JP2015014120A - 電気錠管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電池錠の無駄な電力消費を極力抑えることができること。【解決手段】少なくとも携帯機又は情報管理装置のいずれかと、建物のドアに配置され電池を電源として電気的に作動する電池錠と、この電池錠及び前記携帯機又は情報管理装置のいずれか間に介在する中継制御装置から成る電気錠管理システムであり、電池錠は中継制御装置から電磁波エネルギーを有する電波を得ることにより電池から電力を得ることなく電磁誘導の起電力により起動する受信手段と、該受信手段から起動信号を取得すると、モード切換え手段により休止モードから起動モードに切り換って前記電池から給電を受ける制御手段及び送信手段を備え、制御手段は前記中継制御装置を介して外部から送信されてきた解錠信号の適否を判定処理し、当該解錠信号が正しければ、ドアロック手段に対して解錠駆動信号を出力するように制御する電気錠管理システム。【選択図】図1

Description

本発明は、主に建具の出入り口で利用される電気錠管理システムに関する。
特許文献1の発明の課題は、携帯機の電池の寿命を延ばすことで、その具体的な構成は、外部からのリクエスト信号に応答して該携帯機毎に個別に設定されたIDコードを含む信号を送信する携帯機2において、記リクエスト信号を受信する受信手段10と、前記IDコードを含む信号を送信する送信手段30と、該携帯機2の電源としての電池40とを備え、前記受信手段10は、前記リクエスト信号の受信に伴って該リクエスト信号から電磁波エネルギーを得ることにより前記電池40から電力を得ることなく起動される一方、前記送信手段30は、前記電池40から電力を得ることにより前記IDコードを含む信号を送信することである(符号は特許文献1のもの)。この特許文献1の携帯機2は、自動車の自動解錠機能を有する電子キーシステムとして利用されているが、建物の出入り口に配設される電気錠装置ではない。
これに対して、特許文献2は、車両や建物の出入り口に配設されるドア錠などを施・解錠する電気錠装置である。この特許文献2の発明の課題は、ノイズの受信に起因する作動を抑制して電力消費量を低減させることができることで(段落0013)、この課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、所定の周波数帯域の電波を受信する受信手段と、その電波が携帯機から送信された無線信号であると判断したことを条件として錠を施解錠させる制御手段とを備える施解錠制御装置において、前記受信手段を所定の周期で間欠的に作動させる間欠作動手段を備え、前記受信手段は、作動状態で前記電波を受信したときに前記制御手段に対して起動信号を出力し、前記制御手段は、起動モードと、その起動モードよりも消費電力量が少ない休止モードとを有し、前記起動信号が入力されたときには前記休止モードから前記起動モードに切り換わって前記受信した電波が前記携帯機から送信された無線信号であるか否かを判定する判定処理を行うとともに、前記起動モードに切り換わった回数をカウントする計数処理と、前記電波が前記携帯機から送信された無線信号であると判定したことを条件としてカウント数をクリアする計数クリア処理と、前記カウント数が所定回数に達したときに、その後の前記間欠作動手段による受信手段の間欠作動を禁止する作動禁止処理を行うことを要旨とする(段落0014)。
この特許文献の施・解錠制御装置21は、錠箱内にバッテリ25を内蔵し(段落0033)、その受信回路23の電子端子はタイマー回路26を介して前記バッテリ25に接続されている(段落0035)。付言すると、受信回路23はタイマー回路26を介して前記バッテリ25から給電を受ける(段落0036)。
また送信回路を制御するマイコン24も上記バッテリ25から給電を受ける(段落0038)。そして、この特許文献2の「消費電力を抑える」という特徴事項は段落0038に記載されている(符号は特許文献2のもの)。
しかしながら、特許文献2には、建具用ドアに設けた電池錠の電池の寿命を長くする、電池錠に対する外部装置の間で配線工事をなくする等の目的のために、携帯機11と施・解錠制御装置21との間に「中継制御装置」を配設する事項は記載されていない。
特開2005−226254号 特開2004−107906号
本願発明の主な課題は、電池錠の無駄な電力消費を極力抑えることができることである。次に本願発明の課題は、建築工事の進捗状況如何を問わず、電気錠のシステム工事に着手することができることである。さらに、本願発明の課題は中継制御装置を介して電池錠の施・解錠状態を管理することを可能とする電気錠管理システムを提供することである。
本発明の電気錠管理システムは、少なくとも携帯機又は情報管理装置のいずれかと、建物のドアに配置され電池を電源として電気的に作動する電池錠と、この電池錠及び前記携帯機又は情報管理装置のいずれか間に介在する中継制御装置から成る電気錠管理システムであり、前記電池錠は、前記中継制御装置から電磁波エネルギーを有する電波を得ることにより前記電池から電力を得ることなく電磁誘導の起電力により起動する受信手段と、該受信手段から起動信号を取得すると、モード切換え手段により休止モードから起動モードに切り換って前記電池から給電を受ける制御手段及び送信手段を備え、前記制御手段は前記中継制御装置を介して外部から送信されてきた解錠信号の適否を判断し、当該解錠信号が正しければ、ドアロック手段に対して解錠駆動信号を出力するように制御することを特徴とする。
上記構成に於いて、中継制御装置は電池錠とは別個の電源又は電源用のプラグかのいずれかを有することを特徴とする。また、中継制御装置又は情報管理装置のいずれが認証手段を有し、中継制御装置が直接又は情報管理装置が中継制御装置を介して間接的に解錠信号を送信することを特徴とする。また、携帯機はカード状の物、携帯電話型の物のいずれかであることを特徴とする。また携帯機は携帯電子キーであり、筺体としての扁平状摘み部と、該扁平状摘み部の中にその基端部が固定的に支持されたブレード部分とから成ることを特徴とする。さらに、送信手段は制御手段の制御に基づいて中継制御装置に対して動作結果信号又は制御手段が解錠信号を取得する前にスタンバイOKの信号のいずれかを送信すると、前記制御手段のモード切換え手段は、起動モードから休止モードに切り換えることを特徴とする。さらに無線信号は、命令を運ぶ低い周波数帯域と、IDデータを運ぶ高い周波数帯域に区別されていることを特徴とする。
ここで「携帯機」とは、固有のIDデータを保持するカード状の物、携帯電話型の物のみならず、スマートフォン、タブレット又はリーダライタと接続されているコンピュータも含む。また、ここで「情報管理装置」は、携帯機よりも上位のコンピュータで、実施形態如何によって、該携帯機と共に、又は携帯機とは別個に本発明のシステムを構成し得るものである。
さらにここで「電池錠」とは、電気的に動作する又は制御される錠前において、その駆動電源が有線で外部からの電力供給を受けるものではなく、乾電池やリチウム電池等の電源を備えているものをいう。付言すると、電池錠は、電気錠のシステム工事の際、商業用交流電源と接続するための配線等が不要である反面、電源の電気が切れたときは、電池の交換又は充電等により電気を供給しなくてはなら欠点がある。
(a)請求項1に記載の発明は、電池錠の無駄な電力消費を極力抑えることができるので、電池の寿命を延ばすことができる。また、電池錠と中継制御装置を介して電波(電磁波)を利用した双方向通信をするので、ドアを建物の出入り口に取り付ける「建築工事」と、電池錠をドアに取付ける、いわゆる「電気錠のシステム工事」とを分離することができるので、前記建築工事の進捗状況如何を問わず、電気錠のシステム工事に着手することができる。付言すると、電気錠のシステム工事の中に「電池錠」なる概念を導入したので、配線工事が不要である。その結果、電気錠のシステム工事を非常に楽にかつ迅速に行うことができる。
(b)請求項2に記載の発明は、電池錠の制御手段に中継制御装置の一部の機能(携帯機や情報管理装置との信号処理)を持たせる必要がなく、中継制御装置は電池錠とは別個の電池又は商業用交流電源のいずれかでもって携帯機や情報管理装置との信号処理を実行するので、電池錠の無駄な電力消費を極力抑えることができる。したがって、電池の寿命を延ばすことができる。
(c)請求項3に記載の発明、認証手段を少なくとも中継制御装置又は情報管理装置のいずれに持たせることにより、システムの信頼性を確保することができる。
(d)請求項4に記載の発明は、携帯機はカード状の物、携帯電話型の物のいずれかであっても、本発明のシステムを利用することができる。
(e)請求項5に記載の発明は、電気的のみならず、機械的にも電池錠を解錠することができる。
(f)請求項6に記載の発明は、解錠するまでの間、極力、電池錠の無駄な電力消費を極力抑えることができる。
(g)請求項7に記載の発明は、IDデータを送信する際に、高い周波数帯域の電波(VHF)を利用するので、電波がダイレクトに流れ、その結果、信頼性・確実性を得ることができる。
図1乃至図5は本発明の第1実施形態を示す各説明図。図6は本発明の第2実施形態を示す説明図。
本発明の電気錠管理システムの構成を示すブロック図。 電池錠と中継制御装置の無線通信を示す概略説明図。 中継制御装置と携帯機の無線通信を示す概略説明図。 要部(電池錠)の構成を示すブロック図。 電気錠管理システムの処理の流れを示した説明図(起動信号と解錠信号が同時の場合)。 第2実施形態を示す図1と同様のブロック図。 電気錠管理システムの処理の流れを示した説明図(起動信号と解錠信号が異時の場合)。
図1乃至図5は本発明の電気錠管理システムを示す。この電気錠管理システム(1)は、電池錠Xと中継制御装置Yと携帯機Zの3つ構成要素を備えている。電池錠Xの外観構成、内蔵する駆動部材、作動部材等は図2で示すとおりである。すなわち、2は錠箱、3は台座、4は台座にその軸部が回転自在に装着されたハンドル、6は電源としての電池、11は前記電池により駆動する駆動モータ、12は駆動モータの出力軸、13は駆動モータ11とデッドボルト14の間に配設され、前記駆動モータ11の駆動力をデッドボルト14に伝達する動力伝達歯車、15はシリンダである。なお、図2の電気錠Xの外観構成等は説明の便宜上減速機構、クラッチ機構等の事項は割愛してある。
図1の「電池錠X」は、本発明に必要な特定事項を概略的に示したものである。電池錠Xは、建物のドア16の開閉端部に設けられるものである。電池錠Xは、図1のブロック図で示すように錠箱2に電源(電池)6を内蔵し、待受け状態の受信手段21a、前記電源6によって作動する制御手段20、該制御手段20と同様に前記電源6によって作動する送信手段21b及び前記電源6によって作動するドアロック手段22を備えている。制御手段20はモード切換え手段20aを有する。
しかして、信号を復調する機能等を有する受信手段21aと、信号を電波に変調する機能等を有すると送信回路21bは、図1及び図4で示すように、電池6を消費するか否かで区分けされている。
すなわち、前記受信回路21aは中継制御装置Yから送信されてくる電波の電磁誘導の元種となるバースト信号を利用するので、電池6からの給電を一切受けないで電力を賄うのに対して、前記送信回路21bは、制御手段20が前記受信手段21aから起動信号を受け取り、電力を消費しない休止モードから電力を消費する起動モードに切り換った後に該制御手段20と共に起動する。
電池錠2の受信回路21aは、後述する携帯機の一例としての携帯電子キーZと同様なので、簡単に説明するが、図4で示すように該受信回路21は、電磁エネルギーを有する電波を受信する受信アンテナ(a)、コンデンサ(b)及びIC(c)を有する。そして、待ち受け状態の受信回路21aは、中継制御装置Yから、少なくとも起動信号(この実施形態では起動信号と共に暗号化された解錠信号)を受信すると、前記IC(c)は受信回路21aのコンデンサ(b)から給電を受けながら起動信号の適否を判断する。起動信号の適否は電圧の差を利用する(例えば特開2010−144344号の記載されているように「目標電圧以上か否か」の判断)。それ故に、受信回路21aは受信機能、自己発電機能、充電機能及び少なくとも起動信号が正しいか否かの適否を判断する機能を有する。
前述したように、受信回路21aから適否を経た起動信号(トリガー信号)を貰った制御手段20は、モード切換え手段20aを介して休止モードから電力を消費する起動モードに切り換わるので、自己の電池6を目当てにして電池6から給電を受ける。そして、制御手段20は、その起動中に、そり処理態様如何を問わず、最終的に判定部20bが受信回路21aから貰った解錠信号を判定処理すると、ドアロック手段22に対して解錠駆動信号を制御する。なお、電池6から制御手段20、送信回路21b及びドアロック手段に対する給電経路は仮想線で示したとおりである。
ところで、この実施形態に於いて、電池錠2の電池6をより一層消費しないことを目的として、電池錠2の制御手段20は送信回路21bに、例えば解錠した結果に基づく動作結果信号を出力するように制御した後、直ちにモード切換え手段20aにより、電力を消費する起動モードから電池6の電力を消費しない休止モードに切り換える。このような形態の場合には、制御手段20は受信回路21aから起動信号又は暗号化された解錠信号を受けた後に休止モードから起動モードに再び復活して前記電池6から給電を受け、最終的にドアロック手段22を解錠することになる。
特に図示しないが、制御手段20は、例えばそれ自体クロック機能を有し、必要に応じて、そのメモリの中に施錠状態か否か、解錠信号の待受け状態か否か等の錠の状態情報、電池錠の識別情報(錠前固有コード)、当該電池錠に関連付けられた携帯機Zの識別情報(携帯機固有コード)、中継制御装置Yに関する情報(中継固有コード)、電池錠を解錠するために必要な情報(解錠信号と同じ設定情報)、その他中継制御装置Yと交信するために必用な情報等を適宜に有する。もちろん、前記携帯機Zの識別情報等が必要でない場合にはメモリの中に格納する必要はない。また制御手段20は解錠信号を処理するための必要なプログラム又は電子回路を有する。
ところで、起動信号の発生は単純な電気回路の「ON」、「OFF」を用いている。また電気錠の施錠制御は本発明の本質的事項ではないものの、例えば中継制御装置Yから施錠命令信号が来たとき、施錠操作信号が来たとき、所定時間内に施錠命令信号が来ないとき、情報が一致しなくなったとき等に適宜に実行される。
送信手段21bは制御手段20の指令に基づいて後述の中継制御装置Yに、解錠した旨の動作結果信号、又は実施形態如何によっては、前述したように起動信号のみ受信した場合には錠の状態情報を電波に乗せて送信する。また制御手段20は、最終的には、前述したように、判定部で解錠信号であることを判定した場合には、ドアロック手段22に対して解錠駆動信号を出力するように制御する。もちろん、電池錠は錠前であるから、例えば中継制御装置Yから施錠命令信号が来たときには、ドアロック手段22に対して施錠駆動信号を出力するように制御する。
さて、本発明の電気錠装置(1)は、建物のドア16に配置され電池6を電源として電気的に作動する電池錠Xと、望ましくは電池30を電源として電気的に作動する携帯機Zと、前記電池錠Xと前記携帯機Zとの間で互いに無線信号で通信することができるように介在し、かつ前記ドア16又はドアの付近の壁・床・天井・パネル・看板、スタンド等の物(物の一部も含む)に単数又は複数配置された中継制御装置Yとから成るので、次に携帯機Zについて説明する。
携帯機Zは、例えば携帯電子キーであり、該携帯電子キーZは建物の居住者、従業員等の所持者が占有するもので、該携帯機としての携帯電子キーZは電池錠Xのシリンダ15を電気的にも機械的にも解錠することができる。図3は実施形態の携帯機Zの外観構成を示すもので、この携帯機Zは、筺体としての扁平状摘み部25と、該扁平状摘み部25の中にその基端部が固定的に支持されたブレード部分26とから成る。
図1に示す左側が携帯機Zのブロック図である。この携帯機Zのブロック図は本発明の特徴事項を要約して示したものである。つまり、携帯機Zは待ち受け状態の受信機能27及びIDデータ送信機能28を有している。具体的構成は、例えば特許文献1に記載の携帯機(電磁波エネルギーを利用するもの)と同様である。
したがって、携帯機Zは、図示しない判断手段(IC)を有する待ち受け状態の受信手段27と、IDデータ送信手段28を構成するマイコン(マイクロコンピュータ)及び送信回路と、前記IDデータ送信手段用の電源としての電池30を備えている。実施形態の待ち受け状態の受信手段27は、中継制御装置Yから送信されてくるリクエスト信号を乗せた低い帯域の電波(LF)を受信するためのもので、特に図示しないが判断手段(IC)を備えている。該待ち受け状態の受信手段27は、電磁波エネルギーにより電力を賄う受信回路と、該受信回路が起動した後に「リクエスト信号か否か」を判断する判断手段(IC)とから成る。なお、受信アンテナ、コンデンサ等を有する受信回路の具体的構成については、当業者にとって自明事項なので、図示および詳細な説明を割愛する。
一方、IDデータ送信手段28はCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、メモリを備えている。このメモリには、携帯機毎に個別に設定されたIDコードが記憶されている。そして、マイコンは、待ち受け状態の受信手段27から上述の判断手段(IC)を介してリクエスト信号を受け取ると、該リクエスト信号に応答するためにIDコードを送信回路に出力する。送信回路は、その出力信号を所定周波数の電波に変調して送信する。電池30はリクエスト信号に応答してIDコードを含む信号を送信するための電源である。
上記構成の携帯機Zは、待ち受け状態の受信手段27を介してクエスト信号を取得すると、判断手段(IC)を経た後、そのIDデータ送信手段28は外部にIDデータ信号を高い帯域の周波数(VHF)の電波に乗せてダイレクトに送信する。なお、実施形態の無線信号は、例えば命令を運ぶ低い周波数帯域(LF)と、電池錠に関するデータを運ぶ高い周波数帯域(VHF)に区別されている。
中継制御装置Yは、建物のドア16の外壁面・内部又はドア付近の壁、パネル、スタンド等のいずれか又は全部に取り付けられるもので、その外観形状は円形又は角形のいずれかの薄型ケースユニットである。実施形態では、管理・運搬性・利便性・電源に配慮して、薄型ケースユニット30の適宜個所から差し込みプラグ31を有する所要長さのコード32が延在している。中継制御装置Yは前記差し込みプラグ31を図示しないコンセントに差し込むと商業用交流電源を利用して作動することができる。
本発明の電気錠管理システム(1)は、電池錠Xと携帯機Zとの間に中継制御装置Yを介在させた点に特徴があり、該中継制御装置Yと電池錠Xは双方向通信が可能に構成され、また該中継制御装置Yと携帯機Xも双方向通信が可能に構成されている。中継制御装置Yの中継送受信手段33は、その筺体の中に直接又は別個の筺体を介して間接的にID認証手段34を備えている。
しかして、中継送受信手段33は、特に図示しないが、受信回路、送信回路、携帯機の識別情報(携帯固有コード)、電池錠の識別情報(錠固有コード)、解錠情報等の必要な情報をメモリに格納したマイコン(中継制御部)を備え、プラグ31及びコード32を介して商業用交流電源により作動する。
中継制御装置Yの図示しない前記マイコン(中継制御部)は、送信回路に携帯機Zに対してリクエスト信号を出力するように制御する。送信回路から送信するリクエスト信号は幅広の領域に流れるように低い周波数帯域の電波(LF)を利用している。
ところで、送信回路は、マイコンからのリクエスト信号を所定周波数の電波に変調して送信アンテナを介して送信するためのものであるが、受信回路は携帯機Zとの関係では、携帯機から送信されてくるIDコード信号を受信するためのもので、該受信回路は前記IDコード信号を受信すると、その信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号をマイコンに出力する。中継制御装置Yと携帯機Xの双方向通信についても、低い周波数帯域(LF)と高い周波数帯域(VHF)に区別されている。
また受信回路は電池錠Xから発せられた動作結果信号又は実施形態によってはスタンバイである旨の信号(錠の状態信号)を乗せた高い周波数帯域の電波(VHF)を受信する。中継制御装置Yは受信回路を介して前記動作結果信号又は錠の状態信号を受信すると、その中継制御部は動作結果信号又は錠の状態信号であるか否かを判断する。
また認証手段34は、上位の情報管理装置が存在する場合には必ずしも必要ではないが、該認証手段34は、例えば中継送受信手段33が携帯機Zから取得したIDコード信号がマイコンのメモリに登録した情報と一致するか否かを判断する。そして、前記登録情報とIDコード信号が一致したならば、少なくとも起動信号を出力する。
そこで、マイコンを構成要素とする中継送受信手段33は、少なくとも起動信号(実施形態では起動信号に重ねて解錠信号も同時に又はタイミングを見計らって異時に)を外部に送信する。前記起動信号は、例えば低い周波数帯域(LF)に乗って幅広い領域に流れる。前述したように電池錠Xの制御手段20は、最終的に解錠信号を取得すると、ドアロック手段22に対して解錠駆動信号を出力するように制御する。その結果、電池錠Xのデッドボルト14は錠箱2内に後退する。
図5は、電気錠管理システム(1)の処理の流れの一例を簡単に示したものである。この図5では電池錠を「X」、中継制御装置を「Y」、携帯機を「Z」と簡略して示してある。
S1は中継制御装置Yから携帯機Zにクリエスト信号を送信した段階である。S2は携帯機Zから中継制御装置YにIDデータを送信した段階である(携帯機の呼応)。S3は中継制御装置Yから、例えば電池錠Xに起動信号と解錠信号を同時に送信した段階である。S4は電気錠の処理を示すもので、受信手段21aが電磁誘導により起動し、その後、制御手段20が最終的に解錠信号の適否を判断した上で電池錠を解錠状態にする段階である。S5は電池錠の送信手段21bが動作結果信号を外部に送信する段階である。
そして、S6は、送信手段21bが制御手段20の制御に基づいて中継制御装置Yに対して解錠した結果の動作結果信号、又は最初に起動信号のみ取得した実施形態如何によっては、次に解錠信号を受けることができるスタンバイOKの信号のいずれかを送信した後に、直ちに制御手段のモード切換え手段20aが起動モードから休止モードに切り換える(給電停止)段階である。
次に、図6を参照にして、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態の説明に当って、第1実施形態と同一の部分には同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
この第2実施形態の電気錠管理システム(1A)が第1実施形態の電気錠管理システム(1)と主に異なる点は、(a)必ずしも構成要件ではない携帯機Zに代えて、上位の情報管理装置Z1が有線方式40又は無線方式のいずれかによって中継制御装置Yと情報の通信が可能である点、(b)中継制御装置Yは認証手段を有しても良いが、中継制御装置Yは必ずしも認証手段を構成要件としない点、(c)上位の情報管理装置Z1は電池錠Xの施・解錠状態を監視する点、すなわち、情報管理装置が中継制御装置Yに対して、例えば解錠信号を送信し、中継制御装置Yは解錠信号を取得すると、起動信号及び解錠信号を電池錠Xに送信する点、であるから、情報管理装置Z1は電池錠Xから中継制御装置Yを介して、錠の状態信号、動作結果信号等を取得する点、(d)少なくとも有線方式又は無線方式のいずれかによって施・解錠に関する要求信号を取得した場合、又はタイマー回路48が作動した場合に於いて、施・解錠に関する指令信号を中継制御装置Yに送信する点である。
まず図6を参照にして情報管理装置Z1の各部を説明する。なお、本発明の情報管理装置Z1の各部の詳細な構成は、発明を限定するための特定要件ではないので、簡単に説明する。
41は通信部で、この通信部41は中継制御装置Yと施・解錠に関する指令信号、電池錠Xの動作結果信号等の情報通信を行う。42は制御部で、この制御部42は通信部41、記憶部43、識別情報読出部44、判定部45、表示部46等を制御する。前記記憶部43は電池錠の固有コード、ドアの識別コード、中継制御装置Yの識別コード、携帯機Xの固有のコード等を格納している。もちろん、前記電池錠の固有コードとドアの識別コードは関連付けられている。また中継制御装置Yの識別コードと電池錠の固有コードも関連付けられている。その他各コードは適宜に紐付けされている。
また前記識別情報読出部44は通信部41が外部から携帯機Xや中継制御装置Yから固有のコードと共に、例えば解錠要求信号を取得したときには、記憶部43から前記固有のコードに対応する情報を読み出す。前記判定部45は識別情報読出部44が読み出した情報と通信部41に送られてきた前記固有のコード(例えば携帯機XのSIMカードの固有番号、電池錠の製造番号、ドアの識別コード、中継制御装置Yの識別コードなど)を照合し、少なくとも2以上の固有のコードが同一であれば、認証が成功したと判定し、判定結果を制御部42に出力する。
表示部(タッチパネルも含む)46は制御部42に制御された情報を表示画面に表示する。入力部47はキー、音声、無線、RFIDタグの属性情報等を入力する。タイマー回路48はトリガーの機能を有し、例えばAM7時など、特定の時間になると、制御部42に解錠信号を、通信部41を介して中継制御装置Yに送信させるようにする(例えば学校の門扉に電池錠が設置されている場合)。
以上のように第2実施形態では、上位の情報管理装置Z1が下位の中継制御装置Yに対して、例えば解錠信号を送信すると共に、電池錠Xの施・解錠状態を監視する。
ところで、本発明の各実施形態の基本的な段階を要約すると、第1段階では中継制御装置Yから直接的に電池錠Xに「解錠信号」を送信する(第1実施形態)、又は上位の情報管理装置Z1から中継制御装置Yを介して間接的に電池錠Xに「解錠信号」を送信する(第2実施形態)するが、この第1段階では、(イ)まず「起動信号(電磁誘導の元種となるバースト信号)」のみを送信する場合と、(ロ)前記起動信号に暗号化された「解錠信号」を重畳させたものを送信する場合がある。
次に第2段階では、電池錠Xが中継制御装置Yから起動信号を取得すると、その受信手段21aは起動信号がノイズか、それとも正しいか否かを判断する。この第2段階では、電池錠Xは自己の電池6を全く使用しない。そして、前記第1段階が前記(イ)の態様の場合には、適否の判定後に「肯定」であれば起動信号を制御手段21に出力し、一方、前記第1段階が前記(ロ)の態様の場合には、受信手段21aが解錠信号の適否を判断するのではなく、解錠信号の適否は制御手段21が判定処理するので、起動信号及び解錠信号の両方の信号を制御手段21に出力する。
次に第3段階では、第1段階が前記(イ)の態様の場合には、起動信号が正しいことを条件として制御手段21及び送信手段21bは電池6から給電を受けるので、解錠信号を受け取ることができる状態であることを中継制御装置Yに知らせるために、制御手段21は例えばスタンバイOKの信号を送信手段21bから出力するように制御する。この場合実施形態如何によっては、中継制御装置Yは電池錠Xの制御手段21の起動するタイミングを見計らって、電磁誘導で暗号化された解錠信号を出すように構成しても良いし、又は中継制御装置Yは電池錠XからスタンバイOKの信号が来てから前記解錠信号を出すように構成しても良い。さらに第1段階が前記(イ)の態様の場合には、色々なプログラムや遅延回路を設計することが可能である。
例えば制御手段21が起動したらランダムなチャレンジコードを生成して、該チャレンジコードを送信手段21bから出力し、中継制御装置Yは電池錠Xから電波に乗ったチャレンジコードを受信したならば、当該チャレンジコードに対するレスポンスコードを生成し、電磁誘導でレスポンスコードを電池錠Xに送信するという具合である。このように中継制御装置Yと電池錠Xの情報の通信態様が当業者に容易である場合に於いて、本発明の本質的事項に影響を与えない実施形態は、本発明の射程距離の範囲内である。
最終段階では、制御手段20は解錠信号の適否について判定処理をし、解錠信号が正しければドアロック手段22を電池6の電力を利用して電池錠Xを解錠するが、望ましい形態として、送信手段21bは制御手段20の制御に基づいて中継制御装置Yに対して、少なくとも動作結果信号、又は制御手段20が解錠信号を取得する前にスタンバイOKの信号のいずれかを送信すると、制御手段のモード切換え手段20aは、起動モードから休止モードに切り換える。
以上の説明を踏まえ、図7は起動信号と解錠信号が異時の場合における電気錠管理システムの処理の流れを示した説明図である。図5のシーケンス説明図と比較すれば明らかなように、図7は中継制御装置Yから電池錠Xに起動信号のみを送信し(S3)、電池錠Xが当該起動信号を正しいと判断した場合に制御手段20に起動信号(トリガー信号)を与えるものである。
すなわち、制御手段20は電池錠Xの受信手段21aから前記起動信号(トリガー信号)を受取ると、モード切換え手段20aにより目覚め、電池30の電力を利用して送信手段21bを制御し、「スタンバイOK信号」を送信手段21bから送信する(S5)。
そして、制御手段20は電池錠Xに「スタンバイOK信号」を送信するように送信手段21bを制御した後、前記モード切換え手段20aにより再び休眠状態となっても良いし、そのまま目覚め状態でも良いが、いずれにせよ、中継制御装置Yは電池錠Xから、例えば「スタンバイOK信号」を受取ると、該スタンバイOK信号の適否を判断した後、或いは判断をせず、解錠信号を電池錠Xに送信する(S6)。電池錠Xは解錠信号を受信手段21aで取得すると、受信手段21aは該解錠信号を制御手段20に与える。制御手段20は判定部20bで解錠信号の適否を判断し、「肯定」であればドアロック手段22を解錠するように制御する(S7)。その余のステップ(S8、S9)は、図5に示した処理と同様である。なお、図7のS1乃至S9のステップの詳細は重複するので割愛する。
本発明は、建具及び錠前の技術分野で利用される。
1、1A…電気錠システム、X…電池錠、Y…中継制御装置、Z…携帯機、Z1…情報管理装置、2…錠箱、6…電池、20…制御手段、20a…モード切換え手段、20b…判定部、21…送受信手段、21a…受信手段、21b…送信手段、22…ドアロック手段、27…待ち受け状態の受信機能、28…IDデータ送信機能、30…電池、31…プラグ、32…コード、33…中継送受信手段、14…デッドボルト、15…シリンダ。

Claims (7)

  1. 少なくとも携帯機又は情報管理装置のいずれかと、建物のドアに配置され電池を電源として電気的に作動する電池錠と、この電池錠及び前記携帯機又は情報管理装置のいずれか間に介在する中継制御装置から成る電気錠管理システムであり、前記電池錠は、前記中継制御装置から電磁波エネルギーを有する電波を得ることにより前記電池から電力を得ることなく電磁誘導の起電力により起動する受信手段と、該受信手段から起動信号を取得すると、モード切換え手段により休止モードから起動モードに切り換って前記電池から給電を受ける制御手段及び送信手段を備え、前記制御手段は前記中継制御装置を介して外部から送信されてきた解錠信号の適否を判定処理し、当該解錠信号が正しければ、ドアロック手段に対して解錠駆動信号を出力するように制御することを特徴とする電気錠管理システム。
  2. 請求項1に於いて、中継制御装置は、電池錠とは別個の電源又は電源用のプラグかのいずれかを有することを特徴とする電気錠管理システム。
  3. 請求項1に於いて、中継制御装置が直接又は情報管理装置が中継制御装置を介して間接的に解錠信号を送信することを特徴とする電気錠管理システム。
  4. 請求項1に於いて、携帯機はカード状の物、携帯電話型の物のいずれかであることを特徴とする電気錠管理システム。
  5. 請求項1に於いて、携帯機は携帯電子キーであり、筺体としての扁平状摘み部と、該扁平状摘み部の中にその基端部が固定的に支持されたブレード部分とから成ることを特徴とする電気錠管理システム。
  6. 請求項1に於いて、送信手段は制御手段の制御に基づいて中継制御装置に対して、少なくとも動作結果信号又は制御手段が解錠信号を取得する前にスタンバイOKの信号のいずれかを送信すると、前記制御手段のモード切換え手段は、起動モードから休止モードに切り換えることを特徴とする電気錠管理システム。
  7. 請求項1に於いて、無線信号は、命令を運ぶ低い周波数帯域と、IDデータを運ぶ高い周波数帯域に区別されていることを特徴とする電気錠装置。
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