JP2015014519A - 車両の重心位置推定装置 - Google Patents

車両の重心位置推定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の停車中の任意のタイミングで車両の重心位置を推定可能な車両の重心位置推定装置を提供する。
【解決手段】左右のエアサスペンション5L、5Rによって車体2が車軸4上に支持される。車体傾動制御部17は、車体ロール角α1である第1の状態と、車体ロール角α1と異なる車体ロール角α2である第2の状態とを設定する。車体ロール角検出部15は左右のエアサスペンション5L、5Rの変位から車体ロール角α1、α2を検出する。車体上荷重検出部16は、左右のエアサスペンション5L、5Rの空気圧に基づいて左右の車体上荷重FL,FRを検出する。重心位置推定部18は、第1の状態における車体ロール角α1、車体上左荷重FL1及び車体上右荷重FR1と、第2の状態における車体ロール角α2、車体上左荷重FL2及び車体上右荷重FR2とに基づいて車両1の重心の上下方向及び車幅方向の位置を推定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の重心位置推定装置に関する。
特開2012−32328号公報には、地面に設置される計量台を備えるトラックスケールを有し、トラックの重心位置及び重心の高さを求める車両計量装置が記載されている。計量台上には、水平部と、水平方向に対して左側又は右側に傾斜する傾斜ブロック部とが設置されている。トラックが計量台の水平部上に停止したときと、トラックが傾斜ブロック上に停止したときとの計量台の左右に負荷される荷重の変化に基づいて、トラックの左右方向の重心Gの位置と重心Gの高さと(重心位置)が求められる。
また、特許第4517107号公報には、重心検知装置および横転限界速度予測装置並びに貨物重量予測装置並びに演算プログラムが記載されている。この重心検知装置は、トレーラトラックのトラクタに固着される揺動検知器と、トラクタの運転室内に配置される演算ユニットとを備える。トレーラトラックの走行中に揺動検知器によって検知されるトレーラトラックの重心Wのピッチング及びローリングの角速度データに基づいて、演算ユニットが、車軸から重心Wまでの上下方向の長さ及び車軸の中心から重心Wまでの左右方向の長さ(重心位置)を演算する。
特開2012−32328号公報 特許第4517107号公報
上記特許文献1に記載の車両計量装置では、車両計量装置が設けられた特定の場所においてのみ車両の重心位置の検出が可能である。このため、車両への積荷の搬入や搬出によって車両の重心位置が変更された場合、上記特定の場所以外では、変更後の重心位置を検出することができない。
これに対し、上記特許文献2に記載の重心検知装置は、車両に設けられているので、特定の場所に限定されずに車両の重心位置の推定が可能である。しかし、この装置では、車両走行中の重心のピッチング及びローリングの角速度データに基づいて車両の重心位置を演算するので、車両の走行開始前に重心位置を推定することはできない。すなわち、車両への積荷の搬入や搬出によって車両の重心位置が変更された場合、変更後の重心位置を車両の走行開始前に推定することができない。
そこで本発明は、車両の停車中の任意のタイミングで車両の重心位置を推定可能な車両の重心位置推定装置の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の車両の重心位置推定装置は、車軸の上方に車体が配置される車両に搭載され、左右の車体支持手段と、車体傾動手段と、車体ロール角検出手段と、左右の車体上荷重検出手段と、重心位置推定手段とを備える。左右の車体支持手段は、車幅方向の左右で車体と車軸との間にそれぞれ介在し、車体のロール方向の傾きを変更可能に車軸に対して車体を下方から支持する。車体傾動手段は、左右の車体支持手段の少なくとも一方を制御することによって車体をロール方向へ傾動させる。車体ロール角検出手段は、車軸に対する車体のロール方向への傾き角である車体ロール角を検出する。左右の車体上荷重検出手段は、車体を含む車体上荷重を、左の車体支持手段に作用する車体上左荷重及び右の車体支持手段に作用する車体上右荷重としてそれぞれ検出する。重心位置推定手段は、車体ロール角が第1の車体ロール角である第1の状態において車体ロール角検出手段及び左右の車体上荷重検出手段がそれぞれ検出した第1の車体ロール角、第1の車体上左荷重及び第1の車体上右荷重と、車体ロール角が第1の車体ロール角と異なる第2の車体ロール角である第2の状態において車体ロール角検出手段及び前記左右の車体上荷重検出手段がそれぞれ検出した第2の車体ロール角、第2の車体上左荷重及び第2の車体上右荷重とに基づいて、前記車両の重心の上下方向及び車幅方向の位置を推定する。
上記構成では、左右の車体支持手段の少なくとも一方を制御することによって、車軸に対する車体のロール方向への傾斜角が相違する第1の状態と第2の状態とが設定され、第1の状態おいて検出された第1の車体ロール角及び第1の左右の車体上荷重と、第2の状態において検出された第2の車体ロール角及び第2の左右の車体上荷重とに基づいて車体の重心位置が推定される。なお、第1の状態及び第2の状態の一方は、車体に積荷が積載されることによって発生する状態であってもよい。また、車体ロール角は、車体が車軸に対して水平状態である場合、すなわち車体ロール角がゼロである場合を含む。これら第1の状態及び第2の状態は、共に車両の停車中に設定可能であり、且つ重心位置推定装置は車両に搭載されているので、車両の停車中の任意のタイミングで重心位置の推定が可能である。
従って、例えば車両への積荷の搬入や搬出によって車体がロール方向に傾いた場合、この傾いた状態を第1の状態に設定し、更に車体をロール方向に傾動させた第2の状態を設定することによって車両の重心位置を推定できる。この結果、車両への積荷の搬入や搬出によって車両の重心位置が変更された場合であっても、車両の走行開始前の任意のタイミングで変更後の車両の重心位置を推定することが可能となる。
また、左右の車体支持手段は、車体と車軸との間に設けられた左右のエアサスペンションであってもよい。車体傾動手段は、左右のエアサスペンションの少なくとも一方のエアサスペンションの空気量を増減することによって車体をロール方向へ傾動させる。車体ロール角検出手段は、左右のエアサスペンションの上下方向の変位をそれぞれ検出する左右の変位センサを有し、左右の変位センサの検出値に基づいて車体ロール角を検出する。左右の車体上荷重検出手段は、左右のエアサスペンションの空気圧をそれぞれ検出する左右の圧力センサを有し、左の圧力センサの検出値に基づいて車体上左荷重を検出し、右の圧力センサの検出値に基づいて車体上右荷重を検出する。
上記構成では、左右の車体支持手段として車体と車軸との間に左右のエアサスペンションが設けられる。車体傾動手段は、左右のエアサスペンションの空気量を増減することによって車体をロール方向へ傾動させる。このため、車体傾動手段は、車体をロール方向へ傾動させるためのアクチュエータを別途必要としない。また、左右の車体上荷重検出手段は、左右のエアサスペンションの空気圧をそれぞれ検出する左右の圧力センサを有し、車体上荷重の変化に応じて変化するエアサスペンションの空気圧を検出することによって車体上荷重を検出する。このため、車体上荷重を検出する荷重計を別途設ける必要がなく、簡易に左右の車体上荷重を検出することができる。このように、左右の車体支持手段として左右のエアサスペンションを設けることによって、車両の重心位置推定装置の構成をより簡素化することができる。
本発明によれば、車両の停車中の任意のタイミングで車両の重心位置を推定可能である。
本発明に係わる重心位置推定装置を備えた車両の要部を示すブロック図である。 エアサスペンションの配置を示す模式図である。 車体の傾動制御のシステム構成図である。 車両の第1の状態における重心位置を説明する模式図である。 車両の第2の状態における重心位置を説明する模式図である。 エアサスペンションの圧力と荷重との関係を示すマップである。 重心位置推定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。以下の説明における前後方向は、車両の前後方向を意味し、左右方向は、車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。図1に示すように、本実施形態に係わる車両1は、左右のエアサスペンション(車体支持手段)5L,5Rと、左右の圧力センサ11L,11Rと、左右の変位センサ10L,10Rと、ECU12と、表示器13と、重心位置推定指示スイッチ14とを備えている。
左右のエアサスペンション(以下、符号5で総称することがある)5L,5Rはそれぞれエアスプリングによって形成され、図2に示すように車両1の車軸4と、車軸4の上方に配置される車体2との間に設けられ、車体2を車軸4上に支持する。左エアサスペンション5Lは車両1の左輪3L側に設けられ、右サスペンション5Rは車両1の右輪3R側に設けられる。
図3に示すように、左右のエアサスペンション5L,5Rには給気用電磁弁(以下、符号6で総称することがある)6L,6Rを経由しエアタンク8から圧縮空気が供給される。また、エアサスペンション5L,5R内の圧縮空気はそれぞれ排気用電磁弁(以下、符号7で総称することがある)7L,7Rを経由して排気される。
給気用電磁弁6の入力ポートは空気配管9を介してエアタンク8に連通し、給気用電磁弁6の出力ポートは、空気配管9を介してエアサスペンション5に連通している。また、排気用電磁弁7の入力ポートは空気配管9を介してエアサスペンション5と連通し、排気用電磁弁7の出力ポートは大気に開放されている。給気用電磁弁6及び排気用電磁弁7は、いずれも2方向ノーマルクローズ型電磁弁であり、電磁弁が非励磁状態では、給気用電磁弁6及び排気用電磁弁7のいずれの電磁弁においても入力ポートと出力ポートとは非連通状態にある。すなわち、エアサスペンション5への圧縮空気の供給及びエアサスペンション5からの圧縮空気の排気はともに遮断された状態となる。給気用電磁弁6が励磁されると給気用電磁弁6の入力ポートと出力ポートとが連通状態となり、それぞれの電磁弁が励磁されている時間だけエアタンク8から圧縮空気がエアサスペンション5に供給され、励磁時間に応じてエアサスペンション5が上下方向に伸長し、車軸4に対する車体2の上下方向の距離が増大する。排気用電磁弁7が励磁されると排気用電磁弁7の入力ポートと出力ポートとが連通状態となり、それぞれの電磁弁が励磁されている時間だけエアサスペンション5の圧縮空気が大気中に排出され、励磁時間に応じてエアサスペンション5が上下方向に収縮し、車軸4に対する車体2の上下方向の距離が減少する。このため、左右のエアサスペンション5L,5Rの少なくとも一方の空気量を増減することによって車軸4に対する車体2の上下方向の距離が変化し車体2がロール方向へ傾動する。すなわち、エアサスペンション5は、車軸4に対して車体2を支持すると共に、車軸4に対して車体2をロール方向に傾動するためのアクチュエータとしても機能する。
左右の圧力センサ11L,11Rは、図3に示すようにエアサスペンション5と給気用電磁弁6及び排気用電磁弁7とを連結する空気配管9にそれぞれ取付られ、左圧力センサ11Lは、左エアサスペンション5Lの空気圧PL(Pa)を検出し、右圧力センサ11Rは、右エアサスペンション5Rの空気圧PRを検出する。
左右の変位センサ10L,10Rは、図2に示すようにエアサスペンション5の近傍にそれぞれ設けられ、左変位センサ10Lは、左エアサスペンション5Lが設けられた車軸4と車体2との間の上下方向の距離HL(m)を検出し、右変位センサ10Rは、右エアサスペンション5Rが設けられた車軸4と車体2との間の上下方向の距離HR(m)を検出する。
ECU12は、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを備える。CPUはROMに格納された重心位置推定処理プログラムを読み出して、重心位置推定処理を実行することによって、図1に示すように、車体ロール角検出部15、車体上荷重検出部16、車体傾動制御部17及び重心位置推定部18として機能する。RAMは、左右の変位センサ10L,10R、左右の圧力センサ11L,11Rがそれぞれ検出した検出値、CPU演算結果の一時記憶領域、各種設定値やマップ等の設定領域として機能する。
車体ロール角検出部15は、左右の変位センサ10L,10Rの検出値に基づいて、車軸4に対する車体2のロール方向への傾きである車体ロール角α(deg)を算出する。すなわち、車体ロール角検出部15は、車体ロール角検出手段を構成する。なお、車体ロール角αの算出については後述する。
車体上荷重検出部16は、車体2と車体上の荷室(図示省略)に積載される積荷荷重とを合算した荷重を、エアサスペンション5に設けた圧力センサ11の空気圧を検出することによって車体上荷重として検出する。具体的には、図6に示すようなエアサスペンション5の空気圧Pとエアサスペンション5に作用する荷重F(N)との関係を示すマップを参照し、左圧力センサ11Lによって検出された左エアサスペンション5Lの空気圧PLから車体上左荷重FLを検出する。同様に、図6のマップを参照し、右圧力センサ11Rによって検出された右エアサスペンション5Rの空気圧PRから車体上左荷重FRを検出する。すなわち、車体上荷重検出部16は、左右の車体上荷重検出部手段を構成する。なお、図6のマップに示すエアサスペンション5の空気圧Pとエアサスペンション5に作用する荷重Fとの関係は実験等によって求められ予め設定される。
車体傾動制御部17は、給気用電磁弁6及び排気用電磁弁7を所定時間励磁して左右のエアサスペンション5L,5Rの少なくとも一方の空気量を増減することによって車体2をロール方向へ傾動させる。すなわち、車体傾動制御部17は、車体2をロール方向へ傾動させる車体傾動手段を構成する。
重心位置推定部18は、車体ロール角が第1の車体ロール角である第1の状態において車体ロール角検出部15及び車体上荷重検出部16がそれぞれ検出した第1の車体ロール角、第1の車体上左荷重及び第1の車体上右荷重と、車体ロール角が第1の車体ロール角と異なる第2の車体ロール角である第2の状態において車体ロール角検出部15及び車体上荷重検出部16がそれぞれ検出した第2の車体ロール角、第2の車体上左荷重及び第2の車体上右荷重とに基づいて、車両1の重心の上下方向及び車幅方向の位置を推定する。すなわち、重心位置推定部18は、車両1の重心位置を推定する重心位置推定手段を構成する。
表示器13は、車室内の例えばインストルメントパネル(図示省略)に設けられ、ECU12から表示信号を受信したとき、重心位置推定部18が推定した車両1の重心位置を表示して運転者等へ報知する。
重心位置推定指示スイッチ14は、車室内の例えばインストルメントパネル(図示省略)付近に設けられ、重心位置推定指示スイッチ14がオンに設定されることによって、ECU12に対して重心位置推定処理の実行が指示される。運転者等は、車両1への積荷の搬入及び搬出を実行した後で、重心位置推定指示スイッチ14をオンに設定することによって積荷の搬入及び搬出後の車両の重心位置推定の実行を指示することができる。
次に、車両1の重心の車幅方向及び上下方向の位置の導出について説明する。車両1の重心は、車体2が水平状態にあるときの重心位置によって表される。ここで、車体2が水平状態にあるときに、車両1の重心が車幅方向中央からの車幅方向の距離L0(m)、地上からの上下方向の高さH0(m)に位置しているとすると、車両1の重心位置は、図4及び図5に示すように車両座標を用いて、座標原点からX軸方向の距離L0,座標原点からY軸方向の距離H0にある座標(L0,H0)で表される。なお、車両座標は、車両1の前後方向と直交し地面に沿った車幅方向のX軸と、車両1の車幅方向中央の上下方向の軸線であってX軸と直交するY軸とを有し、X軸の左方向及びY軸の上方向を正とする二次元座標である。
図4に示すように、車体2が水平状態(図4のなかで車体2が2点鎖線で示される状態)からロール方向に傾いた第1の状態(図4のなかで車体2が実線で示される状態)にあるときの車体ロール角(第1の車体ロール角)をα1とし、車体ロール角α1のときの重心の座標(L1,H1)とすると、座標(L1,H1)と、車体2が水平状態にあるときの重心の座標(L0,H0)との関係は式(1)のように表される。
Figure 2015014519
なお、車体2は、Y軸上に位置するロールセンタを中心としてロール方向に傾動する。車体2のロール方向は右方向(時計回り)を正とする。座標原点からロールセンタまでの距離Hrc(m)は、車両1に固有の値であり予め設定される。
また、図5に示すように、車体2が第1の状態と異なる第2の状態(図5のなかで車体2が実線で示される状態)にあるときの車体ロール角(第2の車体ロール角)をα2とし、車体ロール角α2のときの重心の座標(L2,H2)とすると、座標(L2,H2)と、車体2が水平状態のときの重心の座標(L0,H0)との関係は式(2)のように表される。
Figure 2015014519
式(1)から、車体ロール角α1のときの重心のX軸方向の距離L1を取出すと、L1は式(3)によって表される。
Figure 2015014519
また、式(2)から、車体ロール角α2のときの重心のX軸方向の距離L2を取出すと、L2は式(4)によって表される。
Figure 2015014519
式(3)と、式(4)とを連立させてL0及びH0について解くと、L0及びH0はそれぞれ式(5)及び式(6)のように求められる。
Figure 2015014519
Figure 2015014519
よって、車体ロール角α1のときの重心のX軸方向の距離L1と、車体ロール角α2のときの重心のX軸方向の距離L2とを求めて、L1とL2とを式(5)及び式(6)に代入することによって、車体2が水平状態にあるときの車両1の重心の座標(L0,H0)が求められる。
ここで、車体2を含めた車体上の質量をm(kg)とすると、車体上荷重は、m×g(N)で表される。但し、g(m/s)は重力加速度である。車体ロール角α1のときの車体上左荷重(第1の車体上左荷重)をFL1、車体上右荷重(第1の車体上右荷重)をFR1、車体ロール角α2のときの車体上左荷重(第2の車体上左荷重)をFL2、車体上右荷重(第2の車体上右荷重)をFR2とし、車体ロール角α1のときと車体ロール角α2のときとでは車両1の積荷の状態に変化がないものとすると、車体ロール角α1のとき及び車体ロール角α2のときにおいて車体上荷重の変化がないので式(7)及び式(8)が成り立つ。
Figure 2015014519
Figure 2015014519
ここで、車体ロール角α1のときのモーメントのつり合いから、式(9)が成り立つ。
Figure 2015014519
式(9)から車体ロール角α1のときの重心のX軸方向の距離L1は式(10)のように求められる。
Figure 2015014519
同様にして、車体ロール角α2のときのモーメントのつり合いから、車体ロール角α2のときの重心のX軸方向の距離L2は、式(11)のように求められる。
Figure 2015014519
よって、第1の状態における車体ロール角α1、車体ロール角α1のときの重心のX軸方向の距離L1、第2の状態における車体ロール角α2及び車体ロール角α2のときの重心のX軸方向の距離L2を式(5)及び式(6)に代入することによって、車体2が水平状態にあるときの車両1の重心の座標(L0,H0)が導出され、重心の車幅方向中央からの車幅方向の距離L0と地上からの上下方向の高さH0とが求められる。
次に、ECU12が実行する重心位置推定処理を図7に示すフローチャートに基づいて説明する。本処理は、車両1が停車中に繰り返して実行される。ECU12は、まず重心位置推定指示スイッチ14がオンかオフかを判定する(ステップS1)。重心位置推定指示スイッチ14がオン(ステップS1の判定がYes)の場合は重心位置推定の実行指示を受付け、重心位置推定指示スイッチ14をオフとして(ステップS2)、ステップS3へ進む。重心位置推定指示スイッチ14がオフ(ステップS1の判定がNo)の場合は、重心位置推定の実行が指示されていないか、又は既に重心位置推定の実行を完了しているので、本処理を終了する。なお、本実施形態では、重心位置推定指示スイッチ14がオンに設定されたときの車体2のロール状態を第1の状態に設定する(図4参照)。
ステップS3では、左圧力センサ11Lの検出値PL1、右圧力センサ11Rの検出値PR1、左変位センサ10Lの検出値HL1、及び右変位センサ10Rの検出値HR1を取得する。
次にECU12は、図6に示すマップを参照し、左圧力センサ11Lの検出値PL1から左車体上荷重FL1を算出し、右圧力センサ11Rの検出値PR1から右車体上荷重FR1を算出する(ステップS4)。
次にECU12は、第1の状態における車体ロール角α1を算出する(ステップS5)。第1の状態における左変位センサ10Lの検出値をHL1、右変位センサ10Rの検出値をHR1とし、左エアサスペンション5Lと右エアサスペンション5Rとの間の車幅方向の距離をb(m)とすると、車体ロール角α1は式(12)のように表される。なお、bは車両1に固有の値であり予め設定される。また、車体ロール角は、図4に示す右回り(時計回り)を正とし、車体が車軸に対して水平状態である場合、すなわち車体ロール角がゼロである場合を含む。
Figure 2015014519
次にECU12は、式(10)に左右の車体上荷重FL1及びFR1を代入して車体ロール角α1のときの重心のX座標L1を算出する(ステップS6)。
次に、ECU12は、図5に示すように車体2を第1の状態よりも右方向に傾いた第2の状態に設定する(ステップS7)。具体的には給気用電磁弁6Lを所定の時間励磁して左エアサスペンション5Lの空気量を増加させることによって車軸4と車体2との距離を増大させ、又は排気用電磁弁7Rを所定の時間励磁して右エアサスペンション5Rの空気量を減少させることによって車軸4と車体2との距離を減少させて車体2を右方向に傾動させる。なお、車体2を第2の状態に設定する場合、給気用電磁弁6Lを所定の時間励磁して左エアサスペンション5Lの空気量を増加させると同時に、排気用電磁弁7Rを所定の時間励磁して右エアサスペンション5Rの空気量を減少させることによって車体2を右方向に傾けてもよい。
次にECU12は、第2の状態において、左圧力センサ11Lの検出値PL2、右圧力センサ11Rの検出値PR2、左変位センサ10Lの検出値HL2、及び右変位センサ10Rの検出値HR2を取得する(ステップS8)。
次にECU12は、図6のマップを参照して左圧力センサ11Lの検出値PL2から左車体上荷重FL2を算出し、右圧力センサ11Rの検出値PR2から右車体上荷重FR2を算出する(ステップS9)。
次にECU12は、第2の状態における車体ロール角α2を算出する(ステップS10)。第2の状態における左変位センサ10Lの検出値をHL2、右変位センサ10Rの検出値をHR2とすると、車体ロール角α2は式(13)のように表される。
Figure 2015014519
次にECU12は、式(11)に左右の車体上荷重FL2及びFR2を代入して車体ロール角α2のときの重心のX座標L2を算出する(ステップS11)。
次にECU12は、車両1の重心位置を推定する(ステップS12)。すなわちECU12は、車体ロール角α1、車体ロール角α1のときの重心のX座標L1、車体ロール角α2及び車体ロール角α2のときの重心のX座標L2を式(5)及び式(6)に代入することによって車体2が水平状態のときの重心位置である車幅方向中央からの車幅方向の距離L0、地上からの上下方向の高さH0を算出し、車両1の重心位置の推定値とする。
次にECU12は、表示器13に対して表示信号を出力し、ステップS11で推定した車両1の重心位置の推定値を表示し処理を終了する(ステップS13)。
本実施形態では、車両1の重心位置推定指示スイッチ14がオンに設定されたときの車体の傾き状態を第1の状態に設定し、車体ロール角検出部15が車体ロール角α1を検出し、車体上荷重検出部16が左右の車体上荷重FL1,FR1を検出する。次に、車体傾動制御部17が左右のエアサスペンション5L,5Rの空気量を増減して車体2を第1の状態とロール方向のへ傾斜角が相違する第2の状態に設定し、車体ロール角検出部15が車体ロール角α2を検出し、車体上荷重検出部16が左右の車体上荷重FL2,FR2を検出する。さらに重心位置推定部18が、第1の状態において検出された車体ロール角α1及び左右の車体上荷重FL1,FR1と、第2の状態において検出された車体ロール角α2及び左右の車体上荷重FL2,FR2とに基づいて車両1の重心位置を推定する。これら第1の状態及び第2の状態は、共に車両の停車中に設定可能であり、且つ重心位置推定装置は車両1に搭載されているので、車両1の停車中の任意のタイミングで重心位置の推定が可能である。
従って、例えば車両1への積荷の搬入や搬出によって車体がロール方向に傾いた場合、
重心位置推定指示スイッチ14をオンにすると、この傾いた状態が第1の状態に設定され、次に車体2をロール方向に傾動させた第2の状態が設定されて車両1の重心位置が推定される。この結果、車両1への積荷の搬入や搬出によって車両1の重心位置が変更された場合であっても、車両1の走行開始前の任意のタイミングで変更後の車両1の重心位置を推定することが可能となる。このため、運転者は、重心位置に起因する車両1の横転危険性を走行前に判断し車両1の運転に反映することができる。また、積荷の積載状態を改善して車両1の重心位置をより好適な位置に移動させ、車両走行時の横転危険性を予め低下させておくことも可能となる。
また、本実施形態では、車体2と車軸4との間に設けられた左右のエアサスペンション5L,5Rによって車体2が車軸4上に支持される。左右のエアサスペンション5L,5Rは、給気用電磁弁6及び排気用電磁弁7を制御してエアサスペンション5の空気量を増減することによって車体2をロール方向へ傾動させる車体傾動制御のアクチュエータとしても機能するため、車体2をロール方向へ傾動させるためのアクチュエータを別途設ける必要がない。また、左右の車体上荷重FL,FRの変化に応じて変化する左右のエアサスペンション5L,5Rの空気圧をそれぞれ検出することによって左右の車体上荷重FL,FRが検出される。このため、左右の車体上荷重を検出する荷重計を別途設ける必要がなく、簡易に左右の車体上荷重FL,FRを検出することができる。このように、左右のエアサスペンション5L,5Rによって車軸4上に車体2を支持しているので、車両1の重心位置推定装置の構成をより簡素化することができる。
なお、本実施形態では、重心位置推定指示スイッチ14による重心位置の推定指示を受付けたときの車体2のロール方向への傾き状態を第1の状態(車体ロール角α1)に設定し、次にエアサスペンション5の空気量を増減して第2の状態(車体ロール角α2)を設定したが、第1の状態は、車体2が水平状態である場合を含む任意のロール状態でよく、また第2の状態は、第1の状態と車体ロール角が相違するロール状態であればよい。従って、例えば重心位置の推定指示を受付けたときに、エアサスペンション5を制御して車体2を傾動させ、重心位置の推定指示を受付けたときの車体2の傾き状態とは異なる第1の状態(車体ロール角α1)を設定し、その後さらにエアサスペンション5を制御して第1の状態と傾斜角が相違する第2の状態(車体ロール角α2)を設定してもよい。また、第1の状態(車体ロール角α1)の設定後、第1の状態のロール方向とは反対のロール方向へ車体2を傾動させて第2の状態(車体ロール角α2)を設定してもよい。
また、車体ロール角αの変更は、エアサスペンション5の空気量を増減することによって車体2をロール方向に傾ける本実施形態に限定されず、例えば車体2と車軸4との間に油圧シリンダ等のアクチュエータを設けて車体2をロール方向に傾けてもよい。
また、左右の車体上荷重FL,FRの検出は、左右のエアサスペンション5L,5Rの圧力に基づいて荷重を検出する本実施形態に限定されず、例えば左右の車体上荷重を検出するための荷重計等を別途設けてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明は、車両の重心位置推定装置として広く適用可能である。
1 車両
2 車体
4 車軸
5L 左エアサスペンション(左の車体支持手段)
5R 右エアサスペンション(右の車体支持手段)
10L 左変位センサ
10R 右変位センサ
11L 左圧力センサ
11R 右圧力センサ
12 ECU
15 車体ロール角検出部(車体ロール角検出手段)
16 車体上荷重検出部(左右の車体上荷重検出手段)
17 車体傾動制御部(車体傾動手段)
18 重心位置推定部(重心位置推定手段)

Claims (2)

  1. 車軸の上方に車体が配置される車両に搭載される車両の重心位置推定装置であって、
    車幅方向の左右で前記車体と前記車軸との間にそれぞれ介在し、前記車体のロール方向の傾きを変更可能に前記車軸に対して前記車体を下方から支持する左右の車体支持手段と、
    前記左右の車体支持手段の少なくとも一方を制御することによって前記車体をロール方向へ傾動させる車体傾動手段と、
    前記車軸に対する前記車体のロール方向への傾き角である車体ロール角を検出する車体ロール角検出手段と、
    前記車体を含む車体上荷重を、前記左の車体支持手段に作用する車体上左荷重及び前記右の車体支持手段に作用する車体上右荷重としてそれぞれ検出する左右の車体上荷重検出手段と、
    前記車体ロール角が第1の車体ロール角である第1の状態において前記車体ロール角検出手段及び前記左右の車体上荷重検出手段がそれぞれ検出した該第1の車体ロール角、第1の車体上左荷重及び第1の車体上右荷重と、前記車体ロール角が前記第1の車体ロール角と異なる第2の車体ロール角である第2の状態において前記車体ロール角検出手段及び前記左右の車体上荷重検出手段がそれぞれ検出した該第2の車体ロール角、第2の車体上左荷重及び第2の車体上右荷重とに基づいて、前記車両の重心の上下方向及び車幅方向の位置を推定する重心位置推定手段と、を備える
    ことを特徴とする車両の重心位置推定装置。
  2. 請求項1に記載の車両の重心位置推定装置であって、
    前記左右の車体支持手段は、前記車体と前記車軸との間に設けられた左右のエアサスペンションであり、
    前記車体傾動手段は、前記左右のエアサスペンションの少なくとも一方のエアサスペンションの空気量を増減することによって前記車体をロール方向へ傾動させ、
    前記車体ロール角検出手段は、前記左右のエアサスペンションの上下方向の変位をそれぞれ検出する左右の変位センサを有し、該左右の変位センサの検出値に基づいて前記車体ロール角を検出し、
    前記左右の車体上荷重検出手段は、前記左右のエアサスペンションの空気圧をそれぞれ検出する左右の圧力センサを有し、該左の圧力センサの検出値に基づいて前記車体上左荷重を検出し、該右の圧力センサの検出値に基づいて前記車体上右荷重を検出する
    ことを特徴とする車両の重心位置推定装置。
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