JP2015017524A - 排気ブレーキの故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ブレーキの作動不良を検出することができ、パティキュレートフィルタ再生や選択還元型触媒のための尿素水の解凍に必要な排気温度上昇を確実に行い得る排気ブレーキの故障診断装置を提供する。【解決手段】排気ブレーキ作動前後の燃料噴射量の変化量の絶対値αと、排気ブレーキ作動前後の吸入空気量の変化量の絶対値βとに基づき、燃料噴射量の変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値以上で且つ吸入空気量の変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値以上であるときに排気ブレーキが正常に作動していると判定し、燃料噴射量の変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値未満で且つ吸入空気量の変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値未満であるときに、排気ブレーキに作動不良が生じていると判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、排気ブレーキの故障診断装置に関するものである。
従来、ディーゼルエンジンの排気管の途中に後処理装置を装備して排気浄化を図ることが行われており、この種の後処理装置としては、ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレート(Particulate Matter:粒子状物質)を捕集するパティキュレートフィルタや、酸素共存下でも選択的にNOx(窒素酸化物)を還元剤と反応させる性質を備えた選択還元型触媒が知られている。
前記パティキュレートフィルタは、コージェライト等のセラミックで製作された多孔質ハニカム構造のフィルタ本体を主構成とし、該フィルタ本体における格子状に区画された各流路の入口が栓体により交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が栓体により目封じされるようになっており、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排ガスのみが下流側へ排出されて、前記多孔質薄壁の内側表面にパティキュレートが捕集されるようになっている。そして、排ガス中のパティキュレートは、前記多孔質薄壁の内側表面に捕集されて堆積するので、目詰まりにより排気抵抗が増加しないうちにパティキュレートを燃焼除去してパティキュレートフィルタの再生を図る必要がある。
一方、プラント等における工業的な排煙脱硝処理の分野では、還元剤にアンモニアを用いてNOxを還元浄化する手法の有効性が既に広く知られているところであるが、自動車の場合には、アンモニアそのものを搭載して走行することに関し問題があるため、近年においては、毒性のない尿素水を還元剤として使用することが研究されている。即ち、尿素水を選択還元型触媒の上流側で排ガス中に添加すれば、該排ガス中で尿素水がアンモニアと炭酸ガスに熱分解され、選択還元型触媒上で排ガス中のNOxがアンモニアにより良好に還元浄化されることになる。尚、尿素水は−13.5[℃]以下で凍ってしまうため、寒冷地での使用を想定した車両については、尿素水タンク内や尿素水供給ラインの途中で凍りついた尿素水を解凍する対策を施す必要がある。このため、前記尿素水タンクや尿素水供給ラインの外周に、内部にエンジンクーラントが流通するクーラント配管を巻き付け、該クーラント配管内を流通するクーラントを昇温させることにより、前記凍りついた尿素水を解凍することが行われている。
そして、前記後処理装置としてのパティキュレートフィルタの再生や選択還元型触媒のための尿素水の解凍を行うために、アイドリング時に排気絞り手段にて排気流量を絞り込むことにより、該排気絞り手段より上流側の排ガスを昇圧させることで排気温度を上昇させることが行われている。更に、排気抵抗を高めることにより、気筒内に比較的温度の低い吸入空気を流入し難くさせて比較的温度の高い排ガスの残留量を増加せしめ、この比較的温度の高い排ガスを多く含む気筒内の空気を次の圧縮行程で圧縮して爆発行程を迎えることでも更なる排気温度の上昇を図ると共に、これに伴うディーゼルエンジンの暖機運転により前記クーラントを昇温させることが行われている。前記排気絞り手段としては、通常、排気管の途中に設けられる排気ブレーキが利用されている。
ここで、仮に前記排気絞り手段としての排気ブレーキが閉じ過ぎていると、負荷が高くなり過ぎてディーゼルエンジンがうまく回らなくなり、逆に開き過ぎていると、排気温度を上昇させることができなくなるため、前記排気絞り手段としての排気ブレーキによる負荷の増加が適切であるか否かを判断することは非常に重要となっている。
尚、前記排気ブレーキによる負荷の増加が適切であるかを判断する装置の一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
特開2010−261330号公報
ところで、近年においては、車両の排ガス対策システムにおける故障発生の有無を監視し、故障発生時には警告灯を点灯させたり、或いはブザー音を鳴らしたりすることにより、運転者に故障の発生箇所や内容を報知すると共に、故障内容に応じたコードを記録しておく、いわゆる車載式故障診断装置(OBD:On-Board Diagnosis)を装備することが各国で義務付けられている。
しかしながら、現状の車載式故障診断装置では、万一、前記排気ブレーキの作動部に異物が噛み込む等して開のまま固着し、パティキュレートフィルタの再生や選択還元型触媒のための尿素水の解凍が行えなくなってしまったような場合、それを検知することは困難となっているため、該排気ブレーキの作動不良の診断を実施できるようにすることが求められている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、排気ブレーキの作動不良を検出することができ、パティキュレートフィルタ再生や選択還元型触媒のための尿素水の解凍に必要な排気温度上昇を確実に行い得る排気ブレーキの故障診断装置を提供しようとするものである。
本発明は、エンジンの排気管途中に設けられる排気浄化用の後処理装置をアイドリング時に所要温度に昇温させるよう排気流量を絞り込む排気ブレーキの故障診断装置であって、
前記排気ブレーキ作動前後の燃料噴射量の変化量の絶対値と、前記排気ブレーキ作動前後の吸入空気量の変化量の絶対値とに基づき、前記燃料噴射量の変化量の絶対値が燃料噴射変化量閾値以上で且つ前記吸入空気量の変化量の絶対値が吸入空気変化量閾値以上であるときに排気ブレーキが正常に作動していると判定し、前記燃料噴射量の変化量の絶対値が燃料噴射変化量閾値未満で且つ前記吸入空気量の変化量の絶対値が吸入空気変化量閾値未満であるときに、前記排気ブレーキに作動不良が生じていると判定する診断回路を備えたことを特徴とする排気ブレーキの故障診断装置にかかるものである。
前記排気ブレーキの故障診断装置においては、前記診断回路は、前記燃料噴射量の変化量の絶対値が燃料噴射変化量閾値以上で且つ前記吸入空気量の変化量の絶対値が吸入空気変化量閾値未満であるときに診断を行わない第一診断回避領域と、前記燃料噴射量の変化量の絶対値が燃料噴射変化量閾値未満で且つ前記吸入空気量の変化量の絶対値が吸入空気変化量閾値以上であるときに診断を行わない第二診断回避領域とを設定することが、誤判定を避ける上で好ましい。
本発明の排気ブレーキの故障診断装置によれば、排気ブレーキの作動不良を検出することができ、パティキュレートフィルタ再生や選択還元型触媒のための尿素水の解凍に必要な排気温度上昇を確実に行い得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の排気ブレーキの故障診断装置の実施例を示す全体概要構成図である。 本発明の排気ブレーキの故障診断装置の実施例において、(a)は排気ブレーキが正常に作動している場合の燃料噴射量の変化を示す線図、(b)は排気ブレーキが正常に作動している場合の吸入空気量の変化を示す線図である。 本発明の排気ブレーキの故障診断装置の実施例において、(a)は排気ブレーキに作動不良が生じている場合の燃料噴射量の変化を示す線図、(b)は排気ブレーキに作動不良が生じている場合の吸入空気量の変化を示す線図である。 本発明の排気ブレーキの故障診断装置の実施例における診断回路に設定されるマップを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図4は本発明の排気ブレーキの故障診断装置の実施例であって、図示しているディーゼルエンジン1では、ターボチャージャ2が備えられており、エアクリーナ3を通して清浄化された空気4が吸気管5を介し吸入空気として前記ターボチャージャ2のコンプレッサ2aへ送られ、該コンプレッサ2aで加圧された空気4がインタークーラ6へ送られて冷却され、該インタークーラ6で冷却された空気が図示しないインテークマニホールドへ導かれてディーゼルエンジン1の各シリンダに導入されるようになっている。
前記ディーゼルエンジン1の各シリンダから排出される排ガス7はエキゾーストマニホールド8を介して前記ターボチャージャ2のタービン2bへ送られ、該タービン2bを駆動した排ガス7が排気管9を介して車外へ排出されるようになっている。
前記排ガス7が流通する排気管9の途中には、排気浄化用の後処理装置をアイドリング時に所要温度に昇温させるよう排気流量を絞り込む排気絞り手段としての排気ブレーキ10と、ケーシング11により抱持された後処理装置としてのパティキュレートフィルタ12と、ケーシング13により抱持された後処理装置としての選択還元型触媒14とが装備されている。尚、前記パティキュレートフィルタ12は、コージェライト等のセラミックスから成る多孔質のハニカム構造で、格子状に区画された各流路の入口が交互に目封じされ、入口が目封じされていない流路については、その出口が目封じされるようになっており、各流路を区画する多孔質薄壁を透過した排ガス7のみが下流側へ排出されるようになっている。又、前記選択還元型触媒14は、例えば、フロースルー方式のハニカム構造物として形成され、酸素共存下でも選択的にNOxをアンモニアと反応させ得るような性質を有している。
更に、尿素水15が貯留される尿素水タンク16から延ばした尿素水供給ライン17の途中には、尿素水タンク16の尿素水15を圧送する供給ポンプ18と、該供給ポンプ18によって圧送される尿素水15の圧力を調整するレギュレータ19と、該レギュレータ19によって圧力が調整された尿素水15を添加ノズル20から選択還元型触媒14の上流側における排気管9内へ噴射するインジェクタ21とが設けられている。
そして、本実施例の場合、前記ディーゼルエンジン1に取り付けられている燃料ポンプ22には、燃料噴射量23aを検出する燃料噴射量検出器23を設けると共に、前記吸気管5途中には、吸入空気量24aを検出する吸入空気量検出器24を設け、前記燃料噴射量検出器23で検出された燃料噴射量23aと前記吸入空気量検出器24で検出された吸入空気量24aとを診断回路25へ入力するようにしてある。
前記診断回路25は、図2及び図3に示す如く、前記排気ブレーキ10作動前後の燃料噴射量23aの変化量の絶対値
α=|F2−F1|
但し、F1:排気ブレーキ10作動前の燃料噴射量
F2:排気ブレーキ10作動後の燃料噴射量
と、前記排気ブレーキ10作動前後の吸入空気量24aの変化量の絶対値
β=|A2−A1|
但し、A1:排気ブレーキ10作動前の吸入空気量
A2:排気ブレーキ10作動後の吸入空気量
とに基づき、前記燃料噴射量23aの変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値α0以上(α≧α0)で且つ前記吸入空気量24aの変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値β0以上(β≧β0)であるときに排気ブレーキ10が正常に作動していると判定し、前記燃料噴射量23aの変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値α0未満(α<α0)で且つ前記吸入空気量24aの変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値β0未満(β<β0)であるときに、前記排気ブレーキ10に作動不良が生じていると判定するよう構成してある。
又、前記診断回路25は、図4に示す如く、前記燃料噴射量23aの変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値α0以上(α≧α0)で且つ前記吸入空気量24aの変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値β0未満(β<β0)であるときに診断を行わない第一診断回避領域R1と、前記燃料噴射量23aの変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値α0未満(α<α0)で且つ前記吸入空気量24aの変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値β0以上(β≧β0)であるときに診断を行わない第二診断回避領域R2とを設定している。
尚、前記燃料噴射量23aや吸入空気量24aは、本実施例のように実測値を用いる代わりに、図示していないエンジン制御コンピュータ(ECU)から出力される指令値を用いることも可能である。
次に、上記実施例の作用を説明する。
ディーゼルエンジン1のアイドリング時に排気絞り手段としての排気ブレーキ10の作動要求が出力されると、該排気ブレーキ10作動前後の燃料噴射量23aの変化量の絶対値α(=|F2−F1|)と、前記排気ブレーキ10作動前後の吸入空気量24aの変化量の絶対値β(=|A2−A1|)とが診断回路25において求められる。
図2(a)及び図2(b)に示す如く、前記燃料噴射量23aの変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値α0以上(α≧α0)で且つ前記吸入空気量24aの変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値β0以上(β≧β0)であるときには、前記診断回路25において、排気ブレーキ10が正常に作動していると判定される。
一方、図3(a)及び図3(b)に示す如く、前記燃料噴射量23aの変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値α0未満(α<α0)で且つ前記吸入空気量24aの変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値β0未満(β<β0)であるときには、前記診断回路25において、前記排気ブレーキ10に作動不良が生じていると判定される。
ここで、車両に搭載された空調機のエアコンプレッサ等の補機を作動させている状態から停止した際、そのタイミングが前記排気ブレーキ10のON動作と偶然一致した場合、該排気ブレーキ10の作動によるエンジン負荷の増加分が、前記補機の作動を停止したことによるエンジン負荷の低下分により相殺され、これに伴い、燃料噴射量23aの増加幅が図2(a)中、仮想線で示す如く、見かけ上、ごく僅かとなる。仮に、前記排気ブレーキ10作動前後の燃料噴射量23aの変化量の絶対値αのみを単独で監視しているとすると、このようなケースでは前記排気ブレーキ10が正常に作動しているにもかかわらず、該排気ブレーキ10に作動不良が生じていると誤判定されることになる。
又、前記エアコンプレッサ等の補機用の空気を吸気管5の吸入空気量検出器24より下流側から取り出すディーゼルエンジン1の場合、前記補機の作動時には、該補機に取られる分の空気を余計に吸入する必要がある。このため、前述とは逆に、前記補機を停止させている状態から作動させた際、そのタイミングが前記排気ブレーキ10のON動作と偶然一致した場合、補機に取られる分の空気が吸気管5を余計に流れ、該排気ブレーキ10の作動により排気抵抗を高めることで気筒内に吸入空気を流入し難くさせたことに伴う吸入空気量24aの減少幅が図2(b)中、仮想線で示す如く、見かけ上、ごく僅かとなる。仮に、前記排気ブレーキ10作動前後の吸入空気量24aの変化量の絶対値βのみを単独で監視しているとすると、このようなケースでは前記排気ブレーキ10が正常に作動しているにもかかわらず、該排気ブレーキ10に作動不良が生じていると誤判定されることになる。
更に、図3(a)及び図3(b)に示す如く、実際に前記排気ブレーキ10に作動不良が生じているときに、前記補機を停止させている状態から作動させた際、そのタイミングが前記排気ブレーキ10のON動作と偶然一致した場合、前記補機を作動させたことによるエンジン負荷の増加に伴う燃料噴射量23aの増加幅が図3(a)中、仮想線で示す如く、見かけ上、上乗せされる形となる。仮に、前記排気ブレーキ10作動前後の燃料噴射量23aの変化量の絶対値αのみを単独で監視しているとすると、このようなケースでは前記排気ブレーキ10に作動不良が生じているにもかかわらず、該排気ブレーキ10が正常に作動していると誤判定されることになる。
又、図3(a)及び図3(b)に示す如く、実際に前記排気ブレーキ10に作動不良が生じているときに、前記補機を作動させている状態から停止した際、そのタイミングが前記排気ブレーキ10のON動作と偶然一致した場合、前記補機に取られていた分の空気が吸気管5を余計に流れなくなることに伴い、吸入空気量24aの減少幅が図3(b)中、仮想線で示す如く、見かけ上、拡がる形となる。仮に、前記排気ブレーキ10作動前後の吸入空気量24aの変化量の絶対値βのみを単独で監視しているとすると、このようなケースでは前記排気ブレーキ10に作動不良が生じているにもかかわらず、該排気ブレーキ10が正常に作動していると誤判定されることになる。
しかしながら、本実施例では、前記排気ブレーキ10作動前後の燃料噴射量23aの変化量の絶対値αと、前記排気ブレーキ10作動前後の吸入空気量24aの変化量の絶対値βの両方を監視しているため、前記排気ブレーキ10が正常に作動しているか、或いは前記排気ブレーキ10に作動不良が生じているかを確実に判定することが可能となる。
しかも、前記診断回路25には、図4に示す如く、前記燃料噴射量23aの変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値α0以上(α≧α0)で且つ前記吸入空気量24aの変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値β0未満(β<β0)であるときに診断を行わない第一診断回避領域R1が設定されているため、前記補機を停止させている状態から作動させた際の吸入空気量24aの減少幅の縮小(図2(b)参照)や燃料噴射量23aの増加幅の拡張(図3(a)参照)に伴う誤判定を避けることが可能となる。
又、前記診断回路25には、図4に示す如く、前記燃料噴射量23aの変化量の絶対値αが燃料噴射変化量閾値α0未満(α<α0)で且つ前記吸入空気量24aの変化量の絶対値βが吸入空気変化量閾値β0以上(β≧β0)であるときに診断を行わない第二診断回避領域R2とが設定されているため、前記補機を作動させている状態から停止した際の燃料噴射量23aの増加幅の縮小(図2(a)参照)や吸入空気量24aの減少幅の拡張(図3(b)参照)に伴う誤判定を避けることが可能となる。
こうして、排気ブレーキ10の作動不良を検出することができ、パティキュレートフィルタ12の再生や選択還元型触媒14のための尿素水15の解凍に必要な排気温度上昇を確実に行い得る。
尚、本発明の排気ブレーキの故障診断装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ディーゼルエンジン(エンジン)
4 空気(吸入空気)
7 排ガス
9 排気管
10 排気ブレーキ
12 パティキュレートフィルタ(後処理装置)
14 選択還元型触媒(後処理装置)
23 燃料噴射量検出器
23a 燃料噴射量
24 吸入空気量検出器
24a 吸入空気量
25 診断回路
R1 第一診断回避領域
R2 第二診断回避領域
α 燃料噴射量の変化量の絶対値
α0 燃料噴射変化量閾値
β 吸入空気量の変化量の絶対値
β0 吸入空気変化量閾値

Claims (2)

  1. エンジンの排気管途中に設けられる排気浄化用の後処理装置をアイドリング時に所要温度に昇温させるよう排気流量を絞り込む排気ブレーキの故障診断装置であって、
    前記排気ブレーキ作動前後の燃料噴射量の変化量の絶対値と、前記排気ブレーキ作動前後の吸入空気量の変化量の絶対値とに基づき、前記燃料噴射量の変化量の絶対値が燃料噴射変化量閾値以上で且つ前記吸入空気量の変化量の絶対値が吸入空気変化量閾値以上であるときに排気ブレーキが正常に作動していると判定し、前記燃料噴射量の変化量の絶対値が燃料噴射変化量閾値未満で且つ前記吸入空気量の変化量の絶対値が吸入空気変化量閾値未満であるときに、前記排気ブレーキに作動不良が生じていると判定する診断回路を備えたことを特徴とする排気ブレーキの故障診断装置。
  2. 前記診断回路は、前記燃料噴射量の変化量の絶対値が燃料噴射変化量閾値以上で且つ前記吸入空気量の変化量の絶対値が吸入空気変化量閾値未満であるときに診断を行わない第一診断回避領域と、前記燃料噴射量の変化量の絶対値が燃料噴射変化量閾値未満で且つ前記吸入空気量の変化量の絶対値が吸入空気変化量閾値以上であるときに診断を行わない第二診断回避領域とを設定している請求項1記載の排気ブレーキの故障診断装置。
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