JP2015015231A - 熱線センサ付自動スイッチシステム - Google Patents

熱線センサ付自動スイッチシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2015015231A
JP2015015231A JP2014039145A JP2014039145A JP2015015231A JP 2015015231 A JP2015015231 A JP 2015015231A JP 2014039145 A JP2014039145 A JP 2014039145A JP 2014039145 A JP2014039145 A JP 2014039145A JP 2015015231 A JP2015015231 A JP 2015015231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
switch
heat ray
signal
ray sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014039145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6292508B2 (ja
Inventor
豊田 一郎
Ichiro Toyoda
一郎 豊田
河合 淳
Atsushi Kawai
淳 河合
佐々木 工輔
Kosuke Sasaki
工輔 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014039145A priority Critical patent/JP6292508B2/ja
Priority to PCT/JP2014/002108 priority patent/WO2014196117A1/ja
Priority to TW103116121A priority patent/TWI520483B/zh
Publication of JP2015015231A publication Critical patent/JP2015015231A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6292508B2 publication Critical patent/JP6292508B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/105Controlling the light source in response to determined parameters
    • H05B47/115Controlling the light source in response to determined parameters by determining the presence or movement of objects or living beings
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/105Controlling the light source in response to determined parameters
    • H05B47/11Controlling the light source in response to determined parameters by determining the brightness or colour temperature of ambient light
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • G01J1/4204Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors with determination of ambient light
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/105Controlling the light source in response to determined parameters
    • H05B47/115Controlling the light source in response to determined parameters by determining the presence or movement of objects or living beings
    • H05B47/13Controlling the light source in response to determined parameters by determining the presence or movement of objects or living beings by using passive infrared detectors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】より省エネルギ化が可能な熱線センサ付自動スイッチシステムを提供する。【解決手段】熱線センサ部1と、第1入力判別部2と、操作子器20からの伝達信号を受信する信号受信部3と、熱線センサ部1と第1入力判別部2と信号受信部3とに基づいて照明負荷42の点灯/消灯を制御する制御部4と、制御部4からの制御信号に基づいて照明負荷42を入切する開閉器5とを備えた熱線センサ付自動スイッチ10と、第2入力判別部22と、第2入力判別部22からの操作信号に基づいて伝達信号を送信する信号送信部23とを備えた操作子器20と、を有する熱線センサ付自動スイッチシステム30であり、制御部4は、照明負荷42が点灯状態において、信号受信部3が操作子器20から伝達信号を受信すると、点灯保持時間を短縮または開閉器5を切り制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱線を検知して、照明負荷の点灯/消灯を制御する熱線センサ付自動スイッチシステムに関する。
従来、照明負荷の点灯/消灯を制御する熱線センサ付自動スイッチが提供されている。
特許文献1に記載の熱線センサ付自動スイッチは、図20に示す、熱線センサ105と、操作スイッチ161と、熱線センサ105が熱線を検知したときに照明負荷142を点灯させる制御部165とを備えている。
特許文献1の熱線センサ付自動スイッチでは、熱線センサ105が人を検知すると、制御部165が駆動部650を介して開閉素子651をオンさせる。熱線センサ付自動スイッチは、明るさセンサ150の検出した明るさが、予め設定された明るさの閾値よりも暗い状態で、熱線センサ105が人を検知すると、動作保持時間の間、照明負荷142を点灯させる。熱線センサ付自動スイッチは、動作モードとして、熱線センサ105により照明負荷142の点灯を制御するモードを有している。熱線センサ付自動スイッチは、動作モードとして、熱線センサ105による熱線の検知の有無に関わらず照明負荷142の状態を継続するモードを有している。熱線センサ付自動スイッチは、動作モードとして、動作保持時間が経過するまで照明負荷142の状態を保持するモードを有している。熱線センサ付自動スイッチは、操作スイッチ161の操作により、制御部165が動作モードを切り替える。
なお、特許文献1の熱線センサ付自動スイッチは、動作保持時間を設定する動作保持時間設定部162と、明るさセンサ150の明るさ感度レベルを設定する明るさセンサ調整部163とを備えている。熱線センサ付自動スイッチは、商用電源141を受けて動作電源を供給する直流安定化電源656を備えている。
また、特許文献2の照明システムでは、図21に示す、各照明負荷202,203と接続する熱線センサ部付スイッチ201と、子器204および外部機器205とを備えている。
特許文献2の照明システムでは、各照明負荷202,203は、商用電源241からの電力が熱線センサ部付スイッチ201を介して供給されると点灯する。熱線センサ部付スイッチ201は、センサ検知部212を備えている。センサ検知部212は、人体からの熱線を検出する熱線センサ部220と、熱線センサ部220からの信号を増幅するアンプ221とを有している。センサ検知部212は、アンプ221からの信号に基づいて検知信号を作成する、コンパレータ部222および信号処理部223を有している。センサ検知部212は、電源回路部211および信号処理部213と接続され電源回路部211から供給される電力により動作する。外部機器205は、信号処理部213と接続し、ユーザの操作に基づく外部信号を信号処理部213に出力する。子器204は、熱線センサ部付スイッチ201の熱線センサ部220および照度センサ224と同様の機能を有する熱線センサ部および照度センサを備えている。子器204は、たとえば、熱線センサ部付スイッチ201を設置するだけの広さを有しない場所に設置している。設定部215は、点灯照度および消灯照度を可変して設定する。設定部215は、設定された点灯照度および消灯照度の情報を含む設定信号を信号処理部213に出力する。
信号処理部213は、照度センサ224の検出照度が点灯照度以下であると判断した場合、照明負荷203に対して、照度センサ224の検出照度が消灯照度になるまで電力を供給させる制御信号を出力駆動部214に出力する。信号処理部213は、熱線センサ部220の検出に関係なく、複数の照明負荷202,203のうち照明負荷203に対してのみ、電力を連続的に供給させる制御信号を出力する。
これにより特許文献2の照明システムは、照明負荷による点灯および消灯の繰り返しを防止し、照明負荷を安定に点灯させて一定の明るさを得ることができる、としている。
特開2008−109511号公報 特開2006−331890号公報
ところで、特許文献1の熱線センサ付自動スイッチは、操作スイッチ161の操作で、熱線センサ105により照明負荷142を制御するモードから熱線の検知の有無に関わらず照明負荷142の消灯状態を継続するモードなどへ切り替える。そのため、特許文献1の熱線センサ付自動スイッチは、一度、照明負荷142を消灯状態となるようにモードを設定すると、たとえば、人が玄関を出るまでの間、照明負荷142の消灯状態が継続された状態となり、使い勝手が悪い場合があった。特許文献1の熱線センサ付自動スイッチは、熱線センサ105が人を検知すると、動作保持時間の間、照明負荷142を点灯させるモードの場合、人が玄関を出た後も一律に動作保持時間の間、照明負荷142を点灯させるため、不要な電力消費を行うことになる。また、上述の特許文献2の照明システムでは、ユーザの外部機器205への操作により、照明負荷202,203の点灯および消灯を制御することが記載されているにしかすぎない。上述の特許文献1の熱線センサ付自動スッチや上述の特許文献2の照明システムの構成では、使い勝手を考慮した上で、上述の不要な電力消費が行われることを抑制することは記載されていない。
熱線センサ付自動スイッチシステムは、より省エネルギ化が求められており、上述の特許文献1の熱線センサ付自動スイッチや特許文献2の照明システムの構成だけでは十分ではなく、更なる改良が求められている。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、より省エネルギ化が可能な熱線センサ付自動スイッチシステムを提供することにある。
本発明の熱線センサ付自動スイッチシステムは、熱線センサ付自動スイッチと、操作子器とを有している。
上記熱線センサ付自動スイッチは、熱線センサ部と、第1入力判別部と、信号受信部と、制御部と、開閉器とを備えている。上記熱線センサ部は、人体から発せられる熱線を検出してセンサ信号を出力する。上記第1入力判別部は、手動にて操作された第1操作スイッチの操作の有無を判別する。上記信号受信部は、上記操作子器からの伝達信号を受信する。上記制御部は、上記熱線センサ部からのセンサ信号と上記第1入力判別部からの判別信号と上記信号受信部が受信した上記伝達信号とに基づいて照明負荷の点灯/消灯を制御する制御信号を出力する。上記開閉器は、上記制御部からの上記制御信号に基づいて上記照明負荷への電力の供給を入切する。
上記操作子器は、第2入力判別部と、信号送信部とを備えている。上記第2入力判別部は、手動にて操作された第2操作スイッチの操作の有無を判別する。上記信号送信部は、上記第2入力判別部からの操作信号に基づいて上記熱線センサ付自動スイッチへ上記伝達信号を送信する。
上記熱線センサ付自動スイッチの上記制御部は、上記熱線センサ部からの上記センサ信号に応じて上記照明負荷を点灯状態にさせ所定の点灯保持時間の経過後に消灯状態となるように上記開閉器を制御するように構成される。上記制御部は、上記照明負荷の点灯状態において、上記信号受信部が上記操作子器から上記伝達信号を受信すると、上記点灯保持時間を短縮または上記開閉器を切り制御する。
この熱線センサ付自動スイッチシステムにおいて、上記制御部は、上記照明負荷を点灯状態にさせている場合、上記信号受信部が上記操作子器から上記伝達信号を受信することができる。この場合、上記制御部は、上記熱線センサ部からの上記センサ信号による上記開閉器の制御を、所定の期間の間、禁止することが好ましい。
本発明の熱線センサ付自動スイッチシステムは、照明負荷の点灯状態において、信号受信部が操作子器から伝達信号を受信すると、点灯保持時間を短縮または開閉器を切り制御することにより、より省エネルギ化が可能になるという効果がある。
図1は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムの動作を説明する動作説明図である。 図3は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける熱線センサ付自動スイッチを示す外観斜視図である。 図4は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける熱線センサ付自動スイッチの分解斜視図である。 図5は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける熱線センサ付自動スイッチの要部を分解した斜視説明図である。 図6は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける熱線センサ付自動スイッチの別の要部の正面図である。 図7は、図6の熱線センサ付自動スイッチのAA断面図である。 図8は、図6の熱線センサ付自動スイッチのBB断面図である。 図9は、図8の熱線センサ付自動スイッチの破線で囲んだ部分の拡大図である。 図10は、図6の熱線センサ付自動スイッチのCC断面図である。 図11は、図10の熱線センサ付自動スイッチの破線で囲んだ部分の拡大図である。 図12は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける熱線センサ付自動スイッチの他の要部を示す正面図である。 図13は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける熱線センサ付自動スイッチの更に別の要部を示す背面斜視図である。 図14は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける熱線センサ付自動スイッチの更に他の要部を示す正面図である。 図15は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける熱線センサ付自動スイッチを説明する正面説明図である。 図16は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける別の熱線センサ付自動スイッチを説明する斜視説明図である。 図17は、実施形態1の熱線センサ付自動スイッチシステムにおける操作子器を説明する斜視説明図である。 図18は、実施形態2の熱線センサ付自動スイッチシステムの動作を説明する動作説明図である。 図19は、実施形態3の熱線センサ付自動スイッチシステムの構成を示すブロック図である。 図20は、従来の熱線センサ付自動スイッチの回路ブロック図である。 図21は、従来の照明システムにおける熱線センサ付自動スイッチの回路ブロック図である。
(実施形態1)
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチシステム30について、図1および図2に基づいて説明する。本実施形態の熱線センサ付自動スイッチシステム30における熱線センサ付自動スイッチ10については、図3ないし図16に基づいて説明する。なお、図中において、同じ部材に対しては、同じ番号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチシステム30は、図1に示すように、熱線センサ付自動スイッチ10と、操作子器20とを有している。以下において、本実施形態の熱線センサ付自動スイッチシステム30は、本システム30とも称する。また、熱線センサ付自動スイッチ10は、スイッチ親器10とも称する。
スイッチ親器10は、熱線センサ部1と、第1入力判別部2と、信号受信部3と、制御部4と、開閉器5とを備えている。熱線センサ部1は、人体から発せられる熱線を検出してセンサ信号を出力する。第1入力判別部2は、手動にて操作された第1操作スイッチ2aの操作の有無を判別する。信号受信部3は、操作子器20からの伝達信号を受信する。制御部4は、熱線センサ部1からのセンサ信号と第1入力判別部2からの判別信号と信号受信部3が受信した伝達信号とに基づいて照明負荷42の点灯/消灯を制御する制御信号を出力する。開閉器5は、制御部4からの制御信号に基づいて照明負荷42への電力の供給を入切する。
操作子器20は、第2入力判別部22と、信号送信部23とを備えている。第2入力判別部22は、手動にて操作された第2操作スイッチ22aの操作の有無を判別する。信号送信部23は、第2入力判別部22からの操作信号に基づいてスイッチ親器10へ伝達信号を送信する。
スイッチ親器10の制御部4は、熱線センサ部1からのセンサ信号に応じて照明負荷42を点灯状態にさせ所定の点灯保持時間の経過後に消灯状態となるように開閉器5を制御するように構成される。図2では、時刻tから時刻tを参照。制御部4は、照明負荷42が点灯状態において、信号受信部3が操作子器20から伝達信号を受信すると、点灯保持時間を短縮させる。
これにより、本システム30は、より省エネルギ化を図ることが可能になる。
制御部4は、照明負荷42を点灯状態にさせている場合、信号受信部3が操作子器20から伝達信号を受信すると、熱線センサ部1からのセンサ信号による開閉器5の制御を、所定の期間の間、禁止することが好ましい。図2では、時刻tから時刻tを参照。
これにより、本システム30は、熱線センサ部1の検知エリア内に操作子器20が設けられていても、操作子器20の操作をする人を検出して照明負荷42が点灯することを抑制することが可能になる。
以下、本システム30のより具体的な構成について説明する。本システム30は、図3ないし図16に示すスイッチ親器10を備えている。
本システム30では、図3および図4に示すスイッチ親器10が、建築物の壁面などの施工面(図示していない)に設置された取付枠17に取り付けられる。スイッチ親器10は、施工面を構成する造営材に埋込配設する器体11を備えている。スイッチ親器10は、取付枠17を介して、器体11と反対側に設けられた枠状のプレート9を好適に備えている。スイッチ親器10は、照明負荷42の点灯と消灯とを制御可能な回路部16を、器体11の内部に備えている。回路部16は、たとえば、各種の電子部品16aaを実装した第1の回路基板16aを備えている。第1の回路基板16aは、第1の回路基板16aの外形形状を矩形の平板状としている。第1の回路基板16aは、プリント配線板などにより形成することができる。回路部16は、第1の回路基板16aと、第2の回路基板16cとを備えている。回路部16は、平板状の絶縁板16bを介して、第1の回路基板16aと、第2の回路基板16cとを対向して配置している。第2の回路基板16cは、第1の回路基板16aと同様に、各種の電子部品16aaを実装している。回路部16は、第1の回路基板16aと第2の回路基板16cとを図示していない電線などにより電気的に接続している。第2の回路基板16cは、第2の回路基板16cの外形形状を矩形の平板状としている。第2の回路基板16cは、プリント配線板などにより形成することができる。
スイッチ親器10は、人体から発せられる熱線を検出する熱線センサ部1を備えている。熱線センサ部1は、センサ素子1aを備えている。センサ素子1aは、人体の存在の有無を検出可能な赤外線センサを用いて構成することができる。赤外線センサは、人体から発せられる熱線である赤外線のエネルギを検出する。赤外線センサは、焦電素子を用いることができる。スイッチ親器10は、図4に示すように、熱線センサ部1の検出感度を設定可能な設定操作部7を備えている。設定操作部7は、設定操作部7の一部を器体11の第1表面11bpに露出させている。スイッチ親器10は、手動にて操作される第1操作スイッチ2a(図3を参照)の操作の有無を判別する第1入力判別部2を回路部16に形成している。スイッチ親器10は、操作子器20からの伝達信号を受信する信号受信部3を回路部16に形成している。スイッチ親器10は、熱線センサ部1からのセンサ信号と第1入力判別部2からの判別信号と信号受信部3が受信した伝達信号とに基づいて照明負荷42の点灯/消灯を制御する制御信号を出力する制御部4を回路部16に形成している。制御部4は、マイクロコンピュータなどにより構成することができる。スイッチ親器10は、制御部4からの制御信号に基づいて照明負荷42への電力の供給を入切する開閉器5を回路部16に形成している。開閉器5は、開閉素子5aと、開閉駆動部5bとを備えている。制御部4は、相補的な2個のサイリスタを逆並列に接続する双方向サイリスタのような開閉素子5aを、開閉駆動部5bを介してオンオフ可能に制御する。スイッチ親器10は、商用電源41を受けて直流定電圧を発生する直流安定化電源4cを回路部16に備えている。スイッチ親器10は、図1に示すように、商用電源41と照明負荷42との直列回路を電気的に接続可能に構成している。
回路部16は、たとえば、熱線センサ部1、第1入力判別部2、信号受信部3や制御部4を第1の回路基板16aに備えた構成とすることができる。また、回路部16は、たとえば、直流安定化電源4cや開閉器5を第2の回路基板16cに備えた構成とすることもできる。直流安定化電源4cは、スイッチ親器10の第1電源端子11c1および第2電源端子11c2を介して、商用電源41と電気的に接続している。開閉器5は、商用電源41を接続する第1電源端子11c1と、照明負荷42を接続する第1負荷端子11c4との間に電気的に接続している。
スイッチ親器10では、熱線センサ部1からのセンサ信号と第1入力判別部2からの判別信号と信号受信部3が受信した操作子器20からの伝達信号とが制御部4に入力される。制御部4では、センサ信号である熱線センサ部1の出力がA/D変換されて入力される。制御部4は、第1入力判別部2の出力がA/D変換されて入力される。制御部4は、信号受信部3の出力がA/D変換されて入力される。制御部4は、熱線センサ部1からのセンサ信号に基づいて、予め設定された検知エリア内における人体の存否を検知し、開閉器5を制御する制御信号を出力することができる。
スイッチ親器10は、周囲の明るさを検知可能な明るさセンサ1sを好適に備えている。明るさセンサ1sは、たとえば、フォトダイオードなどの受光素子を用いて構成することができる。スイッチ親器10は、第1の回路基板16aに明るさセンサ1sの受光素子を実装している。制御部4は、明るさセンサ1sと電気的に接続している。明るさセンサ1sは、熱線センサ部1と一体的に構成してもよい。スイッチ親器10は、図15に示すように、制御部4の動作モードを表示するモード表示部6を好適に備えている。スイッチ親器10は、モード表示部6を構成する複数個の発光ダイオード6aを、第1の回路基板16aに実装している。ここでは、3個の発光ダイオード6aをモード表示部6に用いている。制御部4は、モード表示部6の各発光ダイオード6aそれぞれと電気的に接続している。
制御部4は、制御部4の動作モードとして、熱線センサ部1による熱線の検出の有無に関わらず、照明負荷42を連続的に点灯させる連続点灯モードがある。図15に示すスイッチ親器10では、連続点灯モードを「連続入」と表示している。また、制御部4は、制御部4の動作モードとして、熱線センサ部1からのセンサ信号に応じて照明負荷42を点灯状態にさせ所定の点灯保持時間の経過後に消灯状態にさせる自動点灯消灯モードがある。図15に示すスイッチ親器10では、自動点灯消灯モードを「自動」と表示している。さらに、制御部4は、制御部4の動作モードとして、熱線センサ部1による熱線の検出の有無に関わらず、照明負荷42を消灯する強制消灯モードがある。図15に示すスイッチ親器10では、強制消灯モードを「切」と表示している。制御部4は、第1操作スイッチ2aが操作される度に、連続点灯モード、自動点灯消灯モード、強制消灯モードの各モードを遷移させる。制御部4は、第1操作スイッチ2aが操作される度に、遷移された各モードをモード表示部6に表示する。
制御部4は、自動点灯消灯モードにおいて、熱線センサ部1の検知エリアに人体が存在すると判断した場合、熱線センサ部1からのセンサ信号に応じて照明負荷42を点灯状態にさせる。制御部4は、自動点灯消灯モードにおいて、熱線センサ部1からのセンサ信号に応じて照明負荷42を点灯状態にさせてから所定の点灯保持時間の経過後に消灯状態にさせる。制御部4は、照明負荷42が点灯する点灯保持時間を計時するためのタイマ部(図示していない)を内蔵している。制御部4は、点灯保持時間中に熱線センサ部1からセンサ信号が再入力されると、センサ信号が再入力から所定の点灯保持時間後に照明負荷42を消灯状態にさせるように構成されている。したがって、タイマ部は、センサ信号が再入力から所定の点灯保持時間を計時できるように、リトリガブル・タイマにより構成されている。
制御部4は、基本的な動作として、明るさセンサ1sの検出した明るさが予め設定された明るさの閾値よりも暗い状態で、熱線センサ部1に入射した熱線の変化に基づいて人体を検知すると、照明負荷42を点灯させる。なお、明るさの閾値は、たとえば、制御部4のメモリ(図示していない)に記憶させておけばよい。制御部4は、タイマ部が計時した所定の点灯保持時間の間、照明負荷42の点灯状態を維持するように開閉器5を制御する。なお、スイッチ親器10は、制御部4により照明負荷42への供給電力を調節し、照明負荷42を所望の光出力で点灯させることもできる。スイッチ親器10は、回路部16を器体11の内部に収納することにより、少なくとも制御部4と開閉器5とを器体11の内部に収納している。
器体11は、図4に示すように、ボディ体11aとカバー体11bとを備えている。ボディ体11aとカバー体11bとは、分離可能な構成としている。器体11は、直方体状であって、有底角筒状のボディ体11aと、有底角筒状のカバー体11bとで構成している。ボディ体11aとカバー体11bとは、ボディ体11aとカバー体11bとを嵌め合わせて内部が空洞な箱状体を構成している。ボディ体11aは、電気絶縁性の樹脂材料により形成している。ボディ体11aは、電気絶縁性の樹脂材料として、たとえば、ユリア樹脂などを用いて形成することができる。ボディ体11aは、たとえば、加熱溶融させた電気絶縁性の樹脂材料を金型内に射出注入し、冷却固化させる射出成形により一体成形品として形成することができる。カバー体11bは、電気絶縁性の樹脂材料により形成している。カバー体11bは、電気絶縁性の樹脂材料として、たとえば、ユリア樹脂などを用いて形成することができる。カバー体11bは、たとえば、加熱溶融させた電気絶縁性の樹脂材料を金型内に射出注入し、冷却固化させる射出成形により一体成形品として形成することができる。
なお、スイッチ親器10は、器体11の寸法を埋込型配線器具の1個のモジュールの3個分に相当する1連のモジュールの大きさとしている。器体11は、正面視が長方形状の器体11の短手方向の寸法を、埋込配線器具用の取付枠17における第1窓孔17aaの短手方向の寸法より若干小さい大きさとしている。
ボディ体11aは、カバー体11b側と嵌め合わせるための係合突起部11acを備えている。係合突起部11acは、ボディ体11aの上下側(図4の紙面の上下側)それぞれの短手方向に沿って2個1組で設けている。ボディ体11aは、第1電源端子11c1、第2電源端子11c2、第1負荷端子11c4、第2負荷端子11c3、第1接続端子11c5や第2接続端子11c6となる端子11cを収納する。すなわち、スイッチ親器10は、図示していない電線が接続される端子11cを備えている。端子11cは、電線にばねの力を付与する錠ばね11caと、錠ばね11caを収容する端子板11cbとを備えている。端子11cは、電線が挿入されると、電線と電気的に接続し端子板11cbと錠ばね11caとで電線が固定できるように構成している。錠ばね11caは、金属材料により構成された板材の折り曲げ加工により形成することができる。錠ばね11caの金属材料としては、たとえば、銅や銅合金などを用いることができる。同様に、端子板11cbは、金属材料により構成された板材の折り曲げ加工により形成することができる。端子板11cbの金属材料としては、たとえば、銅や銅合金などを用いることができる。すなわち、端子11cは、絶縁被覆が剥がされた電線における芯線が挿入される速結端子を構成している。
カバー体11bは、カバー体11bの上下側(図4の紙面の上下側)それぞれの短手方向に沿って、ボディ体11a側に突出する一対の突出片11bc,11bcを備えている。突出片11bcは、有底角筒状のカバー体11bにおける筒状部位に対して弾性変形が可能な構成としている。カバー体11bは、筒状部位と突出片11bcとを一体成形により形成することができる。突出片11bcは、外形がC字状となっており、筒状部位から突出して外部に露出する部位に係合孔11bfを形成している。カバー体11bは、突出片11bcの係合孔11bfと、ボディ体11aの係合突起部11acとを嵌め合わせ可能に構成している。
カバー体11bは、ボディ体11aの係合突起部11acと、係合突起部11acに対応する係合孔11bfとをそれぞれ嵌め合わせさせることによって、カバー体11bをボディ体11a側に位置決めして固定することができる。すなわち、器体11は、ボディ体11aとカバー体11bとを嵌め合わせて構成している。カバー体11bは、カバー体11bの短手方向における側壁11bbに、側壁11bbから突出する取付爪11bdを備えている。カバー体11bは、取付枠17の器具取付孔17abと、取付爪11bdとを嵌め合わせ可能としている。
カバー体11bは、カバー体11bの側壁11bbに、一対の取付爪11bd,11bdが突設された部位の両側部に2本の切込溝11bg,11bgが厚み方向に沿って設けている。カバー体11bは、一対の取付爪11bd,11bdの間の部位に、厚み方向に可撓性を有する撓み片11beを設けている。カバー体11bは、撓み片11beをカバー体11bの内側に撓ませることが可能に構成している。
取付枠17は、取付枠17を構成する側片17aに配線器具を取り付け可能な器具取付孔17abを備えている。取付枠17は、カバー体11bの取付爪11bdを器具取付孔17abに係合させることにより、器体11を取付枠17に保持することができる。器体11は、器体11を取付枠17に取り付ける際、たとえば、カバー体11bの一方の側壁11bbの取付爪11bdを、取付枠17の一方の器具取付孔17abに挿入する。なお、取付枠17は、図4に示した枠状の金属体を用いた構成だけでなく、器体11を取り付けることができれば、種々の構成とすることができる。次に、器体11は、他方の側壁11bbの取付爪11bdを、カバー体11bの内側に撓むようにして、取付枠17の第1窓孔17aaにカバー体11bを挿入する。器体11は、取付枠17に埋め込まれるように挿入した後、カバー体11bの他方の側壁11bbの取付爪11bdを、取付枠17の他方の器具取付孔17abに挿入する。器体11は、取付爪11bdが器具取付孔17abに挿入されることにより、器体11が取付枠17に保持される。また、スイッチ親器10においては、器体11を取付枠17から取り外す場合、撓み片11beをカバー体11bの内側に押し込むようにする。スイッチ親器10は、撓み片11beの撓みにより、取付爪11bdが器具取付孔17abから抜けて取付枠17から器体11を取り外すことができる。
なお、取付枠17は、取付枠17を構成する枠片17bに、固定螺子18を挿通するための長孔17acを備えている。取付枠17は、それぞれの長孔17acに挿通された固定螺子18が、たとえば、施工面に埋設された埋込ボックス(図示していない)のねじ部に螺合されることにより、取付枠17を施工面側に固定することができる。取付枠17は、枠片17bにプレート螺子用のねじ孔17adを備えている。取付枠17は、図示していないが、取付枠17の表面側で、矩形枠状のプレート枠(図示していない)とプレート螺子(図示していない)を用いてねじ止めされる。プレート枠は、プレート枠の表面側にプレート9が着脱自在に取着される。プレート9は、矩形板状に形成している。プレート9は、合成樹脂により形成することができる。
プレート9は、取付枠17の第1窓孔17aaよりも長寸かつ幅広の第2窓孔9aaを備えている。同様に、プレート枠は、取付枠17の第1窓孔17aaよりも長寸かつ幅広の孔を備えている。スイッチ親器10は、第1操作スイッチ2aが、手動操作部2a1を備えている。手動操作部2a1は、図3、図4、図5および図15に示すように、プレート9の第2表面9abと略同一面となる蓋部2gを備えている。手動操作部2a1は、プレート9の枠内に、設定操作部7を覆う蓋部2gを配置している。手動操作部2a1は、図4、図5、図11および図12に示すように、蓋部2gを取り外し可能に保持するハンドル部2fを備えている。スイッチ親器10は、図5および図12に示すように、プレート9の第2表面9abから手動操作部2a1の蓋部2gを取り外すことで、設定操作部7が外部に露出するように、ハンドル部2fに開口部2f1を形成している。手動操作部2a1は、図13に示すように、蓋部2gの四隅に爪部位2g3を備えている。手動操作部2a1は、図5、図10、図11および図12に示すように、蓋部2gの爪部位2g3と対応するハンドル部2fの位置に係止孔2f2を備えている。手動操作部2a1は、蓋部2gの爪部位2g3を、ハンドル部2fの係止孔2f2に引っ掛けて止められるように、着脱自在に構成している。
カバー体11bは、カバー体11bの上側(図4の紙面の上側)において、平面視が円形状の第3窓孔11bhおよび第4窓孔11biを備えている。カバー体11bは、カバー体11bの中央部において、カバー体11bの短手方向に沿って、平面視が矩形状の第5窓孔11bjを3個備えている。カバー体11bは、カバー体11bの下側(図4の紙面の下側)において、カバー体11bにおける第1表面11bp側から外方に突出する突台部11bkを備えている。カバー体11bは、突台部11bkに開口11bmを備えている。
さらに、カバー体11bは、手動操作部2a1のハンドル部2fを回転可能に取り付けるため、平面視において、カバー体11bにおける第1表面11bpの一方の側壁側(図4の紙面の左側)に突出した軸部11bnを備えている。軸部11bnは、カバー体11bの長手方向に沿って円柱状に形成している。カバー体11bは、図8および図9に示すように、カバー体11bの軸部11bnが金属製の板ばね2dにより手動操作部2a1のハンドル部2f側に押し圧される。言い換えれば、手動操作部2a1は、手動操作部2a1のハンドル部2fと板ばね2dとでカバー体11bの軸部11bnを狭持して、カバー体11b側に保持されている。また、カバー体11bは、図4および図14に示すように、平面視において、カバー体11bにおける第1表面11bpの中央部で端部が保持され、他端側(図4の右側)の先端がT字状となるように周部が切り欠かれた撓み部11brを備えている。撓み部11brは、ハンドル部2fからの押し圧により、器体11の内部に撓むように構成している。
第1操作スイッチ2aは、手動にて押される手動操作部2a1を備えている。第1操作スイッチ2aは、手動操作部2a1のハンドル部2fの一端部が器体11側に支持され他端部が揺動自在に押操作可能なピアノハンドルとなっている。すなわち、第1操作スイッチ2aは、ピアノハンドル式のスイッチを構成している。ピアノハンドル式のスイッチは、スイッチ本体2aaの前面側に取り付けられたピアノハンドルを、ピアノハンドルの一方の側端部を支点にして他方側が押圧して回転される構成とすることができる。ピアノハンドル式のスイッチは、ピアノハンドルでスイッチ本体2aaのスイッチ機構を押圧作動可能なスイッチである。ピアノハンドル式のスイッチは、ピアノハンドルのピアノタッチ操作でスイッチ操作を行うことができる。
手動操作部2a1は、図7に示すように、カバー体11bにおける第1表面11bp側に設けられ操作子2acと対向する部位に設けられたT字状の撓み部11brと当接可能に構成している。手動操作部2a1は、図8に示すように、器体11側に支持された状態で、手動操作部2a1の背面側が撓み部11brと当接可能としている。スイッチ親器10は、ユーザが手動操作部2a1を押操作すると、手動操作部2a1がカバー体11b側に押される。スイッチ親器10は、手動操作部2a1への押操作により、撓み部11brを介して、手動操作部2a1が器体11の内部の操作子2acを押す。スイッチ親器10は、操作子2acが押されると第1操作スイッチ2aがオンとなる。第1操作スイッチ2aは、たとえば、スイッチ本体2aaの操作子2acが押される度にオンとオフとが反転する位置保持型スイッチを用いることができる。位置保持型スイッチは、プッシュロックスイッチやプッシュオン/プッシュオフ・スイッチなどを用いることができる。スイッチ親器10は、押圧する力が手動操作部2a1からなくなると、手動操作部2a1が操作子2acの反力などを受けて元の位置に復帰する構成とすることができる。スイッチ親器10は、手動操作部2a1が元の位置に復帰すると、第1操作スイッチ2aがオフとなる。なお、スイッチ親器10は、図10および図13に示すように、正面視が長方形状の手動操作部2a1において、手動操作部2a1の短手方向の中央部に複数個(ここでは、3個)の導光部材6aaが背面側に突出している。
蓋部2gは、押し圧される一表面2ab側に設けられた矩形平板状の表板2g1と、カバー体11b側となる一表面2abの反対側に設けられた裏板2g2とを備えている。表板2g1は、透光性を有しカバー体11b側に突出する導光部材6aaと一体的に形成している。手動操作部2a1は、熱線センサ部1の突出部位1kと重なるように設けられた取手部2a2を備えている。取手部2a2は、指を引っ掛けて蓋部2gの取り外しを行い易いように引掛凹所2a3を設けている。手動操作部2a1は、手動操作部2a1の蓋部2gから突出する導光部材6aaが嵌め込まれる透孔2caを手動操作部2a1のハンドル部2fに備えている。スイッチ親器10は、手動操作部2a1から突出する導光部材6aaを、カバー体11bの第5窓孔11bjに挿脱可能に構成している。導光部材6aaは、透孔2caに嵌め込んだ状態で手動操作部2a1の背面側に取着される。導光部材6aaは、透光性を有する合成樹脂で形成することができる。スイッチ親器10は、器体11内に設けた発光ダイオード6aからの照射光を手動操作部2a1に保持された導光部材6aaを介して、外部に出射することができる。
発光ダイオード6aは、たとえば、発光色や点灯状態によって、スイッチ親器10の動作モードを表示可能なモード表示部6を構成する。スイッチ親器10では、照明負荷42を連続的に点灯させる連続点灯モードで駆動させることができる。また、スイッチ親器10では、熱線センサ部1からのセンサ信号に応じて照明負荷42を点灯状態にさせ所定の点灯保持時間の経過後に消灯状態にする自動点灯消灯モードで駆動させることができる。さらに、スイッチ親器10では、照明負荷42を消灯する強制消灯モードで駆動させることができる。スイッチ親器10では、制御部4は、手動操作部2a1への押操作により、連続点灯モードと、自動点灯消灯モードと、強制消灯モードとの各モードを切り替える。制御部4は、切り替えられた各モードを手動操作部2a1に設けたモード表示部6に表示することができる。
制御部4は、複数個の発光ダイオード6aと各別に電気的に接続している。制御部4は、複数個の発光ダイオード6aの点灯を各モードそれぞれに対応して各別に制御する。モード表示部6は、各モードそれぞれに対応する発光ダイオード6aからの発光で各モードを各別に表示することができる。より具体的には、スイッチ親器10は、強制消灯モードの場合、たとえば、3つの発光ダイオード6aのうち、短手方向の一方側(図15の紙面の左側)に設けた発光ダイオード6aが点灯する。スイッチ親器10は、たとえば、3つの発光ダイオード6aのうち、短手方向の一方側に設けた発光ダイオード6aを赤色に点灯させればよい。スイッチ親器10は、自動点灯消灯モードの場合、たとえば、短手方向の中央部に設けた発光ダイオード6aが点灯する。スイッチ親器10は、たとえば、3つの発光ダイオード6aのうち、短手方向の中央部に設けた発光ダイオード6aを緑色に点灯させればよい。スイッチ親器10は、所定の点灯保持時間の間、中央部に設けた発光ダイオード6aを緑色に点滅させてもよい。スイッチ親器10は、所定の点灯保持時間の残存時間が少なくなるにつれ、中央部に設けた発光ダイオード6aの点滅間隔を短くさせてもよい。スイッチ親器10は、連続点灯モードの場合、たとえば、3つの発光ダイオード6aのうち、短手方向の他方側(図15の紙面の右側)に設けた発光ダイオード6aが点灯する。スイッチ親器10は、たとえば、3つの発光ダイオード6aのうち、短手方向の他方側の発光ダイオード6aを青色に点灯させればよい。
スイッチ親器10は、器体11の第1表面11bp側に枠状のプレート9を取り付けている。プレート9は、化粧プレートとなる。スイッチ親器10は、プレート9の枠内の第2窓孔9aaに第1操作スイッチ2aの手動操作部2a1を配置している。また、スイッチ親器10は、手動操作部2a1の下側(図3および図4の紙面の下側)に化粧カバー1dを備えている。化粧カバー1dは、カバー体11bの開口11bmに対向する位置に開口窓部1dbを備えている。化粧カバー1dは、開口窓部1dbに突台部11bkを挿通している。化粧カバー1dは、手動操作部2a1の一表面2abおよびプレート9の第2表面9abよりも突出する突部1dkを備えている。突部1dkは、突台部11bkを保護するように、円弧状の形状をしている。
熱線センサ部1は、たとえば、焦電素子などを有するセンサ素子1aを備え、予め設定された検知エリア内に存在する人体からの熱線を検出可能に構成することができる。熱線センサ部1のセンサ素子1aは、回路部16の第1の回路基板16aに実装することができる。
スイッチ親器10は、センサ素子1aをセンサカバー1aaで覆っている。センサカバー1aaは、外形が半円筒状としている。熱線センサ部1は、人体から発せられる熱線を、センサカバー1aaを介してセンサ素子1aが検出する。センサカバー1aaは、赤外線を集光するフレネルレンズを構成してもよい。スイッチ親器10は、器体11のカバー体11bと回路部16との間でセンサカバー1aaを挟持し、器体11の内部にセンサカバー1aaを収納している。
スイッチ親器10は、器体11のカバー体11bとセンサカバー1aaとの間に一対のシャッター1b,1bを備えている。各シャッター1bは、外形が弧状の基部1baと、基部1baの一端から立設する取手部位1bbとを一体に備えている。各シャッター1bは、センサカバー1aaの表面に沿って可動自在に構成している。各シャッター1bは、センサカバー1aaの一部を覆うことができる。各シャッター1bは、取手部位1bbを操作することによって、基部1baを移動させることができる。熱線センサ部1は、各シャッター1bの基部1baを移動させることにより、熱線センサ部1が人体を検出する検出領域を調整することができる。スイッチ親器10は、熱線センサ部1の検出領域を調整して、人体の検知エリアの最適化を行うことが可能となる。
第1の回路基板16aは、複数個(ここでは、3個)の発光ダイオード6aを実装している。モード表示部6は、発光ダイオード6aからの発光を外部に放出させる導光部材6aaを備えている。導光部材6aaは、ハンドル部2fの透孔2caに嵌め込まれている。手動操作部2a1は、器体11の第1表面11bpに露出する設定操作部7を覆っている。手動操作部2a1は、手動操作部2a1の一表面2abとプレート9の第2表面9abとを面一としている。導光部材6aaは、手動操作部2a1が器体11の設定操作部7を覆った状態で、器体11側の発光ダイオード6aと対応するように配置している。
スイッチ親器10は、第1の回路基板16aに信号受信部3を構成する電子部品を実装している。また、第1の回路基板16aは、制御部4を構成する電子部品を実装している。さらに、第1の回路基板16aは、ヒューズ、異常発熱抑制のための温度ヒューズや漏電防止用のリレーなどの各種の電子部品を実装してもよい。第1の回路基板16aは、開閉器5として、主スイッチ素子を構成する開閉素子5aと、開閉素子5aの駆動を制御する開閉駆動部5bとを実装している。第1の回路基板16aは、直流安定化電源4cを実装することができる。また、第1の回路基板16aは、発光ダイオード6a、コンデンサ、抵抗やリレーなどの電子部品を実装している。第1の回路基板16aには、図示していない所定形状の配線を形成しており、各種の電子部品と電気的に接続できるように構成している。発光ダイオード6aは、たとえば、赤色発光、緑色発光、青色発光の点灯や点滅の区別により、連続点灯モード、自動点灯消灯モード、強制消灯モードをモード表示部6で表示することができる。また、発光ダイオード6aは、本システム30における信号受信部3の受信状態などを表示することもできる。
回路部16は、手動操作部2a1で押駆動される操作子2acを有する第1操作スイッチ2aのスイッチ本体2aaを第1の回路基板16aに実装している。回路部16は、点灯保持時間設定部7aを構成するボリュームなどを第1の回路基板16aに実装している。スイッチ親器10では、点灯保持時間設定部7aにより、照明負荷42の点灯保持時間を設定することができる。回路部16は、明るさセンサ調整部7bを構成するロータリボリュームなどを第1の回路基板16aに実装している。スイッチ親器10では、明るさセンサ調整部7bにより、明るさセンサ1sが検知する明るさの感度を設定することができる。スイッチ親器10は、回路部16を器体11に収納している。
スイッチ親器10は、手動操作部2a1の押圧により、器体11の内部側に撓んだ撓み部11brがスイッチ本体2aaの操作子2acを押駆動する。
点灯保持時間設定部7aは、たとえば、ボリュームの操作軸を回転できるように第1ツマミ7a1を備えている。点灯保持時間設定部7aは、器体11の第3窓孔11bhを介して、点灯保持時間設定部7aの第1ツマミ7a1を器体11の第1表面11bp側に突出させている。点灯保持時間設定部7aは、自動点灯消灯モードにおいて、照明負荷42を点灯させる点灯保持時間を設定可能に構成している。スイッチ親器10は、プレート9の第2表面9abと略同一面に設置された手動操作部2a1を取り外すと、設定操作部7が露出する。
スイッチ親器10は、たとえば、10秒から30分までの範囲や30秒から30分までの範囲で点灯保持時間を適宜に設定することができる。スイッチ親器10は、点灯保持時間設定部7aにより、照明負荷42の点灯保持時間を適宜に調整することが可能となる。明るさセンサ調整部7bは、たとえば、ロータリボリュームの操作軸を回転できるように第2ツマミ7b1を備えている。明るさセンサ調整部7bは、器体11の第4窓孔11biを介して、明るさセンサ調整部7bの第2ツマミ7b1を器体11の第1表面11bp側に突出させている。明るさセンサ調整部7bは、たとえば、明るさセンサ1sの明るさ感度レベルを「暗め」から「明るめ」までの範囲で設定することができる。明るさ感度レベルの「暗め」としては、たとえば、5 lx以下とすることができる。明るさ感度レベルの「明るめ」としては、たとえば、100 lx以上とすることができる。スイッチ親器10は、たとえば、明るさセンサ調整部7bを「切」に設定すると、明るさセンサ1sの機能を停止させることができる。スイッチ親器10は、明るさセンサ調整部7bを「切」に設定した場合、スイッチ親器10の周囲が明るいときに宅内の照明負荷42を点灯させることを防止することが可能となる。スイッチ親器10は、周囲が明るいときに宅内の照明負荷42を点灯させることを防止し、省エネルギ化を図ることが可能となる。
スイッチ親器10は、たとえば、明るさセンサ調整部7bで、明るさの閾値を調整することにより、結果として、熱線センサ部1が人の存在の有無を検知する検出感度が設定されたのと同様の効果を得ることができる。すなわち、スイッチ親器10では、明るさセンサ調整部7bは、熱線センサ部1の検出感度を設定する設定操作部7を構成する。なお、スイッチ親器10は、熱線センサ部1の検出感度を直接的に調整して設定する設定操作部7を備えていてもよい。スイッチ親器10は、たとえば、設定操作部7に基づいて熱線センサ部1で検出した熱線の変化量を増幅する際の増幅度を調整することで、熱線センサ部1の検出感度を直接的に調整することができる。なお、スイッチ親器10は、図3ないし図15で図示した構成だけに限られず、種々の形状に形成することができる。図16に示すスイッチ親器10は、図3に示すスイッチ親器10と比較して、施工面から突出する器体11の部分がより小さくできる取付枠17に取り付けている。図16に示すスイッチ親器10では、器体11の撓み部11brに対応する蓋部2gの表面に突条部2g4を設けている。スイッチ親器10では、蓋部2gの突条部2g4を、ユーザが手動操作部2a1への押し圧する操作時の目印とすることができる。
次に、本システム30におけるスイッチ親器10の動作について、図2を用いて詳述する。
スイッチ親器10は、自動点灯消灯モードの場合、熱線センサ部1が熱線の変化を時刻tで検出すると、熱線センサ部1がセンサ信号を出力する。スイッチ親器10は、熱線センサ部1からのセンサ信号に基づいて、制御部4が開閉器5を制御して照明負荷42を点灯状態にさせる。スイッチ親器10では、制御部4のタイマ部が熱線センサ部1からのセンサ信号を受信してから所定の時間が経過するまでタイマ部のカウンタの値を徐々に少なくする。所定の時刻は、図2の時刻tから時刻tを参照。スイッチ親器10は、タイマ部のカウンタの値が「0」になる時刻t後、制御部4が開閉器5を制御して照明負荷42を消灯状態にする。言い換えれば、スイッチ親器10は、予め設定した点灯保持時間が経過するまで、照明負荷42を点灯させる。
次に、スイッチ親器10では、自動点灯消灯モードの場合、時刻tと同様に、熱線センサ部1が熱線の変化を時刻tで検出すると、熱線センサ部1がセンサ信号を出力する。スイッチ親器10は、熱線センサ部1からのセンサ信号に基づいて、制御部4が開閉器5を制御して照明負荷42を点灯状態にさせる。スイッチ親器10は、自動点灯消灯モードの場合、照明負荷42が点灯状態において、操作子器20から伝達信号を時刻tで信号受信部3が受信すると、点灯保持時間を短縮する。スイッチ親器10は、熱線センサ部1からのセンサ信号により制御部4が照明負荷42を点灯状態にする時刻tからタイマ部のカウンタの値が「0」になる時刻tよりも前の時刻tで、制御部4が開閉器5を制御して照明負荷42を消灯状態にする。すなわち、スイッチ親器10は、時刻tから時刻tまでの点灯保持時間を、時刻tから時刻tまでに短縮している。
また、スイッチ親器10は、操作子器20から伝達信号を信号受信部3が受信すると、熱線センサ部1からのセンサ信号による開閉器5の制御を所定の期間の間、禁止するマスク期間1Mを設けている。スイッチ親器10は、所定の期間として、たとえば、5秒のマスク期間1Mを制御部4に設定することができる。スイッチ親器10は、マスク期間1Mの間、照明負荷42の消灯状態を維持する。スイッチ親器10の制御部4は、たとえば、マスク期間1M中において、時刻tで熱線センサ部1からセンサ信号を受けても照明負荷42の消灯状態を継続させる。スイッチ親器10は、時刻tでマスク期間1Mの経過後、熱線センサ部1からのセンサ信号に応じて照明負荷42を点灯可能なように自動点灯消灯モードに復帰する。
スイッチ親器10は、第1操作スイッチ2aが操作される度に、連続点灯モードと、自動点灯消灯モードと、強制消灯モードとを切り替える。モード表示部6は、連続点灯モードで「連続入」を表示する。モード表示部6は、自動点灯消灯モードで「自動」を表示する。モード表示部6は、強制消灯モードで「切」を表示する。スイッチ親器10では、動作モードの切り替えに応じて、「切」、「自動」、「連続入」の順で各モードを遷移させることを繰り返している。
本システム30は、たとえば、熱線センサ部1の検知エリア内に操作子器20が設けられていても、操作子器20を人が操作して照明負荷42を消すことができる。システム30は、自動点灯消灯モードにおいて、照明負荷42を点灯する点灯保持時間を短縮する。本システム30は、熱線センサ部1が操作子器20を操作する人を検知して照明負荷42を点灯することなく、省エネルギ化を図ることが可能となる。
以下、本システム30に用いられる各構成について、より詳細に説明する。
本システム30は、スイッチ親器10と、操作子器20とを備える。
スイッチ親器10は、熱線センサ部1を備えている。熱線センサ部1は、人体の存在の有無を検知可能としている。スイッチ親器10は、人体の存在の有無に基づいて、照明負荷42への給電と給電の停止とを行うために、人感センサなどの熱線センサ部1を備えている。熱線センサ部1は、たとえば、人体からの熱線である赤外線のエネルギを検出することにより人体の存在を検知する赤外線センサを用いることができる。熱線センサ部1は、随時に赤外線を検出する構成でもよいし、設定時間ごとに赤外線を検出する構成としてもよい。赤外線センサは、たとえば、焦電素子などを有するセンサ素子1aを備えた構成とすればよい。熱線センサ部1は、たとえば、CdSやフォトダイオードなどの明るさセンサ1sと一体に構成し、明るさセンサ1sによって周囲の明るさを検知可能に構成してもよい。熱線センサ部1は、回路部16の第1の回路基板16aに、センサ素子1aを実装することができる。熱線センサ部1は、所定の視野角を確保するために第1操作スイッチ2aの正面よりも突出した突出部位1kを備えている。
第1入力判別部2は、第1操作スイッチ2aからの出力信号が入力されるように構成している。第1操作スイッチ2aは、手動にて押すことにより、スイッチ動作を行うことが可能に構成している。第1入力判別部2は、第1操作スイッチ2aからの出力信号が入力される。第1入力判別部2は、第1操作スイッチ2aのスイッチ動作により、操作を判断可能としている。
信号受信部3は、操作子器20からの伝達信号を受信可能に構成している。信号受信部3は、操作子器20からの伝達信号を有線で受信してもよい。信号受信部3は、操作子器20からの伝達信号を有線で受信するだけに限られず、各種波長の電波や可視光通信などを利用して無線で受信してもよい。
制御部4は、少なくとも熱線センサ部1からのセンサ信号と、第1入力判別部2からの判別信号と、信号受信部3が受信した伝達信号とに基づいて照明負荷42の点灯/消灯の制御が可能としている。制御部4は、給電側と照明負荷42側との間の電気的な接続と電気的な接続解除とを行うように制御する。制御部4は、相補的な2個のサイリスタを逆並列に接続する双方向サイリスタなどの半導体スイッチ素子の導通および非導通を制御する機能を有している。制御部4は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)などを用いて構成することができる。
開閉器5は、制御部4からの制御信号に基づいて照明負荷42を点灯または消灯可能としている。開閉器5は、商用電源41を接続する第1電源端子11c1と、照明負荷42を接続する第1負荷端子11c4との間に電気的に接続している。開閉器5は、半導体スイッチ素子を主スイッチ素子とする電子スイッチの他、可動接点および固定接点を備えた機械スイッチなどにより構成してもよい。
設定操作部7は、熱線センサ部1の検出感度を設定可能としている。設定操作部7は、熱線センサ部1の検出感度を設定可能な機能以外を持たせてもよい。設定操作部7は、自動点灯消灯モードにおける点灯保持時間を設定することができる操作部を備えていてもよい。また、設定操作部7は、自動点灯消灯モードにおけるマスク期間1Mを設定することができる操作部を備えていてもよい。すなわち、設定操作部7は、操作子器20からの伝達信号を受信して短縮する点灯保持時間の長さを適宜に調整することもできる。
操作子器20は、スイッチ親器10を操作可能に構成している。操作子器20は、スイッチ親器10を制御する伝達信号を送信してスイッチ親器10を操作する。操作子器20は、スイッチ親器10を制御する伝達信号を送信できればよい。したがって、操作子器20は、手動にて操作された第2操作スイッチ22aの操作の有無を判別する第2入力判別部22と、第2入力判別部22からの操作信号に基づいて信号送信部23を制御する子器制御部24とを備えた構成とすることができる。操作子器20は、第2入力判別部22からの操作信号に基づいて、スイッチ親器10へ伝達信号を送信する信号送信部23を制御する子器制御部24を備えていてもよい。操作子器20は、有線で伝達信号をスイッチ親器10へ送信してもよいし、無線で伝達信号をスイッチ親器10へ送信してもよい。操作子器20は、図17に示すように、たとえば、第2入力判別部22と、信号送信部23と、子器制御部24とを内部に収納可能な箱体21を備えた構成とすることができる。箱体21は、スイッチ親器10の器体11の取付爪11bdと同様の構造とし、取付枠17に取り付けられるように構成することができる。操作子器20は、箱体21の前面を被覆する覆部22gを備えている。覆部22gは、ピアノハンドル式のスイッチを構成する第2操作スイッチ22aのピアノハンドルとして用いることができる。
システム30では、たとえば、スイッチ親器10から離れた人が操作子器20を操作することで、照明負荷42側への給電および給電の停止を行うことができる。スイッチ親器10は、内部の信号受信部3が操作子器20からの伝達信号を受信し、信号受信部3と電気的に接続された制御部4が操作子器20からの伝達信号に基づき照明負荷42側への給電と給電の停止とを切替える。スイッチ親器10は、たとえば、自動点灯消灯モードにおいて照明負荷42側への給電を停止させている場合、操作子器20からの伝達信号により照明負荷42への給電を行うことができる。すなわち、スイッチ親器10の制御部4は、自動点灯消灯モードにおいて、操作子器20からの伝達信号により照明負荷42を点灯させる。制御部4は、操作子器20からの伝達信号により照明負荷42を点灯させてから所定の点灯保持時間の経過後に消灯する。また、制御部4は、操作子器20からの伝達信号により照明負荷42を所定の点灯保持時間の間、点灯状態にさせている場合、熱線センサ部1からのセンサ信号の入力により所定の点灯保持時間を再び新たに計時する構成としてもよい。制御部4は、熱線センサ部1からのセンサ信号の入力から所定の点灯時間経過後に照明負荷42を消灯させることができる。
(実施形態2)
本実施形態の熱線センサ付自動スイッチシステム30は、図1および図2に示す実施形態1と同様の構成であって、実施形態1における点灯保持時間を短縮する代わりに、操作子器20からの伝達信号の受信で開閉器5を直ちに切り制御する点が主として相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を用いて適宜説明を省略する。
本システム30は、実施形態1のスイッチ親器10における制御部4の制御を異ならせただけで、図1に示す実施形態1と同じ構成としている。
スイッチ親器10の制御部4は、熱線センサ部1からのセンサ信号に応じて照明負荷42を点灯状態にさせ所定の点灯保持時間の経過後に消灯状態となるように開閉器5を制御する。制御部4は、照明負荷42を点灯状態にさせている場合、信号受信部3が操作子器20から伝達信号を受信すると、開閉器5を切り制御する。本システム30では、スイッチ親器10の制御部4が開閉器5を切り制御することで、照明負荷42が消灯状態となる。
これにより、本システム30は、より省エネルギ化を図ることが可能になる。
以下では、本システム30におけるスイッチ親器10の動作について、図18を用いて詳述する。本システム30におけるスイッチ親器10は、時刻t21から時刻t23まで、実施形態1におけるスイッチ親器10の時刻tから時刻tの動作と同様に機能している。
次に、スイッチ親器10は、自動点灯消灯モードの場合、照明負荷42が点灯状態において、操作子器20から伝達信号を時刻t24で信号受信部3が受信すると、点灯保持時間にかかわらず照明負荷42を消灯状態にする。スイッチ親器10は、熱線センサ部1からのセンサ信号により制御部4が照明負荷42を点灯状態にする時刻t23から時刻t25よりも前の時刻t24で、制御部4が開閉器5を直ちに制御して照明負荷42を消灯状態にする。
スイッチ親器10は、操作子器20から伝達信号を信号受信部3が受信すると、熱線センサ部1からのセンサ信号による開閉器5の制御を所定の期間の間、禁止するマスク期間2Mを設けていることが好ましい。マスク期間2Mは、実施形態1のマスク期間1Mと同じ時間に設定することができる。スイッチ親器10は、たとえば、照明負荷42を消灯状態にした時刻t24から時刻t28までのマスク期間2M中において、時刻t26で熱線センサ部1からセンサ信号を制御部4が受けても照明負荷42の消灯状態を継続させる。これにより、スイッチ親器10は、マスク期間2Mの間、照明負荷42の消灯状態を維持することができる。なお、スイッチ親器10は、マスク期間2Mの経過後において、熱線センサ部1からのセンサ信号に応じて照明負荷42を点灯可能なように自動点灯消灯モードに復帰する。
また、スイッチ親器10は、たとえば、照明負荷42を消灯状態にした時刻t24から時刻t28までのマスク期間2M中に、時刻t27で操作子器20から伝達信号を信号受信部3が受信すると、制御部4が照明負荷42を点灯状態にさせる。言い換えれば、本システム30では、制御部4は、熱線センサ部1が人体からの熱線を検出されても照明負荷42を点灯させない。また、システム30では、制御部4は、マスク期間2M中であっても操作子器20からの伝達信号を、熱線センサ部1からのセンサ信号や第1入力判別部2からの判別信号に優先させて照明負荷42の点灯/消灯の制御に利用している。
これにより、本システム30は、自動点灯消灯モードにおいて、照明負荷42の点灯/消灯を制御することができる。本システム30は、熱線センサ部1が操作子器20を操作する人を検知した場合であっても、照明負荷42を不必要に点灯させることなく、省エネルギ化を図ることが可能となる。また、本システム30は、たとえば、熱線センサ部1の検知エリア内に操作子器20が設けられていても、人が操作子器20を操作して照明負荷42を消すことができる。なお、本システム30は、実施形態1の構成要素を適宜に利用してもよい。
(実施形態3)
図19に示す本実施形態の熱線センサ付自動スイッチシステム30は、図1の実施形態1と同様の構成であって、操作子器20に加えてセンサ子器40を備えた点が主として相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を用いて適宜説明を省略する。
本システム30は、操作子器20およびセンサ子器40を、スイッチ親器10と電気的に接続している。センサ子器40は、第3熱線センサ部45と、信号制御部44と、検出信号送信部43とを備えている。第3熱線センサ部45は、人体の存在の有無を検出可能としている。第3熱線センサ部45は、スイッチ親器10の熱線センサ部1と同様の構成とすることができる。信号制御部44は、第3熱線センサ部45からの第3センサ信号に基づいて検出信号送信部43を制御する。検出信号送信部43は、信号制御部44の制御により、スイッチ親器10へ検出信号を送信する。センサ子器40は、有線で検出信号をスイッチ親器10へ送信してもよいし、無線で検出信号をスイッチ親器10へ送信してもよい。
本システム30では、スイッチ親器10の熱線センサ部1における検知エリア外の位置にセンサ子器40を設けることができる。センサ子器40は、第3熱線センサ部45の検出エリアで人を検出した場合、信号制御部44が検出信号送信部43を制御して検出信号を出力する。スイッチ親器10は、内部の信号受信部3がセンサ子器40からの検出信号を受信し、信号受信部3と電気的に接続された制御部4がセンサ子器40からの検出信号に基づき照明負荷42を点灯状態とすることができるように構成している。
スイッチ親器10は、たとえば、自動点灯消灯モードにおいて照明負荷42側への給電を停止させている場合、センサ子器40からの検出信号により照明負荷42への給電を行うことができる。すなわち、スイッチ親器10の制御部4は、自動点灯消灯モードにおいて、センサ子器40からの検出信号により照明負荷42を点灯させる。制御部4は、センサ子器40からの検出信号により照明負荷42を点灯させてから所定の点灯保持時間の経過後に消灯する。また、制御部4は、センサ子器40からの検出信号により照明負荷42を所定の点灯保持時間の間、点灯状態にさせている場合、熱線センサ部1からのセンサ信号の入力により所定の点灯保持時間を再び新たに計時する。制御部4は、熱線センサ部1からのセンサ信号の入力から所定の点灯時間経過後に照明負荷42を消灯させることができる。なお、スイッチ親器10では、信号受信部3が信号電圧の違いで操作子器20からの伝達信号とセンサ子器40からの検出信号とを判別できるように構成している。なお、本システム30は、実施形態1や実施形態2の構成要素を適宜に利用してもよい。
1 熱線センサ部
2 第1入力判別部
2a 第1操作スイッチ
3 信号受信部
4 制御部
5 開閉器
10 熱線センサ付自動スイッチ
20 操作子器
22 第2入力判別部
22a 第2操作スイッチ
23 信号送信部
30 熱線センサ付自動スイッチシステム
42 照明負荷

Claims (2)

  1. 熱線センサ付自動スイッチと、操作子器とを有する熱線センサ付自動スイッチシステムであって、
    前記熱線センサ付自動スイッチは、人体から発せられる熱線を検出する熱線センサ部と、手動にて操作された第1操作スイッチの操作の有無を判別する第1入力判別部と、操作子器からの伝達信号を受信する信号受信部と、前記熱線センサ部からのセンサ信号と前記第1入力判別部からの判別信号と前記信号受信部が受信した前記伝達信号とに基づいて照明負荷の点灯/消灯を制御する制御信号を出力する制御部と、該制御部からの前記制御信号に基づいて前記照明負荷への電力の供給を入切する開閉器とを備え、
    前記操作子器は、手動にて操作された第2操作スイッチの操作の有無を判別する第2入力判別部と、該第2入力判別部からの操作信号に基づいて前記熱線センサ付自動スイッチへ前記伝達信号を送信する信号送信部とを備えており、
    前記制御部は、前記熱線センサ部からの前記センサ信号に応じて前記照明負荷を点灯状態にさせ所定の点灯保持時間の経過後に消灯状態となるように前記開閉器を制御可能であり、前記照明負荷の点灯状態において、前記信号受信部が前記操作子器から前記伝達信号を受信すると、前記点灯保持時間を短縮または前記開閉器を切り制御することを特徴とする熱線センサ付自動スイッチシステム。
  2. 前記制御部は、前記照明負荷を点灯状態にさせている場合、前記信号受信部が前記操作子器から前記伝達信号を受信すると、前記熱線センサ部からの前記センサ信号による前記開閉器の制御を所定の期間の間、禁止することを特徴とする請求項1に記載の熱線センサ付自動スイッチシステム。
JP2014039145A 2013-06-05 2014-02-28 熱線センサ付自動スイッチシステム Active JP6292508B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014039145A JP6292508B2 (ja) 2013-06-05 2014-02-28 熱線センサ付自動スイッチシステム
PCT/JP2014/002108 WO2014196117A1 (ja) 2013-06-05 2014-04-14 熱線センサ付自動スイッチシステム
TW103116121A TWI520483B (zh) 2013-06-05 2014-05-06 附設熱線感測器之自動開關系統

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013118945 2013-06-05
JP2013118945 2013-06-05
JP2014039145A JP6292508B2 (ja) 2013-06-05 2014-02-28 熱線センサ付自動スイッチシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015015231A true JP2015015231A (ja) 2015-01-22
JP6292508B2 JP6292508B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=52007780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014039145A Active JP6292508B2 (ja) 2013-06-05 2014-02-28 熱線センサ付自動スイッチシステム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6292508B2 (ja)
TW (1) TWI520483B (ja)
WO (1) WO2014196117A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285542A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2005285541A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2008109511A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd 熱線センサ付自動スイッチ
JP2012155921A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Panasonic Corp 遠隔監視制御システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001068274A (ja) * 1999-08-31 2001-03-16 Horiba Ltd 自動照明システム
JP4406826B2 (ja) * 2003-09-30 2010-02-03 東芝ライテック株式会社 照明制御システム
JP4654924B2 (ja) * 2006-01-26 2011-03-23 パナソニック電工株式会社 人体検出型自動スイッチ
JP2008040863A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Dx Antenna Co Ltd 遠隔制御型センサライトシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285542A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2005285541A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2008109511A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Matsushita Electric Works Ltd 熱線センサ付自動スイッチ
JP2012155921A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Panasonic Corp 遠隔監視制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
TWI520483B (zh) 2016-02-01
WO2014196117A1 (ja) 2014-12-11
JP6292508B2 (ja) 2018-03-14
TW201505369A (zh) 2015-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100728449B1 (ko) 스위치 및 부하 제어 시스템
JP2008109511A (ja) 熱線センサ付自動スイッチ
CN108235531B (zh) 具有独立电源的无线灯具驱动装置及其灯具系统
JP6273646B2 (ja) 熱線センサ付自動スイッチ
JP6044841B2 (ja) 熱線センサ付自動スイッチ
WO2015129151A1 (ja) 人感センサ付自動スイッチ
JP6292508B2 (ja) 熱線センサ付自動スイッチシステム
JP6281804B2 (ja) 熱線センサ付自動スイッチ
JP6443790B2 (ja) 熱線センサ付自動スイッチ
WO2015129150A1 (ja) 人感センサ付自動スイッチシステム
JP4654924B2 (ja) 人体検出型自動スイッチ
JP6861384B2 (ja) 熱線センサ付自動スイッチ
JP6356321B1 (ja) 照明器具
WO2015079618A1 (ja) 照明器具
JP6788855B2 (ja) 熱線センサ付自動スイッチ
KR101156371B1 (ko) 어댑터 조립체 및 이를 구비한 조명등용 기구
JPH10209840A (ja) 熱線式自動スイッチ
JP2001307889A (ja) 光電式自動点滅器
JP2016219160A (ja) 照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161219

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180202

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6292508

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151