JP2015017360A - ウインドウガラス操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両1の窓32に設けられたウインドウガラス33を操作するためのウインドウガラス操作装置5であって、ユーザーの指先の接触による操作入力を認識してウインドウガラス33を動作させる操作パネル53を備え、操作パネル53aは、車両1の運転席側ドア3に設けられたアームレスト38の前端部38cに設けられている。ユーザーの指先を操作パネル53に接触させたまま前方から後方に向かって移動させたとき、ウインドウガラス33が下方に移動し、後方から前方に向かって移動させたときウインドウガラス33が上方に移動する。ウインドウガラス33は、操作パネル53上におけるユーザーの指先の移動距離に対応した距離だけ移動する。
【選択図】図2
Description
また、ユーザーは、各ドアのウインドウガラスごとに複数のスイッチを操作する必要があるため、ウインドウガラス操作装置の操作性の向上という点で課題が残されている。
また、例えばユーザーが操作パネルに指先等で触れることにより、ウインドウガラスを動作させることができるので、簡単な操作によりウインドウガラスを動作させることができ、ウインドウガラス操作装置の操作性を向上できる。
また、操作パネルは、車両のドアに設けられたアームレストの前後方向における中間部よりも前方に設けられているので、例えばユーザーがアームレストに肘を載置した状態で、指先だけを動かすことにより、操作パネルに対して簡単に操作入力を行ってウインドウガラスを動作させることができる。
したがって、小型化できるとともに操作性に優れたウインドウガラス操作装置を提供できる。
また、例えばユーザーが操作パネルに指先等で触れることにより、ウインドウガラスを動作させることができるので、簡単な操作によりウインドウガラスを動作させることができ、ウインドウガラス操作装置の操作性を向上できる。
また、操作パネルは、車両のドアに設けられたアームレストの前後方向における中間部よりも前方に設けられているので、例えばユーザーがアームレストに肘を載置した状態で、指先だけを動かすことにより、操作パネルに対して簡単に操作入力を行ってウインドウガラスを動作させることができる。
したがって、小型化できるとともに操作性に優れたウインドウガラス操作装置を提供できる。
図1は、ウインドウガラス操作装置5を備えた車両1の車室内2を示す斜視図である。
以下に、本発明の第一実施形態に係るウインドウガラス操作装置5について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における前後左右方向は、特に記載が無ければ、図1に示す車両1における前後左右方向と同一とする。また、各図中の矢印Tは車両1の前方を、矢印LBは車両1の左方を、矢印Hは車両1の上方をそれぞれ示す。また、以下では、いわゆる右ハンドルの車両1を例に説明する。また、分かりやすくするために、図1においては、助手席のシートの図示を省略している。また、本実施形態においては、運転席側ドア3の窓32に設けられたウインドウガラス33を操作するためのウインドウガラス操作装置5について説明する。
図2に示すように、運転席側ドア3は、車室外側に配置された不図示のドアスキンと車室内2側に配置されたドアインナパネル31aとを接合して閉断面形状に形成されたドアパネル31と、ドアパネル31に開口する窓32の下方に配置され、ドアインナパネル31aの車室内2側に固定された例えば樹脂材料からなるドアライニング34と、窓32を開閉するウインドウガラス33と、を備えている。
ウインドウガラス33は、ドアスキンとドアインナパネル31aとの間に収納された不図示の電動ウインドウレギュレータによって昇降されることにより、窓32を開閉している。
ドアライニング34には、上下方向の略中間部であって、ドアロックユニット35とドアポケット36との間に、アームレスト38が設けられている。アームレスト38は、車室内2側に張り出すように所定の幅を有するとともに、前後方向に沿って延在している。アームレスト38の前後方向における中間部よりも前方部分は、後方から前方に向かうにしたがい漸次上方に傾斜するように形成されている。
アームレスト38の後端部は、運転者の肘が載置される肘置き38aとなっている。また、アームレスト38の前後方向における中間部分は、上方に開口したアームレストポケット38bとなっている。
図3に示すように、ウインドウガラス操作装置5は、主にカバー部材51と、操作パネル53と、ベース板55と、により構成されている。
カバー部材51は、例えば樹脂材料等により形成された部材であり、外表面51aがアームレスト38の前端部38c(図2参照)の外装を構成している。カバー部材51は、操作パネル53を覆うとともに、アームレスト38の前端部38cを装飾する意匠部材としても機能している。
カバー部材51の中央部には、開口51bが設けられている。カバー部材51の開口51bからは、操作パネル53が外部に露出している。
操作入力部53aは、操作パネル53の主面に設けられており、例えば静電容量センサ等のタッチセンサを備える、いわゆるタッチパッドである。なお、タッチセンサは、静電容量センサに限定されることはなく、例えばピエゾ素子等を用いた圧力センサであってもよい。また、操作パネル53の電源は、操作パネル53に内蔵された電池から供給されてもよいし、車両1(図1参照)に搭載されるバッテリーから供給されてもよい。
操作入力部53aへの操作入力方法は、例えばタッチやロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト等と呼ばれる各操作入力方法を含む。
タッチは、操作入力部53aに指先を接触させる操作入力方法である。
ロングタッチは、操作入力部53aに指先を一定時間以上接触させる操作入力方法である。
リリースは、操作入力部53aに接触している指先を操作入力部53aから離間させる操作入力方法である。
タップは、操作入力部53aに指先を接触させた後、指先を操作入力部53aから離間させる操作入力方法である。
フリックは、操作入力部53aに指先を接触させた後、指先を所定方向へ所定速度以上で移動させつつ操作入力部53aから離間させる操作入力方法である。
ピンチインは、操作入力部53aに複数の指先を接触させつつ、互いに近接するように移動させる操作入力方法である。
ピンチアウトは、操作入力部53aに複数の指先を接触させつつ、互いに離間するように移動させる操作入力方法である。
また、操作入力部53a上において、車両1の前後方向に沿うように、ユーザーが指先を後方から前方に向かってフリックしたとき、ウインドウガラス33が上方に移動して窓32を全閉する。また、操作入力部53a上において、車両1の前後方向に沿うように、ユーザーが指先を前方から後方に向かってフリックしたとき、ウインドウガラス33が下方に移動して窓32を全開する。
図4に示すように、例えばユーザーが操作入力部53a上において、指先Fを前方から後方に向かって所定距離だけドラッグすると(図4における矢印S1参照)、操作入力部53aはドラッグによる操作入力を認識する。次いで、図2に示すように、ウインドウガラス操作装置5は、運転席側ドア3に対して、操作入力部53aへの操作入力の情報を伝達する。これにより、運転席側ドア3の電動ウインドウレギュレータが駆動されて、ウインドウガラス33が下方に所定距離だけ移動する。すなわち、窓32を開けるようにウインドウガラス33が動作し、窓32の開放面積を増加させる。
このように、ユーザーが操作入力部53a上において、指先Fにより所定の操作入力を行うことにより、簡単にウインドウガラス33の開閉を行うことができる。
また、ユーザーが操作パネルに指先Fで触れることにより、ウインドウガラス33を動作させることができるので、簡単な操作によりウインドウガラス33を動作させることができ、ウインドウガラス操作装置5の操作性を向上できる。
また、操作パネル53は、車両1の運転席側ドア3に設けられたアームレスト38の前端部38cに設けられているので、例えばユーザーがアームレスト38の肘置き38aに肘を載置した状態で、指先Fだけを動かすことにより、操作パネル53に対して簡単に操作入力を行ってウインドウガラス33を動作させることができる。
したがって、小型化できるとともに操作性に優れたウインドウガラス操作装置5を提供できる。
図5は、運転席側ドア3のウインドウガラス33を操作する際の第二実施形態に係る操作パネル53の説明図である。
図6は、後部座席右側ドア4のウインドウガラス43を操作する際の第二実施形態に係る操作パネル53の説明図である。
第一実施形態に係るウインドウガラス操作装置5は、操作パネル53がいわゆるタッチパッドであり(図4参照)、運転席側ドア3のウインドウガラス33がウインドウガラス操作装置5によって操作されていた。
これに対して、第二実施形態に係るウインドウガラス操作装置5は、図5および図6に示すように、操作パネル53が画像表示部54を備えたいわゆるタッチパネルディスプレイであり、車両1(図1参照)の全てのドアに設けられたウインドウガラスがウインドウガラス操作装置5によって操作される点で第一実施形態とは異なっている。なお、以下では、第一実施形態と同様の構成部分については説明を省略する。
操作パネル53の画像表示部54には、操作されるドアの情報として画像のモデルが表示される。図5においては、運転席側ドア3のウインドウガラス33のモデルM1が表示されており、図6においては、後部座席右側ドア4のウインドウガラス43のモデルM2が表示されている。
例えば、図5に示すように、操作されるウインドウガラスとして、閉状態にある運転席側ドア3のウインドウガラス33が選択されている場合、モデルM1におけるウインドウガラス33の上部に対応するポイントP1に触れた後、操作入力部53a上で後方(図5における下方)に向かって、ポイントP2の位置までドラッグしたとき、ウインドウガラス33が下方に所定距離だけ移動して窓32の開放面積を増加させる。
図7は、第二実施形態の変形例に係る操作パネル53の説明図である。
第二実施形態に係るウインドウガラス操作装置5は、操作パネル53が画像表示部54を備えたいわゆるタッチパネルディスプレイであった(図5および図6参照)。
これに対して、例えば、図7に示す第二実施形態の変形例に係るウインドウガラス操作装置5のように、多機能携帯情報端末58により操作パネル53および画像表示部54が構成されていてもよい。なお、以下では、第二実施形態と同様の構成部分については説明を省略する。
カバー部材51は、下方に凹み形成された有底の収容凹部52を有している。収容凹部52は、多機能携帯情報端末58の外形状よりも若干大きくなっている。収容凹部52の前後両方向における一対の壁部52a,52aは、下方から上方に向かって互いの離間距離が広がるテーパ面となっている。多機能携帯情報端末58は、アームレスト38の前端部38cに設けられたカバー部材51の収容凹部52に収容可能となっている。
また、多機能携帯情報端末58は、接続先の基地局に設けられたアプリケーションサーバに接続し、車両1(図1参照)の各ドアのウインドウガラスを操作するための専用アプリケーションソフトをダウンロードすることにより、ウインドウガラス操作装置5として機能するようになっている。
第一実施形態では、操作パネル53は、平板状のタッチパッドであった。これに対して、図8に示すように、例えばフィルム状の可撓性を有するタッチパッドを操作パネル53として採用することにより、湾曲したデザインのカバー部材51に対しても操作パネル53を設けることができる。したがって、意匠性に優れたウインドウガラス操作装置5とすることができる。
さらに、第二実施形態において、例えば操作パネル53をタップすることにより、操作パネル53が初期状態(例えば、運転席側ドア3のウインドウガラス33を操作できる状態)に戻る構成としてもよい。これにより、操作パネル53の操作途中で操作対象のウインドウガラスが分からなくなった場合でも、初期状態に戻した後に、所望のウインドウガラスを操作できる。
3 ドア
5 ウインドウガラス操作装置
32,42 窓
33,43 ウインドウガラス
38 アームレスト
38c 前端部
53 操作パネル
54 画像表示部
54a タッチパネルディスプレイ
58 多機能携帯情報端末
F 指先(操作物)
M1,M2 モデル(情報)
Claims (7)
- 車両の窓に設けられたウインドウガラスを操作するためのウインドウガラス操作装置であって、
操作物の接触による操作入力を認識して前記ウインドウガラスを動作させる操作パネルを備え、
前記操作パネルは、前記車両のドアに設けられたアームレストの前後方向における中間部よりも前方に設けられていることを特徴とするウインドウガラス操作装置。 - 請求項1に記載のウインドウガラス操作装置であって、
前記操作物を前記操作パネルに接触させたまま、前記操作パネルの主面に沿う第一方向の一方側から他方側に向かって移動させたとき、前記ウインドウガラスが前記窓を開放する方向に移動し、
前記操作物を前記操作パネルに接触させたまま、前記他方側から前記一方側に向かって移動させたとき、前記ウインドウガラスが前記窓を閉塞する方向に移動し、
前記ウインドウガラスは、前記操作物の移動距離に対応した距離だけ移動することを特徴とするウインドウガラス操作装置。 - 請求項2に記載のウインドウガラス操作装置であって、
前記操作物を前記操作パネルに接触させた後、前記一方側から前記他方側に向かって所定速度以上で移動させつつ前記操作物を前記操作パネルから離間させたとき、前記ウインドウガラスが移動して前記窓を全開し、
前記操作物を前記操作パネルに接触させた後、前記他方側から前記一方側に向かって所定速度以上で移動させつつ前記操作物を前記操作パネルから離間させたとき、前記ウインドウガラスが移動して前記窓を全閉することを特徴とするウインドウガラス操作装置。 - 請求項2または3に記載のウインドウガラス操作装置であって、
前記操作パネルは、前記ウインドウガラスの情報を表示する画像表示部を有することを特徴とするウインドウガラス操作装置。 - 請求項4に記載のウインドウガラス操作装置であって、
複数の前記ウインドウガラスを操作可能とされ、
前記画像表示部には、複数の前記ウインドウガラスのうち、操作される前記ウインドウガラスの情報が表示され、
前記操作物を前記操作パネルに接触させた後、前記操作パネルの主面に沿う第二方向に沿って所定速度以上で移動させつつ前記操作物を前記操作パネルから離間させることにより、前記画像表示部の表示が一の前記ウインドウガラスの情報から他の前記ウインドウガラスの情報に切り替わるとともに、操作される前記ウインドウガラスが一の前記ウインドウガラスから他の前記ウインドウガラスに変更されることを特徴とするウインドウガラス操作装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のウインドウガラス操作装置であって、
前記操作パネルは、多機能携帯情報端末のタッチパネルディスプレイであり、
前記多機能携帯情報端末は、専用アプリケーションソフトをダウンロードすることにより、前記操作パネルとして機能することを特徴とするウインドウガラス操作装置。 - 請求項6に記載のウインドウガラス操作装置であって、
前記多機能携帯情報端末は、前記アームレストの前後方向における中間部よりも前方において、前記車両のドアに対し着脱可能に形成されていることを特徴とするウインドウガラス操作装置。
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