JP2015021463A - バルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】別体のキャップを用いることなく、排出口内からゴミ等を入りにくくさせることができる、バルブ装置を提供する。【解決手段】このバルブ装置10は、フロート弁を昇降可能に収容すると共に、フロート弁により開閉される連通孔を有するボディ15と、ボディ上部に装着されると共に、少なくとも一部が燃料タンクの外部に配置されるように、燃料タンクに固定されるカバー50と、ボディ15及びカバー50間に配置され、燃料タンク内の圧力を調整するチェックバルブとを備え、カバー50の燃料タンク外に配置された部分に、連通孔に連通すると共に、燃料タンク外に開口する排出口55が形成され、該排出口55は、カバー50と一体で形成され、少なくとも一つの開口を有する枠状壁57によって囲まれた構造をなしている。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の燃料タンクに取付けられ、カットバルブ等として用いられるバルブ装置に関する。
例えば、自動車の燃料タンクには、自動車が旋回したり傾いたりしたときに、燃料タンク内の燃料が、燃料タンク外へ漏れるのを防止するカットバルブや、燃料タンク内の圧力を調整するチェックバルブ等のバルブが取付けられている。
ところで、給油や、燃料の揺動、気温の上昇等により、燃料タンク内の圧力が上昇した場合には、燃料タンク内の燃料蒸気を外部に排出する必要がある。この際、ガソリン車の場合は、バルブに突設された接続管に、キャニスターに連通するチューブを接続し、燃料蒸気をキャニスターで処理する。
一方、ディーゼル車の場合は、バルブ装置をキャニスターには接続せず、バルブに設けた通気管の開口から、燃料蒸気を燃料タンク外へ排出するようになっている。ただし、このような構造では、外気中のゴミや粉塵等が、通気管の開口から入り込んでタンク内に侵入するおそれがある。そのため、通気管に別体のキャップを装着して、通気管の開口をカバーする構造が一般的に用いられている。
例えば、下記特許文献1には、エバポライン上に配置され、弁体を内蔵した筒状のバルブ本体と、該バルブ本体の一端部に直交して配置され、燃料タンク内と連絡する第1接続口部と、前記バルブ本体の他端から突設し、外気側と連絡する第2接続口部とを備え、前記管状の第2接続口部に、別体のキャップ体を着脱可能に取り付けて、該キャップ体で第2接続口部の周囲を覆えるように構成した、チェックバルブが記載されている。
特許第3544275号公報
しかしながら、上記チェックバルブでは、管状の第2接続口部に別体のキャップ体が装着されるようになっているので、部品点数が多く製造コストが増大し、また、キャップ体の分だけ嵩張ってコンパクトな構造とすることができない。
更に、キャップ体を着脱させるための、管状の第2接続口部が構造上必要であるので、燃料タンクの周囲に付設された部材や、燃料タンクの形状等によっては、燃料タンクに対するチェックバルブの取付け方向が規制されるおそれがある。
したがって、本発明の目的は、別体のキャップを用いることなく、排出口内からゴミ等を入りにくくさせることができると共に、部品点数の削減やコンパクト化を図ることができ、更に、燃料タンクに対して自由な角度で取付けることができる、バルブ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のバルブ装置は、フロート弁を昇降可能に収容すると共に、該フロート弁により開閉される連通孔が形成された隔壁を有するボディと、該ボディの上部に装着されると共に、少なくとも一部が燃料タンクの外部に配置されるように、同燃料タンクに固定されるカバーと、前記ボディ及び前記カバー間の空間に配置され、前記燃料タンク内の圧力を調整するチェックバルブとを備え、前記カバーの燃料タンク外に配置された部分に、前記連通孔に連通すると共に、燃料タンク外に開口する排出口が形成され、該排出口は、前記カバーと一体で形成され、少なくとも一つの開口を有する枠状壁によって囲まれた構造をなしていることを特徴とする。
本発明のバルブ装置においては、前記カバーの燃料タンク外に配置された部分は、前記燃料タンクに固定されるフランジ部と、該フランジ部から上方に突出した外周壁とを有し、この外周壁に前記排出口及び前記枠状壁が形成されており、前記ボディは、前記隔壁の上面から前記カバー側に向けて伸び、前記カバーの外周壁の内側に配置される内周壁を有し、この内周壁は、前記排出口よりも高くなるように形成されていることが好ましい。
本発明のバルブ装置においては、前記カバーの枠状壁の、前記フランジ部の外径方向側に向けた長さは、前記フランジ部の外径よりも短く形成されていることが好ましい。
本発明のバルブ装置においては、前記排出口の内径は、前記連通孔の内径よりも小さく形成されていることが好ましい。
本発明によれば、排出口は、連通孔に連通し且つ燃料タンク外に開口しているので、、燃料タンク内の圧力が減少してチェックバルブが動作した場合や、チェックバルブが動作しない状態でも、排出口から外気が導入されることとなる。このとき、排出口は、枠状壁で囲まれているので、小さなゴミや粉塵等を、排出口内に入りにくくさせることができる。
また、枠状壁はカバーと一体で形成されているので、上記特許文献1のチェックバルブのように、接続管(第2接続口部)の先端開口を覆うキャップ体を別途取付ける必要がなく、部品点数を削減できると共に、コンパクトな構造にすることができる。
更に、上記特許文献1のチェックバルブでは、キャップ体取付のための接続管(第2接続口部)が必要となるが、本発明においては、そのような接続管が不要となるので、燃料タンクに対するカバーの取付け方向が規制されることを防止することができ、燃料タンクに対してバルブ装置を自由な取付け角度で取付けることができる。
本発明に係るバルブ装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 同バルブ装置の斜視図である。 同バルブ装置の断面図である。 図3の要部拡大断面図である。 燃料タンク内圧が増大したときのチェックバルブの動作を示す要部拡大断面図である。 燃料タンク内圧が低下したときのチェックバルブの動作を示す要部拡大断面図である。 本発明に係るバルブ装置の、他の実施形態を示す断面図である。
以下、図1〜6を参照して、本発明に係るバルブ装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、このバルブ装置10は、フロート弁35を昇降可能に収容するボディ15と、その上部に装着されると共に燃料タンク1(図3参照)に固定されるカバー50と、ボディ15とカバー50との間の空間に配置されるチェックバルブ40とを有している。
前記ボディ15は、本体20と、その下方に装着されたキャップ30とからなる。前記本体20は、下方が開口した略円筒状の周壁21を有しており、この周壁21の上方は、連通孔22aが形成された隔壁22(図3参照)により閉塞されている。また、周壁21の上方周縁からは、複数の挿通孔23aを有する環状の鍔部23が延設されると共に、該挿通孔23aに整合した位置に係合爪21aが突設されている。更に、周壁21の下方外周に複数の係合爪21bが突設され、同周壁21の軸方向途中には、本体20内に連通する透孔21cが複数形成されている。
そして、前記隔壁22の上面であって、連通孔22aの外周からは、前記カバー50側に向けて伸び、上方が開口した略円筒状の内周壁25が設けられている。また、この内周壁25の上端からは複数の装着爪26が延設されており、これに蓋体27が装着されて、内周壁25の上方がカバーされるようになっている(図3参照)。なお、蓋体27の一部には、切欠き27a(図1参照)が形成されており、内周壁25の内外は連通されている。更に、隔壁22の上面であって上記内周壁25の外周からは、シールリング28a(図3参照)の外周に当接する環状リブ28が突設されている。
一方、キャップ30は有底筒状をなし、その底部に複数の透孔31が形成されると共に、外周に複数の係合孔32が形成されており、該係合孔32に前記係合爪21bが係合することで、前記本体20の下方開口部にキャップ30が装着されるようになっている。また、キャップ30の底部には、内周縁に沿って複数箇所にリブ36が形成されており、このリブ36上にフロート弁35が載置されるようになっている。
前記本体20内には、フロート弁35が昇降可能に配置されている。このフロート弁35の上面中央からは、前記ボディ15の連通孔22aの下方開口に接離する弁頭35aが突設されている。また、フロート弁35とキャップ30との間には、第1スプリングS1が介装され、フロート弁35に上向きの付勢力を付与している(図3参照)。そして、燃料タンク内の燃料液面が上昇し、フロート弁35が燃料に所定高さ以上浸漬されると、第1スプリングS1の付勢力にフロート弁35自体の浮力が加わって、フロート弁35が上昇して、その弁頭35aが連通孔22aの下方開口を閉塞するようになっている。
前記チェックバルブ40は、燃料タンク内の圧力を一定に保持するためのもので、燃料タンク内の圧力が所定値より上昇したときに、燃料蒸気をタンク外に排出する正圧弁41と、同燃料タンク内の圧力が所定値より下降したときに、外気をタンク内に導入する負圧弁44とを備えている。
正圧弁41は、底面側が縮径した略円筒状の本体42と、その上面開口部に固着される保持部43とで構成されている。本体42の底面中央及び保持部43の上面中央には、開口42a,43aがそれぞれ形成されている(図4参照)。
一方、負圧弁44は、正圧弁41内に昇降可能に配置され、その上面が、保持部43の開口部43aに下方から接離するようになっている。また、この負圧弁44は、第2スプリングS2により、開口部43aに当接するように常時付勢されている(図4参照)。そして、燃料タンク内が外気圧に対して負圧となったとき、図6に示すように、負圧弁44が外気圧によって押圧されて、第2スプリングS2の付勢力に抗して下方に移動し、開口部43aが開口して、外気を燃料タンク内に吸入するようになっている。
また、正圧弁41の上方と前記蓋体27との間に、第3スプリングS3が介装され、それにより正圧弁41の本体42側が、本体20の連通孔22aに向けて常時付勢され、連通孔22aの上方開口が閉塞されている(図4参照)。そして、燃料タンク内が所定値より上昇すると、第3スプリングS3の付勢力に抗して、正圧弁41全体が上方に移動して、本体20の連通孔22aが開口し、燃料蒸気を燃料タンク外に排出するようになっている(図5参照)。
上記ボディ15の上部には、少なくとも一部が燃料タンク1の外部に配置されるカバー50が装着されるようになっている。
図1〜3に示すように、この実施形態のカバー50は、燃料タンク1の取付孔3の表側周縁に係合する、環状のフランジ部51を有している。このフランジ部51の外周縁部51aは、下方に向けて出っ張った形状をなしており、この部分を、燃料タンク1の取付孔3の表側周縁に溶着させることで、燃料タンク1にカバー50が固定されるようになっている(図3参照)。また、フランジ部51の下面からは、四角枠状の係合片52が複数設けられている(図1参照)。
環状のフランジ部51の内周縁からは、上方に向けて略円筒状をなした外周壁53が立設されており、この外周壁53の上部53aは閉塞されている。この外周壁53は、前記本体20の内周壁25の外側に、所定隙間Cを介して同心状に配置されるようになっている(図3参照)。該周壁53の下端部には、前記シールリング28aの内周に当接する環状リブ60が形成されている。
そして、前記本体20の環状リブ28と、カバー50の環状リブ60との間に、シールリング28aを配置した状態で、カバー50の各係合片52を、本体20の挿通孔23aを通して、各係合爪21aにそれぞれ係合させることにより、シールリング28aにより本体20とカバー50と間の空間が機密的にシールされた状態で、本体20の上部にカバー50が装着されるようになっている(図2及び図3参照)。
また、燃料タンク1の外部に配置される部分である、上記外周壁53には、ボディ15の連通孔22aに連通すると共に、燃料タンク1の外部に開口する排出口55が形成されている。
この実施形態では、外周壁53の周方向に対向する2箇所に、複数の排出口55が周方向に沿って並列してそれぞれ形成されている。ここでは、外周壁53の対向位置に、3個の排出口55がそれぞれ形成され、合計で6個の排出口55が形成されている。また、図3及び図4に示すように、各排出口55は、前記本体20の内周壁25の高さよりも、低い位置に形成されている。言い換えると、外周壁53の内側に配置された前記本体20の内周壁25は、排出口55よりも高く形成されていることとなる(図3及び図4参照)。
なお、上記排出口55の個数や配置位置は特に限定されない。例えば、外周壁53の周方向に沿って並列配置された複数の排出口55を、外周壁53の軸方向に沿って複数組配置したり、外周壁53の周方向に沿って、均等な間隔で複数の排出口55を配置したりしてもよい。
なお、排出口55の個数は、1〜12個であることが好ましく、4〜8個であることがより好ましい。また、排出口55の内径は、1.0〜3.0mmであることが好ましく、1.8〜2.0mmであることがより好ましい。更に、前記ボディ15の本体20の連通孔22aよりも小さい内径であることが好ましい。
なお、排出口55を複数設けることで、大きな内径の排出口55を設けたのと同程度の、開口面積を確保することができ、燃料蒸気や外気の流量を維持することができると共に、ゴミや粉塵等が入り込みににくくなるという利点がある。
また、前記排出口55は、カバー50と一体で形成され、少なくとも一つの開口を有する枠状壁57によって囲まれた構造をなしている。
この実施形態では、前記外周壁53の、排出口55が設けられた部分の両側位置から、一対の側壁58,58がフランジ部51の外径方向に向けて延設されていると共に、該一対の側壁58,58の上端どうしが連結壁59が連結されており、正面側が開口し且つ門形をなした枠状壁57が設けられている(図1及び図2参照)。また、図1及び図3に示すように、枠状壁57の、フランジ部51の外径方向側に向けた長さは、フランジ部51の外径よりも短くなるように形成されている。
なお、枠状壁57としては、上記形状に限定されるものではなく、例えば、正面側が開口した逆U字状や山形状等としたり、或いは、排出口正面側はカバーされるが、一側方が開口した箱型形状等としたりしてもよく、排出口55が燃料タンク外に開口可能な形状であればよい。
次に、本発明のバルブ装置の作用効果について説明する。
このバルブ装置10は、ディーゼル車の燃料タンク1に好適に用いることができる。
このバルブ装置10を燃料タンク1に取付ける際には、例えば、次のようにしてなされる。すなわち、燃料タンク1の取付孔3に、バルブ装置10の下半部を挿入し、この状態で、カバー50のフランジ部51を、溶着用治具で把持して燃料タンク1に向けて押し付けて、熱板溶着やスピン溶着等の溶着手段によって、フランジ部51の外周縁部51aを取付孔3の表側周縁に溶着させることで、燃料タンク1にカバー50を固定することができ、それにより燃料タンク1にバルブ装置10を取付けることができる。
このとき、この実施形態では、枠状壁57の長さがフランジ部51の外径よりも短いので、上記のように、カバー50を燃料タンク1に対して溶着で固定すべく、カバー50を溶着治具で押圧するときに、フランジ部51の全周を溶着治具で押圧することができ、カバー50を燃料タンク1の取付孔3にしっかりと固定することができる。
そして、自動車が旋回する等して燃料液面が上昇し、フロート弁35に燃料が所定高さ浸漬すると、浮力及び第1スプリングS1の付勢力により、フロート弁35が浮き上がり、弁頭35aが連通孔22aの下方開口を閉塞して、燃料タンク外への燃料漏れが防止される。
また、燃料タンク1の内圧が所定値より上昇すると、第3スプリングS3の付勢力に抗して、正圧弁41全体が上方に移動して、ボディ15の連通孔22aが開口する。その結果、図5に示すように、燃料蒸気が、内周壁25の内部空間、蓋体27の切欠き27a、内周壁25と外周壁53との隙間C、排出口55を順次通って、燃料タンク1の外部に排出され、燃料タンク1の内圧を低下させることができる。
一方、燃料タンク1の内圧が低下して、外気圧に対して負圧となったときは、負圧弁44が外気圧によって押圧されて、第2スプリングS2の付勢力に抗して下方に移動して、開口部43aが開口する。その結果、図6に示すように、外気が、排出口55、内周壁25と外周壁53との隙間C、正圧弁41内、開口42a、連通孔22aを順次通って、燃料タンク1の内部に導入されて、燃料タンク1の内圧を上昇させることができる。
そして、このバルブ装置10においては、カバー50に形成された排出口55が、ボディ15の隔壁22に形成された連通孔22aに連通し、且つ、燃料タンク外に開口した構造をなしているので、上述したように、燃料タンク内の圧力が減少してチェックバルブ40が動作した場合や(図6参照)、或いは、チェックバルブ40が動作しない状態でも(図3及び図4参照)、排出口55から外気が導入されることとなる。
このとき、排出口55は、枠状壁57で囲まれているので、小さなゴミや粉塵等を、排出口55内に入りにくくさせることができ、ボディ15の連通孔22aから侵入することを抑制することができる。
また、前記枠状壁57は、カバー50と一体で形成されているので、上記特許文献1のチェックバルブのように、接続管(第2接続口部)の先端開口を覆うキャップ体を別途取付ける必要がなく、部品点数を削減できると共に、コンパクトな構造にすることができる。
更に、上記特許文献1のチェックバルブでは、キャップ体取付のための接続管が必要となるが、本発明においては、そのような接続管が不要となるので、燃料タンク1に対するカバー50の取付け方向が規制されることを防止することができ、燃料タンク1に対してバルブ装置10を自由な取付け角度で取付けることができる。
また、この実施形態においては、ボディ15の本体20は、隔壁22の上面からカバー50側に向けて伸び、カバー50の外周壁53の内側に配置される内周壁25を有しており、この内周壁25は、排出口55よりも高くなるように形成されている。そのため、ボディ15の本体20の上部にカバー50を装着した状態で、内周壁25の内側に、排出口55よりも高い外周壁53が配置されることとなるので、例えば、図6の矢印Fに示すように、排出口55からゴミ等が入り込んでも、外周壁53にぶつかって、それ以上の移動を阻止することでき、連通孔22aにゴミ等をより入り込みにくくさせることができる。なお、外周壁53にぶつかったゴミ等は、内周壁25と外周壁53との隙間Cの底部に落下するため、再浮上して連通孔22aへと移動することは稀である。
更に、この実施形態では、カバー50に設けた排出口の55の内径が、ボディ15の連通孔22aの内径よりも小さく形成されているので、連通孔22aを塞ぐサイズのゴミ等が、連通孔22aまで入り込むことを確実に阻止することができる。
図7には、本発明に係るバルブ装置の他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態のバルブ装置10aは、排出口及び枠状壁の構造が、前記実施形態と異なっている。
すなわち、図7に示すように、ボディ15の本体20の、外周壁53の上部53aに、複数の排出口55が上向きに形成されており、各排出口55は、連通孔22aに対して連通すると共に、燃料タンク外に開口している。ここでは、隣接して配置された一対の排出口55,55が、均等な間隔をあけて3列形成されており(図示せず)、合計で6個の排出口55が形成されている。また、これらの排出口55は、前記実施形態と同様の、正面側が開口して門形をなした枠状壁57によって囲まれている。
そして、このバルブ装置10aにおいても、複数の排出口55が枠状壁57で囲まれていることによって、ゴミ等を排出口55内に入りにくくさせることができる。
1 燃料タンク
10,10a バルブ装置
15 ボディ
22 隔壁
22a 連通孔
25 内周壁
30 キャップ
35 フロート弁
40 チェックバルブ
41 正圧弁
44 負圧弁
50 カバー
51 フランジ部
52 係合片
53 外周壁
55 排出口
57 枠状壁

Claims (4)

  1. フロート弁を昇降可能に収容すると共に、該フロート弁により開閉される連通孔が形成された隔壁を有するボディと、
    該ボディの上部に装着されると共に、少なくとも一部が燃料タンクの外部に配置されるように、同燃料タンクに固定されるカバーと、
    前記ボディ及び前記カバー間の空間に配置され、前記燃料タンク内の圧力を調整するチェックバルブとを備え、
    前記カバーの燃料タンク外に配置された部分に、前記連通孔に連通すると共に、燃料タンク外に開口する排出口が形成され、
    該排出口は、前記カバーと一体で形成され、少なくとも一つの開口を有する枠状壁によって囲まれた構造をなしていることを特徴とするバルブ装置。
  2. 前記カバーの燃料タンク外に配置された部分は、前記燃料タンクに固定されるフランジ部と、該フランジ部から上方に突出した外周壁とを有し、この外周壁に前記排出口及び前記枠状壁が形成されており、
    前記ボディは、前記隔壁の上面から前記カバー側に向けて伸び、前記カバーの外周壁の内側に配置される内周壁を有し、この内周壁は、前記排出口よりも高くなるように形成されている請求項1記載のバルブ装置。
  3. 前記カバーの枠状壁の、前記フランジ部の外径方向側に向けた長さは、前記フランジ部の外径よりも短く形成されている請求項2記載のバルブ装置。
  4. 前記排出口の内径は、前記連通孔の内径よりも小さく形成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載のバルブ装置。
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