JP2015016076A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】外箱の小形化ひいては全体の小形化もしくは水槽並びに回転槽の大形化を実現しつつ、水槽の横方向の振動の低減ができる洗濯機を提供する。【解決手段】水槽を外箱1の底板1a上で主として上下方向に緩衝支持するサスペンション7により、水槽の上下方向(縦方向)の振動を減衰し、外箱1の底板1a上にサスペンション7と並べて設けた抑制部材40により、水槽6の横方向の振動を抑制するようにした。又、抑制部材40は、上下方向には可動であり、それによって、水槽6の上下方向の振動を抑制部材40が外箱1の底板1aに伝達することを避け、更にその外箱1の底板1aから洗濯機を設置した家屋の床面への伝達、そして、それによる騒音の発生を避けることができるようにした。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は洗濯機に関する。
従来より、洗濯機、中でもドラム式洗濯機においては、外箱の内部に水槽が位置し、この水槽の内部に回転槽であるドラムが位置していて、このドラムが水槽外のモータにより回転駆動されることにより、洗濯、脱水、更には乾燥を行うようになっている。又、水槽は、外箱の内部でサスペンションにより支持されている(例えば特許文献1参照)。
この洗濯機におけるサスペンションは、重量の大きな水槽を支持するために、軸方向がほゞ上下方向となるように設置されており、その上下方向に緩衝機能を果たすようになっている。すなわち、洗濯機におけるサスペンションは、水槽の主として上下方向の振動に対して有効に機能するようになっている。
しかしながら、水槽は、ドラムが収容した洗濯物の偏在を因とした偏荷重により左右、前後など横方向(水平方向)にも振れることに伴い、横方向にも振動するものであり、この水槽の横方向の振動に対して、上記サスペンションは有効には機能し得ないものであった。
このため、一般的には水槽とこれの横方向に存在する外箱側板部との間に水槽の振幅以上の間隔をあけることにより、外箱側板部に対する水槽の衝突を避けるようにしている。しかしながら、このものでは、外箱が大形化して全体の大形化を招来し、もしくは水槽並びにドラムが小形化して洗濯容量の低下を招来していた。
これに対して、水槽と外箱側板部との間に振動吸収部材を介在させて、水槽の横方向の振動を低減するようにする考えがある(例えば特許文献2参照)。
特開2005−245577号公報 特開2012−192096号公報
上述のように考えられたものの場合、振動吸収部材で水槽の横方向の振動を低減するのであるが、その振動吸収部材を水槽と外箱側板部との間に介在させる構成のため、外箱の小形化ひいては全体の小形化を実現するのが困難であり、水槽並びにドラムの大形化を実現するのも困難である。更に、低減しても振動吸収部材を介して伝わる振動によるたわみや変形を惹起しないように外箱側板部を補強する必要があり、補強材の追加や板厚の増加などで、外箱の小形化ひいては全体の小形化を実現するのが一層困難である。
そこで、外箱の小形化ひいては全体の小形化もしくは水槽並びに回転槽の大形化を実現しつつ、水槽の横方向の振動の低減ができる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、外箱と、この外箱の内部に位置する水槽と、この水槽の内部に位置して回転駆動される回転槽と、前記水槽を前記外箱の底板上で主として上下方向に緩衝支持するサスペンションとを具備するものにおいて、前記外箱の底板上に、前記サスペンションと並べて、上下方向には可動で、前記水槽の横方向の振動を抑制する抑制部材を設けたことを特徴とする。
第1の実施形態を示す主要部分の縦断側面図 洗濯機全体の、一部を破断した縦断側面図 サスペンション単体の縦断側面図 第2の実施形態を示す図1相当図 第3の実施形態を示す図1相当図 第4の実施形態を示す図1相当図 第5の実施形態を示す図1相当図 第6の実施形態を示す図1相当図 第7の実施形態を示す図1相当図
以下、ドラム式洗濯乾燥機に適用した第1の実施形態につき、図1から図3を参照して説明する。
まず、図2には、ドラム式洗濯乾燥機の全体構造を示しており、外箱1を外殻としている。この外箱1は、最下部に底板1aを有しており、この底板1aの外下面の四隅部にそれぞれ脚1bを有している。外箱1の前側板部(図2で左側)のほゞ中央部には、洗濯物出入口2を有しており、この出入口2に対しては、それを開閉する扉3を設けている。又、外箱1の前側板部の上部には、操作パネル4を設けており、その裏側(外箱1内)に運転制御用の制御装置5を設けている。
外箱1の内部には、水槽6を配設している。この水槽6は軸方向が前後(図2で左右)の横軸筒状を成すものであり、それを外箱1の底板1a上に、左右一対(右側の一方のみ図示)の二つのサスペンション7によって前上がりの傾斜状にて弾性支持している。サスペンション7の詳細構造は、後に述べる。
水槽6の背部にはモータ8と軸受ハウジング9を取付けている。モータ8は、この場合、例えば直流のブラシレスモータであって、アウターロータ形であり、ロータ8aの中心部に有する回転軸(図示省略)を、軸受ハウジング9を介して水槽6の内部に挿入している。
水槽6の内部には、ドラム10を配設している。このドラム10も軸方向が前後の横軸円筒状を成すもので、それを後部の中心部で上記モータ8の回転軸の先端部に取付けることにより、水槽6と同軸の前上がりの傾斜状に支持している。又、その結果、ドラム10はモータ8により回転されるようになっており、従って、ドラム10は回転槽であり、モータ8はドラム10を回転させるドラム駆動装置として機能するようになっている。
ドラム10の周側部(胴部)には、小孔11を全域にわたって多数(一部のみ図示)形成している。又、ドラム10及び水槽6は、ともに前面部に開口部12,13を有しており、そのうちの水槽6の開口部13に、環状のベローズ14を介して前記洗濯物出入口2を連ねている。この結果、洗濯物出入口2は、ベローズ14、水槽6の開口部13、及びドラム10の開口部12を介して、ドラム10の内部に連なっている。
水槽6の最低部である底部の後部には、図示しない排水口を形成しており、この排水口に排水弁15を介して、排水管16を接続している。又、水槽6の背部から上方そして前方には、乾燥ユニット17を配設している。この乾燥ユニット17は、除湿器18と、送風装置19、及び加熱装置20を有しており、水槽6内の空気を除湿し、次いで加熱して、水槽6内に戻す循環を行わしめることにより、洗濯物を乾燥させるようになっている。
ここで、サスペンション7の詳細構造を述べる。サスペンション7は、図3に示すように、大別すると、ダンパ21とスプリング22とで構成しており、そのうちのダンパ21は、シャフト23とシリンダ24とを具えている。シリンダ24は、外筒24a及び内筒24bの二重筒から成っており、その外筒24aの軸方向(上下)両端の開口部をキャップ24c,24dで閉塞し、内筒24bの同じく軸方向両端の開口部にはシール24e,24fを挿着している。
シャフト23の下端部にはピストンバルブ25を取付けており、このピストンバルブ25と共にシャフト23の下部をシリンダ24の内筒24b内に軸方向移動可能に挿入し、該シャフト23のピストンバルブ25上の部分を、上記シール24e、軸受26、及びキャップ24cを通してシリンダ24外の上方に位置させている。ピストンバルブ25は、外周面が内筒24bの内周面に密接するものであり、その外周面近くに、軸方向に開通するオリフィス孔25aを複数有している。
シリンダ24の内筒24b内には又、ピストンバルブ25の上下両方に粘性流体であるオイル27を充填しており、すなわち、本実施形態のダンパ21は、オイルダンパであって、オイル27は、オリフィス孔25a内にも充填している。
前記シリンダ24外の上方に位置したシャフト23の上端近くの部分にはばね受け座28を取付けており、このばね受け座28とシリンダ24の上端部との間に前記スプリング(圧縮コイルばね)22を介在させている。
以上により、サスペンション7を組立て構成している。
シャフト23は、上端部に取付部23aを有しており、それに対して、前記水槽6は図2に示すように外周側面に取付部6aを有し、この取付部6aに取付板29を図1に示す複数のねじ30で取付けている。そして、その取付板29に、上下の防振クッション31,32を介して、上記シャフト23の取付部23aを挿通し、その上方突出端部にナット33をワッシャ33aを介し螺合して締付けることにより、シャフト23の上端部を取付板29に取付け、ひいてはサスペンション7の上端部を水槽6に取付けている。
一方、シリンダ24の下端部には図3に示すロッド状の取付部材34を取付けており、それに対して、前記底板1aには図2に示す取付板35を図1に示す複数のねじ36で取付けており、この取付板35に、上下の防振クッション37,38を介して、上記シリンダ24の取付部材34を挿通し、その下方突出端部にナット39をワッシャ39aを介し螺合して締付けることにより、シリンダ24の下端部を取付板35に取付け、ひいてはサスペンション7の下端部を底板1aに取付けている。
このようにして水槽6を外箱1の底板1a上にサスペンション7を介在させて取付けており、そのサスペンション7により水槽6を外箱1の底板1a上で主として上下方向に緩衝支持するようにしている。
そして、上記外箱1の底板1a上には、サスペンション7と並べて抑制部材40を設けている。この抑制部材40は、この場合、全部が弾性体、特には粘弾性体から成るもので、中でも硬度が30度程度の比較的柔軟なゴム棒から成っており、特に上下方向には伸縮することで可動となっている。又、この抑制部材40は、弾性体、特には粘弾性体から成ることにより、水槽6の横方向の振動によって剪断方向に変形されることで熱としてそれを減衰させる機能を有している。
しかして、この抑制部材40の上端部を、サスペンション7の上端部である前記シャフト23の取付部23aと共通に、前記水槽6の取付板29に抜脱不能に嵌め込んで取付け、下端部を、サスペンション7の下端部である前記シリンダ24の取付部材34と共通に、底板1aの取付板35に抜脱不能に嵌め込んで取付けることで、抑制部材40を水槽6と外箱1の底板1aとの間に介在させている。
なお、サスペンション7と抑制部材40とは、その間隔寸法が例えば10〜15〔cm〕程度で、近く、サスペンション7の前側に抑制部材40が位置している。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機においては、操作パネル4の操作に基づき、制御装置5が運転を開始させると、標準的には洗濯、脱水、及び乾燥が行われる。
そのうち、洗濯は、図示しない給水弁から水槽6内への所定水位の給水が行われた後に、ドラム10がモータ8により正逆両方向に交互に低速回転されることにより行われるもので、それにより、ドラム10内にあらかじめ収容された洗濯物が上昇されてから落下されること(タンブリング)が繰返されて撹拌され、洗浄される。
洗濯物の洗濯には、洗剤を含む水で洗浄する洗いと、清水で洗浄するすすぎとがあり、そのいずれの場合にも、上述の運転が行われ、それらの終了後には、排水弁15が開放されて水槽6内の水を排水管16を通じ機外に排出する排水が行われる。
脱水は、排水弁15を開放させた状態で、ドラム10がモータ8により一方向に高速回転されることにより行われるもので、それにより、ドラム10内の洗濯後の洗濯物が小孔11を通して遠心脱水される。
そして、乾燥は、ドラム10がモータ8により正逆両方向に交互に低速回転されると同時に、乾燥ユニット17が作動されることにより行われるもので、乾燥ユニット17では、前述のように、水槽6内の空気が、送風装置19で循環される状況で、除湿器18で除湿され、次いで加熱装置20で加熱されて、水槽6内に戻されることを繰返すことにより、ドラム10内の脱水後の洗濯物が乾燥される。
このようなドラム式洗濯乾燥機の運転の中で、ドラム10が回転されるときには、該ドラム10が振動し、中でもドラム10が高速回転される脱水時に大きく振動する。更にその場合、ドラム10内の洗濯物に偏在があれば、ドラム10は偏荷重のために一層大きく振動する。このようにドラム10が振動すると、ドラム10を収容して該ドラム10と一体化した水槽6も振動する。
水槽6の振動、中でも上下方向の振動に対しては、水槽6と一体にサスペンション7のシャフト23がスプリング22を伸縮させつつ軸方向の上下に往復動する。このシャフト23の往復動に伴い、シリンダ24内では、オイル27中をピストンバルブ25が上下に往復動し、それにより、ピストンバルブ25のオリフィス孔25aをオイル27が相対的に通過する。ここで、オイル27の粘性により、サスペンション7において減衰力が発生し、水槽6の振幅を減衰させる。
一方、水槽6の横方向の振動については、水槽6がサスペンション7の軸心周りを捩るようにしてその横方向の振動を生じるものであり、このとき、外箱1の底板1a上にサスペンション7と並べて設けた抑制部材40がその弾性力にて水槽6のサスペンション7の軸心周りの捩りによる剪断方向の変形で抵抗力となることにより、水槽6の横方向の振動を抑制する。
このように上記構成のものでは、水槽6を外箱1の底板1a上で主として上下方向に緩衝支持するサスペンション7により、水槽6の上下方向(縦方向)の振動を減衰し、外箱1の底板1a上にサスペンション7と並べて設けた抑制部材40により、水槽6の横方向の振動を抑制するもので、特に横方向の振動を抑制するのに、従来考えられたもののような振動吸収部材を水槽と外箱側板部との間に介在させて実現する構成ではない。
よって、その振動吸収部材を使用しない分、外箱1の小形化ひいては全体の小形化を実現することができ、もしくは水槽6の大形化ひいてはドラム10の大形化を実現することができて、洗濯容量の増加を実現することができる。更に、抑制部材40による水槽6の横方向の振動を抑制する機能については、外箱1を補強する必要なくそれが得られるもので、外箱1の小形化ひいては全体の小形化を実現するのが一層確実にできる。
この場合、抑制部材40は、水槽6の横方向の振動を前述のように弾性力で抑制するものであるから、弾性を有すれば良いものであり、従って、その弾性を有する金属棒等であっても良いが、それであると、水槽6の上下方向の振動を外箱1の底板1aに伝達してしまう懸念がある。それに対して、抑制部材40は、上下方向には可動であり、それによって、水槽6の上下方向の振動を抑制部材40が外箱1の底板1aに伝達することを避けることができ、更にその外箱1の底板1aから洗濯機を設置した家屋の床面への伝達、そして、それによる騒音の発生を避けることができる。
加えて、抑制部材40は、水槽6の横方向の振動により剪断方向に変形されることでそれを減衰させる機能を有しており、それによって、水槽6の横方向の振動をより効果的に抑制することができる。
又、抑制部材40は、粘弾性体から成ることで水槽6の横方向の振動を減衰させる機能を有しており、その粘弾性力による減衰機能で、水槽6の横方向の振動をより一層効果的に抑制することができる。
そのほか、抑制部材40は、サスペンション7に近く位置しており、水槽6が横方向に振動するときの抑制部材40の抵抗力がより大きく作用するので、これによっても、水槽6の横方向の振動をより効果的に抑制することができる。
なお、水槽6は、背部すなわち後側に重量物であるモータ8や軸受ハウジング9を有しており、このため、ドラム10内における洗濯物の偏在の影響は、洗濯物の偏在がドラム10内の後側にあるときには大して大きくなく、従って、このときの洗濯物の偏在を因として発生する水槽6の横方向の振動は大して大きくない。それに比して、洗濯物の偏在がドラム10内の前側にあるときには、ドラム10内における洗濯物の偏在の影響が大きく、このときの洗濯物の偏在を因として発生する水槽6の横方向の振動は大きい。
これに対して、抑制部材40はサスペンション7の前側に位置していて、水槽6の横方向の振動が大きく発生する、洗濯物の偏在がドラム10内の前側にあるときに、水槽6の横方向の振動をより効果的に抑制するものとして作用するので、水槽6の横方向の振動を更に一層効果的に抑制することができる。
但し、抑制部材40はサスペンション7の前側以外、例えば左右の横側に設けるようにしても良く、更には後側に設けるようにしても良い。要するに、サスペンション7の周辺のいずれかに設けるようにすれば良い。
以上に対して、図4から図9は第2から第7の実施形態を示すもので、それぞれ、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2の実施形態]
図4に示す第2の実施形態においては、抑制部材40に代わる抑制部材51を用いている。この抑制部材51は、前記弾性体(特には粘弾性体であって、中でも硬度が30度程度の比較的柔軟なゴム材)を部分的に使用したもので、鉄等の金属やプラスチック等から成る長めの円筒状の支持体52と、この支持体52の上部に下部を埋め込んで固着した上記弾性体から成る短めの円柱状の主体53、及びこの主体53の上部に下部を埋め込んで固着したロッド状の取付部材54を有して成る。
この構成で、取付部材54の中間部に形成したフランジ部54aよりも上方のねじ部54bを、前記水槽6の取付板29に挿通し、フランジ部54aを取付板29の下面に当接させて、ねじ部54bの突出部にナット55を螺合して締付けることにより、抑制部材51の上端部を取付板29に取付けている。
一方、支持体52の下端部に形成したフランジ部52aを、前記底板1aの取付板35の上面に当接させて、フランジ部52aから取付板35に複数のねじ棒56を挿通し、その各上下の突出部にそれぞれナット57を螺合して締付けることにより、抑制部材51の下端部を取付板35に取付けている。
このように弾性体を部分的に使用した抑制部材51であっても、水槽6の横方向の振動に対しては、弾性体から成る主体53がその弾性力により水槽6のサスペンション7の軸心周りの捩りによる剪断方向の変形で抵抗力となることにより、水槽6の横方向の振動を抑制するので、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この場合も、抑制部材51は、主体53が特に上下方向には伸縮することで可動となっており、且つ、主体53が弾性体、特には粘弾性体から成ることで、水槽6の横方向の振動に対してそれを減衰させる機能を有している。
[第3の実施形態]
図5に示す第3の実施形態においては、抑制部材40に代わる抑制部材61を用いている。この抑制部材61も前記弾性体を部分的に使用したもので、上記第2の実施形態における抑制部材51の支持体52と同様の支持体62と、この支持体62の上部内周に装着固定した弾性体から成る環状の主体63、この主体63の内周に装着固定した同じく環状の軸受64、及びこの軸受64に軸方向摺動可能に挿通した長めのロッド状の取付部材65を有して成る。
この構成で、上記第2の実施形態における抑制部材51の取付部材54同様に、取付部材65の中間部に形成したフランジ部65aよりも上方のねじ部65bを、前記水槽6の取付板29に挿通し、フランジ部65aを取付板29の下面に当接させて、ねじ部65bの突出部にナット66を螺合して締付けることにより、抑制部材51の上端部を取付板29に取付けている。
一方、上記第2の実施形態における抑制部材51の支持体52同様に、支持体62の下端部に形成したフランジ部62aを、前記底板1aの取付板35の上面に当接させて、フランジ部62aから取付板35に複数のねじ棒67を挿通し、その各上下の突出部にそれぞれナット68を螺合して締付けることにより、抑制部材51の下端部を取付板35に取付けている。
このように弾性体を部分的に使用した抑制部材61であっても、水槽6の横方向の振動に対しては、弾性体から成る主体63がその弾性力により水槽6のサスペンション7の軸心周りの捩りによる剪断方向の変形で抵抗力となることにより、水槽6の横方向の振動を抑制するので、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この場合には、抑制部材61は、取付部材65が軸受64の内周を軸方向にほゞ自由に摺動することで上下方向に可動となっており、且つ、主体63が弾性体、特には粘弾性体から成ることで、水槽6の横方向の振動に対してそれを減衰させる機能を有している。
[第4の実施形態]
図6に示す第4の実施形態においては、抑制部材40に代わる抑制部材71を用いている。この抑制部材71は、前記弾性体に代えて防振クッション72,73,74,75を用いたもので、前記第2の実施形態における抑制部材51の支持体52と同様の円筒状であるもののそれより短い支持体76と、この支持体76の上部内周に装着固定した環状の軸受77、この軸受77に軸方向摺動可能に挿通したロッド状の取付部材78、支持体76の下端部に取付けたロッド状の取付部材79、及び前記弾性体同様の弾性体(特には粘弾性体であって、中でも硬度が30度程度の比較的柔軟なゴム材)から成る上記防振クッション72〜75を有して成る。
この構成で、取付部材78の中間部に形成したフランジ部78aよりも上方の部分78bを、前記水槽6の取付板29に上下の防振クッション72,73を介して挿通し、その突出端部にワッシャ80を介しナット81を螺合して締付けることにより、抑制部材71の上端部を取付板29に取付けている。
一方、取付部材79を前記底板1aの取付板35に同じく上下の防振クッション74,75を介して挿通し、その突出端部にワッシャ82を介しナット83を螺合して締付けることにより、抑制部材71の下端部を取付板35に取付けている。
このように抑制部材71を防振クッション72〜75を介して取付ける構成としても、水槽6の横方向の振動に対しては、弾性体から成るその防振クッション72〜75がその弾性力により水槽6のサスペンション7の軸心周りの捩りによる剪断方向の変形で抵抗力となることにより、水槽6の横方向の振動を抑制するので、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この場合にも、抑制部材71は、取付部材78が軸受77の内周を軸方向にほゞ自由に摺動することで上下方向に可動となっており、且つ、防振クッション72〜75が弾性体、特には粘弾性体から成ることで、水槽6の横方向の振動に対してそれを減衰させる機能を有している。
[第5の実施形態]
図7に示す第5の実施形態においては、抑制部材40に代わる抑制部材91を用いている。この抑制部材91は、上記第4の実施形態における抑制部材71の軸受77に代えてそれより薄肉に形成した軸受92の外周(支持体76との間)に、前記第3の実施形態における抑制部材61の主体63と同様の補助部材93を介在固定させて成る点以外は、上記第4の実施形態における抑制部材71と同様のものであり、従って、その第4の実施形態における抑制部材71と同一の部分には同一の符号を付して示している。
このものでは、水槽6の横方向の振動に対しては、弾性体から成る防振クッション72〜75がその弾性力により水槽6のサスペンション7の軸心周りの捩りによる剪断方向の変形で抵抗力となると共に、同じく弾性体から成る補助部材93がその弾性力により水槽6のサスペンション7の軸心周りの捩りによる剪断方向の変形で抵抗力となることにより、水槽6の横方向の振動を抑制するので、第3の実施形態並びに第4の実施形態以上の作用効果を得ることができる。
なお、この場合にも、抑制部材71は、取付部材78が軸受92の内周を軸方向にほゞ自由に摺動することで上下方向に可動となっており、且つ、防振クッション72〜75と補助部材93が弾性体、特には粘弾性体から成ることで、水槽6の横方向の振動に対してそれを減衰させる機能を有している。
[第6の実施形態]
図8に示す第6の実施形態においては、抑制部材40に代わる抑制部材101を用いている。この抑制部材101は、前記第3の実施形態における抑制部材61の支持体62と、同第3の実施形態における抑制部材61の取付部材65との間に、同第3の実施形態における主体63と軸受64とに代えて、容器102に封入した粘性流体103を介在させて成る点以外は、第3の実施形態における抑制部材61と同様のものであり、従って、その第3の実施形態における抑制部材61と同一の部分には同一の符号を付して示している。
この場合、容器102は、例えばEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)や、NBR(ニトリル−ブタジエンゴム)、ブチルゴム等から成るもので、変形可能、特に横方向に変形可能なものであり、粘性流体103は例えばシリコンオイルから成っている。そして、これら容器102及び粘性流体103は、支持体62内の下奥部から上方外部まで比較的長範囲にわたる寸法で設けている。
このものでは、水槽6の横方向の振動に対して、粘性流体103が容器102を変形させつつ圧縮と膨張を繰返すもので、その弾性力により水槽6のサスペンション7の軸心周りの捩りに対する抵抗力となり、水槽6の横方向の振動を抑制するので、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この場合には、抑制部材101は、取付部材65が軸方向にも容器102を変形させつつ粘性流体103の圧縮と膨張とを繰返すことで上下方向に可動となっており、且つ、粘性流体103の粘性により、水槽6の横方向の振動に対してそれを減衰させる機能を有している。
[第7の実施形態]
図9に示す第7の実施形態においては、抑制部材40に代わる抑制部材111を用いている。この抑制部材111は、前記第3の実施形態における抑制部材61の主体63に代えて、容器112に封入した粘性流体113を介在させて成る点以外は、第3の実施形態における抑制部材61と同様のものであり、従って、その第3の実施形態における抑制部材61と同一の部分には同一の符号を付して示している。
この場合、容器112は上記第6の実施形態における容器102と同材質のものであり、粘性流体113も上記第6の実施形態における粘性流体103と同材質のものである。但し、容器112は上記第6の実施形態における容器102より短いもので、粘性流体113は上記第6の実施形態における粘性流体103より少量のものであり、ともに支持体62内の上部に収まる寸法範囲で設けている。
このものでも、水槽6の横方向の振動に対して、粘性流体113が容器112を変形させつつ圧縮と膨張を繰返すもので、その弾性力により水槽6のサスペンション7の軸心周りの捩りに対する抵抗力となり、水槽6の横方向の振動を抑制するので、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この場合、抑制部材111は、取付部材65が軸受64の内周を軸方向にほゞ自由に摺動することで上下方向に可動となっており、且つ、粘性流体113の粘性により、水槽6の横方向の振動に対してそれを減衰させる機能を有している。
このほか、特に洗濯機の全体としては、ドラム式には限られず、槽を縦軸状に有する縦軸形洗濯機にも同様に適用して実施できるし、乾燥機能は有していなくても良い。
更に、本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は外箱、1aは底板、6は水槽、7はサスペンション、8はモータ、10はドラム(回転槽)、40は抑制部材(粘弾性体)、51は抑制部材、53は主体(粘弾性体)、61は抑制部材、63は主体(粘弾性体)、71は抑制部材、72〜75は防振クッション(粘弾性体)、91は抑制部材、93は補助部材(粘弾性体)、101は抑制部材、103は粘性流体、111は抑制部材、113は粘性流体を示す。

Claims (4)

  1. 外箱と、
    この外箱の内部に位置する水槽と、
    この水槽の内部に位置して回転駆動される回転槽と、
    前記水槽を前記外箱の底板上で主として上下方向に緩衝支持するサスペンションとを具備する洗濯機において、
    前記外箱の底板上に、前記サスペンションと並べて、上下方向には可動で、前記水槽の横方向の振動を抑制する抑制部材を設けたことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記抑制部材が、前記水槽の横方向の振動を減衰させる機能を有することを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記抑制部材が、前記水槽の横方向の振動を減衰させる機能を、粘弾性体にて有することを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
  4. 前記抑制部材が、前記水槽の横方向の振動を減衰させる機能を、粘性流体にて有することを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
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