JP2015020831A - シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】給送されるシートの後端部のばたつきを抑制してスキューの発生を確実に防止できるシート積載装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート積載装置は、シートが載置されるトレイベース部と、トレイベース部に載置されたシートの給送方向と直角をなすシート幅方向に往復移動可能であるとともに、シートの側端部に当接する一対の幅合わせカーソルと、スキュー防止ガイドと、を備える。スキュー防止ガイドは、シートの給送方向に対し幅合わせカーソルの上流側端部に、幅合わせカーソルに沿って摺動可能に連結されており、幅合わせカーソルと平行な幅規制部と、該幅規制部の後端からシート幅方向内側に延びる後端規制部とから成る上面視L字形状のL字部材を含む。
【選択図】図4
【解決手段】シート積載装置は、シートが載置されるトレイベース部と、トレイベース部に載置されたシートの給送方向と直角をなすシート幅方向に往復移動可能であるとともに、シートの側端部に当接する一対の幅合わせカーソルと、スキュー防止ガイドと、を備える。スキュー防止ガイドは、シートの給送方向に対し幅合わせカーソルの上流側端部に、幅合わせカーソルに沿って摺動可能に連結されており、幅合わせカーソルと平行な幅規制部と、該幅規制部の後端からシート幅方向内側に延びる後端規制部とから成る上面視L字形状のL字部材を含む。
【選択図】図4
Description
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いるシート積載装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、種々のサイズのシートを収納可能であるシート積載装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置に用いられるシート積載装置である給紙カセットは、A系列、B系列、インチ系列等の種々の定形サイズの用紙(シート)が収納できるように構成されている。収納された用紙の縁部は幅合わせカーソルや後端カーソルによって位置が規制され、両カーソルは用紙のサイズに対応した位置にスライドできるようになっている。
ところで、収納されるシートのサイズや積載量によっては、上述したような幅合わせカーソルや後端カーソルによる位置規制では不十分な場合がある。具体的には、幅合わせカーソルは用紙の側端縁前側の位置を規制するように配置されるため、用紙の側端縁後側の位置を十分に規制することができない。そのため、給紙カセットから用紙を給紙する際、給紙カセット内で用紙のスキュー(斜行)が発生し、用紙後端がばたついてしまうことがある。その結果、安定した状態で給紙を行うことができず、紙詰まり等の不具合が発生するという問題点があった。
用紙のスキューを防止する方法としては、例えば特許文献1には、給紙カセット本体の前端部に回動可能に装着された給紙カセットの蓋を所定角度回動した位置で手差しテーブルの役目をなすようにし、蓋の前端部に用紙サイズに対応して蓋の上面に対する角度と長さが異なる複数対のスキュー防止用ガイド部材を突設させたものが開示されている。
また、特許文献2には、シートの幅方向の変位を規制する滑子(カーソル)と、滑子の幅方向の移動を案内するスリット及び滑子を位置決めするための第1溝部を含む案内板と、第1溝部と連通する第2溝部を含む位置決め板と、を備え、滑子は、該滑子を位置決めする爪部を備え、第1溝部の縁部には、爪部と係合可能に形成される第1切り欠き部が形成され、第2溝部の縁部には、第1の切り欠き部よりも幅狭の第2切り欠き部が形成され、位置決め板は、幅方向に移動可能に案内板に取り付けられる給紙カセットが開示されている。
しかしながら、特許文献1の方法は、給紙カセットの蓋を手差しテーブルとして使用する場合の用紙のスキューを防止する方法であり、給紙カセット内の用紙のスキューを防止するものではない。また、スキュー防止用ガイド部材は給紙方向に対し手差しテーブルの下流側端部に突設されるため、用紙後端のスキューに対しては効果が十分ではなかった。一方、特許文献2の方法では、用紙の幅方向寸法に応じて滑子の位置を微調整することはできるが、滑子で十分に規制できない用紙後端のスキューを確実に防止することは困難であった。
用紙後端のスキューを防止する方法としては、収納される最大サイズの用紙に合わせて幅合わせカーソルの給送方向の寸法を長くする方法も考えられる。しかし、その場合は用紙の側端縁の位置を規制することはできるものの、用紙後端の位置規制は従来通り後端カーソルによってのみ行われるため、用紙の後端角部の位置規制については不十分となるおそれがあった。また、幅合わせカーソルの寸法が大きくなるため、操作性が低下するという問題点もあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、給送されるシートの後端部のばたつきを抑制してスキューの発生を確実に防止できるシート積載装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、トレイベース部と、一対の幅合わせカーソルと、スキュー防止ガイドと、を備えたシート積載装置である。トレイベース部は、シートが載置される。幅合わせカーソルは、トレイベース部に載置されたシートの給送方向と直角をなすシート幅方向に往復移動可能であるとともに、シートの側端部に当接する。スキュー防止ガイドは、シートの給送方向に対し幅合わせカーソルの上流側端部に、幅合わせカーソルに沿って摺動可能に連結されている。スキュー防止ガイドは、幅合わせカーソルと平行な幅規制部と、該幅規制部の後端からシート幅方向内側に延びる後端規制部とから成る上面視L字形状のL字部材を含む。
本発明の第1の構成によれば、シート給送方向に対し幅合わせカーソルの上流側端部に連結されたL字部材を含むスキュー防止ガイドをシートのサイズに応じて摺動させることで、L字部材の幅規制部と後端規制部によってシート後端角部のばたつきを抑制してスキュー(斜行)の発生を効果的に防止することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のシート給送装置の一実施形態である給紙カセット10を備えた画像形成装置100の概略断面図である。なお、ここでは画像形成装置100として、モノクロ複合機について示している。画像形成装置100本体内には、帯電、露光、現像及び転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Pが配設されている。
画像形成部Pには、感光体ドラム1の回転方向(図1の反時計回り方向)に沿って、帯電部2、露光ユニット3、現像装置4、転写ローラー7、クリーニング装置8、及び除電装置(図示せず)が配設されている。画像形成部Pでは、感光体ドラム1を図1において反時計回り方向に回転させながら、感光体ドラム1に対する画像形成プロセスが実行される。
感光体ドラム1は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電部2により、表面を帯電させるようになっている。そして、後述する露光ユニット3からのレーザービームを受けた表面に、帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定されるものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a−Si)や、帯電時のオゾンの発生が少なく高解像度の画像が得られる有機感光層(OPC)等が好ましい。
帯電部2は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電させるものである。例えば帯電部2として、細いワイヤー等を電極として高電圧を印加することにより放電するコロナ放電装置が用いられる。なお、コロナ放電装置に代えて、帯電ローラーに代表される帯電部材を感光体表面に接触させた状態で電圧を印加する接触式の帯電装置を用いても良い。露光ユニット3は、画像読取部21において読み取られた原稿画像データに基づいて光ビーム(例えばレーザービーム)を感光体ドラム1に照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
現像装置4は、感光体ドラム1の静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成させるものである。この現像装置4へのトナーの供給はトナーコンテナ5から中間ホッパー6を介して行われる。なお、ここでは磁性を有するトナー成分のみから構成される一成分現像剤(以下、単にトナーともいう)が現像装置4に収容されている。
転写ローラー7は、感光体ドラム1表面に形成されたトナー像を乱さずに用紙搬送路11を搬送されてくる用紙に転写する。クリーニング装置8は、感光体ドラム1の長手方向に線接触するクリーニングローラーやクリーニングブレード等を備えており、トナー像が用紙に転写された後に、感光体ドラム1の表面に残った残留トナーを除去する。
画像読取部21は、複写時に原稿を照明するスキャナーランプや原稿からの反射光の光路を変更するミラーが搭載された走査光学系、原稿からの反射光を集光して結像する集光レンズ、及び結像された画像光を電気信号に変換するCCDセンサー等(いずれも図示せず)から構成されており、原稿画像を読み取って画像データに変換する。
コピー動作を行う場合、画像読取部21において原稿の画像データを読み取り画像信号に変換する。一方、画像形成部Pにおいて、帯電部2により図中の反時計回り方向に回転する感光体ドラム1が一様に帯電され、画像読取部21で読み取られた原稿画像データに基づいて露光ユニット3が感光体ドラム1上にレーザービーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像を感光体ドラム1表面に形成する。その後、現像装置4が静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。
上記のようにトナー像が形成された画像形成部Pに向けて、給紙カセット10から用紙18が用紙搬送路11及びレジストローラー対13を経由して所定のタイミングで搬送され、画像形成部Pにおいて転写ローラー7により感光体ドラム1表面のトナー像が用紙18に転写される。そして、トナー像が転写された用紙18は感光体ドラム1から分離され、定着部9に搬送されて加熱及び加圧されることで用紙18にトナー像が定着される。
定着部9を通過した用紙18は、複数方向に分岐した分岐部16によって搬送方向が振り分けられる。用紙18の片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラー対14によって排出トレイ15に排出される。
一方、用紙18の両面に画像を形成する場合は、定着部9を通過した用紙18は一旦排出ローラー対14方向に搬送され、用紙18の後端が分岐部16を通過した後に排出ローラー対14を逆回転させるとともに分岐部16の搬送方向を切り換えることで、用紙18の後端から反転搬送路17に振り分けられ、画像面を反転させた状態でレジストローラー対13に再搬送される。そして、感光体ドラム1上に形成された次の画像が転写ローラー7により用紙18の画像が形成されていない面に転写され、定着部9に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ15に排出される。
図2は、画像形成装置100に装着される給紙カセット10の外観斜視図である。なお、図2では手前側が画像形成装置100の前面側(図1の前側)となっている。また、図2において、ハウジング100aに対する給紙カセット10の挿入方向を矢印A、引き出し方向を矢印A′で示し、給紙カセット10の給紙方向を矢印Bで示す。
図2に示すように、給紙カセット10の底面となるカセットベース25の四方の周縁部には壁部25a〜25dが立設されている。給紙カセット10の挿入方向に対し上流側の壁部25cにはカセットカバー(図示せず)が装着されている。カセットカバーは、その表面側(図2の手前側)が外部に露出して画像形成装置100本体の外装面の一部を構成する。
用紙18(図1参照)が積載される用紙積載板28は、左右の揺動軸28aを支点として給紙方向(図2の矢印B方向)下流側がカセットベース25に対し上下に昇降可能に設けられている。また、用紙積載板28の幅方向両側には、用紙積載板28に積載される用紙18の給紙方向と直交する幅方向の位置決めを行う一対の幅合わせカーソル37a、37bが、カセットベース25に形成された案内溝に沿ってそれぞれ用紙幅方向(図の矢印AA′方向)に往復移動可能に設けられている。
幅合わせカーソル37a、37bの下端部には、用紙幅方向に延びる板状のラック部材(図示せず)が取り付けられており、幅合わせカーソル37a、37bの用紙幅方向へのスライド移動とともに、ラック部材も用紙幅方向に移動する。なお、2個のラック部材は、給紙方向に位置をずらして配置されているので、用紙幅方向に移動しても互いが衝突することはない。また、各ラック部材の給紙方向の対向面には、用紙幅方向に延びるラック歯が形成されている。
幅合わせカーソル37a、37bに取り付けられた各ラック部材のラック歯は、カセットベース25の底面に付設されたピニオン(図示せず)に対し給紙方向上流側及び下流側から各々係合し、ラック&ピニオン機構を構成している。これにより、一方の幅合わせカーソル37a(または37b)を用紙幅方向に移動させると、これに連動して他方の幅合わせカーソル37b(または37a)も反対方向に同一量だけ移動する。即ち、各幅合わせカーソル37a、37bは用紙幅方向の中心線に対して左右対称に移動する。
また、幅合わせカーソル37aの上面には、カセットベース25に対し幅合わせカーソル37a、37bを固定するためのロックスイッチ60が設けられている。ロックスイッチ60はシーソースイッチであり、一端を押下することにより幅合わせカーソル37a、37bが固定され、他端を押下することにより幅合わせカーソル37a、37bの固定が解除される。
具体的には、ロックスイッチ60の一端(図2の左端)を押下することにより、幅合わせカーソル37a、37bの下端から係止爪(図示せず)が突出してカセットベース25の底面の2箇所に形成されたラック歯25eに係合し、幅合わせカーソル37a、37bが固定される。一方、ロックスイッチ60の他端(図2の右端)を押下することにより、幅合わせカーソル37a、37b内に係止爪が収納され、幅合わせカーソル37a、37bの固定が解除される。
用紙18の後端を揃える後端カーソル31は、カセットベース25に形成された案内溝に沿って給紙方向(図の矢印B方向)と平行に往復移動可能に設けられている。この幅合わせカーソル37a、37b、後端カーソル31、及び、後述するスキュー防止ガイド50を積載される用紙サイズに合わせて移動させることにより、用紙18を給紙カセット10内の所定位置に収納する。
給紙カセット10の挿入または引き出し方向(矢印AA′方向)に対し平行な壁部25a、25dの外側にはガイドレール40a、40bが付設されている。画像形成装置100本体側にはガイドレール40a、40bを摺動可能に支持する支持部(図示せず)が設けられており、ガイドレール40a、40bを支持部に沿って摺動させることで、給紙カセット10は画像形成装置100本体に対し挿入及び引き出し可能となっている。
給紙カセット10が画像形成装置100本体に装着され、給紙カセット側ギアが図示しない昇降モーターに連結された装置本体側ギアに噛み合う。昇降モーターの一方向への回転駆動により、リフト板(図示せず)が徐々に上昇すると、リフト板の先端に当接する用紙積載板28の給紙方向下流側が上昇する。用紙積載板28が上昇すると、用紙積載板28上に載置された束状の用紙18は持ち上げられ、用紙18の上面が画像形成装置100本体側のピックアップローラー(図示せず)に押し付けられる。そして、用紙搬送路11(図1参照)に向けて用紙18が矢印B方向に送出される。
給紙方向(矢印B方向)に対し、幅合わせカーソル37a、37bの上流側(図2の左側)には、スキュー防止ガイド50が付設されている。図3は、スキュー防止ガイド50の外観斜視図である。
図3に示すように、スキュー防止ガイド50は、幅合わせカーソル37a、37bと平行な幅規制部51aと、幅規制部51aの後端から幅方向内側に延びる後端規制部51bとから成る上面視L字形状のL字部材51と、幅規制部51aの上端部に回動可能に連結される固定部材53とで構成されている。幅規制部51aの下面には突起54が形成されている。カセットベース25の底面には、積載される用紙サイズに対応した複数の係合穴(図示せず)が形成されており、突起54は、この係合穴のいずれかに係合してスキュー防止ガイド50を仮固定する。なお、突起54は後端規制部51bの下面に形成しても良い。
図4は、図2における幅合わせカーソル37a周辺の部分拡大図である。なお、幅合わせカーソル37bについても基本的に幅合わせカーソル37aと同様の構成であるため説明を省略する。スキュー防止ガイド50は、給紙方向(矢印B方向)に対し、幅合わせカーソル37aの上流側端部(図4の左端部)に形成された開口に内挿されており、幅合わせカーソル37aに沿って摺動可能に連結されている。
カセットベース25内に収納される用紙18が大サイズ(例えばA3サイズ)である場合は、先ずロックスイッチ60を操作して幅合わせカーソル37a、37bの固定を解除した後、幅合わせカーソル37a、37bの間隔を用紙18の幅方向寸法(297mm)に合わせ、再びロックスイッチ60を操作して幅合わせカーソル37a、37bを固定する。そして、図5に示すように、幅合わせカーソル37a、37bからスキュー防止ガイド50を引き出し、L字部材51の後端規制部51bが大サイズの用紙18の後端に当接する位置に配置する。このとき、L字部材51の幅規制部51aの上面にサイズ表示(目盛り)を設けておけば、スキュー防止ガイド50の引き出し量が一目で確認できる。最後に、突起54をカセットベース25のA3サイズに対応する係合穴に係合させることによりスキュー防止ガイド50を仮固定する。また、スキュー防止ガイド50は幅合わせカーソル37a、37bに対し上下方向に遊び(嵌合ガタ)が設けられており、スキュー防止ガイド50の固定を解除する際はスキュー防止ガイド50を嵌合ガタの範囲で上方向に引き抜いて係合穴との係合を解除する。
一方、カセットベース25内に収納される用紙18が小サイズ(例えばA4Rサイズ)である場合は、上記と同様に幅合わせカーソル37a、37bの間隔を用紙18の幅方向寸法(210mm)に合わせて固定した後、図6に示すように、幅合わせカーソル37a、37bにスキュー防止ガイド50を挿入し、L字部材51の後端規制部51bが小サイズ用紙18の後端に当接する位置に配置する。最後に、突起54をカセットベース25のA4Rサイズに対応する係合穴に係合させることによりスキュー防止ガイド50を仮固定する。
このように、収納される用紙18のサイズに応じてスキュー防止ガイド50を摺動させることで、用紙18の後端角部がL字部材51によって確実に位置決めされる。その結果、給紙カセット10内での用紙18のスキュー(斜行)の発生を効果的に防止することができる。
また、L字部材51の上端に固定部材53を取り付けることにより、用紙積載板28上に積載された束状の用紙18の後端角部が固定部材53によって押さえられる。従って、用紙18の満載時における幅合わせカーソル37a、37bへの用紙18の乗り上げも防止することができる。また、L字部材51に対して固定部材53を水平状態に保持するための保持機構が設けられている。保持機構としては、例えば、固定部材53に係合爪、後端規制部51bに係合穴(いずれも図示せず)を設けておき、固定部材53を水平状態に倒伏させたときに係合爪が弾性変形して係合穴に嵌合し、固定部材53を垂直に起立させたときに、係合爪が弾性変形して係合穴から抜けるような機構が挙げられる。
スキュー防止ガイド50は、手動によって上下に回動されるが、幅合わせカーソル37a側のスキュー防止ガイド50は、ロックスイッチ60の動作に連動して固定部材53がL字部材51に対して回動するようにしても良い。図4に示すように、ロックスイッチ60の一端(図4の左端)を押下して幅合わせカーソル37a、37bを固定した状態では、固定部材53はカセットベース25に対し略平行(幅合わせカーソル37aに対し略垂直)に配置されている。
図4の状態から、ロックスイッチ60の他端(図4の右端)を押下して幅合わせカーソル37a、37bの固定を解除した状態では、図7に示すように、固定部材53はカセットベース25に対し略垂直(幅合わせカーソル37aに対し略平行)に配置される。
このように、幅合わせカーソル37a、37bの固定が解除されている状態では幅合わせカーソル37a側の固定部材53が略垂直に起立するため、ユーザーは幅合わせカーソル37a、37bの固定が解除されていることを容易に認識することができる。そのため、幅合わせカーソル37a、37bの固定を忘れた状態で給紙カセット10が挿入されることが少なくなる。
また、固定部材53が起立していることに気付かず給紙カセット10を画像形成装置100本体に挿入しようとすると、固定部材53が画像形成装置100本体側に衝突して給紙カセット10の挿入を妨げる。従って、幅合わせカーソル37a、37bが固定されていない状態で給紙カセット10が画像形成装置100本体に挿入されるおそれがないため、給紙カセット10内での用紙18のスキューの発生を未然に防止することができる。
ここで、固定部材53が起立している図7の状態で給紙カセット10が画像形成装置100本体に挿入されたとき、幅合わせカーソル37a側(給紙カセット10の挿入方向下流側)の固定部材53が接触して倒伏するようなガイド部(図示せず)を画像形成装置100本体側に設けておくことが好ましい。一方、幅合わせカーソル37b側(給紙カセット10の挿入方向上流側)の固定部材53は画像形成装置100本体側に衝突して破損するおそれがある。そこで、幅合わせカーソル37b側の固定部材53をL字部材51に対し水平姿勢から180度以上回動するようにしておけば、画像形成装置100本体側に衝突したとき固定部材53が反対方向(幅方向外側)に回動するため破損は防止される。このような構成としては、例えば固定部材53が垂直姿勢をとるとき、L字部材51との間でクリック感を持たせて垂直状態で仮保持させておき、水平姿勢においては固定部材53の自重で用紙を押える構成が考えられる。
なお、ここではロックスイッチ60が設けられた幅合わせカーソル37a側のスキュー防止ガイド50の固定部材53のみがロックスイッチ60の動作に連動して回動する構成としたが、幅合わせカーソル37b側のスキュー防止ガイド50の固定部材53もロックスイッチ60の動作に連動して回動する構成としても良い。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば本発明は、上記実施形態に示したようなフロントローディング・タイプの画像形成装置100に限らず、給紙カセットが給紙方向と平行に挿入または引き出し可能に装着された画像形成装置においても全く同様に適用可能である。
また、上記実施形態では、シート積載装置の一例として給紙カセット10を示したが、本発明はこれに限らず、例えば給紙カセット10に載置されたシートとは異なるサイズや種類のシートを給送する手差しトレイや、複数のサイズの原稿を画像読取部に自動搬送する原稿搬送装置に適用してもよい。
また、本発明は図1に示したモノクロ複合機に限らず、カラープリンターやカラー複合機、モノクロプリンター、インクジェット方式の画像形成部を備えたカラー複合機やカラープリンター等、引き出し可能な給紙カセットを備えた他の画像形成装置にも適用可能である。
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる、複数のサイズのシートが収納されるシート積載装置に利用可能である。本発明の利用により、シート後端部のばたつきを抑制してスキュー(斜行)の発生を効果的に防止することができるシート積載装置となる。
10 給紙カセット(シート積載装置)
25 カセットベース(トレイベース部)
25a〜25d 壁部
25e ラック歯
28 用紙積載板
31 後端カーソル
37a、37b 幅合わせカーソル
50 スキュー防止ガイド
51 L字部材
51a 幅規制部
51b 後端規制部
53 固定部材
54 突起
60 ロックスイッチ
100 画像形成装置
25 カセットベース(トレイベース部)
25a〜25d 壁部
25e ラック歯
28 用紙積載板
31 後端カーソル
37a、37b 幅合わせカーソル
50 スキュー防止ガイド
51 L字部材
51a 幅規制部
51b 後端規制部
53 固定部材
54 突起
60 ロックスイッチ
100 画像形成装置
Claims (7)
- シートが載置されるトレイベース部と、
該トレイベース部に載置されたシートの給送方向と直角をなすシート幅方向に往復移動可能であるとともに、シートの側端部に当接する一対の幅合わせカーソルと、
を備えたシート積載装置において、
シートの給送方向に対し前記幅合わせカーソルの上流側端部には、前記幅合わせカーソルに沿ってシートの給送方向に摺動可能な一対のスキュー防止ガイドが連結されており、前記スキュー防止ガイドは、前記幅合わせカーソルと平行な幅規制部と、該幅規制部の後端からシート幅方向内側に延びる後端規制部とから成る上面視L字形状のL字部材を含むことを特徴とするシート積載装置。 - 前記スキュー防止ガイドは、前記L字部材の上端部に回動可能に連結され、前記幅規制部に対し略垂直に起立した垂直姿勢と、前記幅規制部に対し略水平に倒伏してシートの上面を押さえる水平姿勢と、に選択配置される固定部材を有することを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
- 前記幅合わせカーソルのいずれか一方には、前記トレイベース部に対し前記幅合わせカーソルを固定または固定解除するロックスイッチが設けられており、前記固定部材の少なくとも一方は、前記ロックスイッチにより前記幅合わせカーソルが固定された状態で前記幅規制部に対し略垂直に配置され、前記ロックスイッチにより前記幅合わせカーソルの固定が解除された状態で前記幅規制部に対し略平行に配置されることを特徴とする請求項2に記載のシート積載装置。
- 前記トレイベース部は、画像形成装置本体に対しシートの給送方向と直角に挿抜可能であり、挿入方向上流側の前記幅合わせカーソルに連結されるスキュー防止ガイドは、前記固定部材が前記幅規制部に対し前記水平姿勢から180度以上回動可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシート積載装置。
- 前記L字部材の下面には突起が形成されており、前記突起は、前記トレイベース部の底面に形成された複数の係合穴のいずれかに係合して前記スキュー防止ガイドを仮固定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシート積載装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシート積載装置を備えた画像形成装置。
- 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のシート積載装置を備えた画像形成装置において、
前記シート積載装置は、画像形成装置本体に対し挿抜可能な給紙カセットであり、前記固定部材が前記垂直姿勢にある状態で前記給紙カセットが挿入されたとき、前記固定部材に接触して前記固定部材を倒伏させるガイド部を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013148294A Pending JP2015020831A (ja) | 2013-07-17 | 2013-07-17 | シート積載装置及びそれを備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015020831A (ja) |
-
2013
- 2013-07-17 JP JP2013148294A patent/JP2015020831A/ja active Pending
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