JP2015018518A - 印刷システム、印刷制御装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のプリンタによる印刷処理において、より効率的な処理を行うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】印刷制御装置は、複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する。まず、複数のプリンタ10a,10b,10cのそれぞれにおける各印刷部数が暫定的に算出される。その後、各プリンタの消耗品の残量に関する消耗情報が取得され消耗品切れの発生の有無が予測される。消耗品切れ(たとえば用紙切れ)の発生が或るプリンタ10bにて予測される場合には、消耗品切れの発生時点におけるプリンタ10bでの残部数(「20部」)を少なくとも1つのプリンタで再分配して印刷出力する動作CB1と、当該残部数をプリンタ10b自身で引き続いて印刷出力する動作CB2,CB3とのうちの一の動作が最適動作として決定され、当該最適動作を実現するように複数のプリンタでの各印刷部数が調整される。
【選択図】図10

Description

本発明は、印刷制御装置、特に複数の印刷出力装置(プリンタとも称する)の印刷動作を制御する印刷制御装置、およびそれに関連する技術に関する。
部数クラスタ印刷に係る印刷技術が存在する(たとえば特許文献1参照)。部数クラスタ印刷は、複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行(分散処理)するものである。
部数クラスタ印刷においては、複数のプリンタにて分散処理が行われるため、複数の部数の印刷出力物を効率的に生成することが可能である。
特開2001−290623号公報
一般的に、上記のような部数クラスタ印刷においては、印刷対象の部数を部数クラスタ印刷で使用されるプリンタの台数で単純に除することによって、各プリンタへの割り当て数が決定されている。たとえば、90部の印刷出力物が3台のプリンタで分担される場合には、1台あたり30部の印刷出力物を生成すべき旨が決定される。そして、各プリンタは、割り当てられた同数の部数(例えば30部)をそれぞれ印刷出力する。
しかしながら、そのような割り当て手法には改良の余地が残されており、当該手法に基づく部数クラスタ印刷は必ずしも効率的なものではない。
たとえば、上記のような部数クラスタ印刷の実行中において、或るプリンタで消耗品切れが発生すると、当該消耗品(たとえば、用紙、トナー等)の入れ替え操作が終了するのを待って、同一のプリンタを用いて処理が続行される。
しかしながら、消耗品の交換にも相応の時間を要する。本来は、他のプリンタで代替的な印刷処理を行う方が時間を有効に利用できることもある。
また、用紙詰まりなどの突発的要因が生じた場合にも、同様の状況が生じ得る。
そこで、この発明は、複数のプリンタによる印刷処理において、より効率的な処理を行うことが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得する取得手段と、前記消耗情報に基づいて前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおける消耗品切れの発生が予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を最適動作として決定し、前記最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る印刷制御装置において、前記調整手段は、前記第1の動作の終了予想時刻である第1の時刻と前記第2の動作の終了予測時刻である第2の時刻との先後関係を判定し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも前であるときには、前記第2の動作を最適動作として決定し、前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも後であるときには、前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで再分配して前記第1の動作が実現されるように、前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明に係る印刷制御装置において、前記消耗品切れは、用紙切れ、ステープル針切れ、およびトナー切れの少なくとも1つを含むことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の発明に係る印刷制御装置において、前記消耗品切れは、用紙切れを含み、前記第2の動作は、前記用紙切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタに対する用紙補充操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第3の動作と、前記用紙切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を引き続いて前記第1のプリンタで本来の指定サイズよりも大きなサイズの代替用紙に印刷出力して前記指定サイズに裁断する第4の動作とのうちのいずれかであることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係る印刷制御装置において、前記調整手段は、前記第1の動作における前記残部数に関する前記複数のプリンタでの所要印刷時間と、前記第3の動作における前記第1のプリンタに対する前記用紙補充操作の所要時間と、前記第4の動作における前記代替用紙の裁断に要する裁断時間とのうち、最も小さい時間に対応する動作を前記最適動作として決定することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4の発明に係る印刷制御装置において、前記調整手段は、前記第3の動作の終了予測時刻である第3の時刻が前記第4の動作の終了予測時刻である第4の時刻よりも前であり且つ前記第3の時刻が前記第1の動作の終了予想時刻である第1の時刻よりも前であるときには、前記第3の動作を前記最適動作として決定し、前記第4の時刻が前記第3の時刻よりも前であり且つ前記第4の時刻が前記第1の時刻よりも前であるときには、前記第4の動作を前記最適動作として決定し、前記第2の動作の終了予測時刻である第2の時刻が前記第1の時刻よりも後であるときには、前記第1の動作を前記最適動作として決定することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4ないし請求項6のいずれかの発明に係る印刷制御装置において、前記調整手段は、前記第4の動作の実行中に前記第1のプリンタに対する前記指定サイズの用紙に関する前記用紙補充操作が完了した場合には、前記代替用紙への印刷出力を中断して、当該中断時点での残部数を前記第1のプリンタにより前記指定サイズの用紙への印刷出力に切り換えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1の発明に係る印刷制御装置において、前記消耗品切れは、ステープル針切れを含み、前記第2の動作は、前記ステープル針切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタに対するステープル針補充操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する動作であることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1の発明に係る印刷制御装置において、前記消耗品切れは、トナー切れを含み、前記第2の動作は、前記トナー切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタに対するトナー補充操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する動作であることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項2または請求項6の発明に係る印刷制御装置において、前記複数のプリンタは、インラインフィニッシャを備えるプリンタとオフラインフィニッシャを備えるプリンタとを含み、前記第1の時刻は、前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外のプリンタに関する複数の組み合わせによる印刷動作のそれぞれによる複数の終了予測時刻のうち、最も早い時刻として算出されることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項10の発明に係る印刷制御装置において、前記調整手段は、前記部数クラスタ印刷ジョブよりも前に受け付けられた先行ジョブが前記部数クラスタ印刷の開始基準時点で未完了であるプリンタにおいては前記部数クラスタ印刷ジョブの開始基準時点から前記先行ジョブの終了時点までの期間にわたって前記部数クラスタ印刷ジョブを実行できないことを反映して、前記複数のプリンタでの分担を決定することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1の発明に係る印刷制御装置において、前記消耗品切れは、第1の消耗品切れであり、前記残部数は、第1の残部数であり、前記最適動作は、第1の最適動作であり、前記調整手段は、前記消耗情報に基づいて前記第1の消耗品切れおよび第2の消耗品切れの発生が予測される場合に、前記第1の動作と前記第2の動作とのうちの一の動作を前記第1の最適動作として決定して前記各印刷部数を調整し、その後、前記第2の消耗品切れが発生する第2のプリンタでの前記第2の消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの残部数である第2の残部数を前記複数のプリンタのうち前記第2のプリンタ以外の1又は2以上のプリンタで再分配して前記第2の残部数を前記1又は2以上のプリンタで印刷出力する第5の動作と、前記第2の消耗品切れの発生時点における前記第2の残部数を前記第2のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第6の動作とのうちの一の動作を第2の最適動作として決定し、前記第2の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項12の発明に係る印刷制御装置において、前記調整手段は、前記第1の動作の終了予想時刻である第1の時刻と前記第2の動作の終了予測時刻である第2の時刻との先後関係に基づいて前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整した後、さらに、前記第5の動作の終了予想時刻である第5の時刻と前記第6の動作の終了予測時刻である第6の時刻との先後関係を判定し、前記第6の時刻が前記第5の時刻よりも前であるときには、前記第2の残部数を前記第2のプリンタ自身で引き続いて印刷出力することを決定し、前記第6の時刻が前記第5の時刻よりも後であるときには、前記第2の残部数を前記1又は2以上のプリンタで再分配して前記第5の動作が実現されるように、前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項1の発明に係る印刷制御装置において、前記算出手段は、前記部数クラスタ印刷ジョブに関する前記複数のプリンタのそれぞれにおける印刷終了時刻が互いに均一化されるように、前記複数のプリンタのそれぞれの処理速度に基づいて前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して前記複数のプリンタのそれぞれにおける前記各印刷部数を算出することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14の発明に係る印刷制御装置において、前記算出手段は、前記複数のプリンタの各処理能力であってフィニッシング処理を反映した各処理能力に基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数を算出することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項15の発明に係る印刷制御装置において、前記算出手段は、前記複数のプリンタのそれぞれにおける先行ジョブの残存時間にも基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数を算出することを特徴とする。
請求項17の発明は、複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出するステップと、b)前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得するステップと、c)前記消耗情報に基づいて前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおける消耗品切れの発生が予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を最適動作として決定するステップと、d)前記最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項18の発明は、部数クラスタ印刷ジョブを実行する印刷システムであって、前記部数クラスタ印刷ジョブにおける複数の部数の印刷出力物を分担して印刷出力する複数のプリンタと、前記部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置と、を備え、前記印刷制御装置は、前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得する取得手段と、前記消耗情報に基づいて前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおける消耗品切れの発生が予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を最適動作として決定し、前記最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
請求項19の発明は、複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、前記複数のプリンタのそれぞれにおける用紙詰まりの発生に関する情報を取得する第1の取得手段と、前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおいて用紙詰まりが発生した場合に、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記用紙詰まりの解消操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を第1の最適動作として決定し、前記第1の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項19の発明に係る印刷制御装置において、前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得する第2の取得手段、をさらに備え、前記調整手段は、前記第1の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整した後に、前記複数のプリンタのうちのいずれかのプリンタである第2のプリンタにおける消耗品切れの発生が前記消耗情報に基づいて予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第2のプリンタ以外の1又は2以上のプリンタで再分配して前記第2のプリンタでの前記残部数を前記1又は2以上のプリンタで印刷出力する第3の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの前記残部数を前記第2のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第4の動作とのうちの一の動作を第2の最適動作として決定し、前記第2の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整することを特徴とする。
請求項21の発明は、複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出するステップと、b)前記複数のプリンタのそれぞれにおける用紙詰まりの発生に関する情報を取得するステップと、c)前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおいて用紙詰まりが発生した場合に、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記用紙詰まりの解消操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を第1の最適動作として決定するステップと、d)前記第1の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項21の発明に係るプログラムにおいて、e)前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得するステップと、f)前記第1の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整した後に、前記複数のプリンタのうちのいずれかのプリンタである第2のプリンタにおける消耗品切れの発生が前記消耗情報に基づいて予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第2のプリンタ以外の1又は2以上のプリンタで再分配して前記第2のプリンタでの前記残部数を前記1又は2以上のプリンタで印刷出力する第3の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの前記残部数を前記第2のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第4の動作とのうちの一の動作を第2の最適動作として決定するステップと、g)前記第2の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整するステップと、をさらに前記コンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項23の発明は、部数クラスタ印刷ジョブを実行する印刷システムであって、前記部数クラスタ印刷ジョブにおける複数の部数の印刷出力物を分担して印刷出力する複数のプリンタと、前記部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置と、を備え、前記印刷制御装置は、前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、前記複数のプリンタのそれぞれにおける用紙詰まりの発生に関する情報を取得する取得手段と、前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおいて用紙詰まりが発生した場合に、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記用紙詰まりの解消操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を最適動作として決定し、前記最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
請求項24の発明は、複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、前記部数クラスタ印刷ジョブを受け付ける手段と、前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、を備え、前記算出手段は、前記複数のプリンタの各処理能力であってフィニッシャの種別を反映した各処理能力に基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数を算出することを特徴とする。
請求項25の発明は、複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置に内蔵されたコンピュータに、a)前記部数クラスタ印刷ジョブを受け付けるステップと、b)前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出するステップと、を実行させるためのプログラムであって、前記ステップb)においては、前記複数のプリンタの各処理能力であってフィニッシャの種別を反映した各処理能力に基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数が算出されることを特徴とする。
請求項26の発明は、部数クラスタ印刷ジョブを実行する印刷システムであって、前記部数クラスタ印刷ジョブにおける複数の部数の印刷出力物を分担して印刷出力する複数のプリンタと、前記部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置と、を備え、前記印刷制御装置は、前記部数クラスタ印刷ジョブを受け付ける手段と、前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、を備え、前記算出手段は、前記複数のプリンタの各処理能力であってフィニッシャの種別を反映した各処理能力に基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数を算出することを特徴とする。
請求項1ないし請求項26に記載の発明によれば、複数のプリンタによる印刷処理において、より効率的な処理を行うことが可能である。
特に、請求項1ないし請求項18に記載の発明によれば、消耗品切れ(用紙切れ)の発生が予測される場合に、消耗品切れに応じた対策が適切に施されるので、消耗品切れに起因する処理時間の増大を抑制することが可能である。
また特に、請求項19ないし請求項23に記載の発明によれば、用紙詰まりが発生する場合に、用紙詰まりに応じた対策が適切に施されるので、用紙詰まりに起因する処理時間の増大を抑制することが可能である。
また特に、請求項24ないし請求項26に記載の発明によれば、単純な除算によって割り当てられた同数の部数が複数のプリンタによってそれぞれ印刷出力される場合に比べて、効率的な処理を行うことが可能である。
印刷システムの構成を示す概略図である。 プリンタの機能ブロックを示す図である。 印刷制御装置の機能ブロックを示す図である。 各プリンタの処理能力を示す図である。 最初のスケジューリング処理を示す概念図である。 最初のスケジューリング処理を示す概念図である。 最初のスケジューリング処理により決定された各印刷部数を示す図である。 各プリンタの消耗情報および各プリンタの印刷出力を示す概念図である。 用紙切れの発生時点等を示すタイムチャートである。 対応策の候補を示す図である。 対応策の候補を示す図である。 第2実施形態に係る動作を示すタイムチャートである。 各プリンタの消耗情報および各プリンタの印刷出力を示す概念図である。 対応策の候補を示す図である。 対応策の候補を示す図である。 対応策の候補を示す図である。 対応策の候補を示す図である。 第3実施形態に係る動作を示すタイムチャートである。 各プリンタの消耗情報および各プリンタの印刷出力を示す概念図である。 或るプリンタに関する消耗情報および印刷出力を示す概念図である。 対応策の候補を示す図である。 対応策の候補を示す図である。 第4実施形態に係る動作を示すタイムチャートである。 第4実施形態に係る動作を示すタイムチャートである。 各プリンタの消耗情報および各プリンタの印刷出力を示す概念図である。 対応策の候補を示す図である。 対応策の候補を示す図である。 対応策の候補を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.システム構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る印刷システム1の構成を示す概略図である。図1に示されるように、印刷システム1は、複数の印刷出力装置10(詳細には3つの印刷出力装置(プリンタとも称する)10a,10b,10c)と当該複数の印刷出力装置を制御する印刷制御装置50とを備える。
各プリンタ10と印刷制御装置50とは、ネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、LAN(Local Area Network)およびインターネットなどによって構成される。また、ネットワークNWに対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。
<1−2.プリンタの構成>
図2は、プリンタ10の機能ブロックを示す図である。ここでは、プリンタ10として、MFP(マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi-Functional Peripheral))を例示する。図2においては、MFP10の機能ブロックが示されている。
MFP10は、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能およびボックス格納機能などを備える装置(複合機とも称する)である。具体的には、MFP10は、図2の機能ブロック図に示すように、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、操作部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、MFP10の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って(すなわちスキャンして)、当該原稿の画像データ(原稿画像ないしスキャン画像とも称する)を生成する処理部である。この画像読取部2は、スキャン部であるとも称される。
印刷出力部3は、印刷対象に関するデータに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワークNWを介したネットワーク通信を行うことも可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、MFP10は、所望の相手先(たとえば、印刷制御装置50)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部4は、各種データを送信する送信部4aと各種データを受信する受信部4bとを有する。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。
操作部6は、MFP10に対する操作入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。
コントローラ9は、MFP10に内蔵され、MFP10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ9は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)PM1を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラムPM1は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体を介してMFP10にインストールされるようにしてもよい。あるいは当該プログラムPM1は、ネットワークNW等を介してダウンロードされてMFP10にインストールされるようにしてもよい。
具体的には、図2に示すように、コントローラ9は、プログラムPM1の実行により、通信制御部11と入力制御部12と表示制御部13と印刷出力制御部15とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部11は、他の装置(印刷制御装置50等)との間の通信動作を制御する処理部である。たとえば、通信制御部11は、通信部4等と協働して、印刷制御装置50からの印刷指令等を受信する。
表示制御部13は、表示部6bにおける表示動作を制御する処理部である。表示制御部13は、MFP10を操作するための操作画面等を表示部6bに表示させる。
入力制御部12は、操作入力部6aに対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部12は、操作画面に対する操作入力を受け付ける動作を制御する。
印刷出力制御部15は、MFP10における印刷出力動作を制御する制御部である。印刷出力制御部15は、印刷制御装置50からの操作指令および操作者による操作指示等に応じて、MFP10における印刷出力動作を制御する。
この実施形態においては、3つのプリンタ10(10a,10b,10c)のうち、プリンタ10b,10cは、インラインフィニッシャを備えて構成される。インラインフィニッシャは、ステープル部および折り部等を有している。これにより、プリンタ10b,10cで印刷された複数の用紙は、1部単位でステープル留めされた状態で体裁が整えられて自動的に出力される。また、折り部によってZ折り等が施された一部の印刷用紙が綴じ込まれた状態で出力される。
一方、プリンタ10aは、インラインフィニッシャを有していない。その代わりに、プリンタ10aは、オフラインフィニッシャ20を有している。プリンタ10aによって印刷出力された印刷出力物は、操作ユーザによってオフラインフィニッシャ20の所定位置に配置される。その後、操作ユーザによるオフラインフィニッシャ20の操作部22(図1参照)に対する操作が行われ、当該操作に応じて当該オフラインフィニッシャ20による仕上げ処理(フィニッシング処理)が当該印刷出力物に対して施される。このようなオフラインフィニッシャ20による仕上げ処理を経ることによっても、インラインフィニッシャによる仕上げ処理が施された印刷出力物と同様の結果物を得ることができる。
<1−3.印刷制御装置50の構成>
図3は、印刷制御装置50の機能ブロックを示す図である。この印刷制御装置50は、各種の印刷ジョブ(部数クラスタ印刷ジョブJBを含む)を制御する装置である。部数クラスタ印刷ジョブJBは、複数の部数の印刷出力を複数のプリンタ10(10a,10b,10c等)で分担して実行するジョブである。
次に、図3を参照しながら、印刷制御装置50の構成について説明する。
印刷制御装置50は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置により構成される。
印刷制御装置50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、操作部56およびコントローラ59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、ネットワークNWを介したネットワーク通信を行うことが可能である。このネットワーク通信では、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)等の各種のプロトコルが利用される。当該ネットワーク通信を利用することによって、印刷制御装置50は、所望の相手先(プリンタ10等)との間で各種のデータを授受することが可能である。通信部54は、各種データを送信する送信部54aと各種データを受信する受信部54bとを有する。
格納部55は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置で構成される。格納部55には、各MFP(プリンタ)10に向けて送信すべき印刷出力用のデータが一時的に格納される。また、格納部55には、各プリンタ10の処理能力、消耗品の補充に要する時間、用紙詰まりの解消操作に要する時間、用紙裁断時間等の各種の情報が予め登録されて格納されている。
操作部56は、印刷制御装置50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。操作部56は、各種の印刷ジョブ(部数クラスタ印刷ジョブJBを含む)を受け付ける受付部であるとも表現される。
図3のコントローラ59は、印刷制御装置50に内蔵され、印刷制御装置50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備える。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)PM5を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラムPM5は、CD−ROMおよびUSBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体を介して印刷制御装置50にインストールされるようにしてもよい。あるいは当該プログラムPM5は、ネットワークNW等を介してダウンロードされて印刷制御装置50にインストールされるようにしてもよい。
コントローラ59は、プログラムPM5の実行により、通信制御部61と入力制御部62と表示制御部63と消耗品情報取得部64と印刷制御部65と算出部66と調整部68とエラー情報取得部69とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、プリンタ10等との通信動作を制御する処理部である。たとえば、通信制御部61は、通信部54等と協働して、各プリンタ10への印刷指令の送信動作等を制御する。
入力制御部62は、操作入力部56aに対する操作入力動作を制御する制御部である。たとえば、入力制御部62は、操作部56と協働して、プリンタ10a,10b,10cで行われるべき各種の印刷ジョブ(通常の印刷ジョブおよび部数クラスタ印刷ジョブを含む)に関する実行指示を受け付ける。
表示制御部63は、表示部56bにおける表示動作を制御する処理部である。表示制御部63は、ジョブの受付画面等の表示動作を制御する。
消耗品情報取得部64は、各プリンタ10における消耗品(印刷用紙(単に用紙とも称する)、印刷トナー、ステープル針等)の残量に関する情報(消耗情報とも称する)CSを取得する処理部である。消耗品情報取得部64は、各プリンタ10と通信して、各プリンタ10に関する消耗情報CSを取得する。消耗品情報取得部64は、当該消耗情報CSに基づいて、各プリンタにおける消耗品切れの発生を予測する。
印刷制御部65は、プリンタ10による印刷出力動作を制御する処理部である。
算出部66は、複数のプリンタ10の各印刷部数を算出する処理部である。算出部66は、部数クラスタ印刷ジョブJBに関する複数のプリンタ10のそれぞれにおける印刷終了時刻が互いに均一化されるように複数の部数の印刷出力を複数のプリンタ10に分配して、複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を暫定的に算出する。
調整部68は、複数のプリンタのうちの或るプリンタにおける消耗品切れの発生が予測される場合に、複数のプリンタ10a,10b,10cにおける各種の印刷ジョブに関する再スケジューリング処理等を制御する。具体的には、調整部68は、複数の対応策に係る複数の代替動作のうち比較的早期に終了する動作を最適動作として決定し、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタでの各印刷部数を調整する。より詳細には、調整部68は、複数の対応策に係る複数の代替動作のそれぞれに関する終了予想時刻(ジョブ終了予想時刻)を互いに比較し、各終了予想時刻の先後関係(時間的な前後関係)を判定し、その判定結果に基づいて最適動作を決定する。
エラー情報取得部69は、各プリンタ10における用紙詰まりの発生(エラーの発生)に関する情報を取得する処理部である。
<1−4.動作>
<各プリンタにおける各印刷部数の暫定的決定動作>
この実施形態においては、部数クラスタ印刷ジョブJBが印刷制御装置50において受け付けられると、まず、印刷制御装置50(詳細には、算出部66等)は、各プリンタ10における初期的な各印刷部数を暫定的に決定する。複数のプリンタ10のそれぞれにおける各印刷部数は、部数クラスタ印刷ジョブJBに関する複数のプリンタ10のそれぞれにおける印刷終了時刻が互いに均一化されるように決定される。詳細には、複数のプリンタ10のそれぞれの処理速度等に基づいて部数クラスタ印刷ジョブJBの複数の部数の印刷出力を複数のプリンタ10に分配し、当該各印刷部数が算出される。換言すれば、部数クラスタ印刷ジョブJBに関する複数のプリンタ10における処理が全体的に早期に終了するように、部数クラスタ印刷ジョブJBの複数の部数の印刷出力が複数のプリンタに分配される。
なお、従来の印刷システムにおいては、部数クラスタ印刷ジョブJBは、その印刷部数(たとえば、90部)をプリンタの台数(たとえば3台)で除した値(たとえば、30部)を、各プリンタの印刷部数としてそれぞれ決定することが行われる。
これに対して、この実施形態に係る印刷システム1においては、複数のプリンタ10のそれぞれの処理速度(印刷速度等)に基づいて、部数クラスタ印刷ジョブJBにおける複数の部数の印刷出力が複数のプリンタ10に分配される。
詳細には、後述するように、算出部66は、複数のプリンタ10の各処理速度(より詳細には、フィニッシング処理(仕上げ処理)がインラインであるかオフラインであるかを反映した各処理速度)に基づいて、複数のプリンタ10ごとの各印刷部数(仮部数)を暫定的に算出する。また、算出部66は、複数のプリンタ10のそれぞれにおける先行ジョブの残存時間にも基づいて、複数のプリンタ10ごとの各印刷部数を暫定的に算出する。
以下では、このような印刷部数の暫定的決定動作について更に詳細に説明する。具体的には、部数クラスタ印刷ジョブJBにおける印刷部数(総印刷部数)が700部である場合を想定する。また、1部の印刷出力物はN枚(Nは自然数)(ここでは簡単化のため1枚(N=1))の印刷用紙で構成され、各1部の印刷出力物は、それぞれ、1本のステープル針で綴じられるものとする。
図4は、各プリンタ10の処理能力を示す図である。図4に示すように、プリンタ10bは、1分間に100枚のA4サイズ用紙に対する印刷を行うことが可能な印刷能力(印刷速度)を有している。すなわち、プリンタ10bは、100枚/分の印刷速度を有する。換言すれば、プリンタ10bによる1枚(A4サイズ用紙)あたりの印刷時間は、0.01分である(0.01分/枚)。
同様に、プリンタ10cは、プリンタ10bと同一の印刷能力(印刷速度)を有する。
一方、プリンタ10aは、プリンタ本体(印刷出力部3)における印刷速度は、プリンタ10b,10cと同様であり、100枚/分(換言すれば、0.01分/枚)の印刷速度を有する。ただし、プリンタ10aは、プリンタ10b,10cとは異なり、インラインフィニッシャを有しておらず、オフラインフィニッシャ20を有するものである。プリンタ10aの印刷出力部3により印刷出力された印刷出力物はユーザによってオフラインフィニッシャ20へ移送され、当該オフラインフィニッシャ20によるフィニッシング処理が当該印刷出力物に対して施される。そのため、フィニッシング処理をも含めると、プリンタ10aの処理速度は低下する。具体的には、プリンタ10aにおけるフィニッシング処理を含めた処理時間は、プリンタ10aの印刷出力部3における印刷時間のみならず、プリンタ10aのオフラインフィニッシャ20による処理時間をさらに加算した時間を要する。
たとえば、図4に示すように、オフラインフィニッシャ20が、平均的に1分間に50枚の印刷出力物に関するフィニッシング処理を行う処理能力(50枚/分)を有しているものとする。換言すれば、オフラインフィニッシャ20のフィニッシング処理能力(平均値)は、1枚あたり0.02分である(0.02分/枚)ものとする。
このとき、プリンタ10aにおけるフィニッシング処理を含めた処理時間は、プリンタ10aの印刷出力部における印刷処理時間(0.01分/枚)と、プリンタ10aのオフラインフィニッシャ20によるフィニッシング処理時間(0.02分/枚)とを加算した値(すなわち、0.03分/枚)である。換言すれば、プリンタ10aを用いた印刷出力物生成処理(フィニッシング処理を含めた処理)においては、1枚あたり、0.03分を要する(0.03分/枚)。
このように、プリンタ10a,10b,10cの各処理能力、より詳細には、フィニッシング処理(仕上げ処理)がインラインであるかオフラインであるかを反映した各印刷能力(換言すれば、印刷速度)は、順に、0.03分/枚、0.01分/枚、0.01分/枚、である。ここでは、このような各プリンタの処理速度(処理能力)は、印刷制御装置50に予め登録されているものとする。
また、複数のプリンタ10a,10b,10cのうちプリンタ10a,10cにおいては、部数クラスタ印刷ジョブJBの開始基準時刻(単に基準時刻とも称する)T0にて、部数クラスタ印刷ジョブJBの先行ジョブJAは既に終了しているものとする。一方、プリンタ10bにおいては、基準時刻T0において、部数クラスタ印刷ジョブJBの先行ジョブJAが未だ続行されており、基準時刻T0から先行ジョブJAの残存処理時間(ここでは、「0.7分」)経過後に当該先行ジョブJAが終了するものとする。換言すれば、プリンタ10bにおいては、部数クラスタ印刷ジョブJBよりも前に受け付けられた先行ジョブJAが部数クラスタ印刷ジョブJBの開始基準時点T0で未完了である。そのため、開始基準時点T0から先行ジョブJAの終了時点までの期間(0.7分)にわたって部数クラスタ印刷ジョブJBは実行され得ない。
このような状況において、算出部66は、複数のプリンタ10a,10b,10cに関する複数の組み合わせによる印刷動作のそれぞれによる複数の終了予測時刻を算出し、当該複数の終了予測時刻のうち最も早い時刻に対応する印刷動作を最適印刷動作として決定する。複数のプリンタ10a,10b,10cに関する複数の組み合わせによる印刷動作としては、図5に示すように、次の7通りの動作(CA1〜CA7)、すなわち、
・動作CA1:プリンタ10aのみを使用する印刷動作、
・動作CA2:プリンタ10bのみを使用する印刷動作、
・動作CA3:プリンタ10cのみを使用する印刷動作、
・動作CA4:プリンタ10a,10bを使用する印刷動作、
・動作CA5:プリンタ10a,10cを使用する印刷動作、
・動作CA6:プリンタ10b,10cを使用する印刷動作、
・動作CA7:プリンタ10a,10b,10cを使用する印刷動作、
が挙げられる。なお、図5においては、これらの7つの動作CA1〜CA7が概念的に示されている。
そして、これらの各印刷動作CA1〜CA7の終了予測時刻が、インラインフィニッシャの有無を反映した各プリンタ10a,10b,10cの処理速度、および各プリンタ10a,10b,10cでの先行ジョブに起因する部数クラスタ印刷ジョブJBの開始遅延等に基づいて、それぞれ算出される。詳細には、開始基準時点T0から先行ジョブJAの終了時点までの期間(0.7分)にわたってプリンタ10bは部数クラスタ印刷ジョブJBを実行できないことをも反映して、各印刷動作CA1〜CA7の終了予測時刻はそれぞれ算出される。
動作CA1の処理時間は、プリンタ10aの1枚あたりの処理時間(0.03分/枚)に700部の印刷枚数(700枚)を乗じることによって、21分(=0.03×700)として算出される。プリンタ10aは、基準時刻T0から印刷処理を開始できるので、動作CA1の終了予測時刻は、基準時刻T0から21分後の時刻である。
動作CA3の処理時間は、プリンタ10cの1枚あたりの処理時間(0.01分/枚)に700部の印刷枚数(700枚)を乗じることによって、7分(=0.01×700)として算出される。プリンタ10cは、基準時刻T0から印刷処理を開始できるので、動作CA3の終了予測時刻は、基準時刻T0から7分後の時刻である。
動作CA2の処理時間は、プリンタ10bの1枚あたりの処理時間(0.01分/枚)に700部の印刷枚数(700枚)を乗じることによって、7(=0.01×700)分として算出される。ただし、プリンタ10bは、先行ジョブJAの処理のため、基準時刻T0から0.7分経過するまでは部数クラスタ印刷ジョブJBの処理を実行できない。したがって、動作CA2の終了予測時刻は、基準時刻T0から「7.7」(=7.0+0.7)分後の時刻である。
動作CA5に関しては、プリンタ10a,10cの処理速度の比(1:3)に応じて、「700部」の印刷出力物が各プリンタ10a,10cに分配される。具体的には、プリンタ10aに「175部」(=700×1/4)、プリンタ10cに「525部」(=700×3/4)がそれぞれ割り当てられる。また、プリンタ10aの処理時間は、5.25(=0.03×175)分として算出され、プリンタ10cの処理時間は、5.25(=0.01×175)分として算出される。プリンタ10a,10cは、いずれも基準時刻T0から印刷処理を開始できるので、プリンタ10a,10bの終了時刻は、いずれも基準時刻T0から「5.25」分後の時刻である。したがって、動作CA5の終了予測時刻は、基準時刻T0から「5.25」分後の時刻である。
動作CA4に関しては、まず、プリンタ10a,10bの処理速度の比(1:3)に応じて、「700部」の印刷出力物が各プリンタ10a,10bに仮分配される。具体的には、プリンタ10aに「175部」(=700×1/4)、プリンタ10bに「525部」(=700×3/4)がそれぞれ割り当てられる。また、プリンタ10aの処理時間は、5.25(=0.03×175)分として算出され、プリンタ10bの処理時間は、5.25(=0.01×175)分として算出される。プリンタ10aは、基準時刻T0から印刷処理を開始できるので、プリンタ10aの終了時刻は、基準時刻T0から「5.25(=0.03×175)」分後の時刻である。一方、プリンタ10bは、基準時刻T0の0.7分後までは部数クラスタ印刷ジョブJBの印刷を開始できない。そのため、プリンタ10aの終了時刻が到来しても、プリンタ10bにおいては「455部」の印刷が終了しているものの、0.7分間の処理部数に相当する「70部」が未だ残存している。そこで、この70部(70枚)が、再度、プリンタ10a,10bの処理速度の比(1:3)に応じて、プリンタ10a,10bに仮分配される。具体的には、プリンタ10aに「17部」(=70×1/4)、プリンタ10bに「53部」(=70×3/4)がそれぞれ再分配される。プリンタ10aでは「17部」の出力に0.51(=0.03×17)分をさらに要するため、プリンタ10aの処理終了時刻は、時刻T0から、5.76(=5.25+0.51)分後の時刻として算出される。また、プリンタ10bでは53部の出力に0.53(=0.01×53)分をさらに要するため、プリンタ10bの処理終了時刻は、時刻T0から、5.78(=5.25+0.53)分後の時刻である。したがって、動作CA4の終了予測時刻は、基準時刻T0から「5.78」分後の時刻である。
同様にして、動作CA6の終了予測時刻は、基準時刻T0から「3.85」分後の時刻であるとして算出される。
また、動作CA7に関しては、図6および図7にも示すように、まず、プリンタ10a,10b,10cの処理速度の比(1:3:3)に応じて、「700部」の印刷出力物が各プリンタ10a,10b,10cに仮分配される。具体的には、プリンタ10aに「100部」(=700×1/7)、プリンタ10bに「300部」(=700×3/7)、プリンタ10cに「300部」(=700×3/7)、がそれぞれ割り当てられる。また、プリンタ10aの処理時間は、3.00(=0.03×100)分として算出され、プリンタ10bの処理時間は、3.00(=0.01×300)分として算出され、プリンタ10cの処理時間は、3.00(=0.01×300)分として算出される。
プリンタ10a,10cは、基準時刻T0から印刷処理を開始できるので、プリンタ10a,10cは、基準時刻T0から3分後の時刻T1に100部の処理を終了する。一方、プリンタ10bは、基準時刻T0の0.7分後までは部数クラスタ印刷ジョブJBの印刷を開始できない。そのため、各プリンタ10a,10cによる上述の終了終了時刻が到来しても、プリンタ10bにおいては「230部」の印刷が終了しているものの、0.7分間の処理部数に相当する「70部」が未だ残存している。
そこで、この70部(70枚)が、再度、プリンタ10a,10b,10cの処理速度の比(1:3:3)に応じて、プリンタ10a,10b,10cに仮分配される。具体的には、プリンタ10aに「10部」(=70×1/7)、プリンタ10bに「30部」(=70×3/7)、プリンタ10cに「30部」(=70×3/7)がそれぞれ再分配される。プリンタ10aでは「10部」の出力に0.3(=0.03×10)分をさらに要するため、プリンタ10aの処理終了時刻は、時刻T0から、3.3(=3.0+0.3)分後の時刻T2として算出される。また、各プリンタ10b,10cでは30部の出力に0.3(=0.01×30)分をさらに要するため、プリンタ10b,10cの処理終了時刻も、それぞれ、時刻T0から、3.3(=3.0+0.3)分後の時刻T2である。したがって、動作CA7の終了予測時刻は、基準時刻T0から「3.3」分後の時刻T2である、として算出される。なお、図7にも示すように、結果的には、部数クラスタ印刷ジョブJBの全「700」部のうち、プリンタ10aに「110」(=100+10)部が、プリンタ10bに「260」(=300−70+30)部が、プリンタ10cに「330」(=300+30)部が、それぞれ分配されて割り当てられる。
そして、上記の7つの動作CA1〜CA7(図6参照)のうちその終了予想時刻が最も早いもの、具体的には動作CA7(終了予想時刻「3.3分」)が、初期的な最適動作(より詳細には、消耗品切れおよび用紙詰まりが発生しない場合の最適動作)として決定される。そして、当該最適動作における分配内容が、初期的な分配内容として決定される。
<各プリンタの消耗情報CSの取得動作>
上記のように初期的な分配内容が決定された後、消耗品情報取得部64は、消耗情報CSをプリンタ10から取得する。そして、印刷制御装置50(調整部68等)によって、当該消耗情報CSに基づく再分配動作(部数調整動作)が実行される。
ここでは、プリンタ10bにおいて、消耗品(具体的には、印刷用紙(単に用紙とも称する))が部数クラスタ印刷ジョブJBの途中で不足する場合について説明する。
より具体的には、まず、消耗品情報取得部64は、各プリンタ10a,10b,10cと通信して、各プリンタ10a,10b,10cの消耗情報CSを取得する。たとえば、図8に示すように、プリンタ10aに関しては、「A4」サイズの残用紙枚数(用紙残量)が320枚であることが取得されるとともに、プリンタ10cに関しては、「A4」サイズの残用紙枚数(用紙残量)が350枚である旨の情報が取得される。また、プリンタ10bに関しては、「A4」サイズの残用紙枚数(用紙残量)が240枚であり、「A3」サイズの残用紙枚数(用紙残量)が5枚であり、「A3ノビ」サイズの残用紙枚数(用紙残量)が30枚である旨の情報が取得される。
消耗品情報取得部64は、上述の初期的な分配内容と各プリンタ10での残用紙枚数とを比較し、プリンタ10bにおいて、A4サイズの用紙の残量「240枚」が、部数クラスタ印刷ジョブJBでの印刷部数に要する用紙枚数「260枚」を下回っている旨を判定する。そして、消耗品情報取得部64は、プリンタ10bにおいて、部数クラスタ印刷ジョブJBに係る240枚のA4用紙に対する印刷出力が行われた時刻TB(図9参照)にて、消耗品切れ(A4サイズ用紙の用紙切れ)が発生することを予測する。また、プリンタ10bの処理速度(0.01分/枚)および先行ジョブJAの終了時刻等に基づいて、時刻TBは、時刻T0から「3.1」(=0.7+0.01×240)分後の時刻であること、も予測される。さらに、当該消耗品切れ(用紙切れ)の発生時点TBにおけるプリンタ10bでの残部数は、20(=260−240)部であることも予測される。このような予測動作は、消耗品情報取得部64等によって実行される。
<各プリンタでの各印刷部数の調整動作>
このように、複数のプリンタのうちの或るプリンタ(ここではプリンタ10b)における消耗品切れ(ここでは用紙切れ)の発生が予測される場合には、再スケジューリング処理(再分配処理)が実行される。
この再スケジューリング処理においては、次の3つの動作(候補動作)CB1,CB2,CB3(図10参照)のいずれかのうち、比較的早期に(最も早期に)終了する動作が最適動作として決定される。
そして、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。当該調整動作は、調整部68等によって実行される。
ここにおいて、最適動作の候補動作は、次の3つの動作、すなわち、
・動作CB1:用紙切れ(消耗品切れ)の発生時点TBにおけるプリンタ10bでの残部数(ここでは、20部)を複数のプリンタのうちプリンタ10b以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して当該残部数を当該少なくとも1つのプリンタで印刷出力する動作、
・動作CB2:用紙切れの発生時点TBにおけるプリンタ10bでの残部数を、プリンタ10bに対する(A4サイズ用紙の)用紙補充操作後に、プリンタ10b自身で引き続いて印刷出力する動作、
・動作CB3:用紙切れの発生時点TBにおけるプリンタ10bでの残部数を引き続いてプリンタ10bで本来の指定サイズ「A4」よりも大きなサイズの代替用紙に印刷出力して指定サイズ「A4」に裁断する動作、
である。
なお、動作CB2,CB3は、いずれも、或るプリンタでの消耗品切れの発生時点における当該プリンタでの残部数を当該プリンタ自身で引き続いて印刷出力する動作であるとも表現される。
また、動作CB1は、次のような複数の候補動作の中から選択された動作である。具体的には、図11に示すように、次の3通りの候補動作(CB11〜CB13)、すなわち、
・動作CB11:プリンタ10aのみを使用する印刷動作、
・動作CB12:プリンタ10cのみを使用する印刷動作、
・動作CB13:プリンタ10a,10cを使用する印刷動作、
の中から動作CB1が選択される。
動作CB11の処理時間は、プリンタ10aの1枚あたりの処理時間(0.03分/枚)に20部の印刷枚数(20枚)を乗じることによって、0.6分(=0.03×20)として算出される。プリンタ10aは、当初の終了予測時刻T2から残部数「20部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CB11の終了予測時刻は、時刻T2から0.6分後の時刻である。換言すれば、動作CB11の終了予測時刻は、基準時刻T0から「3.9」(=3.3+0.6)分後の時刻である。
動作CB12の処理時間は、プリンタ10cの1枚あたりの処理時間(0.01分/枚)に20部の印刷枚数(20枚)を乗じることによって、0.2分(=0.01×20)として算出される。プリンタ10cは、当初の終了予測時刻T2から残部数「20部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CB12の終了予測時刻は、時刻T2から0.2分後の時刻である。換言すれば、動作CB12の終了予測時刻は、基準時刻T0から「3.5」(=3.3+0.2)分後の時刻である。
動作CB13に関しては、プリンタ10a,10cの処理速度の比(1:3)に応じて、「20部」の印刷出力物が各プリンタ10a,10cに分配される。具体的には、プリンタ10aに「5部」(=20×1/4)、プリンタ10cに「15部」(=20×3/4)がそれぞれ割り当てられる。また、プリンタ10aの処理時間は、0.15(=0.03×5)分として算出され、プリンタ10cの処理時間は、0.15(=0.01×15)分として算出される。プリンタ10a,10cは、当初の終了予測時刻T2から残部数「20部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CB13の終了予測時刻は、時刻T2から0.15分後の時刻である。換言すれば、動作CB13の終了予測時刻は、基準時刻T0から「3.45」(=3.3+0.15)分後の時刻である。
そして、上記の7つの動作CB11〜CB13のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CB13(終了予想時刻「3.45分」)が、動作CB1に関する最適動作として決定される。そして、動作CB13の終了予想時刻(「3.45分」)が、動作CB1の終了予想時刻(ジョブ終了予測時刻)Tb1(図10)として算出される。
また、プリンタ10bの用紙補充操作に「0.5分」(30秒)を要することから、動作CB2の終了予測時刻Tb2(図10)は、時刻T2から0.5分後の時刻、換言すれば、時刻T0から「3.8」(=3.3+0.5)分後の時刻、として算出される。なお、用紙補充操作に要する時間は予め印刷制御装置50に登録されているものとする。
さらに、動作CB3の終了予想時刻Tb3(図10)は、次のようにして算出される。
ここにおいて、指定サイズ(「A4」サイズ)の用紙に対する印刷出力物は、当該指定サイズの用紙自体に対する印刷出力によって得られるのみではない。指定サイズ(「A4」サイズ)の用紙に対する印刷出力物は、「A4」サイズの2倍以上のサイズ(代替サイズ)を有する用紙(代替用紙)に対する印刷出力を行った後に、当該用紙を「A4」サイズに裁断すること(代替用紙への印刷出力処理+裁断処理)によっても得られる。たとえば、裁断処理を伴うことによって、1枚の「A3」サイズ用紙から2枚の「A4」サイズ用紙の印刷出力物が得られる。同様に、1枚の「A3ノビ」サイズ用紙から2枚の「A4」サイズ用紙の印刷出力物が得られる。
この動作CB3においては、代替サイズの用紙(代替用紙)への印刷出力処理と裁断処理とを行うことによっても指定サイズの用紙に対する印刷出力物が得られることを利用する。なお、当該代替サイズは、複数枚の指定サイズ(「A4」サイズ等)の用紙を裁断によって得ることができる大きさであるとも表現される。
各プリンタ10a,10b,10cのフィニッシャの内部においては、裁断部が設けられており、代替サイズの複数枚の用紙を束ねて裁断することによって指定サイズの印刷出力物を生成することができる。ここでは、裁断処理時間を(裁断対象サイズ用紙)1枚あたりの平均値で表現するものとする。たとえば、裁断処理によって「A3」サイズの用紙から「A4」サイズの用紙を生成するのに要する時間(裁断処理時間)は、元の「A3」サイズの用紙1枚あたり0.003分(0.003分/枚)であるものとする。同様に、裁断処理によって「A3ノビ」サイズの用紙から「A4」サイズの用紙を生成するのに要する時間(裁断処理時間)は、元の「A3ノビ」サイズの用紙1枚あたり0.004分(0.004分/枚)であるものとする。換言すれば、「A3」サイズ用紙に関する裁断処理時間は、「A3ノビ」サイズ用紙に関する裁断処理時間よりも小さい(短い)。また、これらの裁断処理時間は、印刷制御装置50(格納部55)に予め登録されているものとする。
調整部68は、用紙残量に関する情報にも基づいて、残部数「20部」を、その裁断処理時間が比較的小さな「A3」サイズに対して優先的に(仮に)割り当てる。その後、当該割り当て後の残りの部数が他のサイズ(「A3ノビ」サイズに対して、割り当てられる。
ここでは、プリンタ10bにおける「A3」サイズ用紙の残量は「5枚」(A4サイズ用紙10枚相当分)であり、プリンタ10bにおける「A3ノビ」サイズ用紙の残量は「30枚」(A4サイズ用紙60枚相当分)であるものとする。
この場合、まず、残部数「20部」のうち「10部」(A4サイズ用紙10枚)が5枚の「A3」サイズを利用して生成される旨が決定される。さらに、残りの「10部」(=20−10)(A4サイズ用紙10枚)が、5枚の「A3ノビ」サイズを利用して生成される旨が決定される。
このように、動作CB3においては、残部数「20部」のうち「10部」が5枚の「A3」サイズを裁断して生成され、残りの「10部」が、5枚の「A3ノビ」サイズを裁断して生成される。このとき、5枚の「A3」サイズ用紙の裁断処理時間は、0.015(=0.003×5)分であり、5枚の「A3ノビ」サイズ用紙の裁断処理時間は、0.020(=0.004×5)分である。すなわち、両サイズに関する裁断処理時間の合計値は、0.035(=0.015+0.02)分である。
ここでは、代替用紙への印刷出力処理時間(A4サイズ出力への換算値)は、指定サイズ用紙への印刷出力時間と同じであるとみなせるものとし、動作CB3においては、裁断処理時間が元の所要時間に対する追加的な処理時間であるものとする。具体的には、プリンタ10bによる「A3」用紙(あるいは「A3ノビ」用紙)の1枚あたりの印刷時間は、0.02分である(0.02分/枚)。A3サイズ用紙(あるいはA3ノビサイズ用紙)から2枚のA4サイズ用紙が抽出できることを考慮すると、プリンタ10bによる代替用紙への印刷出力処理時間(A4サイズ出力への換算値)は、0.01分である(0.01分/枚)。このように、代替用紙への印刷出力処理時間(A4サイズ出力への換算値)は、指定サイズ用紙(A4サイズ用紙)への印刷出力時間と同じである。そして、代替用紙の裁断処理時間が追加的に設けられる。
このとき、動作CB3の終了予測時刻Tb3は、裁断処理時間の合計値(0.035分)を考慮すると、当初の終了予測時刻T2から「0.035」分後の時刻、換言すれば、基準時刻T0から「3.335」分後の時刻である。
そして、上記の3つの動作CB1〜CB3のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CB3(終了予想時刻「3.335分」)が、再スケジューリングにおける最適動作(より詳細には、消耗品切れ(用紙切れ)が発生した場合の最適動作)として決定される。
このように、動作CB1に関する終了予想時刻Tb1と動作CB2に関する終了予想時刻Tb2と動作CB3に関する終了予想時刻Tb3との先後関係が判定される。そして、動作CB1,CB2,CB3のうち比較的早期に終了する一の動作(CB3)が最適動作として決定され、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。
詳細には、終了予想時刻Tb3が終了予想時刻Tb2よりも前(の時刻)であり且つ終了予想時刻Tb3が終了予想時刻Tb1よりも前であるときには、終了予想時刻Tb3に対応する動作CB3が最適動作として決定される。
仮に、終了予想時刻Tb2が終了予想時刻Tb3よりも前(先)であり且つ終了予想時刻Tb2が終了予想時刻Tb1よりも前であるときには、終了予想時刻Tb2に対応する動作CB2が最適動作として決定される。
また、終了予想時刻Tb1が他の時刻Tb2,Tb3よりも前であるときには、終了予想時刻Tb1が最適動作として決定される。
なお、上記のような動作は、各動作CB1〜CB3における各追加所要時間のうち、最も小さい時間に対応する動作を最適動作として決定するものであるとも表現される。具体的には、動作CB1における残部数「20部」に関する複数のプリンタ10a,10b,10cでの所要印刷時間(追加印刷時間)(0.15分)と、動作CB2におけるプリンタ10bに対する用紙補充操作の所要時間(0.5分)と、動作CB3における代替用紙の裁断に要する裁断時間(0.035分)とのうち、最も小さい時間に対応する動作が最適動作として決定される。
また、上記のような動作は、次のようにも表現できる。すなわち、まず、動作CB2,CB3のうち比較的早期に終了する動作(ここではCB3)が、「消耗品切れの発生時点におけるプリンタ10bでの残部数をプリンタ10b自身で引き続いて印刷出力する動作」の代表動作として決定される。つぎに、当該代表動作に関する終了予想時刻(Tb2,Tb3のいずれか)と動作CB1に関する終了予想時刻Tb1との先後関係が判定される。そして、当該代表動作(動作CB2,CB3のいずれか一方)と動作CB1とのうち比較的早期に終了する動作(ここではCB3)が最適動作として決定され、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。
詳細には、当該代表動作(動作CB2,CB3のいずれか一方)に係る終了予想時刻が終了予想時刻Tb1よりも前であるときには、当該代表動作(CB2あるいはCB3)が最適動作として決定される。また、当該代表動作(動作CB2,CB3のいずれか一方)に係る終了予想時刻が終了予想時刻Tb1よりも後であるときには、終了予想時刻Tb1に対応する動作CB1が最適動作として決定される。そして、当該最適動作における分配内容が、再スケジューリング後の分配内容として決定される。
以上のような動作によれば、複数のプリンタの各処理能力であってフィニッシャの種別(インラインフィニッシャであるかオフラインフィニッシャであるか)を反映した各処理能力と先行ジョブの残存時間とに基づいて、複数のプリンタごとの各印刷部数が算出部66によって算出される。より詳細には、図5〜図7等に示されるように、部数クラスタ印刷ジョブJBに関する複数のプリンタのそれぞれにおける印刷終了時刻が互いに均一化されるように、複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数が算出される。具体的には、複数のプリンタのそれぞれの処理速度に基づいて複数の部数の印刷出力が複数のプリンタに分配されて複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数が算出される。したがって、単純な除算によって割り当てられた同数の部数(分担処理部数)が複数のプリンタによってそれぞれ印刷出力される場合に比べて、効率的な処理を行うことが可能である。すなわち、複数のプリンタによる部数クラスタ印刷において、より効率的な処理を行うことが可能である。
また、複数のプリンタによる部数クラスタ印刷処理において、消耗品切れ(用紙切れ)の発生が予測される場合には、再スケジューリング処理が行われ、消耗品切れに応じた対策が適切に施される(図8〜図11等参照)。したがって、消耗品切れに起因する処理時間の増大を抑制することが可能である。すなわち、より効率的な処理を行うことが可能である。
なお、上記第1実施形態においては、消耗品切れとして、用紙切れを例示したが、これに限定されない。「消耗品切れ」は、ステープル針切れ、およびトナー切れなどであってもよい。
また、上記第1実施形態においては、1種類の消耗品切れが生じる場合について例示したが、これに限定されない。たとえば、複数の種類の消耗品切れが生じる場合にも上記の思想を適用することができる。また、同一種類および/または異なる種類の消耗品切れが1つのプリンタではなく複数のプリンタに発生する場合にも上記の思想を適用することが可能である。
次の第2実施形態においては、異なる種類の消耗品切れが複数のプリンタに発生する場合について例示する。
<2.第2実施形態>
<2−1.概要>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下では第1実施形態との相違点を中心に説明する。
この第2実施形態においては、2種類の消耗品切れが発生する場合、より具体的には、異なる種類の消耗品切れが複数のプリンタに発生する場合について例示する。より詳細には、プリンタ10bに「用紙切れ」が生じ且つプリンタ10cに「ステープル針切れ」が生じる態様を例示する。
まず、第1実施形態と同様に、算出部66は、複数のプリンタ10の各処理速度および先行ジョブJAの状況に基づいて、複数のプリンタ10ごとの各印刷部数(仮部数)を暫定的に算出する。これにより、部数クラスタ印刷ジョブJBの全「700」部のうち、プリンタ10aに「110」(=100+10)部が、プリンタ10bに「260」(=300−70+30)部が、プリンタ10cに「330」(=300+30)部が、それぞれ分配されて割り当てられる(図7参照)。
つぎに、消耗品情報取得部64により取得された消耗情報CSに基づく再分配動作(部数調整動作)が実行され、上記のような初期的な分配内容(図7)が修正される。
ここでは、消耗品情報取得部64は、プリンタ10bの用紙残量が240枚であり、プリンタ10cのステープル針残量が290本であること等を消耗情報CSとして取得し(図13参照)、当該消耗情報CS等に基づいて、「消耗品切れ」が発生することを判定する。具体的には、プリンタ10cの「ステープル針切れ」が基準時刻T0から「2.9」(=0.01×290)分後の時刻TB1に発生すること、およびプリンタ10bの「用紙切れ」が基準時刻T0から「3.1」(=0.7+0.01×240)分後の時刻TB2に発生することを消耗品情報取得部64は予測する(図12参照)。
そして、調整部68は、この予測結果に基づいて、2段階の再スケジューリング処理を実行する。具体的には、調整部68は、まず、プリンタ10cの「ステープル針切れ」に対応する再スケジューリング処理(第1段階の再スケジューリング処理)を実行し、つぎに、プリンタ10bの「用紙切れ」に対応する再スケジューリング処理(第2段階の再スケジューリング処理)を実行する。
以下では、まず、プリンタ10cの「ステープル針切れ」に対応する再スケジューリング処理(第1段階の再スケジューリング処理)について説明する。
<2−2.第1段階の再スケジューリング処理>
この第1段階の再スケジューリング処理においては、次の2つの動作(候補動作)CG1,CG2(図14参照)のいずれかのうち、比較的早期に(最も早期に)終了する動作が最適動作として決定される。そして、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。
ここにおいて、最適動作の候補動作は、次の2つの動作、すなわち、
・動作CG1:ステープル針切れ(消耗品切れ)の発生時点TB1におけるプリンタ10cでの残部数(ここでは、「40部」)を複数のプリンタのうちプリンタ10c以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して当該残部数を当該少なくとも1つのプリンタで印刷出力する動作、
・動作CG2:ステープル針切れの発生時点TB1におけるプリンタ10cでの残部数(「40部」)を、プリンタ10cに対するステープル針補充操作後に、プリンタ10c自身で引き続いて印刷出力する動作、
である(図14参照)。
動作CG1は、次のような複数の候補動作の中から選択された動作である。具体的には、図15に示すように、次の3通りの候補動作(CG11〜CG13)、すなわち、
・動作CG11:プリンタ10aのみを使用する印刷動作、
・動作CG12:プリンタ10bのみを使用する印刷動作、
・動作CG13:プリンタ10a,10bを使用する印刷動作、
の中から動作CG1が選択される。
動作CG11の処理時間は、プリンタ10aの1枚あたりの処理時間(0.03分/枚)に40部の印刷枚数(40枚)を乗じることによって、1.2分(=0.03×40)として算出される。プリンタ10aは、当初の終了予測時刻T2から残部数「40部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CG11の終了予測時刻は、時刻T2から1.2分後の時刻である。換言すれば、動作CG11の終了予測時刻は、基準時刻T0から「4.5」(=3.3+1.2)分後の時刻である。
動作CG12の処理時間は、プリンタ10bの1枚あたりの処理時間(0.01分/枚)に40部の印刷枚数(40枚)を乗じることによって、0.4分(=0.01×40)として算出される。プリンタ10bは、当初の終了予測時刻T2から残部数「40部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CG12の終了予測時刻は、時刻T2から0.4分後の時刻である。換言すれば、動作CG12の終了予測時刻は、基準時刻T0から「3.7」(=3.3+0.4)分後の時刻である。
動作CG13に関しては、プリンタ10a,10bの処理速度の比(1:3)に応じて、「40部」の印刷出力物が各プリンタ10a,10bに分配される。具体的には、プリンタ10aに「10部」(=40×1/4)、プリンタ10bに「30部」(=40×3/4)がそれぞれ割り当てられる。また、プリンタ10aの処理時間は、0.3(=0.03×10)分として算出され、プリンタ10bの処理時間は、0.3(=0.01×30)分として算出される。プリンタ10a,10bは、当初の終了予測時刻T2から残部数「40部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CG13の終了予測時刻は、時刻T2から0.3分後の時刻である。換言すれば、動作CG13の終了予測時刻は、基準時刻T0から「3.6」(=3.3+0.3)分後の時刻である。
そして、上記の3つの動作CG11〜CG13のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CG13(終了予想時刻「3.6分」)が、動作CG1に関する最適動作として決定される。そして、動作CG13の終了予想時刻(「3.6分」)が、動作CG1の終了予想時刻(ジョブ終了予測時刻)Tg1(図14)として算出される。
また、プリンタ10cのステープル針補充操作に「3分」を要することから、動作CG2の終了予測時刻Tg2(図14)は、時刻T2から3分後の時刻、換言すれば、時刻T0から「6.3」(=3.3+3.0)分後の時刻、として算出される。なお、ステープル針補充操作に要する時間は予め印刷制御装置50に登録されているものとする。
そして、上記の2つの動作CG1,CG2のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CG1(CG13)(終了予想時刻Tg1(「3.6分」))が、第1段階の再スケジューリングにおける最適動作(より詳細には、消耗品切れ(ステープル針切れ)が発生した場合の最適動作)として決定される(図14参照)。
このように、動作CG1に関する終了予想時刻Tg1と動作CG2に関する終了予想時刻Tg2との先後関係が判定される。そして、動作CG1,CG2のうち比較的早期に終了する動作(ここではCG1)が最適動作として決定され、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。
詳細には、終了予想時刻Tg1が終了予想時刻Tg2よりも前であるときには、終了予想時刻Tg1に対応する動作CG1が最適動作として決定される。逆に、終了予想時刻Tg2が終了予想時刻Tg1よりも前であるときには、終了予想時刻Tg2に対応する動作CG2が最適動作として決定される。
なお、上記のような動作は、動作CG1における残部数「40部」に関する各プリンタでの所要印刷時間(追加印刷時間)(0.3分)と、動作CG2におけるプリンタ10cに対するステープル針補充操作の所要時間(3.0分)とのうち、比較的小さい時間に対応する動作を最適動作として決定するものであるとも表現される。
このようにして、第1段階の再スケジューリング処理が行われる。なお、この段階では、部数クラスタ印刷ジョブJBの全「700」部のうち、プリンタ10aに「120」(=110+10)部が、プリンタ10bに「290」(=260+30)部が、プリンタ10cに「290」(=330−40)部が、それぞれ分配されて割り当てられる(図13参照)。
<2−3.第2段階の再スケジューリング処理>
次に、プリンタ10bの「用紙切れ」に対応する再スケジューリング処理(第2段階の再スケジューリング処理)について説明する。
この第2段階の再スケジューリング処理においては、次の3つの動作(候補動作)CH1〜CH3(図16参照)のいずれかのうち、比較的早期に(最も早期に)終了する動作が最適動作として決定される。そして、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。
ここにおいて、最適動作の候補動作は、次の3つの動作、すなわち、
・動作CH1:用紙切れ(消耗品切れ)の発生時点TB2(図12)におけるプリンタ10bでの残部数(ここでは、「50(=290−240)部」)を複数のプリンタのうちプリンタ10b以外の少なくとも1つのプリンタ(1又は2以上のプリンタ)で再分配して当該残部数を当該少なくとも1つのプリンタで印刷出力する動作、
・動作CH2:用紙切れの発生時点TB2におけるプリンタ10bでの残部数(「50部」)を、プリンタ10bに対する(A4サイズ用紙の)用紙補充操作後に、プリンタ10b自身で引き続いて印刷出力する動作、
・動作CH3:用紙切れの発生時点TB2におけるプリンタ10bでの残部数(「50部」)を引き続いてプリンタ10bで本来の指定サイズ「A4」よりも大きなサイズの代替用紙に印刷出力して指定サイズ「A4」に裁断する動作、
である。
動作CH1は、次のような複数の候補動作の中から選択された動作である。具体的には、図17に示すように、次の3通りの候補動作(CH11〜CH13)、すなわち、
・動作CH11:プリンタ10aのみを使用する印刷動作、
・動作CH12:プリンタ10cのみを使用する印刷動作、
・動作CH13:プリンタ10a,10cを使用する印刷動作、
の中から動作CH1が選択される。
動作CH11の処理時間は、プリンタ10aの1枚あたりの処理時間(0.03分/枚)に50部の印刷枚数(50枚)を乗じることによって、1.5分(=0.03×50)として算出される。プリンタ10aは、第1段階の終了予測時刻Tg1から残部数「50部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CH11の終了予測時刻は、時刻Tg1から1.5分後の時刻である。換言すれば、動作CH11の終了予測時刻は、基準時刻T0から「5.1」(=3.6+1.5)分後の時刻である。
ここでは、プリンタ10cにはステープラ針切れが生じており時刻Tg2(時刻T0から6.3分後の時刻)まで回復できないため、プリンタ10cを使用する印刷動作(CH12,CH13)が除外され、動作CH11がそのまま動作CH1として決定される。また、動作CH11の終了予測時刻が動作CH11の終了予測時刻Th1(図16)として算出される。
また、プリンタ10bの用紙補充操作に「0.5分」(30秒)を要することから、動作CH2の終了予測時刻Th2(図16)は、時刻Tg1から0.5分後の時刻、換言すれば、時刻T0から「4.1」(=3.6+0.5)分後の時刻、として算出される。
さらに、動作CH3の終了予想時刻Th3(図16)は、第1実施形態と同様の手法で算出される。
具体的には、調整部68は、用紙残量に関する情報にも基づいて、残部数「50部」を、その裁断処理時間が比較的小さな「A3」サイズに対して優先的に割り当てる。その後、当該割り当て後の残りの部数が他のサイズ(「A3ノビ」サイズに対して、割り当てられる。
ここでは、第1実施形態と同様に、プリンタ10bにおける「A3」サイズ用紙の残量は「5枚」(A4サイズ用紙10枚相当分)であり、プリンタ10bにおける「A3ノビ」サイズ用紙の残量は「30枚」(A4サイズ用紙60枚相当分)であるものとする(図13参照)。
この場合、まず、残部数「50部」のうち「10部」(A4サイズ用紙10枚)が5枚の「A3」サイズを利用して生成される旨が決定される。さらに、残りの「40部」(=50−10)(A4サイズ用紙40枚)が、20枚の「A3ノビ」サイズを利用して生成される旨が決定される。
このように、動作CH3においては、残部数「50部」のうち「10部」が5枚の「A3」サイズを裁断して生成され、残りの「40部」が、20枚の「A3ノビ」サイズを裁断して生成される。このとき、5枚の「A3」サイズ用紙の裁断処理時間は、0.015(=0.003×5)分であり、20枚の「A3ノビ」サイズ用紙の裁断処理時間は、0.080(=0.004×20)分である。すなわち、両サイズに関する裁断処理時間の合計値は、0.095(=0.015+0.080)分である。
このとき、動作CH3の終了予測時刻Th3は、第1段階の終了予測時刻Tg1から「0.095」分後の時刻、換言すれば、基準時刻T0から「3.695」(=3.6+0.095)分後の時刻である。
そして、上記の3つの動作CH1〜CH3のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CH3が、第2段階の再スケジューリング処理における最適動作(より詳細には、用紙切れもが発生した場合の最適動作)として決定される(図16参照)。
換言すれば、動作CH1に関する終了予想時刻Th1と動作CH2,CH3のうちの代表動作(ここではCH3)に関する終了予想時刻(ここではTh3)との先後関係が判定される。そして、動作CH1と動作CH2,CH3の代表動作とのうち比較的早期に終了する動作(ここではCH3)が最適動作として決定される。
そして、この第2段階の再スケジューリング処理における最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。
なお、上記のような最適動作の決定処理は、動作CH1における残部数「50部」に関する各プリンタでの所要印刷時間(追加印刷時間)(1.5分)と、動作CH2におけるプリンタ10bに対する用紙補充操作の所要時間(0.5分)と、動作CH3における代替用紙の裁断に要する裁断時間(0.095分)とのうち、比較的小さい時間に対応する動作を最適動作として決定するものであるとも表現される。
このように、プリンタ10bに「用紙切れ」が生じ且つプリンタ10cに「ステープル針切れ」が生じる場合において、第1および第2段階の再スケジューリング処理を行うことによって、2種類の消耗品切れに応じた対策が適切に施され、当該消耗品切れに起因する処理時間の増大を抑制することが可能である。すなわち、より効率的な処理を行うことが可能である。
<3.第3実施形態>
第3実施形態においては、プリンタ10bに用紙切れが発生して代替サイズでの印刷出力動作がプリンタ10bにて引き続き行われる場合を想定する。そして、そのような場合において、当該プリンタ10bにおいて用紙補充操作が完了したときには、代替用紙に対する印刷出力が中断されて、当該中断時点での残部数をプリンタ10bによる元の指定サイズの用紙に対する印刷出力へと切り換える動作が行われる。
第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
まず、第1実施形態と同様に、算出部66は、複数のプリンタ10の各処理速度および先行ジョブJAの状況に基づいて、複数のプリンタ10ごとの各印刷部数(仮部数)を暫定的に算出する。これにより、部数クラスタ印刷ジョブJBの全「700」部のうち、プリンタ10aに「110」(=100+10)部が、プリンタ10bに「260」(=300−70+30)部が、プリンタ10cに「330」(=300+30)部が、それぞれ分配されて割り当てられる(図7参照)。
つぎに、消耗品情報取得部64により取得された消耗情報CSに基づく再分配動作(部数調整動作)が実行され、上記のような初期的な分配内容(図7)が修正される。
ここでは、消耗品情報取得部64は、プリンタ10bのA4サイズ用紙の用紙残量が50枚であること等を消耗情報CSとして取得し(図19参照)、当該消耗情報CS等に基づいて、プリンタ10bの「用紙切れ」が時刻TC(図18参照)に発生することを判定する。また、プリンタ10bの処理速度(0.01分/枚)および先行ジョブJAの終了時刻等に基づいて、時刻TCは時刻T0から「1.2」(=0.7+0.01×50)分後の時刻であること、も算出される。さらに、当該消耗品切れ(用紙切れ)の発生時点TCにおけるプリンタ10bでの残部数は、210(=260−50)部であることも算出される。
そして、調整部68は、この予測結果に基づいて、プリンタ10bの「用紙切れ」に対応する再スケジューリング処理を実行する。
この再スケジューリング処理においては、次の3つの動作(候補動作)CJ1〜CJ3(図21参照)のいずれかのうち、比較的早期に(最も早期に)終了する動作が最適動作として決定される。そして、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。
ここにおいて、最適動作の候補動作は、次の3つの動作、すなわち、
・動作CJ1:用紙切れ(消耗品切れ)の発生時点TCにおけるプリンタ10bでの残部数(ここでは、「210(=260−50)部」)を複数のプリンタのうちプリンタ10b以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して当該残部数を当該少なくとも1つのプリンタで印刷出力する動作、
・動作CJ2:用紙切れの発生時点TCにおけるプリンタ10bでの残部数(「210部」)を、プリンタ10bに対する(A4サイズ用紙の)用紙補充操作後に、プリンタ10b自身で引き続いて印刷出力する動作、
・動作CJ3:用紙切れの発生時点TCにおけるプリンタ10bでの残部数(「210部」)を引き続いてプリンタ10bで本来の指定サイズ「A4」よりも大きなサイズの代替用紙に印刷出力して指定サイズ「A4」に裁断する動作、
である。
動作CJ1は、次のような複数の候補動作の中から選択された動作である。具体的には、図22に示すように、次の3通りの候補動作(CJ11〜CJ13)、すなわち、
・動作CJ11:プリンタ10aのみを使用する印刷動作、
・動作CJ12:プリンタ10cのみを使用する印刷動作、
・動作CJ13:プリンタ10a,10cを使用する印刷動作、
の中から動作CJ1が選択される。
動作CJ11の処理時間は、プリンタ10aの1枚あたりの処理時間(0.03分/枚)に210部の印刷枚数(210枚)を乗じることによって、6.3分(=0.03×210)として算出される。プリンタ10aは、当初の終了予測時刻T2から残部数「210部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CJ11の終了予測時刻は、時刻T2から6.3分後の時刻である。換言すれば、動作CJ11の終了予測時刻は、基準時刻T0から「9.6」(=3.3+6.3)分後の時刻である。
動作CJ12の処理時間は、プリンタ10cの1枚あたりの処理時間(0.01分/枚)に210部の印刷枚数(210枚)を乗じることによって、2.1分(=0.01×210)として算出される。プリンタ10cは、当初の終了予測時刻T2から残部数「210部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CJ12の終了予測時刻は、時刻T2から2.1分後の時刻である。換言すれば、動作CJ12の終了予測時刻は、基準時刻T0から「5.4」(=3.3+2.1)分後の時刻である。
動作CJ13に関しては、プリンタ10a,10cの処理速度の比(1:3)に応じて、「210部」の印刷出力物が各プリンタ10a,10cに分配される。具体的には、プリンタ10aに「52部」(=210×1/4)、プリンタ10cに「158部」(=210×3/4)がそれぞれ割り当てられる。また、プリンタ10aの処理時間は、1.56(=0.03×52)分として算出され、プリンタ10cの処理時間は、1.58(=0.01×158)分として算出される。プリンタ10a,10cは、当初の終了予測時刻T2から残部数「210部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CJ13の終了予測時刻は、時刻T2から1.58分後の時刻である。換言すれば、動作CJ13の終了予測時刻は、基準時刻T0から「4.88」(=3.3+1.58)分後の時刻である。
そして、上記の3つの動作CJ11〜CJ13のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CJ13が、動作CJ1に関する最適動作として決定される。そして、動作CJ13の終了予想時刻(時刻T0から「4.88分」後の時刻)が、動作CJ1の終了予想時刻(ジョブ終了予測時刻)Tj1(図21)として算出される。
また、プリンタ10bの用紙補充操作に「0.5分」(30秒)を要することから、動作CJ2の終了予測時刻Tj2(図21)は、時刻T2から0.5分後の時刻、換言すれば、時刻T0から「3.8」(=3.3+0.5)分後の時刻、として算出される。
さらに、動作CJ3の終了予想時刻Tj3(図21)は、第1実施形態と同様の手法で算出される。
具体的には、調整部68は、用紙残量に関する情報にも基づいて、残部数「210部」を、その裁断処理時間が比較的小さな(「A3ノビ」サイズよりも小さな)「A3」サイズに対して優先的に割り当てる。その後、当該割り当て後の残りの部数が他のサイズ(「A3ノビ」サイズに対して、割り当てられる。
ここでは、プリンタ10bにおける「A3」サイズ用紙の残量は「50枚」(A4サイズ用紙100枚相当分)であり、プリンタ10bにおける「A3ノビ」サイズ用紙の残量は「70枚」(A4サイズ用紙140枚相当分)であるものとする(図19参照)。
まず、残部数「210部」のうち「100部」(A4サイズ用紙100枚)が50枚の「A3」サイズを利用して生成される旨が決定される。さらに、残りの「110部」(=210−100)(A4サイズ用紙110枚)が、55枚の「A3ノビ」サイズを利用して生成される旨が決定される(図20も参照)。
このように、動作CJ3においては、残部数「210部」のうち「100部」が50枚の「A3」サイズを裁断して生成され、残りの「110部」が、55枚の「A3ノビ」サイズを裁断して生成される。このとき、50枚の「A3」サイズ用紙の断処理時間は、0.15(=0.003×50)分であり、55枚の「A3ノビ」サイズ用紙の断処理時間は、0.22(=0.004×55)分である。すなわち、両サイズに関する裁断処理時間の合計値は、0.37(=0.15+0.22)分である。
このとき、動作CJ3の終了予測時刻Tj3は、当初の終了予測時刻T2から「0.37」分後の時刻、換言すれば、基準時刻T0から「3.67」(=3.3+0.37)分後の時刻である(図21参照)。
そして、上記の3つの動作CJ1〜CJ3のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CJ3が、再スケジューリング処理における最適動作として決定される。
このように、プリンタ10bに「用紙切れ」が生じる場合において、再スケジューリング処理を行うことによって、用紙切れに応じた対策が適切に施され、用紙切れに起因する処理時間の増大を抑制することが可能である。
ただし、この実施形態では、残部数「210部」のうち、50枚の「A3」サイズを裁断して「100部」が生成され、且つ25枚の「A3ノビ」サイズに対する印刷出力が終わった時点TDにおいて、プリンタ10bにおいて「A4」サイズ用紙の用紙補充操作が実際に終了したものとする(図18および図20参照)。
調整部68は、プリンタ10bにおける「A4」サイズ用紙の用紙補充操作が終了した旨の情報をプリンタ10bから取得すると、残りの30枚の「A3ノビ」サイズの用紙に対する印刷出力を中断し、当該未完了の印刷出力(残りの60部の印刷出力)を再び「A4」サイズ用紙に対してプリンタ10bで行うことを決定する。換言すれば、代替用紙に対する印刷出力動作の実行中にプリンタ10bに対する指定サイズの用紙に関する用紙補充操作が完了した場合には、当該代替用紙への印刷出力が中断され、当該中断時点での残部数がプリンタ10bによる指定サイズの用紙への印刷出力に切り換えられる。
これにより、部数クラスタ印刷ジョブJBの全「700」部のうち、プリンタ10aに「110」部が、プリンタ10bに「260」部が、プリンタ10cに「330」部が、それぞれ分配されて割り当てられる(図19および図20参照)。
特に、図20に示すように、プリンタ10bにおいては、最初に50枚の「A4」用紙に対する印刷出力が行われて50部の印刷出力物が生成され、つぎに50枚の「A3」用紙に対する印刷出力および裁断処理が行われて100部の印刷出力物が生成される。その後、25枚の「A3ノビ」用紙に対する印刷出力および裁断処理が行われて50部の印刷出力物が生成される。さらに、「A4」用紙の補充後において、60枚の「A4」用紙に対する印刷出力が行われて60部の印刷出力物が生成される。このようにして、合計260部の印刷出力物がプリンタ10bにおいて生成される。
これによれば、指定サイズ用紙の補充が完了したことに応じて、指定サイズでの印刷出力が再び行われるので、裁断時間に要する時間を低減することが可能である。
<4.第4実施形態>
<4−1.用紙詰まり発生後の再スケジューリング処理等>
第4実施形態においては、複数のプリンタのうちの或るプリンタにおいて「用紙詰まり」が発生した場合に、再スケジューリング処理が行われる態様を例示する。また、この第4実施形態においては、当該再スケジューリング処理において、消耗品切れ(具体的には、用紙切れ)の発生も予測される態様を例示する。
まず、第1実施形態と同様に、算出部66は、複数のプリンタ10の各処理速度および先行ジョブJAの状況に基づいて、複数のプリンタ10ごとの各印刷部数(仮部数)を暫定的に算出する。これにより、部数クラスタ印刷ジョブJBの全「700」部のうち、プリンタ10aに「110」部が、プリンタ10bに「260」部が、プリンタ10cに「330」部が、それぞれ分配されて割り当てられる(図7参照)。
その後、或る時点TXにおいて、プリンタ10bにおける用紙詰まりの発生(エラーの発生)がエラー情報取得部69(図3)によって取得される。そして、エラー情報取得部69により取得されたエラー情報EMに基づく再分配動作(部数調整動作)が実行され、上記のような初期的な分配内容(図7)が修正される。
ここでは、エラー情報取得部69は、260枚のうち220枚がプリンタ10bにより出力された時点TX(図23参照)で、プリンタ10b(詳細には、そのプリンタ本体部あるいはインラインフィニッシャ)にて用紙詰まりが発生した旨の情報を取得する。
そして、調整部68は、この情報に基づいて、まず、プリンタ10bの「用紙詰まり」に対応する再スケジューリング処理を実行する。
この再スケジューリング処理においては、次の2つの動作(候補動作)CX1,CX2(図26参照)のいずれかのうち、比較的早期に(最も早期に)終了する動作が最適動作として決定される。そして、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。
ここにおいて、最適動作の候補動作は、次の2つの動作、すなわち、
・動作CX1:用紙詰まりの発生時点TXにおけるプリンタ10bでの残部数(ここでは、「40部」)を複数のプリンタのうちプリンタ10b以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して当該残部数を当該少なくとも1つのプリンタで印刷出力する動作、
・動作CX2:用紙詰まりの発生時点TXにおけるプリンタ10bでの残部数(「40部」)を、プリンタ10bに対する用紙詰まり解消操作後に、プリンタ10b自身で引き続いて印刷出力する動作、
である。
動作CX1は、次のような複数の候補動作の中から選択された動作である。具体的には、図27に示すように、次の3通りの候補動作(CX11〜CX13)、すなわち、
・動作CX11:プリンタ10aのみを使用する印刷動作、
・動作CX12:プリンタ10cのみを使用する印刷動作、
・動作CX13:プリンタ10a,10cを使用する印刷動作、
の中から動作CX1が選択される。
動作CX11の処理時間は、プリンタ10aの1枚あたりの処理時間(0.03分/枚)に40部の印刷枚数(40枚)を乗じることによって、1.2分(=0.03×40)として算出される。プリンタ10aは、当初の終了予測時刻T2から残部数「40部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CX11の終了予測時刻は、時刻T2から1.2分後の時刻である。換言すれば、動作CX11の終了予測時刻は、基準時刻T0から「4.5」(=3.3+1.2)分後の時刻である。
動作CX12の処理時間は、プリンタ10cの1枚あたりの処理時間(0.01分/枚)に40部の印刷枚数(40枚)を乗じることによって、0.4分(=0.01×40)として算出される。プリンタ10cは、当初の終了予測時刻T2から残部数「40部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CX12の終了予測時刻は、時刻T2から0.4分後の時刻である。換言すれば、動作CX12の終了予測時刻は、基準時刻T0から「3.7」(=3.3+0.4)分後の時刻である。
動作CX13に関しては、プリンタ10a,10cの処理速度の比(1:3)に応じて、「40部」の印刷出力物が各プリンタ10a,10cに分配される。具体的には、プリンタ10aに「10部」(=40×1/4)、プリンタ10cに「30部」(=40×3/4)がそれぞれ割り当てられる。また、プリンタ10aの処理時間は、0.3(=0.03×10)分として算出され、プリンタ10cの処理時間は、0.3(=0.01×30)分として算出される。プリンタ10a,10cは、当初の終了予測時刻T2から残部数「40部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CX13の終了予測時刻は、時刻T2から0.3分後の時刻である。換言すれば、動作CX13の終了予測時刻は、基準時刻T0から「3.6」(=3.3+0.3)分後の時刻である。
そして、上記の3つの動作CX11〜CX13のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CX13(終了予想時刻「3.6分」)が、動作CX1に関する最適動作として決定される。そして、動作CX13の終了予想時刻(「3.6分」)が、動作CX1の終了予想時刻(ジョブ終了予測時刻)Tx1(図26も参照)として算出される。
また、プリンタ10bの用紙詰まりの解消操作に「3分」(平均値)を要することから、動作CX2の終了予測時刻Tx2(図26)は、時刻T2から3分後の時刻、換言すれば、時刻T0から「6.3」(=3.3+3.0)分後の時刻、として算出される。なお、用紙詰まりの解消操作に要する時間(ここでは「3分」)は印刷制御装置50に予め登録されているものとする。
そして、上記の2つの動作CX1,CX2のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CX1(CX13)(終了予想時刻「3.6分」)が、再スケジューリングにおける最適動作(より詳細には、用紙詰まりが発生した場合の最適動作)として決定される(図26参照)。
さらに、この再スケジューリング処理における最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。このような再スケジューリング処理の結果、プリンタ10cの印刷処理量は、30部増加し、330部から360部(360枚)へと変更される(図25参照)。
ただし、この実施形態では、再スケジューリングの直後において、消耗品情報取得部64により消耗情報CSが取得される。
そして、ここでは、消耗品情報取得部64は、プリンタ10cのA4サイズ用紙の用紙残量が340枚であること等を消耗情報CSとして取得し(図25参照)、当該消耗情報CS等に基づいて、「消耗品切れ」が発生することを判定する。具体的には、消耗品情報取得部64は、プリンタ10cの「用紙切れ」が基準時刻T0から「3.4(=0.01×340)」分後の時刻TY(図24参照)に発生すること、を予測する。
そして、当該消耗情報CSに基づいて上記のような再スケジューリング結果を修正する再スケジューリング処理(再々スケジューリング処理とも称する)が実行される。以下では、このような再々スケジューリング処理について説明する。
<4−2.用紙切れ発生後の再々スケジューリング処理>
この再々スケジューリング処理の修正処理においては、次の3つの動作(候補動作)CY1,CY2,CY3(図28参照)のいずれかのうち、比較的早期に(最も早期に)終了する動作が最適動作として決定される。そして、当該最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。
ここにおいて、最適動作の候補動作は、次の3つの動作、すなわち、
・動作CY1:用紙切れの発生時点TYにおけるプリンタ10cでの残部数(ここでは、「20部」)を複数のプリンタのうちプリンタ10c以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して当該残部数を当該少なくとも1つのプリンタで印刷出力する動作、
・動作CY2:用紙切れの発生時点TYにおけるプリンタ10cでの残部数(「20部」)を、プリンタ10cに対する(A4サイズ用紙の)用紙補充操作後に、プリンタ10c自身で引き続いて印刷出力する動作、
・動作CY3:用紙切れの発生時点TYにおけるプリンタ10cでの残部数(「20部」)を引き続いてプリンタ10cで本来の指定サイズ「A4」よりも大きなサイズの代替用紙に印刷出力して指定サイズ「A4」に裁断する動作、
である。
動作CY1は、次のような複数の候補動作の中から選択された動作である。具体的には、次の3通りの候補動作(CY11〜CY13)、すなわち、
・動作CY11:プリンタ10aのみを使用する印刷動作、
・動作CY12:プリンタ10bのみを使用する印刷動作、
・動作CY13:プリンタ10a,10bを使用する印刷動作、
の中から動作CY1が選択される。
動作CY11の処理時間は、プリンタ10aの1枚あたりの処理時間(0.03分/枚)に20部の印刷枚数(20枚)を乗じることによって、0.6分(=0.03×20)として算出される。プリンタ10aは、動作CX1の終了予測時刻Tx1から残部数「20部」に関する印刷処理を開始できるので、動作CY11の終了予測時刻は、時刻Tx1から0.6分後の時刻である。換言すれば、動作CY11の終了予測時刻は、基準時刻T0から「4.2」(=3.6+0.6)分後の時刻である。なお、時刻Tx1は、再スケジューリング処理でプリンタ10aに割り当てられた合計120枚の印刷出力が終了する時刻である。
また、プリンタ10bは、図24に示すように、用紙詰まりの解消時刻TZ(時刻T0から5.9分後の時刻)より前の時点では、残部数「20部」に関する印刷処理を開始できない。さらに、プリンタ10aのみを使用する動作CY11の処理終了時刻T4(時刻T0から4.1分後の時刻)は、時刻TZよりも前の時刻である。したがって、時刻TZ以後にプリンタ10bの使用を開始する動作CY12,CY13は時刻T4よりも遅い時刻に終了する旨が判定され、当該動作CY12,CY13は候補動作から除外される。
そして、上記の3つの動作CY11〜CY13のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CY11(終了予想時刻「4.2分」)が、動作CY1に関する最適動作として決定される。そして、動作CY12の終了予想時刻(「4.2分」)が、動作CY1の終了予想時刻(ジョブ終了予測時刻)Ty1(図28)として算出される。
また、プリンタ10cの用紙補充操作に「0.5分」を要することから、動作CY2の終了予測時刻Ty2(図28)は、時刻Tx1から0.5分後の時刻、換言すれば、時刻T0から「4.1」(=3.6+0.5)分後の時刻、として算出される。
さらに、動作CY3の終了予想時刻Ty3(図28)は、第1実施形態と同様の手法で算出される。
具体的には、調整部68は、用紙残量に関する情報(消耗情報CS)にも基づいて、残部数「20部」を、その裁断処理時間が比較的小さな「A3」サイズに対して優先的に割り当てる。その後、当該割り当て後の残りの部数が他のサイズ(「A3ノビ」サイズに対して、割り当てられる。
ここでは、プリンタ10cにおける「A3」サイズ用紙の残量は「5枚」(A4サイズ用紙10枚相当分)であり、プリンタ10cにおける「A3ノビ」サイズ用紙の残量は「30枚」(A4サイズ用紙60枚相当分)であるものとする(図25参照)。
まず、残部数「20部」のうち「10部」(A4サイズ用紙10枚)が5枚の「A3」サイズを利用して生成される旨が決定される。さらに、残りの「10部」(=20−10)(A4サイズ用紙10枚)が、5枚の「A3ノビ」サイズを利用して生成される旨が決定される。
このように、動作CY3においては、残部数「20部」のうち「10部」が5枚の「A3」サイズを裁断して生成され、残りの「10部」が、5枚の「A3ノビ」サイズを裁断して生成される。このとき、5枚の「A3」サイズ用紙の断処理時間は、0.015(=0.003×5)分であり、5枚の「A3ノビ」サイズ用紙の断処理時間は、0.02(=0.004×5)分である。すなわち、両サイズに関する裁断処理時間の合計値は、0.035(=0.015+0.020)分である(図28参照)。
このとき、動作CY3の終了予測時刻Ty3は、再スケジュール後の終了予測時刻Tx1から「0.035」分後の時刻、換言すれば、基準時刻T0から「3.635」(=3.6+0.035)分後の時刻である。
そして、上記の3つの動作CY1〜CY3(図28参照)のうちその終了予想時刻が最も早いもの、すなわち動作CY3が、再々スケジューリング処理における最適動作として決定される。
さらに、この再々スケジューリング処理における最適動作が実現されるように複数のプリンタ10a,10b,10cでの各印刷部数が調整される。このような再々スケジューリング処理の結果、プリンタ10cにおいては、「A4」サイズ用紙のみならず、「A3」サイズ用紙および「A3ノビ」サイズ用紙をも使用することによって、合計で360部が印刷される(図25)。
このように、複数のプリンタによる部数クラスタ印刷処理において、用紙詰まりが発生する場合に、再スケジューリング処理が行われ、用紙詰まりに応じた対策が適切に施される。具体的には、動作CX1が最適動作として決定されるなどの対策が施される。したがって、用紙詰まりに起因する処理時間の増大を抑制することが可能である。すなわち、より効率的な処理を行うことが可能である。
また、当該再スケジューリング処理結果を反映した動作において、消耗品切れ(ここでは用紙切れ)がさらに生じる場合において、再々スケジューリング処理を行うことによって、消耗品切れに応じた対策が適切に施される。具体的には、動作CY3が最適動作として決定されるなどの対策が施される。したがって、消耗品切れに起因する処理時間の増大を抑制することが可能である。
<5.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、「A3」と「A3ノビ」との両サイズに裁断機が対応しており、「A3」と「A3ノビ」との両サイズが「A4」サイズの代替用紙として利用される態様が例示されているが、これに限定されない。具体的には、「A3」と「A3ノビ」とのうち「A3」のみに裁断機が対応している場合(「A3ノビ」サイズの用紙から「A4」サイズの用紙を生成できない場合)には、「A3」サイズの用紙のみが「A4」サイズの代替用紙として利用されるようにしてもよい。
また、上記第4実施形態においては、用紙詰まりに対応する再スケジューリング処理によって新たな用紙切れの発生が予測される際に、再々スケジューリングが行われる態様が例示されているが、これに限定されない。たとえば、用紙詰まりに対応する再スケジューリング処理によって新たな他の種類の消耗品切れ(ステープル針切れ、トナー切れ等)の発生が予測される際に、再々スケジューリングが行われるようにしてもよい。
また、上記第4実施形態においては、用紙詰まりに対応する再スケジューリング処理が行われた後に、新たな消耗品切れの発生が予測される際に再々スケジューリングが行われているが、これに限定されない。たとえば、逆に、消耗品切れの発生が予測されることに応じて再スケジューリング処理が行われた後に用紙詰まりの発生に応じて再々スケジューリングが行われるようにしてもよい。
1 印刷システム
10,10a,10b,10c プリンタ(印刷出力装置)
20 オフラインフィニッシャ
50 印刷制御装置
CS 消耗情報
JA 先行ジョブ
JB 部数クラスタ印刷ジョブ
T0 基準時刻
TB,TB2,TC,TY 消耗品切れ(用紙切れ)の発生時点
TB1 消耗品切れ(ステープル針切れ)の発生時点
TD 用紙補充操作の完了時点
TX 用紙詰まりの発生時点

Claims (26)

  1. 複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、
    前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、
    前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得する取得手段と、
    前記消耗情報に基づいて前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおける消耗品切れの発生が予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を最適動作として決定し、前記最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整する調整手段と、
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記調整手段は、
    前記第1の動作の終了予想時刻である第1の時刻と前記第2の動作の終了予測時刻である第2の時刻との先後関係を判定し、
    前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも前であるときには、前記第2の動作を最適動作として決定し、
    前記第2の時刻が前記第1の時刻よりも後であるときには、前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで再分配して前記第1の動作が実現されるように、前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整することを特徴とする印刷制御装置。
  3. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗品切れは、用紙切れ、ステープル針切れ、およびトナー切れの少なくとも1つを含むことを特徴とする印刷制御装置。
  4. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗品切れは、用紙切れを含み、
    前記第2の動作は、前記用紙切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタに対する用紙補充操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第3の動作と、前記用紙切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を引き続いて前記第1のプリンタで本来の指定サイズよりも大きなサイズの代替用紙に印刷出力して前記指定サイズに裁断する第4の動作とのうちのいずれかであることを特徴とする印刷制御装置。
  5. 請求項4に記載の印刷制御装置において、
    前記調整手段は、前記第1の動作における前記残部数に関する前記複数のプリンタでの所要印刷時間と、前記第3の動作における前記第1のプリンタに対する前記用紙補充操作の所要時間と、前記第4の動作における前記代替用紙の裁断に要する裁断時間とのうち、最も小さい時間に対応する動作を前記最適動作として決定することを特徴とする印刷制御装置。
  6. 請求項4に記載の印刷制御装置において、
    前記調整手段は、
    前記第3の動作の終了予測時刻である第3の時刻が前記第4の動作の終了予測時刻である第4の時刻よりも前であり且つ前記第3の時刻が前記第1の動作の終了予想時刻である第1の時刻よりも前であるときには、前記第3の動作を前記最適動作として決定し、
    前記第4の時刻が前記第3の時刻よりも前であり且つ前記第4の時刻が前記第1の時刻よりも前であるときには、前記第4の動作を前記最適動作として決定し、
    前記第2の動作の終了予測時刻である第2の時刻が前記第1の時刻よりも後であるときには、前記第1の動作を前記最適動作として決定することを特徴とする印刷制御装置。
  7. 請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の印刷制御装置において、
    前記調整手段は、前記第4の動作の実行中に前記第1のプリンタに対する前記指定サイズの用紙に関する前記用紙補充操作が完了した場合には、前記代替用紙への印刷出力を中断して、当該中断時点での残部数を前記第1のプリンタにより前記指定サイズの用紙への印刷出力に切り換えることを特徴とする印刷制御装置。
  8. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗品切れは、ステープル針切れを含み、
    前記第2の動作は、前記ステープル針切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタに対するステープル針補充操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する動作であることを特徴とする印刷制御装置。
  9. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗品切れは、トナー切れを含み、
    前記第2の動作は、前記トナー切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタに対するトナー補充操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する動作であることを特徴とする印刷制御装置。
  10. 請求項2または請求項6に記載の印刷制御装置において、
    前記複数のプリンタは、インラインフィニッシャを備えるプリンタとオフラインフィニッシャを備えるプリンタとを含み、
    前記第1の時刻は、前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外のプリンタに関する複数の組み合わせによる印刷動作のそれぞれによる複数の終了予測時刻のうち、最も早い時刻として算出されることを特徴とする印刷制御装置。
  11. 請求項10に記載の印刷制御装置において、
    前記調整手段は、前記部数クラスタ印刷ジョブよりも前に受け付けられた先行ジョブが前記部数クラスタ印刷の開始基準時点で未完了であるプリンタにおいては前記部数クラスタ印刷ジョブの開始基準時点から前記先行ジョブの終了時点までの期間にわたって前記部数クラスタ印刷ジョブを実行できないことを反映して、前記複数のプリンタでの分担を決定することを特徴とする印刷制御装置。
  12. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記消耗品切れは、第1の消耗品切れであり、
    前記残部数は、第1の残部数であり、
    前記最適動作は、第1の最適動作であり、
    前記調整手段は、前記消耗情報に基づいて前記第1の消耗品切れおよび第2の消耗品切れの発生が予測される場合に、
    前記第1の動作と前記第2の動作とのうちの一の動作を前記第1の最適動作として決定して前記各印刷部数を調整し、その後、
    前記第2の消耗品切れが発生する第2のプリンタでの前記第2の消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの残部数である第2の残部数を前記複数のプリンタのうち前記第2のプリンタ以外の1又は2以上のプリンタで再分配して前記第2の残部数を前記1又は2以上のプリンタで印刷出力する第5の動作と、前記第2の消耗品切れの発生時点における前記第2の残部数を前記第2のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第6の動作とのうちの一の動作を第2の最適動作として決定し、前記第2の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整することを特徴とする印刷制御装置。
  13. 請求項12に記載の印刷制御装置において、
    前記調整手段は、
    前記第1の動作の終了予想時刻である第1の時刻と前記第2の動作の終了予測時刻である第2の時刻との先後関係に基づいて前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整した後、さらに、
    前記第5の動作の終了予想時刻である第5の時刻と前記第6の動作の終了予測時刻である第6の時刻との先後関係を判定し、
    前記第6の時刻が前記第5の時刻よりも前であるときには、前記第2の残部数を前記第2のプリンタ自身で引き続いて印刷出力することを決定し、
    前記第6の時刻が前記第5の時刻よりも後であるときには、前記第2の残部数を前記1又は2以上のプリンタで再分配して前記第5の動作が実現されるように、前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整することを特徴とする印刷制御装置。
  14. 請求項1に記載の印刷制御装置において、
    前記算出手段は、前記部数クラスタ印刷ジョブに関する前記複数のプリンタのそれぞれにおける印刷終了時刻が互いに均一化されるように、前記複数のプリンタのそれぞれの処理速度に基づいて前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して前記複数のプリンタのそれぞれにおける前記各印刷部数を算出することを特徴とする印刷制御装置。
  15. 請求項14に記載の印刷制御装置において、
    前記算出手段は、前記複数のプリンタの各処理能力であってフィニッシング処理を反映した各処理能力に基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数を算出することを特徴とする印刷制御装置。
  16. 請求項15に記載の印刷制御装置において、
    前記算出手段は、前記複数のプリンタのそれぞれにおける先行ジョブの残存時間にも基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数を算出することを特徴とする印刷制御装置。
  17. 複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出するステップと、
    b)前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得するステップと、
    c)前記消耗情報に基づいて前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおける消耗品切れの発生が予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を最適動作として決定するステップと、
    d)前記最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  18. 部数クラスタ印刷ジョブを実行する印刷システムであって、
    前記部数クラスタ印刷ジョブにおける複数の部数の印刷出力物を分担して印刷出力する複数のプリンタと、
    前記部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置と、
    を備え、
    前記印刷制御装置は、
    前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、
    前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得する取得手段と、
    前記消耗情報に基づいて前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおける消耗品切れの発生が予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を最適動作として決定し、前記最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整する調整手段と、
    を備えることを特徴とする印刷システム。
  19. 複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、
    前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、
    前記複数のプリンタのそれぞれにおける用紙詰まりの発生に関する情報を取得する第1の取得手段と、
    前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおいて用紙詰まりが発生した場合に、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記用紙詰まりの解消操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を第1の最適動作として決定し、前記第1の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整する調整手段と、
    を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  20. 請求項19に記載の印刷制御装置において、
    前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得する第2の取得手段、
    をさらに備え、
    前記調整手段は、前記第1の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整した後に、前記複数のプリンタのうちのいずれかのプリンタである第2のプリンタにおける消耗品切れの発生が前記消耗情報に基づいて予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第2のプリンタ以外の1又は2以上のプリンタで再分配して前記第2のプリンタでの前記残部数を前記1又は2以上のプリンタで印刷出力する第3の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの前記残部数を前記第2のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第4の動作とのうちの一の動作を第2の最適動作として決定し、前記第2の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整することを特徴とする印刷制御装置。
  21. 複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出するステップと、
    b)前記複数のプリンタのそれぞれにおける用紙詰まりの発生に関する情報を取得するステップと、
    c)前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおいて用紙詰まりが発生した場合に、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記用紙詰まりの解消操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を第1の最適動作として決定するステップと、
    d)前記第1の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  22. 請求項21に記載のプログラムにおいて、
    e)前記複数のプリンタのそれぞれの消耗品の残量に関する消耗情報を取得するステップと、
    f)前記第1の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整した後に、前記複数のプリンタのうちのいずれかのプリンタである第2のプリンタにおける消耗品切れの発生が前記消耗情報に基づいて予測される場合に、前記消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第2のプリンタ以外の1又は2以上のプリンタで再分配して前記第2のプリンタでの前記残部数を前記1又は2以上のプリンタで印刷出力する第3の動作と、前記消耗品切れの発生時点における前記第2のプリンタでの前記残部数を前記第2のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第4の動作とのうちの一の動作を第2の最適動作として決定するステップと、
    g)前記第2の最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整するステップと、
    をさらに前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  23. 部数クラスタ印刷ジョブを実行する印刷システムであって、
    前記部数クラスタ印刷ジョブにおける複数の部数の印刷出力物を分担して印刷出力する複数のプリンタと、
    前記部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置と、
    を備え、
    前記印刷制御装置は、
    前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、
    前記複数のプリンタのそれぞれにおける用紙詰まりの発生に関する情報を取得する取得手段と、
    前記複数のプリンタのうちの第1のプリンタにおいて用紙詰まりが発生した場合に、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの残部数を前記複数のプリンタのうち前記第1のプリンタ以外の少なくとも1つのプリンタで再分配して前記残部数を前記少なくとも1つのプリンタで印刷出力する第1の動作と、前記用紙詰まりの発生時点における前記第1のプリンタでの前記残部数を前記用紙詰まりの解消操作後に前記第1のプリンタ自身で引き続いて印刷出力する第2の動作とのうちの一の動作を最適動作として決定し、前記最適動作を実現するように前記複数のプリンタでの前記各印刷部数を調整する調整手段と、
    を備えることを特徴とする印刷システム。
  24. 複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置であって、
    前記部数クラスタ印刷ジョブを受け付ける手段と、
    前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、
    を備え、
    前記算出手段は、前記複数のプリンタの各処理能力であってフィニッシャの種別を反映した各処理能力に基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数を算出することを特徴とする印刷制御装置。
  25. 複数の部数の印刷出力を複数のプリンタで分担して実行する部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置に内蔵されたコンピュータに、
    a)前記部数クラスタ印刷ジョブを受け付けるステップと、
    b)前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出するステップと、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記ステップb)においては、前記複数のプリンタの各処理能力であってフィニッシャの種別を反映した各処理能力に基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数が算出されることを特徴とするプログラム。
  26. 部数クラスタ印刷ジョブを実行する印刷システムであって、
    前記部数クラスタ印刷ジョブにおける複数の部数の印刷出力物を分担して印刷出力する複数のプリンタと、
    前記部数クラスタ印刷ジョブを制御する印刷制御装置と、
    を備え、
    前記印刷制御装置は、
    前記部数クラスタ印刷ジョブを受け付ける手段と、
    前記複数の部数の印刷出力を前記複数のプリンタに分配して、前記複数のプリンタのそれぞれにおける各印刷部数を算出する算出手段と、
    を備え、
    前記算出手段は、前記複数のプリンタの各処理能力であってフィニッシャの種別を反映した各処理能力に基づいて、前記複数のプリンタごとの前記各印刷部数を算出することを特徴とする印刷システム。
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