JP2011004839A - 洗濯機 - Google Patents

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Masahito Kyo
雅人 姜
Toshinari Matsumoto
俊成 松本
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Abstract

【課題】防振ダンパの気温差による防振性能の変化を小さくする。
【解決手段】外槽3を下方から弾性支持する防振ダンパ7の上下端に軸部10a、10bを設け、上端を外槽3の取付具11aに、下端を筐体1の取付具11bに各々緩衝ゴム12を介して固定し、防振ダンパ7の固定部に軸部10a、10bを取り囲むように空気を充填した中空部を有する環状の薄膜体14を設けたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、衣類等の洗濯を行う洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、図5に示すように、回転ドラム101は回転軸心が前上がりに傾斜した状態で外槽102内に回転自在に配設されており、回転ドラム101内に洗濯物を収容して回転させると、洗濯物や水が背面側に偏りがちになるため振動が発生しやすくなる。特に、回転ドラム101を高速回転させる脱水工程時は、回転ドラム101内の洗濯物が偏った位置に集まっていると、回転ドラム101を収容する外槽102に大きな振動が発生する。このような回転ドラム101の回転に伴う振動を抑制するため、緩衝力の大きな防振ダンパ103によって外槽102を支持し振動を低減している。防振ダンパ103は、図6に示すように、ばね104とダンパ105から構成されており、その上端と下端には、防振用の緩衝ゴム106が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−137643号公報
しかしながら、前記従来の構成では、防振用に緩衝ゴム106を用いているため、周囲の気温の変化により、緩衝ゴム106の特性が変化して洗濯機の振動性能が変化するという問題があり、緩衝ゴム106の特性を考慮して設定される。例えば、緩衝ゴム106の硬度は硬いほど、脱水起動時の外槽102の大きな振動を低減するのに効果的であるが、外気温が低いときは、緩衝ゴム106の硬度が硬くなって、脱水定常時の筐体107の振動が大きくなるという問題が生じる。
そして、緩衝ゴム106の硬度を柔らかくすると、脱水起動時の外槽102の振動が大きくなり、加えて、外気温が高いときは、さらに緩衝ゴム106が柔らかくなって、振動がさらに悪くなるという問題があり、地域差や気温差等、設置環境によって洗濯機の防振性能を良好に維持することが難しいという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、設置環境の変化に対して防振性能を良好に維持することができる洗濯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、外槽を下方から弾性支持する防振ダンパを備え、前記防振ダンパは、上下端に軸部を有し、上端が前記外槽の取付具に、下端が筐体の取付具に各々緩衝ゴムを介して固定され、前記防振ダンパの固定部に前記軸部を取り囲むように空気を充填した中空部を有する環状の薄膜体を設けたものである。
これによって、薄膜体内部の空気の気温による薄膜体の体積変化により、緩衝ゴムの変形の自由度(変形のしやすさ)をコントロールすることができる。つまり、低温時は、薄膜体が収縮し、それと接する緩衝ゴムの変形自由度を大きくすることによって軟らかさを維持し、一方、高温時は、薄膜体が膨張して緩衝ゴムの変形自由度を制限し、硬さを維持して緩衝ゴムの特性の変化を緩和することができ、設置環境の気温差による防振性能の変化を小さくすることができる。
本発明の洗濯機は、設置環境の気温差による防振性能の変化を小さくして良好に維持することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図 同洗濯機の防振ダンパの構成図 同洗濯機の防振ダンパの取付部の構成図 本発明の実施の形態2における防振ダンパの取付部の構成図 従来の洗濯機の構成図 同洗濯機の防振ダンパの構成図
第1の発明は、筐体と、前記筐体内に弾性支持した外槽と、前記外槽内に回転可能に設けた筒状のドラムと、前記ドラムを回転駆動する駆動手段と、前記外槽を下方から弾性支持するばねと前記外槽の振動を抑制するダンパを有する防振ダンパとを備え、前記防振ダンパは、上下端に軸部を有し、上端が前記外槽の取付具に、下端が前記筐体の取付具に各々緩衝ゴムを介して固定され、前記防振ダンパの固定部に前記軸部を取り囲むように空気を充填した中空部を有する環状の薄膜体を設けたことにより、低温時は、薄膜体が収縮し、それと接する緩衝ゴムの変形自由度を大きくすることによって軟らかさを維持し、一方、高温時は、薄膜体が膨張して緩衝ゴムの変形自由度を制限し、硬さを維持して緩衝ゴムの特性の変化を緩和することができ、設置環境の気温差による防振性能の変化を小さくすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の緩衝ゴムを防振ダンパの軸部を取り囲むように環状に設け、薄膜体は、前記防振ダンパの軸部と緩衝ゴムとの間に位置するように構成したことにより、設置環境の気温差に対して、水平方向の振動に防振効果を発揮することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の緩衝ゴムを取付具に対して上下方向に重設し、薄膜体は、前記取付具と前記緩衝ゴムとの間に配設したことにより、設置環境の気温差に対して、上下方向の振動に防振効果を発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の断面図、図2は、同防振ダンパの構成図、図3は、同防振ダンパの取付部の構成図である。
図1〜図3に示すように、筐体1の内部には、複数のサスペンション2によって弾性的に支持された円筒状の外槽3を設け、洗濯、脱水時の振動をサスペンション2によって吸収する。外槽3の内部には衣類4を収容する有底円筒状のドラム5を回転可能に設け、駆動モータ6により回転駆動される。また、外槽3は下方から防振ダンパ7によって支持されている。
防振ダンパ7は、上部に設けたコイル状のばね8と、このばね8の下方に設けた筒状のダンパ9を有し、その上端と下端に設けた軸部10a、10bで、外槽3および筐体1に設けた取付具11a、11bに対して、各々緩衝ゴム12を介してナット13a、13b
等で固定している。緩衝ゴム12は、防振効果のあるゴムで構成し、取付具11a、11bの両側に挟み込むように介在させている。
緩衝ゴム12は、防振ダンパ7の軸部10a、10bを取り囲むように環状に設けている。軸部10a、10bを取り囲むように空気を充填した中空部を有する環状の薄膜体14を設け、薄膜体14は、防振ダンパ7の軸部10a、10bと緩衝ゴム12との間に位置するように配設し、取付具11a、11bの両側に設けている。薄膜体14は、伸縮自在な材料で振動および衝撃に対して堅牢に構成してあり、外気温度の変化により収縮膨張自在である。
外槽3およびドラム5は、筐体1内に前上がり傾斜して設けてあり、ドラム5の回転軸は10〜30度傾斜している。筐体1の前面には、衣類4を出し入れする開口部1aと、これを開閉する扉15が設けられている。外槽3およびドラム5の前面側にも同様の開口部3a、5aを有し、この外槽3の開口部3aはベローズ16によって筐体1の開口部1aと水密に連結されている。外槽3の底部には洗濯水を排出する排水口17を有し、排水弁18に連結されている。
外槽3には溢水口19が設けられ、所定の水位以上に水が供給されると溢水口19から溢れ、水は溢水ホース20を介して排水ホース21へ流れて機外に排出される。また、制御手段22は、駆動モータ6、排水弁10等を駆動して洗濯、すすぎ、脱水の各工程を逐次制御する。
以上のように構成した本発明の動作について説明する。洗濯工程では、排水弁10を閉じた状態で外槽3内に所定の水位に達するまで給水を行い、駆動モータ6により衣類4と洗浄水の入ったドラム5を回転させて衣類4の洗濯を行う。洗濯後の濯ぎ工程でも、洗濯工程と同様に外槽3内に給水を行い、ドラム5を回転させて衣類4の濯ぎを行う。脱水工程では、排水弁10を開いて機外へ水を排水した後、駆動モータ6により衣類4の入ったドラム5を高速回転して脱水する。
次に、本発明の防振ダンパ7の作用について説明する。周囲温度が低い時は、緩衝ゴム12は硬くなって変形し難くなるが、薄膜体14が収縮するため、それと接する緩衝ゴム12の変形の自由度が大きくなり、接続部の剛性が大きくなりすぎるのが抑えられる。逆に、周囲温度が高い時には、緩衝ゴム12は柔らかくなり、緩衝ゴム12自体は変形しやすくなるが、薄膜体14は膨張するため、緩衝ゴム14の変形の自由度は制限される。
上記のような薄膜体14の作用により、緩衝ゴム12が柔らかくなっても、変形の自由度は膨張した薄膜体14によって制限されるため、接続部の剛性の低下を抑えることができる。したがって、緩衝ゴム12が周囲温度により硬度が変化して、緩衝ゴム12の特性が変化することによる影響を小さくすることができ、設置環境の気温差による防振性能の変化を小さくして洗濯機の防振性能を良好に維持することができる。
また、薄膜体14は、防振ダンパ7の軸部10a、10bと緩衝ゴム12との間に位置するように構成したことにより、設置環境の気温差による薄膜体14の膨張と収縮作用を緩衝ゴム12に対して、水平方向へ作用させることができ、水平方向の振動に防振効果を発揮することができる。
なお、薄膜体14は防振ダンパ7の下端に設けた例を図3に示しているが、軸部10a、10bの両側に設けた構成としてもよい。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における防振ダンパ7の取付部の構成を示したものである。本実施の形態の特徴は、緩衝ゴム12を取付具11bに対して上下方向、すなわち、防振ダンパ7の伸縮方向に重設し、薄膜体14を取付具11bと緩衝ゴム12との間に配設したものである。他の構成は第1の実施の形態と同じであり、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
上記の構成によれば、設置環境の気温差による薄膜体14の膨張と収縮作用を、緩衝ゴム12に対して上下方向へ作用させることができ、上下方向の振動に防振効果を発揮することができる。
なお、洗濯機の振動は、上下、左右、前後のあらゆる方向に振動するため、薄膜体14の膨張と収縮作用を緩衝ゴム12に対して、上下方向と水平方向の両方へ作用させることにより、設置環境の気温差に対して、全ての方向の振動に防振効果を発揮することができる。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、設置環境の気温差による防振性能の変化を小さくして良好に維持することができるので、洗濯機等として有用である。
1 筐体
3 外槽
5 ドラム
6 駆動モータ
7 防振ダンパ
8 ばね
9 ダンパ
10a 軸部
10b 軸部
11a 取付具
11b 取付具
12 緩衝ゴム
14 薄膜体

Claims (3)

  1. 筐体と、前記筐体内に弾性支持した外槽と、前記外槽内に回転可能に設けた筒状のドラムと、前記ドラムを回転駆動する駆動手段と、前記外槽を下方から弾性支持するばねと前記外槽の振動を抑制するダンパを有する防振ダンパとを備え、前記防振ダンパは、上下端に軸部を有し、上端が前記外槽の取付具に、下端が前記筐体の取付具に各々緩衝ゴムを介して固定され、前記防振ダンパの固定部に前記軸部を取り囲むように空気を充填した中空部を有する環状の薄膜体を設けた洗濯機。
  2. 緩衝ゴムを防振ダンパの軸部を取り囲むように環状に設け、薄膜体は、前記防振ダンパの軸部と緩衝ゴムとの間に位置するように構成した請求項1記載の洗濯機。
  3. 緩衝ゴムを取付具に対して上下方向に重設し、薄膜体は、前記取付具と前記緩衝ゴムとの間に配設した請求項1または2記載の洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016113103A1 (de) * 2015-01-15 2016-07-21 BSH Hausgeräte GmbH Haushaltsgerät zur pflege von wäschestücken mit einer spezifischen anbindung eines dämpfers an ein gehäuse des haushaltsgeräts
CN111254649A (zh) * 2020-02-10 2020-06-09 海信(山东)冰箱有限公司 洗衣机

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