JP2015015310A - レーザ装置及びガス成分計測装置 - Google Patents

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Kohei Kawazoe
浩平 川添
土橋 晋作
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【課題】レーザラマン型のガス分析計に適用するレーザ装置及びガス成分計測装置を提供する。
【解決手段】レーザ装置10は、レーザ装置本体11内に設けられ、レーザ結晶12にレーザ光13を連続発振させて、基本波(1064nm)のレーザ光14を励起する半導体レーザ15と、前記レーザ結晶12を挟むように対向して設けられ、励起された基本波のレーザ光14を100%共振させるリアミラー16及び出力ミラー17と、前記出力ミラー17と前記レーザ結晶12との間に設けられ、第2高調波のレーザ光18を発生させる非線形光学結晶19と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザラマン型のガス分析計に適用するレーザ装置に関するものである。
従来、燃料ガス中のガス成分(CO2、N2、H2、H2O、CO,CH4、NH3等)の濃度をレーザ装置により計測することが知られている(特許文献1及び2)。
特開2005−24249号公報 特開2011−112546号公報
しかしながら、従来技術のガス成分計測装置では、レーザ装置から照射された第1のレーザ光(波長:1064nm)をレーザ装置の外部に設けた波長変換器で半分の波長(532nm)の可視光域の第2のレーザ光に変換している構成としているので、例えば第2のレーザ光の出力を1W得たい場合には、少なくとも2W以上の高い出力の第1のレーザ光をレーザ装置から出射する必要があり、レーザ装置が大掛かりとなる、という問題がある。
よって、簡易な構成となるレーザラマン型のガス成分計測装置に適用するレーザ装置の出現が切望されている。
本発明は、前記問題に鑑み、簡易な構成となるレーザラマン型のガス分析計に適用するレーザ装置及びガス成分計測装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、レーザ装置本体内に設けられ、レーザ結晶にレーザ光を連続発振させて、基本波のレーザ光を励起する半導体レーザと、前記レーザ結晶を挟むように対向して設けられ、励起された基本波のレーザ光をリアミラー及び出力ミラーと、前記出力ミラーと前記レーザ結晶との間に設けられ、第2高調波のレーザ光を発生させる非線形光学結晶と、を具備することを特徴とするレーザ装置にある。
第1の発明によれば、レーザ装置本体内で、連続発振のレーザ光により励起された基本波のレーザ光をレーザ結晶により励起させ、この励起されたレーザ光を出力ミラーとリアミラーとで共振させ、この共振と共に、非線形光学結晶により第2高調波のレーザ光とするので、レーザ装置から出射する際の第2高調波のレーザ光を低出力で出射することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記リアミラーと出力ミラーとが基本波のレーザ光を100%反射することを特徴とするレーザ装置にある。
第2の発明によれば、基本波のレーザ光を100%反射するので、共振効率が向上する。
第3の発明は、第1又は2のレーザ装置と、前記レーザ装置から出射される第2高調波のレーザ光を伝送する送光用光ファイバと、前記送光用光ファイバにより送光されたレーザ光を被測定ガス内に導入する送光部と、被測定ガス内で発生したラマン散乱光を受光する集光部と、前記集光部で受光したラマン散乱光を送光する受光用光ファイバと、前記受光用光ファイバで伝送されたラマン散乱光を検出する光検出装置とを具備することを特徴とするガス成分計測装置にある。
第3の発明によれば、レーザ装置は連続発振のレーザ光とするので、レーザ光を光ファイバで送光する際に、従来のパルスレーザを用いる場合に比べて、一時的な大出力のフラッシュランプによる励起するものではないので、光ファイバ端面の損傷が防止される。
本発明によれば、レーザ装置本体内で、連続発振のレーザ光により励起された基本波のレーザ光をレーザ結晶により励起させ、この励起されたレーザ光を出力ミラーとリアミラーとで共振させ、この共振と共に、非線形光学結晶により第2高調波のレーザ光とするので、レーザ装置から出射する際の第2高調波のレーザ光を低出力で出射することができる。
図1は、実施例1に係るレーザ装置の概略図である。 図2は、実施例2に係るガス成分計測装置の概略図である。 図3は、従来技術のレーザ装置の構成の概略図の概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、実施例1に係るレーザ装置の概略図である。図1に示すように、本実施例に係るレーザ装置10は、レーザ装置本体11内に設けられ、レーザ結晶12にレーザ光13を連続発振させて、基本波(1064nm)のレーザ光14を励起する半導体レーザ15と、前記レーザ結晶12を挟むように対向して設けられ、励起された基本波のレーザ光14を100%共振させるリアミラー16及び出力ミラー17と、前記出力ミラー17と前記レーザ結晶12との間に設けられ、第2高調波のレーザ光18を発生させる非線形光学結晶19と、を具備するものである。
本実施例では、励起レーザとして半導体レーザ15から連続発振のレーザ光13を用いてレーザ結晶12に導入し、基本波のレーザ光14を得るものである。
ここで、レーザ結晶12としては、例えばNd:GdVO4、Nd:YAG、Nd:VO4、等の結晶を用いることができ、波長が1064nmのレーザを得る。
この際の半導体レーザ15の波長は例えば808nmのものを用いている。
この励起された波長1064nmの基本波のレーザ光14をリアミラー16と出力ミラー17との間で共振させるようにしている。
この際、出力ミラー17と前記レーザ結晶12との間に、第2高調波のレーザ光18を発生させる非線形光学結晶19を設けているので、発振と共に、波長が半分の532nmの第2高調波のレーザ光18を発生させることとなる。
この非線形光学結晶19としては、例えばKTP(KTiOPO4)、KDP(KH2PO4)などの2倍の周波数で波長が半分となる光を創出することのできる結晶を用いることができる。
このレーザ装置によれば、レーザ装置本体11内で、連続発振のレーザ光13により励起された基本波のレーザ光14をレーザ結晶12により励起させ、この励起された基本波のレーザ光14を出力ミラー16とリアミラー17とで共振させ、この共振と共に、非線形光学結晶19により第2高調波のレーザ光18とするので、レーザ装置本体11から出射する際の第2高調波のレーザ光18を低出力で出射することができ、レーザラマン型のガス分析計に適用することが可能となる。
図3は、従来技術のレーザ装置の構成の概略図である。
図3に示すように、従来のようにパルス型レーザ装置31内で基本波のレーザ光14を先ず発振させ、その基本波のレーザ光14を外部に出射させて、ついで非線形光学結晶19を用いて第2の高調波のレーザ光18を得る場合には、第2の高調波のレーザ光18の出力として1Wの出力を得たい場合には、基本波のレーザ光14の出力は少なくとも2倍の2Wの出力とする必要があり、レーザ装置の大型化となっていた。
これに対して、本実施例では、レーザ装置本体11内で、第2高調波を得ることができるので、出力が1Wの第2高調波のレーザ光18とすることで、レーザ装置がコンパクトになる。
また、基本波のレーザ光14を外部に放出する必要がないので、リアミラー16と出力ミラー17とが基本波のレーザ光14を100%反射するミラー構成とすることとしているので、共振効率が向上する。
なお、第2高調波(532nm)のレーザ光18については、外部に出射するために、出力ミラー17については、その出力に必要なための反射特性を備えたミラー特性としている。
ここで、石炭ガスを使用した火力発電では、石炭ガス化炉にて生成される生成ガスを燃料として、ガスタービン等の発電設備に導いて使用している。発電設備では、目標とする発電量が設定されており、それに応じて生成ガスの発熱量を制御することが重要である。本実施例に係るレーザ装置を用いることにより、水分を含むガス化炉からの燃料ガスの組成の迅速分析が可能となる。
図2は、実施例2に係るガス成分計測装置の概略図である。なお、実施例1に係るレーザ装置の構成と重複する部材には同一符号を付してその説明は省略する。図2に示すように、本実施例に係るガス成分計測装置20は、実施例1に係るレーザ装置10と、レーザ装置10から出射される第2高調波(532nm)のレーザ光18を伝送する送光用光ファイバ21と、送光用光ファイバ21により送光された第2高調波のレーザ光18を被測定ガスである燃料ガス22が導入させるガス通路23a内に導入する送光部24と、ガス通路23a内の測定領域25で発生したラマン散乱光26を受光する集光部27と、前記集後部27で受光したラマン散乱光26を送光する受光用光ファイバ28と、前記受光用光ファイバ28で伝送されたラマン散乱光26を検出する分光器29aと光検出器29bとからなる光検出装置29とを具備するものである。30はビームダンパを図示する。
図2に示すように測定領域25のガス通路23aは、燃料供給母管23から分岐される計測用のラインとしている。
このガス成分計測装置20を用いて、測定領域25で発生したラマン散乱光26を分光器29aで分光して光検出器29bで計測することにより、燃料ガス22中のガス成分を計測することができる。
ここで、前記光検出器29bとしては、ICCD(Intensified Charge Coupled Device)カメラ等を用いることができる。
以下、レーザ計測の手順を説明する。先ず、図2に示すように、レーザ装置10からの波長532nmの第2高調波のレーザ光18は、送光用光ファイバ21を介して防爆エリア内のガス通路23aに設けられた送光部24に送光される。そして送光部24から測定領域25側へレーザ光18を集光させ、ガス通路23a内の測定領域25内にレーザ光18を入射させる。
このレーザ照射によって測定領域25の中心部から散乱されたラマン散乱光26は、例えば集光部27で集光され、受光用光ファイバ28を経由して分光器29aで分光され、該分光器29aに接続された光検出器29bにより各波長の光の強度を計測する。前記光検出器29bからの計測データは、図示しない制御装置のデータ処理手段(CPU)に送られ、ここで組成から燃料カロリが算出される。
本実施例のガス成分計測装置20を用いることにより、レーザ装置10は連続発振のレーザ光とするので、レーザ光を送光用光ファイバ21で送光する際に、従来のパルスレーザを用いる場合に比べて、一時的な大出力のフラッシュランプによる励起するものではないので、光ファイバ端面の損傷が防止される。この結果、長期間にわたって安定して計測が可能となる。
すなわち、従来のパルス発振によるレーザ装置では、パルスレーザ光のピーク値が高い出力であるので、送光用光ファイバの端面の損傷がある。これに対し、実施例1のレーザ装置10を用いているので、半導体レーザ15を連続発振レーザとする結果、一定の安定した低いピークであるので、ファイバ端面の損傷が防止される。
また、本実施例のように、光ファイバを用いて、計測のためのレーザ光18及びラマン散乱光26を送光できるので、例えば防爆エリア内にレーザ装置を設置する必要がなくなり、ガス成分計測装置が安価となる。
10 レーザ装置
11 レーザ装置本体
12 レーザ結晶
13 レーザ光
14 基本波(1064nm)のレーザ光
15 半導体レーザ
16 リアミラー
17 出力ミラー
18 第2高調波のレーザ光
19 非線形光学結晶

Claims (3)

  1. レーザ装置本体内に設けられ、レーザ結晶にレーザ光を連続発振させて、基本波のレーザ光を励起する半導体レーザと、
    前記レーザ結晶を挟むように対向して設けられ、励起された基本波のレーザ光をリアミラー及び出力ミラーと、
    前記出力ミラーと前記レーザ結晶との間に設けられ、第2高調波のレーザ光を発生させる非線形光学結晶と、を具備することを特徴とするレーザ装置。
  2. 請求項1において、
    前記リアミラーと出力ミラーとが基本波のレーザ光を100%反射することを特徴とするレーザ装置。
  3. 請求項1又は2のレーザ装置と、
    前記レーザ装置から出射される第2高調波のレーザ光を伝送する送光用光ファイバと、
    前記送光用光ファイバにより送光されたレーザ光を被測定ガス内に導入する送光部と、
    被測定ガス内で発生したラマン散乱光を受光する集光部と、
    前記集光部で受光したラマン散乱光を送光する受光用光ファイバと、
    前記受光用光ファイバで伝送されたラマン散乱光を検出する光検出装置とを具備することを特徴とするガス成分計測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105572099A (zh) * 2016-01-14 2016-05-11 上海理工大学 基于共心腔镜的激光拉曼气体检测装置

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