JP2015018313A - ホール素子駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い温度範囲において、ホール素子に十分な電流量を供給でき、SN比が高いホール素子駆動回路を提供すること。
【解決手段】周囲の磁場変動に応じて出力する第1のホール素子4と、第1のホール素子4に供給する駆動電流IH2のための基準電流IR21,IR22を生成する第2のホール素子6を備えた基準電流発生回路41と、基準電流発生回路41で生成された基準電流IR21,IR22に基づいて、第1のホール素子4の駆動電流IH2を決定するホール素子電流源3とを備え、基準電流発生回路41が、第2のホール素子6の抵抗値に基づいて基準電流IR21,IR22を生成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ホール素子駆動回路に関し、より詳細には、ホール素子を用いた磁気センサの駆動回路に関し、例えば、ホール素子とその周辺回路が1つのシリコンチップ上に形成されているモノリシックICセンサに利用可能なホール素子駆動回路に関する。
従来から各種測定器や制御系におけるセンサとして磁気・電気変換特性を有するホール素子が広く利用されている。この種のホール素子の磁気・電気変換特性は、温度依存性を有することが知られており、ホール素子を用いた磁気センサは、比較的温度変化の大きな環境にて使用されることがあるので、温度変動に対して安定した出力が得られるようにするため種々の温度補償回路が提案されている。
例えば、特許文献1には、温度変化によるホール素子の駆動電流の変化を補償するようにしたホール素子駆動回路が提案されている。
図1は、特許文献1に記載のホール素子駆動回路の回路構成図である。定電圧電源からホール素子11,FET12及び抵抗RYを介して電流が流れることにより、ホール素子11に駆動電流か流れることになり、その際、FET12は、可変抵抗VRにより適宜に調整され得る定電圧が、オペアンプ13を介して入力されているとともに、FET12及び抵抗RY間の電圧が、オペアンプ13の他方の入力端子にフィードバックされていることにより、FET12を流れる電流が所定値になるように制御されている。このようにして、ホール素子11には、温度が一定であれば一定の駆動電流が流れるようになっている。
ここで、温度が変化すると、ホール素子11の感度も変化することになるが、RXも温度変化によって抵抗値が変化して、オペアンプ13を介してFET12のゲートに入力される電圧が、ホール素子11の温度変化を打ち消すように変化することになり、ホール素子11の駆動電流は、温度とともに変化し、常に感度は一定に保持され得ることになる。なお、符号11a,11bはホール素子11の入力端子、11c,11dはホール素子11の出力端子、14,15はオペアンプ、14a,14bはオペアンプ14の入力端子、16は出力端子を示している。
また、ホール素子を用いた磁気センサにおいて、SN比(信号SとノイズNとの比)は、磁気センサの性能を示す重要な指標の1つである。ホール素子の磁気感度は、ホール素子に印加する電流に比例して大きくなるため、一定磁場条件下においてホール素子にて検出される電気信号(ホール電圧)は、ホール素子に供給する電流量に比例して大きくなる。
一方、ホール素子で発生するノイズは、ホール素子の抵抗の熱雑音であらわされる。そのため、一定磁場条件及び測定帯域条件下におけるホール素子のSN比は、ホール素子に供給する電流量で決定されることとなる。
例えば、特許文献2には、定電流印加時のホール素子の磁気感度の温度特性を補正するために、バンドキャップ回路の温度特性を利用して1次の温度特性をもった参照電流を生成し、ホール素子の磁気感度の温度補償をおこなう駆動回路が提案されている。
特開平6−289111号公報 特開平10−253728号公報
上述したように、特許文献1には、温度変化によるホール素子の駆動電流の変化を補償するようにしたホール素子駆動回路が提案されており、また、上述した特許文献2には、ホール素子の磁気感度の温度補償をおこなう駆動回路が提案されており、ホール素子の磁気感度の温度特性を補正するために、温度特性をもつ基準電流発生回路として、バンドギャップ基準回路を用いた電流回路が知られている。
しかしながら、ホール素子駆動回路をバンドキャップ回路を用いて構成した場合、製造プロセスにおけるバンドキャップ回路とホール素子との製造パラメータがほとんど相関しないため、ホール素子に供給する電流量を決める際にホール素子とバンドキャップ回路の両方のばらつきを考慮する必要がある。
また、製造ばらつきは出荷テスト時にトリミングを用いて抑えることもできるが、トリミングによる補正は調整精度に限界があるため、ホール素子に供給する電流量の決定に際しては、電圧ルームにおいて製造ばらつきを考慮した電圧余裕が必要となる。
その結果、与えられた電圧ルームにおいてホール素子に充分な電流量を供給できず、SN比が低く制限されてしまうという問題がある。さらに、トリミングのための回路やテストコストが発生するためコストアップを招くことにもなる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、広い温度範囲において、ホール素子に十分な電流量を供給でき、SN比が高いホール素子駆動回路を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、周囲の磁場変動に応じて磁場検出を行う第1のホール素子(4)と、該第1のホール素子(4)に供給する駆動電流(IH2,IH3,IH4)のための基準電流(IR21/IR22,IR31/IR32,IR4)を生成する第2のホール素子(6)を備えた基準電流発生回路(41,42,43)と、該基準電流発生回路(41,42,43)で生成された前記基準電流(IR21/IR22,IR31/IR32,IR4)に基づいて、前記第1のホール素子(4)の前記駆動電流(IH2,IH3,IH4)を決定するホール素子電流源(3)とを備え、前記基準電流発生回路(41,42,43)が、前記第2のホール素子(6)の抵抗値に基づいて前記基準電流(IR21/IR22,IR31/IR32,IR4)を生成することを特徴とするホール素子駆動回路である。(図6,図9,図12;実施例1乃至3)
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基準電流発生回路(41,42,43)が、前記ホール素子電流源(3)に印加される電圧が温度に対して一定となるような前記基準電流(IR21/IR22,IR31/IR32,IR4)を生成することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2のホール素子(6)の抵抗値が、前記第1のホール素子(4)の抵抗値と同一の温度特性を有していることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1,2又は3に記載の発明において、前記基準電流発生回路(41,42,43)が、所定の基準電圧(Vs)と前記第2のホール素子(6)の抵抗値とにより前記基準電流(IR21/IR22,IR31/IR32,IR4)を生成し、前記第1のホール素子(4)及びホール素子電流源(3)の電源電圧(VR2,VR3,VR4)と前記基準電圧(Vs)とが同一の基準電圧源によりそれぞれ生成されることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記第2のホール素子(6)が、2個以上直列に接続されたホール素子(6a,6b)から構成されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記基準電流発生回路(41,42)が、第1の増幅器(5)と、該第1の増幅器(5)に接続された参照用PMOS(7)と、該参照用PMOS(7)に接続された参照用電流源(8)とを備え、さらに、前記ホール素子電流源(3)と前記参照用電流源(8)とに接続された参照用NMOS(2)を備えていることを特徴とする。(図6,図9;実施例1及び2)
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記基準電流発生回路(42)の前記参照用電流源(8)のドレイン端子に正入力端子が接続され、前記第1のホール素子(4)の第2端子に負入力端子が接続され、前記参照用NMOS(2)のゲート端子と前記ホール素子電流源(3)のゲート端子に出力端子が接続されている第2の増幅器(17)を備えていることを特徴とする。(図9;実施例2)
また、請求項8に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記基準電流発生回路(43)が、第1の増幅器(5)と、該第1の増幅器(5)に接続された参照用PMOS(7)とを備え、該参照用PMOS(7)が、前記第1のホール素子(4)に接続されたホール素子電流源(23)に接続されていることを特徴とする。(図12;実施例3)
本発明によれば、広い温度範囲において、ホール素子に十分な電流量を供給でき、SN比が高いホール素子駆動回路を実現することができる。
また、製造プロセスにおけるばらつきを考慮する必要もなく、電圧ルームにおいて製造ばらつきを考慮した電圧余裕が必要もなく、与えられた電圧ルームにおいてホール素子に充分な電流量を供給でき、SN比を向上させることができる。加えて、トリミングのための回路やテストコストが発生しないため、コストアップを抑えることができる。
特許文献1に記載のホール素子駆動回路の回路構成図である。 本発明のホール素子駆動回路の前提となる回路構成図である。 ホール素子の抵抗の温度特性を示す図である。 ホール電流の温度特性を示す図である。 ホール素子の下部電圧の温度特性を示す図である。 本発明に係るホール素子駆動回路の実施例1を説明するための回路構成図である。 本実施例1におけるホール電流の温度特性を示す図である。 本実施例1におけるホール素子の下部電圧の温度特性を示す図である。 本発明に係るホール素子駆動回路の実施例2を説明するための回路構成図である。 本実施例2におけるホール電流の温度特性を示す図である。 本実施例2におけるホール素子の下部電圧の温度特性を示す図である。 本発明に係るホール素子駆動回路の実施例3を説明するための回路構成図である。
以下、図面を参照して本発明の各実施例について説明する前に、本発明の前提となるホール素子駆動回路の基本的な回路構成について説明する。
図2は、本発明のホール素子駆動回路の前提となる回路構成図で、図中符号1は基準電流生成回路、2は参照用NMOS、3はホール素子電流源、4はホール素子、30はホール素子駆動回路を示している。
基準電流発生回路1は、参照(基準)電流IR1を生成する回路である。また、参照用NMOS2は、基準電流発生回路1に接続され、ホール素子電流源3とミラーの関係にあるものである。また、ホール素子4は、ホール素子電流源3と接続され、ホール電圧を出力するものである。
このような構造を備えた図2に示したホール素子駆動回路では、以下のような動作が行われる。
図2に示したホール素子駆動回路30において、基準電流発生回路1により参照電流IR1が生成される。この参照電流IR1は、参照用NMOS2で電流−電圧変換され、変換されたゲート電圧が、ホール素子電流源3のゲート電圧に接続されることにより、ホール電流源3は、参照電流IR1に応じた駆動電流IH1をホール素子4に供給する。
ホール素子4は、第1端子乃至第4端子を有する抵抗ブリッジ回路として表すことができる。この抵抗ブリッジ回路の対角の2端子間(第1端子と第2端子)にホール素子電流源3により駆動電流(IH1)を流した状態で周辺の磁場に変動が生ずると、別の対角の2端子間(第3端子と第4端子;VHP1とVHN1)に磁場の変動に応じたホール電圧を生ずる。これにより、磁場の変動を検出することができる。
ホール素子4への電流供給(IH1)は、温度に対してほぼ一定となる電流を供給する方式(以下、定電流駆動方式という)がよく用いられているが、例えば、シリコンホール素子では、定電流印加時の磁気感度は、温度に対して緩やかな1次となる特性を有している。
ホール素子のSN比は、ホール素子に供給する電流量(図2のIH1)で決定され、ホール素子4に供給する電流量は、ホール駆動電圧と電流源の正常動作電圧との電位差(以下、電圧ルームという)で制限される。
図2に示したホール素子駆動回路30において、ホール素子4の下部電圧VL1に着目すると、この下部電圧VL1は、次の式(1)であらわされる。
VL1=VR1−RHA×IH1 ・・・(1)
図3は、ホール素子の抵抗の温度特性を示す図で、シリコンホール素子の2端子間の抵抗値RHAの温度特性を示しており、この抵抗値RHAは、温度に対して2次の特性を有している。
図4は、ホール電流の温度特性を示す図で、−30℃から85℃の動作温度範囲において、下部電圧VL1が0.4V以上となるときの定電流IH1の電流特性を示している。
図5は、ホール素子の下部電圧の温度特性を示す図で、定電流IH1を温度に対して一定としたときの下部電圧VL1の温度特性を示している。
このように、動作温度範囲において、ホール電流源3が正常動作可能な範囲の電圧(例えば、VL1≧0.4V)とするためには、定電流IH1の電流値の大きさは、高温時の下部電圧VL1に合わせて制限されることとなる。それによって、ホール素子のSN比が制限されるという問題がある。
以下、図面を参照して本発明の各実施例について説明する。
図6は、本発明に係るホール素子駆動回路の実施例1を説明するための回路構成図で、図中符号5は第1の増幅器、6(6a,6b)はレプリカホール素子、7は参照用PMOS、8は参照用電流源、31はホール素子駆動回路、41は基準電流発生回路を示している。なお、図2と同じ機能を有する構成要素には同一に符号を付してある。
本実施例1のホール素子駆動回路31は、周囲の磁場変動に応じて磁場検出を行う第1のホール素子4と、この第1のホール素子4に供給する駆動電流IH2のための基準電流IR21,IR22を生成する第2のホール素子6を備えた基準電流発生回路41と、この基準電流発生回路41で生成された基準電流IR21,IR22に基づいて、第1のホール素子4の駆動電流IH2を決定するホール素子電流源3とを備えている。
また、基準電流発生回路41は、第2のホール素子6の抵抗値に基づいて基準電流IR21,IR22を生成するように構成されている。
また、基準電流発生回路41は、ホール素子電流源3に印加される電圧が温度に対して一定となるような基準電流IR21,IR22を生成するように構成されている。また、第2のホール素子6の抵抗値は、第1のホール素子4の抵抗値と同一の温度特性を有している。
ここで、例えば、第1のホール素子と第2のホール素子とが、同一のICチップ上に形成されている場合等は、両者の抵抗値の温度特性はほぼ同一となる。さらに、両者のホール素子をなるべく近づけて配置することによって、抵抗値の温度特性はより同一に近づく。
また、基準電流発生回路41は、所定の基準電圧Vsと第2のホール素子6の抵抗値とにより基準電流IR21,IR22を生成し、第1のホール素子4及びホール素子電流源3の電源電圧VR2と基準電圧Vsとが同一の基準電圧源によりそれぞれ生成されるように構成されている。また、第2のホール素子6は、2個以上直列に接続されたホール素子6a,6bから構成されている。
また、基準電流発生回路41は、第1の増幅器5と、この第1の増幅器5に接続された参照用PMOS7と、この参照用PMOS7に接続された参照用電流源8とを備え、さらに、ホール素子電流源3と参照用電流源8とに接続された参照用NMOS2を備えている。
つまり、本実施例1のホール駆動素子回路31は、基準電流発生回路41と参照用NMOS2とホール素子電流源3と第1のホール素子4を備えている。ホール素子駆動回路31では、基準電流発生回路41で生成された参照電流IR22に基づいた電流IH2が、参照用NMOS2とホール素子電流源3によって、ホール素子4に流れる。それにより、第1のホール素子4は、周囲の磁場変動に応じて出力する(VHP2,VHN2)。
また、基準電流発生回路41は、第1の増幅器5とレプリカホール素子6と参照用PMOS7と参照用電流源8とを備えている。この基準電流発生回路41では、レプリカホール素子6に対して、第1のホール素子4の駆動電圧に比例した電圧を印加して電圧−電流変換し、第1のホール素子4の供給電流IH2の基準となる電流IR22を生成する。
まず、基準電流発生回路41の構成について以下に説明する。
第1の増幅器5の正入力端子IN2は、IN2に入力される電圧を生成する基準電圧生成回路(図示せず)に接続され、負入力端子は、レプリカホール素子6の第1端子が接続され、出力端子は、参照用PMOS7のゲート端子及び参照用電流源8のゲート端子に接続されている。
レプリカホール素子6の第1端子は、第1の増幅器5の負入力端子と、参照用PMOS7のドレイン端子とに接続されて、第2端子は接地端子に接続されている。なお、図中では、レプリカホール素子6を2個直列に接続した形態を示しているが、1個でもよく、複数個でもよく、並列接続、直列接続又はそれらの組み合わせであってもよい。
参照用PMOS7のドレイン端子は、第1の増幅器5の負入力端子と、レプリカホール素子6の第1端子に接続され、ゲート端子は、第1の増幅器5の出力端子に接続され、ソース端子は、電源端子(VDD)に接続されている。
参照用電流源8のドレイン端子は、参照用NMOS2のドレイン端子とゲート端子に接続され、ゲート端子は、第1の増幅器5の出力端子に接続され、ソース端子は、電源端子(VDD)に接続されている。
次に、ホール素子駆動回路31の構成について以下に説明する。
参照用NMOS2のドレイン端子は、自身のゲート端子と、参照用電流源8のドレイン端子(基準電流生成回路の出力)と接続され、ソース端子は、接地端子に接続されている。
ホール素子電流源3のドレイン端子は、第1のホール素子4の第2端子に接続され、ゲート端子は、参照用NMOS2のドレイン端子とゲート端子と参照用電流源8のドレイン端子とに接続されている。また、第1のホール素子4の第1端子は、ホール用電源(VR2)に接続され、第2端子は、ホール素子電流源3のドレイン端子に接続されている。
次に、本実施例1のホール素子駆動回路31の動作について以下に説明する。
まず、基準電流生成回路41で出力される電流について説明する。
第1の増幅器5の正入力端子IN2に、上述した基準電圧生成回路で生成された所定の電圧Vsが印加される。
仮想接地により、レプリカホール素子6の第1端子の電圧VDR2は、第1の増幅器5の正入力端子と同電位となる。レプリカホール素子6の第2端子は、接地端子に接続されるため、レプリカホール素子6の第1端子と第2端子間には、基準電圧生成回路で生成された所定の電圧Vsが印加される。レプリカホール素子6の合成抵抗値をRHDAとすると、オームの法則により、次の式(2)に示す電流IR21が、レプリカホール素子6に流れる。
IR21=Vs/RDHA ・・・(2)
このとき正入力端子IN2には、温度に対してほぼ一定となる電圧Vsが与えられる。
参照用PMOS7において、電流IR21を、ドレイン端子−ソース端子間に流し、ゲート端子を出力することにより、電流−電圧変換をおこなう。
参照用電流源8では、電流IR21の複製がおこなわれ、参照用PMOS7とのアスペクト比に基づいた電流IR22が流れる。
ここで、参照用電流源8と参照用PMOS7とのアスペクト比をNとすると、参照用電流源8に流れる電流IR22は、次の式(3)で与えられる。
IR22=IR21×N ・・・(3)
参照用NMOS2において、電流IR22をドレイン端子−ソース端子間に流し、ゲート端子を出力することにより、電流−電圧変換をおこなう。
ホール素子電流源3では、電流IR22の複製がおこなわれ、参照用NMOS2とのアスペクト比に基づいた電流IH2が流れる。
ここで、ホール素子電流源3と参照用NMOS2とのアスペクト比をMとすると、ホール電流源3に流れる電流IH2は、次の式(4)で与えられる。
IH2=IR22×M ・・・(4)
さらに式(4)の電流IH2は、式(3)を用いて次の式(5)であらわされる。
IH2=Vs/RDHA×N×M ・・・(5)
第1のホール素子4の第1端子に、所定の電圧を生成する基準回路(図示せず)から生成された電圧VR2を印加し、第2端子にホール素子電流源3が接続され、IH2の電流が供給される。
このとき、第1のホール素子4の下部電圧VL2は、以下の式(6)で与えられる。
VL2=VR2−RHA×IH2 ・・・(6)
さらに式(6)の下部電圧VL2は、式(5)より、次の式(7)であらわされる。
VL2=VR2−RHA×Vs/RDHA×N×M ・・・(7)
ここで、レプリカホール素子6の抵抗値RDHAについて考える。
本実施例1では、電流削減のため、レプリカホール素子6を第1のホール素子4と同じホール素子を2個縦列接続により構成したため、次の式(8)であらわされる。
RDHA=2×RHA ・・・(8)
このとき、下部電圧VL2は、次の式(9)であらわされる。
VL2=VR2−RHA×Vs/(2×RHA)×N×M
=VR2−Vs/2×N×M ・・・(9)
上記式(9)に示す通り、下部電圧VL2は、RHAの項がキャンセルされるため、第1のホール素子4の抵抗値に寄らない式であらわされる。
また、VR2とVsを、同一の基準電圧源から生成される電圧とすることにより、Vsは、VR2と定数Kを用いて次の式(10)であらわすことができる。
Vs=VR2×K ・・・(10)
定数Kは、上述のレプリカホール素子6の構成と同様、電流削減のために小さい値を選択することが可能である。
このとき、下部電圧VL2は、次の式(11)であらわされる。
VL2=VR2−VR2×K/2×N×M
=VR2×(1−K/2×N×M) ・・・(11)
これより、下部電圧VL2は、VR2、K、N、Mで値を決定させることができる。
VR2が、温度に対して一定であるとすれば、K,N,Mは定数であるため、下部電圧VL2は温度に寄らず一定となる。この場合、動作温度範囲に応じて、ホール素子4に流す電流量を調整することが不問となる。
また、下部電圧VL2は、ホール素子の抵抗値に寄らないため、製造プロセス変動を考慮した電圧余裕をもたせることが不問となる。
したがって、ホール素子電流源3の正常動作範囲の下限に下部電圧VL2を設定することができ、電流IH2の電流量を最大限に増加することが可能である。それによって、SN比が向上する。
図7は、本実施例1におけるホール電流の温度特性を示す図で、−30〜85℃の動作温度範囲において、下部電圧VL2が0.4V以上であるときのIH2の電流特性を示している。ホール素子の抵抗に反比例した特性を示し、図5と比較して、使用する温度範囲において供給する電流量が増加することがわかる。
図8は、本実施例1におけるホール素子の下部電圧の温度特性を示す図で、Kを0.5、Nを0.5、Mを6、VR2を1.6Vとしたときの、下部電圧VL2の温度特性を示している。下部電圧VL2は、温度に寄らず一定となる。
このように、本実施例1における基準電流発生回路41で、磁場検出を行うホール素子と同様の温度特性を有するレプリカホール素子を用いて基準電流を生成し、その基準電流に基づいてホール素子に駆動電流を供給することで、広い温度測定範囲において、与えられた電圧ルーム内でホール素子に供給する電流量を最大限増やすことができ、磁気センサのSN比を向上することが可能となる。
さらに、製造プロセスにおけるばらつきを考慮する必要もなく、電圧ルームにおいて製造ばらつきを考慮した電圧余裕が必要もなく、与えられた電圧ルームにおいてホール素子に充分な電流量を供給でき、SN比を向上させることができる。加えて、トリミングのための回路やテストコストが発生しないため、コストアップを抑えることができる。
図9は、本発明に係るホール素子駆動回路の実施例2を説明するための回路構成図で、図中符号17は第2の増幅器、32はホール素子駆動回路、42は基準電流発生回路を示している。なお、図6と同じ機能を有する構成要素には同一に符号を付してある。
上述した実施例1との違う点は、第2の増幅器17を用いて、電流IR32の複製を駆動電流IH3に対しておこなった点である。
本実施例2のホール素子駆動回路32は、上述した実施例1と同様に、周囲の磁場変動に応じて磁場検出をおこなう第1のホール素子4と、この第1のホール素子4に供給する駆動電流IH3のための基準電流IR31,IR32を生成する第2のホール素子6を備えた基準電流発生回路42と、この基準電流発生回路42で生成された基準電流IR31,IR32に基づいて、第1のホール素子4の駆動電流IH3を決定するホール素子電流源3とを備えている。
また、基準電流発生回路42は、第2のホール素子6の抵抗値に基づいて基準電流IR31,IR32を生成するように構成されている。
また、基準電流発生回路42は、ホール素子電流源3に印加される電圧が温度に対して一定となるような基準電流IR31,IR32を生成するように構成されている。また、第2のホール素子6の抵抗値は、第1のホール素子4の抵抗値と同一の温度特性を有している。
また、基準電流発生回路42は、所定の基準電圧Vsと第2のホール素子6の抵抗値とにより基準電流IR31,IR32を生成し、第1のホール素子4及びホール素子電流源3の電源電圧VR3と基準電圧Vsとが同一の基準電圧源によりそれぞれ生成されるように構成されている。
また、第2のホール素子6は、2個以上直列に接続されたホール素子6a,6bから構成されている。
また、基準電流発生回路42は、第1の増幅器5と、この第1の増幅器5に接続された参照用PMOS7と、この参照用PMOS7に接続された参照用電流源8とを備え、さらに、ホール素子電流源3と参照用電流源8とに接続された参照用NMOS2を備えている。
また、基準電流発生回路42の参照用電流源8のドレイン端子に正入力端子が接続され、第1のホール素子4の第2端子に負入力端子が接続され、参照用NMOS2のゲート端子とホール素子電流源3のゲート端子に出力端子が接続されている第2の増幅器17を備えている。
つまり、参照用電流源8のドレイン端子は、参照用NMOS2のドレイン端子と、第2の増幅器17の正入力端子に接続されている。また、参照用NMOS2のドレイン端子は、参照用電流源8のドレイン端子と接続され、ゲート端子は、第2の増幅器17の出力端子とホール素子電流源3のゲート端子とに接続され、ソース端子は、接地端子に接続されている。
ホール素子電流源3のドレイン端子は、ホール素子4の第2端子と、第2の増幅器17の負入力端子に接続され、ゲート端子は、第2の増幅器17の出力端子と参照用NMOS2に接続され、ソース端子は、接地端子に接続されている。
第1のホール素子4の第1端子は、ホール用電源(VR3)に接続され、第2端子は、ホール素子電流源3のドレイン端子と第2の増幅器17の負入力端子に接続されている。
次に、本実施例2のホール素子駆動回路32の動作について以下に説明する。
電流IR32の出力までは、上述した実施例1と同様で、下記式(12)で表される。
IR32=IR31×N
=Vs/RDHA×N ・・・(12)
第2の増幅器17によって、参照用NMOS2とホール電流源3のドレイン端子が同電位となり、また、ゲート端子も同じ電位となることにより、ホール電流源3には参照用NMOS2とのアスペクト比に基づいた電流IH3が流れ、IR32の複製がおこなわれる。
ここで第2の増幅器17を使用することにより、ホール素子電流源3の正常動作範囲の下限を、上述した実施例1の場合よりも低く設定できる。これは、参照用NMOS2とホール素子電流源3のドレイン端子が同電位となるため、複製する際の定数Mの値がずれにくくなり、また、第2の増幅器が駆動するため、下限を上述した実施例1に比べて下げたとしても安定して動作するためである。
その他の構成及び動作は、上述した実施例1と同様である。
図10は、本実施例2におけるホール電流の温度特性を示す図で、−30℃〜85℃の動作温度範囲において、VL3が0.2V以上となるときの電流IH3の電流特性を示している。
図11は、本実施例2におけるホール素子の下部電圧の温度特性を示す図で、Kを0.5、Nを0.5、Mを7、VR3を1.6Vとしたときの、VL3の温度特性を示している。
第2の増幅器17を使用することにより、図8と比較して供給する電流量をより増加することが可能となることがわかる。
図12は、本発明に係るホール素子駆動回路の実施例3を説明するための回路構成図で、図中符号23はホール素子電流源、33はホール素子駆動回路、43は基準電流発生回路を示している。なお、図6と同じ機能を有する構成要素には同一に符号を付してある。
上述した実施例1との違う点は、ホール素子電流源23を第1のホール素子4の上部に配置している点である。つまり、基準電流発生回路43の参照用PMOS7が、第1のホール素子の第1端子に接続されたホール素子電流源23に接続されている点である。
本実施例3のホール素子駆動回路33は、周囲の磁場変動に応じて出力する第1のホール素子4と、この第1のホール素子4に供給する駆動電流IH4のための基準電流IR4を生成する第2のホール素子6を備えた基準電流発生回路43と、この基準電流発生回路43で生成された基準電流IR4に基づいて、第1のホール素子4の駆動電流IH4を決定するホール素子電流源23とを備えている。
また、基準電流発生回路43は、第2のホール素子6の抵抗値に基づいて基準電流IR4を生成するように構成されている。
また、基準電流発生回路43は、ホール素子電流源23に印加される電圧が温度に対して一定となるような基準電流IR4を生成するように構成されている。
また、第2のホール素子6の抵抗値は、第1のホール素子4の抵抗値と同一の温度特性を有している。また、第2のホール素子6は、2個以上直列に接続されたホール素子6a,6bから構成されている。
また、基準電流発生回路43は、第1の増幅器5と、この第1の増幅器5に接続された参照用PMOS7とを備え、この参照用PMOS7は、第1のホール素子4に接続されたホール素子電流源23に接続されている。
つまり、本実施例3のホール駆動素子回路33は、電流ソースタイプのホール駆動素子回路であり、この電流ソースタイプのホール駆動素子回路について以下に説明する。
本実施例3のホール素子駆動回路33は、基準電流発生回路43とホール素子電流源23と第1のホール素子4とを備えている。ホール素子駆動回路33では、基準電流発生回路43で生成された参照電流IR4に基づいた電流IH4が、参照用PMOS7とホール電流源23によって、第1のホール素子4に流れる。それにより、第1のホール素子4は、周囲の磁場変動に応じて出力する(VHP4、VHN4)。
基準電流発生回路43は、増幅器5とレプリカホール素子6と参照用PMOS7とを備えている。この基準電流発生回路43では、レプリカホール素子6に対して、第1のホール素子4の駆動電圧に比例した電圧を印加して電圧−電流変換し、第1のホール素子4の供給電流IH4の基準となる電流IR4を生成する。
まず、基準電流発生回路43の構成について以下に説明する。
第1の増幅器5の正入力端子IN4は、IN4に入力される電圧を生成する基準電圧生成回路(図示せず)に接続され、負入力端子は、レプリカホール素子6の第1端子が接続され、出力端子は、参照用PMOS7のゲート端子に接続されている。
レプリカホール素子6の第1端子は、第1の増幅器5の負入力端子と、参照用PMOS7のドレイン端子とに接続されて、第2端子は、接地端子に接続されている。なお、図中では、レプリカホール素子6を2個直列に接続した形態を示しているが、1個でもよく、複数個でもよく、並列接続、直列接続又はそれらの組み合わせであってもよい。
参照用PMOS7のドレイン端子は、第1の増幅器5の負入力端子と、レプリカホール素子6の第1端子に接続され、ゲート端子は、第1の増幅器5の出力端子に接続され、ソース端子は、電源端子(VDD)に接続されている。
次に、ホール素子駆動回路33の構成について以下に説明する。
ホール素子電流源23のドレイン端子は、第1のホール素子4の第2端子に接続され、ゲート端子は、参照用PMOS7のゲート端子と第1の増幅器5の出力端子に接続されている。
ホール素子4の第1端子は、ホール素子電流源23のドレイン端子に接続され、第2端子は、接地端子に接続されている。
次に、ホール素子駆動回路33の動作について以下に説明する。
まず、基準電流生成回路43で生成される電流について以下に説明する。
上述した実施例1及び2と同様に、基準電流生成回路43で生成される電流IR4は、下記式(13)で表される。
IR4=Vs/RDHA ・・・(13)
このとき正入力端子IN4には、温度に対してほぼ一定となる電圧Vsが与えられる。
参照用PMOS7において、電流IR4をドレイン端子−ソース端子間に流し、ゲート端子を出力することにより、電流−電圧変換をおこなう。
ホール素子電流源23では、電流IR4の複製がおこなわれ、参照用PMOSとのアスペクト比に基づいた電流IH4が流れる。
ホール素子電流源23と参照用PMOS7とのアスペクト比をPとすると、ホール電流源23に流れる電流IH4は、次の式で与えられる。
IH4=IR4×P ・・・(14)
式(13)を用いてIH4は、次の式(15)であらわされる。
IH4=Vs/RDHA×P ・・・(15)
ホール素子4において、第2端子に接地電圧を印加し、第1端子にホール素子電流源23が接続され、電流IH4の電流が供給される。このときホールの上部電圧VH4は、以下の式(16)で与えられる。
VH4=IH4×RHA ・・・(16)
式(15)より上部電圧VH4は、次の式(17)であらわされる。
VH4=Vs/RHDA×P×RHA ・・・(17)
ここで、レプリカホール素子6の抵抗値RDHAについて考える。
本実施例3では、電流削減のため、レプリカホール素子6を第1のホール素子4と同じホール素子を2個縦列接続により構成したため、次の式(18)であらわされる。
RDHA=2×RHA ・・・(18)
このとき、上部電圧VH4は、次の式(19)であらわされる。
VH4=Vs/(2×RHA)×P×RHA
=Vs/2×P ・・・(19)
上記に示す通り、上部電圧VH4の式(19)は、RHAの項がキャンセルされるため、ホール素子の抵抗値に寄らない式であらわされる。
ここで、ホール電流源23のドレイン、ソース端子間に掛かる電圧は、次の式(20)であらわされる。
VH4−VR4=Vs/2×P−VR4 ・・・(20)
また、VR4とVsを、同一の基準電圧源から生成される電圧とすることにより、Vsは、VR4と定数Qを用いて次の式(21)であらわすことができる。
Vs=VR4×Q ・・・(21)
定数Qは、上述のレプリカホール素子6の構成と同様、電流削減のために小さい値を選択することが可能である。
このとき、VH4−VR4は、次の式(22)であらわされる。
VH4−VR4=VR4(Q/2×P−1) ・・・(22)
これより、VH4−VR4は、VR4,P,Qで値を決定させることができる。
VR4が、温度に対して一定であるとすれば、P,Qは定数であるため、VH4−VR4は温度に寄らず一定となる。この場合、動作温度範囲に応じて、ホール素子4に流す電流量を調整することが不問となる。
またVH4−VR4は、ホール素子の抵抗値に寄らないため、製造プロセス変動を考慮した電圧余裕をもたせることが不問となる。
したがって、ホール素子電流源23の正常動作範囲の下限にVH4−VR4を設定することができ、IH4の電流量を最大限に増加することが可能である。それによって、SN比が向上する。
このように、本実施例3における基準電流発生回路43で、磁場検出を行うホール素子と同様の温度特性を有するレプリカホール素子を用いて基準電流を生成し、その基準電流に基づいてホール素子に駆動電流を供給することで、広い温度測定範囲において、与えられた電圧ルーム内でホール素子に供給する電流量を最大限増やすことができ、磁気センサのSN比を向上することが可能となる。
さらに、製造プロセスにおけるばらつきを考慮する必要もなく、電圧ルームにおいて製造ばらつきを考慮した電圧余裕が必要もなく、与えられた電圧ルームにおいてホール素子に充分な電流量を供給でき、SN比を向上させることができる。加えて、トリミングのための回路やテストコストが発生しないため、コストアップを抑えることができる。
以上のように、本発明により、ホール素子とその周辺回路を一つのシリコンチップ上に有する低電圧で駆動可能なモノリシックIC化されたセンサに特に好適なホール素子駆動回路であり、加えて、低コストである。
また、広い温度範囲において動作可能であり、かつ、周辺回路を含んでモノリシックIC化が容易な電子コンパスの地磁気検出に適したセンサを提供することも可能となる。
1 基準電流生成回路
2 参照用NMOS
3,23 ホール素子電流源
4 ホール素子(第1のホール素子)
5 第1の増幅器
6 レプリカホール素子(第2のホール素子)
7 参照用PMOS
8 参照用電流源
17 第2の増幅器
30,31,32,33 ホール素子駆動回路
41,42,43 基準電流生成回路

Claims (8)

  1. 周囲の磁場変動に応じて磁場検出を行う第1のホール素子と、
    該第1のホール素子に供給する駆動電流のための基準電流を生成する第2のホール素子を備えた基準電流発生回路と、
    該基準電流発生回路で生成された前記基準電流に基づいて、前記第1のホール素子の前記駆動電流を決定するホール素子電流源とを備え、
    前記基準電流発生回路が、前記第2のホール素子の抵抗値に基づいて前記基準電流)を生成することを特徴とするホール素子駆動回路。
  2. 前記基準電流発生回路が、前記ホール素子電流源に印加される電圧が温度に対して一定となるような前記基準電流を生成することを特徴とする請求項1に記載のホール素子駆動回路。
  3. 前記第2のホール素子の抵抗値が、前記第1のホール素子の抵抗値と同一の温度特性を有していることを特徴とする請求項1に記載のホール素子駆動回路。
  4. 前記基準電流発生回路が、所定の基準電圧と前記第2のホール素子の抵抗値とにより前記基準電流を生成し、前記第1のホール素子及びホール素子電流源の電源電圧と前記基準電圧とが同一の基準電圧源によりそれぞれ生成されることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のホール素子駆動回路。
  5. 前記第2のホール素子が、2個以上直列に接続されたホール素子から構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のホール素子駆動回路。
  6. 前記基準電流発生回路が、第1の増幅器と、該第1の増幅器に接続された参照用PMOSと、該参照用PMOSに接続された参照用電流源とを備え、
    さらに、前記ホール素子電流源と前記参照用電流源とに接続された参照用NMOSを備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のホール素子駆動回路。
  7. 前記基準電流発生回路の前記参照用電流源のドレイン端子に正入力端子が接続され、前記第1のホール素子の第2端子に負入力端子が接続され、前記参照用NMOSのゲート端子と前記ホール素子電流源のゲート端子に出力端子が接続されている第2の増幅器を備えていることを特徴とする請求項6に記載のホール素子駆動回路。
  8. 前記基準電流発生回路が、第1の増幅器と、該第1の増幅器に接続された参照用PMOSとを備え、
    該参照用PMOSが、前記第1のホール素子に接続されたホール素子電流源に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のホール素子駆動回路。
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