)
図2は本発明を実施した発光装置を具備する撮影装置の斜視図である。図2(a)は本実施例の撮影装置の発光装置が非使用時の斜視図である。図2(b)は本実施例の撮影装置の発光装置が使用時の斜視図である。
図2(a)、(b)において、10は撮影装置であり、撮影に必要な不図示の撮影レンズ駆動装置、センサーなどの不図示の画像情報生成装置、不図示の制御装置、後述する発光装置20などを有している。20は発光装置であり、内部に発光手段として後述するキセノン管6、後述するリード線群7やトリガーコイル12などの実装部品、後述するフレネル板4や反射笠5などの光学部品を有している。2は第一の筺体であり、後述のキセノン管6などの上記発光装置20が有する部品を内包している。3は第二の筺体であり、発光装置20の第一の筺体2の背面部を覆い、第一の筺体2に固定されている。発光装置20の外装は、第一の筺体2と第二の筺体3で構成されている。4は後述のキセノン管6の発光を被写体方向に集光させるためのフレネル板である。発光装置20は、不図示の発光装置駆動手段を用いて撮影装置10から進退駆動される部分全体を示している。本実施例では、発光手段としてLED照明部品など幾つか有る中で、キセノン管6を用いて説明する。
図2(a)のように、発光手段であるキセノン管6を発光させない発光装置20の非使用時は、発光装置20は撮影装置10内部に不図示の発光装置駆動手段を用いて収納されている。
図2(b)のように、発光手段であるキセノン管6を発光させる発光装置20の使用時は、不図示の発光装置駆動手段を用いて発光装置20を撮影装置10から外部に飛び出させて、フレネル板4が撮影装置10の外観に見える位置に来るようにしている。
図2で示したように、発光手段であるキセノン管6を発光させる発光装置20の使用時には、発光装置20は撮影装置10から飛び出し、発光装置20の外装を成す二つの筺体2,3が撮影装置10の最外観面として露出する。
図3は本実施例の発光装置20の斜視図である。
図3(a)は本実施例の発光装置20を正面から見た斜視図である。第二の筺体3は、不図示の引っ掛け爪などで構成された複数の係止部3aを有しており、前記複数の係止部3aを用いて、第一の筺体2に係止されている。
図3(b)は本実施例の発光装置20を背面から見た斜視図である。第二の筺体3は、ビス11で第一の筺体2に止められている
図3で示したように、発光装置20は、最外装を二つの筺体2,3で構成され、第一の筺体2と第二の筺体3は複数の係止部3aやビス11によって接合されている。
図4は、本実施例の発光装置20の分解斜視図である。
同図では、本実施例の発光装置20の部品の構成と機能の説明を行う。
同図において、フレネル板4は、図中2bで示す第一の筺体2の前面穴部に挿入されて設置される。フレネル板4には四隅に脚部4aが有り、フレネル板4は第一の筺体2と、第二の筺体3に挟まれて発光装置20内に保持されている。6は発光手段であるキセノン管で、ガラス管の両端に金属でできた端子部6aがあり、ガラス管内にキセノンガスが封入されており、ガラス管内に電気放電させることで発光させる。図中、キセノン管6の両端部を覆っている第一の筺体2の左壁を壁A、右壁を壁Bとする。7は電気的接続を行う複数のリード線で構成されたリード線群で、そのうちの一つのリード線の一端は、キセノン管6の両端子部6aに電気的に接続され固定されている。5は、図中6bで示すキセノン管6のキセノン管中心で発した光を、被写体側に反射させて集光させる、高輝度アルミ材などで出来た反射笠である。12はキセノン管6に発光を促すためのトリガーコイルであり、トリガーコイル12と反射笠5はリード線群7のあるリード線で電気的に接続されているものとする。キセノン管6の両端近傍には、円筒状のシリコンゴムなどの粘弾性を有する材料で出来た弾性部材15が挿入されている。
13は遮光部材A、14は遮光部材Bである。遮光部材A13は第一の筺体2の壁A内壁に、遮光部材B14は第一筺体2の壁B内壁に密着させるように組み込まれている。遮光部材A13,B14は、シリコンゴムなどの粘弾性を有する材料で出来た弾性部材で出来ている。
遮光部材A13,B14が粘弾性を有する材料で出来た弾性部材であると、近傍のリード線群7の一部に遮光部材A13,B14の角部が接触した状態で、遮光部材A13,B14が振動している場合であっても、遮光部材A13,B14の角部が柔らかいためにリード線群7の被覆が破れたりする問題が起きにくい。
また遮光部材A13,B14が弾性部材で出来ていると、遮光部材A13,B14の形状を、挿入する第一の筺体2側の空間形状よりやや大きめに作っておけば、遮光部材A13,B14が弾性変形することで、遮光部材A13,B14を第一の筺体2に隙間無く密着させやすい。遮光部材A13、B14を第一の筺体2の内面に密着させることで、キセノン管6の光が第一の筺体2の壁A,B内壁に反射することを防ぐことができる。
また遮光部材A13,B14がシリコンゴムで出来ていると、キセノン管6が発光した際に発する熱に対しても、遮光部材A13,B14の熱変形が少なく、かつキセノン管放電の高電圧に対する絶縁性も高い。またシリコンゴムは、成型する前にシリコン用の顔料をシリコンゴム原料に添加して着色を行うことが出来る。故にシリコンゴムそのものを遮光性の高い黒色とし、さらに黒色の濃度を高く調整して遮光性を高めることが出来る。
図5は本実施例の発光装置20の断面図である。
図5では、図4が本実施例の発光装置20を分解した図を示したのに対して、実使用時の前記発光装置20の断面図を示しており、図5を用いて構成部品の配置と機能を説明する。
図5(a)は本実施例の発光装置20の横断面図である。図5(b)は本実施例の発光装置20の縦断面図である。
図5(a)において、遮光部材A13は、キセノン管端子部6aを避けた形状13bの後述するU字溝を有しており、遮光部材A13はキセノン管端子6aに接触していない。同様に、遮光部材B14は、キセノン管端子部6aを避けた形状14bの後述するU字溝を有しており、遮光部材B14はキセノン管端子6aに接触していない。
キセノン管6には、前述したように両端部に端子部6aがあり、さらに端子部6aを支持しているガラス端部6cがある。キセノン管6の、両方のガラス端部6c近傍には、弾性部材15が挿入されている。第一の筺体2に装着されたフレネル板4が弾性部材15を押すことで、キセノン管6が反射笠5と共に第二の筺体3側に付勢される。
第二の筺体3には、図中3cで示す反射笠5を支持するための支持部が有り、キセノン管6と共に弾性部材で付勢された反射笠5は、第二の筺体3の支持部3cに当接して保持される。故に反射笠5とキセノン管6は発光装置20内に精度良く保持される。さらに第二の筺体3には、第一の筺体2と第二の筺体3の当接部を形成する当接面3fがある。第二の筺体3の当接面3fと、当接面3fと対向する第一の筺体2の接合面は、第二の筺体の係止部3aやビス11を用いて接合させるが、それぞれの面を平面で成形することは困難であり、さらに第一の筺体2と第二の筺体3を歪み無く成形することも困難である。故に前記当接面3f、及び接面3fと対向する第一の筺体2の面のいづれかに歪みが有ったり、第一の筺体2と第二の筺体3そのものに歪みが有ると、接面3fと対向する第一の筺体2の面の接合部が、歪みの無い平面同士の接合ではなくなり、隙間が生じる。同図において、9は上記理由で出来るような、該当接面3fと第一の筺体2との間に出来る隙間である。キセノン管6は、前述したように主にキセノン管中心部6bで発光した光を、フレネル板4や反射笠5を用いて被写体側に集光して照射する。しかしながら、キセノン管6の光は前記キセノン管6のガラス端部6cからも第一の筺体2内部に漏れる。さらにフレネル板4を通過するキセノン管6の一部の光が、フレネル板4によって導光されて、第一の筺体2内部のフレネル板4部品の端面から、第一の筺体2内部にも漏れてしまう。
第二の筺体3には、第一の筺体2との当接面の隙間9から、キセノン管6が発した第一の筺体2内部に漏れた光が出ないようにするために、図中3dで示す第二の筺体3の当接面3fと異なる高さに遮光リブ面を、第一の筺体2の壁A壁Bに沿って設けている。
そして遮光部材A13とB14は、第二の筺体3の遮光リブ面3dで当接する。遮光リブ面3dと接合面3fの間に段差を設けて同一面としないことで、遮光リブ面3dと遮光部材A13又は遮光部材B14の当接部に僅かに隙間が生じた場合でも、キセノン管6から第一の筺体2内部に漏れた光が、直接又は間接的に隙間9へ出ることを防ぐことが出来る。
また遮光部材A13,B14がシリコンゴム等の粘弾性の材料で出来た弾性部材である場合、遮光部材A13、B14自体の色や表面状態が、第一と第二の筺体2,3の外観色や艶などの表面仕上げ状態と合わない場合がある。本実施例では、発光装置20の最外観部になる第二の筺体3の接合面3fに、直接遮光部材A13,B14を挟む構造ではない。故に直接発光装置20の外部から遮光部材A13,B14が見えない。故に本実施例では、遮光部材A13,B14の材料色や表面仕上げ状態を第一と第二の筺体2,3の外観色や表面仕上げ状態に合わせるような意匠上の調整をする必要がないといった効果がある。
さらに図5で説明した遮光部材A13,B14に関して、図6で詳細形状の機能説明を行う。
図6は、本実施例の発光装置20に用いる遮光部材A13及びB14の斜視図である。図6(a)は遮光部材A13の第一の筺体2内側を向く側の斜視図である。図6(b)は遮光部材A13のキセノン管6を向く側の斜視図である。図6(c)は遮光部材B14の第一の筺体2内壁を向く側の斜視図である。図6(d)は遮光部材B14のキセノン管6を向く側の斜視図である。
図6(a)で、13は遮光部材Aであり、前述したように第一の筺体2の壁A内側に密着させるように組み込まれており、キセノン管6から第一の筺体2の内部に漏れた光が、第一の筺体2の壁A近傍に反射して、第一の筺体2と第二の筺体3の当接面に出来る隙間9から漏れることを防いでいる。13aは、遮光部材A13が有する第一の筺体2の壁A内側に密着する面であり、第一の筺体2の壁A内側形状と略等しい形状となっている。遮光部材A13は、キセノン管6の光が第一の筺体2の壁A内部近傍で反射しないように、キセノン管端子部6a近傍の空間を遮光部材A13でなるべく埋めるような厚みのある形状にしている。
13bは遮光部材A13に設けられたキセノン管端子部6aを避けた形状であり、実施例ではU字溝形状を成している。キセノン管端子部6aを避けた形状13bは、遮光部材A13を第一の筺体2に組み込む時に、さらには組み込んだ後に、遮光部材A13がキセノン管端子部6aに接触しないように、キセノン管端子部6aを避ける役割をしている。本実施例では、遮光部材A13がキセノン管端子部6aを不用意に押圧して、キセノン管端子部6aに負荷がかかり、キセノン管6のガス抜けや破損を防ぐために形状13bを設けている。
遮光部材A13は、キセノン管端子6aをキセノン管端子部6aを避けた形状13bで避けているので、遮光部材A13を第一の筺体2に挿入するために、第一の筺体2のキセノン管長手方向の大きさを広げる必要が無い。
図6(c)で、14は遮光部材Bであり、第一の筺体2の壁B内壁に密着させるように組み込まれており、機能としては遮光部材A13と同一である。14aは筺体2の壁B内壁に密着する面であり、前記密着面13aに相当する。14bは遮光部材B14に設けられたキセノン管端子部6aを避けた形状であり、前記形状13bに相当する。
このように、遮光部材A13、B14は、第一の筺体2を大きくすることなく設置可能となっている。
図7は本実施例の発光装置20の主要部品の構成を示した斜視図である。図7(a)は、本実施例の発光装置20の主要部品を第一の筺体2の壁B側から見た斜視図である。図7(b)は、本実施例の発光装置20の主要部品を第一の筺体2の壁A側から見た斜視図である。
図7(a)において、遮光部材A13と遮光部材B14は、キセノン管端子部6aそれぞれを、形状13bと形状14bで避けており、遮光部材A13とB14が直接キセノン管端子6aに接触しない隙間をもって配置されている。そのため遮光部材A13,B14が第一の筺体2に組みつけられて、遮光部材A13,B14が遮光リブ面3dで押されて変形しても、キセノン管端子部6aを避けた形状13b,14bがキセノン管端子部6a接触しないようになっている。
図8は本実施例の別の形態の横断面図である。図6の断面図で示した前記実施例との違いは、第二の筺体3に、遮光リブ面3dの代わりに遮光溝面3eを設けたことである。遮光溝面3eは、第二の筺体3の当接面3fと異なる高さの面で、第二の筺体3の当接面3fに対して凹面になるように設けてある。第二の筺体3は、前記遮光溝面3eに、遮光部材A13、遮光部材B14を密着させて、第一の筺体2と共に遮光部材A13,B14を挟持する。第二の筺体3の遮光溝面3eと接合面3fとの間に段差を設けて同一面としないことで、遮光溝面3eと遮光部材A13又は遮光部材B14の当接部に僅かに隙間が生じた場合でも、キセノン管6からの隙間9への光漏れを防ぐことが出来る。
図8で示した本実施例の別の形体においても、前記隙間9に遮光部材A13、遮光部材B14を直接挟んでいないので、発光装置20の外観から隙間9を通して遮光部材A13、遮光部材B14は見え難い。故に図8における本実施例の別の形体も、図5で説明した内容と同様に、遮光部材A13,B14の材料色や表面仕上げ状態を、第一と第二の筺体2,3の外観色や表面仕上げ状態に合わせるような意匠上の調整をする必要は無い。
また本実施例では、発光手段の一例としてキセノン管6を用いて説明したが、LED等を用いた他の発光部品を用いても構わない。
また遮光部材A13,B14を弾性部材の材料としてシリコンゴムを用いたが、遮光性のある樹脂やゴムであっても構わない。
また、キセノン管端子部6aを避けた形状13b、14bは、本実施例ではU字溝形状であったが、キセノン管端子部6aを避けた形状であれば他の形状でも構わない。
2は第一の筺体
3は第二の筺体
4はフレネル板
5は反射笠
6はキセノン管
7はリード線
8は弾性部材
9は隙間
10は本実施例の撮影装置
11はビス
12はトリガーコイル
13は遮光部材A
14は遮光部材B
15は弾性部材
20は発光装置
100は従来例の撮影装置

Claims (5)

  1. 被写体に光を照射するための発光手段6と、前記発光手段6を収容する少なくとも二つの筺体2,3を有した発光装置20において、前記二つの筺体2,3が当接することで生じる隙間9を塞ぐ遮光部材13,14を有し、前記遮光部材13,14は前記二つの筺体2,3で挟持されることを特徴とする発光装置20、及び発光装置20を具備した撮影装置10。
  2. 前記筺体の一つ3は、前記隙間9が生じる当接面3f とは異なる面3d,3eを有し、前記遮光部材13,14と面3d,3eで当接し、他方の筺体2と共に前記遮光部材13,14を挟持することを特徴とする請求項1に記載の発光装置20、及び発光装置20を具備した撮影装置10。
  3. 発光手段はキセノン管6であり、遮光部材13,14にはキセノン管端子部6aを避けた形状13b,14bを具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発光装置20、及び発光装置20を具備した撮影装置10。
  4. 前記遮光部材13,14は弾性部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の発光装置20、及び発光装置20を具備した撮影装置10。
  5. 遮光部材13,14は前記筺体2内面に沿って配置されており、遮光部材13,14の前記筺体2内面に沿う部分の面13a,14aの形状は、発光装置筺体2内面形状と同一であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の発光装置20、及び発光装置20を具備した撮影装置10。

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