JP2015018978A - アクティブブレーキ、アクティブブレーキを備えた試料ステージ、及び荷電粒子線装置 - Google Patents

アクティブブレーキ、アクティブブレーキを備えた試料ステージ、及び荷電粒子線装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、試料を搭載するトップテーブルの微小振動を抑え、例えば荷電粒子線装置であれば、観察像の像質あるいは寸法測定値の精度を向上することができるアクティブブレーキ、試料ステージ、及び荷電粒子線装置の提供を目的とする。【解決手段】上記目的を達成するために本発明では、ブレーキパッド(502)と、当該ブレーキパッドをブレーキレールに押圧する押圧部材(501)を備えたアクティブブレーキであって、ブレーキパッドを支持する可撓性の板バネ(504)を備え、ブレーキパッドの被押圧部(505)、及び押圧部材の当該被押圧部との接触部(505)の少なくとも一方に、前記ブレーキパッドの傾斜を許容する曲面、或いは斜面が設けたアクティブブレーキを提案する。【選択図】 図5

Description

本発明は、アクティブブレーキ、アクティブブレーキを備えた試料ステージ、及び電子顕微鏡等の荷電粒子装置に係り、特に、位置ずれの抑制に効果の高いアクティブブレーキ等に関する。
近年の半導体素子の微細化に伴い、製造装置のみならず、検査や評価装置にもそれに対応した高精度化が要求されている。例えば、半導体ウェハ上に形成したパターンの形状寸法が正しいか否かを評価するためには、測長機能を備えた走査型電子顕微鏡(以下、測長SEMと称す)が用いられる。
測長SEMを用いて試料を評価する場合に、試料ステージの位置決め精度が観察像の解像度およびパターン寸法などの測定精度に大きく影響する。特に、試料観察のために試料ステージを所定の位置に停止させた状態においても、ステージに微小振動が生じている場合は、振動により観察像の像質が劣化する。
そこで、試料ステージに摺動部材(摺動ブレーキ)を取り付け、振動等に対しての機械剛性を高くする技術(特許文献1参照)がある。しかし、摺動部材を用いた場合は、試料ステージの移動時にはこの摺動部材による摩擦力が試料ステージの移動を妨げるため、試料ステージの位置決めが遅れることになっていた。さらに、さらに、試料ステージの移動時にこの摺動部材が摩擦により発生させる熱は、部材の熱収縮によるドリフトを発生させる要因にもなっていた。機械剛性を高め微小振動を抑制しつつ、移動時の摩擦熱によるドリフトも抑制する技術として、摺動部材の接触とその解除をアクチュエータにより制御する技術(特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)がある。以後、このような方式のブレーキをアクティブブレーキと呼ぶ。
特開2002−184339号公報(図1) 特開2011−159462号公報(図3) USP4505464号(図5) USP6591757B1号(図3)
試料ステージ装置では、トップテーブルに微小振動が発生すると、観察試料が振動し、観察像が劣化する。ステージの微小振動を抑制するには、前述のようなアクティブブレーキ機構によって、ステージの振動抑制を行うことが有効である。しかし、特許文献2、3、4に開示されているようなアクティブブレーキを用いた場合、定常振動の抑制には一定の効果が得られるものの、ブレーキ動作時直後の振動や位置ずれによってる像質の劣化する可能性がある。ステージ移動後のアクティブブレーキによる振動の減衰時間が長い場合、装置のスループット低下につながる。
以下に、試料を搭載するトップテーブルの微小振動を抑え、例えば荷電粒子線装置であれば、観察像の像質あるいは寸法測定値の精度を向上することを目的とするアクティブブレーキについて説明する。
上記目的を達成するための一態様として、ブレーキパッドと、当該ブレーキパッドをブレーキレールに押圧する押圧部材を備えたアクティブブレーキにおいて、前記ブレーキパッドを支持する可撓性の板バネを備え、前記ブレーキパッドの被押圧部、及び前記押圧部材の当該被押圧部との接触部の少なくとも一方に、前記ブレーキパッドの傾斜を許容する曲面、或いは斜面が設けられるアクティブブレーキ、当該アクティブブレーキを備えた試料ステージ、及び荷電粒子線装置を提案する。
上記構成によれば、ブレーキ動作時直後の振動や位置ずれの抑制が可能となる。
アクティブブレーキを有する試料ステージが設けられた荷電粒子線装置を示す図である。 アクティブブレーキを有する試料ステージ装置を示す図である。 アクティブブレーキの第1の構成例を示す図である。 圧電アクチュエータ先端にブレーキパッドを固定したアクティブブレーキのブレーキレールとの接触状態の例を示す図である。 アクティブブレーキのブレーキパッドとブレーキレールとの接触状態の例を示す図である。 アクティブブレーキの圧電アクチュエータの先端形状とブレーキベースの形状のバリエーションの例を示す図である。 圧電アクチュエータの変位と発生力の関係を示す図である。 フレーム剛性が低い場合と、フレーム剛性が高い場合のフレームの弾性変形とブレーキパッドの押しつけ力を示す図である。 アクティブブレーキの具体的な構成を示す図である。 アクティブブレーキの可動部の例を示す図である。 可動質量が大きい場合と小さい場合のアクティブブレーキ動作時のテーブル位置軌跡を示す図である。 アクティブブレーキを荷電粒子装置ステージに搭載した場合の構成を示す図である。 アクティブブレーキによりXテーブルが弾性変形する場合のYテーブルの位置ずれと、テーブル位置との関係を示す図である。 位置ずれ補正を行わない場合と位置ずれ補正を行った場合の目標位置と位置軌跡を示した図である。 アクティブブレーキの平面構成を示す図である。 アクティブブレーキの構成を示す図である。 アクティブブレーキの構成を示す図である。
以下に説明する実施例はアクティブブレーキに係り、ブレーキパッドと、ブレーキパッドによる被摺動面であるブレーキレールを備えたブレーキ機構に関するものである。ブレーキパッドが、通常はステージの進行方向に平行である平面のブレーキ面の形状に追従してその向きを変えることができるように構成されているため、以下、平面追従アクティブブレーキとして説明する。平面追従アクティブブレーキは、テーブルに固定された板バネと、板バネにより柔軟に支持されたブレーキパッドと、ブレーキパッドを下方向に押し出すための圧電アクチュエータと、を有し、圧電アクチュエータとブレーキパッド上面の接触部は、少なくとも一つの曲面で構成され点接触にて接触し、ブレーキパッドとブレーキレールの接触部は双方平面であり、板バネが弾性変形することでブレーキレールの傾きにならって平面接触するブレーキパッドと、を有する。
上記構成によれば、試料を搭載するトップテーブルに振動や位置ずれを発生させることなく、ステージ移動後の残留振動や定常的な微小振動およびドリフトを瞬時に抑えて、観察像の像質あるいは寸法測定値の精度および装置のスループットを向上できる試料ステージを実現するための平面追従アクティブブレーキが提供される。
図1を参照して、荷電粒子装置の例を説明する。ここでは、荷電粒子装置の例として測長SEM(Critical Dimension Scanning Electron Microscope)を説明する。本例の測側長SEMは、走査電子顕微鏡の光学系を収納する鏡筒11と、該鏡筒11に接続された真空チャンバ12を有する。真空チャンバ12内には、試料ステージ装置が設けられている。
試料ステージ装置は、トップテーブル101の下に、中間テーブル103およびブレーキレール104を有し、両者の下に、平面追従アクティブブレーキ102が設けられている。トップテーブル101の上に、観察対象であるウェハなどの試料110が配置されている。中間テーブル103は、矢印Bにて示すように、リニアモータ及びリニアガイドを含むステージ機構107により、真空チャンバ12内のベースに対して駆動される。
平面追従アクティブブレーキ102は、圧電アクチュエータ102aと固定部材102bとブレーキパッド102cを有する。固定部材102bは中間テーブル103に装着されている。圧電アクチュエータ102aは、固定部材102bに装着されており、ブレーキパッドを押しだすことができる。
試料ステージ装置には、トップテーブル101の位置を検出する位置検出装置が設けられている。本例の位置検出装置は、トップテーブル101に設けられた平面ミラー111と、真空チャンバ12に設けられたレーザ干渉計112を含む。レーザ干渉計112からのレーザ光は、平面ミラー111を反射して再び、レーザ干渉計112に戻る。レーザ干渉計112は、発信したレーザ光と反射したレーザ光から、トップテーブル101の変位及び位置を検出するように構成されている。ここでは位置検出装置の例として、平面ミラーとレーザ干渉計を含む構成を説明したが、他の構成であってもよい。
測長SEMによって試料110を観察する場合には、ステージ機構107によって試料の位置決めが行われる。トップテーブル101の現在位置は、レーザ干渉計112によって、正確に測定され、制御部113に送られる。制御部113は、トップテーブル101の現在位置に基づいて、ステージ機構107のリニアモータを駆動する。こうして、位置検出装置と制御部113とステージ機構107とを含むフィードバック制御系により、試料110上の観察位置が走査電子顕微鏡の光学系の光軸上に配置される。
走査電子顕微鏡の光学系からの電子線は、試料110上に照射される。試料110から発生する二次電子を検出器によって検出され、走査像が得られる。こうして、試料110上の回路パターンの線幅などの情報を取得することができる。
中間テーブル103は、ステージ機構107のリニアモータのような駆動機構によって常時駆動されている場合、中間テーブル103には、リニアモータから微小な振動が継続的に伝達される。中間テーブル103が振動すると、試料を搭載したトップテーブル101が振動する。
特に、テーブル停止中の振動は観察像の像質や測定精度に大きく影響する。そこで、停止中の振動を抑制するために、リニアモータの駆動をテーブル移動時のみ行い、テーブルが停止中はリニアモータの駆動を行わないようにする。しかし、その場合、テーブル停止中にテーブル位置を駆動方向に拘束するものがないため、テーブル位置にドリフトが発生するため、同じ位置を観察することが困難となる。また、テーブル停止中に振動外乱が入った場合、テーブルを駆動方向に拘束するものがないため、テーブル駆動方向の振動が発生する。そこで、本例では、平面追従アクティブブレーキ102を設け、テーブル停止中のドリフトと振動抑制を行う。
本例の測長SEMでは、トップテーブル101の変位は、レーザ干渉計112によって検出され、制御部113に送られる。制御部113は、トップテーブル101の変位を計測し、テーブルが目標位置に近づくと、制御部113からの制御信号によって、平面追従アクティブブレーキ102が動作し、ブレーキパッド102cがブレーキレール104に押し付けられる。ブレーキパッド102cとブレーキレール104が接触することで、中間テーブル103と真空チャンバ12の間のばね剛性が向上、固有振動数が増大し、微小振動が抑制される。
また、テーブル移動後は駆動要素の推力を遮断し、アクティブブレーキのみを作用させることで、駆動要素の推力ノイズがテーブルに伝達し微小振動が発生することを抑制する。
図2を参照して、試料ステージ装置の構成を詳述する。試料ステージ装置は、ウェハ201を搭載するチャック202とチャックを搭載するテーブル203を有し、テーブルはリニアガイド204によって案内されベース205に対してX軸方向に相対運動を行う。ベース205にはブレーキレール206が固定されており、テーブル203移動完了後にテーブル203に搭載されたアクティブブレーキ207によってブレーキパッド208をブレーキレール209に押し付ける。
図3A及び図3Bを参照して平面追従アクティブブレーキの構造を説明する。図3Aは、本例の平面追従アクティブブレーキの平面図である。図3Bは、図3Aの切断線A−Aからみた本例の平面追従アクティブブレーキの断面図である。図示のようにベース302の上面に沿って、X軸及びY軸をとり、垂直上方にZ軸をとる。
本例の平面追従アクティブブレーキは、フレーム下面の両端付近に板バネが固定されており、板バネを挟むようにパッドベースおよびパッドが固定されている。さらに、フレームには圧電アクチュエータを通す穴が開けられており、フレームに対してクランプを用いて圧電アクチュエータを固定している。板バネ305は圧電アクチュエータ301による非押圧時には、ステージの進行方向に平行な面を持つが、圧電アクチュエータに電圧を印加すると、圧電アクチュエータの先端でパッドベースが下方向に押し出され、板バネが下に凸な形状に弾性変形しパッドがレールに押し付けられる。更に、板バネ305は、ブレーキパッド307の非押圧時に、当該ブレーキパッド307がブレーキレール302に非接触となるように、フレーム304に支持されている。フレーム304は、板バネ305の一端と他端の2個所を支持することによって、大きく姿勢を乱すことなく、ブレーキレールの被接触面へのブレーキパッド307の追従を可能としている。
図4を参照して板バネを用いない場合のアクティブブレーキの課題を説明する。板バネを用いずに圧電アクチュエータの先端にブレーキパッドを固定する場合について考える。レール403とブレーキパッド402が平行に接触しない場合において、ブレーキパッド402が均等にブレーキレールに押し付けらず、ブレーキパッドの片当たりが生じる。これによって、垂直方向の押しつけ力を作用させることができず、ステージ駆動方向に外乱が生じることになり、テーブル位置が微小に移動する位置ずれが発生する。テーブルの位置ずれは、ステージの位置決め精度劣化につながる。
図5を参照して平面追従アクティブブレーキを用いた場合の位置ずれ抑制効果について説明する。圧電アクチュエータ501の先端部505によりパッドベース506が下方向に押し出され、ブレーキパッド502がブレーキレール503に押し付けられる。ブレーキベース506およびブレーキパッド502は板バネ504により柔軟に支持されており、パッドベース505は図5のように傾いたとしても圧電アクチュエータ先端505と常に点接触するように構成されている。換言すれば、板バネ504は、ブレーキパッド502のブレーキレール503の傾きに沿った傾斜に追従するように可撓性部材で構成されている。また、ブレーキパッド502の被押圧部であるブレーキベース506の傾斜(ブレーキパッド502の傾斜)を許容するような曲面、或いは斜面が圧電アクチュエータ501の先端部505(押圧部材の被押圧部との接触部)に設けられている。先端部505が曲面で構成されているため、ブレーキベース506の傾斜に応じて、先端部505のブレーキベース506との接触位置が変化するが、接触位置の変化によらず、所定の押圧力をもって、ブレーキベース506を押圧することができる。このような構成によれば、ブレーキレール503が傾いている場合でも、ブレーキパッド502がブレーキレール503の傾きに合わせて傾くため、図4のような片当たりが発生せず、位置ずれが抑制される。
図6Aから図6Dを参照して圧電アクチュエータ先端の形状とブレーキパッド裏面のパッドベース形状のその他の構成を示す。図5で示したように、ブレーキパッドをブレーキレールの傾きに習わせるためには、図6Aのように、圧電アクチュエータ601の先端部602aが球状の凸面でパッドベース603aが平坦であることが有効である。ここで、圧電アクチュエータの先端は必ずしも球面である必要はなく、頂点がない凸な曲面であれば同等の効果が得られる。また、先端部は、限りなく頂点がないことが望ましいが、面の多い多角形とし、多数の斜面によって、実質的な曲面を作り出すようにしても良い。
他にも、位置ずれを防止しるための、圧電アクチュエータ先端の形状とパッドベース上面の形状のその他の構成の例として、図6B、図6Cならびに図6Dのような構成が挙げられる。
図6Bは圧電アクチュエータ601の先端602bが平坦でパッドベース603b上面が球面となっている。即ち、図6Aとは逆に押圧部材の接触部ではなく、被押圧部が斜面を持っている。また、図6Cは圧電アクチュエータ601先端602cが球面でパッドは球状の凹面となっている。さらに、図6Dは圧電アクチュエータ601先端602dが球状の凹面で、603dが球状の凸面となっている。更に、図6Eは、板バネ604が被押圧部となる例を示す図である。板バネ604とブレーキパッド605の接触面が強固に接着されていれば、板バネ604を押圧部材の被接触部であるブレーキベースとすることもできる。但し、押圧部材の押圧力が先端602aに集中する構造となっているため、大きな押圧力を許容する硬質のブレーキベースを設けることが望ましい。以上のどの組み合わせであってもパッドをレールに対して習わせることが可能である。
図7を参照して圧電アクチュエータ変位と発生力の関係の例を示す。圧電アクチュエータは変位704を完全に抑え込んだときの発生力703が最大となり、変位704が増加するとともに発生力703が直線的に低下し、変位704が最大の場合では発生力703が0Nとなる。しかしながら、現実的には圧電アクチュエータの取り付け部分の剛性が無限大であることはないため変位704を完全に抑え込むことは不可能である。そのため、平面追従アクティブブレーキの圧電アクチュエータの発生力は、アクティブブレーキにおいて圧電アクチュエータを固定しているフレームの剛性により左右され、フレーム剛性が高い場合の点701ではフレーム剛性が低い場合の点702よりも高い発生力が得られる。すなわち、所望の発生力を得るためには、一定以上のフレーム剛性を確保し圧電アクチュエータの変位704を抑える必要がある。
図8Aおよび図8Bを参照して平面追従アクティブブレーキのフレーム剛性と発生力の関係の例を示す。
図8Aにフレーム804の剛性が低い場合の例を示す。圧電アクチュエータ803でブレーキパッド807をブレーキレール806に押しつけると、ブレーキレール806からブレーキパッド807に反力がかかり、ブレーキパッド807から圧電アクチュエータ803に上向きに力がかかる。さらに、圧電アクチュエータ803の押しつけ力の反作用でフレーム804に上向きの力がかかりフレームに弾性変形801が生じる。フレーム804の剛性が低い場合、弾性変形801が大きくなり圧電アクチュエータ803の変位が弾性変形801の分だけ増大するため、圧電アクチュエータ803の発生力が低下する。それにより、アクティブブレーキによる固有振動数の増加量が低下し、振動除去効果が半減する。また、圧電アクチュエータ803のストロークが弾性変形801の分だけ有効に使えないため、ストロークの長い圧電アクチュエータが必要になる。
一方、図8Bのフレーム804の剛性が高い場合では、フレーム804の弾性変形801が小さくなるため、圧電アクチュエータ803の力が低下せず、押しつけ力801が低下しない。そのため、高い振動除去効果が得られるとともに、圧電アクチュエータ803のストロークを有効に活用可能である。
図9を参照して平面追従アクティブブレーキのフレームの構造の例を示す。圧電アクチュエータ901は、クランプ906を用いてフレーム902に固定する。フレーム902には、圧電アクチュエータ901との接触を避けるために、圧電アクチュエータ901の直径を超える通し穴903を設ける。また、フレーム902の下面には板バネ905を取り付けるため、板バネ905が変形する時における干渉を避けるために、フレーム902下面には板バネの避け904を設ける。このようにフレーム902を一体構造で作成し、圧電アクチュエータ903および板バネ905との干渉を避ける最低限の加工のみを行うことで高い剛性を実現しパッド押付時の弾性変形を抑制することにより、圧電アクチュエータ901の発生力低下を最小化することが可能である。
図10Aから図10Dを参照して平面追従アクティブブレーキの構成が最も可動部の質量が小さくなることを説明する。
図10Aは本例の可動部の構成を示しており、この場合の可動部質量はブレーキパッド1005とパッドベース1004、圧電アクチュエータ1001の先端1002と、圧電アクチュエータ1001の質量の一部の合計のみである。
図10Bは圧電アクチュエータの代わりに、発生力が同等の電磁モータによりパッドを押し付ける場合の構成の例である。この場合の可動質量は、パッドと可動子であり、可動子は永久磁石あるいはコイルの質量の合計であり、一般的に圧電アクチュエータと同等の発生力を出すためには大型なモータが必要であるため、図10Aの構成に比べて可動質量が増大する。
図10Cはクサビ機構を用いることで横方向に配置した圧電アクチュエータ1001の力を縦方向に変換し、ブレーキパッド1005を押し付ける構成の例である。この場合の可動質量は、クサビ機構1031bとクサビ機構のガイド1032の質量の合計となり、図10Aの構成に比べて可動質量が大きい。
図10Dは回転軸受1042により支持されたL字形のアーム1041により、圧電アクチュエータ1001の変位を拡大しブレーキパッド1005のストローク拡大を図った構成の例である。この場合の可動質量は、アームの一部の質量のみである。しかし、圧電アクチュエータ1001の発生力低下を防止するためには、L字形のアーム1041の弾性変形を小さくする必要があり、そのためにアーム1041の剛性を高める必要がある。そのため、図10Aの場合に比べて可動質量が大きくなる。
以上のことから、図10Aの構成が最も可動質量が小さくなる構成であると言える。
図11を参照してアクティブブレーキのブレーキパッドがブレーキレールに接触した際の、テーブルの変位の例を示す。
図11Aに可動質量が大きい場合のテーブル変位の例を、また、図11Bに可動質量が小さい場合のテーブル変位の例を示す。縦軸はテーブルの変位1104を横軸は時間1105を表し、ブレーキの動作開始時間1106からパッドの接触による振動が生じている。可動質量が大きい場合では、図11Aのように、振幅1101aが大きく撮像時に振動が残留すると像質の劣化が問題となる。また、減衰時間1102aが長く、スループットが低下する。一方、可動質量が小さい場合は、図11Bのように、振幅1101bが小さくなり像質の向上が可能である。また、減衰時間1102bも短くスループットの向上が可能である。さらに、図11Aの場合に比べて、衝撃が小さいため、位置ずれ1103bが小さく高精度な位置決めが可能である。
図12を参照して本例の圧電アクチュエータを用いた平面追従アクティブブレーキと、電磁モータを用いたアクティブブレーキのステージ上におけるレイアウトの差について説明する。
図12Aは本例の平面追従アクティブブレーキ1205を、荷電粒子装置における試料ステージのテーブル1204a直下に配置した構成の例である。荷電粒子装置では電子線1201が対物レンズ1202によりウェハ1203に照射される。電子線1201は磁場の影響を受けやすいため、磁性材料をウェハ1203付近に配置することができない。しかし、平面追従アクティブブレーキ1205の構成要素である圧電アクチュエータはケーシングなどの金属部を非磁性材料で作成することが可能であり、平面追従アクティブブレーキ1205の他の部品も非磁性材料で作成することが可能であるため、平面追従アクティブブレーキ1205はウェハ1203直下への配置が可能である。この配置ではブレーキパッド1207からウェハ1203までの距離が小さく、ウェハ1203の位置で高い振動抑制効果が得られる。
一方、図12Bは電磁モータを用いた場合のアクティブブレーキ1208をステージに搭載した構成の例である。電磁モータを使用したアクティブブレーキ1208がテーブル1204b直下にあると電子線1201が曲がり、像の歪みにつながる。そのため、電磁モータを使用したアクティブブレーキ1208はテーブル1204b直下に配置することができず、テーブル1204bから離れた位置に配置する必要がある。この場合、ブレーキパッド1207からウェハ1203までの距離が大きく、テーブル1204bの弾性振動によりウェハ1203の位置では振動抑制効果が低下する。
図13を参照して平面追従アクティブブレーキをXYステージに適用した場合に生じる位置ずれとその補正方法の例について説明する。
図13Aは平面追従アクティブブレーキをXYテーブルへの適用した場合においてXテーブルの弾性変形によるYテーブルの位置ずれの模式図の例である。この構成例では、Xテーブル1304の上に、Yテーブル1303が配置され、Yテーブルのミラー1302を干渉計1301で計測しテーブルの位置計測を行っている。Xテーブル1304の剛性が低い場合、アクティブブレーキ1305によりXテーブル1304に弾性変形が生じることがある。その場合、Yテーブル1303が傾くため、ミラー1302の位置が移動し、テーブルの位置がずれて計測される。
図13BはYテーブルの位置とXテーブルの弾性変形による位置ずれとの関係の例を表す。このようなXテーブルの弾性変形によるYテーブルの位置ずれには、Yテーブルの位置が同じであれば再現性がある。そのため、Yテーブルの位置に対する位置ずれ量をマッピングして補正することが可能である。Yテーブルの位置に対する位置ずれをあらかじめ計測しておき、補正曲線1313を作成しておく。そして、Yテーブル座標1312と補正曲線1313との交点1310から位置ずれYテーブルの位置ずれ1311の予測値を得る。この補正曲線1310を得るには、実機を用いて実験的に得る他、有限要素法などの構造解析を使用して計算することも可能である。
図14を参照して図13で説明した位置ずれを考慮した位置決め目標値の補正について説明する。
図14Aは位置ずれの補正を行わない場合の、ステージの位置軌跡1402と目標位置1403と到達位置1404の例である。ステージの制御系によりテーブルが位置目標1403に移動した後、ブレーキが動作するため位置ずれ1401が生じる。これによりテーブルは到達位置1404に移動し、位置ずれ分が位置決め誤差となる。
図14Bは図13Bで説明したようにXテーブルの弾性変形による位置ずれ分を補正する場合の位置軌跡1402と目標位置1406を示す。目標位置1406が設定された後、目標位置1406のY座標から図13Bで説明した方法により位置ずれの予測値を得る。さらに、目標位置1406から位置ずれの予測値を引くことで仮目標位置1405を求め、仮目標位置1405を目標位置としてテーブルの移動を行う。テーブル移動後にブレーキを動作させることで位置ずれ1401が生じるため、テーブルは当初の目標位置1406に精度よく移動する。これは、平面追従アクティブブレーキの位置ずれにサブミクロンの精度の再現性があるために有効な補正方法である。
図15A及び図15Bを参照して平面追従アクティブブレーキの更に他の例の構造を説明する。図15Aはガイドレールをブレーキレールに固定した場合の構成の例である。
ベース1506にブレーキレール1505を固定し、ブレーキレール1505の上面にリニアガイド1503を固定する。テーブルに固定した圧電アクチュエータ1501によりブレーキパッド1502をブレーキレール1505に押し付けブレーキ動作を行う。
図15Bはステージ上の任意の位置である位置P1508aおよび位置Q1508bにX方向にテーブル1504を移動した場合のブレーキパッド1502とブレーキレール1505の関係を示した例である。
リニアガイド1503がブレーキレール1505の凹凸にならい、テーブル1504はリニアガイド1503の凹凸に沿って移動するためブレーキパッドの軌跡1504もブレーキレール1503にならって平行になる。これにより、位置P1508aでのパッド隙間1507aと位置Q1508bでのパッド隙間1507bは等しくなる。すなわち、リニアガイド1503のガイドレールの固定面と案内面の高さの公差値で、パッド隙間の分布を管理することが可能となる。それにより、平面追従ブレーキの圧電アクチュエータ1501のストロークにおける余裕分を縮め、圧電アクチュエータのコストダウンあるいは余裕分を押しつけ分に充てることで発生力の向上が可能である。
図16を参照して平面追従アクティブブレーキの更に他の例の構造を説明する。
ベース1605にブレーキレール1604が配置され、ブレーキレール1604上にリニアガイド1602が固定される。リニアガイド1602によりX軸テーブル1603が案内され、X軸テーブル1603上にY軸テーブル1607が搭載される。Y軸テーブル1607にはウェハ1608およびミラー1609が搭載される。この構成では、X軸テーブル1603の変形を抑制するためにリニアガイド1602を平面追従アクティブブレーキ1601の両側に配置している。この構成によりX軸テーブル1603の弾性変形によるY軸テーブル1607の傾きが抑制されるためミラー1609の位置ずれが最小化される。また、図15の構成と同様に、ブレーキレール1604の凹凸にリニアガイド1602がならうためパッド隙間も一定となる。
図17を参照して平面追従アクティブブレーキの更に他の例の構造を説明する。図17Aに平面図を図17Bに直線FFでの断面図を示す。
ベース1704にブレーキレール1707を固定し、ブレーキレール1707にリニアガイドのガイドレール1703を固定する。ガイドレール1703にキャリッジ1706を取り付け、その上にテーブル1702を搭載する。テーブル1702には、平面追従アクティブブレーキの圧電アクチュエータ1701が固定される。板バネ1709にはパッドベース1710およびブレーキパッド1708aおよびブレーキパッド1708bが取り付けられ、圧電アクチュエータによりパッドベース1710を押すと、ブレーキレール1707上面のガイドレール1703の両側の範囲1708cおよび1708dで、ブレーキパッド1708aおよび1708bが接触する。ブレーキパッド1708aと1708bで厚みに差がある場合でも、板バネ1709の変形により圧電アクチュエータ1701の力がリニアガイドの両端で均等にかかる。そのため、図16の例の場合と同様に、テーブル1702に弾性変形が生じない。
また、ブレーキレール1707にリニアガイド1703を固定しているため、パッド隙間も一定に保つことも可能である。さらに、図17の構成では図16の場合に対して、リニアガイドがブレーキ1つに対して1本で済むため、ブレーキ1つに対しリニアガイドが2本の図16の場合に比べて、摩擦抵抗やコストの増加を避けることが可能である。
以上本発明の例を説明したが本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは、当業者によって容易に理解されよう。
11 鏡筒
12 真空チャンバ
101 トップテーブル
102 平面追従アクティブブレーキ
102c ブレーキパッド
103 中間テーブル(ステージ)
104 ブレーキレール
107 ステージ機構
110 試料
111 平面ミラー
112 レーザ干渉計
113 制御部
201 ウェハ
202 チャック
203 テーブル
204 リニアガイド
205 ベース
206 ブレーキレール
207 アクティブブレーキ
208 ブレーキパッド
209 ブレーキレール
301 圧電アクチュエータ
302 ブレーキレール
303 クランプ
304 フレーム
305 板バネ
307 ブレーキパッド
308 パッドベース
401 圧電アクチュエータ
402 ブレーキパッド
403 ブレーキレール
501 圧電アクチュエータ
502 ブレーキパッド
503 ブレーキレール
504 板バネ
505 圧電アクチュエータ先端
601 圧電アクチュエータ
602a、602b、603c、604d 先端部
603a、603b、603c、604d パッドベース
604 板バネ
605 ブレーキパッド
701 フレームの剛性が高い場合の点
702 フレームの剛性が低い場合の点
703 発生力
704 圧電アクチュエータ変位
801 弾性変形
802 押しつけ力
803 圧電アクチュエータ
804 フレーム
805 板バネ
806 ブレーキレール
807 ブレーキパッド
901 圧電アクチュエータ
902 フレーム
903 通し穴
904 板バネの避け
1001 圧電アクチュエータ
1002 先端
1003 板バネ
1004 パッドベース
1005 ブレーキパッド
1011 可動子
1012 固定子
1031a、1031b クサビ機構
1041 アーム
1042 軸受
1101a、1101b 振幅
1102a、1102b 減衰時間
1103a、1103b 位置ずれ
1104 位置
1105 時間
1106 ブレーキ動作開始時間
1201 電子線
1202 対物レンズ
1203 ウェハ
1204a、1204b テーブル
1205 平面追従アクティブブレーキ
1206 ブレーキレール
1207 ブレーキパッド
1208 電磁モータを使用したアクティブブレーキ
1301 レーザ干渉計
1302 ミラー
1303 Yテーブル
1304 Xテーブル
1310 交点
1311 Yテーブルの位置ずれ
1312 Yテーブル座標
1401 位置ずれ
1402 位置軌跡
1403 目標位置
1404 到達位置
1405 補正前目標位置
1406 補正後目標位置
1501 圧電アクチュエータ
1502 ブレーキパッド
1503 リニアガイド
1504 ブレーキパッドの軌跡
1505 ブレーキレール
1506 ベース
1507a、1507b パッド隙間
1508a 位置P
1508b 位置Q
1601 圧電アクチュエータ
1602 リニアガイド
1603 テーブル
1604 ブレーキレール
1605 ベース
1606 ブレーキパッド
1701 圧電アクチュエータ
1702 テーブル
1703 ガイドレール
1704 ベース
1706 キャリッジ
1707 ブレーキレール
1708a、1708b ブレーキパッド
1708c、1708d ブレーキパッド接触範囲
1709 板バネ
1710 パッドベース

Claims (13)

  1. ブレーキパッドと、当該ブレーキパッドをブレーキレールに押圧する押圧部材を備えたアクティブブレーキにおいて、
    前記ブレーキパッドを支持する可撓性の板バネを備え、前記ブレーキパッドの被押圧部、及び前記押圧部材の当該被押圧部との接触部の少なくとも一方に、前記ブレーキパッドの傾斜を許容する曲面、或いは斜面が設けられることを特徴とするアクティブブレーキ。
  2. 請求項1において、
    前記板バネは、前記押圧部材による押圧時に、前記ブレーキレールに向かって撓むように構成されていることを特徴とするアクティブブレーキ。
  3. 請求項2において、
    前記板バネは、前記押圧部材による非押圧時には、前記ブレーキレールに平行な面を有することを特徴とするアクティブブレーキ。
  4. 請求項1において、
    前記板バネを支持するためのフレームを備え、当該フレームは、前記板バネの一端を支持する第1の支持部と、前記板バネの他端を支持する第2の支持部を備えたことを特徴とするアクティブブレーキ。
  5. 請求項1において、
    前記押圧部材による押圧時に、前記被押圧部と前記接触部が点接触するように、当該被押圧部、及び前記被接触部が構成されていることを特徴とするアクティブブレーキ。
  6. 請求項1において、
    前記板バネは、前記ブレーキパッドが、前記ブレーキレールの傾きに応じて、傾斜するように、前記ブレーキパッドを支持することを特徴とするアクティブブレーキ。
  7. 試料を搭載するためのテーブルと、当該テーブルを所定の方向に移動させる駆動機構と、前記テーブルの前記所定の方向への移動を制限するブレーキ機構を備えた試料ステージにおいて、
    前記ブレーキ機構は、ブレーキパッドと、当該ブレーキパッドをブレーキレールに押圧する押圧部材と、前記ブレーキパッドを支持する可撓性の板バネを備え、前記ブレーキパッドの被押圧部、及び前記押圧部材の当該被押圧部との接触部の少なくとも一方に、前記ブレーキパッドの傾斜を許容する曲面、或いは斜面が設けられることを特徴とする試料ステージ。
  8. 請求項7において、
    前記板バネは、前記押圧部材による押圧時に、前記ブレーキレールに向かって撓むように構成されていることを特徴とする試料ステージ。
  9. 請求項8において、
    前記板バネは、前記押圧部材による非押圧時には、前記ブレーキレールに平行な面を有することを特徴とする試料ステージ。
  10. 請求項7において、
    前記板バネを支持するためのフレームを備え、当該フレームは、前記板バネの一端を支持する第1の支持部と、前記板バネの他端を支持する第2の支持部を備えたことを特徴とする試料ステージ。
  11. 請求項7において、
    前記押圧部材による押圧時に、前記被押圧部と前記接触部が点接触するように、当該被押圧部、及び前記被接触部が構成されていることを特徴とする試料ステージ。
  12. 請求項7において、
    前記板バネは、前記ブレーキパッドが、前記ブレーキレールの傾きに応じて、傾斜するように、前記ブレーキパッドを支持することを特徴とする試料ステージ。
  13. 荷電粒子ビームを照射するための荷電粒子光学系と、前記荷電粒子線が照射される試料を搭載するためのテーブルと、当該テーブルを所定の方向に移動させる駆動機構と、前記テーブルの前記所定の方向への移動を制限するブレーキ機構を備えた荷電粒子線装置において、
    前記ブレーキ機構は、ブレーキパッドと、当該ブレーキパッドをブレーキレールに押圧する押圧部材と、前記ブレーキパッドを支持する可撓性の板バネを備え、前記ブレーキパッドの被押圧部、及び前記押圧部材の当該被押圧部との接触部の少なくとも一方に、前記ブレーキパッドの傾斜を許容する曲面、或いは斜面が設けられることを特徴とする荷電粒子線装置。
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