JP2015017531A - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】左右の排気通路を連通する連通路上に設けられる切替弁の異常の有無を判定する。
【解決手段】制御装置(以下「ECU」という)は、エンジンを制御する。エンジンは、右バンクの排気通路と、左バンクの排気通路と、左右の排気通路を連通する連通路と、連通路と吸気通路とに接続されたEGR通路と、EGR通路上に設けられたEGR弁と、連通路およびEGR通路の接続部分と右バンクの排気通路との間の連通路上に設けられた切替弁とを備える。ECUは、EGR弁および切替弁の双方に閉指令を出力している状態からEGR弁に開指令、切替弁に閉指令を出力している状態に切り替えた時の右バンクの排気温THbの低下量がしきい値よりも小さい場合(S17にてYES)、切替弁が固着異常であると判定する。
【選択図】図6
【解決手段】制御装置(以下「ECU」という)は、エンジンを制御する。エンジンは、右バンクの排気通路と、左バンクの排気通路と、左右の排気通路を連通する連通路と、連通路と吸気通路とに接続されたEGR通路と、EGR通路上に設けられたEGR弁と、連通路およびEGR通路の接続部分と右バンクの排気通路との間の連通路上に設けられた切替弁とを備える。ECUは、EGR弁および切替弁の双方に閉指令を出力している状態からEGR弁に開指令、切替弁に閉指令を出力している状態に切り替えた時の右バンクの排気温THbの低下量がしきい値よりも小さい場合(S17にてYES)、切替弁が固着異常であると判定する。
【選択図】図6
Description
本発明は、エンジンの制御装置に関する。
特開2006−22808号公報(特許文献1)には、右バンクの排気通路と左バンクの排気通路とを別々に備えた多気筒エンジンに、左右の排気通路を連通する連通路と、連通路の排気を吸気通路に還流させるためのEGR(Exhaust Gas Recirculation)通路とを設けるとともに、左右の排気通路の連通および遮断を切替可能な切替弁を連通路上に設ける点が開示されている。
特許文献1のように左右の排気通路を連通する連通路上に切替弁を設ける場合、切替弁に異常が生じると、たとえば排気の還流量が目標値とずれた状態が継続してしまうことになり、エミッションやドライバビリティが悪化する可能性がある。しかしながら、特許文献1には、切替弁の異常の有無を判定することおよびその手法について何ら言及されていない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の排気通路を連通する連通路上に設けられる切替弁の異常の有無を判定することである。
この発明に係る制御装置は、エンジンの制御装置である。エンジンは、吸気経路と、第1排気通路および第2排気通路を含む排気経路と、第1排気通路および第2排気通路を連通する連通路と、連通路と吸気経路とに接続され、連通路内の排気を吸気経路に還流させるための還流路と、還流路上に設けられた還流弁と、連通路および還流路の接続部分と第1排気通路との間の連通路上に設けられた切替弁とを備える。制御装置は、還流弁に開指令を出力し切替弁に閉指令または開指令を出力している時の排気経路内の流量情報を用いて切替弁の異常の有無を判定する判定処理を行なう。
好ましくは、流量情報は、還流弁に開指令を出力し切替弁に閉指令を出力している時の第1排気通路内の流量と第2排気通路内の流量との差である第1流量差を含む。制御装置は、第1流量差が第1しきい値よりも小さい場合に切替弁が開固着異常であると判定する。
好ましくは、流量情報は、第1流量差に加えて、還流弁に開指令を出力し切替弁に開指令を出力している時の第1排気通路内の流量と第2排気通路内の流量との差である第2流量差を含む。制御装置は、第2流量差が第2しきい値よりも大きい場合に切替弁が閉固着異常であると判定する。
好ましくは、流量情報は、還流弁に開指令を出力し切替弁に開指令を出力している時の第1排気通路内の流量である第1流量と、第1流量の検出後に還流弁に開指令を出力し切替弁に閉指令を出力している時の第1排気通路内の流量である第2流量とを含む。制御装置は、第1流量と前記第2流量との差がしきい値よりも小さい場合に切替弁が異常であると判定する。
好ましくは、流量情報は、還流弁に開指令を出力し切替弁に閉指令を出力している時の第1排気通路内の流量である第1流量と、前記第1流量の検出後に還流弁に開指令を出力し切替弁に開指令を出力している時の第1排気通路内の流量である第2流量を含む。制御装置は、第1流量と第2流量との差がしきい値よりも小さい場合に切替弁が異常であると判定する。
好ましくは、排気経路には、第1、第2排気通路に加えて、第1、第2排気通路が合流された第3排気通路がさらに含まれる。流量情報は、還流弁に開指令を出力し切替弁に閉指令または開指令を出力している時の第3排気通路内の流量である。
好ましくは、排気経路には、排気温センサが設けられる。制御装置は、判定許可条件が成立した場合に、排気温センサによって検出された排気温の低下量を流量情報として用いて判定処理を行なう。制御装置は、気温、気圧、エンジンの回転速度、および判定処理を開始する前の排気温の少なくともいずれかに基づいて判定許可条件の成否を判定する。
好ましくは、排気経路には、燃料添加装置および空燃比センサが設けられる。制御装置は、判定処理を行なう際、燃料添加装置から排気経路内に所定量の燃料を添加した時の空燃比センサの出力を流量情報として用いる。
好ましくは、連通路には、連通路内の流量を検出するためのセンサが設けられる。制御装置は、判定処理を行なう際、連通路に設けられたセンサの出力を流量情報として用いる。
好ましくは、制御装置は、判定許可条件が成立した場合、還流弁に開指令を出力し切替弁に閉指令を出力して判定処理を行なう。制御装置は、判定許可条件が成立していない場合、排気を還流させるときは還流弁および切替弁の双方に開指令をそれぞれ出力し、排気の還流させないときは還流弁および切替弁の双方に閉指令をそれぞれ出力する。
好ましくは、第1排気通路には、開度の可変なノズルと、ノズルにより導かれる排気によって駆動されるタービンとが設けられる。制御装置は、判定処理を行なう際、第1排気通路内の流量が所定値以上確保されるように、ノズルの開度を調整する。
本発明によれば、複数の排気通路を連通する連通路上に設けられる切替弁の異常の有無を判定することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1、2は、本実施の形態によるエンジンの全体構成を示す図である。このエンジンは、車両に搭載され、車両を走行させるための駆動力を発生する。
図1、2は、本実施の形態によるエンジンの全体構成を示す図である。このエンジンは、車両に搭載され、車両を走行させるための駆動力を発生する。
このエンジンは、いわゆるV型8気筒のエンジンである。このエンジンには、8つの気筒が4つずつ2群に分けられてそれぞれ左バンク1aおよび右バンク1bに配列される。
このエンジンには、左バンク1aに対応した吸排気系統2aと、右バンク1bに対応した吸排気系統2bとが備えられる。吸排気系統2a,2bには、それぞれターボチャージャ3a,3bが備えられる。
エンジン本体における燃焼に必要な空気は、エアクリーナ9でろ過された後、左右のターボチャージャ3a,3bのコンプレッサ7a,7bに供給される。コンプレッサ7a,7bで圧縮された空気は、インタクーラ10a,10bでそれぞれ冷却された後、吸気マニホルド11に集められる。吸気マニホルド11から各気筒に空気が分配される。吸入空気流量は、スロットルバルブ17a,17bによって調節される。また、吸入空気流量は、エアフローメータ8によって検出される。
左バンク1aの各気筒で発生する排気は、排気マニホルド5aに集められる。排気マニホルド5aに集められた排気は、ターボチャージャ3aのタービン4aに通された後、後処理システム(排気浄化システム)6aで浄化されて車外に排出される。左バンク1aの各気筒から車外に排出されるまでに排気が流れる通路を第2排気通路とする。
同様に、右バンク1bの各気筒で発生する排気は、排気マニホルド5bに集められる。排気マニホルド5bに集められた排気は、ターボチャージャ3bのタービン4bに通された後、後処理システム6bで浄化されて車外に排出される。右バンク1aの各気筒から車外に排出されるまでに排気が流れる通路を第1排気通路とする。
なお、左バンク1aの各気筒から排気マニホルド5aに集められる排気流量の合計(以下「左バンクの総排気流量」ともいう)と、右バンク1bの各気筒から排気マニホルド5bに集められる排気流量の合計(以下「右バンクの総排気流量」ともいう)とは、ほぼ同量である。
ターボチャージャ3a,3bのタービン4a,4bは、通過される排気によって回転せしめられる。コンプレッサ7a,7bは、タービン4a,4bとともに回転して吸入空気を圧縮し、過給作用を奏する。
タービン4a,4bには、それぞれ可変ノズルVNa,VNbが設けられる。可変ノズルVNa,VNbの開度は、それぞれアクチュエータ20a,20bによって調節される。可変ノズルVNa,VNbの開度を調整することによって、タービン4a,4bを通過する排気の流量が調整される。これにより、ターボチャージャ3a,3bによる過給度合い(過給圧)が調整される。
左バンクの後処理システム6aには、触媒61a、排気温センサ62a、圧力センサ63a、および空燃比センサ64aが備えられる。排気温センサ62a、圧力センサ63a、空燃比センサ64aは、後処理システム6a内の排気の温度THa、圧力、空燃比AFaをそれぞれ検出する。
同様に、右バンクの後処理システム6bには、それぞれ触媒61b、排気温センサ62b、圧力センサ63b、および空燃比センサ64bが備えられる。排気温センサ62b、圧力センサ63b、空燃比センサ64bは、後処理システム6b内の排気の温度THb、圧力、空燃比AFbをそれぞれ検出する。
触媒61a,61bは、リーン状態(空燃比が理論空燃比よりもリーンな状態)でNOx(窒素酸化物)を吸蔵する。触媒61a,61bに吸蔵されたNOxは、瞬間的なリッチ状態(空燃比が理論空燃比よりもリッチな状態)で還元浄化される。
左右の排気マニホルド5a,5bには、燃料添加ノズル(還元剤噴射ノズル)30a,30bが設けられる。燃料添加ノズル30a,30bは、触媒61a,61bに吸蔵されたNOxを浄化するために必要な還元雰囲気(リッチ状態)を作り出すために、燃料を排気マニホルド5a,5b内にそれぞれ添加可能に構成される。
左右の排気マニホルド5a,5bは、連通路12によって連通される。さらに、連通路12と吸気マニホルド11とは、EGR(Exhaust Gas Recirculation)通路14によって連通される。
EGR通路14上には、吸気マニホルド11に還流される排気流量を調整するためのEGR弁15と、還流される排気を冷却するためのEGRクーラ16とが備えられる。EGR弁15が開かれると連通路12と吸気マニホルド11とが連通され、EGR弁15が閉じられると連通路12と吸気マニホルド11とが遮断される。
連通路12およびEGR通路14の接続部分と右バンクの排気マニホルド5bとの間の連通路12上には、切替弁13が備えられる。切替弁13が開かれると、右バンクの排気マニホルド5bがEGR通路14および左バンクの排気マニホルド5aと連通される。切替弁13が閉じられると、右バンクの排気マニホルド5bがEGR通路14および左バンクの排気マニホルド5aから遮断される。
ECU(Electronic Control Unit)100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを内蔵し、当該メモリに記憶された情報および各センサからの情報に基づいて所定の演算処理を実行し、その結果に基づいてエンジンの出力(具体的にはスロットル開度、燃料噴射、点火時期等)を制御する。切替弁13、EGR弁、可変ノズルVNa,VNbは、ECU100によって制御される。
図1には、EGR弁15および切替弁13の双方が開かれた状態が示されている。この状態では、吸気マニホルド11、左バンクの排気マニホルド5a、右バンクの排気マニホルド5bが互いに連通される。そのため、吸気マニホルド11内の負圧の作用によって、左右の排気マニホルド5a,5bの双方から吸気マニホルド11に排気が還流される。なお、本実施の形態では、左右の排気マニホルド5a,5bからほぼ同量の排気が還流されるように連通路12およびEGR通路14の形状が決められている。
図2には、EGR弁15および切替弁13の双方が閉じられた状態が示されている。この状態では、吸気マニホルド11、左バンクの排気マニホルド5a、右バンクの排気マニホルド5bが互いに遮断される。すなわち、吸気マニホルド11がEGR弁15によって左右の排気マニホルド5a,5bの双方と遮断されるため、左右の排気マニホルド5a,5bのどちらからも排気は還流しない。さらに、左右の排気マニホルド5a,5b間も切替弁13によって遮断されるため、左右の排気マニホルド5a,5bの一方から他方へ排気が流れることも抑制される。
なお、EGR弁15を閉じて切替弁13を開いたままの状態にすると、吸気マニホルド11は左右の排気マニホルド5a,5bと遮断されるが、左右の排気マニホルド5a,5b間は連通される。この状態では、左右の排気マニホルド5a,5bの圧力差が生じたときに圧力が高い方の排気マニホルドから圧力が低い方の排気マニホルドへ排気が流れ得る。これにより、左右のターボチャージャ3a,3b間の過給圧差(ターボサージ)が生じたり、高温の排気が左右の排気マニホルド5a,5b間で流れることによる部品故障(熱害)が生じたりすることが懸念される。これらの問題を解消するために、本実施の形態においては、EGR弁15を閉じる場合には併せて切替弁13も閉じることで、排気の還流を遮断しつつ、左右の排気マニホルド5a,5b間の排気の流れを遮断することが可能である。
図3は、エンジン運転領域とEGR弁15および切替弁13の制御との関係を例示的に示した図である。図3では、エンジンの回転速度および負荷(たとえば燃料噴射量)をパラメータとして、エンジン運転領域が示されている。
境界ラインL1よりも負荷が高い領域が、排気の還流を遮断する必要がある閉領域R1である。境界ラインL2よりも負荷が低い領域は、排気を還流させる必要がある開領域R2である。閉領域R1および開領域R2のどちらにも含まれない領域は、排気を還流してもしなくてもどちらでもよい開閉可能領域R3である。
エンジン運転領域が開領域R2である場合(排気を還流させる場合)、ECU100は、EGR弁15および切替弁13の双方に開指令を出力する。これにより、エンジンは図1に示す状態に制御される。一方、エンジン運転領域が閉領域R1である場合(排気を還流させない場合)、ECU100は、EGR弁15および切替弁13の双方に閉指令を出力する。これにより、エンジンは図2に示す状態に制御される。なお、エンジン運転領域が開閉可能領域R3に変化しても、後述する切替弁13の判定処理を行なう場合を除いて、ECU100は、EGR弁15および切替弁13の状態を特には変更しない。したがって、通常運転中は、EGR弁15および切替弁13は、図1に示す状態あるいは図2に示す状態のどちらかに制御される。
以上のような構成を有するエンジンにおいて、切替弁13が異常状態(ECU100の指令通りに作動しない状態)になると、さまざまな問題が生じる。
たとえば、切替弁13が閉状態で固着してしまう異常(以下「閉固着異常」ともいう)が生じた場合には、図3に示す開領域R2においてEGR弁15および切替弁13の双方に開指令を出力しても、EGR弁15のみが開状態となり切替弁13は閉状態のままとなるため、左バンクの排気マニホルド5aからは排気が還流されるが右バンクの排気マニホルド5bからは排気が還流されなくなる。そのため、排気の還流量が目標値よりも少なくなってしまい、エミッションやドライバビリティが悪化する可能性がある。
また、切替弁13が開状態で固着してしまう異常(以下「開固着異常」ともいう)が生じた場合には、図3に示す閉領域R1においてEGR弁15および切替弁13の双方に閉指令を出力しても、EGR弁15のみが閉状態となり切替弁13は開状態のままとなる。すなわち、吸気マニホルド11は左右の排気マニホルド5a,5bと遮断されるが、左右の排気マニホルド5a,5b間は連通状態となる。この状態では、上述のように、一方の排気マニホルドから他方の排気マニホルドへ排気が流れる可能性があり、ターボサージや熱害の問題が生じ得る。
そこで、本実施の形態によるECU100は、EGR弁15に開指令を出力し切替弁13に閉指令または開指令を出力している時の排気流量から、切替弁13の異常の有無を判定する。そして、切替弁13が異常であると判定された場合には、その旨をユーザに報知する。
図4は、EGR弁15および切替弁13の双方が開状態である時の排気流量を模式的に示す図である。この状態では、左バンクの総排気流量のうち、一部が吸気マニホルド11に還流され、残りが後処理システム6aに流される。同様に、右バンクの総排気流量のうち、一部が吸気マニホルド11に還流され、残りが後処理システム6bに流される。
ここで、左バンクの総排気流量と右バンクの総排気流量とはほぼ同量である。また、左バンクの排気マニホルド5aから吸気マニホルド11に還流される排気流量(以下「左バンクの還流量Ra」あるいは単に「還流量Ra」という)と、右バンクの排気マニホルド5bから吸気マニホルド11に還流される排気流量(以下「右バンクの還流量Rb」あるいは単に「還流量Rb」という)とも、ほぼ同量である。そのため、左バンクの後処理システム6aを流れる排気流量(以下「左バンクの後処理流量Ea」あるいは単に「後処理流量Ea」ともいう)と、右バンクの後処理システム6bを流れる排気流量(以下「右バンクの後処理流量Eb」あるいは単に「後処理流量Eb」ともいう)とも、ほぼ同量となる。理解し易くするために、各バンクの総排気流量をそれぞれ「10」、各バンクの還流可能量を「2」と仮定した場合、各バンクの還流量Ra,Rbはどちらも「2」となり、各バンクの後処理流量Ea,Ebはどちらも「8」となる。
図5は、EGR弁15が開状態、切替弁13が閉状態である時の排気流量を模式的に示す図である。この状態では、左バンクの総排気流量のうち、一部が吸気マニホルド11に還流され、残りが後処理システム6aに流される。しかしながら、右バンクの排気は吸気マニホルド11には還流されないため、すべて後処理システム6bに流される。そのため、左バンクの後処理流量Eaは左バンクの総排気流量よりも還流量Raの分だけ少なくなるが、右バンクの後処理流量Ebは右バンクの総排気流量と同じになる。すなわち、右バンクの後処理流量Ebは、左バンクの後処理流量Ea(および図4に示す右バンクの後処理流量Eb)よりも、還流量Raの分だけ多くなる。理解し易くするために、各バンクの総排気流量をそれぞれ「10」、各バンクの還流可能量を「2」と仮定した場合、左バンクの還流量Raおよび後処理流量Eaはそれぞれ「2」および「8」となる一方、右バンクの還流量Rbおよび後処理流量Ebはそれぞれ「0」および「10」となる。
本実施の形態によるECU100は、排気流量が図4あるいは図5に示す状態になるように意図的に制御し、その時の排気流量がそれぞれ図4あるいは図5に示す状態に一致するか否かによって切替弁13の異常の有無を判定する判定処理を行なう。
本実施の形態では、判定処理を行なう際に、右バンクの後処理流量Ebを排気温センサ62bの出力を用いて検出(把握)し、その検出結果で切替弁13の異常の有無を判定する場合を例示的に説明する。
図6は、開閉固着判定処理(切替弁13の開閉固着異常の有無を判定する処理)の内容を示すフローチャートである。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す場合がある)10にて、ECU100は、判定処理を行なうための前提条件が成立したか否かを判定する。たとえば、ECU100は、下記の第1〜第3条件のすべてが成立した場合に、前提条件が成立したと判定する。
(第1条件) 気温、気圧、エンジンの回転速度、および判定処理開始前の排気温度のいずれもが判定処理に適した所定範囲にそれぞれ含まれる。
(第2条件) 排気温THbが所定値以上である。
(第3条件) エンジン水温が所定値以上である。
(第3条件) エンジン水温が所定値以上である。
第1条件は、排気温センサの出力を用いて後処理流量を精度よく検出することを担保するための条件である。すなわち、本実施の形態においては、後に詳述するように排気温THbを後処理流量Ebとして用いるが、排気温THbは、後処理流量Ebに依存するだけでなく、気温、気圧、エンジンの回転速度(総排気流量)、および判定処理開始前の排気温などにも依存する。そのため、これらのパラメータがそれぞれ判定処理に適した範囲であることを前提条件に加えることによって、後処理流量Ebの検出精度を担保する。
第2条件は、排気流量の検出に用いられる排気温センサ62bが使用可能であることを担保するための条件である。
第3条件は、切替弁13が氷結によって作動しなくなっている可能性があることを考慮し、切替弁13の氷結がとける程度にエンジンが暖機された後に判定処理を行なうことを担保するための条件である。
なお、前提条件は必ずしも第1〜第3条件には限定されるものではない。たとえば、必要に応じて第1〜第3条件の全部または一部を省略するようにしてもよいし、他の条件を追加するようにしてもよい。
前提条件が成立した場合(S10にてYES)、ECU100は、排気を還流してもしなくてもどちらでもよい開閉可能領域R3(図3参照)にエンジン運転領域が含まれるか、あるいは車両減速中であるか否か(エンジンのフューエルカット中であるか否か)を判定する(S11)。
前提条件が成立し(S10にてYES)、かつ運転領域が開閉可能領域R3、あるいは車両減速中である場合(S11にてYES)、判定許可条件が成立したものとして、ECU100は判定処理を開始する。
まず、ECU100は、EGR弁15および切替弁13の双方に開指令を出力する(S12)。この状態で、ECU100は、排気温センサ62bから排気温THbを取得し、取得した排気温THbを「排気温THb1」として記憶する(S13)。
排気温THb1を記憶した後、ECU100は、EGR弁15に開指令、切替弁13に閉指令をそれぞれ出力する(S14)。すなわち、EGR弁15に開指令を出力したまま、切替弁13に出力する指令を開指令から閉指令に変更する。本ステップによって、制御上は、排気流量が図4に示す状態(EGR弁15および切替弁13の双方を開いた状態)から図5に示す状態(EGR弁15を開いて切替弁13を閉じた状態)に切り替えられていることになる。なお、本ステップのようにEGR弁15を開いて切替弁13を閉じる制御は、判定処理のために特別に行なわれるものであり、判定処理が行なわれていない通常運転中には行なわれない。
その後、ECU100は、所定時間が経過したか否かを判定する(S15)。ここで、「所定時間」は、S14の処理後に後処理流量Ebが安定し、かつ安定後の後処理流量Ebが排気温THbに反映されるのに必要な時間に予め設定される。排気の流れによる熱の持ち去りのため、排気流量が多いほど排気温センサ62bにより検出される排気温THbは低下する。この点を利用し、本実施の形態では、排気温THbを用いて後処理流量Ebを検出する。ただし、後処理流量Ebの変化が排気温THbに反映されるまでには多少の時間がかかる。そこで、後処理流量Ebの変化が排気温THbに反映される時間が経過するのを待って、排気温THbを検出する。
所定時間が経過した場合(S15にてYES)、ECU100は、排気温センサ62bから排気温THbを取得し、取得した排気温THbを「排気温THb2」として記憶する(S16)。
その後、ECU100は、排気温THb1から排気温THb2を差し引いた値(すなわち排気温THbの低下量)がしきい値よりも小さいか否かを判定する(S17)。ここで、「排気温THb1から排気温THb2を差し引いた値」が、EGR弁15に開指令を出力し切替弁13に開指令を出力している時の後処理流量Ebと、その後にEGR弁15に開指令を出力し切替弁13に閉指令を出力している時の後処理流量Ebとの差(後処理流量Ebの増加量)に相当する値である。「しきい値」は、実験等によって、図4に示す状態における後処理流量Ebと図5に示す状態における後処理流量Ebとの差に対応するように予め決定されている。この「しきい値」を決定する際の状況(気温、気圧等)に応じて、上述の前提条件の第1条件が決められる。なお、上述の前提条件の第1条件を省略する場合には、本ステップで用いる「しきい値」を第1条件で用いたパラメータ(気温、気圧等)に応じて変更するようにしてもよい。
排気温THbの低下量(すなわち後処理流量Ebの増加量)がしきい値よりも小さい場合(S17にてYES)、制御上は図4に示す状態から図5に示す状態に切り替えられているはずであるが実際にはそのようになっていないと考えられるため、ECU100は、切替弁13が固着異常(開固着異常または閉固着異常)であると判定する。続いて、ECU100は、排気温センサ62aにより検出される排気温THa2から排気温THb2を差し引いた値がしきい値よりも小さいか否かを判定する(S18)。
排気温THa2から排気温THb2を差し引いた値がしきい値よりも小さい場合(S18にてYES)、左右バンクの後処理流量差が小さいことから、ECU100は、切替弁13は開いている状態すなわち開固着であると判定する(S19)。一方、排気温THa2から排気温THb2を差し引いた値がしきい値よりも大きい場合(S18にてNO)、左右バンクの後処理流量差が大きいことから、ECU100は、切替弁13は閉じている状態すなわち閉固着であると判定する(S20)。
排気温THbの低下量がしきい値よりも大きい場合(S17にてNO)、制御上は図4に示す状態から図5に示す状態に切り替えられており実際にもそのようになっていると考えられるため、ECU100は、切替弁13が正常であると判定する(S21)。
なお、前提条件が成立しない場合(S10にてNO)、あるいは運転領域が開閉可能領域R3でなくかつ車両減速中でない場合(S11にてNO)、ECU100は、判定処理を行なわない。
図7は、開閉固着判定処理の内容を示すもう一つのフローチャートである。ECU100は、開閉固着判定の精度を向上させるために、図6に示す判定処理に加えて、図7に示す判定処理も行なう。なお、図6に示す処理および図7に示す処理のどちらかのみを行なうようにしてもよい。図7に示したステップのうち、前述の図6に示したステップと同じ番号を付しているステップについては、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
前提条件が成立し(S10にてYES)、運転領域が開閉可能領域R3、あるいは車両減速中であると(S11にてYES)、ECU100は、EGR弁15に開指令、切替弁13に閉指令をそれぞれ出力する(S12a)。この状態で、ECU100は、排気温センサ62bから排気温THbを取得し、取得した排気温THbを「排気温THb3」として記憶する(S13a)。
その後、ECU100は、EGR弁15、切替弁13の双方に開指令を出力する(S14a)。すなわち、EGR弁15に開指令を出力したまま、切替弁13に出力する指令を閉指令から開指令に変更する。本ステップによって、制御上は、排気流量が図5に示す状態(EGR弁15を開いて切替弁13を閉じた状態)から図4に示す状態(EGR弁15および切替弁13の双方を開いた状態)に切り替えられていることになる。
その後、所定時間が経過すると(S15にてYES)、ECU100は、排気温センサ62bから排気温THbを取得し、取得した排気温THbを「排気温THb4」として記憶する(S16a)。
その後、ECU100は、排気温THb3から排気温THb4を差し引いた値(すなわち排気温THbの上昇量)がしきい値よりも小さいか否かを判定する(S17a)。ここで、「排気温THb3から排気温THb4を差し引いた値」が、EGR弁15に開指令を出力し切替弁13に閉指令を出力している時の後処理流量Ebと、その後にEGR弁15に開指令を出力し切替弁13に開指令を出力している時の後処理流量Ebとの差(後処理流量Ebの低下量)に相当する値である。なお、本ステップにおける「しきい値」も、図6のS17で用いる「しきい値」と同様の値に予め決定されている。
排気温THbの上昇量(すなわち後処理流量Ebの低下量)がしきい値よりも小さい場合(S17aにてYES)、制御上は図5に示す状態から図4に示す状態に切り替えられているはずであるが実際にはそのようになっていないと考えられるため、ECU100は、切替弁13が固着異常(開固着異常または閉固着異常)であると判定する。なお、判定精度を上げるために、排気温THbの上昇量がしきい値よりも小さいとの判定が所定回数以上なされた場合に、切替弁13が異常であると判定するようにしてもよい。その後、ECU100は、排気温センサ62aにより検出される排気温THa4から排気温THb4を差し引いた値がしきい値よりも小さいか否かを判定する(S18a)。
排気温THa4から排気温THb4を差し引いた値がしきい値よりも小さい場合(S18aにてYES)、左右バンクの後処理流量差が小さいことから、ECU100は、切替弁13は開いている状態すなわち開固着であると判定する(S19)。一方、排気温THa4から排気温THb4を差し引いた値がしきい値よりも大きい場合(S18aにてNO)、左右バンクの後処理流量差が大きいことから、ECU100は、切替弁13は閉じている状態すなわち閉固着であると判定する(S20)。
一方、排気温THbの上昇量がしきい値よりも大きい場合(S17aにてNO)、制御上は図5に示す状態から図4に示す状態に切り替えられており実際にもそのようになっていると考えられるため、ECU100は、切替弁13が正常であると判定する(S21)。
以上のように、本実施の形態によるECU100は、EGR弁15に開指令を出力し切替弁13に閉指令または開指令を出力している時の後処理流量Ebに基づいて、切替弁13の異常の有無を判定する。そのため、切替弁13の異常の有無を精度よく判定することができる。
特に、本実施の形態では、既設の排気温センサ62bの出力を用いて切替弁13の異常の有無を判定する。そのため、専用のセンサを新たに設けることなく、切替弁13の異常の有無を判定することができる。
なお、図6あるいは図7の処理において、開固着異常と閉固着異常とを切り分ける必要がなく、単に固着異常のみを判定するのであれば、S17あるいはS17aにてYESと判定された時点でそれぞれ「固着異常」と判定し、以降のS18〜S20あるいはS18a〜S20の処理を省略してもよい。
<実施の形態1の変形例1>
上述の実施の形態1では、排気温センサ62bの出力を用いて判定処理を行なったが、空燃比センサ64bの出力を用いて判定処理を行なうようにしてもよい。
上述の実施の形態1では、排気温センサ62bの出力を用いて判定処理を行なったが、空燃比センサ64bの出力を用いて判定処理を行なうようにしてもよい。
図8、9は、左右バンクの燃料添加ノズル30a,30bから同じ所定量の燃料をそれぞれ噴射した時の、左右バンクの排気流量および空燃比を模式的に示す図である。
図8は、EGR弁15および切替弁13の双方が開状態である場合を示す。この場合、左右バンクからほぼ同量の排気がそれぞれ還流される。そのため、左右バンクの後処理流量Ea,Ebはともに各総排気流量よりも各還流量分だけ少ない流量になり、両者はほぼ同じ流量になる。左右バンクの燃料添加ノズル30a,30bからは同じ所定量の燃料をそれぞれ添加しているため、左右バンクの空燃比AFa,AFbは、ともに比較的リッチなほぼ同じ値となる。
図9は、EGR弁15が開状態でかつ切替弁13が閉状態である場合を示す。この場合、左バンクの排気は還流されるが、右バンクの排気は還流されない。そのため、左バンクの後処理流量Eaは左バンクの総排気流量よりも還流量Ra分だけ少ない流量になる一方、右バンクの後処理流量Ebは右バンクの総排気流量とほぼ同じ流量になる。したがって、右バンクの後処理流量Ebは、左バンクの後処理流量Eaよりも大きくなる。各バンクの燃料添加ノズル30a,30bからは同じ所定量の燃料を添加しているため、左バンクの空燃比AFaは比較的リッチな値になるが、右バンクの空燃比AFbは比較的リーンな値となる。
本変形例によるECU100は、左右バンクの排気流量および空燃比が図8あるいは図9に示す状態になるように意図的に制御し、その時の後処理システム内の空燃比がそれぞれ図8あるいは図9に示す状態に一致するか否かによって切替弁13の異常の有無を判定する。
図10は、本変形例による開固着判定処理の内容を示すフローチャートである。なお、図10に示したステップのうち、前述の図6に示したステップと同じ番号を付しているステップについては、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
前提条件が成立し(S10にてYES)、運転領域が開閉可能領域R3、あるいは車両減速中であると(S11にてYES)、ECU100は、EGR弁15に開指令、切替弁13に閉指令をそれぞれ出力する(S14)。
その後、ECU100は、所定時間が経過したか否かを判定する(S21)。なお、本ステップの「所定時間」は、切替弁13の状態変化後に後処理流量Ebが安定するのに必要な時間に予め設定される。すなわち、本ステップの「所定時間」は、後処理流量Ebが排気温THbに反映されるのに必要な時間を含んでおらず、実施の形態1で説明した図6のS15の「所定時間」よりも短い。つまり、本変形例では、実施の形態1よりも短い時間で判定処理を行なうことが可能である。
所定時間が経過すると(S21にてYES)、ECU100は、右バンクの燃料添加ノズル30bから所定量の燃料を添加する(S22)。
その後、ECU100は、右バンクの空燃比センサ64bから空燃比AFbを一定時間取得し、取得した空燃比AFbの平均値を「空燃比AFb1」として算出する(S23)。
そして、ECU100は、算出された空燃比AFb1がしきい値よりもリッチな値であるか否かを判定する(S24)。ここで、「しきい値」は、実験等によって、図8に示す状態における右バンクの空燃比AFbと図9に示す状態における右バンクの空燃比AFbとの間の値に対応するように予め決定されている。
空燃比AFb1がしきい値よりもリッチな値である場合(S24にてYES)、制御上は図9に示す状態に制御しているにも関わらず実際には図9に示す状態ではなく図8に示す状態になっていると考えられるため、ECU100は、切替弁13が開固着異常であると判定する(S19)。
一方、空燃比AFb1がしきい値よりもリーンな値である場合(S24にてNO)、制御上は図9に示す状態になっており実際にも図9に示す状態になっていると考えられるため、ECU100は、切替弁13が正常であると判定する(S21)。
図11は、本変形例による閉固着判定処理の内容を示すフローチャートである。なお、図11に示したステップのうち、前述の図10に示したステップと同じ番号を付しているステップについては、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
前提条件が成立し(S10にてYES)、運転領域が開閉可能領域R3、あるいは車両減速中であると(S11にてYES)、ECU100は、EGR弁15および切替弁13の双方に開指令を出力する(S14a)。
所定時間が経過すると(S21にてYES)、ECU100は、右バンクの燃料添加ノズル30bから所定量の燃料を添加する(S22)。
その後、ECU100は、右バンクの空燃比センサ64bから空燃比AFbを一定時間取得し、取得した空燃比AFbの平均値を「空燃比AFb2」として算出する(S23a)。
そして、ECU100は、算出された空燃比AFb2がしきい値よりもリーンな値であるか否かを判定する(S24a)。なお、本ステップにおける「しきい値」も、図10のS24で用いる「しきい値」と同様の値に予め決定される。
空燃比AFb2がしきい値よりもリーンな値である場合(S24aにてYES)、制御上は図8に示す状態に制御しているにも関わらず実際には図8に示す状態ではなく図9に示す状態になっていると考えられるため、ECU100は、切替弁13が閉固着異常であると判定する(S20)。
一方、空燃比AFb2がしきい値よりもリッチな値である場合(S24aにてNO)、制御上は図8に示す状態になっており実際にも図8に示す状態になっていると考えられるため、ECU100は、切替弁13が正常であると判定する(S21)。
以上のように、空燃比センサ64bの出力を用いて、切替弁13の異常の有無を判定することも可能である。本変形例においても、既設の空燃比センサ64bの出力を用いているため、専用のセンサを新たに設ける必要はない。
なお、圧力センサ63bの出力変化に基づいて判定処理を行なう(後処理流量Ebを判定する)ようにしてもよい。
<実施の形態1の変形例2>
上述の実施の形態1では、後処理流量Ebに基づいて切替弁13の異常の有無を判定するため、後処理流量Ebが少量であると判定精度が低下する可能性がある。そこで、判定処理を行なう際に、後処理流量Ebが所定値(判定処理に必要な値)以上確保されるように、可変ノズルVNbの開度を調整するようにしてもよい。
上述の実施の形態1では、後処理流量Ebに基づいて切替弁13の異常の有無を判定するため、後処理流量Ebが少量であると判定精度が低下する可能性がある。そこで、判定処理を行なう際に、後処理流量Ebが所定値(判定処理に必要な値)以上確保されるように、可変ノズルVNbの開度を調整するようにしてもよい。
<実施の形態1の変形例3>
上述の実施の形態1では、左右バンクの排気が別々に車外に排出されるエンジンに本発明を適用した。これに対し、左右バンクの排気が合流された後に車外に排出されるエンジンに本発明を適用するようにしてもよい。
上述の実施の形態1では、左右バンクの排気が別々に車外に排出されるエンジンに本発明を適用した。これに対し、左右バンクの排気が合流された後に車外に排出されるエンジンに本発明を適用するようにしてもよい。
図12は、本変形例によるエンジンの全体構成を示す図である。このエンジンにおいては、左右バンクの排気がそれぞれ排気マニホルド5a,5bに別々に集められた後、その下流側で合流される。合流された排気は後処理システム6cで浄化されて車外に排出される。後処理システム6cには、触媒61c、排気温センサ62c、圧力センサ63c、および空燃比センサ64cが備えられる。排気温センサ62c、圧力センサ63cおよび空燃比センサ64cは、合流後の排気の温度THc、圧力、空燃比AFcをそれぞれ検出する。その他の構成は、上述の実施の形態1で説明したエンジンの構成と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
図12に示すエンジンに本発明を適用する場合には、後処理システム6cを流れる排気流量(以下「合流後排気流量」という)を用いて判定処理を行なえばよい。すなわち、EGR弁15および切替弁13の双方が開状態である時の合流後排気流量は、図4に示す左右バンクの後処理流量Ea,Ebの合計となる。一方、EGR弁15が開状態、切替弁13が閉状態である時の合流後排気流量は、図5に示す左右バンクの後処理流量Ea,Ebの合計となり、EGR弁15および切替弁13の双方が開状態である時よりも多くなる。この点に着目し、合流後排気流量を用いて判定処理を行なえばよい。
[実施の形態2]
上述の実施の形態1では、右バンクの後処理流量Ebの変化量に基づいて切替弁13の異常の有無を判定していた。
上述の実施の形態1では、右バンクの後処理流量Ebの変化量に基づいて切替弁13の異常の有無を判定していた。
これに対し、本実施の形態2では、左バンクの後処理流量Eaの変化量と右バンクの後処理流量Ebの変化量との差に基づいて切替弁13の異常の有無を判定する。
図13は、本実施の形態2による開閉固着判定処理の内容を示すフローチャートである。なお、図13に示したステップのうち、前述の図6に示したステップと同じ番号を付しているステップについては、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
EGR弁15および切替弁13の双方に開指令を出力した後(S12の処理後)、ECU100は、左右バンクの排気温センサ62a,62bから排気温THa,THbをそれぞれ取得し、取得した排気温THa,THbをそれぞれ「排気温THa1」、「排気温THb1」として記憶する(S30)。
排気温THa1,THb1を記憶した後、ECU100は、EGR弁15および切替弁13にそれぞれ開指令および閉指令を出力し(S14)、所定時間が経過したか否かを判定する(S15)。
所定時間が経過すると(S15にてYES)、ECU100は、左右バンクの排気温センサ62a,62bから排気温THa,THbをそれぞれ取得し、取得した排気温THa,THbをそれぞれ「排気温THa2」、「排気温THb2」として記憶する(S31)。
その後、ECU100は、排気温THb1から排気温THb2を差し引いた値(すなわち右バンクの後処理流量Ebの変化量)と、排気温THa1から排気温THa2を差し引いた値(すなわち左バンクの後処理流量Eaの変化量)とを算出し、両者の差がしきい値よりも小さいか否かを判定する(S32)。本ステップは、左右バンクの後処理流量Ea,Ebの変化量が、ほぼ同じであるのか、それとも左バンクの還流量相当分の差があるのかを判定するためのステップである。したがって、本ステップで用いる「しきい値」は、少なくとも還流量相当分よりも小さい値である。
両者の差がしきい値よりも小さい場合(S32にてYES)、すなわち左右バンクの後処理流量Ea,Ebの変化量がほぼ同じである場合、制御上は図4に示す状態から図5に示す状態に切り替えられているはずであるが実際にはそのようになっていないと考えられるため、ECU100は、切替弁13が固着異常(開固着異常または閉固着異常)であると判定する。その後、ECU100は、排気温THa2から排気温THb2を差し引いた値がしきい値よりも小さいか否かを判定し(S18)、その結果に応じて開固着であるのか閉固着であるのかを判定する(S19、S20)。
一方、両者の差がしきい値よりも大きい場合(S32にてNO)、すなわち左右バンクの後処理流量Ea,Ebの変化量に左バンクの還流量相当分の差がある場合、制御上は図4に示す状態から図5に示す状態に切り替えられており実際にもそのようになっていると考えられるため、ECU100は、切替弁13が正常であると判定する(S21)。
図14は、本実施の形態2による開閉固着判定処理の内容を示すもう一つのフローチャートである。ECU100は、開閉固着判定の精度を向上させるために、図13に示す判定処理に加えて、図14に示す判定処理も行なう。なお、図13に示す処理および図14に示す処理のどちらかのみを行なうようにしてもよい。図14に示したステップのうち、前述の図7に示したステップと同じ番号を付しているステップについては、既に説明したため詳細な説明はここでは繰り返さない。
EGR弁15に開指令、切替弁13に閉指令をそれぞれ出力した後(S12aの処理後)、ECU100は、左右バンクの排気温センサ62a,62bから排気温THa,THbをそれぞれ取得し、取得した排気温THa,THbをそれぞれ「排気温THa3」、「排気温THb3」として記憶する(S30a)。
排気温THa3,THb3を記憶した後、ECU100は、EGR弁15、切替弁13の双方に開指令を出力し(S14a)、所定時間が経過したか否かを判定する(S15)。
所定時間が経過すると(S15にてYES)、ECU100は、左右バンクの排気温センサ62a,62bから排気温THa,THbをそれぞれ取得し、取得した排気温THa,THbをそれぞれ「排気温THa4」、「排気温THb4」として記憶する(S31a)。
その後、ECU100は、排気温THb3から排気温THb4を差し引いた値(すなわち右バンクの後処理流量Ebの変化量)と、排気温THa3から排気温THa4を差し引いた値(すなわち左バンクの後処理流量Eaの変化量)とを算出し、両者の差がしきい値よりも小さいか否かを判定する(S32a)。本ステップは、図13のS32と同様、左右バンクの後処理流量Ea,Ebの変化量が、ほぼ同じであるのか、それとも左バンクの還流量相当分の差があるのかを判定するためのステップである。したがって、本ステップの「しきい値」も、図13のS32の「しきい値」と同様の値にすることができる。
両者の差がしきい値よりも小さい場合(S32aにてYES)、制御上は図5に示す状態から図4に示す状態に切り替えられているはずであるが実際にはそのようになっていないと考えられるため、ECU100は、切替弁13が固着異常であると判定する。その後、ECU100は、排気温THa4から排気温THb4を差し引いた値がしきい値よりも小さいか否かを判定し(S18)、その結果に応じて開固着であるのか閉固着であるのかを判定する(S19、S20)。
一方、両者の差がしきい値よりも大きい場合(S32aにてNO)、制御上は図5に示す状態から図4に示す状態に切り替えられており実際にもそのようになっていると考えられるため、ECU100は、切替弁13が正常であると判定する(S19)。
以上のように、左右バンクの後処理流量の変化量の差に基づいて、切替弁13の異常の有無を精度よく判定することができる。
なお、本実施の形態2においても、本実施の形態1と同様の変形を行なうことが可能である。
すなわち、圧力センサ63a,63bの出力あるいは空燃比センサ64a,64bの出力を用いて左右バンクの後処理流量差の有無を判定するようにしてもよい。空燃比センサ64a,64bの出力を用いる場合には、判定処理を行なう際に、左右バンクの燃料添加ノズル30a,30bから同じ所定量の燃料をそれぞれ添加すればよい。
また、判定処理を行なう際に、左右バンクの後処理流量の差が所定値(判定処理に必要な値)以上確保されるように、可変ノズルVNa,VNbの開度を調整するようにしてもよい。
<その他の変形例>
上述の実施の形態および変形例では、後処理システム内の既設のセンサ(排気温センサ、圧力センサ、空燃比センサ)を用いて判定処理を行なっていた。
上述の実施の形態および変形例では、後処理システム内の既設のセンサ(排気温センサ、圧力センサ、空燃比センサ)を用いて判定処理を行なっていた。
これに対し、還流量を検出可能なセンサ(温度センサ、圧力センサなど)を連通路12上に新たに追加し、追加したセンサを用いて判定処理を行なうようにしてもよい。たとえば、切替弁13付近に温度センサを追加し、この温度センサの出力で右バンクの還流量Rbを直接的に検出した結果に基づいて判定処理を行なうようにしてもよい。また、切替弁13の左側と右側とに圧力センサをそれぞれ追加し、左右の圧力差に基づいて判定処理を行なうようにしてもよい。
なお、上述の実施の形態および変形例は、技術的に矛盾が生じない範囲で、適宜組合せることも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1a 左バンク、1b 右バンク、2a,2b 吸排気系統、3a,3b ターボチャージャ、4a,4b タービン、5a,5b 排気マニホルド、6a,6b,6c 後処理システム、7a,7b コンプレッサ、8 エアフローメータ、9 エアクリーナ、10a,10b インタクーラ、11 吸気マニホルド、12 連通路、13 切替弁、14 EGR通路、15 EGR弁、16 EGRクーラ、17a,17b スロットルバルブ、20a,20b アクチュエータ、30a,30b 燃料添加ノズル、61a,61b,61c 触媒、62a,62b,62c 排気温センサ、63a,63b,63c 圧力センサ、64a,64b,64c 空燃比センサ、100 ECU、VNa,VNb 可変ノズル。
Claims (11)
- エンジンの制御装置であって、
前記エンジンは、
吸気経路と、
第1排気通路および第2排気通路を含む排気経路と、
前記第1排気通路および前記第2排気通路を連通する連通路と、
前記連通路と前記吸気経路とに接続され、前記連通路内の排気を前記吸気経路に還流させるための還流路と、
前記還流路上に設けられた還流弁と、
前記連通路および前記還流路の接続部分と前記第1排気通路との間の前記連通路上に設けられた切替弁とを備え、
前記制御装置は、前記還流弁に開指令を出力し前記切替弁に閉指令または開指令を出力している時の前記排気経路内の流量情報を用いて前記切替弁の異常の有無を判定する判定処理を行なう、エンジンの制御装置。 - 前記流量情報は、前記還流弁に開指令を出力し前記切替弁に閉指令を出力している時の前記第1排気通路内の流量と前記第2排気通路内の流量との差である第1流量差を含み、
前記制御装置は、前記第1流量差が第1しきい値よりも小さい場合に前記切替弁が開固着異常であると判定する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。 - 前記流量情報は、前記第1流量差に加えて、前記還流弁に開指令を出力し前記切替弁に開指令を出力している時の前記第1排気通路内の流量と前記第2排気通路内の流量との差である第2流量差を含み、
前記制御装置は、前記第2流量差が第2しきい値よりも大きい場合に前記切替弁が閉固着異常であると判定する、請求項2に記載のエンジンの制御装置。 - 前記流量情報は、前記還流弁に開指令を出力し前記切替弁に開指令を出力している時の前記第1排気通路内の流量である第1流量と、前記第1流量の検出後に前記還流弁に開指令を出力し前記切替弁に閉指令を出力している時の前記第1排気通路内の流量である第2流量とを含み、
前記制御装置は、前記第1流量と前記第2流量との差がしきい値よりも小さい場合に前記切替弁が異常であると判定する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。 - 前記流量情報は、前記還流弁に開指令を出力し前記切替弁に閉指令を出力している時の前記第1排気通路内の流量である前記第1流量と、前記第1流量の検出後に前記還流弁に開指令を出力し前記切替弁に開指令を出力している時の前記第1排気通路内の流量である第2流量を含み、
前記制御装置は、前記第1流量と前記第2流量との差がしきい値よりも小さい場合に前記切替弁が異常であると判定する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。 - 前記排気経路には、前記第1、第2排気通路に加えて、前記第1、第2排気通路が合流された第3排気通路がさらに含まれ、
前記流量情報は、前記還流弁に開指令を出力し前記切替弁に閉指令または開指令を出力している時の前記第3排気通路内の流量である、請求項1に記載のエンジンの制御装置。 - 前記排気経路には、排気温センサが設けられ、
前記制御装置は、判定許可条件が成立した場合に、前記排気温センサによって検出された排気温の低下量を前記流量情報として用いて前記判定処理を行ない、
前記制御装置は、気温、気圧、前記エンジンの回転速度、および前記判定処理を開始する前の排気温の少なくともいずれかに基づいて前記判定許可条件の成否を判定する、請求項1〜6のいずれかに記載のエンジンの制御装置。 - 前記排気経路には、燃料添加装置および空燃比センサが設けられ、
前記制御装置は、前記判定処理を行なう際、前記燃料添加装置から前記排気経路内に所定量の燃料を添加した時の前記空燃比センサの出力を前記流量情報として用いる、請求項1〜6のいずれかに記載のエンジンの制御装置。 - 前記連通路には、前記連通路内の流量を検出するためのセンサが設けられ、
前記制御装置は、前記判定処理を行なう際、前記連通路に設けられた前記センサの出力を前記流量情報として用いる、請求項1〜6のいずれかに記載のエンジンの制御装置。 - 前記制御装置は、判定許可条件が成立した場合、前記還流弁に開指令を出力し前記切替弁に閉指令を出力して前記判定処理を行ない、
前記制御装置は、前記判定許可条件が成立していない場合、排気を還流させるときは前記還流弁および前記切替弁の双方に開指令をそれぞれ出力し、排気の還流させないときは前記還流弁および前記切替弁の双方に閉指令をそれぞれ出力する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。 - 前記第1排気通路には、開度の可変なノズルと、前記ノズルにより導かれる排気によって駆動されるタービンとが設けられ、
前記制御装置は、前記判定処理を行なう際、前記第1排気通路内の流量が所定値以上確保されるように、前記ノズルの開度を調整する、請求項1に記載のエンジンの制御装置。
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- 2013-07-10 JP JP2013144301A patent/JP2015017531A/ja active Pending
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