JP6070293B2 - 車両用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、発光装置および車両用照明装置に関する。
車両用照明装置、例えばフロントコンビネーションライトやリアコンビネーションライトなどには、近年、発光素子を光源とした発光装置が使用され始めている。発光素子を発光装置として用いる場合は、発光素子の熱対策が重要な項目となる。発光素子は、素子自体の温度上昇に伴い発光効率が低下する特性を有しているためである。特に、車両用照明装置では、車載のため、−40℃の低温環境から85℃の高温環境までの使用環境下で機能を維持することが要求されており、高温環境下での熱対策が重要となる。車両用照明装置では、発光素子を実装した基板を外部と隔離するため、発光素子を含めて基板を覆うレンズやプリズムなどで形成された蓋部を有する発光装置を使用したものがある。
特開2012−43750号公報 特開2012−38698号公報
ところで、発光素子を光源とした発光装置の放熱性を考慮すると、放熱性を確保するためにヒートシンクなどの放熱部が大きくなる。従って、車両用照明装置のうち、リフレクタなどを有する灯具内に発光装置が配置されると、灯具内で発光装置が占める割合が多くなるという問題がある。例えば、光透過部が無色透明等で透過性を有する場合には、リフレクタと発光装置とを構成する部材の反射特性の差異に起因して、車両用照明装置の外部から見た灯具の外観における意匠性に悪影響を与える虞がある。また、光透過部やリフレクタ等が反射性を有する場合には、発光装置から照射された光の一部が、光透過部やリフレクタにより反射されて、発光装置に戻るが、リフレクタと発光装置とを構成する部材の反射率の差異により、灯具から外部に放射される光、すなわち車両用照明装置から照射される光にムラが生じる虞がある。
本発明は、車両用照明装置から照射される光にムラが生じることや灯具の外観における意匠性の低下を抑制する発光装置を提供することを目的とする。
実施形態の発光装置は、リフレクタ反射面を有するリフレクタおよび光透過部を有する灯具と、灯具の内部に光を放射する発光装置と、を有する車両用照明装置に使用される。発光装置は、ソケット部と、発光部と、光放射部と、蓋部とを有する。発光部は、ソケット部の収納部に収納され、発光素子を有する。光放射部は、発光素子からの光を灯具の内部に向けて放射させる。蓋部は、光放射部から放射され、かつ灯具により反射された光を反射する蓋部反射面が形成され、ソケット部の収納部を閉塞する。光の波長λにおけるリフレクタ反射面の反射率A(λ)、蓋部反射面の反射率B(λ)とした場合に、発光装置から放射される光の波長範囲において、B(λ)≧A(λ)×0.7を満たす。
本発明によれば、車両用照明装置から照射される光にムラが生じることや灯具の外観における意匠性の低下を抑制することができる発光装置および車両用照明装置を提供することができる。
図1は、実施形態の発光装置を有する車両用照明装置を示す模式図である。 図2は、実施形態の発光装置を示す図である。 図3は、実施形態の発光装置を蓋側から見た状態を示す図である。 図4は、実施形態の発光装置の蓋部を分解した状態を示す図である。 図5は、リフレクタ反射面と蓋部反射面との関係を示す図である。 図6は、リフレクタ反射面と蓋部反射面との関係を示す図である。
以下で説明する実施形態に係る発光装置1は、リフレクタ反射面111aを有するリフレクタ111および光透過部112を有する灯具110と、灯具110の内部に光を放射する発光装置1と、を有する車両用照明装置100に使用される。発光装置1は、ソケット部2と、発光部3と、光放射部41と、蓋部4とを有する。発光部3は、ソケット部2の収納部21に収納され、発光素子31を有する。光放射部41は、発光素子31からの光を灯具110の内部に向けて放射させる。蓋部4は、光放射部41から放射され、かつ灯具110により反射された光を反射する蓋部反射面42が形成され、ソケット部2の収納部21を閉塞する。光の波長λにおけるリフレクタ反射面111aの反射率A(λ)、蓋部反射面42の反射率B(λ)とした場合に、発光装置1から放射される光の波長範囲において、B(λ)≧A(λ)×0.7を満たす。
また、以下に説明する実施形態に係る発光装置1は、蓋部反射面42が鏡面である。
また、以下に説明する実施形態に係る発光装置1は、蓋部反射面42が白色である。
また、以下に説明する実施形態に係る車両用照明装置100は、発光装置1と、発光装置1が1以上内部に配置される灯具110とを有する。
〔実施形態〕
図1〜図6を参照して、実施形態を説明する。図1は、実施形態の発光装置を有する車両用照明装置を示す模式図である。図2は、実施形態の発光装置を示す図である。図3は、実施形態の発光装置を蓋側から見た状態を示す図である。図4は、実施形態の発光装置の蓋部を分解した状態を示す図である。図5は、リフレクタ反射面と蓋部反射面との関係を示す図である。図6は、リフレクタ反射面と蓋部反射面との関係を示す図である。なお、図5および図6において、縦軸は反射率〔%〕、横軸は波長λ〔nm〕である。
本実施形態の発光装置は、車両のエクステリアなどにおいて用いられる車両用照明装置である。また、本実施形態の車両用照明装置は、例えば、フロントコンビネーションライト、リアコンビネーションライトなどを構成するストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、フォグランプ、バックランプである。図1に示すように、車両用照明装置100は、灯具110と発光装置1とを含んで構成されている。車両用照明装置100は、本実施形態では、1つの発光装置を有しているがこれに限定されるものではなく、2以上の発光装置1を有していてもよい。
灯具110は、発光装置1から放射された光を所定の配光で外部、本実施形態では、図示しない車体外部に放射するものである。灯具110は、リフレクタ111と、光透過部112とを含んで構成されている。ここで、車両用照明装置100は、光透過部112が車両外部に露出しており、リフレクタ111および発光装置1が車両内部に配置されている。
リフレクタ111は、凹状に形成されており、発光装置1を囲って配置されている。リフレクタ111は、内周面がリフレクタ反射面111aである。リフレクタ111は、通常樹脂材料で形成され、内周面にアルミニウムなどの反射材料により反射層が形成されることで、リフレクタ反射面111aが鏡面となっている。リフレクタ111は、発光装置1を内部に露出させるための挿入孔111bが形成されている。なお、リフレクタ111の挿入孔111bには、発光装置1、本実施形態では、蓋部4の一部が挿入され、リフレクタ111と発光装置1との間が後述するパッキン8によりシールされている。
光透過部112は、透過性を有する材料、本実施形態では、例えば、無色透明な樹脂材料、ガラスなどで形成されたクリアレンズであり、リフレクタ111の内部を閉塞するものである。光透過部112が透過性を有しているので、発光装置1から放射された光、リフレクタ反射面111aで反射した光L1、後述する蓋部反射面42で反射した光L2などは、光透過部112を透過して、灯具110の外部に放射、すなわち車両用照明装置100の外部に照射される。
発光装置1は、図1〜図4に示すように、ソケット部2と、発光部3と、光放射部41と、蓋部4とを含んで構成されている。発光装置1は、図2に示すように、発光部3と、点灯回路部5と、給電接続部6とがソケット部2の収納部21に収納され、光放射部41を有する蓋部4により収納部21が閉塞されている。
ソケット部2は、少なくとも発光部3を収容し、発光部3からの熱を放熱するためのものである。ソケット部2は、収納部21に発光部3および発光部3に電力を供給するための部品、例えば点灯回路部5などが収容されている。ソケット部2は、図4に示すように、発光装置1の外部に設けられた図示しない外部電源、例えば、車両に搭載された図示しないバッテリと電気的に接続される給電部材7が内蔵されている。ソケット部2は、樹脂材料で構成されており、本実施形態では、放熱性を向上させるために、図2に示すように、金属を材料として形成されたヒートシンク22が樹脂材料で構成された本体に取り付けられている。なお、ソケット部2とヒートシンク22は、放射性の高い樹脂などに一体的に成形された構成でもよい。
発光部3は、光を放射するものであり、発光素子基板32に実装された発光素子31を有する。発光素子31は、LED、LDなどの光を放射する半導体素子であり、1個以上、本実施形態では複数個が直列に発光素子基板32に実装されている。各発光素子31は、図1に示すように、ワイヤ33を介して発光素子基板32と電気的に接続されている。発光部3は、発光素子31からの光を反射するリフレクタ34がすべての発光素子31を囲うように設けられている。リフレクタ34は、内周面が発光素子基板32側から蓋部4側に向かって拡幅する傾斜面34aである。発光部3は、発光素子31の損傷およびワイヤ33の切断の防止を目的として、リフレクタ34によりできた空間部に透過性を有する樹脂を充填することで、発光素子31が樹脂封止されている。発光素子基板32は、図2に示すように、給電接続部6が接触する給電端子である素子基板側端子36,37が形成されている。素子基板側端子36,37は、発光素子31が実装されている側(蓋部4側)の面に形成されており、図示しない配線(抵抗等の部品を含む)を介して各発光素子31と電気的に接続されている。ここで、発光素子基板32は、収納部21に形成されたマウント23に固定されており、熱伝導率の高い金属やセラミックスなど発光素子31が発生する熱移動が容易な材料で形成されている絶縁基板である。また、各発光素子31と素子基板側端子36,37との電気的な接続は、並列あるいは直列のいずれであってもよい。
ここで、発光部3は、給電接続部6を介して点灯回路部5と電気的に接続されている。点灯回路部5は、発光素子31を点灯させる基板であり、発光部3とは別個に形成された基板である。点灯回路部5は、発光部3の駆動回路であり、発光部3に電力を供給するものである。点灯回路部5は、給電接続部6が接触する給電端子である図示しない回路基板側端子が形成されている。回路基板側端子は、蓋部4側と反対側である収納部21の底部側の面に形成されており、図示しない配線(電流制限抵抗等の部品を含む)を介して、図4に示すように、給電部材7と電気的に接続されている。ここで、点灯回路部5は、収納部21内において発光部3よりも底部側、すなわち下方に固定されており、各発光素子31などの発熱量の多い部品が実装されていないことから熱移動を重視することがないため、紙フェノール、紙エポキシ、ガラスエポキシなどの安価な材料で形成されている絶縁基板である。
また、給電接続部6は、発光部3と点灯回路部5とを電気的に接続、本実施形態では、素子基板側端子36および一方の回路基板側端子の間、素子基板側端子37および他方の回路基板側端子の間をそれぞれ電気的に接続するものである。給電接続部6は、発光部3および点灯回路部5の上方に配置され、弾性を有する材料、例えば導電性を有する板バネである。給電接続部6は、発光部3あるいは点灯回路部5の一方とは固定されることで電気的に接触し、他方とは弾性変形をした状態で電気的に接触する。
蓋部4は、ソケット部2の収納部21を閉塞するものであり、弾性を有する材料で構成されたパッキン8を介してソケット部2に固定されている。つまり、蓋部4のソケット部2に固定されている部分から外部の雰囲気が侵入することをパッキン8により防止することができる。ここで、蓋部4は、図示しない固定部が形成されており、発光装置1を固定する照明装置固定対象である灯具110のリフレクタ111に対して固定されることで、発光装置1が灯具110に対して固定される。蓋部4は、光放射部41と、蓋部反射面42が形成されている。
光放射部41は、発光素子31からの光を発光装置1の外部に通過させるものである。光放射部41は、図1に示すように、蓋部4の厚さ方向(発光装置1の上下方向)において発光部3と対向する位置に形成されている。光放射部41は、収納部21を外部と連通させる通気口として機能するものである。ここで、蓋部4がソケット部2に固定された際に、発光部3の光放射部41側の端面である発光部上面3aは、蓋部4の厚さ方向において光放射部41と重なり合うように設定されている。また、発光部上面3aは、蓋部4の発光部3側と反対側の端面である蓋部上面4aよりも発光部3側に位置するように設定されている。つまり、蓋部4がソケット部2に固定された際には、光放射部41から発光部3が突出せず、発光部上面3aが光放射部41内に収まっている。従って、発光装置1の組み立て時、検査時、照明装置固定対象への取り付け時などにおいて、作業員や周辺部材が不用意に発光部3に接触することを抑制することができる。これにより、発光部3の損傷を抑制することができ、耐久性を向上することができる。また、発光部上面3aが光放射部41内にあることから、発光装置1の発熱源である発光部3の一部が外部と連通する光放射部41に位置することで、収納部21への放熱が抑制されるので、放熱性をさらに向上させることができる。
光放射部41は、発光部3の外周よりも大きく形成されている。光放射部41は、本実施形態では、発光部3の円形に形成されたリフレクタ34の外周の径Drに対して、大きい径Dsの円形に形成されている。つまり、発光部3に対して蓋部4は、厚さ方向から見た場合に隙間Sが形成されている。ここで、ソケット部2と蓋部4との固定に遊びがあり、蓋部4がソケット部2に対して、厚さ方向と直交する水平面において移動する場合がある。この場合、光放射部41は、蓋部4がソケット部2に対して移動しても、厚さ方向から見た場合に発光部3が蓋部4と接触しない大きさで形成されている。従って、隙間Sが形成されているため、発光部3の一部が光放射部41内にあっても、収納部21と外部との連通状態を確保することができる。これにより、収納部21内の熱を光放射部41を介して外部に放出することができるので、放熱効果を大きくすることができる。また、隙間Sは、蓋部4がソケット部2に対して移動してもとぎれることはない、すなわち蓋部4が発光部3と接触することはないので、外部から与えられる振動や、蓋部4を灯具110に固定することで、蓋部4を除く発光装置1の自重の一部を蓋部4と発光部3との間で受けることを防止できる。これにより、発光部3の損傷を抑制することができ、耐久性を向上することができる。
光放射部41は、内周面が発光部3側から反対側、すなわち蓋部4側に向かって拡幅する傾斜面41aで構成されている。ここで、傾斜面41aの蓋部4の厚さ方向を含む断面における角度である開口角度αは、発光部3の光の強度の半値角度β以上に設定されている。半値角度βとは、開口角度0度における発光部3から放射される光の強度を1とした場合に、0.5(半値)となる開口角度をいう。ここで、開口角度αは、開口角度0度を中心としたプラスマイナス方向であり、本実施形態では、例えば120度程度であるが、発光部3の特性によって半値角度βは変化するものである。なお、傾斜面41aは、リフレクタ34の内周面の傾斜面34aの傾斜角度よりも大きく設定されていることが好ましい。これにより、発光部3から放射された光が光放射部41を構成する傾斜面41aによって遮光されることを抑制することができる。なお、光放射部41を構成する内周面である傾斜面41aは、アルミニウムなどの反射材料により反射層が形成されることで、全反射あるいは拡散反射する反射面としてもよい。この場合は、発光部3から放射された光のうち、光放射部41を通過して外部に取り出されずに、傾斜面41aが放射された光を反射することで、結果として光放射部41を通過して外部に放射することができ、高い効率を維持することができる。また、傾斜面41aを反射面とするので、傾斜面41aを直線状や曲線状などに調整することで、発光装置1の外部に放射される光の配光角度を調整することができる。従って、光放射部41の内外に光学部品などの配光調整部材を設けずとも、発光装置1の外部に照射される光の配光角度を調整することができる。また、光放射部41は、本実施形態では開口であるが、これに限定されるものではなく、開口を閉塞する透過性を有する部材であってもよい。
蓋部反射面42は、図1および図3に示すように、光放射部41から放射され、かつ灯具110により反射された光を反射するものである。蓋部反射面42は、本実施形態では、灯具110の光透過部112と対向する蓋部上面4aである。蓋部4は、通常樹脂材料で形成され、蓋部上面4aにアルミニウムなどの反射材料により反射層が形成されることで、蓋部反射面42が鏡面となっている。なお、蓋部反射面42は、蓋部上面4aのみならず、蓋部上面4aの外周からソケット部2側に延在する蓋部側面4bを含んでいてもよい。ここで、蓋部反射面42は、光の波長λにおけるリフレクタ反射面111aの反射率A(λ)、蓋部反射面42の反射率B(λ)とした場合に、発光装置1から放射される光の波長範囲Rにおいて、下記の式(1)の関係を満たすものである。
B(λ)≧A(λ)×0.7 …(1)
ここで、発光装置1から放射される光の波長範囲Rとは、光路上に反射部材、透過部材などの介在部材がない場合は発光素子31からの光の波長範囲をいい、介在部材がある場合は、発光装置1の外部に露出している介在部材から放射される光の波長範囲をいう。本実施形態では、光放射部41が開口であるので、発光部3から放射される光の波長範囲となる。例えば、図5に示すように、発光部3から放射される光の波長範囲Rが可視光領域(380nm〜780nm程度)である場合、本実施形態では、蓋部反射面42が鏡面であるので、可視光領域の全領域において、蓋部反射面42の反射率B(λ)がリフレクタ反射面111aの反射率A(λ)の0.7倍以上とすることができる。
反射率B(λ)を反射率A(λ)の0.7倍、すなわちしきい値BL(=A×0.7)以上とするのは、0.7倍未満であると、灯具110の内部における蓋部反射面42の反射率B(λ)がリフレクタ反射面111aの反射率A(λ)よりも低くなりすぎることで、リフレクタ反射面111aの輝度に対して蓋部反射面42の輝度が低くなり、結果として輝度ムラが顕著となるためである。なお、反射率A(λ)と反射率B(λ)との関係は、下記の式(2)であることが好ましい。式(2)を満足することにより、更に、車両用照明装置100の外部から見た灯具110の外観における意匠性が向上する。
B(λ)≧A(λ)×0.85 …(2)
次に、車両用照明装置100の動作について説明する。発光装置1は、車両に固定された灯具110に固定され、給電部材7が外部電源と電気的に接続される。外部電源から電力の供給が開始されると、給電部材7を介して点灯回路部5に供給された外部電源からの電力は、給電接続部6を介して発光素子基板32に供給され、各発光素子31が供給された電力により発光することで発光部3が発光し、発光装置1が点灯する。発光部3から放射された光は、図1に示すように、光放射部41を介して発光装置1の外部、すなわち灯具110の内部に放射される。灯具110の内部に放射された光は、光透過部112を介して直接車両用照明装置100の外部に放射され(同図に示すL3)、光透過部112およびリフレクタ反射面111aに放射され、反射される。この灯具110の内部で反射した光は、結果としてリフレクタ反射面111aに反射されることで車両用照明装置100の外部に放射され(同図に示すL1)、蓋部反射面42に反射されることで車両用照明装置100の外部に放射されて(同図に示すL2)、車両用照明装置100が点灯する。
以上のように、本実施形態に係る発光装置1および車両用照明装置100は、発光装置1から放射される光の波長範囲Rにおいて、蓋部反射面42の反射率B(λ)をリフレクタ反射面111aの反射率A(λ)の0.7倍(しきい値BL)以上とするので、図5に示すように、蓋部4の蓋部上面4aがしきい値BL未満の反射率B1(λ)である場合と比較して、波長範囲Rの全域において、反射率A(λ)に対して反射率B(λ)が近くなる。従って、蓋部反射面42の反射率B(λ)がリフレクタ反射面111aの反射率A(λ)に対して著しく低いことで、リフレクタ反射面111aの輝度に対して蓋部反射面42の輝度が低くなることを抑制することができる。これにより、灯具110の内部での輝度ムラを抑制することができ、車両用照明装置100から照射される光にムラが生じる、例えば外部から車両用照明装置100の内部、すなわち灯具110の内部を見た場合に、一部が暗くなることを抑制することができる。
ここで、図6に示すように、蓋部反射面42の反射率B2(λ)が、光の波長範囲Rの一部の領域でリフレクタ反射面111aの反射率A(λ)に対して著しく低い、例えば青色の反射率が赤や緑の反射率よりもリフレクタ反射面111aの反射率A(λ)に対して著しく低いと、リフレクタ反射面111aにより反射された光に対して蓋部反射面42により反射された光が変色して見えることになり、色ムラが発生することとなる。しかしながら、本実施形態に係る発光装置1および車両用照明装置100は、波長範囲Rの全域において、反射率A(λ)に対して反射率B(λ)が近くなるので、リフレクタ反射面111aにより反射された光に対する蓋部反射面42により反射された光の変色を抑制することができる。これにより、灯具110の内部での色ムラを抑制することができ、車両用照明装置100から照射される光にムラが生じる、例えば外部から車両用照明装置100の内部、すなわち灯具110の内部を見た場合に、一部が変色することを抑制することができる。
また、反射率A(λ)と反射率B(λ)とが近いので、リフレクタ反射面111aと蓋部反射面42との見た目が近くなるので、発光装置1が灯具110に対して大きく、灯具110内で発光装置1が占める割合が多くても、発光装置1が灯具110の内部で目立ちにくくすることができる。従って、車両用照明装置100の外部から見た灯具110の内部の外観における意匠性に悪影響を与えることを抑制することができ、意匠性を向上させることができる。特に、光透過部112が無色透明であると、灯具110の内部の外観が車両用照明装置100の外部から容易に視認することができるので、より意匠性に悪影響を与えることを抑制することができ、意匠性を向上させることができる。
また、リフレクタ反射面111aおよび蓋部反射面42が鏡面であるので、反射率A(λ)に対して反射率B(λ)がさらに近くなるので、車両用照明装置100から照射される光にムラが生じることをさらに抑制することができる。また、発光装置1が灯具110の内部でさらに目立ちにくくすることができ、車両用照明装置100の外部から見た灯具110の内部の外観における意匠性に悪影響を与えることをさらに抑制することができ、意匠性をさらに向上させることができる。
なお、上記実施形態では、蓋部反射面42が鏡面であるがこれに限定されるものではなく、蓋部反射面42の反射率B(λ)は、リフレクタ反射面111aの反射率A(λ)の0.7倍以上であればよい。従って、例えば蓋部反射面42が白色であってもよい。蓋部反射面42が白色である場合は、蓋部反射面42に放射された光は、灯具110の内部で拡散反射されることとなる。これにより、灯具110内での反射特性を変化させることができるため、車両用照明装置100の配光特性を制御することができる。また、蓋部反射面42をリフレクタ反射面111aと異ならせることで、車両用照明装置100の外部から見た灯具110の内部の外観において積極的に影響を与えることで、意匠性を向上することができる。
また、上記実施形態では、発光装置1から放射される光の波長範囲Rを可視光領域としたがこれに限定されるものではない。例えば、ストップランプやテールランプでは赤色、ターンシグナルランプではオレンジ色、フォグランプでは白色や黄色、バックランプでは白色などのように、車両用照明装置100は用途によって求められる波長(λ)の光が異なる。そこで、発光装置1から放射される光を予め求められる波長(λ)とした場合は、発光装置1から放射される光の波長範囲Rは車両用照明装置100の用途によって求められる波長(λ)となる。
また、上記実施形態では、蓋部反射面42の反射率B(λ)は、発光装置1から放射される光の波長範囲Rの全域において、リフレクタ反射面111aの反射率A(λ)の0.7倍以上であることとしたが、波長範囲Rの一部の領域であってもよい。これにより、発光装置1から放射される光の波長範囲Rのうち、任意の波長(λ)の光が車両用照明装置100から照射されることを抑制することができるので、車両用照明装置100から照射される光の色を制御することができる。
また、上記実施形態では、発光素子基板32と、点灯回路部5とを分けて給電接続部6により電気的に接続しているが、これに限定されるものではなく、1つの基板として発光素子31を実装し、発光素子31を点灯させてもよい。また、上記実施形態では、発光部3にリフレクタ34が設けられ、各発光素子31が樹脂封止35されているが、これに限定されるものではなく、リフレクタ34あるいは樹脂封止35のいずれか一方がなくてもよい。
なお、上記実施形態では、車両用照明装置100について説明したが、リフレクタ反射面111aを有するリフレクタ111および光透過部112を有する灯具110と、灯具110の内部に光を放射する発光装置1とを有していれば、LED照明装置であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 発光装置
2 ソケット部
21 収納部
3 発光部
31 発光素子
4 蓋部
41 光放射部
41a 傾斜面
42 蓋部反射面
5 点灯回路部
6 給電接続部
7 給電部材
8 パッキン
100 車両用照明装置
110 灯具
111 リフレクタ
111a リフレクタ反射面
112 光透過部

Claims (3)

  1. リフレクタ反射面を有するリフレクタおよび光透過部を有する灯具と、前記灯具の内部に光を放射する発光装置と、を有する車両用照明装置であって、
    前記発光装置は、
    ソケット部と、
    前記ソケット部の収納部に収納され、発光素子を有する発光部と、
    前記発光素子からの光を前記灯具の内部に向けて放射させる光放射部と、
    前記光放射部から放射され、かつ前記灯具により反射された光を反射する蓋部反射面が形成され、前記ソケット部の収納部を閉塞する蓋部と、
    を有し、
    前記蓋部反射面は、前記リフレクタの内部に露出するように配置され、
    前記光の波長λにおける前記リフレクタ反射面の反射率A(λ)、前記蓋部反射面の反射率B(λ)とした場合に、前記発光装置から放射される光の波長範囲において、下記の式(1)の関係を満たす車両用照明装置
    B(λ)≧A(λ)×0.7 …(1)
  2. 請求項1に記載の車両用照明装置において、
    前記蓋部反射面は、鏡面である車両用照明装置
  3. 請求項1に記載の車両用照明装置において、
    前記蓋部反射面は、白色である車両用照明装置
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