JP2013181427A - 排気浄化システムの異常検知装置及びその方法 - Google Patents

排気浄化システムの異常検知装置及びその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンの運転時におけるNOx浄化率を検出して、高い精度の尿素水識別判定を行うことを目的とする。
【解決手段】還元剤添加手段と、該還元剤添加手段から噴射された尿素水14aでNOxを還元浄化するSCR触媒11と、エンジン1の運転状態を検知する第1のパラメータと、第1のパラメータからエンジン1が定常運転域にあることを判定する第2のパラメータと、第2のパラメータに基づいてマップからNOx排出量を算出するNOx排出量算出手段と、SCR触媒11の下流側に配設されNOx量を検出するNOx量検出手段と、NOx排出量とNOx検出量とでNOx浄化率Rを算出するNOx浄化率算出手段と、NOx浄化率Rによって尿素水14aの品質判定を行う還元剤品質判定手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の排気浄化システムの異常を検知する方法に関するものである。
内燃機関であるディーゼルエンジン(以後「エンジン」と称す)の排気系には、エンジンから排出される排ガスに含まれ、有害物質とされるディーゼル排気微粒子〔以後「PM(Particulate Matter)」と称す〕及びNOx(窒素酸化物)が含まれており、PMはディーゼルパティキュレートフィルタ〔以後「DPF(Diesel Particulate Filter)」と称す〕にて補足される。DPFで浄化された排ガスは、
該排ガス中に含まれるNOxを還元剤と反応させる選択還元型触媒上で還元反応させて、NOxの排出濃度を低減するようにしたものが、広く実用化されている。
還元剤として使用されているアンモニア(NH3)の有効性は知られているが、アンモニアを自動車等の輸送機関に搭載して移動するには、安全上問題があることから毒性のない尿素水を尿素水タンクに貯溜した状態で保持し、尿素水タンクから排ガス中に尿素水を噴射して還元剤として使用している。
ところが、尿素水タンクに貯溜する尿素水の濃度管理が厳しく、異種水溶液が混入、又は規格外濃度の尿素水になるとNOx浄化能力が低下することが知られている。このような状態で、自動車等の輸送機関を走行させることはできない。
従って、尿素水の品質管理を常に行う必要があり、関連する先行技術として、特開2010―261326号公報(特許文献1)が存在している。
特許文献1によると、還元剤タンクへの還元剤の補給を検出し、補給の検出時からNOx浄化率が安定化するまでの期間を浄化安定期間として待機し、浄化率安定期間後の判定期間に測定NOx浄化率の異常低下を検出した場合には還元剤タンク内に低濃度の還元剤、又は別の物質が補給されたと判断するものである。
また、関連する先行技術として、特開2008―291828号公報(特許文献2)が存在している。
特許文献2によると、尿素水タンク内に尿素水が補充されたか否かを判断する尿素水補充判断手段と、NOx浄化率が許容レベル以下まで低下したか否かを判断するNOx浄化率判断手段とを備え、尿素水タンク内に尿素水が補充された直後の機関運転時にNOx浄化率が許容レベル以下に低下したと判断したときに補充された尿素水が異常であると判断するものである。
特開2010―261326号公報 特開2008―291828号公報
ところが、還元剤とNOxとの反応には効率よく反応する反応熱が必要であり、排気経路における雰囲気温度及び、エンジンの運転状況を無視することができない。
雰囲気温度中においても、エンジンが定常運転時にはNOxの浄化率が精度よく検出でき、尿素水の識別判定が可能である。一方、エンジン過渡運転時には、尿素水噴射中でもNOx排出量が多く、尿素水の識別判定が不確実になる場合がある。
図4(A)はエンジンの定常運転(走行)時を示し、エンジン回転数Ne、トルクTrqが略定常の場合に尿素水(ユリア)噴射に対してNOxセンサの検出値が低くなっている。
図4(B)はエンジンの過渡運転(走行)時を示し、エンジン回転数Ne、トルクTrqが大きく変動している場合に尿素水(ユリア)噴射に対してNOxセンサの検出値は大きくなっている。
そこで、本発明はこのような不具合に鑑み成されたもので、エンジンの稼働時に定常運転状態を検知して、該定常運転時におけるNOx浄化率を検出して、高い精度の尿素水識別判定を行うことを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、内燃機関の排気通路に設けられ、該排気通路を流れる排ガスに還元剤を添加する還元剤添加手段と、
該還元剤添加手段の前記排気通路下流側に配設され、添加された還元剤を用いて前記排ガス中のNOxを還元浄化するNOx還元触媒と、
前記NOx還元触媒の還元状況を判断するのに必要な前記内燃機関の運転状態を検知する第1のパラメータと、
前記第1のパラメータから前記内燃機関が定常運転域にあることを判定する第2のパラメータと、
前記第2のパラメータに基づいて前記内燃機関のNOx排出量を予め準備されたマップから算出するNOx排出量算出手段と、
前記NOx還元触媒の下流側に配設され、前記定常運転時の前記排ガス中の残留NOx量を検出するためのNOx量検出手段と、
前記NOx排出量算出手段により算出されたNOx排出量と前記NOx検出手段によって算出された前記残留NOx検出量とで前記NOx触媒によるNOx浄化率を算出するNOx浄化率算出手段と、
前記NOx浄化率算出手段の算出結果に基づいて、前記還元剤の品質判定を行う還元剤品質判定手段とを備えたことを特徴とする。
更に、前記定常運転判定手段は、前記内燃機関の冷却水温度、回転数、トルク、排ガス流量及びNOx排出量と、前記還元剤供給量と、前記NOx還元触媒の排ガスの入口側温度及び、出口側温度と、前記還元剤が加水分解されて生成されたNH3の前記NOx触媒への吸着量、及び、前記NOx還元触媒上流側のHC濃度の夫々が設定された範囲内であるときに、前記内燃機関の回転数、トルク、排ガス流量、及びNOx排出量と、還元剤供給量、前記NH3吸着量を定常時の値にするとよい。
かかる発明において、走行中の負荷変動を除外して、定常運転中のみの安定した運転状況データに基づいて、現状のNOx浄化された残存NOx量と、定常運転中に内燃機関から排出されるNOx量とからNOx浄化率を算出することにより、排ガス中に添加された還元添加剤が正規の品質を有していることを容易に且つ、精度よく判定することができる。
更に、NOx還元触媒下流側で排ガス中のNOxを検出するので、大気に放出される排ガスの管理が確実にできる効果を有している。
また、NOx還元触媒の下流側にNOx検出手段を配設するだけで、大気に放出される排ガス管理ができるので、NOx検出手段となるNOxセンサ数が減少できコスト低減が可能となった。
また、本願発明において好ましくは、前記還元剤品質判定手段が異常と判断した場合には、DPF再生を実行し、再度前記還元剤品質判定手段による品質判定を実施させるDPF再生実施判定手段を備えるとよい。
このような構成にすることにより、燃焼が不安定な低車速走行を繰返すことで、NOx還元触媒にHCが付着して、NH3が還元触媒に付着するのを妨げ、還元触媒の能力低下をまねくと共に、NOxセンサがHCをNOxと勘違いして誤検知するのを防止する。
また、本願発明において好ましくは、前記NOx浄化率算出手段は所定時間毎に実施されるとよい。
このような構成にすることにより、所定時間ごとに、NOx浄化率を算出することにより、還元剤補給時の品質がチェックできると共に、排気浄化システムの故障等も検出でき、大気汚染防止が確実にできる。
また、本願発明において、内燃機関の排気通路に設けられ、該排気通路を流れる排ガスに還元剤を添加する還元剤添加手段と、
該還元剤添加手段の前記排気通路下流側に配設され、添加された還元剤を用いて前記排ガス中のNOxを還元浄化するNOx還元触媒と、
前記NOx還元触媒の還元状況を判断するのに必要な前記内燃機関の運転状態を検知する第1のパラメータと、
前記第1のパラメータから前記内燃機関が定常運転域にあることを判定する第2のパラメータと、
前記第2のパラメータに基づいて前記内燃機関のNOx排出量を予め準備されたマップから算出するNOx排出量算出手段と、
前記NOx還元触媒の下流側に配設され、前記定常運転時の前記排ガス中の残留NOx量を検出するためのNOx量検出手段と、
前記NOx排出量算出手段により算出されたNOx排出量と前記NOx検出手段によって算出された前記残留NOx検出量とで前記NOx触媒によるNOx浄化率を算出するNOx浄化率算出手段と、
前記NOx浄化率算出手段の算出結果に基づいて、前記還元剤の品質判定を行う還元剤品質判定手段とを備え
前記定常運転を判定するため前記内燃機関の運転状況を検知する工程と、該運転状況が定常運転であることを判定する工程と、NOx排出量算出手段によって算出されたNOx量とNOx量検出手段によって算出されたNOx量とからNOx浄化率を算出する工程と、を備えたことを特徴とする。
前記還元剤品質判定手段が異常と判断した場合には、DPF再生実施後に再度NOx浄化状況を算出する工程を備えるとよい。
本発明によれば、走行中の負荷変動を除外して、定常運転中のみの安定した運転状況データに基づいて、現状のNOx浄化された残存NOx量と、定常運転中に内燃機関から排出されるNOx量とからNOx浄化率を算出することにより、排ガス中に添加された還元添加剤が正規の品質を有していることを容易に且つ、精度よく判定することができる。
は本発明の実施形態にかかる排気浄化システムの概略構成図を示す。 は本発明の実施形態にかかるNOx浄化システムの異常検知の作動フローチャート図を示す。 (A)は図3―※1のモニタリング条件詳細、(B)は図3―※2の定常判定条件詳細を示す。 (A)は本発明の実施形態にかかるエンジン定常運転(定常走行)時のユリア噴射とNOxセンサによるNOx濃度検出状況図、(B)はエンジン過渡運転(過渡走行)時のNOx濃度検出を示す。 は本発明の実施形態にかかる排ガスのNOx排出量算出用マップ図の一例を示す。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。
但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の実施形態にかかる排気浄化システムの概略構成図を示す。
1は内燃機関であるエンジンを示し、該エンジン1の側部には燃焼室(図示省略)で燃料と空気の混合ガスが燃焼し、その燃焼した排ガス8bが導入される排気マニホールド1cが装着されている。
排気マニホールド1cの集合部にはターボチャージャ2が装着されている。ターボチャージャ2は、排ガス8bによって駆動される排気タービン2bと、該排気タービン2bと同軸的に連結されたコンプレッサ2aとから構成されている。
コンプレッサ2aは大気中の塵埃をエアクリーナ3にて除去された空気3bを吸気管3aを介して吸入し、該空気3bを圧縮する。圧縮された空気3bは給気管6aを介してインタークーラ6に圧送されて冷却される。
インタークーラ6で冷却された空気3bは給気管6bを介してエンジン1の燃焼室に圧送される。
また、エアクリーナ3には、大気温度を検知する大気温センサ3dが装着されており、検知された温度はエンジン1の燃焼制御及び、排ガス浄化制御に使用される。
一方、排気タービン2bを駆動した排ガス8bは排気通路8を形成する排気管8a内を流動して大気中に放出される。
排気通路8には、該排気通路8の上流側から排ガス8b中の未燃焼微細物質(以後PMと称す)を捕捉するDPF10(Diesel Particulate Filter)、還元剤添加物(尿素水)を用いて排ガス8b中のNOxを無害化するSCR触媒11(選択還元型触媒)、該SCR触媒11にてスリップしたNH3無害化する後段酸化触媒12の順に夫々が間隔を有して配設されている。
更に、DPF10には、排ガス流通上流側に前段酸化触媒10a、該前段酸化触媒10aと排気流動方向に間隔を有してパテキュレートフィルタ10bが配設されている。
前段酸化触媒10aは、SCR触媒11において、NOx浄化率を向上させるため、NO→NO2に酸化(2NO+O2→2NO2)するものである。
また、DPF10の排気通路8の上流側には第1圧力センサ27と、DPF10の出口側には第2圧力センサ28が装着されている。
第1圧力センサ27と、第2圧力センサ28とで検出した値は制御装置5に出力され、その圧力差からパテキュレートフィルタ10bのPM堆積状況を判断するものである。
制御装置5内にはDPF再生実施判定手段が内蔵されており、第1圧力センサ27と第2圧力センサ28とで検出した圧力差が閾値以上の場合には、パテキュレートフィルタ10bへのPM堆積量が多いと判断して、パテキュレートフィルタ10bの再生を実施させるようになっている。
また、DPF10とSCR触媒11との間には、還元剤添加手段14が介装されている。還元剤添加手段14は、還元剤である尿素水14aを、排気通路8内を流れる排ガス8bに混入させる尿素水噴霧ノズル14eと、尿素水14aを貯溜する尿素水タンク14fと、尿素水タンク14f内に貯溜されている尿素水14aを汲み上げて尿素水噴射弁14側に圧送するポンプ14bと、後述する制御装置5の指令に基づいてポンプ14bから圧送された尿素水14aを尿素水噴霧ノズル14eから噴射させる尿素水噴射弁14dと、尿素水タンク14f内の尿素水14aの貯溜量を検知して検知データ信号を制御装置5に送信する液面検知手段14cとで構成されている。
尿素水14aの噴射量は制御装置5内に収蔵されているエンジン回転数Neと負荷(エンジントルクTrq)に基づいて噴射されるようになっている。
制御装置5によって尿素水14aの尿素水タンク内貯溜量が表示モニタ9に表示されるようになっている。
更に、SCR触媒11には、該SCR触媒11の排ガス入口側の排ガス温度を検知するSCR入口側温度センサ24と、SCR触媒11の出口側の排ガス温度を検知するSCR出口側温度センサ25とが配設されている。SCR入口側温度センサ24とSCR出口側温度センサ25夫々の検出データ信号は制御装置5に送信される。
尚、SCR触媒11の入口側及び、出口側の排ガス温度は、尿素水14aの加水分解が十分に行われる雰囲気温度に達しているか、さらには、加水分解されて生成したNH3がSCR触媒の表面に付着して、NOxと還元反応するために必要な雰囲気温度になっているかを検知するものである。
また、後段酸化触媒12の排ガス流通下流側には排ガス8b中のNOx濃度を検出するNOxセンサ23が配設され、検知データ信号は制御装置5に送信される。
更に、制御装置5には、エンジン1の運転状況を検知するための信号として、エンジン負荷(トルクTrq)状態を検知するアクスル開度センサ7、エンジン回転数Neを検知する回転数センサ1a、エンジン1の冷却水温度℃を検知する冷却水温度センサ1bからのデータ信号が入力される。
制御装置5は入力されたデータ信号に基づいてNOx浄化状況、還元剤の品質判定、還元剤14aの尿素水タンク14f内残量等を表示装置9にて表示する。
尚、表示装置は、警告用の表示ランプ、液晶等による絵表示、又はこれらに音声、ブザーを併用した方法でもよい。
以下に本発明の実施形態についての作動を図2のフローチャートに基づいて尿素水14aの判定方法について説明する。
エンジン1が始動されて、排気マニホールド1cからの排ガス8bによってターボチャージャ2が駆動される。
ターボチャージャ2を駆動した排ガス8bは排気管8aを介してDPF10内に導入される。
DPF10から流出した排ガス8bは尿素水噴射ノズル14eから噴射された尿素水14aが混入された状態でSCR触媒11に導入される。
導入された尿素水14aはSCR触媒11によって、アンモニア(NH3)と二酸化炭素(CO2)に加水分解される。
アンモニア(NH3)はSCR触媒11の表面に付着して、触媒の作用力によって排ガス8b中のNOxと還元反応する。
SCR触媒11におけるアンモニア(NH3)と、NOxとの還元反応は、例えば次の反応式(1)及び(2)のように行われる。
4NO+4NH3+O2→4N2+6H2O・・・・・(1)
2NH3+NO+NO2→2N2+3H2O・・・・・(2)
その結果、窒素と水に還元して無害化するものである。
ステップS1でスタートして、ステップS2において、窒素と水に還元して無害化が正常に行わせることができるか、否かを判断するために、エンジン1の稼働状態を検知するための第1のパラメータであるモニタリング条件が整ったか否かを判断する。
モニタリング条件とは、エンジン1の稼働状態が上述のSCR触媒11と尿素水14aとが正常な還元作用を行う環境状態下にあることを確認する工程で、図3(A)※1の条件を必要とする。
モニタリング条件項目としては、以下がAND条件になっている。
回転数Ne 常用回転数下限N≦Ne≦常用回転数上限Nm
トルクTrq 常用トルク下限Trq≦Trq≦常用トルク上限Trqm
尿素水噴射量Sc Sc>0(g/h)(尿素水が噴射されている)
SCR触媒出入口温度T T≦T≦Tm
NH3吸着量M M≧M(M閾値g/L)
排ガス流量Ex Ex<Ex(Ex閾値kg/h)
NOx排出量Q Q<Q(閾値Qppm)
冷却水温度Tt Tt>T(T閾値℃)
大気温度Tc Tc>Tc(Tc閾値℃)
これらの条件は、エンジン1が運転し始めてから十分に暖気された状態を検知するもので、尿素水14a及び、SCR触媒11が十分に反応するために必要な温度になっていることを条件としている。
また、排気管8b内の温度が低いと尿素水14aの加水分解が十分におこなわれないので、NH3のSCR触媒11への吸着量Mも低下することになる。
尚、NH3の吸着量Mは、供給NH3と消費NH3との差から求めるもので、供給NH3は尿素水噴射量から求め、消費NH3は推定NOx排出量に推定NOx浄化率を乗じて求める。これらの演算は制御装置5内にて実施される。
排ガス流量Ex及び、NOx排出量Qも閾値以下としたのは、エンジン1が過渡運転状況下ではNOx浄化状況が精度よく検出できないためである。
更に、大気温度が低いと尿素水14aの凍結又は、流動性が悪化し、尿素水噴射量Scが確保できない場合が生ずるためである。
ステップS3において、エンジン1が定常運転状態になっているか否かを判定する工程で、図3(B)※2の条件を必要とする。
第2のパラメータである定常判定条件としては、以下がAND条件になっている。
回転数変動量ΔNe ΔNe<Ns(Ns閾値rpm/0.1sec)
トルク変動量ΔTrq ΔTrq<Trqs(Trqs閾値/0.1sec)
尿素水噴射量Sc Sc≧連続噴射時間Sct(sec)
排ガス流量変動量ΔEx ΔEx<Exs(Exs閾値kg/h/0.1sec)
NOx排出量Qt Qt≦Q(閾値Qppm以下の連続時間tで排出量を制御)
NH3吸着量Mt 尿素水連続噴射時間Mt≧Mt(閾値時間Mt吸着
量を尿素水噴射時間tで制御)
これらの条件は、エンジン1の運転が定常運転状態であることを判断している。
定常運転を判定することの重要性を図4に基づいて説明する。
尚、図4のエンジン回転数Ne(rpm)、噴射状況(g/h)及び、NOx濃度(ppm)夫々の縦軸、横軸(sec)目盛り幅は(A)定常走行と(B)過渡走行共に同一となっている。
図4(A)の(A−1)にNOxセンサ23の検知濃度(ppm)、(A−2)に尿素水(ユリア)噴射状況(g/h)、(A−3)に回転数Ne(rpm)とトルクTrqを表わしている。
(A−3)はエンジン回転数Ne(rpm)の変動量ΔNeがほとんど無くΔNe<Ns(閾値)となっており、トルク変動量ΔTrqもΔTrq<Trqs(閾値)となっており安定した定常運転走行状態になっている。(A−2)は(A−3)の状態時にSc>Sct(閾値以上の尿素水噴射時間)〔噴射量Scを時間Sct(sec)で制御〕を実施している、(A−1)は(A−2)において尿素水噴射を実施した結果NOxセンサ23のよる排ガス8b中のNOx検知濃度(ppm)が低下していることがわかる。
一方、図4(B)に車両の過渡走行時の状態であり、(B−1)にNOxセンサ23の検知濃度(ppm)、(B−2)に尿素水(ユリア)噴射状況、(B−3)に回転数Ne(rpm)とトルクTrqを表わしている。
(B−3)はエンジン回転数Ne(rpm)の変動量ΔNeがΔNe>Ns(閾値)となっており回転数の変動が大きくなっている。
また、トルク変動量ΔTrqもΔTrq<Trqs(閾値)となっており変動の大きい運転状態になっている。(B−2)は(B−3)の状態時、すなわちトルク変動が大きいためNOx排出量が多くなるので、尿素水噴射量Sc>>Sct(a+b+c+d+e+f)となっている。
しかし、(B−1)は(B−2)において尿素水噴射を多量に実施したにもかかわらず、NOxセンサ23による排ガス8b中のNOx検知濃度(ppm)は上昇していることがわかる。
ステップS4では、ステップS3にて定常判定した時点でのエンジン回転数Neと、トルクTrq(燃料噴射量=負荷)のサンプル値に基づいて、定常運転時のNOx排出特性に対応して設定されたマップによってNOx排出量Qtを算出(NOx排出量算出手段)し、積算する。
例えば、通常運転制御マップは図5に示すように設定されており、トルクTrq或は回転数が高いほどNOx排出量として高く算出される。
また、併せて、後段酸素触媒12の排気通路下流側に配設されたNOxセンサ23によって検出された排ガス8b中のNOx濃度(ppm)をサンプリングし、積算する。
尚、NOxセンサ23を後段酸素触媒12の排気通路下流側に配設する理由は、
NOxセンサ23にSCR触媒11をスリップしたNH3が付着すると、NOxセンサ23は誤検出するので、後段酸素触媒12によって、NH3を無害化させるためである。
ステップS5に進む。ステップS5において、ステップS4の積算数が閾値以下の場合はステップS1に戻り、閾値以上となった場合はステップS6に進む。
ステップS6において、ステップS4のNOx排出量Qt及び、NOxセンサ23により検出されたNOx濃度からNOx浄化率Rを求める。(NOx浄化率算出手段)
尚、NOx浄化率R(%)は例えば次式(3)によって算出する。
NOx浄化率R(%)=(1−残存NOx量Q/NOx排出量Qt)×100
・・・・・(3)
NOx浄化率R(%)が算出されるとステップS7に進む。
ステップS7において、予め規定されたNOx浄化率(閾値)Rと、現状のN
Ox浄化率Rの比較によって浄化システム及び、還元剤である尿素水14aの品質
が判定される(還元剤品質判定手段)。
NOx浄化率Rが基準浄化率(閾値)Rより大きいと排気浄化システムは正常に作動しており、還元剤である尿素水14aの品質は確保されていると判定される。
一方、NOx浄化率Rが基準浄化率(閾値)Rより小さい場合は異常と判断され、排気浄化システムの故障又は、尿素水14aの濃度の異なる異種剤が尿素水タンク14fに混入し、尿素水14aの品質が守られていないと判断する。
ステップS7において、排気浄化システムは正常に作動していると判断された場合は、ステップS8に進み、同様操作を繰返し実施する。
ところが、ステップS7において異常と判断された場合はステップS9に進む。
ステップS9において、異常と判断された回数を見ている。これは、何かの誤作動、誤検出によって異常の判断がなされたか否かが不明なためである。
ステップS9において、異常がn−1回目以下の場合、ステップS2に進む。
ステップS9において、還元剤品質判定手段がn回以上連続して異常判定を出した場合に限り、ステップS10に進みユリア水識別判定モニタリングを中断し、ステップS11に進む。
ステップS11では、第1圧力センサ27と第2圧力センサ28とで検出した圧力差が閾値以上になっており、パテキュレートフィルタ10bへのPM堆積量が多いと判断して、制御装置5内のDPF再生実施判定手段によって、DPF再生要求がなされ、ステップS12に進む。
ステップS12にてDPF強制再生が実施され、パテキュレートフィルタ10bに堆積したPMの焼却が行われ、ステップS13に進む。
燃焼が不安定な低車速走行を繰返すと、未燃焼のHC(燃料)がSCR触媒11の表面を覆うため、加水分解したアンモニアがSCR触媒11の表面に付着しないので、NOx浄化機能が低下する。
更に、NOxセンサ23もHCをNOxとして誤検知する。
そのため、パテキュレートフィルタ10bのPMを燃焼させる際の高温度排出ガスによりSCR触媒11におけるHC捕捉能力を回復させる必要がある。
ステップS13では、ステップS2〜ステップS6の繰返しなので、説明を省略する。ステップS14に進む。
ステップS14ではステップS7と同様であるため、説明は省略する。
ステップS14において、排気浄化システムは正常に作動していると判断された場合には、ステップS2に進み、同様操作を繰返し実施する。
ところが、ステップS14において異常と判断された場合はステップS15に進み、表示装置である表示モニタ9によって警告を表示(含む音声、警報ブザー等の併用)する。
このようにすることで、走行中の負荷変動を除外して、定常運転中のみの安定した運転状況データに基づいて、現状のNOx浄化されたあとの残存NOx量と、定常運転中にエンジン1から排出されるNOx量とからNOx浄化率Rを算出することにより、排ガス8b中に添加された尿素水14aが正規の品質を有していることを容易に且つ、精度よく判定することができるようになり、誤検知防止及び、品質確保、NOx検出手段となるNOxセンサ23の数の減少によるコスト低減、制御ロジックのシンプル化による適合工数削減が可能になった。
また、還元剤品質判定手段にパテキュレートフィルタ10bのPM堆積状況を判断条件としたので、NOx浄化システムの不具合判断の信頼性を更に向上させることができた。
内燃機関の排気浄化システムを搭載した車両の異常を検知する方法に適用することができる。
1 エンジン(内燃機関)
2 ターボチャージャ
3 エアクリーナ
5 制御装置
6 インタークーラ
7 アクセル開度センサ
8 排気通路
9 表示モニタ
10 DPF
10a 前段酸化触媒
10b パテキュレートフィルタ
11 SCR触媒(NOx還元触媒)
12 後段酸化触媒
14 還元剤添加手段
14a 尿素水(還元剤)
14e 尿素水噴射ノズル
14f 尿素水タンク
23 NOxセンサ(NOx量検出手段)
27 第1圧力センサ
28 第2圧力センサ

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、該排気通路を流れる排ガスに還元剤を添加する還元剤添加手段と、
    該還元剤添加手段の前記排気通路下流側に配設され、添加された還元剤を用いて前記排ガス中のNOxを還元浄化するNOx還元触媒と、
    前記NOx還元触媒の還元状況を判断するのに必要な前記内燃機関の運転状態を検知する第1のパラメータと、
    前記第1のパラメータから前記内燃機関が定常運転域にあることを判定する第2のパラメータと、
    前記第2のパラメータに基づいて前記内燃機関のNOx排出量を予め準備されたマップから算出するNOx排出量算出手段と、
    前記NOx還元触媒の下流側に配設され、前記定常運転時の前記排ガス中のNOx量を検出するためのNOx量検出手段と、
    前記NOx排出量算出手段により算出されたNOx排出量と前記NOx検出手段によって算出されたNOx検出量とで前記NOx触媒によるNOx浄化率を算出するNOx浄化率算出手段と、
    前記NOx浄化率算出手段の算出結果に基づいて、前記還元剤の品質判定を行う還元剤品質判定手段とを備えたことを特徴とする排気浄化システムの異常検知装置。
  2. 前記定常運転判定手段は、前記内燃機関の冷却水温度、回転数、トルク、排ガス流量及びNOx排出量と、前記還元剤供給量と、前記NOx還元触媒の排ガスの入口側温度及び、出口下側温度と、前記還元剤が加水分解されて生成されたNH3の前記NOx触媒への吸着量、及び、前記NOx還元触媒上流側のHC濃度の夫々が設定された範囲内であるときに、前記内燃機関の回転数、トルク、排ガス流量、及びNOx排出量と、還元剤供給量、前記NH3吸着量が定常時の値とすることを特徴とする請求項1記載の排気浄化システムの異常検知装置。
  3. 前記還元剤品質判定手段が異常と判断した場合には、DPF再生を実行し、再度前記還元剤品質判定手段による品質判定を実施させるDPF再生実施判定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の排気浄化システムの異常検知装置。
  4. 前記NOx浄化率算出手段は所定時間毎に実施されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれの項記載の排気浄化システムの異常検知装置。
  5. 内燃機関の排気通路に設けられ、該排気通路を流れる排ガスに還元剤を添加する還元剤添加手段と、
    該還元剤添加手段の前記排気通路下流側に配設され、添加された還元剤を用いて前記排ガス中のNOxを還元浄化するNOx還元触媒と、
    前記NOx還元触媒の還元状況を判断するのに必要な前記内燃機関の運転状態を検知する第1のパラメータと、
    前記第1のパラメータから前記内燃機関が定常運転域にあることを判定する第2のパラメータと、
    前記第2のパラメータに基づいて前記内燃機関のNOx排出量を予め準備されたマップから算出するNOx排出量算出手段と、
    前記NOx還元触媒の下流側に配設され、前記定常運転時の前記排ガス中のNOx量を検出するためのNOx量検出手段と、
    前記NOx排出量算出手段により算出されたNOx排出量と前記NOx検出手段によって算出されたNOx検出量とで前記NOx触媒によるNOx浄化率を算出するNOx浄化率算出手段と、
    前記NOx浄化率算出手段の算出結果に基づいて、前記還元剤の品質判定を行う還元剤品質判定手段とを備え
    前記定常運転を判定するため前記内燃機関の運転状況を検知する工程と、該運転状況が定常運転であることを判定する工程と、NOx排出量算出手段によって算出されたNOx量とNOx量検出手段によって算出されたNOx量とからNOx浄化率を算出する工程と、を備えたことを特徴とする排気浄化システムの異常検知方法。
  6. 前記還元剤品質判定手段が異常と判断した場合には、DPF再生実施後に再度NOx浄化状況を算出する工程を備えたことを特徴とする請求項5記載の排気浄化システムの異常検知方法。
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