JP2015015286A - 静止誘導機器 - Google Patents

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一馬 村上
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Abstract

【課題】ゴム袋および連結管が損傷することを抑制して静止誘導機器の耐久性を向上する。
【解決手段】静止誘導機器本体が収納されて絶縁油1が充填されたタンク10と、タンク10より高い位置に配置されたコンサベータ20と、タンク10とコンサベータ20とを繋いで内部を絶縁油1が流動する連結管30とを備える。連結管30は、下側に凸状に曲折したU字状部32を有し、かつ、少なくともU字状部32の一部にベローズ構造38を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、静止誘導機器に関し、特に、機器本体が絶縁油中に浸漬されている静止誘導機器に関する。
コンサベータを備えた油入変圧器の構成を開示した先行文献として、特開平3−78216号公報(特許文献1)がある。コンサベータは、絶縁油の劣化を抑制するために設けられている。具体的には、コンサベータの内部に設けられたゴム袋が絶縁油の体積変化に合わせて膨張または収縮することにより、絶縁油が外気に直接接触して劣化することを抑制している。
特許文献1に記載された油入変圧器においては、コンサベータ連結管が、本体タンクに接続された水平管部分に連設されて直線状に垂下されている第1の垂下管部分と、コンサベータに接続されて直線状に垂下されている第2の垂下管部分と、両垂下管部分の下部間を接続する底管部分とにより構成された下向き折り返し管部を有している。
特開平3−78216号公報
変圧器などの静止誘導機器において運転負荷の高い状態が継続した場合、高温の絶縁油が大量に発生する。この場合、特許文献1に記載された連結管の折り返し管部のみでは絶縁油を十分に冷却できないため、絶縁油が高温の状態でコンサベータ内に流入する。その結果、コンサベータの内部に設けられたゴム袋が過熱されて劣化することがあった。
また、静止誘導機器の運転負荷の高い状態が継続した場合、静止誘導機器で発生した振動がタンクから連結管に伝播して、連結管が疲労破壊することがあった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ゴム袋および連結管が損傷することを抑制して耐久性を向上した静止誘導機器を提供することを目的とする。
本発明に基づく静止誘導機器は、静止誘導機器本体が収納されて絶縁油が充填されたタンクと、タンクより高い位置に配置されたコンサベータと、タンクとコンサベータとを繋いで内部を絶縁油が流動する連結管とを備える。連結管は、下側に凸状に曲折したU字状部を有し、かつ、少なくともU字状部の一部にベローズ構造を有している。
本発明によれば、ゴム袋および連結管が損傷することを抑制して静止誘導機器の耐久性を向上できる。
本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の外観を示す断面図である。 同実施形態に係る静止誘導機器の上部を拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の上部を拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の上部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器の外観を示す断面図である。図2は、本実施形態に係る静止誘導機器の上部を拡大して示す断面図である。図1においては、コンサベータの内部のゴム袋を図示していない。
図1,2に示すように、本発明の実施形態1に係る静止誘導機器は、図示しない静止誘導機器本体が収納されて絶縁油1が充填されたタンク10と、タンク10より高い位置に配置されたコンサベータ20と、タンク10とコンサベータ20とを繋いで内部を絶縁油1が流動する連結管30とを備える。連結管30は、下側に凸状に曲折したU字状部32を有し、かつ、少なくともU字状部32の一部にベローズ構造38を有している。
コンサベータ20は、上部および下部に開口を有する筐体21と、筐体21内に配置されたゴム袋22と、筐体21の上部の開口端上に設けられてゴム袋22の口と連結された開放弁23とを含む。筐体21の下部の開口端は、連結管30と接続されている。ゴム袋22の内部には、大気圧の空気が充填されている。
筐体21の内部空間は、ゴム袋22によって2分割されている。筐体21の内部においてゴム袋22の下側の空間は、絶縁油1で満たされている。筐体21の内部においてゴム袋22の上側の空間は、大気圧の空気または大気圧より僅かに高い圧力の窒素ガスで満たされている。
連結管30からコンサベータ20に絶縁油1が流入した場合、流入した絶縁油1によってゴム袋22が圧縮されることにより、開放弁23からゴム袋22内の空気が放出される。これにより、ゴム袋22内の圧力が大気圧に維持される。
一方、コンサベータ20内の絶縁油1が連結管30に流出した場合、ゴム袋22の下側の空間とゴム袋22の内部との圧力差によって、ゴム袋22が下方へ引っ張られて膨張する。このとき、開放弁23からゴム袋22内に空気が流入することにより、ゴム袋22内の圧力が大気圧に維持される。
本実施形態においては、連結管30は、タンク10に一端が接続されたタンク側接続部31と、U字状部32と、コンサベータ20に他端が接続されたコンサベータ側接続部33とを含む。
タンク側接続部31は、タンク10上部から上方に向けて延在する部分と、略水平に延在する部分とから構成されている。
U字状部32は、タンク側接続部31とコンサベータ側接続部33との間に位置している。U字状部32は、下方に向けて延在する降下部32aと、略水平に延在する水平部32bと、上方に向けて延在する上昇部32cとから構成されている。水平部32bは、降下部32aと上昇部32cとの間に位置している。
コンサベータ側接続部33は、略水平に延在する部分と、コンサベータ20の下部まで上方に向けて延在する部分とから構成されている。
上記のように、連結管30がU字状部32を有することにより、絶縁油1が連結管30を流動する間に、絶縁油1の温度をある程度低下させることができる。この具体的な現象を以下に説明する。
タンク10内で発生した高温の絶縁油1は膨張して密度が低くなっているため、連結管30のタンク側接続部31内に流入して上昇する。その後、高温の絶縁油1は、タンク側接続部31内を矢印1aで示す方向に流動してU字状部32の降下部32aに到達する。降下部32a内においては、温度の高い絶縁油1が上方に位置するため、自然対流によってある程度温度の低下した絶縁油1が降下部32a内を矢印1bで示す方向に流動して水平部32bに到達する。
その後、絶縁油1は、水平部32b内を矢印1cで示す方向に流動して上昇部32cに到達し、上昇部32c内を矢印1dで示す方向に流動してコンサベータ側接続部33に到達する。さらに、絶縁油1は、コンサベータ側接続部33内を矢印1eで示す方向に流動してコンサベータ20に到達する。
絶縁油1の温度は、絶縁油1が連結管30内を流動する過程で徐々に低下するが、絶縁油1がU字状部32の降下部32aを通過する際に主に低下する。そのため、従来の静止誘導機器においては、U字状部32の降下部32aを通過する際に絶縁油1の温度を十分に冷却できなければ、コンサベータ20内に高温の絶縁油1が流入することとなっていた。
そこで、本実施形態に係る静止誘導機器においては、連結管30が、ベローズ構造38を全体に有する1つの管で構成されている。すなわち、連結管30は、タンク10とコンサベータ20との間の全体に亘ってベローズ構造38を有している。
連結管30がベローズ構造38を有することにより、連結管30の表面積を増加させることができる。これにより、連結管30からの放熱効率を向上することができる。よって、絶縁油1が連結管30内を流動する過程での絶縁油1の冷却効率を向上できる。
また、連結管30のうちの略水平に延在している部分においては、高温の絶縁油1をベローズ構造38の上部の隙間にトラップすることができる。そのため、図中の矢印1a,1c,1eで示す方向に流動する絶縁油1の温度を低下させることができる。
このように連結管30内を流動する絶縁油1の温度を低下させることにより、コンサベータ20内に高温の絶縁油1が流入することを抑制することができる。その結果、コンサベータ20の内部のゴム袋22が過熱されて劣化することを抑制することができる。
さらに、ベローズ構造38はフレキシブル性を有するため、タンク10から連結管30に伝搬する振動をベローズ構造38によって減衰することができる。その結果、振動によって連結管30が疲労破壊することを抑制できる。特に、U字状部32の曲折部には振動による応力が集中しやすいため、U字状部32およびU字状部32に隣接したタンク側接続部31にベローズ構造38を設けることによって曲折部にかかる応力を緩和することにより、連結管30の耐疲労特性を大幅に向上できる。
上記のように、本実施形態に係る静止誘導機器においては、静止誘導機器の運転負荷の高い状態が継続した場合にも、ゴム袋22および連結管30が損傷することを抑制して耐久性を向上できる。また、ベローズ構造38によって、絶縁油1の冷却効率の向上および耐振動性の向上を図っているため、連結管にフィンなどを設けた場合に比較して、連結管を小型化するとともに連結管の配置の自由度を高めることができる。
以下、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器について説明する。なお、本実施形態に係る静止誘導機器は、ベローズ構造が設けられている範囲のみ実施形態1に係る静止誘導機器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態2)
図3は、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器の上部を拡大して示す断面図である。図3においては、図2と同じ位置を図示している。
図3に示すように、本発明の実施形態2に係る静止誘導機器においては、ベローズ構造38は、U字状部32のみに設けられている。すなわち、タンク側接続部31およびコンサベータ側接続部33の各々は、内外面平滑管39で構成されている。また、連結管30aは、U字状部32の全体に亘ってベローズ構造38を有している。
このようにした場合にも、絶縁油1がU字状部32を通過する過程での絶縁油1の冷却効率を向上できる。また、U字状部32にベローズ構造38を設けることによって曲折部にかかる応力を緩和して、連結管30aの耐疲労特性を大幅に向上できる。
その結果、本実施形態に係る静止誘導機器においても、ゴム袋22および連結管30aが損傷することを抑制して耐久性を向上できる。
以下、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器について説明する。なお、本実施形態に係る静止誘導機器は、ベローズ構造が設けられている範囲のみ実施形態1に係る静止誘導機器と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態3)
図4は、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器の上部を拡大して示す断面図である。図4においては、図2と同じ位置を図示している。
図4に示すように、本発明の実施形態3に係る静止誘導機器においては、ベローズ構造38は、タンク側接続部31において略水平方向に延在する部分の一部、U字状部32の水平部32bの一部、および、U字状部32の上昇部32cの一部のみに設けられている。連結管30bのその他の部分は、内外面平滑管39で構成されている。
このようにした場合にも、絶縁油1がベローズ構造38を通過する過程での絶縁油1の冷却効率を向上できる。また、U字状部32およびU字状部32に隣接したタンク側接続部31にベローズ構造38を設けることによって曲折部にかかる応力を緩和して、連結管30bの耐疲労特性を大幅に向上できる。
その結果、本実施形態に係る静止誘導機器においても、ゴム袋22および連結管30bが損傷することを抑制して耐久性を向上できる。
なお、今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 絶縁油、10 タンク、20 コンサベータ、21 筐体、22 ゴム袋、23 開放弁、30,30a,30b 連結管、31 タンク側接続部、32 U字状部、32a 降下部、32b 水平部、32c 上昇部、33 コンサベータ側接続部、38 ベローズ構造、39 内外面平滑管。

Claims (3)

  1. 静止誘導機器本体が収納されて絶縁油が充填されたタンクと、
    前記タンクより高い位置に配置されたコンサベータと、
    前記タンクと前記コンサベータとを繋いで内部を前記絶縁油が流動する連結管と
    を備え、
    前記連結管は、下側に凸状に曲折したU字状部を有し、かつ、少なくとも該U字状部の一部にベローズ構造を有している、静止誘導機器。
  2. 前記連結管は、前記U字状部の全体に亘って前記ベローズ構造を有している、請求項1に記載の静止誘導機器。
  3. 前記連結管は、前記タンクと前記コンサベータとの間の全体に亘って前記ベローズ構造を有している、請求項1に記載の静止誘導機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017183394A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 三菱電機株式会社 油入電気機器

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