JP2015019939A - 伸縮棒 - Google Patents

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友憲 松本
Tomonori Matsumoto
友憲 松本
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Abstract

【課題】伸縮棒の内筒内への水の浸入を防止すると共に、組立てを容易とする。【解決手段】 内筒は、金属製の受部材8と、合成樹脂材の蓋部材9とから成る。受部材8では断面C字状の底部8aの端縁間に凹状部8bが形成され、底部8aと凹状部8bに囲まれた領域は密閉空間とされている。底部8aと凹状部8bの境界部に一対の張出部8c、8dが内方に向けて突出されている。蓋部材9の連結部9bの下部には所定間隔で可撓性を持つ爪部9c、9dが設けられており、その根本部の両側には外側に向けて溝部9f、9gが形成されている。受部材8の上に連結部9bを載置し上方から押し込むと、爪部9c、9dは張出部8c、8dを潜ぐり抜けて凹状部8b内に入り込む。その後に、爪部9c、9dは元の形状に復元し、溝部9f、9g内に張出部8c、8dがそれぞれ嵌合し、受部材8と蓋部材9とが連結する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば清掃用モップ、高枝切り鋏み等の柄部に使用できる伸縮自在の伸縮棒に関するものである。
従来から、例えば清掃用モップ、高枝切り鋏み等においては、作業上の便利性の観点から、柄部の長さを自在に調整できる構造が要求されている。外筒内に内筒を挿通し、外筒からの内筒の引き出し長さを変えることにより伸縮させて、柄部の長さを自在に調整する種々の機構の伸縮棒が開発されている。
例えば、特許文献1の段落0016、その図2等には、外筒内に内筒が挿通されており、伸縮解除レバーにより内筒に貫通していた係合ピンを引き抜くことで、任意の長さに柄部を調整できる洗浄具が記載されている。
特開2001−80474号公報
従来の伸縮棒は、アルミニウム等の金属製の内筒の長手方向に複数の孔部を穿け、内筒を外筒から任意の長さに引き出し、内筒の孔部に、外筒に設けた操作レバーの凸部を係止することにより、外筒に対し内筒を固定して使用する。
しかし、この金属製の内筒に複数の孔部を穿設することは、次のような問題点が発生する。第1に、断面が凹状や環状等の同一形状となる金属製の内筒は、押出成形により容易に製造することができるが、その後に孔部を穿設する加工作業に手間を要し、製造コストが上昇する。また、内筒に加工が容易で安価な合成樹脂部材を用いて孔部を穿設加工することも考えられるが、内筒の強度が不足するという問題がある。
第2に、金属製の内筒に複数の孔部を穿設すると、これらの孔部から水が浸入し易いという問題がある。伸縮棒は風呂場の掃除具や屋外で使用する高枝切り鋏み等に用いることもあるから、孔部から水等が浸入すると腐蝕の原因となる。更には、一旦、内筒内に浸入した水は排水し難く、その水をそのまま放置すると錆や汚れが発生し、腐蝕も一層に進むことになる。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、内筒内への水の浸入を防止すると共に、組立が容易な伸縮棒を提供することにある。
上述の目的を達成するための本発明に係る伸縮棒は、外筒内に、金属製の受部材と合成樹脂製の蓋部材とを組合わせて成る内筒を挿入し、前記外筒に設けたストッパ機構により前記内筒を所望の長さで固定する伸縮棒であって、前記受部材は断面C字状の底部に対し、該底部内に入り込む凹状部を設けて前記底部と前記凹状部間に密閉空間を形成すると共に、前記底部と前記凹状部との2つの境界部から内側に向いて向かい合う一対の張出部を突出し、前記蓋部材は表面の長手方向に前記ストッパ機構の係止片を挿入する複数個の有底の係止凹部を設けると共に、長手方向に所定の間隔を隔てて下方を向き可撓性を有する一対ずつの爪部を設け、これらの爪部の基部のそれぞれに外側に向けて開口する溝部を設け、前記受部材と前記蓋部材とを長手方向に揃えた状態で、前記受部材の張出部の縁部に前記蓋部材の爪部を押し付けて前記凹状部内に前記爪部を押し込むことにより前記溝部に前記張出部を嵌合し、前記受部材に前記蓋部材を連結したことを特徴とする。
本発明に係る伸縮棒によれば、金属製の内筒を加工する必要がないので、安価に製造することができる。更に、内筒に孔部を穿ける必要がないため水が内筒内に浸水する虞れがなく、錆等による製品の劣化を防止できる。
実施例の清掃用モップの斜視図である。 内筒の組立て前の状態の分解斜視図である。 受部材の端面の断面図である。 蓋部材の連結部の断面図である。 蓋部材の連結部間のの断面図である。 蓋部材を受部材に嵌合し始める状態の断面図である。 蓋部材を主体部材に押し込んだ状態の断面図である。 内筒を組み立てた状態の斜視図である。 ストッパ機構の部分断面図である。 ストッパ機構の動作説明図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施例の伸縮棒を用いた清掃用モップ1の斜視図である。清掃用モップ1は柄部2とモップ部3とから成り、柄部2に対してモップ部3は着脱ボタン等により着脱自在とされている。柄部2においては、金属又は強度を有する合成樹脂材から成る円筒状の外筒4の内側に内筒5が挿入され、繰り出し、繰り込み自在に摺動可能とされ、所定位置で固定するようにされている。外筒4の内径と内筒5の外径はほぼ一致し、外筒4内に内筒5のほぼ全長が挿入可能とされている。外筒4の先端部には、内筒5を所定位置で固定するための主として合成樹脂から成るストッパ機構6が設けられ、外筒4の後端部には、柄部2を握持するための握持部7が設けられている。
図2は内筒5の組立て前の状態の分解斜視図を示している。内筒5は、剛性を得るためにアルミニウム等の金属を押出成形により成形した受部材8と、射出成形により成型した合成樹脂材から成る蓋部材9とを組み合わせて連結するようになっている。
受部材8において、底部8aが断面C字状に形成され、更に図3に示すように底部8aの端縁間に底部8a側に凹んだ凹状部8bが形成され、底部8aと凹状部8bに囲まれた領域はその断面において密閉空間とされている。また、底部8aと凹状部8bの境界部に一対の張出部8c、8dが形成され、これらの張出部8c、8dは互いに内方に向けて向かい合うように突出して形成されている。底部8aと凹状部8bによって断面において密閉空間を形成することで、外から内筒5内に水やゴミ等が入り込むことがなくなる。更に、張出部8c、8dを底部8aが拡がる方向へ力を加えたとしても、底部8aは凹状部8bにより拡がることはなく、内筒5の断面が変形することはない。このため内筒5が変形によって外筒4内を摺動し難くなることはない。
また、合成樹脂材から成る蓋部材9の上面は円弧形状とされ、上面の長手方向に沿って等間隔に複数の有底の係止凹部9aが形成されている。また、蓋部材9の長手方向に沿って、図4に断面形状を示す複数の連結部9bが等間隔に形成されている。本実施例では隣合う連結部9b間に2個の係止凹部9aが挟まれるように配置しているが、連結部9bは断続的であれば適宜の間隔で配置するようにして支障はない。連結部9bを断続的に設けることで爪部9c、9dを形成する余分な合成樹脂を使用せず、かつ受部材8に蓋部材9を連結する際の押し込む作業の手間が減る。
図4に示すように、連結部9bの下部には、先端が尖り側方に斜面部を有し可撓性を持つ一対ずつの爪部9c、9dが形成され、これらの爪部9c、9dの間には隙間9eが設けられている。また、爪部9c、9dの根本部の両側にはそれぞれ外側に向けて開口を有する溝部9f、9gが形成されている。連結部9bの爪部9c、9dの上面位置には、例えば成型により凹部とされたマーク9hが設けられている。なお、このマーク9hは印刷等によって設けてもよい。図5は爪部9c、9dが設けられていない個所であって、係止凹部9aを含む蓋部材9の断面図である。
なお、爪部9c、9dは可撓性を有することが必要であるが、蓋部材9を可撓性材料により製造する必要はなく、爪部9c、9dの基部の肉厚を薄くすることにより、爪部9c、9dのみが動くようにすれば済む。
受部材8と蓋部材9の組立てに際しては、図6に示すように受部材8の上に蓋部材9の連結部9bを載置し、爪部9c、9dが下方に設けられていることを表し、押し込み位置を示すマーク9hの近傍を下方に押す。このようにして、蓋部材9の爪部9c、9dを上方から押し込むことにより、爪部9c、9dの傾斜部が張出部8c、8dの縁部により案内されて、爪部9c、9dは隙間9eを狭めるようにして内側に撓む。
更に蓋部材9を押し込むと、図7に示すように爪部9c、9dは、張出部8c、8dを潜ぐり抜けて凹状部8b内に入り込む。その後に、爪部9c、9dは元の形状に復元して、爪部9c、9dの根本部に設けた溝部9f、9g内に張出部8c、8dがそれぞれ嵌合する。そして、全ての爪部9c、9dを凹状部8b内に嵌合すると、図8に示すように受部材8に蓋部材9を連結し、内筒5は完成する。
爪部9c、9dは蓋部材9の長手方向に沿って連続した形状ではなく、断続的に設けたことにより、蓋部材9の複数個所を押し込むだけで蓋部材9は受部材8に連結する。一旦、この連結が得られれば、張出部8c、8dが溝部9f、9g内に喰い込んでいるために、長手方向に相互に摺動しない限り分離はできない。なお、使用中における受部材8と蓋部材9との相互移動は、溝部9f、9gに対する張出部8c、8dの摺動抵抗が大きいために通常は発生しないが、移動を確実に防止するために、蓋部材9の端部に側壁を設けて、受部材8を挟み込むことにより移動を防止するようにしてもよい。
図9はストッパ機構6の断面図を示し、外筒4の内端部には合成樹脂製の筒状の本体部6aが固定され、その表面に長手方向に沿って操作レバー6bが設けられている。操作レバー6bは長片状とされ、支点6cを中心にシーソー状に可動とされ、操作レバー6bの先端には内向きに係止片6dが突出され、後端の表面は押圧部6eとされている。また、操作レバー6bの押圧部6eはばね6fにより常時上方に付勢されている。係止片6dを内筒5に設けた係止凹部9aに挿入することにより、操作レバー6bはばね6fの付勢力によりその状態が維持され、外筒4に対する内筒5の移動が防止される。
なお、ストッパ機構6はばね6fを用いなくとも、操作レバー6bの係止凹部9aに対する係止状態が、例えば機械的な手段により維持できればよい。
このようにして、受部材8に蓋部材9を部分的に連結させた内筒5を、外筒4内に挿入して組み立てることにより、図1に示す清掃用モップ1が得られる。
柄部2の長さを調整する場合には、図10に示すようにストッパ機構6の押圧部6eをばね6fの付勢力に抗して指で押して操作することにより、支点6cを中心に操作レバー6bが傾動して係止片6dが持ち上がり、係止凹部9aに対する係止が解除される。そこで、外筒4に対して内筒5を自在に繰り出し又は繰り込んで、柄部2を所望の長さとした後に指を離せば、該当する係止凹部9a内に係止片6dが挿入され、内筒5を外筒4に対し移動不能に固定できる。
このように、上述の伸縮棒を用いた清掃用モップは、内筒5に孔部を穿設する必要がないことから、孔部からの内筒5内への水の浸入を防止すると共に、内筒5の組立は蓋部材9を受部材8に部分的に押し込むだけで済むので容易である。
本実施例の伸縮棒は、清掃用モップに適用して説明したが、庭木を剪定する高枝切り鋏み、その他の器具等においても利用できる。
1 清掃用モップ
2 柄部
3 モップ部
4 外筒
5 内筒
6 ストッパ機構
6a 本体部
6b 操作レバー
6c 支点
6d 係止片
6e 押圧部
6f ばね
7 握持部
8 受部材
8a 底部
8b 凹状部
8c、8d 張出部
9 蓋部材
9a 係止凹部
9b 連結部
9c、9d 爪部
9e 隙間
9f、9g 溝部
9h マーク

Claims (4)

  1. 外筒内に、金属製の受部材と合成樹脂製の蓋部材とを組合わせて成る内筒を挿入し、前記外筒に設けたストッパ機構により前記内筒を所望の長さで固定する伸縮棒であって、
    前記受部材は断面C字状の底部に対し、該底部内に入り込む凹状部を設けて前記底部と前記凹状部間に密閉空間を形成すると共に、前記底部と前記凹状部との2つの境界部から内側に向いて向かい合う一対の張出部を突出し、
    前記蓋部材は表面の長手方向に前記ストッパ機構の係止片を挿入する複数個の有底の係止凹部を設けると共に、長手方向に所定の間隔を隔てて下方を向き可撓性を有する一対ずつの爪部を設け、これらの爪部の基部のそれぞれに外側に向けて開口する溝部を設け、
    前記受部材と前記蓋部材とを長手方向に揃えた状態で、前記受部材の張出部の縁部に前記蓋部材の爪部を押し付けて前記凹状部内に前記爪部を押し込むことにより前記溝部に前記張出部を嵌合し、前記受部材に前記蓋部材を連結したことを特徴とする伸縮棒。
  2. 前記一対の爪部間には隙間を設けたことを特徴とする請求項1に記載の伸縮棒。
  3. 前記係止凹部の1つに、前記ストッパ機構の操作レバーを操作して該操作レバーに設けた係止片を挿入することにより前記内筒を所望の長さで固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の伸縮棒。
  4. 前記爪部の上方の前記蓋部材の表面に押し込み位置を示すマークを付したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の伸縮棒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101696816B1 (ko) * 2015-08-26 2017-01-16 한수교 다각형 밀걸레

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