JP2015018948A - 光源ユニット - Google Patents

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賢志 石田
Kenji Ishida
賢志 石田
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Abstract

【課題】ヒートシンクを複数のヒートシンクブロックに分割し、当該ヒートシンクブロックを一方向に並設した構成のものにおいて、各ヒートシンクブロック上の発光素子の発光効率の差が抑制されることにより、被照射面において均一性の高い照度分布が得られる光源ユニットを提供すること。
【解決手段】複数の発光素子が設けられた発光素子基板がヒートシンクブロックに装着されてなる発光エレメントの複数が一方向に並設されてなる光源ユニットにおいて、各ヒートシンクブロック上に装着された発光素子基板は、同一平面上に位置するよう配置され、前記発光エレメントの複数を前記一方向に挟圧する挟圧機構が設けられ、互いに隣接する前記発光エレメントに係るヒートシンクブロックの互いに対向する端面同士が密着した状態で保持されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源ユニットに関する。
従来、印刷業界や電子工業界などにおいては、保護膜、接着剤、塗料、インキ、フォトレジスト、樹脂、配向膜等の被処理対象物に対して、硬化、乾燥、溶融、あるいは軟化、改質処理等を行う光源として、紫外線を出射する光源が多用されている。
近年においては、この紫外線領域の光を発光するLED素子が利用されてきており、このような紫外線領域の光を出射するLED素子を用いた光源ユニットが開発されている。
このLED素子を用いた光源ユニットをインクジェットプリンターのインクジェットヘッドと組み合わせた構成が、特許文献1に開示されている。
図7は、従来のインクジェットプリンターにおける構成の一例を示す説明用斜視図であり、図8は、図7に示すインクジェットプリンターにおける光源ユニットの構成を示す説明図であり、(A)は側面図、(B)は平面図である。
このインクジェットプリンター50は、紙などのプリントメディアMにインクを噴出するインクジェットヘッド51と、その片側、又は両側に備えられた光源ユニット52とを有している。これらインクジェットヘッド51及び光源ユニット52は、プリントメディアMより所定間隔上方に配置され、ガイドレール53に懸架されてプリントメディアMに対して横断方向であるY方向に走査される。
インクジェットヘッド51から噴射されてプリントメディアMの表面に付着したUVインク滴は、光源ユニット52から照射される紫外線により硬化される。これより、インクジェットヘッド51の走査方向(Y)において、プリントメディアM表面にUVインクが着色される。
上記のUVインク滴の硬化後に、プリントメディアMは長さ方向であるX方向に、所定距離移動し、上記印刷動作が繰り返される。これにより、プリントメディアM表面に絵図又は文字が形成される。
インクジェットプリンター50における光源ユニット52については、各々発光素子(LED素子)522が設けられた複数の発光素子基板521が共通の単一のヒートシンク523の表面に装着されてなるものである。
具体的には、図8に示すように、光源ユニット52の光照射面には、LED素子522が設けられた複数の発光素子基板521が設けられており、これら複数の発光素子基板521は、各々、同一平面上においてX方向およびY方向に整列してアレイ状態に配置され、共通のヒートシンク523の表面に装着されている。このような構成により、LED素子522から発生した熱は、ヒートシンク523から放出される。
この種の紫外線照射によるインク硬化型のインクジェットプリンターが印刷する対象物としては、表示ラベルや名刺などの小さいものから、ポスターなどの大きいものまで多様な寸法のものとされる。そのため、近年、用途に合った製品開発が進められており、光源ユニットにおいても同様に多様な照射幅や照射領域に対応したものが求められている。
照射幅や照射領域を変更する方法としては、配置される発光素子基板の数を増加させる方法が考えられる。
しかしながら、図8に示す光源ユニットのように、各発光素子基板が装着されるヒートシンクが共通の単一のものであると、発光素子基板の数を増加させるたびに、その発光素子基板の数に合った熱容量のヒートシンクをそれぞれ用意する必要があり、煩雑な管理を要するという問題がある。
特開2004−358769号公報
そこで、この問題を解決すべく、本発明者は、光源ユニットにおいて、ヒートシンクを複数のヒートシンクブロックに分割し、例えば横一列に並設して利用することを検討した。
しかしながら、光源ユニットからの出射光において、端部に位置するヒートシンクブロック上の発光素子からの光強度に比べて、中央に位置するヒートシンクブロック上の発光素子からの光強度が低いことが分かった。
これは、両端のヒートシンクブロックの温度に比べて、中央のヒートシンクブロックの温度が高いことにより、両端のヒートシンクブロック上の発光素子の発光効率に比べて、中央のヒートシンクブロック上の発光素子の発光効率が低いことが原因と考えられる。
特に、発光素子が420nm以下の紫外線を出射するものである場合においては、入力電力の例えば60%以上が熱に交換されることから、発光効率の差が顕著に現れた。
また、複数の発光素子を例えば0.01〔個/mm2 〕以上の高密集度で密集させるものである場合においては、ヒートシンクブロック上の発光素子から隣接するヒートシンクブロック上の発光素子までの間にヒートシンク部分が十分に確保されず、隣接するヒートシンクブロック上の発光素子によって発生する熱からも影響を受け、発光効率の差がさらに顕著に現れた。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、ヒートシンクを複数のヒートシンクブロックに分割し、当該ヒートシンクブロックを一方向に並設した構成のものにおいて、各ヒートシンクブロック上の発光素子の発光効率の差が抑制されることにより、被照射面において均一性の高い照度分布が得られる光源ユニットを提供することにある。
本発明の光源ユニットは、複数の発光素子が設けられた発光素子基板がヒートシンクブロックに装着されてなる発光エレメントの複数が一方向に並設されてなる光源ユニットにおいて、
各ヒートシンクブロック上に装着された発光素子基板は、同一平面上に位置するよう配置され、
前記発光エレメントの複数を前記一方向に挟圧する挟圧機構が設けられ、互いに隣接する前記発光エレメントに係るヒートシンクブロックの互いに対向する端面同士が密着した状態で保持されていることを特徴とする。
本発明の光源ユニットにおいては、前記各ヒートシンクブロックには、同一箇所に、前記一方向に伸びる貫通孔が設けられ、前記各ヒートシンクブロックの貫通孔に、共通の位置決め棒が挿通されていることが好ましい。
また、前記位置決め棒は、両端に位置する発光エレメントに係るヒートシンクブロックの端面から前記一方向外方に突出しており、前記挟圧機構は、前記位置決め棒の両端の突出部分に設けられた一対の挟圧部材により構成されていることが好ましい。
さらに、前記位置決め棒は、金属材料により形成されることが好ましい。
本発明の光源ユニットによれば、発光エレメントの複数を一方向に挟圧する挟圧機構によって、互いに隣接する発光エレメントに係るヒートシンクブロックの互いに対向する端面同士が密着した状態で保持されていることにより、隣接するヒートシンクブロック間で熱伝導が行われるので、各ヒートシンクブロックの温度差が低減される。これにより、各ヒートシンクブロック上の発光素子の発光効率の差を抑制することができ、その結果、被照射面において照度分布の均一化を図ることができる。
上記効果が得られる理由を以下詳細に説明する。
ヒートシンクを複数のヒートシンクブロックに分割し、当該ヒートシンクブロックを一方向に並設した構成のものにおいて、各ヒートシンクブロック間に隙間があると、端部に位置するヒートシンクブロックにおいては、発光素子から発生した熱は、側面からも放出されるが、中央に位置するヒートシンクブロックにおいては、側面に熱源(近接するヒートシンクブロック)が存在するので、発光素子から発生した熱は、側面からは殆ど放出されない。このため、中央のヒートシンクブロックと両端のヒートシンクブロックとの間には、温度差が生じることとなる。しかしながら、本発明の光源ユニットにおいては、挟圧機構によって、互いに隣接する発光エレメントに係るヒートシンクブロックの互いに対向する端面同士が十分に大きな接触面積で密着しているので、温度が高い中央のヒートシンクブロックから相対的に温度の低い隣接したヒートシンクブロックに向かって熱が伝導することとなる。従って、両端のヒートシンクブロックは、各ヒートシンクブロック間に隙間があるものに比べ、温度が高いものとなるが、中央のヒートシンクブロックの温度が低いものとなることにより、最も温度の高いヒートシンクブロック(中央のヒートシンクブロック)と最も温度の低いヒートシンクブロック(端部のヒートシンクブロック)の温度差を小さいものとすることができる。その結果として、各ヒートシンクブロックの温度が平均化される。また、発光素子が420nm以下の紫外線を出射するものである場合や発光素子の密集度が高いものである場合においても、上記の理由により、各ヒートシンクブロックの温度差を小さいものとすることができる。
また、本発明の光源ユニットにおいては、各ヒートシンクブロックの同一箇所に設けられた貫通孔に、共通の位置決め棒が挿通されることにより、発光エレメントの並ぶ方向や高さ方向の位置ズレを抑制することができる。特に、高さ方向の位置ズレが抑制されることにより、被照射面での光強度の均一化を図ることができる。
さらに、本発明の光源ユニットにおいては、位置決め棒が金属材料により形成されることにより、位置決め棒によっても複数の発光エレメントが並ぶ方向に熱を伝導させることができ、各ヒートシンクブロック間での熱伝導性が向上し、各ヒートシンクブロックの温度差をより一層小さいものとすることができる。
本発明の光源ユニットの構成の一例を示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)はA−A線断面図、(D)は右側面図である。 図1に示す光源ユニットにおける発光エレメントの構成の一例を示す説明用斜視図である。 図2に示す発光エレメントの構成を、複数の発光エレメントが並ぶ方向に垂直な方向に切断して示す説明用断面図である。 図1(B)に示す光源ユニットの一部を拡大して示す説明用平面図である。 本発明の光源ユニットの他の構成の一例を示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)はB−B線断面図、(D)は右側面図である。 本発明の光源ユニットにおける発光エレメントの他の構成を、発光エレメントの長さ方向に切断して示す説明用断面図である。 従来のインクジェットプリンターにおける構成の一例を示す説明用斜視図である。 図7に示すインクジェットプリンターにおける光源ユニットの構成を示す説明図であり、(A)は側面図、(B)は平面図である。
以下、本発明の光源ユニットの実施の形態について説明する。
図1は、本発明の光源ユニットの構成の一例を示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)はA−A線断面図、(D)は右側面図であり、図2は、図1に示す光源ユニットにおける発光エレメントの構成の一例を示す説明用斜視図であり、図3は、図2に示す発光エレメントの構成を、複数の発光エレメントが並ぶ方向に垂直な方向に切断して示す説明用断面図であり、図4は、図1(B)に示す光源ユニットの一部を拡大して示す説明用平面図である。
この光源ユニット10は、一方向(図1(A)における左右方向)に並設されてなる複数の発光エレメント20(図示の例では5個の発光エレメント201〜205)を有し、当該複数の発光エレメント201〜205が並ぶ方向(一方向)に挟圧する挟圧機構30が設けられている。
各発光エレメント20は、複数の発光素子23aから構成される発光素子群23が上面に設けられた発光素子基板22の下面がヒートシンクブロック21の上面に装着されてなるものである。
ヒートシンクブロック21は、例えばアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料よりなるものである。
ヒートシンクブロック21は、上面に発光素子基板22が装着される直方体状の本体部21aと、この本体部21aの下面(発光素子基板22が装着される面と対向する面)に連続し、本体部21aの厚さ方向に伸びる板状の多数の放熱用フィンを有するフィン部21bとにより構成される。
各ヒートシンクブロック21(211〜215)は同一形状を有している。
各ヒートシンクブロック21の本体部21aには、同一箇所に、複数の発光エレメント201〜205が並ぶ方向(一方向)に伸びる、2つの貫通孔24a,24bが設けられている。すなわち、複数の発光エレメント201〜205が一方向に並設した状態において、2つの貫通孔24a,24bがそれぞれ連続した構成とされている。
2つの貫通孔24a,24bのうち一方の貫通孔(図示の例では貫通孔24a)が長穴とされている。
各ヒートシンクブロック21の本体部21aに設けられた貫通孔24a,24bには、共通の位置決め棒32,32が、複数の発光エレメント201〜205が一方向に並設した状態において、その両端が一方向外方に突出する状態でそれぞれ挿通されている。これにより、各ヒートシンクブロック21上に装着された発光素子基板22が、同一平面上に位置するよう配置される。また、このような構成により、各発光素子基板22上に設けられた発光素子群23についても同一平面上に位置するよう配置されることとなる。
位置決め棒32は、例えばステンレス鋼や銅などの熱伝導率の高い金属材料よりなり、断面円形のロッド状のものである。
位置決め棒32は、その両端が、端部に位置する発光エレメント201,205に係るヒートシンクブロック211,215の本体部21a,21aの外方側の端面21s,21sから突出した状態とされている。また、位置決め棒32の両端の端面には、ネジ穴が設けられている。
位置決め棒32は、ヒートシンクブロック21の本体部21aに設けられた貫通孔24bの内周の接するものであり、貫通孔24aの内周の一部に接するものである。
挟圧機構30は、位置決め棒32の両端の突出部分に、複数のヒートシンクブロック211〜215を挟むように設けられる一対の挟圧部材31,31により構成される。
この挟圧部材31は、位置決め棒32の両端の端面に設けられたネジ穴に螺合するネジ部材31aと、このネジ部材31aの頭部311と端部に位置する発光エレメント201(205)に係るヒートシンクブロック211(215)の本体部21aの端面21sとの間に嵌め合わされる嵌合部材31bとにより構成される。
ネジ部材31aは、例えばステンレス鋼などの金属材料よりなり、頭部311と、先端にネジ加工が施された軸部312とにより構成される。
嵌合部材31bは、例えばアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料よりなり、直方体状のものである。
嵌合部材31bには、嵌合部材31bの幅方向に伸びる2つの貫通孔が設けられている。すなわち、各ヒートシンクブロック21の本体部21aに設けられた貫通孔24a,24bと、嵌合部材31bに設けられた2つの貫通孔とが、それぞれ連続した構成とされている。
嵌合部材31bに設けられた2つの貫通孔は、それぞれ、一端側(発光エレメント20が配置される側)が、位置決め棒32が嵌め合わされるように形成され、他端側が、ネジ部材31aが嵌め合わされるように形成されている。
嵌合部材31bは、当該嵌合部材31bの上面と、各ヒートシンクブロック21の上面(本体部21aの上面)とが同一平面上に位置されるよう配置、すなわち、嵌合部材31bの上面と各ヒートシンクブロック21の上面(本体部21aの上面)とのレベル位置が一致した状態で配置されている。
以上の挟圧機構30においては、以下のようにして複数の発光エレメント201〜205が保持固定されている。
まず、2本の位置決め棒32,32が、各ヒートシンクブロック21に設けられた貫通孔24a,24bにそれぞれ挿入されることにより、複数の発光エレメント201〜205が横一列に並設され、回転が抑制される。次に、一方の嵌合部材31bの端面と端部に位置する発光エレメント201に係るヒートシンクブロック211の本体部21aの端面21sとを当接させて嵌合部材31bの一端側の2つの貫通孔に位置決め棒32,32の一端を嵌め合わせると共に、他方の嵌合部材31bの端面と端部に位置する発光エレメント205に係るヒートシンクブロック215の本体部21aの端面21sとを当接させて嵌合部材31bの一端側の2つの貫通孔に位置決め棒32,32の他端を嵌め合わせる。さらに、一対の嵌合部材31b,31bの他端側の2つの貫通孔にネジ部材31aをそれぞれ挿入し、ネジ部材31aの軸部312の先端部が位置決め棒32の端面に設けられたネジ穴に締め付けられることにより、複数の発光エレメント201〜205が保持固定される。そして、互いに隣接する発光エレメント20に係るヒートシンクブロック21の本体部21aの互い対向する端面21s同士が密着した状態で保持されることとなる。
このように、本発明の光源ユニット10においては、各発光エレメント20の位置合わせおよび固定が一括で行われて構成される。
各発光素子基板22は、ヒートシンクブロック21の本体部21aの上面において、略中央(図4において左右方向における中央)に配置されている。このような構成により、各ヒートシンクブロック21上の発光素子基板22,22間の離間距離(発光素子23a,23a間の離間距離)が略同一のものとなる。
発光素子群23を構成する発光素子23aは、公知の種々の発光素子を用いることができる。
発光素子23aは、例えば波長385nmの紫外線を出射するものであり、GaN層またはAlGaN層を含むものが用いられる。
各発光素子23aへの入力電力は、例えば2.8W以上とされる。
発光素子群23は、例えば0.01〔個/mm2 〕以上の発光素子23aにより構成される。
具体的には、発光素子23a,23a間の離間距離(ピッチ)は、ヒートシンクブロック21の幅方向(図4における左右方向)のピッチp1 が例えば2〜10mmとされ、ヒートシンクブロック21の長さ方向(図4における上下方向)のピッチp2 が例えば2〜10mmとされる。
また、隣接するヒートシンクブロック21上の発光素子23a,23a間の離間距離p3 が例えば2〜10mmとされる。この離間距離p3 と、ヒートシンクブロック21の幅方向の発光素子23a,23a間のピッチp1 とを同一とすることにより、光源ユニットにおける発光素子の密集度を高いものとすることができる。
以上のような光源ユニット10の仕様の一例を以下に示す。
ヒートシンクブロック21の本体部21aの寸法が、長さ83mm×幅48.5mm×厚さ15.5mm、フィン部21bにおける放熱用フィンの寸法が、長さ58mm×幅29.9mm×厚さ1mm、放熱用フィン間の離間距離が2.2mmであり、貫通孔(長穴)24aの穴寸法が12×10mm、貫通孔24bの孔径が10mmであり、位置決め棒32の寸法が、外径10mm×長さ255mmであり、ネジ部材31aの寸法が、頭部311が外径7mm×厚さ4mm、軸部312が外径4mm×長さ45mmであり、嵌合部材31bの寸法が、長さ83mm×幅48mm×厚さ18mmである。
発光素子群23は、0.04〔個/mm2 〕の発光素子23aにより構成され、発光素子23a,23a間のピッチp1 が6mm、ピッチp2 が4mm、隣接するヒートシンクブロック21上の発光素子23a,23a間の離間距離p3 が6mmである。
上記の光源ユニット10においては、複数の発光エレメント201〜205を一方向に挟圧する挟圧機構30によって、互いに隣接する発光エレメント20に係るヒートシンクブロック21の互いに対向する端面21s同士が密着した状態で保持されていることにより、隣接するヒートシンクブロック21,21間で熱伝導が行われるので、各ヒートシンクブロック21の温度差が低減される。これにより、各ヒートシンクブロック21上の発光素子群23の発光効率の差を抑制することができ、その結果、被照射面における発光エレメント20が並ぶ方向において照度分布の均一化を図ることができる。
具体的には、本発明の光源ユニット10においては、挟圧機構30によって、互いに隣接する発光エレメント20に係るヒートシンクブロック21の互いに対向する端面21s同士が十分に大きな接触面積で密着しているので、温度が高い中央のヒートシンクブロック(213)から相対的に温度の低い隣接したヒートシンクブロック(212,214)に向かって熱が伝導することとなる。従って、両端のヒートシンクブロック(211,215)は、各ヒートシンクブロック間に隙間があるものに比べ、温度が高いものとなるが、中央のヒートシンクブロック(213)の温度が低いものとなることにより、最も温度の高いヒートシンクブロック(中央のヒートシンクブロック213)と最も温度の低いヒートシンクブロック(端部のヒートシンクブロック211,215)の温度差を小さいものとすることができる。その結果として、各ヒートシンクブロックの温度を平均化することができる。また、上記の理由により、発光素子が420nm以下の紫外線を出射するものである場合や発光素子の密集度が高いものである場合においても、各ヒートシンクブロック21の温度差を小さいものとすることができる。
本発明の光源ユニット10においては、各ヒートシンクブロック21の同一箇所に設けられた貫通孔24に、共通の位置決め棒32が挿通されることにより、発光エレメント20の並ぶ方向や高さ方向の位置ズレを抑制することができる。特に、高さ方向の位置ズレが抑制されることにより、被照射面での光強度の均一化を図ることができる。
また、本発明の光源ユニット10においては、位置決め棒32を2本有することにより、発光エレメントの回転(周方向の回転)を抑制することができる。
また、本発明の光源ユニット10においては、各ヒートシンクブロック21の同一箇所に設けられた貫通孔24に、共通の位置決め棒32が挿通され、この位置決め棒32の両端の突出部分に挟圧部材31が設けられるという単純な構成によって、発光エレメント20の位置決めと固定が一括で行われるので、製造上も有利といえる。
さらに、本発明の光源ユニット10においては、位置決め棒32が金属材料により形成されることにより、位置決め棒32が、ヒートシンクブロック21の本体部21aに設けられた貫通孔24の内周の接するものであるので、位置決め棒32によっても複数の発光エレメント201〜205が並ぶ方向に熱を伝導させることができ、各ヒートシンクブロック21,21間での熱伝導性が向上し、各ヒートシンクブロック21の温度差をより一層小さいものとすることができる。
本発明においては、上記の実施の形態に限定されず、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本発明の光源ユニットにおいては、互いに隣接する発光エレメントに係るヒートシンクブロックの互いに対向する端面同士が密着した状態で保持されていれば、発光エレメントの複数を一方向に挟圧する挟圧機構の構成は特に限定されない。例えば、図5に示すように、この挟圧機構30は、位置決め棒32の突出部分に、複数のヒートシンクブロック21を挟むように設けられる一対の挟圧部材31,31により構成されている。この挟圧部材31は、位置決め棒32に螺合するナット31cと、このナット31cの端面と端部に位置するヒートシンクブロック21の端面21sとの間に嵌め合わされた、直方体状の嵌合部材31dとにより構成される。この嵌合部材31dには、嵌合部材31dの幅方向(図5(C)における左右方向)に伸びる、各ヒートシンクブロック21に設けられた貫通孔と同一の孔径を有する、2つの貫通孔が設けられている。すなわち、各ヒートシンクブロック21の本体部21aに設けられた貫通孔と、嵌合部材31dに設けられた2つの貫通孔とは、それぞれ同一孔径を有し、連続した構成とされている。また、位置決め棒32は、一対の嵌合部材31d,31dの外方側の端面より突出した状態とされ、位置決め棒32の両端の外周にはネジ加工が施されている。このような挟圧機構30においては、2本の位置決め棒32,32が、各ヒートシンクブロック21に設けられた貫通孔および各嵌合部材31dの2つの貫通孔にそれぞれ挿通され、挿通された位置決め棒32の両端にナット31cが締め付けられることにより、互いに隣接する発光エレメント20に係るヒートシンクブロック21の互いに対向する端面21s同士が密着した状態で保持される。なお、図5に示す光源ユニットは、挟圧機構以外の構成は図1に示す光源ユニットと同様の構成であり、同様の符号を付している。
また例えば、図5に示す挟圧機構30を構成する挟圧部材31において、位置決め棒32の両端の外周にネジ加工が施されたものを用いる代わりに、寸切りボルト(全ネジ)を用いてもよい。
また例えば、図5に示す挟圧機構30を構成する挟圧部材31において、ナット31c,31cの一方を、ボルトとしてもよい。
さらに例えば、本発明の光源ユニットにおいては、位置決め棒は2本有することに限定されない。例えば、位置決め棒の断面形状が円形以外、例えば多角形(例えば三角形、四角形など)であり、ヒートシンクブロックの貫通孔も位置決め棒の外形に適合する形状であれば、位置決め棒が1本であっても発光エレメントの回転(周方向の回転)を抑制することができる。また、例えば、図6に示すように、ヒートシンクブロック21に設けられた貫通孔24が、断面円形のものに連続して突出する断面略矩形のキー溝25を有し、この貫通孔24に、断面円形の一部を切り欠いた形状の位置決め棒32と、当該位置決め棒32の切り欠いた形状とキー溝25の形状に適合する断面矩形のキー25kとを、挿通させて係合させる構成としてもよい。
さらに例えば、本発明の光源ユニットにおいては、一方向に並設されてなる発光エレメントを縦方向に並べて、発光エレメントの複数が縦横方向に並設されてなる構成としてもよい。
以下、本発明の効果を確認するために行った実験例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実験例1〕
図1に示す構成に従い、下記の仕様の光源ユニット〔A〕を作製した。
[発光エレメント(20)]
・5つの発光エレメント(201〜205)が横一列に並設されてなるもの。
・ヒートシンクブロック(21);
材質:アルミニウム
本体部(21a)の寸法:長さ83mm×幅48.5mm×厚さ15.5mm
フィン部(21b)の寸法:放熱用フィン長さ58mm×幅29.9mm×厚さ1mm,放熱用フィン間の離間距離2.2mm
貫通孔(24a)の穴寸法:12×10mm
貫通孔(24b)の孔径:10mm
・発光素子群(23);
密集度:0.04〔個/mm2
種類:LED素子
発光波長:385nm
入力電力:2.8W(1LED素子当たり)
離間距離:p1 =6mm,p2 =4mm,p3 =6mm
[位置決め棒(32)]
材質:ステンレス鋼
寸法:外径10mm×長さ255mm
[挟圧機構(30)]
・挟圧部材(31);
ネジ部材(31a)の材質:ステンレス鋼
ネジ部材(31a)の寸法:頭部(311)外径7mm×厚さ4mm,軸部(312)外径4mm×長さ45mm
嵌合部材(31b)の材質:アルミニウム
嵌合部材(31b)の寸法:長さ83mm×48mm×厚さ18mm
光源ユニット〔A〕の発光素子群(23)を10分間点灯後、中央に位置する発光エレメント(203)の発光効率と端部に位置する発光エレメント(201)の発光効率とを計測した。発光効率の差は6%であった。
〔実験例2〕
実験例1において、発光素子群(23)の密集度を0.08〔個/mm2 〕(離間距離:p1 =4mm,p2 =3mm,p3 =4mm)に変更した以外は、光源ユニット〔A〕と同様の構成および仕様の光源ユニット〔B〕を作製し、中央に位置する発光エレメント(203)の発光効率と端部に位置する発光エレメント(201)の発光効率とを計測した。発光効率の差は12%であった。
〔実験例3〕
実験例1において、発光エレメント間に0.05mmの隙間を設けた以外は、光源ユニット〔A〕と同様の構成および仕様の光源ユニット〔C〕を作製し、中央に位置する発光エレメント(203)の発光効率と端部に位置する発光エレメント(201)の発光効率とを計測した。発光効率の差は14%であった。
〔実験例4〕
実験例2において、発光エレメント間に0.05mmの隙間を設けた以外は、光源ユニット〔B〕と同様の構成および仕様の光源ユニット〔D〕を作製し、中央に位置する発光エレメント(203)の発光効率と端部に位置する発光エレメント(201)の発光効率とを計測した。発光効率の差は28%であった。
以上の結果より、本発明の光源ユニット〔A〕は、発光エレメント間に間隙を有する光源ユニット〔C〕に比べて、各発光エレメントの発光効率の差が低減されることが確認された。また、発光素子の密集度の高い光源ユニット〔B〕は、発光エレメント間に間隙を有する光源ユニット〔D〕に比べて、各発光エレメント発光効率の差が大きく低減されることが確認された。このことから、発光効率の差が低減する度合いは、密集度が低いものより高いものの方か大きいことが理解される。
10 光源ユニット
20,201〜205 発光エレメント
21,211〜215 ヒートシンクブロック
21a 本体部
21b フィン部
21s 端面
22 発光素子基板
23 発光素子群
23a 発光素子
24,24a,24b 貫通孔
25 キー溝
25k キー
30 挟圧機構
31 挟圧部材
31a ネジ部材
311 頭部
312 軸部
31b 嵌合部材
31c ナット
31d 嵌合部材
32 位置決め棒
50 インクジェットプリンター
51 インクジェットヘッド
52 光源ユニット
521 発光素子基板
522 発光素子
523 ヒートシンク
53 ガイドレール
M プリントメディア

Claims (4)

  1. 複数の発光素子が設けられた発光素子基板がヒートシンクブロックに装着されてなる発光エレメントの複数が一方向に並設されてなる光源ユニットにおいて、
    各ヒートシンクブロック上に装着された発光素子基板は、同一平面上に位置するよう配置され、
    前記発光エレメントの複数を前記一方向に挟圧する挟圧機構が設けられ、互いに隣接する前記発光エレメントに係るヒートシンクブロックの互いに対向する端面同士が密着した状態で保持されていることを特徴とする光源ユニット。
  2. 前記各ヒートシンクブロックには、同一箇所に、前記一方向に伸びる貫通孔が設けられ、
    前記各ヒートシンクブロックの貫通孔に、共通の位置決め棒が挿通されていることを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。
  3. 前記位置決め棒は、両端に位置する発光エレメントに係るヒートシンクブロックの端面から前記一方向外方に突出しており、
    前記挟圧機構は、前記位置決め棒の両端の突出部分に設けられた一対の挟圧部材により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の光源ユニット。
  4. 前記位置決め棒は、金属材料により形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光源ユニット。
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