JP2015018877A - 保護カバーおよび情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部を有する情報端末を長時間支持することが可能な保護カバー等を提供することを目的とする。【解決手段】表示部を備える情報端末の長尺状の保護カバー100であって、保護カバーに設けられた窪み部10と、窪み部10内に収納可能な把持部9とを備え、把持部9は、保護カバー100に対して略垂直方向に起立した場合にユーザにより把持される取っ手部30と、取っ手部30の保護カバー100上での位置を規制する規制部20を有し、規制部20は、板状に設けられた平板部22と、平板部22の一辺であって保護カバー100の長手方向および短手方向の一方と交差する方向に形成された一辺に設けられ、保護カバー100と平板部22とを折り曲げ可能な屈曲部21と、平板部22の他辺であって上記一方と平行な他辺に設けられ、取っ手部30と平板部22とを折り曲げ可能な屈曲部22と、を有する。【選択図】図4A

Description

本発明は、保護カバーおよびそれを備えた情報端末に関する。
近年、例えば電子書籍端末など情報端末が多く発売されている。どの情報端末も表示部にタッチパッドを使用し、不要なスイッチ類を排したシンプルなデザインとなっている。
特に、携行可能な情報端末では、携行中の情報端末への衝撃の保護を行うために、保護カバーを設けることが提案されている(例えば特許文献1)。
ここで、特許文献1の保護カバーを備える携行可能な情報端末の一例について説明する。
図1は、保護カバーが設けられた携行可能な情報端末の一例を示す図である。図1に示すように、携行可能な情報端末800は、表示部830と額縁部820とを有し、例えば保護カバー810が背面に一体的に設けられている。
保護カバー810は、情報端末800への衝撃の保護を行うために設けられたものであり、さらに、情報端末800のスリムさを失わないように薄手に設けられている。
特開2008−209353号公報
しかしながら、従来の保護カバーは、衝撃の保護を行うために設けられているに過ぎない。例えば情報端末800が電子書籍端末である場合、情報端末800を用いて読書を行うとき、図2に示すようにユーザは指で情報端末800の額縁部820を掴むという姿勢をとらざるを得ない。より具体的には、ユーザは、表示部830の表側を親指で、裏面を他の4本の指で挟んで情報端末800を支える姿勢をとらざるを得ない。そのため、親指の幅を上回る額縁部820の幅が情報端末800に確保されていればよいが、昨今では、額縁部820の幅は狭くなりつつあり、掴みづらくなっている。特に、スマートフォンのような小型の情報端末800では、情報端末800の両側面部を片手で挟むように持つことができるため、額縁部820は非常に狭くなっている。
このように、情報端末800は額縁部820で掴んで支持されたり片持ちで支持されたりすることになるので、手に大きな負担がかかり、長時間文書を読むためなど情報端末800を長時間支持することは難しいという課題がある。
また、情報端末が上記で説明したような小型でなく、10インチ程度と比較的大型の表示部を有する情報端末900であった場合には、ユーザは情報端末900の背面全体を腕で支えて額縁部920等を掴んで支えるか、図3に示すように、指で額縁部920を掴むという姿勢をとらざるを得ない。
したがって、ユーザは額縁部920を挟んで情報端末900を支持することになるので、長時間文書を読むためなど情報端末900を長時間支持することは難しいという課題がある。
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、表示部を有する情報端末を長時間支持することが可能な保護カバー等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る保護カバーは、表示部を備える情報端末の長尺状の保護カバーであって、前記保護カバーに設けられた窪み部と、前記窪み部内に収納可能な把持部とを備え、前記把持部は、前記保護カバーに対して略垂直方向に起立した場合にユーザにより把持される取っ手部と、前記取っ手部の前記保護カバー上での位置を規制する規制部を有し、前記規制部は、板状に設けられた平板部と、前記平板部の一辺であって前記保護カバーの長手方向および短手方向の一方と交差する方向に形成された一辺に設けられ、前記保護カバーと前記平板部とを折り曲げ可能な第1屈曲部と、前記平板部の他辺であって前記一方と平行な他辺に設けられ、前記取っ手部と前記平板部とを折り曲げ可能な第2屈曲部と、を有する。
この構成により、ユーザは、保護カバーに設けられ、保護カバー上で起立する取っ手部を持つことで、情報端末を片手で容易に支持できる。それにより、表示部を有する情報端末を長時間支持することが可能な保護カバーを実現することができる。
例えば、前記第1屈曲部は、樹脂製のヒンジで形成されているとしても良い。
また、例えば、前記第2屈曲部は、樹脂製のヒンジで形成されている。
これら構成により、低コストにより保護カバーを実現できる。
また、例えば、前記平板部の前記一辺と前記一方とのなす角度は、45度であるとしても良い。
この構成により、取っ手部の位置を、保護カバーの長手方向および短手方向の一方と平行な位置または垂直な位置に規制することができる。
また、例えば、前記取っ手部は、前記第2屈曲部で折り曲げられることにより前記保護カバーに対して略垂直方向に起立されるとしても良い。
この構成により、取っ手部を起立させることができる。
また、例えば、前記取っ手部は、前記平板部が前記窪み部内に収納されている場合、前記第2屈曲部で折り曲げられることにより、前記一方と平行な前記保護カバー上での位置で、かつ、前記保護カバーに対して略垂直方向に起立され、前記平板部が前記第1屈曲部により180度折り曲げられ、前記窪み部外の前記保護カバー上に接している場合、前記一方と交差する前記保護カバー上での位置で、かつ、前記保護カバーに対して略垂直方向に起立されるとしても良い。
この構成により、保護カバー上で取っ手部が起立する位置を、保護カバーの長手方向および短手方向の一方と平行な位置または垂直な位置に規制することができる。
また、例えば、前記平板部は、前記一辺が斜辺、かつ、前記他辺が底辺である三角板に形成されているとしても良い。
また、例えば、前記取っ手部は平板で形成されており、さらに、平板で形成され、前記取っ手部の補助部材である取っ手補助部と、前記取っ手部と前記取っ手補助部とを折り曲げ可能な第3屈曲部とを備え、前記取っ手補助部は、前記第3屈曲部で折り曲げられて、前記取っ手部と面接触するとしても良い。
また、例えば、さらに、前記規制部と前記保護カバーとの間に形成され、前記把持部の前記保護カバー上での位置を調整する平板部材である位置調整部材を備え、前記第1屈曲部は、前記平板部の前記一辺に設けられ、前記位置調整部材と前記平板部とを折り曲げ可能であるとしても良い。
また、例えば、前記位置調整部材は、前記一方と平行な方向に形成された一辺に形成された、前記位置調整部材と前記保護カバーとを折り曲げ可能な第4屈曲部を備えるとしても良い。
また、例えば、前記保護カバーは、前記情報端末の筐体であるとしても良い。
この構成により、保護カバーを、情報端末と一体に形成された筐体として実現することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る情報装置は、表示部と、長尺状の保護カバーと、を備え、前記保護カバーは、前記保護カバーに設けられた窪み部と、前記窪み部内に収納可能な把持部と、を有し、前記把持部は、前記保護カバーに対して略垂直方向に起立した場合にユーザに把持される取っ手部と、前記取っ手部の前記保護カバー上での位置を規制する規制部を有し、前記規制部は、板状に設けられた平板部と、前記平板部の一辺であって前記保護カバーの長手方向および短手方向の一方と交差する方向に形成された一辺に設けられ、前記保護カバーと前記平板部とを折り曲げ可能な第1屈曲部と、前記平板部の他辺であって前記一方と平行な他辺に設けられ、前記取っ手部と前記平板部とを折り曲げ可能な第2屈曲部と、を有する。
本発明によれば、表示部を有する情報端末を長時間支持することが可能な保護カバー等を実現できる。
保護カバーが設けられた携行可能な情報端末の一例を示す図である。 保護カバーが設けられた携行可能な情報端末を把持する姿勢の一例を示す図である。 保護カバーが設けられた携行可能な情報端末を把持する姿勢の一例を示す図である。 実施の形態1に係る保護カバーの平面図である。 図4Aの保護カバーの側面図である。 実施の形態1に係る保護カバーの把持部の起立状態を示す平面図である。 図5Aに示す保護カバーの側面図である。 図5Aに示す把持部の起立状態における情報端末の正面図である。 図6Aの側面図である。 実施の形態1に係る保護カバーの把持部の別の起立状態を示す平面図である。 図7Aに示す保護カバーの側面図である。 図7Aに示す把持部の起立状態における情報端末の正面図である。 実施の形態2に係る保護カバーの平面図である。 図9Aの保護カバーの側面図である。 実施の形態2に係る保護カバーの把持部の起立状態を示す平面図である。 図10Aに示す保護カバーの側面図である。 実施の形態2に係る保護カバーの把持部の別の起立状態を示す平面図である。 図11Aに示す保護カバーの側面図である。 実施の形態3に係る保護カバーの平面図である。 実施の形態3に係る保護カバーの把持部の起立状態を示す平面図である。 図13に示す把持部付近の斜視図である。 図14に示す把持部の起立状態における情報端末の正面図である。 実施の形態3に係る保護カバーの把持部の別の起立状態を示す斜視図である。 実施の形態3に係る保護カバーの把持部のさらに別の起立状態を示す平面図である。 図17に示す把持部付近の斜視図である。 図17に示す把持部の起立状態における情報端末の正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
(実施の形態1)
[構成]
図4Aは、実施の形態1に係る保護カバーの平面図である。図4Bは、図4Aの保護カバーの側面図である。また、図5Aは実施の形態1に係る保護カバーの把持部の起立状態を示す平面図であり、図5Bは図5Aに示す保護カバーの側面図である。図6Aは図5Aに示す把持部の起立状態における情報端末の正面図であり、図6Bは図6Aの側面図である。図7Aは実施の形態1に係る保護カバーの把持部の別の起立状態を示す平面図であり、図7Bは図7Aに示す保護カバーの側面図である。図8は、図7Aに示す把持部の起立状態における情報端末の正面図である。
保護カバー100は、図4Aに示すように、表示部91を備える情報端末900の長尺状の保護カバーである。なお、保護カバー100は、情報端末900の筐体と一体になっていてもよいし、情報端末900に取り付けられるとしてもよい。本実施の形態では、一例として、保護カバー100は、情報端末900と別体であり、情報端末900に取り付けられるとして説明する。
保護カバー100は、例えば樹脂で長尺状に成型されており、情報端末900の背面部全体を覆うことで、情報端末900を衝撃等から保護する。保護カバー100は、本体部8と、把持部9と、窪み部とで構成されている。
窪み部10は、保護カバー100に設けられ、より具体的には、窪み部10は、保護カバー100の本体部8に対して窪むように設けられている。また、窪み部10は、保護カバー100と一体形成(一体構成)されており、例えば情報端末900など保護カバー100以外が露出されることはない。
把持部9は、規制部20と取っ手部30と取っ手補助部40とを備え、窪み部10内に収納可能に形成されている。例えば図4Aおよび図4Bに示す状態では、把持部9は、本体部8と同一平面に配置すなわち窪み部10内に収納されている。また例えば図5Aおよび図5Bに示す状態、並びに、図7Aおよび図7Bに示す状態では、把持部9の一部である取っ手部30および取っ手補助部40が保護カバー100から突出(起立)している。この取っ手部30および取っ手補助部40を、ユーザが把持することで、保護カバー100とともに保護カバー100に取り付けられている情報端末900を支持することができる。なお、本実施の形態では、把持部9は、保護カバー100の中央よりも保護カバー100の長手方向の辺および短手方向の辺に寄って(近づくように)設けられている。
規制部20は、取っ手部30の保護カバー100上での位置を規制し、屈曲部21と、平板部22と、屈曲部23とを備える。
平板部22は、一辺が斜辺、かつ、他辺が底辺である三角板に形成されている。本実施の形態では、平板部22の一辺(屈曲部21)と、保護カバー100の長手方向(または短手方向)とのなす角は、45度である。
屈曲部21は、第1屈曲部の一例である。屈曲部21は、平板部22の一辺であって保護カバー100の長手方向および短手方向の一方と交差する方向に形成された一辺に設けられる。屈曲部21は、保護カバー100と平板部22とを折り曲げ可能にする。
本実施の形態では、屈曲部21は、保護カバー100の長手方向と45度をなす平板部22の一辺に設けられている。また、屈曲部21は、製造コストの観点で樹脂製のヒンジで形成されていることが好ましいが、それに限られない。屈曲部21は、複数個の金属や樹脂性部品で形成されるとしてもよい。なお、折り曲げ可能とは、回動可能を意味するとしてもよい。つまり、屈曲部21は、屈曲部21を軸に平板部22を回動可能にするとしてもよい。
屈曲部23は、第2屈曲部の一例である。屈曲部23は、平板部22の他辺であって保護カバー100の長手方向および短手方向の一方と平行な他辺に設けられている。屈曲部23は、取っ手部30と平板部22とを折り曲げ可能にする。
本実施の形態では、屈曲部23は、保護カバー100の長手方向と平行の平板部22の他辺に設けられている。屈曲部23は、製造コストの観点で樹脂製のヒンジで形成されていることが好ましいが、それに限られない。屈曲部23は、複数個の金属や樹脂性部品で形成されるとしてもよい。なお、折り曲げ可能とは、上記同様に回動可能を意味するとしてもよい。つまり、屈曲部23は、屈曲部23を軸に取っ手部30を回動可能にするとしてもよい。
取っ手部30は、長方形の平板状に形成され、保護カバー100に対して略垂直方向に起立した場合にユーザに把持される。ここで、取っ手部30は、第2屈曲部23で折り曲げられて保護カバー100に対して略垂直方向に起立される。
具体的には、取っ手部30は、図5Aおよび図5Bに示すように平板部22が窪み部10内に収納されている場合、屈曲部23で折り曲げられて、保護カバー100の長手方向および短手方向の一方(図では長手方向)と平行な保護カバー100上での位置で、かつ、保護カバー100に対して略垂直方向に起立される。また、取っ手部30は、例えば図7Aおよび図7Bに示すように、平板部22が屈曲部21で180度折り曲げられ、窪み部10外の保護カバー100上に接している場合、保護カバー100の長手方向および短手方向の一方(図では長手方向)と交差(図では短手方向と略平行)する保護カバー100上での位置で、かつ、保護カバー100に対して略垂直方向に起立される。
取っ手補助部40は、平板で形成され、取っ手部30の補助部材である。取っ手補助部40は、屈曲部41で折り曲げられて、取っ手部30と面接触する。
屈曲部41は、第3屈曲部の一例であって、取っ手部30と対向する取っ手補助部40の一辺に形成される。屈曲部41は、取っ手部30と取っ手補助部40とを折り曲げ可能にする。本実施の形態では、屈曲部41は、保護カバー100の長手方向と平行な取っ手部30の一辺に設けられている。屈曲部41は、製造コストの観点で樹脂製のヒンジで形成されていることが好ましいが、それに限られない。屈曲部41は、複数個の金属や樹脂性部品で形成されるとしてもよい。なお、折り曲げ可能とは、上記同様に回動可能を意味するとしてもよい。つまり、屈曲部41は、屈曲部41を軸に取っ手補助部40を回動可能にするとしてもよい。
[把持部の起立状態]
次に、以上のように構成される把持部9の起立状態について、図5A〜図8を用いて説明する。
図5A〜図6Bを用いて、情報端末900の表示画面(表示部91)を縦長で使用する態様での把持部9の起立状態について説明する。
まず、把持部9が、図4Aおよび図4Bで示すように保護カバー100に収納されている状態であるとする。
次に、ユーザは、取っ手部30と取っ手補助部40とを保護カバー100から起立させながら、取っ手補助部40を屈曲部41で折り曲げ(90度屈曲させて)、取っ手部30と取っ手補助部40とを図5Aの上からみたときの裏面同士を接する状態にする。それとともに、裏面同士で接している取っ手部30と取っ手補助部40を屈曲部23で90度折り曲げる。そうすると、図5Aおよび図5Bに示すように、裏面同士で接している取っ手補助部40および取っ手部30は、保護カバー100の長手方向と平行な位置で、かつ、保護カバー100(本体部8)に対して略垂直方向に起立した状態となる。
そして、ユーザは、この起立状態の取っ手補助部40および取っ手部30を例えば左手で掴むと、図6Aおよび図6Bに示すように、保護カバー100が取り付けられた情報端末900の表示部91の表示画面を縦長で使用することができる。つまり、ユーザは情報端末900の額縁部90を掴むことなく、情報端末900の裏面の短手方向の中心にある取っ手(起立状態の取っ手補助部40および取っ手部30)で支持することで、情報端末900の表示部91を縦長で使用することができる。
ここで、情報端末900の裏面の短手方向の中心にある取っ手を掴むことは、ちょうど雑誌の背の部分を掴むような感じとなり、たとえ表示画面が10インチ程度と比較的大型であっても、ユーザの手に対する負担が少なく、長時間支持することが可能となる。
次に、図7A〜図8を用いて、情報端末900の表示画面(表示部91)を横長で使用する態様で把持部9を起立させた状態について説明する。
まず、把持部9が、図5Aで示すような起立状態であり、ユーザがこの起立状態の取っ手補助部40および取っ手部30を左手で掴んでいるとする。
次に、ユーザは、右手で情報端末900を反時計方向に回動させる。なお、情報端末900が回動されたとしても、裏面同士で接している取っ手部30および取っ手補助部40は左手で掴まれているので、ユーザからみたときの位置(ユーザの左手の位置)は変わらない。
より具体的には、まず、窪み部10に収納された状態であった平板部22は屈曲部21で折り曲げられながら起立を始め、保護カバー100(本体部8)に対して90度起立した状態になる。
ここで、この状態は、平板部22と取っ手部30とが同一平面となった状態であり、情報端末900が図6Aの状態から約45度半時計方向に回動された状態である。また、平板部22は保護カバー100の長手方向に対して約45度の角度をなす1辺を有する三角板で構成されている。そのため、情報端末900が45度回動された状態では情報端末900の表示画面が傾斜した状態になっている。なお、この45度回動した状態では情報端末900の表示画面の傾斜が最も大きくなる。
そして、情報端末900が図6Aに示す状態から45度を超えて回動されると、裏面同士で接している取っ手部30および取っ手補助部40は屈曲部23で180度を超えて最終270度まで折れ曲がり、平板部22は屈曲部21で90度を超えて180度まで折れ曲がる。その結果、把持部9は、図7Aおよび図7Bに示す起立状態となる。
このようにして、平板部22は屈曲部21で180度開いた状態(裏返し状態)に折り曲げられて、図7Aおよび図7Bに示す状態に移行する。それにより、ユーザは、図8に示すように、保護カバー100が取り付けられた情報端末900の表示部91の表示画面を横長で使用することができる。
なお、図8に示す取っ手部30および取っ手補助部40の位置は図6Aおよび図6Bに示す取っ手部30および取っ手補助部40の位置から変化していない。これは、上述したように、ユーザが左手で取っ手部30および取っ手補助部40を掴んだ状態を維持したまま情報端末900を縦長から横長に切り替えたからである。
[効果]
以上のように、本実施の形態によれば、ユーザは、保護カバー100に設けられ、保護カバー100上で起立する取っ手部30を持つことで、情報端末900を片手で容易に支持できる。それにより、表示部91を有する情報端末900を長時間支持することが可能な保護カバー100を実現することができる。
また、本実施の形態の保護カバー100によれば、以下の効果も奏する。
(1)起立した取っ手部30をユーザが片方の手で把持できるので、片手で重量物である保護カバー100が取り付けられた情報端末900を支えても手の負担が少ない。したがって、ユーザは、情報端末900で長時間読書をしたり、ネットの視聴をしたりすることができる。
(2)ユーザは、取っ手部30を一方の手で把持したまま、他方の手で表示部91(表示画面)を90度回転させることができるので、表示部91(表示画面)を縦長または横長で使用する態様に簡単に切り替えることができる。
(3)ユーザが表示部91(表示画面)を90度回転させる場合、表示部91を45度回転させた位置では三角板である平板部22が保護カバー100に対して直立(起立)するので、情報端末900の重量を垂直に受ける。しかし、表示部91の回転角が45度を越えると三角板である平板部22が折り畳まれて(裏返し状態になって)、情報端末900の重量が回転方向の回転モーメントを与え、表示部91(表示画面)が90度回転した位置になる。つまり表示部91(表示画面)の90度位置と0度位置との両方に選択的に付勢力が働き、切り替え位置がしっかり決まる。逆に言えば、一旦決まったその位置を保持する力が働き、表示部91(表示画面)をタッチした力等では姿勢は変わらない。
(4)把持部9を保護カバー100に収納するときは、保護カバー100の本体部8と同一の平面になるので、収納状態の保護カバー100は、最もコンパクトな平板状のシンプルなデザインを維持することができる。
(5)また、保護カバー100の収納時は、平面的に情報端末900の背面部をすべて覆っていることから、落下時や衝突時の保護の役目を奏する。
(6)情報端末900を取っ手部30で掴んで支えることができるので、情報端末900の額縁部90は極限まで小さくできる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、ユーザが起立状態の取っ手部30を把持しやすいように取っ手補助部40が形成されている場合の例について説明したが、取っ手補助部40は必須ではない。本実施の形態では、取っ手補助部40が形成されない場合の例について説明する。
図9Aは、実施の形態2に係る保護カバーの平面図である。図9Bは、図9Aの保護カバーの側面図である。また、図10Aは実施の形態2に係る保護カバーの把持部の起立状態を示す平面図であり、図10Bは図10Aに示す保護カバーの側面図である。図11Aは実施の形態2に係る保護カバーの把持部の別の起立状態を示す平面図であり、図11Bは図11Aに示す保護カバーの側面図である。なお、図4Aおよび図4Bと同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
本実施の形態の保護カバー100Aは、実施の形態1に係る保護カバー100に対して、取っ手補助部40と屈曲部41とを備えず、窪み部10Aの形状が異なる。
具体的には、把持部9Aが取っ手補助部40と屈曲部41とを備えておらず、窪み部10Aは、把持部9Aに合わせた形状で設けられており、実施の形態1の窪み部10の面積よりも小さい。
なお、図9Aおよび図9Bに示す保護カバー100Aの収納状態は、図4Aおよび図4Bに示す保護カバー100の収納状態に対応する。図10Aおよび図10B並びに図11Aおよび図11Bに示す保護カバー100Aの起立状態は、それぞれ図5Aおよび図5B並びに図7Aおよび図7Bに示す保護カバー100の起立状態に対応する。そのため、詳細な説明は省略する。
[効果]
以上のように、本実施の形態によれば、ユーザは、保護カバー100Aに設けられ、保護カバー100A上で起立する取っ手部30を持つことで、情報端末900を片手で容易に支持できる。それにより、表示部91を有する情報端末900を長時間支持することが可能な保護カバー100を実現することができる。
なお、その他の効果についても実施の形態1と同様のため記載を省略する。
(実施の形態3)
実施の形態3では、実施の形態1および実施の形態2で説明した把持部の例とは異なる態様について説明する。
図12は、実施の形態3に係る保護カバーの平面図である。図13は、実施の形態3に係る保護カバーの把持部の起立状態を示す平面図であり、図14は、図13に示す把持部付近の斜視図である。図15は、図14に示す把持部の起立状態における情報端末の正面図である。図16は、実施の形態3に係る保護カバーの把持部の別の起立状態を示す斜視図である。図17は、実施の形態3に係る保護カバーの把持部のさらに別の起立状態を示す平面図である。図18は、図17に示す把持部付近の斜視図である。図19は、図17に示す把持部の起立状態における情報端末の正面図である。なお、図9Aおよび図9Bと同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
本実施の形態における保護カバー200では、規制部70と保護カバーの本体部28との間に、把持部29の保護カバー100A上での位置を調整する位置調整部材60とを備える点に特徴がある。
以下、本実施の形態について詳細に説明する。
保護カバー200は、表示部91を備える情報端末900の長尺状の保護カバーである。なお、保護カバー200は、情報端末900の筐体と一体になっていてもよいし、情報端末900に取り付けられるとしてもよい。本実施の形態では、一例として、保護カバー200は、情報端末900と別体であり、情報端末900に取り付けられるとして説明する。
保護カバー200は、実施の形態1および2と同様に、例えば樹脂で長尺状に成型されており、情報端末900の背面部全体を覆うことで、情報端末900を衝撃等から保護する。保護カバー200は、本体部28と、把持部29と、窪み部50とで構成されている。
窪み部50は、保護カバー200に設けられ、より具体的には、窪み部50は、保護カバー200の本体部28に対して窪むように設けられている。また、窪み部50は、保護カバー200と一体形成(一体構成)されており、例えば取り付けられた情報端末900など保護カバー200以外が露出されることはない。
把持部29は、規制部70と取っ手部80とを備え、位置調整部材60とともに窪み部50内に収納可能に形成されている。例えば図12に示す状態では、把持部29と位置調整部材60は、本体部28と同一平面に配置すなわち窪み部50内に収納されている。また例えば図13および図14に示す状態では、把持部29の一部である取っ手部80が保護カバー200(本体部28の表面)から突出(起立)している。この取っ手部80を、ユーザが把持することで、保護カバー200とともに保護カバー200に取り付けられている情報端末900を支持することができる。なお、本実施の形態では、位置調整部材60を介して保護カバー200と連結されているので把持部29は、保護カバー200に収納された際に、保護カバー200の中央よりも保護カバー200の短辺に寄って(近づくように)設けられている。
位置調整部材60は、規制部20と保護カバー200との間に形成され、把持部29の保護カバー200上での位置を調整する平板部材である。位置調整部材60は、保護カバー200の短手方向(短辺)と平行に形成された一辺と保護カバー200の長手方向および短手方向の一方と交差する方向に形成された他辺を有する多角形状の平板部材で形成されている。また、位置調整部材60の一辺には屈曲部61が形成されている。なお、位置調整部材60の他辺には後述する屈曲部71が接合されている。この構成により、把持部29を、保護カバー100の中央よりも保護カバー100の短辺に寄って(近づくように)設けることができる。また、取っ手部80をその中央よりも長辺に偏った位置で起立させることができる。
屈曲部61は、第4屈曲部の一例である。屈曲部61は、位置調整部材60の一辺であって保護カバー200の短手方向と平行な方向(短辺の平行)に形成された一辺に設けられる。屈曲部61は、保護カバー200と位置調整部材60とを折り曲げ可能にする。
規制部70は、取っ手部80の保護カバー200上での位置を規制し、屈曲部71と、平板部72と、屈曲部73とを備える。
平板部72は、一辺が斜辺、かつ、他辺が底辺である多角形に形成されている。本実施の形態では、平板部72は5角形に形成されており、平板部72の一辺(屈曲部71)と、保護カバー200の長手方向(または短手方向)とのなす角は、45度である。
屈曲部71は、第1屈曲部の一例である。屈曲部71は、平板部72の一辺であって保護カバー200の長手方向および短手方向の一方と交差する方向に形成された一辺に設けられる。屈曲部71は、位置調整部材60と平板部72とを折り曲げ可能にする。
本実施の形態では、屈曲部71は、保護カバー200の長手方向と45度をなす平板部72の一辺に設けられている。また、屈曲部71は、製造コストの観点で樹脂製のヒンジで形成されていることが好ましいが、それに限られない。屈曲部71は、複数個の金属や樹脂性部品で形成されるとしてもよい。なお、折り曲げ可能とは、回動可能を意味するとしてもよい。つまり、屈曲部71は、屈曲部71を軸に平板部72を回動可能にするとしてもよい。
屈曲部73は、第2屈曲部の一例である。屈曲部73は、平板部72の他辺であって保護カバー200の長手方向および短手方向の一方と平行な他辺に設けられている。屈曲部73は、取っ手部80と平板部72とを折り曲げ可能にする。
本実施の形態では、屈曲部73は、保護カバー200の長手方向と平行の平板部72の他辺に設けられている。屈曲部73は、製造コストの観点で樹脂製のヒンジで形成されていることが好ましいが、それに限られない。屈曲部73は、複数個の金属や樹脂性部品で形成されるとしてもよい。なお、折り曲げ可能とは、上記同様に回動可能を意味するとしてもよい。つまり、屈曲部73は、屈曲部73を軸に取っ手部80を回動可能にするとしてもよい。
取っ手部80は、長方形の平板状に形成され、保護カバー200に対して略垂直方向に起立した場合にユーザに把持される。ここで、取っ手部80は、屈曲部73で折り曲げられて保護カバー200に対して略垂直方向に起立される。
具体的には、取っ手部80は、図12に示すように平板部72が窪み部50内に収納されているときに、屈曲部73で折り曲げられて、図13および図14に示すように、保護カバー200の長手方向および短手方向の一方(図では短手方向)と平行な保護カバー200上での位置で、かつ、保護カバー200に対して略垂直方向に起立される。また、取っ手部80は、平板部72が屈曲部71で180度折り曲げられ(裏返され)、窪み部50外の保護カバー200(本体部28)上に接している場合、保護カバー200の長手方向および短手方向の一方(図では長手方向)と交差(図では短手方向と略平行)する保護カバー200上での位置で、かつ、保護カバー200に対して略垂直方向に起立される。なお、図17および図18に示すように、さらに、位置調整部材60が屈曲部61で180度折り曲げられ(裏返され)、平板部72が屈曲部71で180度折り曲げられて(この場合、図12での上面を維持)、窪み部50外の位置調整部材60に接する場合、保護カバー200の長手方向(長辺)に対して略平行な保護カバー200上での位置で、かつ、保護カバー200に対して略垂直方向に起立される。本実施の形態では、位置調整部材60は固定されず折り曲げられて(裏返されて)用いられる。それにより、取っ手部80が保護カバー200の長辺と略平行な位置で起立状態となる場合、より中央に近い位置で起立状態となる。
[把持部の起立状態]
次に、以上のように構成される把持部29の起立状態について、図を用いて説明する。
図13〜図15を用いて、情報端末900の表示画面(表示部91)を横長で使用する態様での把持部29の起立状態について説明する。
まず、把持部29が、図12で示すように保護カバー200に収納されている状態であるとする。
次に、ユーザは、取っ手部80を屈曲部73で折り曲げて(90度屈曲させて)、保護カバー200から起立させる。そうすると、図13および図14に示すように、保護カバー200の長手方向および短手方向の一方(図では短手方向)と平行な保護カバー200上での位置で、かつ、保護カバー200に対して略垂直方向に起立した状態となる。
そして、ユーザは、この起立状態の取っ手部80を例えば左手で掴むと、図15に示すように、保護カバー200が取り付けられた情報端末900の表示部91の表示画面を横長で使用することができる。つまり、ユーザは情報端末900の額縁部90を掴むことなく、情報端末900の裏面にある起立状態の取っ手部80を把持することで、情報端末900の表示部91を横長で使用することができる。
ここで、情報端末900の裏面にある取っ手部80を掴むことは、ちょうど雑誌の背の部分を掴むような感じとなり、たとえ表示画面が10インチ程度と比較的大型であっても、ユーザの手に対する負担が少なく、長時間把持することが可能となる。
さらに本実施の形態では、取っ手部80は、図13および図15に示すように、横長で使用する情報端末900の裏面の短辺に近い位置にある。そのため、ユーザは、左手で取っ手部80を掴んだ時に、左手の手のひら、手首、および腕部が情報端末900の裏面すなわち保護カバー200(本体部28)に接触することで、左手の手のひら、手首、および腕部が情報端末900を裏から支えることができる。
なお、ユーザが取っ手部80を掴んだ際には、取っ手部80につながる平板部72および位置調整部材60は、保護カバー200(本体部28)につながっているとはいえ、屈曲可能な屈曲部73と屈曲部61とを介しており、保護カバー200(情報端末900)の姿勢が定まらない。しかし、取っ手部80を保護カバー200の短辺に近い位置に形成することで、左手の手のひら、手首、および腕部を保護カバー200(本体部28)に接触させることで、その姿勢を安定させることができる。
次に、図16〜図19を用いて、情報端末900の表示画面(表示部91)を縦長で使用する態様で把持部29を起立させた状態について説明する。
まず、把持部29が、図13および図14で示すような起立状態であり、ユーザがこの起立状態の取っ手部80を左手で掴んでいるとする。
次に、ユーザは、右手で情報端末900を反時計方向に回動させる。なお、情報端末900が回動されたとしても、取っ手部80は左手で掴まれているので、ユーザからみたときの位置(ユーザの左手の位置)は変わらない。
ここで、右手で情報端末900をユーザからみて反時計方向に回動させるとは、取っ手部80をユーザからみて時計方向に回動させることである。
より具体的には、まず、取っ手部80を時計方向に回動開始時には、図16に示すように、まず、屈曲部73で折り曲げられる角度が90度から減少し0に近づきながら、窪み部50に収納された状態であった平板部72が起立するとともに位置調整部材60が起立する。
次いで、情報端末900が45度回動された時には、位置調整部材60は屈曲部61で90度折れ曲がる一方で、屈曲部71および屈曲部73は折り曲がっていない。つまり、情報端末900が45度回動された時には位置調整部材60と平板部72とさらに取っ手部80とが同一平面になっている。これは取っ手部80が保護カバー200の表面(本体部28の表面)から最も離間した位置にあることを意味し、取っ手部80からみれば、保護カバー200(本体部28)が最も持ち上がった状態であることを意味する。したがって、情報端末900が45度まで回動される間は、情報端末900の重力が情報端末900を回動させようとする力に抗する力(回動前の元に位置に戻そうとする力)が働く。そのため、情報端末900が45度まで回動される間に右手による回動させる力を取り除けば、元に戻ることになる。
次いで、情報端末900が図15に示す状態から45度を超えて回動されると、重力により回動する方向に力が働くので、屈曲部61は90度を超えて最終180度まで折れ曲がる。平板部72は、屈曲部71でさらに90度まで折り曲がり山折となる(裏返える)。一方取っ手部80は、屈曲部73で谷折から0度を超えて山折の90度となる(180度を超えて最終270度まで折れ曲がる)。
そして、その結果、情報端末900は90度回動し、把持部29は図17および図18に示す起立状態となる。
このようにして、図17および図18に示す状態に移行する。すなわち、位置調整部材60は屈曲部61で180度開いた状態(裏返し状態)に折り曲げられ、さらに、平板部72は、収納状態での上面を維持したまま屈曲部71で180度開いた状態(裏返し状態)に折り曲げられて、位置調整部材60と平板部72の裏面(保護カバー200に収納されていた側の面)とが面接触する。そして、取っ手部80は、屈曲部73で谷折の90度から山折の90度となる。それにより、ユーザは、図19に示すように、保護カバー200が取り付けられた情報端末900の表示部91の表示画面を縦長で使用することができる。
なお、図19に示す取っ手部30の位置は図15に示す取っ手部80の位置から変化していない。これは、上述したように、ユーザが左手で取っ手部80を掴んだ状態を維持したまま情報端末900を横長から縦長に切り替えたからである。
さらに本実施の形態では、取っ手部80は、図19からも明らかなように、縦長で使用する情報端末900の裏面の長辺に近い位置にある。そのため、ユーザは、左手で取っ手部80を掴んだ時に、左手の手のひら、手首、および腕部が情報端末900の裏面すなわち保護カバー200(本体部28)に接触し、左手の手のひら、手首、および腕部が情報端末900を裏から支えることができる。
[効果]
以上のように、本実施の形態によれば、ユーザは、保護カバー200に設けられ、保護カバー200上で起立する取っ手部80を持つことで、情報端末900を片手で容易に支持できる。それにより、表示部91を有する情報端末900を長時間支持することが可能な保護カバー200を実現することができる。
また、本実施の形態の保護カバー200によれば、以下の効果も奏する。
(1)起立した取っ手部80をユーザが片方の手で把持できるので、片手で重量物である保護カバー200が取り付けられた情報端末900を支えても手の負担が少ない。したがって、ユーザは、情報端末900で長時間読書をしたり、ネットの視聴をしたりすることができる。
(2)ユーザは、取っ手部80を一方の手で把持したまま、他方の手で表示部91(表示画面)を90度回転させることができるので、表示部91(表示画面)を縦長または横長で使用する態様に簡単に切り替えることができる。
(3)ユーザが表示部91(表示画面)を90度回転させる場合、表示部91を45度回転させた位置では三角板である平板部72が保護カバー200に対して直立(起立)するので、情報端末900の重量を垂直に受ける。しかし、表示部91の回転角が45度を越えると三角板である平板部72が折り畳まれて(裏返し状態になって)、情報端末900の重量が回転方向の回転モーメントを与え、表示部91(表示画面)が90度回転した位置になる。つまり表示部91(表示画面)の90度位置と0度位置との両方に選択的に付勢力が働き、切り替え位置がしっかり決まる。逆に言えば、一旦決まったその位置を保持する力が働き、表示部91(表示画面)をタッチした力等では姿勢は変わらない。
(4)把持部29を保護カバー100に収納するときは、保護カバー200の本体部28と同一の平面になるので、収納状態の保護カバー200は、最もコンパクトな平板状のシンプルなデザインを維持することができる。
(5)また、保護カバー200の収納時は、平面的に情報端末900の背面部をすべて覆っていることから、落下時や衝突時の保護の役目を奏する。
(6)情報端末900を取っ手部80で掴んで支えることができるので、情報端末900の額縁部90は極限まで小さくできる。
(7)把持部29は、保護カバー200の中央よりも保護カバー200の短手方向の辺に寄って(近づくように)設けられているので、表示部91(表示画面)を縦長または横長で使用する態様において、取っ手部80が中央よりも長辺に偏った位置で起立する。そのため、手で取っ手部80を把持すると同時に腕で保護カバー200を支えることができるので、保護カバー200が取り付けられている少々重量のある情報端末900でも手にかかる負担がすくない。つまり、さらなる長時間の読書等に耐えられるという効果を奏する。
以上、本発明の実施の形態に係る保護カバーおよびそれを備えた情報端末について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
例えば、保護カバーは、情報端末の筐体であってもよい。すなわち、情報端末は保護カバーを筐体として備えていてもよい。より具体的には、本発明の一態様の情報端末は、表示部と、長尺状の保護カバーと、を備え、前記保護カバーは、前記保護カバーに設けられた窪み部と、前記窪み部内に収納可能な把持部と、を有し、前記把持部は、前記保護カバーに対して略垂直方向に起立した場合にユーザに把持される取っ手部と、前記取っ手部の前記保護カバー上での位置を規制する規制部を有するとしてもよい。そして、この規制部は、板状に設けられた平板部と、前記平板部の一辺であって前記保護カバーの長手方向および短手方向の一方と交差する方向に形成された一辺に設けられ、前記保護カバーと前記平板部とを折り曲げ可能な第1屈曲部と、前記平板部の他辺であって前記一方と平行な他辺に設けられ、前記取っ手部と前記平板部とを折り曲げ可能な第2屈曲部と、を有する。
本発明は、保護カバーおよびそれを備えた情報端末に利用でき、特に、10インチ程度の比較的大型な表示部を備える電子書籍端末などの携行可能な情報端末に利用することができる。
8、28 本体部
9、9A、29 把持部
10、10A、50 窪み部
20、70 規制部
21、23、41、61、71、73 屈曲部
22、72 平板部
30、80 取っ手部
40 取っ手補助部
60 位置調整部材
90 額縁部
91、830 表示部
100、100A、200、810 保護カバー
800、900 情報端末
820、920 額縁部

Claims (12)

  1. 表示部を備える情報端末の長尺状の保護カバーであって、
    前記保護カバーに設けられた窪み部と、
    前記窪み部内に収納可能な把持部とを備え、
    前記把持部は、
    前記保護カバーに対して略垂直方向に起立した場合にユーザにより把持される取っ手部と、
    前記取っ手部の前記保護カバー上での位置を規制する規制部を有し、
    前記規制部は、
    板状に設けられた平板部と、
    前記平板部の一辺であって前記保護カバーの長手方向および短手方向の一方と交差する方向に形成された一辺に設けられ、前記保護カバーと前記平板部とを折り曲げ可能な第1屈曲部と、
    前記平板部の他辺であって前記一方と平行な他辺に設けられ、前記取っ手部と前記平板部とを折り曲げ可能な第2屈曲部と、を有する、
    保護カバー。
  2. 前記第1屈曲部は、樹脂製のヒンジで形成されている、
    請求項1に記載の保護カバー。
  3. 前記第2屈曲部は、樹脂製のヒンジで形成されている、
    請求項1または2に記載の保護カバー。
  4. 前記平板部の前記一辺と前記一方とのなす角度は、45度である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の保護カバー。
  5. 前記取っ手部は、前記第2屈曲部で折り曲げられることにより前記保護カバーに対して略垂直方向に起立される、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の保護カバー。
  6. 前記取っ手部は、
    前記平板部が前記窪み部内に収納されている場合、前記第2屈曲部で折り曲げられることにより、前記一方と平行な前記保護カバー上での位置で、かつ、前記保護カバーに対して略垂直方向に起立され、
    前記平板部が前記第1屈曲部により180度折り曲げられ、前記窪み部外の前記保護カバー上に接している場合、前記一方と交差する前記保護カバー上での位置で、かつ、前記保護カバーに対して略垂直方向に起立される、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の保護カバー。
  7. 前記平板部は、前記一辺が斜辺、かつ、前記他辺が底辺である三角板に形成されている、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の保護カバー。
  8. 前記取っ手部は平板で形成されており、
    さらに、平板で形成され、前記取っ手部の補助部材である取っ手補助部と、
    前記取っ手部と前記取っ手補助部とを折り曲げ可能な第3屈曲部とを備え、
    前記取っ手補助部は、前記第3屈曲部で折り曲げられて、前記取っ手部と面接触する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の保護カバー。
  9. さらに、前記規制部と前記保護カバーとの間に形成され、前記把持部の前記保護カバー上での位置を調整する平板部材である位置調整部材を備え、
    前記第1屈曲部は、
    前記平板部の前記一辺に設けられ、前記位置調整部材と前記平板部とを折り曲げ可能である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の保護カバー。
  10. 前記位置調整部材は、前記一方と平行な方向に形成された一辺に形成された、前記位置調整部材と前記保護カバーとを折り曲げ可能な第4屈曲部を備える、
    請求項9に記載の保護カバー。
  11. 前記保護カバーは、前記情報端末の筐体である、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の保護カバー。
  12. 表示部と、
    長尺状の保護カバーと、を備え、
    前記保護カバーは、
    前記保護カバーに設けられた窪み部と、
    前記窪み部内に収納可能な把持部と、を有し、
    前記把持部は、
    前記保護カバーに対して略垂直方向に起立した場合にユーザに把持される取っ手部と、
    前記取っ手部の前記保護カバー上での位置を規制する規制部を有し、
    前記規制部は、
    板状に設けられた平板部と、
    前記平板部の一辺であって前記保護カバーの長手方向および短手方向の一方と交差する方向に形成された一辺に設けられ、前記保護カバーと前記平板部とを折り曲げ可能な第1屈曲部と、
    前記平板部の他辺であって前記一方と平行な他辺に設けられ、前記取っ手部と前記平板部とを折り曲げ可能な第2屈曲部と、を有する、
    情報端末。
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JP2018085108A (ja) * 2016-11-14 2018-05-31 きよみ 山代 携帯端末機器用把持具

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