JP2015014831A - Wi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉管理システム及びそのドア開閉管理方法 - Google Patents

Wi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉管理システム及びそのドア開閉管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】運転者に過度の負担を強いることなく、低温輸送を要する冷蔵食品等について、冷蔵・冷凍車の庫内の温度管理と共に、その管理情報に基づいて自動開閉ドアの施錠・解錠と開閉を自動的に行い、冷蔵食品等の積載物に関するセキュリティの強化を安価な費用で実施する。
【解決手段】自動開閉ドア7の自動開閉機構7d及び自動施錠及び自動解錠を行う施錠・解錠装置31と、自動開閉ドア7の開閉に関する情報の通信を可能にするWi−Fiモジュール12を備えた冷蔵・冷凍車1に搭載したコントローラ4と、コントローラ4のWi−Fiモジュール12と情報通信を可能にするために、配送先2に備えたWi−Fi用のアクセスポイント13と、自動開閉ドア7の開閉を許可するための許可情報を送出するドア情報送出手段32と、自動開閉機構7dおよび施錠・解錠装置31の動作を管理するドア開閉管理手段33とを備えた管理サーバ17と、から成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵・冷凍車のドアの開閉管理技術に係り、無線LANの1種であるWi−Fi(ワイヤレス フィデリティ Wireless Fidelity)の情報通信網を利用して冷蔵・冷凍車のコンテナの庫内温度を維持すべく温度管理と共にドアの開閉管理を行うことができるWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉管理システム及びそのドア開閉管理方法に関する。
冷蔵車又は冷凍車は、例えばコンビニエンスストア(以下「コンビニ」という)に配送する当日又は前日に製造した弁当、おにぎり、冷蔵食品など低温での配送を要する食品等の運搬に用いられる。コンビニの各店舗に配送する際に、おにぎり、弁当、乳製品、惣菜を運搬する冷蔵・冷凍車の温度管理は、運転者が運転席に設けられている庫内温度モニタ及び温度コントローラを確認しながら調節している。
このような弁当、冷蔵食品のような温度管理の必要な商品を配送する一連の配送作業は、図7に示すような順序で行われている。先ず、配送センターにおいて冷蔵・冷凍車に弁当・冷蔵食品を荷積みする。運転者は所定の効率のよい配送ルートを走行して、弁当・冷蔵食品をコンビニ等の各店舗へ配送し、同時に前回の商品が入っていた空箱を回収する。その後配送センターへ戻り空箱を降ろして、1回の配送作業が完了する。この一連の作業は1便と称される。冷蔵車又は冷凍車の運転手は1日に数便の配送をする。
1便で配送する店舗(コンビニ)は1店舗の場合もあるが、通常は数店舗回ることが多い。冷蔵・冷凍車を停車させ、ドアを開けて、コンテナ内(庫内)の温度管理の必要な商品を降す際に、外気がコンテナ内に入り込み急激に温度上昇することがある。特に、夏季においては1回のドア開閉でも庫内の温度が急激に上昇するため、荷降しの際にはドアをすばやく開閉する必要がある。夏季は冷蔵食品を配送する量も一番多い時期になり、更に短時間での荷降しが必要となる。そこで、温度が上昇したときに、運転者は適温に戻るように温度コントローラで調節している。
このように冷蔵車又は冷凍車のコンテナの庫内温度管理に関する技術が種々提案されている。例えば、特許文献1の特開2002−71253号公報「低温・冷凍輸配送車庫内の食品の管理・監視システム」のように、システム管理センターにおいて、低温・冷凍輸配送車の輸配送に係る各種データを収集し、それらに基づきその庫内の食品の管理・監視についてデータ化し処理することによりリアルタイムデータを得、庫内の食品の保存条件のコントロールの方法が適切であるかどうかのモニタリングによって、庫内温度を適正に制御するようにした低温・冷凍輸配送車庫内の食品の管理・監視システムが提案されている。
特開2002−71253号公報
しかし、運転者の操作ミスにより温度設定を間違えたり、各店舗への配送に際して冷蔵車又は冷凍車のドアを長時間開放してコンテナの庫内温度を異常に上昇させるといった不適切な温度調節が行われるおそれがある。車載されたコンテナの庫内温度モニターでの温度管理だけでは、運転者が運転席から長時間離れたときには庫内の温度管理が十分行われないことがある。一方、運転者にこのような庫内温度モニターでの温度管理を頻繁に行わせることは、本来の商品の店舗への運搬業務、安全運転走行も当然必要なため運転業務以外に過度な負担を負わせることになり好ましいことではない。
また、特許文献1の「低温・冷凍輸配送車庫内の食品の管理・監視システム」では、収集時にバーコードリーダーにて容器ごとに読み込み、容器ごとに重量を計量し、通信衛星又は携帯電話の端末に情報を入力(ハンディーターミナル)し、マニフェスト伝票の受取り、出発時から入庫時の間の走行情報を自動で通信衛星又は携帯電話網を通じて記録し、位置情報、走行経路を記録SURUなどの煩雑な作業が必要になるという問題を有していた。
更に、特許文献1の「低温・冷凍輸配送車庫内の食品の管理・監視システム」では、その設備に要する費用が多くかかるという問題を有していた。
一方、配送先においてコンテナのドアを開けて冷蔵食品の積み降しを行っている際に、冷蔵食品及び配送する商品の紛失、盗難、悪戯が発生するおそれがあった。また、コンビニ等の配送先でなくても、冷蔵・冷凍車が停車、駐車している際に、冷蔵食品等の商品の紛失、盗難、悪戯等が発生するおそれがあった。
本発明の発明者は、配送先であるコンビニの各店舗では、Wi−Fiの情報通信網を利用できる場合が多いことに着目した。配送の際にコンビニ店舗の近くに停車する冷蔵・冷凍車は、Wi−Fiの情報通信網を利用することができる。そこで、冷蔵・冷凍車ではインターネットのほか、インターネット電話などの多様な無線LAN機器が接続、利用できる。これらの低廉な通信手段を利用することにより、コンビニの各店舗に低温商品を配送する際に、例えば冷蔵・冷凍車の温度データを配送センター又は一元管理する管理センターへ常時送信すると共に冷蔵・冷凍車の温度コントロールすることが可能であると考えた。
また、このような冷蔵食品等の配送に際して、ドアの施錠・解錠および開閉を自動的に行えば、ドアの開閉を迅速に行うことができることに着目した。ドアを自動的に開閉することにより、冷蔵・冷凍車のコンテナの庫内の温度管理が容易になり、しかも、冷蔵食品等の積載物に関するセキュリティの強化も図れることが可能であると考えた。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、Wi−Fi情報通信網を利用することで、運転者に過度の負担を強いることなく、低温輸送を要する弁当、おにぎり、冷蔵食品等について、冷蔵・冷凍車の庫内の温度管理と共に、その管理情報に基づいて自動開閉ドアの施錠・解錠および開閉を自動的に行い、冷蔵食品等の積載物に関するセキュリティの強化を安価な費用で実施することができるWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システム及びそのドア開閉方法を提供することにある。
本発明のドア開閉システムは、冷蔵食品、冷凍食品のような低温を維持しながら配送する冷蔵・冷凍車(1)の自動開閉ドア(7)を管理するWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システムであって、前記自動開閉ドア(7)の自動開閉する自動開閉機構(7d)及び自動施錠及び自動解錠を行う施錠・解錠装置(31)と、前記冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)の庫内に設置した温度センサ(9)と、前記温度センサ(9)で測定した温度データ情報と共に、自動開閉ドア(7)の開閉に関する情報の通信を可能にするWi−Fiモジュール(12)を備えた前記冷蔵・冷凍車(1)に搭載したコントローラ(4)と、前記コントローラ(4)のWi−Fiモジュール(12)と情報通信を可能にするために、配送先(2)である店舗に備えたWi−Fi用のアクセスポイント(13)と、前記自動開閉ドア(7)の開閉を許可するための許可情報を送出するドア情報送出手段(32)と、前記自動開閉機構(7d)および前記施錠・解錠装置(31)の動作を管理するドア開閉管理手段(33)とを備えた、配送管理者(5)に設置された管理サーバ(17)と、から成り、前記冷蔵・冷凍車(1)の配送先(2)になる店舗に備えたWi−Fiを経由しインターネット(6)へ接続して前記コントローラ(4)から該冷蔵・冷凍車(1)が配送先(2)に到着した到着情報を前記配送管理者(5)へ通知し、その到着情報を受信した該配送管理者(5)はその冷蔵・冷凍車(1)の自動開閉ドア(7)の開閉の管理する、ことを特徴とする。
前記配送管理者(5)に備えた管理サーバ(17)は、前記ドア開閉管理手段(33)が、前記ドア情報送出手段(32)から取得した許可情報に基づき、前記施錠・解錠装置(31)による前記自動開閉ドア(7)の解錠を許可するか否かおよび前記自動開閉機構(7d)による該自動開閉ドア(7)の開放を許可するか否かを判断すると共に、所定の許可条件が成立した場合に、該施錠・解錠装置31による該自動開閉ドア(7)の解錠許可および前記自動開閉機構(7d)による該自動開閉ドア(7)の開放許可を行うものである。
前記自動開閉ドア(7)は、前記冷蔵・冷凍車1のコンテナ(3)の開口部で展開するように取り付けられた袋形状の展開ドア(7b)と、前記展開ドア(7b)に対してスライド開閉するように取り付けられたスライドドア(7c)と、該スライドドア(7c)のみを開閉する自動開閉機構(7d)とから成るものである。
前記配送管理者(5)に備えた管理サーバ(17)は、所定の許可条件が成立していないにもかかわらず、前記自動開閉ドア(7)の解錠あるいは開放が行われた場合に警報を発生する注意警告手段(22)を備えたものである。
前記冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)に取り付けられた、前記自動開閉ドア(7)の周囲画像を撮像するカメラ(34)と、前記カメラ(34)により撮像した画像を記憶する記憶手段と、前記注意警告手段(22)が警報を発生した場合に、警報発生時から所定時間遡って前記記憶手段に記録された画像を抽出する抽出手段と、を備えたものである。
本発明のドア開閉方法は、冷蔵食品、冷凍食品のような低温を維持しながら冷蔵・冷凍車(1)で配送するWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉方法であって、前記冷蔵・冷凍車(1)に搭載した、Wi−Fiモジュール(12)を備えたコントローラ(4)を用いて、配送先(2)である店舗に備えたWi−Fi用のアクセスポイント(13)を経由してインターネット(6)へ接続でき、この温度データ情報を配送管理者(5)の管理サーバ(17)と送受信することにより、前記冷蔵・冷凍車(1)が配送先(2)に到着した到着情報を、運転者は作業入力データとしてコントローラ(4)に入力し(S1)、配送管理者(5)の管理サーバ(17)は、ドア情報送出手段(32)から送出される許可情報を取得し(S2)、ドア開閉機構(7d)により、取得した許可情報に基づいて、自動開閉ドア(7)の解錠および開放を許可するか否かを判断し(S3)、所定の許可条件が成立している場合には、自動開閉ドア(7)の解錠および開放を許可し(S4)、ドア開閉管理手段(33)により、解錠許可および開放許可を確認して(S5)、施錠・解錠装置(31)による自動開閉ドア(7)の解錠および自動開閉機構(7d)による自動開閉ドア(7)の開放を行う(S6)、ことを特徴とする。
前記配送管理者(5)の管理サーバ(17)は、所定の許可条件が成立していない場合に、自動開閉ドア(7)の解錠あるいは開放が行われたか否かを確認し(S7)、所定の許可条件が成立していないにもかかわらず自動開閉ドア(7)の解錠あるいは開放が行われた場合に警報を発生する(S8)、ようにすることができる。
本発明のドア開閉システムでは、運転者に過度の負担をかけずに、低温輸送を要する冷蔵食品等の鮮度の安全を確保するため、冷蔵・冷凍車(1)の自動開閉ドア(7)の施錠・解錠および開閉を自動的に行い、冷蔵食品等の鮮度と迅速な配送を安価な費用で実施することができる。併せて冷蔵食品等の積載物に関するセキュリティの強化を図ることができる。
更に、冷蔵・冷凍車(1)におけるコンテナ(3)の庫内の温度管理を安価な費用で実施することができ、運転者が安全にかつ効率の良い走行をしているかどうかの走行管理を同時に行うことができる。しかも、同時に多数台の冷蔵・冷凍車(1)の集中管理が可能である。
本発明のドア開閉方法では、配送先(2)の店舗においてWi−Fiを経由しインターネット(6)へ接続して冷蔵・冷凍車(1)が配送先(2)に到着した到着情報を配送管理者(5)へ通知し、その到着情報を受けた配送管理者(5)がその冷蔵・冷凍車(1)の自動開閉ドア(7)を自動で解除・開放することにより、冷蔵食品等の鮮度と迅速な配送を安価な費用で実施することができる。更に、冷蔵食品等の積載物に関するセキュリティの強化を図ることができる。
本発明の実施例1のWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システムを示す概略図である。 冷蔵・冷凍車の装備を示す概略説明図である。 冷蔵・冷凍車に装備した自動開閉ドアを示す平断面図であり、(a)はスライドドアが閉止した状態、(b)はスライドドアを開放した状態、(c)はスライドドアを収納した展開ドアを開放した状態である。 コントローラを示す正面図である。 本発明の自動開閉ドアの開閉システムの概略構成を示すブロック図である。 ドア開閉システムで自動開閉ドアの開閉作業の流れを示すフローチャートである。 一連の配送作業示すフローチャートである。
本発明のWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システムは、冷蔵・冷凍車の配送先になる店舗に備えたWi−Fiを経由してインターネットへ接続してコントローラからの配送情報を配送管理者へ通知し、その配送情報を受けた配送管理者はその冷蔵・冷凍車のドアの開閉管理を行うシステムである。
<ドア開閉システムの構成>
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1のWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システムを示す概略図である。図2は冷蔵・冷凍車の装備を示す概略説明図である。図3は冷蔵・冷凍車に装備した自動開閉ドアを示す平断面図であり、(a)はスライドドアが閉止した状態、(b)はスライドドアが解錠・開放する状態、(c)はスライドドアを収納した展開ドアが開放する状態である。
実施例1の冷蔵・冷凍車のドア開閉システムは、冷蔵・冷凍車(1)が冷蔵食品等を、コンビニ、スーパーマーケット等の配送先(2)に低温で配送する際にその冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)の庫内温度と共に自動開閉ドア(7)の開閉について管理するシステムである。運転席に備えられたコントローラ(4)から無線LANの1種であるWi−Fiの情報通信網を利用して配送センター又は一元管理する管理センターのような配送管理者(5)からの操作により的確にドア開閉を管理するシステムである。
図1の図示例では、Wi−Fiの情報通信網を経由し、インターネット(6)へ接続して冷蔵・冷凍車(1)のコントローラ(4)からこの冷蔵・冷凍車(1)が配送先(2)に到着したという到着情報をを配送管理者(5)へ通知している状態と、その到着情報を受けた配送管理者(5)がその冷蔵・冷凍車(1)に自動開閉ドア(7)の解除・開放を許可している状態を示す。
このWi−Fiの情報通信網を経由し、インターネット(6)へ接続して冷蔵・冷凍車(1)を管理する対象は、この庫内の温度管理と自動開閉ドア(7)の開閉動作に限定されない。例えば、コンテナ(3)の庫内の温度情報を配送管理者(5)へ通知し、その温度情報を受けた配送管理者(5)がその冷蔵・冷凍車(1)について最適な設定温度に温度調節する温度管理も行える。
運転者が配送先(2)の店舗の順番を間違えず最適な配送ルートを走行しているかどうかを報知すること、逆に通常とは異なる道路を利用した場合には、その走行情報が配送先(2)の店舗に冷蔵・冷凍車(1)を停車した際に、配送管理者(5)はインターネット(6)へ接続して連絡され、その冷蔵・冷凍車(1)の運転者に最適な配送ルートに修正することを喚起することも可能である。
冷蔵・冷凍車(1)は、コンテナ(3)内の温度を一定に維持しながら輸送できる冷却装置(8)を備えている。冷却装置(8)は、コンプレッサー、コンデンサー及びエバポレーターとから成る。コンプレッサーは、冷媒を圧縮し、高温・高圧のガス状にしてコンデンサーに圧送する装置である。コンデンサーは、コンプレッサーから送られてきた高温・高圧ガスを外気で冷却し液化させる装置である。エバポレーターは、コンデンサーから送られてきた冷媒液を気化させ周囲の熱を奪いファンで強制循環させる装置である。更に、夜間の積み置き、予冷を可能にするために、外部電源でコンプレッサーを駆動させコンテナ(3)内を冷却するスタンバイユニットを備えることができる。
本発明のドア開閉システムでは、自動開閉ドアを備えた車両であれば対象になる。冷蔵食品等を低温の0℃〜10℃程度で輸送する冷却装置8を備えた冷蔵車(1)又は冷凍食品等を低温の−25℃〜−15℃程度で輸送する冷凍車(1)が対象になる。更に断熱壁のコンテナを備えているが冷却装置を備えていない保冷車もドアの開閉管理と温度情報の取得のみは可能である。但し、配送管理者(5)から保冷車の温度制御管理はできない。
<自動開閉ドアの構成>
冷蔵・冷凍車(1)は、図2と図3に示すように、冷蔵食品等を搭載する箱状の断熱機能を有するコンテナ(3)と、このコンテナ(3)の後部(運転席の反対位置)に自動開閉が可能な自動開閉ドア(7)を備えている。この自動開閉ドア(7)は、冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)の後部開口面を開閉するためのドアであり、開口部の一側縁にヒンジ(7a)を取り付け、その側縁を回動中心にして左方向又は右方向に開くように取り付けられた展開ドア(7b)と、この展開ドア(7b)は袋形状に成り、この内部にスライド開閉するように取り付けられたスライドドア(7c)とから成る。
このように、展開ドア(7b)とスライドドア(7c)とでコンテナ(3)の開口部を閉塞することができると共に、スライドドア(7c)のみを開閉することもできる。図3(a)、(b)に示すように、このスライドドア(7c)はモータ等の駆動源で回動させる自動開閉機構(7d)により、自動で開閉するようになっている。この自動開閉機構(7d)の主たる構成は展開ドア(7b)側に取り付けられる。
自動開閉機構(7d)は、バスやワゴン車等の自動ドアに用いられている周知の自動開閉機構により構成することができる。図示しないが、自動開閉機構(7d)は、例えば展開ドア(7b)に取り付けられたリンク機構と、このリンク機構を操作する操作機構となる。操作機構は、リンク機構に連結されたワイヤや操作棒を押し引きすることによりスライドドア(7c)を開閉するエアポンプ、モータ、ソレノイド機構等により構成される。
図示例の自動開閉ドア(7)は、スライドドア(7c)が自動開閉機構(7d)で自動で開閉するので、運転者のリモコンによる遠隔操作で開閉させることができると共に、コントローラ(4)からWi−Fiの情報通信網を利用して配送管理者(5)からの操作により開閉させることが可能である。
また、この自動開閉ドア(7)は、図3(c)に示すように、安全のためにスライドドア(7c)を展開ドア(7b)内に完全に収納した状態にしなければ、この展開ドア(7b)をコンテナ(3)の開口部において開放させることができない構造になっている。この展開ドア(7b)を開放(展開)する際には収納されているスライドドア(7c)はその収納状態が維持され、不用意に飛び出さないようになっている。
なお、この自動開閉ドア(7)には、スライドドア(7c)と展開ドア(7b)を自動的に施錠・解錠するための施錠・解錠装置(31)が取り付けられている。これらの施錠・解錠装置(31)は、一般的な乗用車等に設けられた周知のオートキーレス装置を用いることができる。これらの施錠・解錠装置(31)は、例えばロック機構とこのロック機構によるロック状態を自動的に解除するロック解除機構とからなる。ロック解除機構は、ロック機構に連結されたワイヤや操作棒等を引っ張ることによりロック状態を解除する、エアポンプ、モータ、ソレノイド機構等により構成される。
この自動開閉ドア(7)では、スライドドア(7c)のみの開閉で冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)の開口部を部分的に開閉して、自動開閉ドア(7)を開けたときにその開口部分から冷気が流出するのを防止することができる。しかも、本発明ではこの自動開閉ドア(7)の開閉を配送管理者(5)からの操作により行うことで、コンテナ(3)の庫内の温度管理と共に盗難防止といったセキュリティの面でも利用しやすいドア構造である。
図4はコントローラを示す正面図である。図5は本発明の自動開閉ドアの開閉システムの概略構成を示すブロック図である。図6はドア開閉システムで自動開閉ドアの開閉作業の流れを示すフローチャートである。
<コントローラの構成>
本発明のコントローラ(4)は、冷蔵・冷凍車(1)の運転席に備えられるもので、主にコンテナ(3)内の温度調整と監視を、運転席内で簡単に行える。そのため、コンテナ(3)内の温度を計測する温度センサ(9)を備えている。この温度センサ(9)の測定値がコントローラ(4)の表示部(10)に表示される。更に、温度表示、温度管理以外に、その冷蔵・冷凍車(1)の積降中、走行中、待機中などの配送状態を表示する。
このコントローラ(4)は、冷却装置(8)と共に冷蔵・冷凍車(1)の制御回路、RAM、ROMの記憶回路、演算回路による中央処理部(CPU)(11)と共にWi−Fiの情報通信網を利用できるWi−Fiモジュール(12)とを装備している。このWi−Fiモジュール(12)により、配送先(2)の店舗(コンビニ)におけるWi−Fiの情報通信網のアクセスポイント(13)を経由してインターネット(6)へ接続して冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)の庫内温度データをその配送先(2の店舗(コンビニ)の認証サーバ(14)に通知すると共に、各立ち寄る配送先(2)(コンビニ)で温度と共に配送ルート等のデータを配送管理者(5)へ通知することにより、冷蔵・冷凍車(1)の追跡確認が可能になる。このときWi−Fiを利用する際に、認証サーバ(14)で認証が確認された後でインターネット(6)を利用できる。
なお、Wi−Fiモジュール(12)が組み込まれていないコントローラ(4)には、このWi−Fiモジュール(12)を後から追加することで、Wi−Fiの情報通信網を利用できるようになる。このWi−Fiモジュール(12)はCPU内蔵であり、TCP/lPプロトコル、各種の認証が組み込まれているため、プログラム追加のみでWi−Fi網に接続できるようになる。
Wi−Fiモジュール(12)は、WEP,WPA,WPA2,WPSなどのセキュリティの接続認証に対応している。既存のインフラを使い、そのままインターネット(6)に接続できるアプリケーションへ応用することができる。TELEC認証を取得しているため、Wi−Fiモジュール(12)を追加することで日本国内で使用することが可能になる。また、Wi−Fiモジュール(12)はモジュールA/Dコンバータを内蔵しており、温度センサ(9)のようなセンサモジュールと接続でき温度取得が可能である。
なお、コントローラ(4)にはこのコントローラ(4)へ冷蔵・冷凍車1の位置情報を送るGPSモジュールを内蔵し、車速センサ(15)を接続し、またGPSモジュールにはGPSアンテナを接続することができる。
車速センサ(15)は、冷蔵・冷凍車(1)の車軸の回転数に応じた数の信号パルスを発信するもので、コントローラ(4)は車速センサ(15)からのパルスをカウンタで計数し、その計数値から速度情報を求め、記憶回路に記憶し、CPUが速度情報から演算を行い、走行距離、最高速度、急加速、急ブレーキなど走行に関する情報を集約する。運転者が安全に走行しているかどうかを、配送管理者(5)へ通知することができる。
本発明のコントローラ(4)は、後述するようにドア情報送出手段(32)とドア開閉管理手段(33)を備えた管理サーバ(17)と共に自動開閉ドア(7)の開閉を管理する。コントローラ(4)は、冷蔵・冷凍車(1)が配送先(2)に到着したことがWi−Fiを経由しインターネット(6)に接続して配送管理者(5)の管理サーバ(17)間で送受信する。更に、コントローラ(4)は、同様に温度センサ(9)で測定される温度データをWi−Fiを経由しインターネット(6)に接続して配送管理者(5)の管理サーバ(17)間で送受信することにより、冷蔵・冷凍車(1)に備えられた施錠・解錠装置(31)と自動開閉機構(7d)を動作させる。
コントローラ(4)は、上述したように表示部(10)、入力キー等の操作部(16)、管理サーバ(17)とを用いて送受信する。ここでコントローラ(4)の表示部(10)に対応する操作ボタン(操作部)(16)を押すことで、各作業がコントローラ(4)に入力される。例えば、配送先(2)のコンビニに着いた時に「店着」の操作ボタン(操作部)(16)を押せば「店着」と記載された表示部(10)が例えばオレンジ色に変わり、その内容が作業入力データとしてコントローラ(4)に入力される。
コントローラ(4)の表示部(10)の表示は、図4に示すように、例えば「積降」、「臨時便」、「休憩」、「店着」、「待機」等の文字を表示したものであるが、その冷蔵・冷凍車(1の作業内容によって自由に変更が可能である。このコントローラ(4)の表示部(10)の項目に対応する操作部(16)となる操作ボタンはその直下に配置した。
<管理サーバの構成>
各冷蔵・冷凍車(1)の配送を集中管理する配送管理者(5)には、管理サーバ(17)が備えられている。この管理サーバ(17)は、図5に示すように、例えばCPUなどの情報処理装置によって構成され、通信部、受信部・送信部(18)、入力手段(19)、比較手段(20)、判定手段(21)と注意警告手段(22)とから成る。更に、冷蔵・冷凍車(1)の冷蔵車又は冷凍車の別、コンテナ(3)の容量、配送ルートなどの冷蔵・冷凍車(1)に関する情報を格納する冷蔵・冷凍車情報データベース(23)と外気温度とドア開閉時間に応じたコンテナ(3)の庫内温度上昇に関する温度情報を格納する温度情報データベース(24)とを有する。この温度情報データベース(24)には庫内温度の上昇があったときに、冷却装置(8)の設定温度を管理する。更に、この管理サーバ(17)には、ドア情報送出手段(32)、ドア開閉管理手段(33)とを備えている。
管理サーバ(17)とコントローラ(4)とは、Wi−Fiを経由しインターネット(6)に接続して配送管理者(5)の管理サーバ(17)間で送受信する。即ち、基本的には冷蔵・冷凍車(1)が配送先(2)に停車、駐車しているときのみに、データの送受信を行うことができる。ドア開閉管理手段(33)は、自動開閉機構(7d)および施錠・解錠装置(31)の動作を管理するための手段であり、例えばコンピュータおよびその周辺機器等により構成される。
管理サーバ(17)のドア開閉管理手段(33)は、コントローラ(4)から取得した配送先(2)の到着の情報に基づき、施錠・解錠装置(31)による自動開閉ドア(7)の解錠を許可するか否か、および自動開閉機構(7d)による自動開閉ドア(7)の開放を許可するか否かを判断する。そして、所定の許可条件が成立した場合に、施錠・解錠装置(31)による自動開閉ドア(7)の解錠許可を行うと共に、自動開閉機構(7d)による自動開閉ドア(7)の開放許可を行う。詳細には自動開閉ドア(7)のスライドドア(7c)の開放許可を行う。一方、所定の許可条件が成立しない場合には、自動開閉ドア(7)の解錠及び開放を許可しないため、積載物の紛失、盗難等を確実に防止することができる。同時に、自動開閉ドア(7)が不必要に開閉されないので、コンテナ(3)の庫内温度の維持が図られる。
配送管理者(5)が冷蔵食品等の積み降しを許可してもよいと判断した場合に、開閉許可情報がWi−Fi経由でインターネット(6)に接続されて送信される。このように、配送管理者(5)による開閉許可情報を許可情報とすることにより、配送管理者(5)による冷蔵食品その他の積載物の管理を強化することができる。
ドア開閉管理手段(33)とドア情報送出手段(32)に、予め施錠・解錠装置(31)による自動開閉ドア(7)の解錠許可および自動開閉機構(7d)による自動開閉ドア(7)の開閉許可情報を一括して登録しておくことが可能である。例えば、配送管理者(5)は集配所を兼ねているときに、各冷蔵・冷凍車(1)に対して、あらかじめ荷物の種別と配送先(2)を冷蔵・冷凍車情報データベース(23)などで登録しておき、配送中はこの登録情報に従って冷蔵・冷凍車(1)に搭載してあるコントローラ(4)が自動開閉ドア(7)の解錠・開放を判断する。これにより、万一間違った配送を行おうとした場合に、警報ブザーを発すると共に配送管理者(5)へ通報して二段階で対応することができる。
<温度管理>
コントローラ(4)は温度センサ(9)での温度データを受けるが、適正温度値も予め記憶され、温度センサ(9)での冷蔵・冷凍車(1)の庫内温度と設定温度値を比較する比較手段(20)を有し、この比較手段(20)での比較条件が成立した場合に同様にコントローラ(4)に予め記憶されている当該冷蔵・冷凍車(1)の車両番号と合わせて、温度センサ(9)で測定した温度データを配送先(2)で積降する毎に管理サーバ(17)に送信することができる。
<注意警告手段>
管理サーバ(17)ではコントローラ(4)での比較手段(20)が行う温度センサ(9)が測定した冷蔵・冷凍車(1)の庫内温度と設定温度値の比較結果が一定基準にない場合に画面やスピーカやブザー等の音声等の報知部(26)で警告する注意警告手段(22)を備えた。
また、注意警告手段(22)により配送管理者(5)に備えた管理サーバ(17)は、所定の許可条件が成立していないにもかかわらず、自動開閉ドア(7)の解錠あるいは開放が行われた場合に警報を発生する。この注意警告手段(22)により冷蔵・冷凍車(1)はセキュリティの高い配送が可能になる。
<カメラ>
冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)にカメラ(34)を取り付けることで、自動開閉ドア(7)の周囲画像を撮像することができる。このカメラ(34)により撮像した画像は記憶手段に記憶させ、その後注意警告手段(22)が警報を発生した場合に、警報発生時から所定時間遡って記憶手段に記録された画像を抽出手段から抽出することにより、自動開閉ドア(7)の周囲で生じた事象を検証することができる。
<ドア開閉方法>
本発明の自動開閉ドアの開閉システムを用いて自動開閉ドア(7)を自動的に解錠・開放するには、図6の開閉作業の流れを示すフローチャートに示すように、先ず、配送先(2)のコンビニに着いた時に「店着」の操作ボタン(操作部)(16)を押せば「店着」と記載された表示部(10)が例えばオレンジ色に変わり、その内容が作業入力データとしてコントローラ(4)に入力される(S1)。
管理サーバ(17)はドア開閉許可情報を取得する(S2)。このとき管理サーバ(17)とコントローラ(4)とは、Wi−Fiを経由しインターネット(6)に接続して配送管理者(5)の管理サーバ(17)間で送受信する。
続いて、ドア開閉管理手段(33)により、取得した許可情報に基づいて、自動開閉ドア(7)の解錠および開放を許可するか否かを判断し(S3)、所定の許可条件が成立している場合には、自動開閉ドア(7)の解錠および開放を許可する(S4)。このときも管理サーバ(17)とコントローラ(4)とは、Wi−Fiを経由しインターネット(6)に接続して配送管理者(5)の管理サーバ(17)間で送受信する。
自動開閉ドア(7)の解錠および開放を許可した場合には、ドア情報送出手段(32)により、解錠許可および開放許可を確認して(S5)、施錠・解錠装置(31)による自動開閉ドア(7)の解錠および自動開閉機構(7d)による自動開閉ドア(7)の開放を行う(S6)。
一方、一定の許可条件が成立していない場合に、自動開閉ドア(7)の解錠あるいは開放が行われたか否かを確認し(S7)、所定の許可条件が成立していないにもかかわらず自動開閉ドア(7)の解錠あるいは開放が行われた場合に警報を発生する(S8)。
警報発生することにより、配送中に紛失や盗難の危険が発生した場合であっても、迅速かつ適切な対応を行うことができる。
このように、実施例1の自動開閉ドアの開閉システムによれば、所定の許可条件が成立した場合のみに、自動開閉ドア(7)の解錠および開放を許可するので、積載物に関するセキュリティを強化することが可能となる。
ドア開閉方法では、冷蔵・冷凍車(1)の配送時にコンテナ(3)の庫内の保冷管理を行うもので、温度センサ(9)で測定する冷蔵・冷凍車(1)の庫内温度は温度データとしてコントローラ(4)に導入される。
また最高速度、急加速、急ブレーキなど走行に関するデータも車速センサ(15)から管理サーバ(17)の冷蔵・冷凍車情報データベース(23)に格納される。
これらの温度データや作業入力データや走行に関するデータは、Wi−Fiを利用できる店舗に冷蔵・冷凍車(1)を停車した際に、配送管理者(5)にインターネット(6)に接続して連絡され、管理サーバ(17)に送られ、ここでデータベース化される。
温度センサ(9)で測定した冷蔵・冷凍車(1)の庫内の温度の温度データは、管理サーバ(17)の比較手段(20)で適正温度値を比較し、比較が成立したならば、管理サーバ(17)の温度情報データベース(24)に格納される。併せて、車両番号等とともにWi−Fiを経由しインターネット(6)に接続して、コントローラ(4)に送られる。
なお、本発明は、Wi−Fi情報通信網を利用することで、運転者に過度の負担を強いることなく、低温輸送を要する弁当、おにぎり、冷蔵食品等について、冷蔵・冷凍車(1)の庫内の温度管理と共に、その管理情報に基づいて自動開閉ドア(7)の施錠・解錠および開閉を自動的に行い、冷蔵食品等の積載物に関するセキュリティの強化を安価な費用で実施することができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明のWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車(1)のドア開閉システム及びそのドア開閉方法は、コンビニへ冷蔵商品又は冷凍商品の配送に限定されず、冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)内において温度、水温、空気混入量等の数値を管理しながら運搬する必要がある配送する運搬車であればこのシステムと方法を利用することができる。また、配送先(2)はコンビニ以外にスーパマーケット、レストラン、ホテルなどがある。
1 冷蔵・冷凍車
2 配送先
3 コンテナ
4 コントローラ
5 配送管理者
6 インターネット
7 自動開閉ドア
7b 展開ドア
7c スライドドア
7d 自動開閉機構
9 温度センサ
12 Wi−Fiモジュール
13 アクセスポイント
17 管理サーバ
20 比較手段
22 注意警告手段

Claims (7)

  1. 冷蔵食品、冷凍食品のような低温を維持しながら配送する冷蔵・冷凍車(1)の自動開閉ドア(7)を管理するWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システムであって、
    前記自動開閉ドア(7)の自動開閉する自動開閉機構(7d)及び自動施錠及び自動解錠を行う施錠・解錠装置(31)と、
    前記冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)の庫内に設置した温度センサ(9)と、
    前記温度センサ(9)で測定した温度データ情報と共に、自動開閉ドア(7)の開閉に関する情報の通信を可能にするWi−Fiモジュール(12)を備えた前記冷蔵・冷凍車(1)に搭載したコントローラ(4)と、
    前記コントローラ(4)のWi−Fiモジュール(12)と情報通信を可能にするために、配送先(2)である店舗に備えたWi−Fi用のアクセスポイント(13)と、
    前記自動開閉ドア(7)の開閉を許可するための許可情報を送出するドア情報送出手段(32)と、前記自動開閉機構(7d)および前記施錠・解錠装置(31)の動作を管理するドア開閉管理手段(33)とを備えた、配送管理者(5)に設置された管理サーバ(17)と、から成り、
    前記冷蔵・冷凍車(1)の配送先(2)になる店舗に備えたWi−Fiを経由しインターネット(6)へ接続して前記コントローラ(4)から該冷蔵・冷凍車(1)が配送先(2)に到着した到着情報を前記配送管理者(5)へ通知し、その到着情報を受信した該配送管理者(5)はその冷蔵・冷凍車(1)の自動開閉ドア(7)の開閉の管理する、ことを特徴とするWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システム。
  2. 前記配送管理者(5)に備えた管理サーバ(17)は、前記ドア開閉管理手段(33)が、前記ドア情報送出手段(32)から取得した許可情報に基づき、前記施錠・解錠装置(31)による前記自動開閉ドア(7)の解錠を許可するか否かおよび前記自動開閉機構(7d)による該自動開閉ドア(7)の開放を許可するか否かを判断すると共に、所定の許可条件が成立した場合に、該施錠・解錠装置(31)による該自動開閉ドア(7)の解錠許可および前記自動開閉機構(7d)による該自動開閉ドア(7)の開放許可を行う、ことを特徴とする請求項1のWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システム。
  3. 前記自動開閉ドア(7)は、
    前記冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)の開口部で展開するように取り付けられた袋形状の展開ドア(7b)と、
    前記展開ドア(7b)に対してスライド開閉するように取り付けられたスライドドア(7c)と、
    該スライドドア(7c)のみを開閉する自動開閉機構(7d)とから成るものである、ことを特徴とする請求項1又は2のWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システム。
  4. 前記配送管理者(5)に備えた管理サーバ(17)は、所定の許可条件が成立していないにもかかわらず、前記自動開閉ドア(7)の解錠あるいは開放が行われた場合に警報を発生する注意警告手段(22)を備えたことを特徴とする請求項1、2又は3のWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉システム。
  5. 前記冷蔵・冷凍車(1)のコンテナ(3)に取り付けられた、前記自動開閉ドア(7)の周囲画像を撮像するカメラ(34)と、
    前記カメラ(34)により撮像した画像を記憶する記憶手段と、
    前記注意警告手段(22)が警報を発生した場合に、警報発生時から所定時間遡って前記記憶手段に記録された画像を抽出する抽出手段と、を備えた、ことを特徴とする請求項4のWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車の自動開閉ドアの開閉システム。
  6. 冷蔵食品、冷凍食品のような低温を維持しながら冷蔵・冷凍車(1)で配送するWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉方法であって、
    前記冷蔵・冷凍車(1)に搭載した、Wi−Fiモジュール(12)を備えたコントローラ(4)を用いて、配送先(2)である店舗に備えたWi−Fi用のアクセスポイント(13)を経由してインターネット(6)へ接続でき、この温度データ情報を配送管理者(5)の管理サーバ(17)と送受信することにより、
    前記冷蔵・冷凍車(1)が配送先(2)に到着した到着情報を、運転者は作業入力データとしてコントローラ(4)に入力し(S1)、
    配送管理者(5)の管理サーバ(17)は、ドア情報送出手段(32)から送出される許可情報を取得し(S2)、ドア開閉機構(7d)により、取得した許可情報に基づいて、自動開閉ドア(7)の解錠および開放を許可するか否かを判断し(S3)、
    所定の許可条件が成立している場合には、自動開閉ドア(7)の解錠および開放を許可し(S4)、ドア開閉管理手段(33)により、解錠許可および開放許可を確認して(S5)、施錠・解錠装置(31)による自動開閉ドア(7)の解錠および自動開閉機構(7d)による自動開閉ドア(7)の開放を行う(S6)、ことを特徴とするWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉方法。
  7. 前記配送管理者(5)の管理サーバ(17)は、所定の許可条件が成立していない場合に、自動開閉ドア(7)の解錠あるいは開放が行われたか否かを確認し(S7)、所定の許可条件が成立していないにもかかわらず自動開閉ドア(7)の解錠あるいは開放が行われた場合に警報を発生する(S8)、ことを特徴とする請求項6のWi−Fiを利用した冷蔵・冷凍車のドア開閉方法。
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