JP2015021937A - 超音波検査装置及び超音波検査方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1−1)台車枠の構成
本実施の形態による超音波検査装置の説明をするに際して、まず、超音波検査の検査対象となる鉄道車両の台車枠の構成について説明する。図1は、鉄道車両の台車枠1の概略構成を示す。台車枠1は、レール方向と平行に配設された一対の側梁2と、枕木方向と平行に、かつ各側梁2の長手方向の中央近傍を貫き通すように配設された一対の横梁3とを備えて構成される。
ところで、上述の台車枠1において、側梁−横梁溶接部7はT継ぎ手構造であり、このような側梁−横梁溶接部7を検査するためには超音波探触子を側梁2及び横梁3に設置しなければならない。
図4は、図1について上述した台車枠1を検査対象とする本実施の形態による超音波検査装置20を示す。本超音波検査装置20は、探触子としての機能を有する超音波アレイセンサ保持器21と、超音波アレイセンサ保持器21の動作を制御し、かつ超音波アレイセンサ保持器21により取得された反射音波情報を解析して解析結果を可視表示する情報処理部22とから構成される。
続いて、本実施の形態の超音波検査装置20において実行される欠陥判定方法について説明する。
次に、超音波検査装置20における超音波検査の検査手順について説明する。図7は、本実施の形態の超音波検査装置20における検査処理の処理手順を示すフローチャートである。この検査処理手順に従ったステップSP1〜ステップSP10の処理のうち、超音波制御器23、探触子移動制御器24及び探傷制御器25の処理は、これら超音波制御器23、探触子移動制御器24及び探傷制御器25内の図示しない内部メモリにそれぞれ予め記憶されたプログラムに基づいて実行される。
以上のように本実施の形態の超音波検査装置20によれば、検査者は横梁3の外面に超音波アレイセンサ30を設置し、必要な設定を行うだけで台車枠1の側梁−横梁溶接部7を検査することができる。また本超音波検査装置20は、横梁3の外面に超音波アレイセンサ0を設置するため、超音波探傷子を挿入するための機構や、超音波探傷子を横梁3の内面に押圧固定するための機構などを必要とせず、これらの機構を必要としていた従来の超音波検査装置と比べて構成を格段的に簡易化することができる。従って、本実施の形態によれば本超音波検査装置20の構成を簡易化しながら、台車枠1の側梁−横梁溶接部7に対する検査を容易化することができる。
図4において、40は全体として第2の実施の形態による超音波検査装置を示す。この超音波検査装置40は、情報処理部41を構成する探傷制御器42の評価範囲決定部42Cが検査画像として、図8(B)に示すような検査画像S2を表示器26に表示させる点を除いて第1の実施の形態の超音波検査装置20と同様に構成されている。
なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、超音波アレイセンサ保持器21を横梁3の管周方向に沿って移動させるセンサ移動機構を、超音波アレイセンサ保持器21の制御モータ31(図5)及び歯車32(図5)と、ガイドレール33(図4)とにより構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、センサ移動機構の構成としてはこの他種々の構成を広く適用することができる。
Claims (10)
- レール方向に配置される側梁と、枕木方向に配置される管状の横梁とを有する台車枠における前記側梁及び前記横梁間の溶接部に超音波を照射して検査する超音波検査装置において、
前記横梁の外面に設置され、超音波を前記横梁の内面で反射させて前記溶接部に照射する超音波アレイセンサと、
前記超音波アレイセンサを前記横梁の管周方向に沿って移動させるセンサ移動機構と、
前記溶接部に前記超音波を照射させ、当該溶接部における前記超音波の反射波を受信するよう前記超音波アレイセンサを制御する超音波制御部と、
前記超音波アレイセンサを前記横梁の前記管周方向に所定距離ずつ移動させるよう前記センサ移動機構を制御する移動制御部と、
前記超音波制御部及び前記移動制御部を制御すると共に、前記超音波アレイセンサにより受波された前記反射波に基づき生成された反射信号の信号強度に基づいて、前記溶接部における欠陥の有無を判定する探傷制御部と
を備えることを特徴とした超音波検査装置。 - 検査画像を表示する表示器を備え、
前記探傷制御部は、
前記反射信号に基づく前記検査画像の画像情報を生成し、生成した前記画像情報に基づく前記検査画像を前記表示器に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の超音波検査装置。 - 前記側梁は、裏当て板と共に前記横梁に溶接され、
前記探傷制御部は、
前記側梁及び前記裏当て板間の隙間位置における前記反射エコーに基づいて、前記検査画像内における前記溶接部の範囲を評価範囲として設定し、
設定した前記評価範囲内について、前記溶接部における欠陥の有無を判定する
ことを特徴とする請求項2に記載の超音波検査装置。 - 前記探傷制御部は、
設定した前記評価範囲を前記検査画像上に表示する
ことを特徴とする請求項3に記載の超音波検査装置。 - 前記超音波制御部は、
前記超音波により前記溶接部を扇状に走査するよう前記超音波アレイセンサを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の超音波検査装置。 - レール方向に配置される側梁と、枕木方向に配置される管状の横梁とを有する台車枠における前記側梁及び前記横梁間の溶接部に超音波を照射して検査する超音波検査方法において、
超音波を前記横梁の内面で反射させて前記溶接部に照射する超音波アレイセンサを前記横梁の外面に設置する第1のステップと、
前記超音波アレイセンサを前記横梁の管周方向に所定距離ずつ移動させながら、前記超音波アレイセンサを前記横梁の管周方向に前記所定距離だけ移動させるごとに、前記超音波アレイセンサから前記溶接部に前記超音波を照射させ、当該溶接部における前記超音波の反射波を前記超音波アレイセンサにより受信すると共に、前記超音波アレイセンサにより受波した前記反射波を反射信号に変換し、変換した前記反射信号の信号強度に基づいて、前記溶接部における欠陥の有無を判定する第2のステップと
を備えることを特徴とした超音波検査方法。 - 前記第2のステップでは、
前記反射信号に基づく前記検査画像の画像情報を生成し、生成した前記画像情報に基づく前記検査画像を表示する
ことを特徴とする請求項6に記載の超音波検査方法。 - 前記側梁は、裏当て板と共に前記横梁に溶接され、
前記第2のステップでは、
前記側梁及び前記裏当て板間の隙間位置における前記反射エコーに基づいて、前記検査画像内における前記溶接部の範囲を評価範囲として設定し、
設定した前記評価範囲内について、前記溶接部における欠陥の有無を判定する
ことを特徴とする請求項7に記載の超音波検査方法。 - 前記第2のステップでは、
設定した前記評価範囲を前記検査画像上に表示する
ことを特徴とする請求項8に記載の超音波検査方法。 - 前記第2のステップでは、
前記超音波により前記溶接部を扇状に走査するよう前記超音波アレイセンサを制御する
ことを特徴とする請求項6に記載の超音波検査方法。
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