JP2015013338A - ジョーを自動交換するワーク把持装置。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】チャック部へ駆動力を伝達するシリンダー部が、チャックのジョーへの作用力を発生させる第一シリンダー部と、チャックのプランジャ部のチャック後方へ移動させる作用力を発生させる第二シリンダー部を有し、前記チャック部がチャックボディの後方側へ空部を備え、該空部が後方へ移動されたプランジャ部を収納し、第2シリンダー部の作用力によりマスタージョーとプランジャ部が分離可能になされていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
これに答えるため、工作機械に取り付けられるワーク把持装置においても、ワークを把持するチャックのジョーをワークの大きさや形状に応じて交換する際に、人手を解さず自動的に交換することが可能となるワーク把持装置が種々提案されている。
この爪係脱装置は、チャック外方に設けられた爪外しシリンダーの動作により、爪の着脱のロック及び解除を行なっており、チャックを駆動するシリンダーによるチャックの動作とは別の動作で爪の着脱が行なわれている。
そのため、チャック動作と爪の交換とが共動して行なわれていないので、チャックの爪の着脱動作を安全に確実に行なうことができないという課題がある。
本発明の実施例に係るワーク把持装置を図1〜4を用いて説明する。
図1に示すように、本発明のワーク把持装置は、ワーク25を把持するチャック部1と、チャック部1の駆動源となるシリンダー部4から構成されている。
ジョーの自動交換の際には、前記ソフトジョー2とマスタージョー3を一体としたジョーを交換することとなる。
マスタージョー3は、図示しない係合溝によって、チャック半径方向へスライド移動可能となされ、外部に自動交換装置により交換可能となる。
シリンダー部4の駆動により軸心方向へ前後動するドローパイプ26の動作に伴い、プランジャ部9は、チャック内部を軸心方向へ前後動する。
このプランジャ部9はドローナット15に係合するプランジャ27と、断面図には示されていないが、プランジャと係合し楔部でマスタージョー3と摺動可能に嵌合されるウエッジプランジャ28で構成されている。
ウエッジプランジャ28の移動により、マスタージョー3が半径方向へ移動可能になされている。
この空部8へプランジャ部9を収納することによりプランジャ部9の後方への移動を大幅に許容することができる。
ロックピン10は、常時マスタージョー側へ押圧されるように付勢手段としてバネ11が設けられている。
解除ピン12は、ロックピン10に係合されており、解除ピン12に設けられた傾斜面13と、ロックピン10に設けられたテーパ面14が接するように係合され、これら傾斜面13とテーパ面14は解除ピン12の前後及び図中上下の各々の接合部位で構成されている。
プランジャ部9がチャックボディ7の空部8へ収納されると、前述の解除ピン12のプランジャ部9へ当接しなくなり、解除ピン12が半径方向内方へ移動されるようになされ、解除ピン12の移動によりロックピン10のマスタージョー側への移動の抑止を解除されることになる。
シリンダー部4は、チャック部1とはドローパイプ26を介して接続されている。
本発明のシリンダー部4は、2つのシリンダーを組み合わせており、第一シリンダー部5と第二シリンダー部6で構成されている。
シリンダー本体17には、内方の中空部位に中間壁21を備えて、第一ピストン室19と第二ピストン室22が形成されている。
第一ピストン部20の後方部位は、軸心方向後方へ延長された軸部18を形成しており、第二ピストン室22を貫通して設けられている。
第二ピストン部23は、第一ピストン部20の軸部18に貫通されて摺動可能に設けられており、第二ピストン部23の前端部位はシリンダー本体17の中間壁21を越えて第一ピストン室19内へ突出して設けられるストッパ部24を形成し、第一ピストン部20のつば部29の後部に当接でき、第一ピストン部20の後方への移動を抑止するようになされている。
そのため、第二シリンダー部6の駆動により、第一シリンダー部5の移動範囲を調整するようになっている。
前述の第一シリンダー部5と第二シリンダー部6は、各々別系統の圧力配管に接続されており、夫々独立して駆動できる。
図2に示すように、チャック部1がソフトジョー2によりワーク25の把持、解除を行なう際には、シリンダー部4は、第二シリンダー部6の第二ピストン部23がチャック部側最前方へ移動されており、第二ピストン部23のストッパ部24が第一ピストン室19内へ突出している。
そのため、第一ピストン部20を後方側へ移動するとストッパ部24の突出部分に当接して、ストッパ部24が第一ピストン部20の後方側への移動を抑制することになり、第一シリンダー部5の第一ピストン部20の摺動範囲を小さくする。
この第一ピストン部20の軸心方向の前後移動範囲でドローパイプ26を介してチャック部1のプランジャ部9の駆動力を伝達する。
プランジャ部9に伝達された軸方向の移動は、プランジャ部9の楔作用によりマスタージョー3の半径方向の移動に変換され、ソフトジョー2の半径方向の移動によりワークの把持、解除が行なわれる。
まず、第一ピストン部20を軸心方向最後方へ移動させる。この時第二ピストン部23は軸心方向最前方に移動されている状態にあるため、第一ピストン部20は第二ピストン部23に当接し、後方への移動が抑制されている。
第一ピストン部20が、後方へ移動すると、ドローパイプ26を介してプランジャ部9がよりチャック後方へ移動される。チャック後方に移動したプランジャ部9は、チャックボディ7の空部8へ収納される。
プランジャ部9が後方へ移動すると、プランジャ部9の外周面へ当接することでチャック半径内方への移動を規制されていた解除ピン12は、プランジャ部9との当接がなくなりチャック半径方向内方へ移動を促される。
解除ピン12がチャック半径方向内方へ移動すると、解除ピン12とは傾斜面で係合しているロックピン10はバネ11によってマスタージョー側へ付勢されているので、解除ピンによる移動の抑止が解除されてマスタージョー側へ移動する。
マスタージョー側へ移動したロックピン10は、マスタージョー3に設けられた係止孔16へ嵌合し、ロックピン10を介してチャック部1とマスタージョー3とが係合されマスタージョー3の固定が行なわれる。
このジョー交換の際には、別途装置による解除ピン12の移動によりロックピン10のチャック後方への移動を行ない、マスタージョー3の係止孔16への嵌合を外し、マスタージョー3とチャック部1との一体化を解除することでジョーの取り外すことを可能とする。
そして別途装置によるジョーの交換を行ない、前述とは逆の動作により、交換後の新たなジョーがチャック部1へ取り付けられ、ワーク25の把持、解除を行なうことが出来る。
そして、第二シリンダー部6の駆動により、第一シリンダー部5の移動範囲における最後方部を後方側へ拡大すること及びチャックボディ7の後方へプランジャ部9を収納することができるの空部8を設けることにより、プランジャ部9の移動範囲を大きくでき、プランジャ部9のマスタージョー3との分離をシリンダー部4の駆動と連動して行なうことが可能となる。これにより、ジョーの自動交換作業を安全確実に行なうことが出来る。
なお、本発明の実施において、前述の実施例の構成に必ずしも限定されるものではない。本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、もちろん、種々の改変が可能である。
2 ソフトジョー
3 マスタージョー
4 シリンダー部
5 第一シリンダー部
6 第二シリンダー部
8 空部
9 プランジャ部
10 ロックピン
11 バネ
12 解除ピン
20 第一ピストン部
23 第二ピストン部
26 ドローパイプ
Claims (3)
- ジョーを自動交換するワーク把持装置であって、ワークを把持するチャック部と、該チャック部へ駆動力を伝達するシリンダー部を備え、前記シリンダー部が、チャックのプランジャ部への作用力を発生させる第一シリンダー部と、プランジャ部をチャック後方へ移動させる際に第一シリンダー部の移動範囲を調整する第二シリンダー部を有し、前記チャック部がチャックボディの後方側へ空部を備え、該空部が後方へ移動されたプランジャ部を収納し、第二シリンダー部の駆動によりマスタージョーとプランジャ部が分離可能になされていることを特徴とするワーク把持装置。
- 前記チャック部が、チャックボディの内方へ設けられ、マスタージョーと係止することでチャックボディとマスタージョーを固定するロックピンを有し、該ロックピンが、プランジャ部の空部への移動に伴って、固定の解除を行なうことを特徴とする請求項1に記載のワーク把持装置。
- 前記チャック部が、ロックピンをマスタージョー側へ押圧する付勢手段と、ロックピンへ傾斜面で係合し、マスタージョー側への移動を抑止する解除ピンを有し、該解除ピンが、プランジャ側へ押圧されてプランジャと当接して係止されており、前記プランジャ部の空部への移動により解除ピンのプランジャ部への当接が開放されて、ロックピンのマスタージョー側への移動の抑止が解除されることを特徴とする請求項2に記載のワーク把持装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013141126A JP6208482B2 (ja) | 2013-07-04 | 2013-07-04 | ジョーを自動交換するワーク把持装置。 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020066566A1 (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 株式会社北川鉄工所 | チャック装置 |
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2013
- 2013-07-04 JP JP2013141126A patent/JP6208482B2/ja active Active
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