JP2015014756A - マスク歪計測装置および方法 - Google Patents

マスク歪計測装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015014756A
JP2015014756A JP2013142708A JP2013142708A JP2015014756A JP 2015014756 A JP2015014756 A JP 2015014756A JP 2013142708 A JP2013142708 A JP 2013142708A JP 2013142708 A JP2013142708 A JP 2013142708A JP 2015014756 A JP2015014756 A JP 2015014756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
distortion
masks
mark
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013142708A
Other languages
English (en)
Inventor
陽介 岡本
Yosuke Okamoto
陽介 岡本
信洋 小峰
Nobuhiro Komine
信洋 小峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013142708A priority Critical patent/JP2015014756A/ja
Priority to US14/186,114 priority patent/US20150009488A1/en
Publication of JP2015014756A publication Critical patent/JP2015014756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/7085Detection arrangement, e.g. detectors of apparatus alignment possibly mounted on wafers, exposure dose, photo-cleaning flux, stray light, thermal load
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70783Handling stress or warp of chucks, masks or workpieces, e.g. to compensate for imaging errors or considerations related to warpage of masks or workpieces due to their own weight

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

【課題】マスクの歪計測を従来に比して簡易に行うことができるマスク歪計測装置および方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、光源11と、マスク保持部12と、投影光学系13と、撮像部15と、歪算出部と、を備えるマスク歪計測装置10が提供される。マスク保持部12は、複数枚のマスク210,220を重ねて保持する。投影光学系13は、光源11からの複数枚のマスク210,220への光の照射によって、それぞれのマスク210,220に設けられるパターンによる投影像を形成する。撮像部15は、投影像を撮像する。歪算出部は、撮像部15で撮像された投影像を用いて、複数枚のマスク210,220のうち、基準とするマスクに対する他のマスクの合わせずれを算出する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、マスク歪計測装置および方法に関する。
露光装置を用いた半導体デバイスの製造工程では、前工程で形成されたパターンに対してアライメントし、その上にパターンを重ねて露光していくことを繰返す。このとき、アライメント精度が悪いと上層パターンと下層パターン間で電気的なショート欠陥またはオープン欠陥が発生し、デバイスが正常に動作しない。アライメント精度はマスクの描画精度、露光装置のレンズ性能、ステージ駆動精度、マーク座標計測精度などによって決まる。このうちマスク描画精度の向上のため、マスクの描画後に描画パターンの歪みを計測・補正することが一般的に行われている。
しかしながら、従来技術では、マスク座標系に対して描画パターンの絶対座標を計測する必要があるため、計測装置のレンズおよびステージに要求される精度は非常に高く、検査装置が高価になってしまうという問題点があった。
特公平7−40542号公報
本発明の一つの実施形態は、マスクの歪計測を従来に比して簡易に行うことができるマスク歪計測装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、光源と、マスク保持部と、投影光学系と、撮像部と、歪算出部と、を備えるマスク歪計測装置が提供される。前記マスク保持部材は、複数枚のマスクを重ねて保持する。前記投影光学系は、前記光源からの前記複数枚のマスクへの光の照射によって、それぞれの前記マスクに設けられるパターンによる投影像を形成する。前記撮像部は、前記投影像を撮像する。前記歪算出部は、前記撮像部で撮像された前記投影像を用いて、前記複数枚のマスクのうち、基準とするマスクに対する他のマスクの合わせずれを算出する。
図1は、第1の実施形態によるマスク歪計測装置の構成の一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、マスクと基準マスクの構成の一例を示す平面図である。 図3は、マスク保持部の構成の一例を模式的に示す図である。 図4は、第1の実施形態によるマスク歪計測装置の他の構成例を模式的に示す断面図である。 図5は、第2の実施形態によるマスク歪計測装置の構成の一例を模式的に示す斜視図である。 図6は、マスクを3枚以上重ねる場合の一例を説明するための図である。 図7は、ラインアンドスペース状の本体パターンを用いてマスク歪を計測する様子を模式的に示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるマスク歪計測装置および方法を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態によるマスク歪計測装置の構成の一例を模式的に示す斜視図である。マスク歪計測装置10は、光源11と、計測対象のマスク210および基準マスク220を保持するマスク保持部12と、光源11から照射され、マスク210および基準マスク220を透過してきた光によって形成される投影像を投影板14に投影させる投影光学系13と、重ねられたマスク210と基準マスク220に描画されたパターンによって形成される投影像が投影される投影板14と、投影板14に投影された投影像を撮像する撮像部15と、撮像部15から得られる投影像に基づいて、基準マスク220に対するマスク210の合わせずれを算出し、マスク210の使用の可否の判定を行う演算処理部16と、を備える。
図2は、マスクと基準マスクの構成の一例を示す平面図である。図2(a)に示されるように、マスク210には、半導体装置の製造処理時に、加工対象に対して転写する図示しないパターンと、位置ずれ計測用マーク211と、が設けられている。位置ずれ計測用マーク211は、スクライブラインとなる領域上に配置されるのが一般的である。また、図2(b)に示されるように、基準マスク220には、マスク210に形成されたパターンの位置ずれ(歪)を計測する基準となる基準マーク221が設けられている。マスク210の位置ずれ計測用マーク211は、基準マーク221と設計上同じ座標の位置に設けられている。位置ずれ計測用マーク211と基準マーク221とは、それぞれマスク210と基準マスク220の主面内の所定の位置に設けられる。取得したいマスク210の歪の精度に応じて、位置ずれ計測用マーク211と基準マーク221の数が設定される。
また、基準マーク221と位置ずれ計測用マーク211とは、基準マーク221に対する計測対象のマスク210の各位置ずれ計測用マーク211の位置ずれの度合いを計測することができるものであれば、形状・大きさは限定されない。一つの例としては、基準マーク221と位置ずれ計測用マーク211とは同じ構成要素からなり、その配置位置が異なるものを用いることができる。また、基準マーク221は、すべて同一の大きさと形状を有するものであることが望ましく、位置ずれ計測用マーク211も、すべて同一の大きさと形状を有するものであることが望ましい。
図2の例では、基準マーク221と位置ずれ計測用マーク211とは、所定の長さの4本の棒状マーク212,222で構成されており、2本の互いに平行な棒状マーク212,222の組が、棒状マーク212,222の延在方向が互いに直交するように配置されている。位置ずれ計測用マーク211では、4本の棒状マーク212が正方形状に配置されている。一方、基準マーク221では、互いに平行な棒状マーク222の間隔が位置ずれ計測用マーク211の場合よりも大きくなるように配置されている。
さらに、マスク210と基準マスク220は、光源11から照射される光に対して透明な材料によって構成される。マスク210と基準マスク220とは、重ねて配置されるが、両者は、密着していてもよいし、密着していなくてもよい。また、マスク210と基準マスク220を重ねる順番は、特に限定されない。
図3は、マスク保持部の構成の一例を模式的に示す図であり、(a)はマスク保持部の構成の一例を模式的に示す斜視図であり、(b)はマスク保持部にマスクと基準マスクを保持させた状態を模式的に示す断面図である。図3(a)に示されるように、マスク保持部12は、平板上のマスク保持部材121の中心付近にマスク210と基準マスク220よりも若干大きな面積の凹部122が設けられ、凹部122を構成する底部の中心付近には開口部123が設けられる構造となっている。凹部122にはマスク210と基準マスク220とが重ねて配置される。
また、マスク210に設けられるすべての位置ずれ計測用マーク211と、基準マスク220に設けられるすべての基準マーク221とが、開口部123に含まれるように、開口部123の大きさは設定される。凹部122を構成する底部の開口部123以外の領域は、マスク210または基準マスク220を支持するマスク支持部124として機能する。このマスク支持部124は、基準マスク220またはマスク210の周縁部のパターン形成に用いられない領域を支持するものである。
図3(b)に示されるように、歪を計測する場合には、マスク保持部12の凹部122に基準マスク220とマスク210を重ねて配置する。下側に配置された基準マスク220またはマスク210の周縁部が、マスク保持部12のマスク支持部124で支持されることによって、マスク210と基準マスク220とはマスク保持部12に固定される。なお、マスク210と基準マスク220とは、位置ずれ計測用マーク211と基準マーク221とが重なるように位置合わせして重ね合わせる必要はない。また、図では、基準マスク220の上にマスク210を重ねるようにしているが、逆の順序でもよい。
撮像部15は、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサなどで構成され、投影板14に投影された像を撮像する。
演算処理部16は、撮像部15で撮像された投影像を用いて、各基準マーク221に対する位置ずれ計測用マーク211の位置を計算し、各位置ずれ計測用マーク211の位置ずれ(歪)の度合いを算出する。演算処理部16は、マーク同士の距離として、撮像された画像上のユークリッド距離を直接計測して実空間の距離に変換することによって算出してもよいし、マーク同士の重なりによって生じるモアレ縞から実空間の距離に変換することによって算出してもよい。また、演算処理部16は、算出した位置ずれの度合いから、計測対象のマスク210が露光装置で使用可能か否かの判定を行う機能も有する。具体的には、算出した位置ずれの度合いが、露光装置で補正可能である場合には、使用可能であると判定し、露光装置で補正不可能である場合には、使用不可能であると判定する。このような演算処理部16は、たとえば情報処理装置によって構成することができる。
マスク210のパターンは、基準マスク220を基準にして描画される。そのため、基準マスク220が歪みを有するものであっても、この基準マスク220に対して正しくマスク210のパターンが描画されていれば、合わせずれは生じない。このように、基準マスク220は露光処理時における位置合わせの基準となるものである。そのため、第1の実施形態では、基準マスク220の基準マーク221に対して各位置ずれ計測用マーク211の位置を管理するようにしている。また、基準マスク220の基準マーク221の位置からのずれを管理すればよいので、マスク歪み計測時の基準マスク220とマスク210との間での精密な位置合わせをしなくてもよい。
つぎに、このようなマスク歪計測装置10におけるマスク歪計測方法の手順の一例について説明する。この処理は、半導体装置の製造工程で使用されるマスク210が製造された後に行われる。
まず、製造直後の計測対象のマスク210が、マスク歪計測装置10まで搬送され、マスク保持部12に基準マスク220と重ね合わされるように配置する。ついで、光源11から光を照射すると、光はマスク210と基準マスク220とを透過し、投影板14でマスク210の位置ずれ計測用マーク211を含むパターンと基準マスク220の基準マーク221による投影像を結ぶ。
撮像部15は、投影板14に形成された投影像を撮像する。そして、演算処理部16は、撮像された像を用いて、マスク210の各位置ずれ計測用マーク211の基準マーク221からの位置ずれを算出し、さらにその位置ずれから各位置ずれ計測用マーク211の位置における歪を示す歪情報を算出する。
その後、演算処理部16は、歪情報を用いて、計測対象のマスクを補正して使用可能か否かを判定する。たとえば、歪情報が所定値よりも大きく、露光処理時にマスク210の歪に対する補正を行っても所望のパターンを露光することができない場合には、そのマスク210は使用不可能であると判定する。この場合、そのマスク210は廃棄される。
一方、歪情報が所定値以下であり、露光処理時にマスク210に対する補正を行うことで所望のパターンを露光することができる場合には、そのマスク210は使用可能であると判定する。マスク210が使用可能な場合には、そのマスク210は、半導体装置の製造(露光処理)での使用に供される。この場合、歪情報を用いてマスク210を補正しながら露光処理が行われることになる。以上で、処理が終了する。
図4は、第1の実施形態によるマスク歪計測装置の他の構成例を模式的に示す断面図である。この図4では、マスク210と基準マスク220とを保持するマスク保持部12が図1のものとは異なっている。すなわち、マスク保持部12は、マスク210を保持するマスク保持部12aと、基準マスク220を保持するマスク保持部12bと、が上下に重ね合わされた構造を有する。マスク保持部12a,12bは、各マスク保持部材121a,121bの中心付近にマスク210と基準マスク220よりも若干大きな面積の凹部122a,122bが設けられ、凹部122a,122bを構成する底部の中心付近には開口部123a,123bが設けられる構造となっている。マスク保持部12aの凹部122aにはマスク210が配置され、マスク保持部12bの凹部122bには基準マスク220が配置される。
マスク210と基準マスク220の平面視上の位置が一致するように、マスク保持部12a,12bの位置合わせが行われ、両者が重ね合わせられる。このとき、マスク210と基準マスク220との間には、マスク保持部12aの凹部122aを構成する底部の開口部123a以外の領域であるマスク支持部124aの厚さだけ隙間ができている。なお、この図4では、マスク210の下に基準マスク220が配置されているが、配置される順序は任意である。
また、投影光学系13は、図4では、1枚のレンズ131が描かれているが、複数のレンズで構成されている。なお、図1と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略している。
第1の実施形態では、基準マスク220と、基準マスク220の基準マーク221に対応する位置に位置ずれ計測用マーク211を配置したマスク210と、を重ねて光を照射する。そして、投影板14に結ばれた投影像を撮像して、基準マスク220を基準としたマスク210における位置ずれの度合い(歪情報)を算出した。このように、位置ずれ計測用マーク211は、基準マーク221からのずれを測定するという簡易な方法で、マスク210の歪情報を取得し、マスク210を露光処理に使用可能か否かについて判定することができるという効果を有する。
また、投影板14に結ばれた投影像を撮像して、位置ずれ計測用マーク211の基準マーク221からの位置ずれを測定するので、被露光基板上に形成したレジストにパターンを形成し、その後に別の場所で位置合わせマーク同士の位置ずれを計測する場合に比して、測定処理を簡略化することができるという効果も有する。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態によるマスク歪計測装置の構成の一例を模式的に示す斜視図である。このマスク歪計測装置10Aは、第1の実施形態と比較して、投影板14が省略された構造を有する。そのため、マスク210と基準マスク220とを透過した光が撮像部15で像を結ぶように投影光学系13の構成が調整され、または撮像部15の位置が調整される。なお、第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略している。また、このようなマスク歪計測装置10Aにおけるマスク歪計測方法も第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
第2の実施形態では、撮像部15に投影像を結ばせるようにしたので、第1の実施形態に比して構成を簡略化しながら、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記した説明では、マスク210と基準マスク220を1枚ずつ、合計2枚を重ねてマスク歪を計測する場合を説明したが、3枚以上のマスク210と基準マスク220を重ねてマスク歪を計測するようにしてもよい。
図5は、マスクを3枚以上重ねる場合の一例を説明するための図である。図5(a)は、たとえば一般的に使用される基準マスク220であるものとする。この基準マスク220には、基準マーク221a,221bが配置されている。しかし、基準マスク220の構成の都合上、たとえば中央に配置されている基準マーク221bが配置できない場合も考えられる。図5(b)は、2枚の基準マスクを用いる場合を示している。この図5(b)に示されるように、中央に配置されるはずの基準マーク221bのみがなく、その他の基準マーク221aが配置されている基準マスク220aと、中央に基準マーク221bのみが配置されている基準マスク220bと、に分けて構成すればよい。そして、歪計測を行う場合には、基準マスク220a,220bと、計測対象のマスク210とを重ねればよい。
また、上記した説明では、位置ずれ計測用マーク211は、マスク210のスクライブライン上に配置する場合を示したが、これに限定されるものではない。たとえば、スクライブライン上ではなく、チップ内の素子が形成されない領域に配置されるようにしてもよい。
さらに、上記した説明では、マスク210に位置ずれ計測用マーク211を配置し、基準マスク220に基準マーク221を配置して、基準マーク221に対する位置ずれ計測用マーク211の位置ずれを測定する場合を示した。しかし、本実施形態はこれに限定されるものではない。たとえば、マスク210に形成したデバイスパターンなどの本体パターンを位置ずれ計測用マーク211として用いることも可能である。この場合には、本体パターンと設計上同じ座標に形成した基準本体パターンを有する基準マスク220を形成し、マスク210と基準マスク220とを重ねてマスク歪計測装置10,10Aで歪情報を計測すればよい。
また、たとえば本体パターンとして、周辺回路を構成する素子または配線などのパターンを用いる場合と、NAND型フラッシュメモリまたはReRAM(Resistive Random Access Memory)のメモリセル部に形成されるラインアンドスペースパターンを用いる場合と、がある。前者の場合には、上記した実施形態と同様の方法でデバイスパターンを位置ずれ計測用パターンとみなして、歪情報を算出することができる。
後者の場合には、上記した実施形態とは歪情報の算出方法が異なる。図6は、ラインアンドスペース状の本体パターンを用いてマスク歪を計測する様子を模式的に示す図である。マスク210には、デバイスパターンとしてラインアンドスペースパターン213が形成されている。また、マスク210のラインアンドスペースパターン213と設計上同じ基準マスク220の座標にも基準デバイスパターンとしてラインアンドスペースパターン223が形成されている。これらのラインアンドスペースパターン213,223がたとえば図1に示されるマスク保持部12で重ね合わされて、光が照射されると、モアレ縞が投影板14に形成される。モアレ縞のピッチまたは大きさから歪みの位置などを逆算することができるので、このモアレ縞を撮像部15で撮像し、演算処理部16で、モアレ縞から実空間の距離に変換して、基準位置からの位置ずれ(歪情報)を算出する。なお、モアレ縞を用いて歪みの位置などを算出する方法は、公知の方法を利用することができるので、その説明を省略する。
マスク210と基準マスク220は、光源11で使用される光の波長に対して透明であればよい。また、基準マスク220は、計測対象のマスク210と同じ寸法で同じ素材のものでなくてもよい。たとえば、基準マスク220は、透明シート状のものであってもよい。
さらに、上記した説明では、マスク保持部12に対して光源11の配置方向を上方とした場合に、投影板14の下方に撮像部15を配置する場合を示したが、投影板14の上方に撮像部15を配置してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,10A マスク歪計測装置、11 光源、12 マスク保持部、13 投影光学系、14 投影板、15 撮像部、16 演算処理部、121 マスク保持部材、122 凹部、123 開口部、124 マスク支持部、210 計測対象のマスク、211 位置ずれ計測用マーク、212,222 棒状マーク、213,223 ラインアンドスペースパターン、220,220a,220b 基準マスク、221,221a,221b 基準マーク。

Claims (5)

  1. 光源と、
    計測対象のマスクの歪を検出する際の基準となる基準マークを有する基準マスクと、前記基準マークの位置に対応して設けられる位置ずれ計測用マークを有する前記計測対象のマスクと、を少なくとも含む複数枚のマスクを重ねて保持するマスク保持部と、
    前記光源からの前記複数枚のマスクへの光の照射によって、それぞれの前記マスクに設けられるパターンによる投影像を形成する投影光学系と、
    前記投影像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された前記投影像を用いて、前記基準マークに対する前記マスクの前記位置ずれ計測用マークの位置ずれである歪を算出する歪算出部と、
    を備え、
    前記位置ずれ計測用マークは、被加工物に転写されるパターンの形成位置以外に配置されるマークであり、前記被加工物にパターンを形成した際のスクライブラインに対応する領域に設けられ、
    前記歪算出部は、前記撮像部で撮像された前記投影像中の前記基準マークと前記位置ずれ計測用マークとの間の距離を計測して、前記歪を算出することを特徴とするマスク歪計測装置。
  2. 光源と、
    複数枚のマスクを重ねて保持するマスク保持部と、
    前記光源からの前記複数枚のマスクへの光の照射によって、それぞれの前記マスクに設けられるパターンによる投影像を形成する投影光学系と、
    前記投影像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された前記投影像を用いて、前記複数枚のマスクのうち、基準とするマスクに対する他のマスクの合わせずれを算出する歪算出部と、
    を備えることを特徴とするマスク歪計測装置。
  3. 前記複数枚のマスクのうち1枚は、計測対象のマスクの歪を検出する際の基準となる基準マークを有する基準マスクであり、残りのマスクのうち1枚は、前記基準マークの位置と対応して設けられる位置ずれ計測用マークを有する前記計測対象のマスクであり、
    前記歪算出部は、前記撮像部で撮像された前記投影像を用いて、前記基準マークに対する前記マスクの前記位置ずれ計測用マークの位置ずれである歪を算出することを特徴とする請求項2に記載のマスク歪計測装置。
  4. 複数枚のマスクを重ねて保持し、
    光源からの前記複数枚のマスクへ光を照射して、それぞれの前記マスクに設けられるパターンによる投影像を形成し、
    前記投影像を撮像し、
    前記投影像を用いて、前記複数枚のマスクのうち、基準とするマスクに対する他のマスクの合わせずれを算出することを特徴とするマスク歪計測方法。
  5. 前記複数枚のマスクのうち1枚は、計測対象のマスクの歪を検出する際の基準となる基準マークを有する基準マスクであり、残りのマスクのうち1枚は、前記基準マークの位置と対応して設けられる位置ずれ計測用マークを有する前記計測対象のマスクであり、
    前記合わせずれの算出では、前記投影像を用いて、前記基準マークに対する前記マスクの前記位置ずれ計測用マークの位置ずれである歪を算出することを特徴とする請求項4に記載のマスク歪計測方法。
JP2013142708A 2013-07-08 2013-07-08 マスク歪計測装置および方法 Pending JP2015014756A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013142708A JP2015014756A (ja) 2013-07-08 2013-07-08 マスク歪計測装置および方法
US14/186,114 US20150009488A1 (en) 2013-07-08 2014-02-21 Mask distortion measuring apparatus and method of measuring mask distortion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013142708A JP2015014756A (ja) 2013-07-08 2013-07-08 マスク歪計測装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015014756A true JP2015014756A (ja) 2015-01-22

Family

ID=52132623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013142708A Pending JP2015014756A (ja) 2013-07-08 2013-07-08 マスク歪計測装置および方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20150009488A1 (ja)
JP (1) JP2015014756A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104749874A (zh) * 2015-03-26 2015-07-01 京东方科技集团股份有限公司 一种掩膜板、掩膜曝光设备及掩膜曝光方法
KR102529563B1 (ko) * 2015-08-26 2023-05-04 삼성전자주식회사 마스크 오차 측정 장치 및 마스크 오차 측정 방법

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639516A (en) * 1979-09-10 1981-04-15 Fujitsu Ltd Comparative inspecting mechanism of photomask
JPS57133451A (en) * 1981-02-12 1982-08-18 Nec Corp Photomask checking device
JPS5842232A (ja) * 1981-09-07 1983-03-11 Nec Corp フオトマスク重ね合せ検査装置
JPS60119407A (ja) * 1983-11-30 1985-06-26 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 比較検査装置
JPS6124233A (ja) * 1984-07-13 1986-02-01 Oki Electric Ind Co Ltd パタ−ンの検査方法
JPS61222128A (ja) * 1985-03-27 1986-10-02 Fujitsu Ltd 投影露光方法
JPS6490529A (en) * 1987-10-01 1989-04-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mask for exposure and exposure method
JPH0210819A (ja) * 1988-06-29 1990-01-16 Mitsubishi Electric Corp パターン欠陥の検査方法
US5216257A (en) * 1990-07-09 1993-06-01 Brueck Steven R J Method and apparatus for alignment and overlay of submicron lithographic features
JPH08313448A (ja) * 1995-05-18 1996-11-29 Sony Corp 欠陥検査装置および欠陥検査方法
US7108946B1 (en) * 2004-01-12 2006-09-19 Advanced Micro Devices, Inc. Method of lithographic image alignment for use with a dual mask exposure technique
JP2008232689A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Dainippon Printing Co Ltd 開口パターンを用いた基板表裏面パターンの位置ずれ測定方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7190823B2 (en) * 2002-03-17 2007-03-13 United Microelectronics Corp. Overlay vernier pattern for measuring multi-layer overlay alignment accuracy and method for measuring the same
JP5472306B2 (ja) * 2009-08-28 2014-04-16 富士通株式会社 光学部品製造方法および光学部品製造装置
US20130252428A1 (en) * 2012-03-26 2013-09-26 Shenzhen China Star Optoelectronics Technology Co. Ltd. Photo-etching and Exposing System

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639516A (en) * 1979-09-10 1981-04-15 Fujitsu Ltd Comparative inspecting mechanism of photomask
JPS57133451A (en) * 1981-02-12 1982-08-18 Nec Corp Photomask checking device
JPS5842232A (ja) * 1981-09-07 1983-03-11 Nec Corp フオトマスク重ね合せ検査装置
JPS60119407A (ja) * 1983-11-30 1985-06-26 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 比較検査装置
US4737920A (en) * 1983-11-30 1988-04-12 Nippon Kogaku K. K. Method and apparatus for correcting rotational errors during inspection of reticles and masks
JPS6124233A (ja) * 1984-07-13 1986-02-01 Oki Electric Ind Co Ltd パタ−ンの検査方法
US4734745A (en) * 1985-03-27 1988-03-29 Fujitsu Limited Method for projecting and exposing a photomask pattern onto re-exposing substrates and its apparatus
JPS61222128A (ja) * 1985-03-27 1986-10-02 Fujitsu Ltd 投影露光方法
JPS6490529A (en) * 1987-10-01 1989-04-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mask for exposure and exposure method
JPH0210819A (ja) * 1988-06-29 1990-01-16 Mitsubishi Electric Corp パターン欠陥の検査方法
US5216257A (en) * 1990-07-09 1993-06-01 Brueck Steven R J Method and apparatus for alignment and overlay of submicron lithographic features
JPH08313448A (ja) * 1995-05-18 1996-11-29 Sony Corp 欠陥検査装置および欠陥検査方法
US7108946B1 (en) * 2004-01-12 2006-09-19 Advanced Micro Devices, Inc. Method of lithographic image alignment for use with a dual mask exposure technique
JP2008232689A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Dainippon Printing Co Ltd 開口パターンを用いた基板表裏面パターンの位置ずれ測定方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150009488A1 (en) 2015-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9709903B2 (en) Overlay target geometry for measuring multiple pitches
JP4594280B2 (ja) 偏向リソグラフィーのためのアライメントマークおよびその検出方法
US10895809B2 (en) Method for the alignment of photolithographic masks and corresponding process for manufacturing integrated circuits in a wafer of semiconductor material
JP4451867B2 (ja) 偏光リソグラフィーのためのオーバーレイターゲット
KR102103779B1 (ko) 계측 방법, 계측 장치, 리소그래피 장치, 및 물품의 제조 방법
CN106154741B (zh) 掩模板、散焦量的测试方法及其测试系统
TW201721305A (zh) 曝光裝置、曝光裝置之調正方法以及程式
CN107908086B (zh) 基片的预对准方法
TWI380137B (en) Mark position detection apparatus
TW200815934A (en) Calculation method and apparatus of exposure condition, and exposure apparatus
JP2015014756A (ja) マスク歪計測装置および方法
JP2008277463A (ja) 半導体装置の製造方法、露光方法、パターン補正方法および半導体装置
TW201719300A (zh) 投影曝光裝置
CN103365098B (zh) 一种用于曝光装置的对准标记
US9134628B2 (en) Overlay mark and application thereof
JP5868813B2 (ja) 位置ずれ計測方法
JP2010147109A (ja) 評価方法、露光装置およびデバイス製造方法
JP6039770B2 (ja) インプリント装置およびデバイス製造方法
TW201913729A (zh) 圖案化方法、微影蝕刻裝置及物品製造方法
JP2019090885A (ja) リソグラフィ装置、リソグラフィ方法、決定方法及び物品の製造方法
JP5839398B2 (ja) 露光装置及び露光方法
JP2009016669A (ja) 面位置検出装置、面位置検出方法、露光装置及びデバイス製造方法
TW202234175A (zh) 檢測裝置、檢測方法、程式、微影裝置、及物品製造方法
US20100231878A1 (en) Systems and methods for manufacturing semiconductor device
JP2023128225A (ja) 半導体素子の画像検査方法と半導体素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150812

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170207